JPS5943352Y2 - ブ−ム固定装置 - Google Patents
ブ−ム固定装置Info
- Publication number
- JPS5943352Y2 JPS5943352Y2 JP4048280U JP4048280U JPS5943352Y2 JP S5943352 Y2 JPS5943352 Y2 JP S5943352Y2 JP 4048280 U JP4048280 U JP 4048280U JP 4048280 U JP4048280 U JP 4048280U JP S5943352 Y2 JPS5943352 Y2 JP S5943352Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- hook
- bracket
- pin
- upper support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
一般に港湾荷役用橋形クレーンの起伏式ブームは、休止
時にブームを起こし、上部支柱からノックによって固定
する構造となっていたが、風速が強くなると風向きによ
ってはフックの間隙(遊び)があるため、風圧によりか
なりの揺動現象を起こし、ブーム本体及び付属機器等が
振動又は衝撃等によって損傷する危険があった。
時にブームを起こし、上部支柱からノックによって固定
する構造となっていたが、風速が強くなると風向きによ
ってはフックの間隙(遊び)があるため、風圧によりか
なりの揺動現象を起こし、ブーム本体及び付属機器等が
振動又は衝撃等によって損傷する危険があった。
そして最近はそのための要因によって多くの事故が発生
しているため、事故の減少が要望されていた。
しているため、事故の減少が要望されていた。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案されたも
ので、ブームを完全に固定することにより損傷事故を未
然に防止することができるブーム固定装置を提供せんと
するものである。
ので、ブームを完全に固定することにより損傷事故を未
然に防止することができるブーム固定装置を提供せんと
するものである。
以下本考案の実施例を図面について説明すると、第1図
は本考案の実施例を示すブーム固定装置を装備してなる
橋形クレーンの正面図で、1はクレーンの俯仰ブーム、
2はクレーンの上部支柱で、同上部支柱の上方部にはフ
ック装置4と、これと係合するよう俯仰ブーム1上に固
着されたブラケット5とよりなる固定装置3が取付けら
れている。
は本考案の実施例を示すブーム固定装置を装備してなる
橋形クレーンの正面図で、1はクレーンの俯仰ブーム、
2はクレーンの上部支柱で、同上部支柱の上方部にはフ
ック装置4と、これと係合するよう俯仰ブーム1上に固
着されたブラケット5とよりなる固定装置3が取付けら
れている。
6は俯仰ブーム支持リンク、Tは俯仰用のワイヤである
。
。
なお、第1図では説明を分り易くするため、クレーンの
巻上索条は省略しである。
巻上索条は省略しである。
第2図は第1図のA−A矢視図で、固定装置3用のブラ
ケット5,5は、l対のブーム1,1上に夫々支持リン
ク6.6とクレーンしない配置で取付けてあり、ブーム
1の伸動の際のブラケット5゜5と係合する配置で、前
記フック装置4,4が上部支柱2の上方部に2組設けで
ある。
ケット5,5は、l対のブーム1,1上に夫々支持リン
ク6.6とクレーンしない配置で取付けてあり、ブーム
1の伸動の際のブラケット5゜5と係合する配置で、前
記フック装置4,4が上部支柱2の上方部に2組設けで
ある。
第3図は第1図の俯仰プーム1を2点鎖線の如く起こし
た状態に於ける固定装置3部分の拡大図で、この第3図
の平面図を第4図に示す。
た状態に於ける固定装置3部分の拡大図で、この第3図
の平面図を第4図に示す。
図に於いてフック装置4は基部を上部支柱2に枢支8し
たフック9と、このフック9を押上げる押上機10と、
上部支柱2に取付けられたブラケット11及び軸受12
を介してフック9の下に保持した回動形ストッパ13と
、そのストッパ13を回動させるブラケット11側部に
揺動可能に支持されたパワーシリンダ14とからなる。
たフック9と、このフック9を押上げる押上機10と、
上部支柱2に取付けられたブラケット11及び軸受12
を介してフック9の下に保持した回動形ストッパ13と
、そのストッパ13を回動させるブラケット11側部に
揺動可能に支持されたパワーシリンダ14とからなる。
また俯仰ブーム1側のブラケット5は、上側先端にフッ
ク9と係合するピン15を設け、下部側の奥にはやや下
向きに傾斜させて前記回動形ストッパ13と係合するよ
うに設けた当り面16を備えている。
ク9と係合するピン15を設け、下部側の奥にはやや下
向きに傾斜させて前記回動形ストッパ13と係合するよ
うに設けた当り面16を備えている。
17はフック9の鉤部9aの側面に取付けたロック検出
用のリミットスイッチ、18は上部支柱2側のブラケッ
ト11の先端下部に取付けたストッパ開放検出用のリミ
ットスイッチであるO 前記押上機10は上部支柱2に設けたブラケット19上
に取付けられ、上向きに伸びるロッド20の上端に一対
のリンク片21の一端を連結し、そのリンク片21の他
端の長孔22内にフック9の腹部に植込んだピン23を
遊嵌させており、押上機10が駆動されたとき、ロッド
20の伸出しでフック9を第3図の実線位置から2点鎖
線位置へ押上げ、押上機10が駆動停止してリンク片2
1が図面位置に復帰した時には、ピン23が長孔22に
ガイドされ、フック9が実線位置へ自重により自動的に
戻るようにされている。
用のリミットスイッチ、18は上部支柱2側のブラケッ
