JP2000177938A - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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JP2000177938A
JP2000177938A JP10352208A JP35220898A JP2000177938A JP 2000177938 A JP2000177938 A JP 2000177938A JP 10352208 A JP10352208 A JP 10352208A JP 35220898 A JP35220898 A JP 35220898A JP 2000177938 A JP2000177938 A JP 2000177938A
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徹 田原
Tetsuji Ikeda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易化したシステムで利用者の使い勝手が良
く、しかもビルのセキュリティが適切に確保できるエレ
ベータ制御装置を提供することである。 【解決手段】 建物の外からの来訪者と建物の居住者と
が通話装置1a〜1nを介して通話したとき、通話装置
1a〜1nは居住者の居住階信号を出力する。一方、居
住者が来訪者の乗り込み許可を与えたときは乗り込み許
可手段4a〜4nは乗り込み許可信号を出力する。不停
止状態切り換え装置2は、乗り込み許可手段4a〜4n
からの乗り込み許可信号を受けて、通話装置1a〜1n
からの居住階信号の示す階を、エレベータがサービスし
ない不停止状態からエレベータが停止可能な状態へ切り
換える。これにより、訪問先の居住者階の不停止状態が
解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セキュリティ管理
機能を備えたエレベータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの設置されたビルのセキュリ
ティ管理として、エレベータ制御装置にセキュリティ管
理機能を持たせて行う場合がある。例えば、時間帯によ
りエレベータを特定の階に対してのみ停止可能とし、他
の階は不停止状態とする不停止制御機能を持たせ、停止
可能と不停止状態とを切換制御する。
【0003】このセキュリテイ管理が行われている場合
に、不停止状態の階に行こうとする場合には、テンキー
などを使用して暗証呼び登録によりホール呼びまたはか
ご呼びを登録したり、専用のカードリーダにより特定階
の不停止を解除したり呼びを登録したりしている。
【0004】このようなセキュリティ管理では、暗証を
知らない人やカードリーダを持っていない人のビル内へ
の進入を完全に回避することができる。しかし、マンシ
ョンのように来訪者が居住者の階へ訪れるようなことが
ある場合には、暗証も知らずカードリータも持っていな
い来訪者は、居住者を呼び出して不停止を解除してもら
うなど操作が必要となる。すなわち、居住者が来訪者の
ために来訪者のいる階(通常1階)まで行き不停止解除
をする必要があり、居住者に負担がかかってしまう。
【0005】そこで、来訪者のために居住者が容易に不
停止解除ができるようにするため、カードリーダやテン
キー暗証呼び登録と併用して、各エレベータの乗り場ホ
ールに不停止解除ボタンを設けている。これは、来訪者
から通話装置で居住者が連絡を受けて、居住者が来訪者
の訪問を許可した場合には、その乗り場ホールの不停止
解除ボタンが有効となり、訪問先の居住者の階を示す不
停止解除ボタンを操作すると、その居住者の階が不停止
階から停止可能な階となる。これにより、来訪者へのエ
レベータのサービスを可能とするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各乗り場ホ
ールに不停止解除ボタンを設けた場合には、エレベータ
が来訪者のいる階とは別の階を応答中に、他の訪問者が
不停止解除ボタンを押してしまうと、その他の訪問者に
対してサービスを行わせることとなり、セキュリティ上
好ましくない。
【0007】そこで、居住者の階を示す不停止解除ボタ
ンを押したときに、来訪者のいる階のホール呼びを自動
登録し、来訪者のいる階でエレベータが停止したときの
み居住者のいる階のかご呼びの不停止を解除することが
必要となる。
【0008】ここで、高層ビルで地下階が駐車場となっ
ているような建物においては、来訪者が訪れる可能性の
ある階は地上階(通常1階)だけでなく、地下階も来訪
者が訪れる可能性のある階となる。このことから、居住
者が来訪者に不停止解除するエレベータを出発させる場
合には、来訪者からどの階へ訪れたかを聞き、それに相
当する引き戻しと不停止解除を行うボタンを設ける必要
が生じる。
【0009】この場合、各階床に設置される引き戻しや
不停止解除のボタン(スイッチ)の数は、(来訪者の乗
り込み階数)×(最上階数−1)となる。例えば、地下
2階(B2)、地下1階(B1)、1階〜20階をサー
ビスするエレベータの場合には、来訪者の乗り込み階は
1階および地下階(B1、B2)の3階床であり最上階
数は20階であるので、「3×(20−1)=57」と
なり、57個のボタンが必要となる。このことから、シ
ステムが複雑となり、また居住者に対しても来訪者のい
る階の確認をしなければならず、混乱を招く恐れもあ
る。
【0010】本発明の目的は、簡易化したシステムで利
用者の使い勝手が良く、しかもビルのセキュリティが適
切に確保できるエレベータ制御装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
エレベータ制御装置は、建物の外からの来訪者と建物の
居住者とが通話したとき居住者の居住階信号を出力する
通話装置と、居住者により来訪者の乗り込み許可信号を
入力するための乗り込み許可手段と、前記乗り込み許可
手段からの乗り込み許可信号を受けて前記通話装置から
の居住階信号の示す階をエレベータがサービスしない不
