JP2878812B2 - エレベータの表示装置 - Google Patents

エレベータの表示装置

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JP2878812B2 JP2245471A JP24547190A JP2878812B2 JP 2878812 B2 JP2878812 B2 JP 2878812B2 JP 2245471 A JP2245471 A JP 2245471A JP 24547190 A JP24547190 A JP 24547190A JP 2878812 B2 JP2878812 B2 JP 2878812B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はエレベータの表示装置に係り、特にエレベー
タのかご内または乗り場に設置された表示手段に表示さ
れる情報を、エレベータ利用者が自分の意思により任意
に選択し得るようにしたエレベータの表示装置に関する
ものである。
(従来の技術) 近年、情報通信設備の完備したビルの建設が進めら
れ、ビル内の情報の効率的な運用が考えられてきてい
る。また、エレベータにおいても、利用者への情報提供
をするものとして、エレベータのかご内や乗り場に表示
器を設け、エレベータの階床案内等のエレベータ情報を
表示器に表示させる装置が設置されつつある。
一方、最近では、エレベータがビル利用者の共有空間
であることから、エレベータ情報だけではなく、催物案
内等のビル内情報(以下、一般情報とする)を表示する
ものが一般的になりつつある。すなわち、一般情報を、
パーソナルコンピュータ等の情報入力装置により自由に
登録・変更できるようにして、エレベータ情報のみでな
く、自由に設定した情報も表示器に表示できるようにし
ている。
ところで、一般に表示器には、利用者の望む情報が的
確に表示されることが要求されるが、前述の一般情報が
現時点で不適当なもの、例えば期日の過ぎた催物案内の
ままである場合には、その不適当な情報が表示器に表示
されてしまうことになる。
そこで最近では、一般情報の登録・変更時に、日付や
曜日・時刻を指定して複数の情報を入力し、それぞれの
情報が日付・曜日・時刻の変化により切り換わるように
なっている。すなわち、情報入力装置による登録の仕方
で、その時々に最適な情報を表示器に表示させることが
できるようにしている。従って、表示器に表示する一般
情報は、情報入力装置によって時々刻々に切り換えるこ
とができる。しかしながら、情報入力装置は、一般にビ
ル管理人室やビル管理室に設置されており、操作をする
人は極く限られた人(例えば、管理人等)だけである。
すなわち、表示器を直接見ているエレベータ利用者は、
一般情報の表示切り換えの登録ができる情報入力装置を
操作することができない。従って、エレベータ利用者
は、表示器に表示されている情報を一方的に見せられて
いるという状態になっており、エレベータ利用者が必要
な情報を表示させることができないのが実情である。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来のエレベータの表示装置において
は、エレベータ利用者が必要な情報を表示させることが
できないという問題があった。
本発明の目的は、エレベータのかご内または乗り場に
設置された表示手段に表示される一般情報および時刻情
報、天気情報、ニュース情報等の特定提供情報を、エレ
ベータ利用者が自分の意思によって任意に選択すること
が可能な極めて実用的な信頼性の高いエレベータの表示
装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明によるエレベー
タの表示装置は、エレベータのかご内または乗り場に設
置された表示手段と、前記エレベータの管理所に設置さ
れ、前記表示手段に表示するための一般情報および時刻
情報、天気情報、ニュース情報等の特定提供情報の表示
切換えの登録を行なう情報入力手段と、前記一般情報お
よび特定提供情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶された一般情報および特定提供情報のいずれかを
前記表示手段に表示させる情報制御手段と、前記エレベ
ータのかご内または乗り場に設置され、前記表示手段に
表示する一般情報および時刻情報、天気情報、ニュース
情報等の特定提供情報のいずれかを選択する情報選択手
段とを備えて構成している。
(作用) 従って、本発明のエレベータの表示装置においては、
エレベータ利用者が情報選択手段で一般情報または特定
提供情報を選択することにより、表示手段に表示される
情報を自分の意思で任意に選択することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は、本発明によるエレベータの表示装置を適用
したシステムの全体構成例を示すブロック図である。
第1図において、1はエレベータのかご、2はこのエ
レベータのかご1内に設置されたかご操作盤、3はエレ
ベータのかご1内に設置された表示手段としてのかご内
表示器である。また、4はエレベータを直接制御するエ
レベータ制御装置であり、かご操作盤2と信号の入出力
を行なうかご呼登録手段41と、このかご呼登録手段41の
状態や乗り場呼登録手段42の状態によりエレベータの運
