JP2877882B2 - 部品の実装位置入力方法および実装位置入力装置およびそれらを用いたncデータ作成方法 - Google Patents

部品の実装位置入力方法および実装位置入力装置およびそれらを用いたncデータ作成方法

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JP2877882B2 JP2068693A JP6869390A JP2877882B2 JP 2877882 B2 JP2877882 B2 JP 2877882B2 JP 2068693 A JP2068693 A JP 2068693A JP 6869390 A JP6869390 A JP 6869390A JP 2877882 B2 JP2877882 B2 JP 2877882B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば電子回路基板に電子部品を自動的に
実装する部品実装装置において、前記基板上に形成され
ている回路パターンの各位置に必要な電子部品を実装す
るために、各電子部品を実装する位置を入力するような
場合に適用される部品実装位置入力方法に関するもので
ある。
従来の技術 従来、第9図に示すような入力装置を用いて、電子部
品の実装位置の入力が行われている。これについて説明
する。すなわち、回路パターンのデータが基板回路パタ
ーン入力装置aにより処理用コントローラbに入力され
る。この入力に係る回路パターンはディスプレイcに表
示される。ディスプレイcの画面上にはあらかじめ位置
合わせ用の十字型のカーソルが表示されており、このカ
ーソルを画面上の任意の位置に動かせるように、マウス
の様な簡易移動入力装置dが設けられている。
従来このような装置を用いて、実装用基板上の部品実
装位置を決定するのに第10図に示すフローチャートのよ
うな工程を採っている。第10図のステップvにおいて部
品実装位置の位置合わせをする方法は、例えば第11図、
第12図のようになる。ここで、第11図のeは位置合わせ
用のカーソル、fは基板上の回路パターンの導体部の画
像である。位置合わせ作業時においては、カーソルeを
実装する部品に合わせて、対象となる基板上のパターン
の中心やパターン間の中点などに、カーソルの目盛りを
見ながら第12図に示す仮想線位置から実線位置のように
位置合わせを行う。なおこのカーソルの形状は部品の種
類に応じて数種類の中から選択する方法も考えられる。
本発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような方法では、位置合わせ時に
カーソルの目盛りを読みながら指定点に中心を合わさな
ければならず、作業が難しかった。また、実装する部品
の形状の違い等によって位置指定の点や位置指定の方法
が異なるため作業者は部品毎の指定点や指定方法を知っ
ておかねばならないという問題点を有していた。数種類
のカーソルから選択する場合は、位置合わせ作業は若干
簡易化されるが、逆に適切なカーソルを選択しなければ
ならないという作業が生じる。また数種類のカーソルで
は数千種にものぼるさまざまな形状の部品をすべてに同
様に入力しやすくすることは難しく、問題の本質的な解
決にはならない。さらに、上記の方法では、入力された
実装位置が正しいかどうかは作業者が確認するしかない
という問題点を有していた。
本発明は前記問題点に鑑み、部品毎に予め登録されて
いる形状の寸法値をもとにして得る部品と同じ形状のカ
ーソルを位置指定に用いることにより、位置指定が容易
で、しかもその指定位置の良否を自動的にチェックする
ことができ、部品実装位置の入力作業が容易となる部品
実装位置入力方法を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明の部品の実装位置入力方法は、ディスプレイ画
面上に表示される回路パターンの各部品実装位置にカー
ソルを位置させることにより前記表示に係る回路パター
ンに対する各部品の実装位置を入力するようにした部品
の実装装置または実装位置入力装置において、前記カー
ソルとして、実装部品の形状と同形状の部品形状カーソ
ルを、表示される前記回路パターンと同一の尺度で表示
して用いることを特徴とするものである。
また本発明の部品の実装位置入力装置は、デイスプレ
イ画面上に表示される回路パターンの各部品実装位置に
カーソルを位置させることにより前記表示に係わる回路
パターンに対する各部品の実装位置を入力するようにし
た実装位置入力装置において、前記カーソルとして、実
装部品の形状と同形状の部品形状カーソルを、表示され
る前記回路パターンと同一の尺度で表示することを特徴
とするものである。
さらに本発明のNCデータ作成方法は、ディスプレイ画
面上に表示される回路パターンの各部品実装位置にカー
ソルを位置させることにより前記表示に係わる回路パタ
ーンに対する各部品の実装位置を入力するようにした実
装位置入力装置において、前記カーソルとして、実装部
品の形状と同形状の部品形状カーソルを、表示される前
記回路パターンと同一の尺度で表示し、前記部品形状カ
ーソルは、実装する各種部品に対応して予め設定された
形状データを基に必要に応じディスプレイ画面上に選択
的に表示することにより部品の実装位置が入力されるこ
とを特徴とするものである。
作用 本発明によれば、回路パターンが表示されたディスプ
レイ画面上に、実装部品の形状と同形状の部品形状カー
ソルを前記回路パターンと同一尺度で表示し、これを回