停止状態からエレベータが停止可能な状態へ切り換える
不停止状態切り換え装置とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項1の発明に係わるエレベータ制御装
置では、建物の外からの来訪者と建物の居住者とが通話
装置を介して通話したとき、通話装置は居住者の居住階
信号を出力する。一方、居住者が来訪者の乗り込み許可
を与えたときは乗り込み許可手段は乗り込み許可信号を
出力する。不停止状態切り換え装置は、乗り込み許可手
段からの乗り込み許可信号を受けて、通話装置からの居
住階信号の示す階を、エレベータがサービスしない不停
止状態からエレベータが停止可能な状態へ切り換える。
これにより、訪問先の居住者階の不停止状態が解除され
る。
【0013】請求項2の発明に係わるエレベータ制御装
置は、建物の外からの来訪者と建物の居住者とが通話し
たとき来訪者の乗り込み階信号と居住者の居住階信号を
出力する通話装置と、居住者により来訪者の乗り込み許
可信号を入力するための乗り込み許可手段と、来訪者の
乗り込み階信号による来訪者乗り込み階のホール呼びを
登録するホール呼び登録装置と、前記乗り込み許可手段
からの乗り込み許可信号を受けて前記ホール呼び登録装
置に来訪者乗り込み階のホール呼び登録信号を出力する
と共に、前記通話装置からの居住階信号の示す階をエレ
ベータがサービスしない不停止状態からエレベータが停
止可能な状態へ切り換える不停止状態切り換え装置とを
備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明に係わるエレベータ制御装
置では、建物の外からの来訪者と建物の居住者とが通話
装置を介して通話したとき、通話装置は居住者の居住階
信号を出力する。一方、居住者が来訪者の乗り込み許可
を与えたときは乗り込み許可手段は乗り込み許可信号を
出力する。不停止状態切り換え装置は、乗り込み許可手
段からの乗り込み許可信号を受けてホール呼び登録装置
に来訪者乗り込み階のホール呼び登録信号を出力すると
共に、通話装置からの居住階信号の示す階をエレベータ
がサービスしない不停止状態からエレベータが停止可能
な状態へ切り換える。これにより、訪問先の居住者階の
不停止状態が解除されると共に来訪者乗り込み階が自動
でホール呼び登録される。
【0015】請求項3の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項1または請求項2の発明において、前記通
話装置は、通話終了後の一定時間、居住階信号または来
訪者乗り込み階信号の出力を継続することを特徴とす
る。
【0016】請求項3の発明に係わるエレベータ制御装
置では、請求項1または請求項2の発明の作用に加え、
通話装置での通話終了後の一定時間、居住階信号または
来訪者乗り込み階信号の出力を継続する。これにより、
通話装置での通話中でなくとも不停止解除を行えるよう
になる。
【0017】請求項4の発明に係わるエレベータ制御装
置は、各階床からのホール呼びを複数台のエレベータの
うち最適なエレベータに割り当てる群管理制御を行うエ
レベータ制御装置において、建物の外からの来訪者と建
物の居住者とが通話したとき来訪者の乗り込み階信号と
居住者の居住階信号を出力する通話装置と、居住者によ
り来訪者の乗り込み許可信号を入力するための乗り込み
許可手段と、来訪者の乗り込み階信号による来訪者乗り
込み階のホール呼びを登録するホール呼び登録装置と、
前記乗り込み許可手段からの乗り込み許可信号を受けて
前記ホール呼び登録装置に来訪者乗り込み階のホール呼
び登録信号を出力すると共に、複数台のすべてのエレベ
ータに対し前記通話装置からの居住階信号の示す階をエ
レベータがサービスしない不停止状態からエレベータが
停止可能な状態へ切り換える不停止状態切り換え装置
と、前記ホール呼び登録装置に登録されたホール呼びを
複数台のエレベータのうち最適のエレベータに割り当て
る群管理制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項4の発明に係わるエレベータ制御装
置では、建物の外からの来訪者と建物の居住者とが通話
装置を介して通話したとき、通話装置は来訪者の乗り込
み階信号と居住者の居住階信号とを出力する。一方、居
住者が来訪者の乗り込み許可を与えたときは乗り込み許
可手段は乗り込み許可信号を出力する。不停止状態切り
換え装置は、乗り込み許可手段からの乗り込み許可信号
を受けて、ホール呼び登録装置に来訪者乗り込み階のホ
ール呼び登録信号を出力すると共に、複数台のすべての
エレベータに対し通話装置からの居住階信号の示す階
を、エレベータがサービスしない不停止状態からエレベ
ータが停止可能な状態へ切り換える。また、群管理制御
装置は、ホール呼び登録装置に登録されたホール呼びを
複数台のエレベータのうち最適のエレベータに割り当て
る。これにより、複数台のエレベータを群管理する場合
にも適切に不停止状態を解除でき、来訪者に適切にエレ
ベータをサービスできる。
【0019】請求項5の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項4の発明において、前記不停止状態切り換
え装置は、前記群管理制御装置により割り当てられたエ
レベータ以外のエレベータが来訪者乗り込み階に先に到
着した場合、割り当てられたエレベータの来訪者乗り込
み階への予想到着時間が一定時間以上のときは、割り当
てられたエレベータを不停止状態とし先着したエレベー
タのみを居住階信号の示す階に応答させることを特徴と
する。
【0020】請求項5の発明に係わるエレベータ制御装
置では、請求項4の発明の作用に加え、来訪者の乗り込
み階へ割り当てたエレベータ以外のエレベータが先に到
着してしまった場合、その割り当てたエレベータの来訪
者乗り込み階への予想到着時間が一定時間以上のとき
は、群管理制御装置が判断した場合に先着したエレベー
タのみ居住者の階の不停止解除を行う。これにより、セ
キュリティを向上させる。
