JP2878809B2 - リニア搬送装置への乗り移り制御方法 - Google Patents

リニア搬送装置への乗り移り制御方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワーク移送用のパレットを定速度搬送を行
うコンベア式搬送装置からリニア搬送装置へ乗り移らせ
る乗り移り制御方法に関するものである。
〔従来技術〕
最近、特開昭55−86307号公報及び特開昭62−210162
号公報に記載されているように、自動車工場等において
は、ワーク移送用のパレットをリニアモータで駆動する
リニア搬送装置がその高速作動特性故に実用に供されつ
つあるが、パレット搬送ラインの全ラインに亙ってリニ
ア搬送装置が適用されている訳ではなく、パレット搬送
ラインの一部にはスラットコンベアなどの定速度搬送方
式のコンベア式搬送装置が適用されている。それ故、リ
ニア搬送装置からコンベア式搬送装置へ或いはその反対
にパレットを乗り移らせることも行われている。
ところで、リニア搬送装置で所定ストローク搬送する
場合、起動、急加速搬送、定速の高速搬送、急減速搬
送、停止の作動が順次行われる。
定速かつ低速度のコンベア式搬送装置からリニア搬送
装置へパレットを乗り移らせる際には、リニア搬送装置
の搬送速度をコンベア式搬送装置の搬送速度に同期させ
ることが必要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
通常のリニア搬送装置に、エンコーダーなどでパレッ
トの搬送速度を検出して搬送速度を精密にフィードバッ
ク制御する制御手段を設ければ、リニア搬送装置の搬送
速度を制御することは可能である。
しかし、乗り移り開始から短時間の間においては、複
数のリニアコイルの極く一部のリニアコイルからの磁力
がパレットに作用するだけで、パレットはコンベア式搬
送装置の駆動力で定速搬送され、パレットのリニア搬送
装置への乗り移りの進行に応じて搬送に寄与するリニア
コイルの数が増しリニア搬送装置側の搬送駆動力が増加
することから、上記フィードバック制御によってリニア
搬送装置を制御することは殆ど不可能である。
上記パレットのリニア搬送装置への乗り移り完了前に
リニア搬送装置の搬送速度がコンベア式搬送装置の定速
搬送速度よりも大きくなると、リニアモータが制動され
リニアコイルに逆向きの誘導電流が発生し、リニアコイ
ルへ供給する電流・電圧の制御に混乱を来すなどの問題
が起こる。
更に、乗り移り未完了のうちにリニア搬送装置側の搬
送駆動力でパレットが定速搬送速度よりも高速で搬送さ
れると、パレットとコンベア式搬送装置間にスリップが
生じパレットやコンベア式搬送装置が損傷をうけるとい
う問題がある。
本発明の目的は、ワーク移送用のパレットをコンベア
式搬送装置からリニア搬送装置へ円滑に乗り移らせるこ
とが出来るようなリニア搬送装置への乗り移り制御方法
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るリニア搬送装置への乗り移り制御方法
は、ワーク移送用のパレットを定速度で搬送するコンベ
ア式搬送装置から、上記パレットをリニアモータで搬送
するリニア搬送装置へパレットを乗り移らせる制御方法
であって、上記パレットの搬送方向前端がリニア搬送装
置上の所定の乗り移り開始位置に達した基準開始タイミ
ングからリニア搬送装置を起動させる第1ステップと、
上記基準開始タイミング以降のパレットの搬送距離をリ
アルタイムで求める第2ステップと、上記パレットの上
記搬送距離が所定距離に達するまではリニア搬送装置に
よる搬送速度をコンベア式搬送装置の定速搬送速度以下
に制御すると共に、上記搬送距離が所定距離に達したと
きリニア搬送装置による搬送速度がコンベア式搬送装置
の定速搬送速度と略等しくなるように制御する第3ステ
ップとを備えたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明に係るリニア搬送装置への乗り移り制御方法に