行を制御するエレベータ制御手段43と、情報制御装置5
へ信号を送信する送信手段44とから構成している。
一方、情報制御装置5は、情報入力装置6と一般情報
の伝送を行なう伝送手段51と、エレベータ制御装置4か
ら送られる信号を受信する受信手段52と、時々刻々と表
示すべき情報を選択する表示選択手段53と、情報を記憶
する情報記憶手段54と、かご内表示器3および乗り場表
示器7へ信号を送る送信手段55とから構成している。な
お、8はエレベータの乗り場に設置された乗り場操作盤
である。
次に、第2図は上記かご操作盤2の構成例を示す概要
図である。
第2図において、かご操作盤2は、行先階を登録する
行先階ボタン2aと、扉を開または閉する開閉ボタン2b
と、上記かご内表示器3に表示させる情報を選択できる
情報選択手段である情報選択ボタン2cとを備えている。
ここで、情報選択ボタン2cは、一般情報ボタンAと、特
定提供情報である時刻情報のボタンB、天気情報のボタ
ンC、ニュース情報のボタンDからなっている。
次に、第3図および第4図は、上記エレベータ制御装
置4および情報制御装置5の内部構成例をそれぞれ示す
ブロック図である。
第3図において、エレベータ制御装置4は、中央演算
回路(以下、CPUと称する)4aと、入出力回路4bと、読
み込み専用メモリ(以下、ROMと称する)4cと、読み込
み・書き込みメモリ(以下、RAMと称する)4dと、出力
回路4eとからなっている。
また、第4図において、情報制御装置5は、CPU5a
と、伝送回路5bと、入力回路5cと、時計IC5dと、ROM5e
と、RAM5fと、出力回路5gとからなっている。
ここで、RAM4dおよびRAM5fの内部構成は、それぞれ第
5図(a)(b)(c)および第6図(a)(b)に示
すようになっている。
次に、以上のように構成したエレベータの表示装置の
作用について、第7図ないし第9図を用いて説明する。
いま、エレベータ利用者が、情報選択ボタン2cのう
ち、一般情報ボタンAを押操作したとする。すると、こ
の一般情報ボタンAの入力信号は、エレベータ制御装置
4の入出力回路4b、CPU4aを介してRAM4dに格納される。
すなわち、第5図(a)テーブルINFSTのビット<0>
がセットされ、その他のビットはリセットされる。
ここで、CPU4aの処理の内容を第7図の処理フロー図
により説明する。なお、CPU4aでは、エレベータの運行
制御を中心に演算しているが、その処理は公知であるた
めここではその図示説明を省略し、本実施例に関係する
処理フロー図のみについて示している。
まず、処理ステップ101において、情報選択ボタン2c
が押操作されたかどうかが判定される。この場合、現時
点では、一般情報ボタンAが押操作されて、RAM4d内のI
NFSTのビット<0>がセットされているので、処理ステ
ップ102が実行される。処理ステップ102においては、
「一般情報」に対応したROM4c内のデータ01(H)が、R
AM4d内のCOMTBLに格納される。次に、処理ステップ103
においては、現時点でのエレベータ運行状態、例えば故
障等の非常時運転をしているかどうかにより、エレベタ
情報とその他の情報のどちらを表示するかが判定され
る。なお、本実施例では、説明の便宜上、エレベータ情
報は非常時のみ表示するものとし(表示内容の例を第6
図(a)に示す)、通常は処理ステップ105が実行され
る。ここでは、RAM4d内のCOMTBLにセットされたデータ
が、RAM4d内のコマンド送信テーブルCOMSTに格納され
る。この場合、現時点では、「一般情報」が選択されて
いるので、COMSTには01(H)が格納されることにな
る。次に、処理ステップ106において、コマンド送信テ
ーブルCOMST内の値01(H)が、出力回路4eを介して情
報制御装置5へ送信される。
一方、情報制御装置5では、処理ステップ106にて送
信された01(H)というコマンドが、入力回路5c,CPU5a
を介して、RAM5f内に格納される。ここで、CPU5aの処理
内容を第8図の処理フロー図により説明する。
まず、処理ステップ201において、RAM5fのクリア等の
初期設定が行なわれる。次に、処理ステップ202では、
上述したようにエレベータ制御装置4から送信された表
示コマンド(01(H))が読み込まれ、これがRAM5fに
格納される。次に、処理ステップ203において、RAM5fに
格納した表示コマンドが読み込まれる。この場合、コマ
ンドが01(H)であるので、処理ステップ204、処理ス
テップ205が実行される。この処理ステップ205において
は、一般情報をかご内表示器3に表示させるための一般
情報表示指令が伝送される。ここで、一般情報は、情報
入力装置6から入力され、伝送回路5b,CPU5aを介してRA
M5fに格納された情報、例えば第6図(b)のIMのこと
である。これにより、かご内表示器3には、処理ステッ
プ205で出力された一般情報表示指令により、第9図
(a)に示すような表示内容が出力される。
次に、第2図の情報選択ボタン2cのうち、時刻情報ボ
タンBを押操作した場合にも、上述と同様の処理によ
り、エレベータ制御装置4から情報制御装置5へ表示コ
マンド02(H)が送られる。この時刻表示の場合には、
表示するデータの時刻(第6図(b)TMを例に示す)
が、時計IC5dにて常時書き換えている(第8図には図示