【0021】請求項6の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項4または請求項5の発明において、前記通
話装置は、通話終了後の一定時間、居住階信号または来
訪者乗り込み階信号の出力を継続する共に、その居住階
信号または来訪者乗り込み階信号の出力中は、新たな通
話は受け付けないようにしたことを特徴とする。
【0022】請求項6の発明に係わるエレベータ制御装
置では、請求項4または請求項5の発明の作用に加え、
通話装置での通話終了後の一定時間は、居住階信号また
は来訪者乗り込み階信号の出力を継続し、その居住階信
号または来訪者乗り込み階信号の出力中は、新たな通話
は受け付けない。これにより、セキュリティを向上させ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施の
形態に係わるエレベータ制御装置のブロック構成図であ
る。
【0024】いま、全階床が不停止状態になっていると
する。この状態で来訪者が乗り込み階に設置された通話
装置により訪問予定の居住者に連絡を取る場合について
説明する。居住者の居住階には通話装置1a〜1nが設
置され、乗り込み階に設置された通話装置を介して来訪
者と通話する。通話装置1a〜1nの通話時には通話装
置1a〜1nから居住階信号Sa〜Snが出力され、そ
れぞれ不停止状態切り換え装置2に入力される。
【0025】また、居住者の居住階には乗り込み許可ス
イッチ3a〜3nが設けられており、居住者が来訪者の
受け入れを許可する場合に操作される。乗り込み許可ス
イッチ3a〜3nが操作されると、乗り込み許可手段4
a〜4nは乗り込み許可信号Ta〜Tnを発生し不停止
状態切り換え装置2に出力する。
【0026】図2は、居住階に設置される各々の通話装
置1a〜1nの動作を示すフローチャートである。各々
の通話装置1a〜1nは、自己の通話装置1iが使用中
であるか否かを判断し(S11)、自己の通話装置1i
が使用中であるときは、自己の通話装置1が設置されて
いる階の居住階信号Siを出力する(S12)。この居
住階信号Siは不停止状態切り換え装置2に入力され
る。このように、既存の通話装置1a〜1nに対し、使
用中には居住階信号Sa〜Snを発生させるようにして
いる。
【0027】図3は、居住階に設置される各々の乗り込
み許可手段4a〜4nの動作を示すフローチャートであ
る。各々の乗り込み許可手段4a〜4nは、居住者によ
り自己の乗り込み許可ボタン3iが乗り込みを許可する
操作されたか否かを判定し(S13)、自己の乗り込み
許可ボタン3iに対して乗り込み許可操作が行われた場
合は、その乗り込み許可手段4iが設置されている階の
乗り込み許可信号Tiを出力する(S14)。この乗り
込み許可信号Tiは不停止状態切り換え装置2に入力さ
れる。
【0028】不停止状態切り換え装置2は、通話装置1
a〜1nからの居住階信号Sa〜Snおよび乗り込み許
可出力手段4a〜4nからの乗り込み許可信号Ta〜T
nを入力し、不停止状態にある居住階を停止可能状態に
切り換える。
【0029】図4は、不停止状態切り換え装置2の動作
を示すフローチャートである。不停止状態切り換え装置
2は、乗り込み許可手段4a〜4nより入力される乗り
込み許可信号Ta〜Tnを参照し、乗り込み許可ボタン
3a〜3nから乗り込み許可が操作されたか否かを判断
する(S15)。そして、乗り込み許可の操作がされて
いる場合は、次に通話装置1a〜1nより入力される居
住階信号Sa〜Snを参照し、通話装置1a〜1nが使
用されたか否かを判断する(S16)。通話装置1a〜
1nが使用されている場合は、使用された通話装置1a
〜1nの設置階の不停止状態を解除する(S17)。
【0030】このように、建物の外からの来訪者と建物
の居住者と通話装置で通話したときに、居住階に設置し
た通話装置1a〜1nで居住者の居住階を識別し、来訪
者が乗り込み許可を与えると、乗り込み許可手段4a〜
4nは乗り込み許可信号Ta〜Tnを出力する。そし
て、不停止状態切り換え装置2は、通話装置1a〜1n
からの居住階信号Sa〜Snの示す階をエレベータがサ
ービスしない状態、すなわちホール呼びまたはかご呼び
が登録できない不停止状態から、エレベータが停止可能
な状態へ切り換える。
【0031】従って、第1の実施の形態によれば、居住
階に設置された通話装置1a〜1nからの居住階信号S
a〜Snにより不停止の切り換えが可能となるので、居
住者は自分の居住階を意識することなく、不停止状態の
解除が可能となり、使い勝手が向上する。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第2の実施の形態に係わるエレベー
タ制御装置のブロック構成図である。この第2の実施の
形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、居住者
により来訪者の乗り込みを許可したときは、不停止状態
切り換え装置2は、来訪者の乗り込み階を自動的にホー
ル呼び登録装置5にホール呼び登録するようにしたもの
である。
【0033】すなわち、不停止状態切り換え装置2は、
来訪者の乗り込み階に設置された通話装置6a〜6mか
らの来訪者乗り込み階信号Ua〜Umおよび乗り込み許
可手段4a〜4nからの乗り込み許可信号Ta〜Tnを
受けて、ホール呼び登録装置5に来訪者乗り込み階のホ
ール呼び登録信号Vを出力する。また、居住階に設置さ
れた通話装置1a〜1nからの居住階信号Sa〜Snの
示す階をエレベータがサービスしない不停止状態からエ
レベータが停止可能な状態へ切り換える。
【0034】図5において、居住者の居住階には通話装
置1a〜1nが設置され、居住階に設置された通話装置
1a〜1nの通話時の居住階信号Sa〜Snは、それぞ
れ不停止状態切り換え装置2に入力される。また、居住
者の居住階には乗り込み許可手段4a〜4nが設置さ
れ、乗り込み許可ボタン3a〜3nからの乗り込み許可
の操作があると、乗り込み許可信号Ta〜Tnを不停止
状態切り換え装置2に出力する。
【0035】来訪者の乗り込み階には通話装置6a〜6
