JP2878506B2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP2878506B2
JP2878506B2 JP30562591A JP30562591A JP2878506B2 JP 2878506 B2 JP2878506 B2 JP 2878506B2 JP 30562591 A JP30562591 A JP 30562591A JP 30562591 A JP30562591 A JP 30562591A JP 2878506 B2 JP2878506 B2 JP 2878506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステムの押込操作によっ
て可動接点が反転して接点の切換えを行なう押釦スイッ
関する。
【0002】
【従来の技術】図9ないし図11は従来の押釦スイッチ
を説明する図で、これらの図において1は上面を解放し
た合成樹脂製の下ケースであり、11は上カバー(ケー
ス)であり、下ケース1と上ケース11によりケーシン
グ10が構成されている。この下ケース1の上面には凹
部2が形成してあり、この凹部2の内底面には周辺固定
接点3と中央固定接点5とが、その一部を露出してアウ
トサート成形してあり、これらの周辺固定接点3,中央
固定接点5の一部を下ケース1の外部に延出して接続端
子6が形成してある。この凹部2内には周辺固定接点3
に周縁部を接触させて、リン青銅の金属薄板を円椀状に
成形した可動接点7が、中央固定接点5に対向して配設
してある。この可動接点7上に、密封シート8が載置し
てあるとともに、密封シート8は下ケース1上に配され
ている。そして、下ケース1と上ケース11とが、密封
シート8の周縁部を挟持し、接着剤により、密封シート
8の周縁部は固定してある。また、上ケース11の上面
に、ガイド孔12が形成してあり、このガイド孔12か
らステム13が上部を突出させて、ガイド孔12よって
上下動自在に収納され、このステム13の下面には押圧
突起13aが形成されている。ここで、前記密封シート
8は、はんだ付け後の洗浄時に使用される洗浄液やガイ
ド孔12から内部に侵入する塵埃の内部への侵入を防止
する機能を有する。
【0003】この従来の押釦スイッチでは、図10に示
すスイッチの非操作時には、周縁部を周辺固定接点3上
に載置した可動接点7の中心部は、中央固定接点5に非
接触状態で対向している。この状態から、ステム13を
押し込んでガイド孔12に沿って下降させると、可動接
点7の中央部が押圧突起13aにより押圧変形され、所
定ストローク押し込まれた所で、可動接点7が反転して
図11に示すように、可動接点7の中心部が中央固定接
点5と接触し、スイッチの切換動作が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の従来
の押釦スイッチでは、凹部2の直径は可動接点7を収納
できる程度の大きさであることから、凹部2の周面より
外側の位置においては、密封シート8の周縁部の全面
が、下ケース1と上ケース11と間で接着固定されてい
るので、スイッチの押込操作時に、密封シート8が突張
って下方に十分に撓まないことがある。このように密封
シート8が下方に十分に移動しにくいと、この種のメタ
ルコンタクトの特性が劣化し、良好な感触が得られなか
った。
【0005】本発明は、記従来技術の実情に鑑みてな
されたものであり、その的は、密封シートの突張りが
なく常に安定したスイッチの切換動作を行なえる押釦ス
イッチを提供することにある。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】的を達成するため
発明は、ケーシングの内底面に固定接点を露出さ
せ、この固定接点と対向する位置に円椀状の可動接点を
配置し、この可動接点を前記固定接点に向けて押圧する
ためのステムを昇降自在に保持し、このステムと前記可
動接点間に密封シートを周縁部で前記ケーシングに固定
して配置し、前記ステムの押込操作によって前記ステム
に押圧された前記可動接点が反転して前記固定接点に接
触することにより、接点の切換を行なう押釦スイッチ
において、前記内底面には、前記可動接点が収容される
凹部を設け、この凹部の外周位置には前記凹部に収容さ
れる前記可動接点の位置決めを行う突起部を突設し
の突起部と前記凹部内壁とで区画される空間を前記ステ
ムの押込操作時における前記密封シートの撓みを許容す
る凹状逃げ部としたものである。
【0008】
【0009】
【作用】発明では、スイッチの切換動作時にステムを
押圧すると、周縁部がケーシングに固定して配設された
密封シートの縁部の近傍が、ケーシングの内底面に設
けてある凹状逃げ部内を押圧方向に撓む。このために、
ステムの押圧に応じて密封シートは、押圧方向に十分に
移動できて突張ることがなく、良好な操作感得られ