ト11の先端下部に取付けたストッパ開放検出用のリミ
ットスイッチであるO 前記押上機10は上部支柱2に設けたブラケット19上
に取付けられ、上向きに伸びるロッド20の上端に一対
のリンク片21の一端を連結し、そのリンク片21の他
端の長孔22内にフック9の腹部に植込んだピン23を
遊嵌させており、押上機10が駆動されたとき、ロッド
20の伸出しでフック9を第3図の実線位置から2点鎖
線位置へ押上げ、押上機10が駆動停止してリンク片2
1が図面位置に復帰した時には、ピン23が長孔22に
ガイドされ、フック9が実線位置へ自重により自動的に
戻るようにされている。
即ち、押上機10が自動復帰した第3図の実線状態でフ
ック9は、9ンク21の長孔22が許す範囲の上下動が
出来る状態にある。
ック9は、9ンク21の長孔22が許す範囲の上下動が
出来る状態にある。
一方ストツパ13は、一対の軸受12,12で支えた軸
24上に固着されているストッパアーム25と、軸24
端に固着した操作レバー26を有すると共に、同操作レ
バー26をパワーシリンダ14のロッド端に軸27で連
結し、かつストッパアーム25の先端に前記ブラケット
5に設けた当り面16に係合する傾斜した係合面28を
備えている。
24上に固着されているストッパアーム25と、軸24
端に固着した操作レバー26を有すると共に、同操作レ
バー26をパワーシリンダ14のロッド端に軸27で連
結し、かつストッパアーム25の先端に前記ブラケット
5に設けた当り面16に係合する傾斜した係合面28を
備えている。
またパワーシリンダ14はシリンダ胴部中央をブラケッ
ト11側部に水平ピン29で支持している。
ト11側部に水平ピン29で支持している。
次に作用を説明すると、俯仰ワイヤ7の巻き込みでブー
ム1が起き上って来ると、同ブーム1上のブラケット5
端のピン15がフック9の頭部と接して同フック9を押
上げ、ピン15がフック9の鉤部9aを越えて起き上る
と、フック9頭部がピン15上に落ち、ワイヤ7を少し
緩めることによってフック9の鉤部9aとピン15が嵌
り合う。
ム1が起き上って来ると、同ブーム1上のブラケット5
端のピン15がフック9の頭部と接して同フック9を押
上げ、ピン15がフック9の鉤部9aを越えて起き上る
と、フック9頭部がピン15上に落ち、ワイヤ7を少し
緩めることによってフック9の鉤部9aとピン15が嵌
り合う。
フック9とピン15の嵌合は、リミットスイッチ17で
検出さb5それによってパワーシリンダ14が縮む方向
に駆動されストッパアーム25が第3図の矢印30めよ
うに同町し、アーム25先端の係合面28をブラケット
5上の当り面16に押当てる。
検出さb5それによってパワーシリンダ14が縮む方向
に駆動されストッパアーム25が第3図の矢印30めよ
うに同町し、アーム25先端の係合面28をブラケット
5上の当り面16に押当てる。
従ってこの状態の時、第3図に於いてブーム1の左方向
への動きは、ピン15とフック9を経て上部支柱2によ
り制限され、またブーム1の右方向への動きは当り面1
6、ストッパアーム25、軸24、軸受12、ブラケッ
ト11を経て上部支柱2により制限される。
への動きは、ピン15とフック9を経て上部支柱2によ
り制限され、またブーム1の右方向への動きは当り面1
6、ストッパアーム25、軸24、軸受12、ブラケッ
ト11を経て上部支柱2により制限される。
またブーム1を降す時には、パワーシリンダ14を伸ば
す方向へ駆動して行う。
す方向へ駆動して行う。
即ち、パワーシリンダ14のロッドを伸ばすと、ストッ
パアーム25が矢印30の逆向きに回動して保合面28
が当り面16より外され、リミットスイッチ18により
ストッパアーム25の開放を検出する。
パアーム25が矢印30の逆向きに回動して保合面28
が当り面16より外され、リミットスイッチ18により
ストッパアーム25の開放を検出する。
その後ワイヤ7の僅かな巻き込みでピン15をフック9
の鉤部9aから第3図の右方向へ外し、押上機10の伸
ばす方向への駆動でフック9を2点鎖線のように押上げ
、ワイヤ7の巻出しでブーム1を俯動させて行く。
の鉤部9aから第3図の右方向へ外し、押上機10の伸
ばす方向への駆動でフック9を2点鎖線のように押上げ
、ワイヤ7の巻出しでブーム1を俯動させて行く。
次いで押出機10とフック9は自動的に元の位置に復帰
してブーム1の次の伸動に備える。
してブーム1の次の伸動に備える。
以上詳細に説明した如く本考案は構成されているので、
ブームに固定されたブラケットのピンとフックの鉤部が
係合した状態で、ブラケットの当り面と上部支柱に取付
けたブラケットに支持されている軸に固定したストッパ
アームの係合面を係合させると、強風の場合にもブーム
が振動するようなことはなく、振動又は衝撃によってブ
ームが損傷するような欠点はない。
ブームに固定されたブラケットのピンとフックの鉤部が
係合した状態で、ブラケットの当り面と上部支柱に取付
けたブラケットに支持されている軸に固定したストッパ
アームの係合面を係合させると、強風の場合にもブーム
が振動するようなことはなく、振動又は衝撃によってブ
ームが損傷するような欠点はない。
又ブームを俯動させる場合にはパワーシリンダを作動さ
せてストッパアームを回動させ、その係合面とブーム側
のブラケットの当り面との係合を解除すると共に、フッ
クの鉤部とピンとの係合を外して容易にブームを俯動さ
せることができる。
せてストッパアームを回動させ、その係合面とブーム側
のブラケットの当り面との係合を解除すると共に、フッ
クの鉤部とピンとの係合を外して容易にブームを俯動さ
せることができる。
第1図は本考案の実施例を示すブーム固定装置の全体を
示す正面図、第2図は第1図のA−A拡大矢視図、第3