mが設置され、通話装置6a〜6mの通話時の乗り込み
階信号Ua〜Umは不停止状態切り換え装置2に入力さ
れる。そして、居住者により来訪者の乗り込みが許可さ
れたときは、不停止状態切り換え装置2は、来訪者の乗
り込み階のホール呼び登録信号Vを自動的にホール呼び
登録装置5に登録する。
【0036】第2の実施の形態における居住階に設置さ
れる通話装置1a〜1nの動作は、図2に示した第1の
実施の形態の場合と同様であり、また、第2の実施の形
態における乗り込み許可手段4a〜4nの動作も、図3
に示した第1の実施の形態と同様であるので、その説明
は省略する。
【0037】図6は、来訪者乗り込み階に設置された通
話装置6a〜6mの動作を示すフローチャートである。
来訪者乗り込み階に設置された通話装置6a〜6mは、
その使用時に乗り込み階信号Ua〜Umを出力する。各
々の通話装置6a〜6mは、自己の通話装置6jが使用
中であるか否かを判断し(S18)、自己の通話装置6
jが使用中であれば自己の通話装置6jが設置されてい
る階の乗り込み階信号Ua〜Umを出力する(ステップ
19)。この乗り込み階信号Ua〜Umは不停止状態切
り換え装置2に出力される。
【0038】不停止状態切り換え装置2には、居住階に
設置された通話装置1a〜1nからの居住階信号Sa〜
Sn、乗り込み許可出力手段4a〜4nからの乗り込み
許可信号Ta〜Tn、来訪者乗り込み階に設置された通
話装置6a〜6mからの居住階信号Ua〜Umが入力さ
れ、乗り込み許可された来訪者の乗り込み階のホール呼
び登録信号Vを自動的にホール呼び登録装置5に登録す
ると共に、不停止状態にある居住階を停止可能状態に切
り換える。
【0039】図7は、本発明の第2の実施の形態におけ
る不停止状態切り換え装置2の動作を示すフローチャー
トである。図4に示した第1の実施の形態における不停
止状態切り換え装置2の動作に対し、ステップS20お
よびステップS21が追加されている。
【0040】不停止状態切り換え装置2は、乗り込み許
可手段4a〜4nより入力される乗り込み許可信号Ta
〜Tnを参照し、乗り込み許可ボタン3a〜3nにより
乗り込み許可の操作がなされたか否かを判断する(S1
5)。乗り込みの許可が操作されている場合は、来訪者
乗り込み階に設置された通話装置6a〜6mから入力さ
れる乗り込み階信号Ua〜Umを参照し、乗り込み階の
通話装置6a〜6mが使用されているか否かを判断する
(S20)。乗り込み階の通話装置6a〜6mが使用さ
れている場合は、乗り込み階の通話装置6a〜6mが使
用されていた階のホール呼び登録信号Vをホール呼び登
録装置5に出力する(S21)。
【0041】次に、居住階に設置された通話装置1a〜
1nより入力される居住階信号Sa〜Snを参照し、通
話装置1a〜1nが使用されているか否かを判断する
(S16)。通話装置1a〜1nが使用されている場合
は、使用された通話装置1a〜1nの設置階の不停止を
解除する(S17)。
【0042】図8は、本発明の第2の実施の形態におけ
るホール呼び登録装置5の動作を示すフローチャートで
ある。不停止状態切り換え装置2からホール呼び登録信
号Vが出力されているか否かを判定し(S22)、ホー
ル呼び登録信号Vがホール呼びを自動登録するように出
力されていた場合は、ホール呼びを自動登録し来訪者の
乗り込み階へエレベータを応答させる(S23)。この
ように、ホール呼びを自動登録するので、来訪者はホー
ル登録ボタンによりホール呼びを登録する必要が無くな
り使い勝手が向上する。
【0043】以上述べた第1の実施の形態および第2の
実施の形態では、通話装置1a〜1nは通話中において
居住階信号Sa〜Snを出力し、通話装置6a〜6mは
通話中において来訪者の乗り込み階信号Ua〜Umを出
力するようにしているが、通話終了後の一定時間におい
ても、居住階信号Sa〜Snまたは来訪者乗り込み階信
号Ua〜Umの出力を継続するようにしても良い。
【0044】図9は、その場合の通話装置1a〜1nの
動作を示すフローチャートである。図2に示した第1の
実施の形態における通話装置1a〜1nの動作にステッ
プS24〜ステップS27が追加されている。
【0045】各々の通話装置1a〜1nは、自己の通話
装置1iが使用中であるか否かを判断し(S11)、自
己の通話装置1iが使用中であれば自己の通話装置1i
が設置されている階の居住階信号Sa〜Snを出力する
(S12)。そして、居住階信号出力時間タイマーをリ
セットし(S24)、ステップS11に戻りステップS
12およびステップS24の処理を繰り返す。
【0046】ステップS11の判定で通話装置1iが通
話中でなくなったら、居住階信号出力時間タイマーをカ
ウントアップし(S25)、そのカウント値t1と予め
定めた居住階信号出力時間のリミット値t2とを比較す
る(S26)。そして、居住階出力時間タイマーによる
カウント値t1が居住階信号出力時間のリミット値t2
以上になったら、居住階信号Sa〜Snの出力を停止す
る(S27)。居住階出力時間タイマーのカウント値t
1が居住階信号出力時間のリミット値t2以下の場合は
ステップS25に戻る。
【0047】一方、図10は、通話終了後の一定時間に
おいても、来訪者乗り込み階信号Ua〜Umの出力を継
続するようにした場合の通話装置6a〜6mの動作を示
すフローチャートである。図6に示した第2の実施の形
態における通話装置6a〜6mの動作にステップS28
〜ステップS31が追加されている。
【0048】各々の通話装置6a〜6mは、自己の通話
装置6jが使用中であるか否かを判断し(S18)、自
己の通話装置6jが使用中であれば自己の通話装置6j
が設置されている階の来訪者乗り込み階信号Ua〜Um
を出力する(S19)。そして、乗り込み階信号出力時
間タイマーのカウント値t3をリセットし(S28)、
ステップS18に戻りステップS19およびステップS
28の処理を繰り返す。
【0049】ステップS28の判定で通話装置6jが通
話中でなくなったら、乗り込み階信号出力時間のタイマ
ーをカウントアップし(S29)、乗り込み階信号出力
時間のリミット値t4とを比較する(S30)。そし
