JP2004001941A - マスト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フォークリフト等の荷役車両に適用されるマスト装置に於て、走行時の車両振動に依る荷崩れを防止する。
【解決手段】固定マスト2と、これに昇降可能に設けられた移動マスト3と、これに昇降可能に設けられた昇降体4と、これに設けられて荷役作業を行なう荷役具5と、固定マスト2に対して移動マスト3を昇降させるリフトシリンダ6と、移動マスト6の上部に回転可能に設けられた案内車7と、固定側と昇降体4との間に設けられて案内車7に掛渡される索条8と、リフトシリンダ6と移動マスト3との間に介設されて振動を吸収する振動吸収手段9とで構成し、とりわけリフトシリンダ6と移動マスト3との間に振動を吸収する振動吸収手段9を介設する。
【選択図】 図1
【解決手段】固定マスト2と、これに昇降可能に設けられた移動マスト3と、これに昇降可能に設けられた昇降体4と、これに設けられて荷役作業を行なう荷役具5と、固定マスト2に対して移動マスト3を昇降させるリフトシリンダ6と、移動マスト6の上部に回転可能に設けられた案内車7と、固定側と昇降体4との間に設けられて案内車7に掛渡される索条8と、リフトシリンダ6と移動マスト3との間に介設されて振動を吸収する振動吸収手段9とで構成し、とりわけリフトシリンダ6と移動マスト3との間に振動を吸収する振動吸収手段9を介設する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばフォークリフト等の荷役車両に適用されるマスト装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のマスト装置としては、例えば実公昭61−26315号、特公平1−26720号、実用新案登録第2539893号等に記載されて図2に示したものが知られている。
当該マスト装置50は、基本的には、固定マスト51と、固定マスト51に昇降可能に設けられた移動マスト52と、移動マスト52に昇降可能に設けられた昇降体53と、昇降体53に設けられて荷役作業を行なう荷役具54と、固定マスト51に対して移動マスト52を昇降させるリフトシリンダ55と、移動マスト52の上部に回転可能に設けられた案内車56と、固定側と昇降体53との間に設けられて案内車56に掛渡される索条57と、から構成されている。
【0003】
而して、この様なものは、リフトシリンダ55を伸縮作動させると、固定マスト51に対して移動マスト52が昇降されると共に、案内車56と索条57に依り移動マスト51に対して昇降体53が昇降され、荷役具54に依り荷物Aが昇降される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この様なものは、リフトシリンダと移動マストが固定して連結されていたので、走行時の車両振動がリフトシリンダから移動マストを介して昇降体及び荷役具に伝達されて荷崩れを起す惧れがあった。又、振動に依りリフトシリンダの油圧回路に瞬時の高封入圧が作用して問題であった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、走行時の車両振動に依る荷崩れを防止すると共に、リフトシリンダの油圧回路に作用する瞬時の高封入圧を回避できる様にしたマスト装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のマスト装置は、基本的には、固定マストと、固定マストに昇降可能に設けられた移動マストと、移動マストに昇降可能に設けられた昇降体と、昇降体に設けられて荷役作業を行なう荷役具と、固定マストに対して移動マストを昇降させるリフトシリンダと、移動マストの上部に回転可能に設けられた案内車と、固定側と昇降体との間に設けられて案内車に掛渡される索条と、リフトシリンダと移動マストとの間に介設されて振動を吸収する振動吸収手段と、から構成した事に特徴が存する。
【0006】
リフトシリンダを伸縮作動させると、固定マストに対して移動マストが昇降されると共に、案内車と索条に依り移動マストに対して昇降体が昇降され、荷役具に依り荷物が昇降される。
走行時の車両振動がリフトシリンダに伝達されると、この振動が振動吸収手段に依り吸収される。
この為、走行時の車両振動がリフトシリンダから移動マストを介して昇降体及び荷役具に伝達される事がなくなり、これに依り荷崩れを防止する事ができる。
【0007】
振動吸収手段は、移動マストの上部に設けられたシリンダサポートと、シリンダサポートに形成されて下方が開放された凹部と、凹部に上下動可能に挿入されるリフトシリンダのピストンロッドと、凹部とピストンロッドとの間に介装されてピストンロッドを下方に付勢する圧縮スプリングとを備えているのが好ましい。この様にすれば、構造が極めて簡単でコストが余り掛からず、既存のものへも容易に適用できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のマスト装置を示す略式側面図である。
【0009】
マスト装置1は、固定マスト2、移動マスト3、昇降体4、荷役具5、リフトシリンダ6、案内車7、索条8、振動吸収手段9とからその主要部が構成されて居り、フォークリフト等の荷役車両に適用される。
【0010】
