JPH0638070Y2 - マスト装置 - Google Patents

マスト装置

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JPH0638070Y2
JPH0638070Y2 JP8381989U JP8381989U JPH0638070Y2 JP H0638070 Y2 JPH0638070 Y2 JP H0638070Y2 JP 8381989 U JP8381989 U JP 8381989U JP 8381989 U JP8381989 U JP 8381989U JP H0638070 Y2 JPH0638070 Y2 JP H0638070Y2
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JP
Japan
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mast
fixed
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rope
moving
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Inventor
信夫 杉田
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東洋運搬機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばフォークリフト等の荷役車両に適用さ
れるマスト装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種のマスト装置としては、例えば実開昭52-4
676号、実開昭52-4677号(実公昭54-16435号)に記載さ
れたものが知られている。
これは、基本的には、固定マストと、固定マストに昇降
可能に設けた移動マストと、移動マストに昇降可能に設
けた昇降体と、固定マストに対して移動マストを昇降さ
せるリフトシリンダと、移動マストの上部に軸設した上
部案内車と、固定側と昇降体との間に設けられて上部案
内車に掛渡された上部索条と、移動マストの下部に軸設
した下部案内車と、固定側と昇降体との間に設けられて
下部案内車に掛渡された下部索条と、から構成されてい
る。
而して、この様なものは、本来は、リフトシリンダを複
動型にすると共に、下部案内車と下部索条を追加する事
に依り昇降体を強制的に下動するものであるが、下部案
内車と下部索条を備えているので、昇降体の遊動、とり
わけ上下運動をある程度抑制する事ができる。
ところが、この様なものは、下部索条が単に固定側と昇
降体との間に設けられて下部案内車に掛渡されているだ
けであつたので、弛緩し易く、昇降体の遊動を適確に抑
制する事ができなかつた。
この為、この様なマスト装置を荷役車両に装着して例え
ば悪路を走行した場合には、昇降体が遊動する事に依り
騒音が発生するという難点があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創
案されたもので、その目的とする処は、昇降体の遊動に
依る騒音を防止する様にしたマスト装置を提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案のマスト装置は、固定マストと、固定マストに昇
降可能に設けた移動マストと、移動マストに昇降可能に
設けた昇降体と、固定マストに対して移動マストを昇降
させるリフトシリンダと、移動マスト又はリフトシリン
ダの上部に軸設した上部案内車と、固定側と昇降体との
間に設けられて上部案内車に掛渡された上部索条と、移
動マストの下部に軸設した下部案内車と、固定側と昇降
体との間に設けられて下部案内車に掛渡された下部索条
と、下部索条を緊張させる弾性体と、から構成した事に
特徴が存する。
(作用) リフトシリンダに依り固定マストに対して移動マストを
昇降させると、上部索条に依り移動マストに対して昇降
体が昇降する。
この時、昇降体は、昇降に支障なく下部索条に依り下方
に引張られていると共に、下部索条が弾性体に依り緊張
されているので、昇降体の遊動が適確に抑制される。
その結果、昇降体の遊動に依る騒音が防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の実施例に係るマスト装置を示す略式
側面図。第2図は、作動状態を示す同様図である。
マスト装置1は、固定マスト2、移動マスト3、昇降体
4、リフトシリンダ5、上部案内車6、上部索条7、下
部案内車8、下部索条9、弾性体10とからその主要部が
構成されている。
固定マスト2は、マスト装置1の基本部分を為すもの
で、この例では、フオークリフトの車体(図示せず)に
下部が前後傾可能に取付けてある。
而して、固定マスト2と車体との間には、固定マストを
前後傾させるテイルトシリンダ(図示せず)が介設して
ある。
移動マスト3は、固定マスト2に昇降可能に設けたもの
で、この例では、上部にストツパ11が設けてある。
移動マスト3と固定マスト2との間には、移動マスト3
の昇降を円滑にさせるエンドローラとサイドローラ(い
ずれも図示せず)が配設してある。
昇降体4は、移動マスト3に昇降可能に設けたもので、
この例では、リフトブラケツト12とフインガバー13とか
ら成り、フインガバー13にはフオーク14が懸架してあ
る。
昇降体4と移動マスト3との間には、昇降体4の昇降を
円滑にさせるエンドローラ15とサイドローラ(図示せ
ず)が配設してある。
リフトシリンダ5は、固定マスト2に対して移動マスト
3を昇降させるもので、この例では、単動型にしてあ
り、フリーリフト可能な如く、シリンダ本体16が固定マ
スト2に固定してあると共に、ピストンロツド17の先端
とストツパ11との間には所定のフリーリフト間隔Hが形
成してある。
上部案内車6は、移動マスト3又はリフトシリンダ5の
上部に軸設したもので、この例では、シーブにしてあ
り、ピストンロツド17の上部に軸設してある。
上部索条7は、固定側と昇降体4との間に設けられて上