て、乗り込み階出力時間タイマーのカウント値t3が乗
り込み階信号出力時間のリミット値t4以上になった
ら、乗り込み階信号Ua〜Umの出力を停止する(S3
1)。乗り込み階信号出力時間タイマーのカウント値t
3が乗り込み階信号出力時間のリミット値t4以下の場
合はステップS31に戻る。
【0050】これにより、通話装置1iからの居住階信
号Si、通話装置6jからの乗り込み階信号Ujが一定
時間保持されることになるので、居住者は通話装置1
i、6jによる通話中で無くとも不停止状態の切り換え
が可能となり、使い勝手が向上する。
【0051】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図11は本発明の第3の実施の形態に係わるエレベ
ータ制御装置のブロック構成図である。この第3の実施
の形態は、各階床からのホール呼びを複数台のエレベー
タのうち最適なエレベータに割り当てる群管理制御を行
うエレベータ制御装置を示している。
【0052】すなわち、図5に示した第2の実施の形態
に対し、群管理制御装置7が設けられホール呼び登録装
置5からホール呼び登録状態信号Wを入力して、ホール
呼び登録装置5に登録されたホール呼びを複数台のエレ
ベータのうち最適のエレベータに割り当てるようにして
いる。これにより、複数台のエレベータを群管理する場
合にも適切に不停止状態を解除でき、来訪者に適切にエ
レベータをサービスできる。
【0053】図11において、居住者の居住階には通話
装置1a〜1nが設置され、居住階に設置された通話装
置1a〜1nの通話時の居住階信号Sa〜Snは、それ
ぞれ不停止状態切り換え装置2に入力される。また、居
住者の居住階には乗り込み許可手段4a〜4nが設置さ
れ、乗り込み許可ボタン3a〜3nからの乗り込み許可
の操作があると、乗り込み許可信号Ta〜Tnを不停止
状態切り換え装置2に出力する。
【0054】来訪者の乗り込み階には通話装置6a〜6
mが設置され、通話装置6a〜6mの通話時の乗り込み
階信号Ua〜Umは不停止状態切り換え装置2に入力さ
れる。そして、居住者により来訪者の乗り込みが許可さ
れたときは、不停止状態切り換え装置2は、来訪者の乗
り込み階のホール呼び登録信号Vを自動的にホール呼び
登録装置5に登録する。さらに、ホール呼び登録装置5
からホール呼び登録状態信号Wが群管理制御装置7に入
力される。
【0055】図12は第3の実施の形態における不停止
状態切り換え装置2の動作を示すフローチャートであ
る。図7に示した第2の実施の形態における不停止状態
切り換え装置2の動作のステップS17に代えてステッ
プS32を設けている。
【0056】不停止切り換え装置2は、乗り込み許可手
段4a〜4nより入力される乗り込み許可信号Ta〜T
nを参照し、乗り込み許可ボタン3a〜3nが乗り込み
許可として操作されたか否かを判断する(S15)。乗
り込み許可ボタン3a〜3nが乗り込み許可として操作
された場合は、来訪者乗り込み階に設置された通話装置
6a〜6mより入力される乗り込み階信号Ua〜Umを
参照し、乗り込み階の通話装置6a〜6mが使用されて
いるか否かを判断する(S20)。
【0057】乗り込み階の通話装置6a〜6mが使用さ
れていた場合は、乗り込み階の通話装置6a〜6mが使
用されている階のホール呼び登録信号Vをホール呼び登
録装置5に出力する(S21)。次に、居住階に設置さ
れた通話装置1a〜1nより入力される居住階信号Sa
〜Snを参照し、居住階に設置された通話装置1a〜1
nが使用されたか否かを判断する(S16)。居住階に
設置された通話装置1a〜1nが使用されていた場合
は、使用された通話装置1a〜1nの設置階の不停止を
全号機解除する(S32)。
【0058】このように、不停止状態切り換え装置2
は、乗り込み許可手段4a〜4nからの乗り込み許可信
号Ta〜Tnを受けて、ホール呼び登録装置5に来訪者
乗り込み階のホール呼び登録信号Vを出力すると共に、
複数台のすべてのエレベータに対し、通話装置1a〜1
nからの居住階信号の示す階を、エレベータがサービス
しない不停止状態からエレベータが停止可能な状態へ切
り換える。
【0059】これにより、複数台のエレベータを群管理
する場合には、複数台のすべてのエレベータに対し不停
止状態を解除して、いずれのエレベータでもサービスで
きるようにしている。
【0060】図13は本発明の第3の実施の形態におけ
るホール呼び登録装置5の動作を示すフローチャートで
ある。図8に示した第2の実施の形態におけるホール呼
び登録装置の動作のステップS23に代えて、ステップ
S32およびステップS33を設けている。
【0061】ホール呼び登録装置5では、不停止状態切
り換え装置2からのホール呼び登録信号Vがホール呼び
を自動登録するように出力されているか否かを判断する
(S22)。ホール呼び登録信号Vがホール呼びを自動
登録するように出力されていた場合は、ホール呼びを自
動登録する(S32)。さらに、ホール呼び登録装置5
はホール呼び登録状態信号Wを群管理制御装置7へ出力
する(S33)。これにより、ホール呼びが自動登録さ
れその情報は群管理制御装置7に出力される。従って、
群管理制御装置7は、ホール呼び登録装置5に登録され
たホール呼びを複数台のエレベータのうち最適のエレベ
ータに割り当てることが可能となる。
【0062】図14は本発明の第3の実施の形態におけ
る群管理制御装置7の動作を示すフローチャートであ
る。まず、群管理制御装置7はホール呼び登録装置5か
ら出力されるホール呼び登録状態信号Wがホール呼び有
りとして出力されているか否かを判断する(S34)。
ホール呼び有りとして出力されていた場合は、群管理制
御されているすべてのエレベータの中から最適な1台の
エレベータを、登録されているホール呼びに割り当て応
答させる(S35)。
【0063】これにより、群管理制御装置7は、ホール
呼び登録装置5に登録されたホール呼びを複数台のエレ
ベータのうち最適のエレベータに割り当てることが可能
となり、複数台のエレベータを群管理する場合にも適切
に不停止状態を解除でき、来訪者に適切にエレベータを