固定マスト2は、マスト装置1の基本部分を為すもので、この例では、フォークリフトの車体(図示せず)に下部が前後傾可能に取付けられている。
固定マスト2と車体との間には、固定マスト2を前後傾させるティルトシリンダ(図示せず)が介設されている。
【0011】
移動マスト3は、固定マスト2に昇降可能に設けられたもので、この例では、固定マスト2の内側に昇降可能に設けられている。
移動マスト3と固定マスト2との間には、図略しているが、移動マスト3の昇降を円滑にする為のエンドローラとサイドローラが配設されている。
【0012】
昇降体4は、移動マスト3に昇降可能に設けられたもので、この例では、図略しているが、左右のリフトブラケットとこれらに架設されたフィンガバーとを備えている。
昇降体4のリフトブラケットと移動マスト3との間には、図略しているが、昇降体4の昇降を円滑にする為のエンドローラとサイドローラが配設されている。
【0013】
荷役具5は、昇降体4に設けられて荷役作業を行なうもので、この例では、昇降体4のフィンガバーに懸架された左右のフォークにしてある。
【0014】
リフトシリンダ6は、固定マスト2に対して移動マスト3を昇降させるもので、この例では、シリンダ本体10とこれに対して伸縮移動可能なピストンロッド11とを備え、ピストンロッド11側を上にして、固定マスト2の下部と移動マスト3の上部に設けられた上下のシリンダサポート12間に介設されている。
【0015】
案内車7は、移動マスト3の上部に回転可能に設けられたもので、この例では、シーブにしてあり、ブラケット13を介して左右方向軸廻りに回転可能に軸設されている。
【0016】
索条8は、固定側と昇降体4との間に設けられて案内車7に掛渡されたもので、この例では、チェーンにしてあり、一端が固定マスト2の上部に設けられた止板14に止結されていると共に、他端が昇降体4のリフトブラケットに止結されている。
【0017】
振動吸収手段9は、リフトシリンダ6と移動マスト3との間に介設されて振動を吸収するもので、この例では、移動マスト3の上部に設けられたシリンダサポート12と、シリンダサポート12に形成されて下方が開放された凹部15と、凹部15に上下動可能に挿入されるリフトシリンダ6のピストンロッド11と、凹部15とピストンロッド11との間に介装されてピストンロッド11を下方に付勢する圧縮スプリング16とを備えている。
【0018】
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
リフトシリンダ6を伸縮作動させると、固定マスト2に対して移動マスト3が昇降されると共に、案内車7と索条8に依り移動マスト3に対して昇降体4及び荷役具5が昇降されて荷物Aが昇降される。
走行時の車両振動がリフトシリンダ6に伝達されると、この振動が振動吸収手段9の圧縮スプリング16に依り吸収される。
この為、走行時の車両振動がリフトシリンダ6から移動マスト3を介して昇降体4及び荷役具5に伝達される事がなくなり、これに依り荷役具5に積載された荷物Aの荷崩れを防止する事ができる。
又、振動に依り生じる瞬時の高封入圧を、振動吸収手段9の圧縮スプリング16に依り吸収できるので、リフトシリンダ6の油圧回路の保護も同時に行なえる。
【0019】
尚、 荷役具5は、先の例では、フォークであったが、これに限らず、例えばラムやバケット等でも良い。
案内車7は、先の例では、シーブであったが、これに限らず、例えばプーリ等でも良い。
索条8は、先の例では、固定マスト2に止結したが、これに限らず、例えばリフトシリンダ6のシリンダ本体10等に止結しても良い。
索条8は、先の例では、チェーンであったが、これに限らず、例えばワイヤ等でも良い。
振動吸収手段9は、先の例では、圧縮スプリング16を用いたが、これに限らず、例えば引張スプリングやゴム等でも良い。
振動吸収手段9は、先の例では、凹部15からピストンロッド11が抜け出るのを防止する所謂抜け止め手段を備えていなかったが、これに限らず、例えば実公平1−26720号や実用新案登録第2539893号等に記載されている如く、ピストンロッドに形成された環状溝と、これに掛合される抜け止めボルトとに依り所定距離だけ上下動可能で且つそれ以上の移動を阻止する抜け止め手段を備えたものでも良い。
【0020】
【発明の効果】
以上、既述した如く、本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 固定マスト、移動マスト、昇降体、荷役具、リフトシリンダ、案内車、索条、振動吸収手段とで構成し、とりわけリフトシリンダと移動マストとの間に振動を吸収する振動吸収手段を介設したので、走行時の車両振動に依る荷崩れを防止する事ができる。
(2) リフトシリンダと移動マストとの間に振動を吸収する振動吸収手段を介設したので、振動に依り生じる瞬時の高封入圧を振動吸収手段に依り吸収でき、リフトシリンダの油圧回路の保護も同時に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスト装置を示す略式側面図。
【図2】従来のマスト装置を示す略式側面図。
【符号の説明】