部案内車6に掛渡されたもので、この例では、チエーン
にしてあり、一端が固定マスト2に止結してあると共
に、他端がリフトブラケツト12に止結してある。
下部案内車8は、移動マスト3の下部に軸設したもの
で、この例では、シーブにしてある。
下部索条9は、固定側と昇降体4との間に設けられて下
部案内車8に掛渡されたもので、この例では、チエーン
にしてあり、一端が固定マスト2に止結してあると共
に、他端が弾性体10を介してフインガバー13に止結して
ある。
而して、下部索条9と昇降体4との止結部は、上部索条
7と昇降体4との止結部よりも前方へ所定距離L、上方
へ所定距離hだけ偏位してある。
弾性体10は、下部索条9を緊張させるもので、この例で
は、引張スプリングにしてあり、下部索条9の他端とフ
インガバー13との間に介設してある。
次に、この様な構成に基づいて作用を述解する。
第1図は、昇降体4が降下した状態を示している。
この様な降下状態からリフトシリンダ5を伸長作動させ
ると、第2図に示す如く、ピストンロツド17がストツパ
11に当合するまでは、固定マスト2に対して移動マスト
3が上昇せずに上部索条7に依り移動マスト3に対して
昇降体4が上昇して所謂フリーリフトし、その後は、リ
フトシリンダ5に依り固定マスト2に対して移動マスト
3が上昇すると共に、上部索条7に依り移動マスト3に
対して昇降体4が上昇する。
この時、昇降体4は、上昇に支障なく下部索条9に依り
下方へ引張られていると共に、下部索条9が弾性体10に
依り緊張されている。
弾性体10は、降下状態では伸長されないと共に、フリー
リフト中は漸次伸長され、その後は伸長状態に保たれて
フリーリフトを可能にさせる役目も果している。
従つて、昇降体4は、上部索条7に依り吊下げられてい
るだけでなく、下部索条9に依り下方に引張られ、然も
下部索条9が弾性体10に依り緊張されているので、昇降
体4の遊動、つまり上下動や横軸廻りの回動が適確に抑
制される。
その結果、昇降体4の遊動に依る騒音が防止される。
又、下部索条9と昇降体4との止結部は、上部索条7と
昇降体4との止結部よりも前方へ所定距離L、上方へ所
定距離hだけ偏位してあるので、昇降体4に設けた上部
エンドローラ15が移動マスト3の前側に、下部エンドロ
ーラ15が移動マスト3の後側に夫々確実に常合して転動
し、昇降体4の遊動、とりわけ横軸廻りの回動が更に適
確に抑制される。
昇降体4を上昇状態から降下させる場合は、前述とは逆
の作用を為す。
尚、リフトシリンダ5は、先の実施例では、ピストンロ
ツド17を移動マスト3に直結せずに所謂フリーリフトで
きる様にしたが、これに限らず、例えば直結してフリー
リフトできない様にしても良い。
リフトシリンダ5は、先の実施例では、ピストンロツド
17を上にして設けたが、これに限らず、例えば逆にして
設けても良い。
上部案内車6は、先の実施例では、ピストンロツド17の
上部に軸設したが、これに限らず、例えば移動マスト3
の上部に軸設しても良い。
上部索条7は、先の実施例では、固定マスト2に止結し
たが、これに限らず、例えばリフトシリンダ5のシリン
ダ本体16に止結しても良い。
下部案内車8は、先の実施例では、シーブであつたが、
これに限らず、例えばプーリでも良い。
下部索条9は、先の実施例では、固定マスト2に止結し
たが、これに限らず、例えばリフトシリンダ5のシリン
ダ本体16に止結しても良い。
下部索条9は、先の実施例では、チエーンであつたが、
これに限らず、例えばロープでも良い。
下部索条9は、先の実施例では、昇降体4との止結部
を、上部索条7と昇降体4との止結部よりも前方へ所定
距離L、上方へ所定距離hだけ偏位させたが、これに限
らず、例えばいずれか一方だけ偏位させたり、いずれも
偏位させなかつたりしても良い。
弾性体10は、先の実施例では、引張スプリングであつた
が、これに限らず、例えば圧縮スプリングやゴム等でも
良い。
弾性体10は、先の実施例では、昇降体4と下部索条9と
の間に設けたが、これに限らず、例えば下部索条9の途
中に設けても良い。
弾性体10は、先の実施例では、下部索条9を直接緊張さ
せる様にしたが、これに限らず、例えば下部案内車8を
移動マスト3に昇降可能に設けると共に、この様にした
下部案内車8を常時下動すべく付勢し、所謂下部索条9
を間接的に緊張させる様にしても良い。
(考案の効果) 以上既述した如く、本考案に依れば、次の様な優れた効
果を奏する事ができる。
(1)固定マスト、移動マスト、昇降体、リフトシリン
ダ、上部案内車、上部索条、下部案内車、下部索条、弾
性体とで構成し、とりわけ弾性体を設けたので、昇降体
の遊動に依る騒音を防止する事ができる。
(2)弾性体を設けたので、昇降体に不用意な上昇衝撃
力が加わつても、これを緩衝する事ができる。
(3)弾性体を設けたので、フリーリフトさせる場合で
も、支障なくこれを行なわせる事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るマスト装置を示す略式
側面図。 第2図は、作動状態を示す同様図。 1……マスト装置 2……固定マスト 3……移動マスト 4……昇降体 5……リフトシリンダ 6……上部案内車 7……上部索条 8……下部案内車 9……下部索条 10……弾性体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定マストと、固定マストに昇降可能に設
    けた移動マストと、移動マストに昇降可能に設けた昇降
    体と、固定マストに対して移動マストを昇降させるリフ
    トシリンダと、移動マスト又はリフトシリンダの上部に
    軸設した上部案内車と、固定側と昇降体との間に設けら
    れて上部案内車に掛渡された上部索条と、移動マストの
    下部に軸設した下部案内車と、固定側と昇降体との間に
    設けられて下部案内車に掛渡された下部索条と、下部索
    条を緊張させる弾性体と、から構成した事を特徴とする
    マスト装置。
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