サービスできる。
【0064】このように、群管理制御のエレベータにお
いても、どのエレベータが来訪者の乗り込み階に応答し
ても居住者の居住階は不停止が解除されており、来訪者
はどのエレベータが不停止解除されているのかを意識す
ることなくエレベータに乗り込むことができるので使い
勝手が向上する。
【0065】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図15は本発明の第4の実施の形態に係わるエレベ
ータ制御装置のブロック構成図である。この第4の実施
の形態は、図11に示した第3の実施の形態に対し、群
管理制御装置7から不停止状態切り換え装置2に不停止
状態切り換え信号Xを出力できるようにしたものであ
る。
【0066】すなわち、図15に示すように、群管理制
御装置7から不停止状態切り換え装置2に不停止状態切
り換え信号Xが出力されるようになっている。いま、来
訪者の乗り込み階に割り当てたエレベータ以外のエレベ
ータが先に来訪者乗り込み階に先着してしまったとす
る。この場合に、群管理制御装置7は先着したエレベー
タに所定の条件で割り当てを変更し、先に割り当てたエ
レベータを含めてその他のエレベータに対して不停止状
態切り換え信号Xにより、居住者が許可した居住階を不
停止状態とする。
【0067】これにより、先着したエレベータで来訪者
をサービス可能とし、先に割り当てられていたエレベー
タおよび他のエレベータは不停止状態になり、居住者が
許可した居住階に応答することが無くなりセキュリティ
が向上する。その他の構成は、図11に示した第3の実
施の形態と同一であるので、同一要素には同一符号を付
し重複する説明は省略する。
【0068】図16は、本発明の第4の実施の形態にお
ける群管理制御装置7の動作を示すフローチャートであ
る。図14に示した第3の実施の形態における群管理制
御装置7の動作にステップS36〜ステップS38が追
加されている。
【0069】群管理制御装置7は、ホール呼び登録装置
5から出力されるホール呼び登録状態信号Wがホール呼
び有りとして出力されているか否かを判断する(S3
4)。ホール呼び有りとして出力されていた場合は群管
理制御のすべてのエレベータの中から最適な1台のエレ
ベータを、登録されているホール呼びに割り当てる(S
35)。
【0070】次に、割り当てたエレベータ以外のエレベ
ータがホール呼びの割り当てを行った階に応答したか否
かを判断する(S36)。応答した場合はホール呼びに
割り当てエレベータのホール呼び割り当てを行った階ま
での予想到着時間が所定の時間t5(不停止切り換え時
間t5)より大きいか否かを判断する(S37)。判定
の結果、予想到着時間が大きい場合は、不停止状態切り
換え信号Xを不停止状態切り換え装置2に出力する(S
38)。
【0071】このように、群管理制御装置7は、先に割
り当てたエレベータの来訪者乗り込み階への予想到着時
間が所定の時間t5(不停止切り換え時間t5)より大
きい場合には、先に割り当てたエレベータに対しては不
停止状態切り換え信号Xにより、居住者が許可した居住
階は不停止状態とする。
【0072】図17は、本発明の第4の実施の形態にお
ける不停止状態切り換え装置2の動作を示すフローチャ
ートである。図12に示した第3の実施の形態における
不停止状態切り換え装置2の動作にステップS39およ
びステップS40を追加して設けたものである。
【0073】不停止状態切り換え装置2は、乗り込み許
可手段4a〜4nより入力される乗り込み許可信号Ta
〜Tnを参照し、乗り込み許可ボタン3a〜3nが乗り
込み許可として操作されたか否かを判断する(S1
5)。乗り込み許可ボタン3a〜3nが乗り込み許可と
して操作された場合は、来訪者乗り込み階に設置された
通話装置6a〜6mより入力される乗り込み階信号Ua
〜Umを参照し、乗り込み階の通話装置6a〜6mが使
用されているか否かを判断する(S20)。
【0074】乗り込み階の通話装置6a〜6mが使用さ
れていた場合は、乗り込み階の通話装置6a〜6mが使
用されている階のホール呼び登録信号Vをホール呼び登
録装置5に出力する(S21)。次に、居住階に設置さ
れた通話装置1a〜1nより入力される居住階信号Sa
〜Snを参照し、居住階に設置された通話装置1a〜1
nが使用されたか否かを判断する(S16)。居住階に
設置された通話装置1a〜1nが使用されていた場合
は、使用された通話装置1a〜1nの設置階の不停止を
全号機解除する(S32)。
【0075】次に、群管理制御装置7から出力される不
停止状態切り換え信号Xが、不停止状態に復帰するよう
出力されているか否かを判断する(S39)。不停止状
態に復帰する様出力されていたら、来訪者の乗り込み階
に停止中のエレベータ以外は、不停止状態に復帰させる
(S40)。
【0076】このように、第4の実施の形態によれば、
群管理制御のエレベータにおいて来訪者の乗り込み階に
割り当てたエレベータ以外のエレベータが先に先着して
しまった場合に、先着したエレベータに来訪者が乗り込
んで応答させる。従って、先に割り当てられていたエレ
ベータが不停止解除状態にて応答することが減少しセキ
ュリティが向上する。
【0077】以上述べた第3の実施の形態および第4の
実施の形態では、通話装置1a〜1nは通話中において
居住階信号Sa〜Snを出力し、通話装置6a〜6mは
通話中において来訪者の乗り込み階信号Ua〜Umを出
力するようにしているが、通話終了後の一定時間におい
ても、居住階信号Sa〜Snまたは来訪者乗り込み階信
号Ua〜Umの出力を継続すると共に、その間は新たな
通話は受け付けないようにしても良い。
【0078】図18は、その場合の通話装置1a〜1n
の動作を示すフローチャートである。図9に示した第2
の実施の形態における通話装置1a〜1nの動作にステ
ップS41が追加されている。
【0079】各々の通話装置1a〜1nは居住階信号S
a〜Snを既に出力中であるか否かを判断する(S4
1)。居住階信号Sa〜Snを出力中であるときは、処
理を終了し新たな通話は受け付けない。一方、居住階信