1,50…マスト装置、2,51…固定マスト、3,52…移動マスト、4,53…昇降体、5,54…荷役具、6,55…リフトシリンダ、7,56…案内車、8,57…索条、9…振動吸収手段、10…シリンダ本体、11…ピストンロッド、12…シリンダサポート、13…ブラケット、14…止板、15…凹部、16…圧縮スプリング、A…荷物。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばフォークリフト等の荷役車両に適用されるマスト装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のマスト装置としては、例えば実公昭61−26315号、特公平1−26720号、実用新案登録第2539893号等に記載されて図2に示したものが知られている。
当該マスト装置50は、基本的には、固定マスト51と、固定マスト51に昇降可能に設けられた移動マスト52と、移動マスト52に昇降可能に設けられた昇降体53と、昇降体53に設けられて荷役作業を行なう荷役具54と、固定マスト51に対して移動マスト52を昇降させるリフトシリンダ55と、移動マスト52の上部に回転可能に設けられた案内車56と、固定側と昇降体53との間に設けられて案内車56に掛渡される索条57と、から構成されている。
【0003】
而して、この様なものは、リフトシリンダ55を伸縮作動させると、固定マスト51に対して移動マスト52が昇降されると共に、案内車56と索条57に依り移動マスト51に対して昇降体53が昇降され、荷役具54に依り荷物Aが昇降される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この様なものは、リフトシリンダと移動マストが固定して連結されていたので、走行時の車両振動がリフトシリンダから移動マストを介して昇降体及び荷役具に伝達されて荷崩れを起す惧れがあった。又、振動に依りリフトシリンダの油圧回路に瞬時の高封入圧が作用して問題であった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、走行時の車両振動に依る荷崩れを防止すると共に、リフトシリンダの油圧回路に作用する瞬時の高封入圧を回避できる様にしたマスト装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のマスト装置は、基本的には、固定マストと、固定マストに昇降可能に設けられた移動マストと、移動マストに昇降可能に設けられた昇降体と、昇降体に設けられて荷役作業を行なう荷役具と、固定マストに対して移動マストを昇降させるリフトシリンダと、移動マストの上部に回転可能に設けられた案内車と、固定側と昇降体との間に設けられて案内車に掛渡される索条と、リフトシリンダと移動マストとの間に介設されて振動を吸収する振動吸収手段と、から構成した事に特徴が存する。
【0006】
リフトシリンダを伸縮作動させると、固定マストに対して移動マストが昇降されると共に、案内車と索条に依り移動マストに対して昇降体が昇降され、荷役具に依り荷物が昇降される。
走行時の車両振動がリフトシリンダに伝達されると、この振動が振動吸収手段に依り吸収される。
この為、走行時の車両振動がリフトシリンダから移動マストを介して昇降体及び荷役具に伝達される事がなくなり、これに依り荷崩れを防止する事ができる。
【0007】
振動吸収手段は、移動マストの上部に設けられたシリンダサポートと、シリンダサポートに形成されて下方が開放された凹部と、凹部に上下動可能に挿入されるリフトシリンダのピストンロッドと、凹部とピストンロッドとの間に介装されてピストンロッドを下方に付勢する圧縮スプリングとを備えているのが好ましい。この様にすれば、構造が極めて簡単でコストが余り掛からず、既存のものへも容易に適用できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のマスト装置を示す略式側面図である。
【0009】
マスト装置1は、固定マスト2、移動マスト3、昇降体4、荷役具5、リフトシリンダ6、案内車7、索条8、振動吸収手段9とからその主要部が構成されて居り、フォークリフト等の荷役車両に適用される。
【0010】
固定マスト2は、マスト装置1の基本部分を為すもので、この例では、フォークリフトの車体(図示せず)に下部が前後傾可能に取付けられている。
固定マスト2と車体との間には、固定マスト2を前後傾させるティルトシリンダ(図示せず)が介設されている。
【0011】
移動マスト3は、固定マスト2に昇降可能に設けられたもので、この例では、固定マスト2の内側に昇降可能に設けられている。
移動マスト3と固定マスト2との間には、図略しているが、移動マスト3の昇降を円滑にする為のエンドローラとサイドローラが配設されている。
【0012】
昇降体4は、移動マスト3に昇降可能に設けられたもので、この例では、図略しているが、左右のリフトブラケットとこれらに架設されたフィンガバーとを備えている。
昇降体4のリフトブラケットと移動マスト3との間には、図略しているが、昇降体4の昇降を円滑にする為のエンドローラとサイドローラが配設されている。
【0013】
荷役具5は、昇降体4に設けられて荷役作業を行なうもので、この例では、昇降体4のフィンガバーに懸架された左右のフォークにしてある。
【0014】