しない)。そして、かご内表示器3には、処理ステップ
206で出力される時刻情報表示指令により、第9図
(b)に示すように表示内容を切り換えることができ
る。
次に、第2図の情報選択ボタン2cのうち、天気情報ボ
タンCを押操作した場合にも、上述と同様の処理によ
り、かご内表示器3には、処理ステップ206で出力され
る天気情報表示指令により、第9図(c)に示すように
表示内容を切り換えることができる。
次に、第2図の情報選択ボタン2cのうち、ニュース情
報ボタンDを押操作した場合にも、上述と同様の処理に
より、かご内表示器3には、処理ステップ206で出力さ
れるニュース情報表示指令により、同様に表示内容を切
り換えることができる。
上述したように、本実施例のエレベータの表示装置に
おいては、エレベータのかご1内のかご操作盤2内に、
かご内表示器3に表示する情報を選択する情報選択ボタ
ン2cを設けているので、エレベータ利用者が必要な情報
を自分の意思により瞬時に得ることができ、エレベータ
情報サービスのより一層の向上を図ることが可能とな
る。
尚、上記実施例では、本発明をかご内表示器3に適用
した場合について述べたが、これに限らず本発明を乗り
場表示器7についても同様に適用して同様の効果が得ら
れるものである。例えば、第10図に示すように乗り場操
作盤8に、乗り場ボタン8aの他に、情報選択ボタン8bを
設けることにより、前述したかご内表示器3での実施例
の場合と全く同様の効果が得られる。
また、上記実施例では、かご内表示器3に表示する情
報をボタン(情報選択ボタン2c)により情報選択をした
場合について述べたが、ボタンに限らずスイッチ等の他
の入力手段を使用するようにしても、前述と同様の効果
が得られるものである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、エレベータのか
ご内または乗り場に、表示手段に表示する一般情報また
は特定提供情報を選択する情報選択手段を備えるように
したので、エレベータのかご内または乗り場に設置され
た表示手段に表示される情報を、エレベータ利用者が自
分の意思によって任意に選択することが可能な極めて実
用的で信頼性の高いエレベータの表示装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるエレベータの表示装置の一実施例
を示すブロック図、 第2図は同実施例におけるかご操作盤の詳細な構成例を
示す概要図、 第3図は同実施例におけるエレベータ制御装置の詳細な
構成例を示すブロック図、 第4図は同実施例における情報制御装置の詳細な構成例
を示すブロック図、 第5図はエレベータ制御装置のメモリテーブルの構成例
を示す図、 第6図は情報制御装置のメモリテーブルの構成例を示す
図、 第7図および第8図は同実施例における作用をそれぞれ
説明するための処理フロー図、 第9図は同実施例におけるかご内表示器への情報表示例
を示す図、 第10図は本発明による他の実施例を示す概要図である。 1……エレベータのかご、2……かご操作盤、2a……行
先階ボタン、2b……開閉ボタン、2c……情報選択ボタ
ン、3……かご内表示器、4……エレベータ制御装置、
41……かご呼登録手段、42……乗り場呼登録手段、43…
…乗り場呼登録手段、44……送信手段、4a……CPU、4b
……入出力回路、4c……ROM、4d……RAM、4e……出力回
路、5……情報制御装置、51……伝送手段、52……受信
手段、53……表示選択手段、54……情報記憶手段、55…
…送信手段、5a……CPU、5b……伝送回路、5c……入力
回路、5d……時計IC、5e……ROM、5f……RAM、5g……出
力回路、6……情報入力装置、7……乗り場表示器、8
……乗り場操作盤。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかご内または乗り場に設置さ
    れた表示手段と、 前記エレベータの管理所に設置され、前記表示手段に表
    示するための一般情報および時刻情報、天気情報、ニュ
    ース情報等の特定提供情報の表示切換えの登録を行なう
    情報入力手段と、 前記一般情報および特定提供情報を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された一般情報および特定提供情報
    のいずれかを前記表示手段に表示させる情報制御手段
    と、 前記エレベータのかご内または乗り場に設置され、前記
    表示手段に表示する一般情報および時刻情報、天気情
    報、ニュース情報等に特定提供情報のいずれかを選択す
    る情報選択手段とを備えてなることを特徴とするエレベ
    ータの表示装置。
JP2245471A 1990-09-14 1990-09-14 エレベータの表示装置 Expired - Lifetime JP2878812B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02300079A (ja) * 1989-05-16 1990-12-12 Mitsubishi Electric Corp エレベータ用電子掲示装置

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