号Sa〜Snを出力中でなければ、各々の通話装置1a
〜1nは、自己の通話装置1iが使用中であるか否かを
判断する(S11)。自己の通話装置1iが使用中であ
れば自己の通話装置1iが設置されている階の居住階信
号Sa〜Snを出力する(S12)。 そして、居住階
信号出力時間のタイマーをリセットし(S24)、ステ
ップS11に戻りステップS12およびステップS24
の処理を繰り返す。
【0080】ステップS11の判定で通話装置1iが通
話中でなくなったら、居住階信号出力時間タイマーをカ
ウントアップし(S25)、そのカウント値t1と予め
定めた居住階信号出力時間のリミット値t2とを比較す
る(S26)。そして、居住階出力時間タイマーによる
カウント値t1が居住階信号出力時間のリミット値t2
以上になったら、居住階信号Sa〜Snの出力を停止す
る(S27)。居住階出力時間タイマーのカウント値t
1が居住階信号出力時間のリミット値t2以下の場合は
ステップS25に戻る。
【0081】一方、図19は、通話終了後の一定時間に
おいても来訪者乗り込み階信号Ua〜Umの出力を継続
するようにし、その間は新たな通話は受け付けないよう
にした場合の通話装置6a〜6mの動作を示すフローチ
ャートである。図10に示した第2の実施の形態におけ
る通話装置6a〜6mの動作にステップS42が追加さ
れている。
【0082】各々の通話装置6a〜6mは、既に乗り込
み階信号Ua〜Umを出力中であるか否かを判断する
(S42)。乗り込み階信号Ua〜Umを出力中である
ときは、処理を終了し新たな通話は受け付けない。一
方、乗り込み階信号Ua〜Umを出力中でなければ、各
々の通話装置6a〜6mは、自通話装置6jが使用中で
あるか否かを判断する(S18)。自己の通話装置6j
が使用中であれば自己の通話装置6jが設置されている
階の居住階信号Sa〜Snを出力する(S19)。そし
て、乗り込み階信号出力時間タイマーのカウント値t3
をリセットし(S28)、ステップS18に戻りステッ
プS19およびステップS28の処理を繰り返す。
【0083】ステップS28の判定で通話装置6jが通
話中でなくなったら、乗り込み階信号出力時間のタイマ
ーをカウントアップし(S29)、乗り込み階信号出力
時間のリミット値t4とを比較する(S30)。そし
て、乗り込み階出力時間タイマーのカウント値t3が乗
り込み階信号出力時間のリミット値t4以上になった
ら、乗り込み階信号Ua〜Umの出力を停止する(S3
1)。乗り込み階信号出力時間タイマーのカウント値t
3が乗り込み階信号出力時間のリミット値t4以下の場
合はステップS31に戻る。
【0084】これにより、通話装置1iからの居住階信
号Si、通話装置6jからの乗り込み階信号Ujが一定
時間保持され、その間は新たな通話は受け付けないの
で、複数の来訪者によるエレベータの不停止階解除の競
合がなくなり、使い勝手が向上する。つまり、別の居住
階に行ってしまうと言う不都合がなくなりセキュリティ
が向上する。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既設の通話装置を使用することにより、居住者の居住階
や来訪者の乗り込み階が識別でき、適切に不停止状態を
解除することができる。従って、安価に建物のセキュリ
ティを達成することができ、使い勝手も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係わるエ
レベータ制御装置のブロック構成図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態における居
住階に設置される通話装置の動作を示すフローチャート
である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態における乗
り込み許可手段の動作を示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の第1の実施の形態における不
停止状態切り換え装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】図5は、本発明の第2の実施の形態に係わるエ
レベータ制御装置のブロック構成図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態における来
訪者乗り込み階に設置された通話装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図7は、本発明の第2の実施の形態における不
停止状態切り換え装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】図8は、本発明の第2の実施の形態におけるホ
ール呼び登録装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】図9は、本発明の第2の実施の形態における居
住階に設置される通話装置の動作の他の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図10は、本発明の第2の実施の形態におけ
る来訪者乗り込み階に設置される通話装置の動作の他の
一例を示すフローチャートである。
【図11】図11は、本発明の第3の実施の形態に係わ
るエレベータ制御装置のブロック構成図である。
【図12】図12は、第3の実施の形態における不停止
状態切り換え装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】図13は、本発明の第3の実施の形態におけ
るホール呼び登録装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】図14は、本発明の第3の実施の形態におけ
る群管理制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】図15は、本発明の第4の本発明の第4の実
施の形態に係わるエレベータ制御装置のブロック構成図
である。
【図16】図16は、本発明の第4の実施の形態におけ