おいては、ワーク移送用のパレットの搬送方向前端がリ
ニア搬送装置上の所定の乗り移り開始位置に達した基準
開始タイミングからリニア搬送装置を起動させる(第1
ステップ)。
この場合、例えば、パレットを仮にリニア搬送装置単
独で所定距離(但し、パレットの全長程度の距離であ
る)搬送したときにコンベア式搬送装置の定速搬送速度
と略等しい搬送速度となるような励磁電流(例えば、フ
ル励磁のN%励磁、N≦100)で作動する状態に起動さ
せることが望ましい。リニア搬送装置の起動当初にはリ
ニアモータのリニアコイルの一部の磁力しかパレットに
作用しないので、パレットはコンベア式搬送装置の駆動
力で定速搬送されていく。
第2ステップにおいては、上記基準開始タイミング以
降のパレットの搬送距離をリアルタイムで求める。
次に、第3ステップにおいては、上記パレットの上記
搬送距離が所定距離に達するまではリニア搬送装置によ
る搬送速度をコンベア式搬送距離の定速搬送速度以下に
制御すると共に、このパレットの搬送距離が上記所定距
離に達したとき(パレットがコンベア式搬送装置から外
れてリニア搬送装置上へ完全に乗り移る頃)には、リニ
ア搬送装置の搬送速度を定速搬送速度と略等しくなるよ
うに制御する。
〔発明の効果〕
本発明に係るリニア搬送装置への乗り移り制御方法に
よれば、上記〔作用〕の項で説明したように、基準開始
タイミング以降パレットの搬送距離が所定距離未満のう
ちはリニア搬送装置の搬送速度をコンベア式搬送装置の
定速搬送速度以下に制御するので、リニア搬送装置に対
する制御が簡単化し、リニア搬送装置のリニアモータが
制動されリニアコイルに逆向きの誘導電流が発生するこ
ともない。
基準開始タイミング以降のパレットの搬送距離が所定
距離に達し、パレットがリニア搬送装置上へ乗り移る頃
にはリニア搬送装置の搬送速度をコンベア式搬送装置の
定速搬送速度と略等しくなるように制御するので、パレ
ットをコンベア式搬送装置からリニア搬送装置上へ円滑
に乗り移らせることが出来、リニアモータが制動されリ
ニアコイルに逆向きの誘導電流が発生することもない。
加えて、パレットの乗り移り完了前にリニア搬送装置
によってパレットが定速搬送速度よりも高速で搬送され
ることもないので、パレットとコンベア式搬送装置との
間にスリップが生じることもない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基いて説明す
る。
最初に、自動車工場に設けたリニア搬送装置1及びこ
のリニア搬送装置1の上流端に直列的に配設されたスラ
ットコンベア2とからなる搬送ラインについて説明す
る。
第1図〜第3図に示すように、この搬送ラインは、車
体3を載置したパレット4を搬送する為のもので、第1
図に示すように前後左右方向を定義して説明する。
リニア搬送装置1について説明すると、複数の遊転ロ
ーラ5を有するローラ列6であってパレット4の左部と
右部を搬送可能に支持する左側1条右側1条のローラ列
6が設けられ、またパレット4の左側面を案内するガイ
ドローラ7が定間隔おきに設けられるとともにパレット
4の右側面を案内するガイドローラ7が定間隔おきに設
けられている。
リニア搬送装置1の左端部にはリニアモータのリニア
コイル8がパレット4の左側面に接近対向するように所
定間隔おきに設けられるとともに、リニア搬送装置1の
右端部には同じくリニアコイル8がパレットの右側面に
接近対向するように所定間隔おきに設けられている。
パレット4は鋼製の中空の箱状体で、その左端部には
鋼製の厚いコア部材9とその外側のアルミ板10とが設け
られ、またパレット4の右側部には鋼製の厚いコア部材
9とその外側のアルミ板10とが設けられている。
上記リニアコイル8に三相交流の電力が供給される
と、リニアコイル8に前方へ移動する移動磁界が発生
し、その移送磁界の磁力がコア部材9に作用し、パレッ