る。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図8を参
照して説明する。ここで、図1は本発明に係る押釦スイ
ッチの実施例の構成を示す分解斜視図、図2は本発明に
係る押圧スイッチの実施例のスイッチの非操作状態での
構成を示す説明図、図3は本発明に係る押釦スイッチの
実施例のスイッチの操作状態での構成を示す説明図、図
4は本発明に係る押釦スイッチの実施例の構成を強調し
て示す説明図、図5ないし図8は、本発明に係る可動接
点の製造方法を示し、図5は第1の絞り工程から第3の
絞り工程までのフープ材を示す説明図、図6(a),
(b)は第1の絞り工程での製品形状を示す平面図及び
縦断面図、図7(a),(b)は第2の絞り工程での製
品形状を示す平面図及び縦断面図、図8(a),(b)
は第3の絞り工程での製品形状を示す平面図及び縦断面
図である。なお、既に説明した図9ないし図11と同一
部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0012】まず、本発明に係る押釦スイッチの実施例
について図1ないし図4を参照して説明する。
【0013】本実施例では、図1ないし図3に示すよう
に、下ケース1の内底面に形成される凹部20は、その
径が図9ないし図11に示した従来の凹部2よりも大き
く設定されている。そして、凹部20の外周部部分に中
心から放射状に6個所の突起15、15が一体に突出形
成してあり、これらの突起15、15の内周側端面を結
ぶ円が、従来例の凹部の外形に相当している。この凹部
20の底面には従来と同一位置に中央固定接点5及び周
辺固定接点3が一部を露出して設けてあり、従来と同一
の接続端子6が下ケース1外に導出してある。
【0014】この凹部20内に、周縁部を周辺固定接点
3上に載置して可動接点21が収容されている。この可
動接点21の中央部には、常時は押圧方向と反対方向に
凸に湾曲した反転部30が形成してある。この可動接点
21を覆うようにして、ポリイミドなどの合成樹脂材の
密封シート8が、その周縁部を下ケース1の上面に接着
剤で接着してある。そして、ステム13をガイド孔12
に挿通した上ケース11の四隅の取付孔に、接着した密
封シート8を貫通する下ケース1のピン17が形成され
ている。このピン17の貫通した上端を熱かしめするこ
とにより、下ケース1と上ケース11が、互いに一体に
固定されて、密封シート8が挟持固定されるとともに、
凹部20に可動接点21を収容し、またステム13をガ
イド孔12に沿って上下自在に収容している。
【0015】この可動接点21はその周辺部に平面部2
6が形成され、この平面部26の内側に環状突条部28
が上向きに形成され、この環状突条部28の内側に、そ
の中央部を上向きに突出し、その周縁部を下向きに突出
した反転部30が形成されている。
【0016】このような構成の前記実施例では、ステム
13を押込操作すると、すでに従来の装置で説明したよ
うにして、所定の押込みストロークで可動接点21の反
転部21aが反転して中央固定接点5に接触し、スイッ
チの切換動作が行なわれる。この場合、前記実施例で
は、凹部20の外周部分に配設された各突起15、15
間に凹状逃げ部22が形成されているので、ステム13
の押圧に伴って生じる密封シート8の撓みが、この凹状
逃げ部22に許容されて下方に容易に移動する。つま
り、密封シート8の両端支持間の距離が長くなることに
なる。このために、従来のように、ステム13の押圧時
に密封シート8が突張って、密封シート8が下方に十分
に移動しにくくなることがなく、この種のメタルコンタ
クトの特性を向上でき、良好な感触を得られる。また、
突起15を設けてあるので、前述したように撓みやすく
し、かつ、凹部20での可動接点21の位置決めを安定
して行なえる。
【0017】また、可動接点21の外周部を平坦にして
あるので、周辺固定接点3と可動接点21との接触部を
面と面とし、周辺固定接点3の削れを防ぎ、接触抵抗の
上昇を防ぐことができて長寿命化を図れる。図4は、図
2に示した押釦スイッチの構成を強調して示す説明図
で、図4から明らかなように、押釦スイッチの非押し込
み時に密封シート8の中央部は、下ケース1の上面より
突出した状態にしてある。
【0018】なお、前記実施例では、凹状逃げ部22の
底面も凹部20の中央部分の底面と同一面としてある
が、凹部20を2段状に形成してその外周部分の浅い底
面部に突起15を設けてもよい。
【0019】次に、押釦スイッチに使用する可動接点の
製造方法について図5ないし図8を参照して説明する。
【0020】これらの図に示すように、可動接点21は
リン青銅の薄板からなるフープ材25を絞り加工して形
成している。まず、図5及び図6に示すように、第1の
絞り工程でこの可動接点21の周辺部に平面部26を絞
り形成する。次いで図5及び図7に示すように、第2の