る群管理制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】図17は、本発明の第4の実施の形態におけ
る不停止状態切り換え装置の動作を示すフローチャート
である。
【図18】図18は、本発明の第4の実施の形態におけ
る居住階に設置される通話装置の動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図19】図19は、本発明の第4の実施の形態におけ
る来訪者乗り込み階に設置される通話装置の動作の一例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、6 通話装置 2 不停止状態切り換え装置 3 乗り込み許可スイッチ 4 乗り込み許可手段 5 ホール呼び登録装置 7 群管理制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 哲二 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 3F002 AA05 CA09 FA03 GA04 GB02 3F303 BA06 CA11 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外からの来訪者と建物の居住者と
    が通話したとき居住者の居住階信号を出力する通話装置
    と、居住者により来訪者の乗り込み許可信号を入力する
    ための乗り込み許可入力手段と、前記乗り込み許可入力
    手段からの乗り込み許可信号を受けて前記通話装置から
    の居住階信号の示す階をエレベータがサービスしない不
    停止状態からエレベータが停止可能な状態へ切り換える
    不停止状態切り換え装置とを備えたことを特徴とするエ
    レベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 建物の外からの来訪者と建物の居住者と
    が通話したとき来訪者の乗り込み階信号と居住者の居住
    階信号を出力する通話装置と、居住者により来訪者の乗
    り込み許可信号を入力するための乗り込み許可入力手段
    と、来訪者の乗り込み階信号による来訪者乗り込み階の
    ホール呼びを登録するホール呼び登録装置と、前記乗り
    込み許可入力手段からの乗り込み許可信号を受けて前記
    ホール呼び登録装置に来訪者乗り込み階のホール呼び登
    録信号を出力すると共に、前記通話装置からの居住階信
    号の示す階をエレベータがサービスしない不停止状態か
    らエレベータが停止可能な状態へ切り換える不停止状態
    切り換え装置とを備えたことを特徴とするエレベータ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記通話装置は、通話終了後の一定時
    間、居住階信号または来訪者乗り込み階信号の出力を継
    続することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のエレベータ制御装置。
  4. 【請求項4】 各階床からのホール呼びを複数台のエレ
    ベータのうち最適なエレベータに割り当てる群管理制御
    を行うエレベータ制御装置において、建物の外からの来
    訪者と建物の居住者とが通話したとき来訪者の乗り込み
    階信号と居住者の居住階信号を出力する通話装置と、居
    住者により来訪者の乗り込み許可信号を入力するための
    乗り込み許可手段と、来訪者の乗り込み階信号による来
    訪者乗り込み階のホール呼びを登録するホール呼び登録
    装置と、前記乗り込み許可手段からの乗り込み許可信号
    を受けて前記ホール呼び登録装置に来訪者乗り込み階の
    ホール呼び登録信号を出力すると共に、複数台のすべて
    のエレベータに対し前記通話装置からの居住階信号の示
    す階をエレベータがサービスしない不停止状態からエレ
    ベータが停止可能な状態へ切り換える不停止状態切り換
    え装置と、前記ホール呼び登録装置に登録されたホール
    呼びを複数台のエレベータのうち最適のエレベータに割
    り当てる群管理制御装置とを備えたことを特徴とするエ
    レベータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記不停止状態切り換え装置は、前記群
    管理制御装置により割り当てられたエレベータ以外のエ
    レベータが来訪者乗り込み階に先に到着した場合、割り
    当てられたエレベータの来訪者乗り込み階への予想到着
    時間が一定時間以上のときは、割り当てられたエレベー
    タを不停止状態とし先着したエレベータのみを居住階信
    号の示す階に応答させることを特徴とする請求項4に記
    載のエレベータ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記通話装置は、通話終了後の一定時
    間、居住階信号または来訪者乗り込み階信号の出力を継
    続する共に、その居住階信号または来訪者乗り込み階信
    号の出力中は、新たな通話は受け付けないようにしたこ
    とを特徴とする請求項4または請求項5に記載のエレベ
    ータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256765A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Hitachi Ltd エレベータの防犯システム
KR100643125B1 (ko) 2004-06-21 2006-11-10 주식회사 코락시스템 엘리베이터 보안시스템
CN102126654A (zh) * 2010-01-15 2011-07-20 东芝电梯株式会社 电梯

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