リフトシリンダ6は、固定マスト2に対して移動マスト3を昇降させるもので、この例では、シリンダ本体10とこれに対して伸縮移動可能なピストンロッド11とを備え、ピストンロッド11側を上にして、固定マスト2の下部と移動マスト3の上部に設けられた上下のシリンダサポート12間に介設されている。
【0015】
案内車7は、移動マスト3の上部に回転可能に設けられたもので、この例では、シーブにしてあり、ブラケット13を介して左右方向軸廻りに回転可能に軸設されている。
【0016】
索条8は、固定側と昇降体4との間に設けられて案内車7に掛渡されたもので、この例では、チェーンにしてあり、一端が固定マスト2の上部に設けられた止板14に止結されていると共に、他端が昇降体4のリフトブラケットに止結されている。
【0017】
振動吸収手段9は、リフトシリンダ6と移動マスト3との間に介設されて振動を吸収するもので、この例では、移動マスト3の上部に設けられたシリンダサポート12と、シリンダサポート12に形成されて下方が開放された凹部15と、凹部15に上下動可能に挿入されるリフトシリンダ6のピストンロッド11と、凹部15とピストンロッド11との間に介装されてピストンロッド11を下方に付勢する圧縮スプリング16とを備えている。
【0018】
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
リフトシリンダ6を伸縮作動させると、固定マスト2に対して移動マスト3が昇降されると共に、案内車7と索条8に依り移動マスト3に対して昇降体4及び荷役具5が昇降されて荷物Aが昇降される。
走行時の車両振動がリフトシリンダ6に伝達されると、この振動が振動吸収手段9の圧縮スプリング16に依り吸収される。
この為、走行時の車両振動がリフトシリンダ6から移動マスト3を介して昇降体4及び荷役具5に伝達される事がなくなり、これに依り荷役具5に積載された荷物Aの荷崩れを防止する事ができる。
又、振動に依り生じる瞬時の高封入圧を、振動吸収手段9の圧縮スプリング16に依り吸収できるので、リフトシリンダ6の油圧回路の保護も同時に行なえる。
【0019】
尚、 荷役具5は、先の例では、フォークであったが、これに限らず、例えばラムやバケット等でも良い。
案内車7は、先の例では、シーブであったが、これに限らず、例えばプーリ等でも良い。
索条8は、先の例では、固定マスト2に止結したが、これに限らず、例えばリフトシリンダ6のシリンダ本体10等に止結しても良い。
索条8は、先の例では、チェーンであったが、これに限らず、例えばワイヤ等でも良い。
振動吸収手段9は、先の例では、圧縮スプリング16を用いたが、これに限らず、例えば引張スプリングやゴム等でも良い。
振動吸収手段9は、先の例では、凹部15からピストンロッド11が抜け出るのを防止する所謂抜け止め手段を備えていなかったが、これに限らず、例えば実公平1−26720号や実用新案登録第2539893号等に記載されている如く、ピストンロッドに形成された環状溝と、これに掛合される抜け止めボルトとに依り所定距離だけ上下動可能で且つそれ以上の移動を阻止する抜け止め手段を備えたものでも良い。
【0020】
【発明の効果】
以上、既述した如く、本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 固定マスト、移動マスト、昇降体、荷役具、リフトシリンダ、案内車、索条、振動吸収手段とで構成し、とりわけリフトシリンダと移動マストとの間に振動を吸収する振動吸収手段を介設したので、走行時の車両振動に依る荷崩れを防止する事ができる。
(2) リフトシリンダと移動マストとの間に振動を吸収する振動吸収手段を介設したので、振動に依り生じる瞬時の高封入圧を振動吸収手段に依り吸収でき、リフトシリンダの油圧回路の保護も同時に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスト装置を示す略式側面図。
【図2】従来のマスト装置を示す略式側面図。
【符号の説明】
1,50…マスト装置、2,51…固定マスト、3,52…移動マスト、4,53…昇降体、5,54…荷役具、6,55…リフトシリンダ、7,56…案内車、8,57…索条、9…振動吸収手段、10…シリンダ本体、11…ピストンロッド、12…シリンダサポート、13…ブラケット、14…止板、15…凹部、16…圧縮スプリング、A…荷物。
Claims (2)
- 固定マストと、固定マストに昇降可能に設けられた移動マストと、移動マストに昇降可能に設けられた昇降体と、昇降体に設けられて荷役作業を行なう荷役具と、固定マストに対して移動マストを昇降させるリフトシリンダと、移動マストの上部に回転可能に設けられた案内車と、固定側と昇降体との間に設けられて案内車に掛渡される索条と、リフトシリンダと移動マストとの間に介設されて振動を吸収する振動吸収手段と、から構成した事を特徴とするマスト装置。