絞り工程で、平面部26を固定した状態で、可動接点2
1の中央部をスイッチ操作時の押圧方向に湾曲する絞り
成形が行なわれて、下向きドーム部27形成される。こ
の第2の絞り工程で、可動接点21の中央部に下向きド
ーム部27を形成するとともに、下向きドーム部27の
周縁に、可動接点21の上面に突出した環状突条部28
が形成される。そして、図5及び図8に示すように、第
3の絞り工程では、平面部26と環状突条部28とを固
定した状態で、下向きドーム部27をスイッチ操作時の
押圧方向と反対方向に湾曲させる絞り成形が行なわれ
る。この第3の絞り工程によって、下向きドーム部27
が、スイッチ操作時の押圧方向と反対方向に湾曲され、
押圧によって反転可能な反転部30となる。
【0021】前記可動接点の製造方法によると、外周部
を平坦部とし、かつその平坦部が反転部30の反転動作
による変形の影響を受けることがない、可動接点21を
得ることができる。
【0022】このようにして製造された可動接点21
は、例えば押釦スイッチに組み込んで使用し、その反転
部30を押圧して行くと、所定の押込ストロークで環状
突条部28を中心、つまり、反転部30の反転動作によ
る撓み(変形)の影響は、環状突条部28より外周の平
面部26に及ばない。このように、可動接点21の周縁
に形成してある平面部26により、周辺固定接点3との
接触面積が広く、かつ、反転動作は環状突条部28を中
心として行なわれ、反転時に周辺固定接点3は殆ど移動
せず、安定したスイッチの切換動作を行なえる。
【0023】この可動接点21は、押釦スイッチに限ら
ずモンブランスイッチや回路基板にも使用することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】発明によると、スイッチの切換動作時
にステムを押圧すると、周縁部がケーシングに固定して
配設された密封シートの周縁部の近傍が、ケーシングの
内底面に設けてある凹状逃げ部内を押圧方向に撓むこと
から、ステムの押圧に応じて密封シートは、押圧方向に
十分に移動できて突張ることがなく、良好な操作感を得
られ、常に安定したスイッチの切換動作を行なう押釦ス
イッチを提供できる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押釦スイッチに係る実施例の構成を示
す分解斜視図である。
【図2】本発明の押釦スイッチに係る実施例のスイッチ
切換の非操作時の構成を示す説明図である。
【図3】本発明の押釦スイッチに係る実施例のスイッチ
切換操作時の構成を示す説明図である。
【図4】本発明の押釦スイッチに係る実施例の構成を強
調して示す説明図である。
【図5】本発明の製造方法に係る実施例の第1の絞り工
程から第3の絞り工程までのフープ材を示す説明図
【図6】本発明の製造方法に係る実施例の第1の絞り工
程での製品の形状を示す説明図である。
【図7】本発明の製造方法に係る実施例の第2の絞り工
程での製品の形状を示す説明図である。
【図8】本発明の製造方法に係る実施例の第3の絞り工
程での製品の形状を示す説明図である。
【図9】従来の押釦スイッチの要部の構成を示す斜視図
である。
【図10】従来の押釦スイッチのスイッチ切換の非操作
時の構成を示す説明図である。
【図11】従来の押釦スイッチのスイッチ切換操作時の
構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 下ケース 3 周辺固定接点 5 中央固定接点 8 密封シート 10 ケーシング 11 上ケース 12 ガイド孔 13 ステム 15 突起 20 凹部 21 可動接点 22 凹状逃げ部 25 弾性導体板 26 平面部 27 下向きドーム部 28 環状突条部 30 反転部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内底面に固定接点を露出さ
    せ、この固定接点と対向する位置に円椀状の可動接点を
    配置し、この可動接点を前記固定接点に向けて押圧する
    ためのステムを昇降自在に保持し、このステムと前記可
    動接点間に密封シートを周縁部で前記ケーシングに固定
    して配置し、前記ステムの押込操作によって前記ステム
    に押圧された前記可動接点が反転して前記固定接点に接
    触することにより、接点の切換を行なう押釦スイッチ
    において、前記内底面には、前記可動接点が収容される
    凹部を設け、この凹部の外周位置には前記凹部に収容さ
    れる前記可動接点の位置決めを行う突起部を突設し
    の突起部と前記凹部内壁とで区画される空間を前記ステ
    ムの押込操作時における前記密封シートの撓みを許容す
    る凹状逃げ部としたことを特徴とする押釦スイッチ。
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