図は第1図に於ける要部の拡大詳細図、第4図は第3図
の平面図である・ 図の主要部分の説明、1・・・・・・ブーム、2・・・
・・・上部支柱、3・・・・・・固定装置、4・・・・
・・フック装置、5・・・・・・ブラケット、7・・・
・・・ワイヤ、8・・・・・・フックの枢支点、9・・
・・・・フック、9a・・・・・・鉤部、10・・・・
・・押上機構、11・・・・・・ブラケット、13・・
・・・・ストッパ、14・・・・・・パワーシリンダ、
15・・・・・・ピン、16・・・・・・当り面、21
・・・・・・リンク片、22・・・・・・長孔、23・
・・・・・ピン、24・・・・・・軸、25・・・・・
・ストッパアーム、2B・・・・・・係合面。
示す正面図、第2図は第1図のA−A拡大矢視図、第3
図は第1図に於ける要部の拡大詳細図、第4図は第3図
の平面図である・ 図の主要部分の説明、1・・・・・・ブーム、2・・・
・・・上部支柱、3・・・・・・固定装置、4・・・・
・・フック装置、5・・・・・・ブラケット、7・・・
・・・ワイヤ、8・・・・・・フックの枢支点、9・・
・・・・フック、9a・・・・・・鉤部、10・・・・
・・押上機構、11・・・・・・ブラケット、13・・
・・・・ストッパ、14・・・・・・パワーシリンダ、
15・・・・・・ピン、16・・・・・・当り面、21
・・・・・・リンク片、22・・・・・・長孔、23・
・・・・・ピン、24・・・・・・軸、25・・・・・
・ストッパアーム、2B・・・・・・係合面。
Claims (1)
- ワイヤを介して俯仰可能で上面にブラケットが固着され
たブーム、同ブームの伸動の際前記ブラケットに設けた
ピンに係合する鉤部を有し、上部支柱に自重で先端が下
降可能に基部を枢着すると共に、前記鉤部とピンを係合
させることにより前記ブームを上部支柱に固定するフッ
ク、同フックを前記枢着点を支点にして押上げ回動させ
る押上機構、前記上部支柱に取付けたブラケットに支持
してなる軸に固定され、前記ブーム側のブラケットに設
けられた当り面に当接して前記ブームの伸動を制限する
係合面を有するストッパアーム、前記上部支柱側のブラ
ケットに揺動可能に支持され、前記ストッパアームを前
記軸を介し回動させてその保合面と前記当り面との保合
を外すパワーシリンダとよりなることを特徴とするブー
ム固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048280U JPS5943352Y2 (ja) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | ブ−ム固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048280U JPS5943352Y2 (ja) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | ブ−ム固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56144077U JPS56144077U (ja) | 1981-10-30 |
JPS5943352Y2 true JPS5943352Y2 (ja) | 1984-12-21 |
Family
ID=29635883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4048280U Expired JPS5943352Y2 (ja) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | ブ−ム固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943352Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104310232A (zh) * | 2014-11-06 | 2015-01-28 | 苗健 | 变幅式龙门吊装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5895091A (ja) * | 1981-12-02 | 1983-06-06 | 株式会社日立製作所 | クレ−ンの起伏ブ−ム固定装置 |
JPS59137269U (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-13 | 石川島播磨重工業株式会社 | 橋型クレ−ン等のブ−ム固定装置 |
JPS6081997U (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-06 | 川崎重工業株式会社 | クレ−ンブ−ムの繋留装置 |
JP4811896B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-11-09 | Ihi建機株式会社 | タワークレーンのジブ固定装置 |
-
1980
- 1980-03-27 JP JP4048280U patent/JPS5943352Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104310232A (zh) * | 2014-11-06 | 2015-01-28 | 苗健 | 变幅式龙门吊装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56144077U (ja) | 1981-10-30 |
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