ト4が前方へ駆動されるようになっている。つまり、リ
ニアコイル8とコア部材9とでリニアモータが構成され
ている。
ここで、リニア搬送装置1には複数のステーションが
所定間隔おきに設けられ、各ステーションに対応するよ
うにパレット4が配設され、各ステーションでパレット
4上の車体3に対して所定のサイクルタイムで各々所定
の作業を施してから、全部のパレット4を同時に各隣接
のステーションへ搬送し、スラットコンベア2からリニ
ア搬送装置1の最上流のステーションへパレット4を乗
り移らせるようになっている。
次に、スラットコンベア2について説明すると、スラ
ットコンベア2の左部と右部には夫々4つのスプロケッ
ト20に掛装された無端チェーン21が配設され、これら2
列の無端チェーン21の外面側に左右に細長い多数の鋼製
の板部材22が前後方向にキャタピラ状に並べて配設さ
れ、各板部材22の左部と右部が対応する無端チェーン21
に連結され、図示外の後端側の例えば下側の左右1対の
スプロケット20を電動モータ(図示略)で定速駆動する
ことによりスラットコンベア2が第2図の矢印方向へ定
速で駆動されるようになっている。更に、スラットコン
ベア2上にパレット4を所定間隔(例えば、5.5m)で配
置するため、スラットコンベア2には上記所定間隔おき
に断面T形のストッパ23が取付けられている。
次に、上記搬送ラインの制御系について説明する。
上記パレット4の搬送距離を検出する為、パレット4
の下面中央部には全長に亙って前後方向に延びるラック
部材11が設けられ、リニア搬送装置1にはラック部材11
のラックに噛合して回転するロータリエンコーダー12が
所定間隔(これは、パレット4の全長より短い)おきに
設けられ、その1つはリニア搬送装置1の上流端に設け
られている。
更に、パレット4の前端が所定の乗り移り開始位置に
達したのを検出する為、リニア搬送装置1の上流端近く
の位置には近接スイッチ13が設けられている。
スラットコンベア2にはスプロケット20に1対のスプ
ロケットと無端チェーンを介して連動連結されたロータ
リコーダー24が設けられている。
第4図は制御系の構成図を示すもので、リニア搬送装
置1の多数のリニアコイル8のうち最上流側(後方側)
の6組のリニアコイル8を制御するコントロールユニッ
ト30が設けられ、各リニアコイル8に対応させてサイリ
スタを内蔵した駆動回路ユニット31が設けられ、各駆動
回路ユニット31はコントロールユニット30から供給され
る制御信号に応じて三相交流の電流を制御し、その三相
交流をリニアコイル8へ供給する。尚、図示外の下流側
のリニアコイルは図示外のコントロールユニットで制御
される。
ロータリエンコーダー12とロータリエンコーダー24と
近接スイッチ13とはコントロールユニット30に電気的に
接続され、コントロールユニット30へはホストコンピュ
ータ40から種々の指令や情報が供給される。
上記コントロールユニット30はマイクロコンピュータ
を備え、このマイクロコンピュータのROM(リード・オ
ンリ・メモリ)には、少なくともスラットコンベア2か
らリニア搬送装置1へパレット4を乗り移らせる乗り移
り制御の制御プログラムが予め格納されている。
次に、上記リニア搬送装置1、スラットコンベア2及
び制御系を用いて行う乗り移り制御の方法について説明
する。
先ず、制御の概要について説明しておくと、第2図・
第5図に示すように、パレット4の前端がスラットコン
ベア2からリニア搬送装置1の上流端の乗り移り開始位
置へ移動し、近接スイッチ13がONになった時点を基準開
始タイミングとする。この基準開始タイミング以降パレ
ット4が所定距離L(これは、パレット4の全長程度の
距離である)だけ前方へ移動したときに、パレット4の
後端がスラットコンベア2のストッパ23から外れて乗り
移りが完了することになる。
パレット4の乗り移りが完了するまではパレット4は
主としてスラットコンベア2の駆動力で搬送され且つス
ラットコンベア2の定速搬送速度VSで搬送される。