- 振動吸収手段は、移動マストの上部に設けられたシリンダサポートと、シリンダサポートに形成されて下方が開放された凹部と、凹部に上下動可能に挿入されるリフトシリンダのピストンロッドと、凹部とピストンロッドとの間に介装されてピストンロッドを下方に付勢する圧縮スプリングとを備えている請求項1に記載のマスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002158423A JP2004001941A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | マスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002158423A JP2004001941A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | マスト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004001941A true JP2004001941A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30428690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002158423A Withdrawn JP2004001941A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | マスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004001941A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2500238A3 (en) * | 2011-03-18 | 2013-12-25 | The Raymond Corporation | Dynamic vibration control systems and methods for industrial lift trucks |
CN103538926A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-01-29 | 高州市丰盛食品有限公司 | 防料斗翻转的桂圆烘炉送料装置 |
CN103538925A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-01-29 | 高州市丰盛食品有限公司 | 装有布料器的桂圆烘炉送料装置 |
JP2014047057A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Unicarriers Corp | 電動式リフト装置およびこの電動式リフト装置を使用したフォークリフト |
US8731785B2 (en) | 2011-03-18 | 2014-05-20 | The Raymond Corporation | Dynamic stability control systems and methods for industrial lift trucks |
US8763990B2 (en) | 2012-03-20 | 2014-07-01 | The Raymond Corporation | Turn stability systems and methods for lift trucks |
US9302893B2 (en) | 2013-02-07 | 2016-04-05 | The Raymond Corporation | Vibration control systems and methods for industrial lift trucks |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002158423A patent/JP2004001941A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2500238A3 (en) * | 2011-03-18 | 2013-12-25 | The Raymond Corporation | Dynamic vibration control systems and methods for industrial lift trucks |
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US9403667B2 (en) | 2011-03-18 | 2016-08-02 | The Raymond Corporation | Dynamic vibration control systems and methods for industrial lift trucks |
US8763990B2 (en) | 2012-03-20 | 2014-07-01 | The Raymond Corporation | Turn stability systems and methods for lift trucks |
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CN103538925A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-01-29 | 高州市丰盛食品有限公司 | 装有布料器的桂圆烘炉送料装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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