基準開始タイミングにおいてリニア搬送装置1を起動
させるが、パレット4の移動に応じてリニアコイル8か
らパレット4に作用する磁力が増加するので、リニア搬
送装置1を精密に速度制御することは殆ど不可能である
ことに鑑み、乗り移り開始タイミングからリニア搬送装
置1を所定の作動状態に起動させる。
上記所定の作動状態とは、パレット4の左右両側面の
略全域に磁力を作用させつつパレット4をリニア搬送装
置1だけで第5図の点線Aのように時間T1(但し、T1=
L/VS)だけ搬送したときに搬送距離がL(これは、領域
Rの面積に相当する)となり且つ搬送速度がVSとなるよ
うな三相交流で励磁する状態のことで、本実施例ではフ
ル励磁の例えば90%の作動状態である。
このように、所定の作動状態を上記のように設定すれ
ば、基準開始タイミングからパレット4が所定距離Lだ
け搬送されたときにリニア搬送装置1による搬送速度が
VSとなるので、パレット4の乗り移りが円滑に行われる
ことになる。乗り移り開始後乗り移り完了までの間にお
いてはパレット4に作用するリニアコイル8の磁力が増
加していくが、リニアモータの駆動力による搬送速度が
定速搬送速度VS以上になることはないのでリニア搬送装
置1のリニアモータが制動されることはなく、パレット
4とスラットコンベア2との間にスリップが生じること
もない。
尚、乗り移り完了時にはリニア搬送装置1に対して所
定の速度特性(第5図の実線VA)の制御を開始するもの
とする。
次に、上記リニア搬送装置1への乗り移り制御につい
て第6図のフローチャートに基いて説明する。尚、図中
Si(i=1、2、・・・)は各ステップを示す。
先ず、制御が開始されると、初期設定にてフラグFが
リセットされ、近接スイッチ13の出力が読込まれ(S
1)、近接スイッチ13の出力がONか否か判定され(S
2)、当初パレット4がリニア搬送装置1まで移動して
いないときにはF=0で近接スイッチ13の出力がOFFな
のでS1〜S3を繰返えし、パレット4の前端が近接スイッ
チ13の位置まで前進して来ると近接スイッチ13がONとな
るので、S4へ移行してフラグFがセットされているか否
か判定され、当初はF=0なのでS5へ移行してリニアコ
イル8をフル励磁の90%とする制御信号が出力され、次
にロータリエンコーダー12の出力が読込まれその出力は
ソフトカウンタにカウントアップして格納され(S6)、
次に上記ロータリエンコーダー12のカウントアップ値に
基いて基準開始タイミング以降のパレット4の搬送距離
Dが演算されメモリに格納される(S7)。次に、上記搬
送距離Dが所定距離Lより小さいか否か判定され(S
8)、Yesのときにはパレット4の乗り移りが完了してい
ないので、S1へ戻りS1〜S8が微小所定時間毎に繰返えさ
れる。そのうちに、パレット4の乗り移りが完了してD
≧Lになりまたリニア搬送装置1による搬送速度が略VS
になるとフラグFがセットされ(S9)、次にS14におい
てホストコンピュータ40からの指令に基いてリニアコイ
ル8に対する第5図の直線VAの速度特性の加速制御が実
行され、その後S1へ戻る。
その後、F=1なのでS1〜S4を経てS10へ移行し、S10
においてS6と同様にロータリエンコーダー12の出力の読
込み格納がなされ、次にロータリエンコーダー12の出力
を用いてパレット4の搬送速度Vが演算される(S1
1)。この場合、例えばロータリエンコーダー12の出力
パルスの周期を用いて搬送速度Vを求めることが出来
る。
次に、上記搬送速度VがV=0か否か判定され(S1
2)、当初V=0でないのでS13へ移行し、S13にて搬送
速度Vが第5図の高速の定速搬送速度VMより小さいか否
か判定される。V<VMのうちはS14へ移行し、S1〜S4、S
10〜S14が繰返えされるが、V≧VMになるとS13からS15
へ移行し、S15においてホストコンピュータ40からの指
令に基いてリニアコイル8に対する第5図の定速搬送速
度VMの特性の制御などが実行され、その後S15からS1へ
戻り、S1〜S4、S10〜S13、S15が繰返えされることにな
る。上記定速搬送後には減速制御にてパレット4が減速
されて停止することになるが、搬送速度V=0になる
と、S12からS16へ移行してフラグFがリセットされ、S1
6からS1へ戻る。以上のようにしてスラットコンベア2
からリニア搬送装置1へのパレット4の乗り移り及び乗
り移り完了後の加速、定速、減速の搬送がなされてパレ
ット4が停止する。
尚、パレット4に載置して搬送する車体3の重量が車
種毎に変動し、ホストコンピュータ40は車種及び車種毎
の車体3の重量のデータを保有しているので、S14・S15
ではホストコンピュータ40からの指令に従ってリニアコ
イル8を制御するように構成してある。尚、上記実施例
ではスラットコンベア2の搬送速度VSが一定である場合
について説明したが、スラットコンベア2の定速搬送速
度が複数通りに切換えられるような場合には、ロータリ
エンコーダー24からの出力を用いてスラットコンベア2
の搬送速度を求め、それを加味してリニアコイル8を制
御するようにしてもよい。
以上説明したように、パレット4の乗り移り開始から
リニアコイル8を所定の作動状態に起動させ、乗り移り
開始後パレット4が所定距離Lだけ移動してパレット4
がスラットコンベア2から外れ且つリニア搬送装置1に
よる搬送速度がスラットコンベア2の定速搬送速度VSに
略等しくなったときにリニアコイル8に対して所定の速
度特性の制御を開始するので、パレット4の乗り移りが
非常に円滑に無理なくなされること、リニアモータが制
動されてリニアコイル8に逆向きの誘導電流が発生する
ことがないこと、パレット4とスラットコンベア2間に
スリップが生じたりすることがないこと、などの効果が
得られる。
尚、本発明は自動車工場以外において実用に供される
種々の定速コンベア式搬送装置から種々のリニア搬送装
置へパレットを乗り移らせるときの制御にも同様に適用
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係るもので、第1図はリニア搬
送装置とスラットコンベアの平面図、第2図は第1図II
−II線断面図、第3図はリニア搬送装置とパレットの縦
断背面図、第4図は制御系の構成図、第5図は搬送速度
のタイムチャートを含む説明図、第6図は乗り移り制御
のルーチンのフローチャートである。 1…リニア搬送装置、2…スラットコンベア、4…パレ
ット、8…リニアコイル、9…コア部材、L…所定距
離。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 43/08 B65G 54/02 B65G 47/52 B61L 13/02 B61B 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク移送用のパレットを定速度で搬送す
    るコンベア式搬送装置から、上記パレットをリニアモー
    タで搬送するリニア搬送装置へパレットを乗り移らせる
    制御方法であって、 上記パレットの搬送方向前端がリニア搬送装置上の所定
    の乗り移り開始位置に達した基準開始タイミングからリ
    ニア搬送装置を起動させる第1ステップと、 上記基準開始タイミング以降のパレットの搬送距離をリ
    アルタイムで求める第2ステップと、 上記パレットの上記搬送距離が所定距離に達するまでは
    リニア搬送装置による搬送速度をコンベア式搬送装置の
    定速搬送速度以下に制御すると共に、上記搬送距離が所
    定距離に達したときリニア搬送装置による搬送速度がコ
    ンベア式搬送装置の定速搬送速度と略等しくなるように
    制御する第3ステップと、 を備えたことを特徴とするリニア搬送装置への乗り移り
    制御方法。
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