路パターンの各部品実装位置に移動させて、回路パター
ンの導体部とそれに接続する電極と云った実物に即した
具体的な位置関係を判別することができ、部品が実装時
に回路パターンと適正に接続されるかどうかを見ながら
実装位置を決定し入力することができる。
実施例 以下本発明の一実施例としての電子部品実装位置入力
方法について、第1図〜第8図を参照しながら説明す
る。
第1図において、基板回路パターン入力装置1より回
路パターンのデータが処理用コントローラ2に入力さ
れ、この入力に係るパターンがディスプレイ3に表示さ
れる。一方、部品データベース5には予め部品形状を示
す数値がその部品名とともに登録されている。そしてこ
の登録内容を処理用コントローラ2に接続されたマウス
のような簡易移動入力装置4によって所定数づつ呼び出
され、ディスプレイ3に第3図、第4図に示すような部
品形状カーソル6として表示される。また、このカーソ
ル6は簡易移動入力装置によって画面上の任意の位置に
動かせる。
以上のように構成された装置を用いて、実装用基板上
の部品実装位置を入力する工程の一例を第2図のフロー
チャートで示している。第2図のステップ4において部
品実装位置の位置合わせをする。この位置合わせ方法
は、例えば、第3図、第4図のようになる。カーソル6
は実際に実装する部品の形状をしており、前記データベ
ース5から処理用コントローラ2を介し呼び出され、位
置入力したい電子部品に応じて第3図のようにディスプ
レイ3上に呼出す。次いでこの部品形状カーソル6が示
す部品の電極部8を同じくディスプレイ3に表示されて
いる電子回路基板の回路パターンの導体部7に合わせる
よう第4図に示す二点鎖線から実線位置のように移動さ
せて位置合わせを行う。この位置合わせによって設定し
た物品形状カーソル6の位置によって回路パターンに対
応した電子部品の実装位置を入力する。
このようにして入力された実装位置に対して、第2図
ステップ5において実装位置が不正でないかどうかのチ
ェックを行う。この方法は、例えば、次のような3点の
項目について考えられる。第一点目は、入力された部品
の電極部が全てある割合以上で基板上の回路パターンの
導体部に接しているかどうかである。第5図、第6図は
この点で不正な場合を示し、部品形状カーソル6の電極
部8は回路パターンの導体部7に対し重なっていないも
のがあったり、大きくずれたりしている。第二点目は、
入力された部品の電極部の1つが異なる導体パターンと
同時に接していないかどうかである。第7図にこの点で
不正な場合を示している。第三点目は、既に設定した部
品形状カーソルに接していないかどうかである。第8図
にこの点で不正な場合を示し、今位置設定に供した部品
形状カーソル6が既に位置設定に供した他の部品形状カ
ーソル6に接している。
以上のように本実施例によれば、部品が実装時に回路
パターンと接続するかどうかを画面上で見ながら位置合
わせが行え、またその位置の良否の自動的な確認も行え
るため、従来の目盛りを読む方法よりも簡単に精度や信
頼の高い位置合わせが行える。また、部品によって位置
合わせの指定方法を変える必要がないので作業者は位置
合わせ時にその指定方法を考慮する必要がない。また、
部品の指定方法も部品形状を見ながら行えるため、指定
時の間違いがすくなくなる。
発明の効果 本発明によれば、回路パターンが表示されたディスプ
レイ画面上に、実装部品の形状と同形状の部品形状カー
ソルを前記回路パターンと同一尺度で表示し、これを回
路パターンの各部品実装位置に移動させて、回路パター
ンの導体部とそれに接続する電極と云った実物に即した
具体的な位置関係を判別し、部品が実装時に回路パター
ンと適正に接続されるかどうかを見ながら実装位置を決
定し入力することができるので、従来の目盛りを読む方
法よりも簡単に精度の高い位置合わせが行える。また、
部品によって位置合わせの指定方法をかえる必要がない
ので作業者は位置合わせ時にその指定方法を考慮する必
要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての部品実装方法に適用
される電子部品実装位置入力装置の概略構成図、第2図
は第1図の装置を用いたときの工程の流れを示した図、
第3図、第4図はステップ4の位置合わせ作業時の方法
を示した図、第5図から第8図は実装位置不正時の例を
示した図、第9図は従来例における電子部品実装位置入
力装置の構成図、第10図は第9図の装置を用いたときの
工程の流れを示した図、第11図、第12図は第10図ステッ
プ12の位置合わせ作業時の方法を示した図である。 1……基板回路パターン入力装置 2……処理用コントローラ 3……ディスプレイ 4……簡易移動入力装置 5……部品データベース 6……部品形状カーソル 7……基板上の回路パターンの導体部 8……部品形状カーソルの電極部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 13/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスプレイ画面上に表示される回路パタ
    ーンの各部品実装位置にカーソルを位置させることによ
    り前記表示に係る回路パターンに対する各部品の実装位
    置を入力するようにした部品の実装装置または実装位置
    入力装置において、 前記カーソルとして、実装部品の形状と同形状の部品形
    状カーソルを、表示される前記回路パターンと同一の尺
    度で表示して用いることを特徴とする部品の実装位置入
    力方法。
  2. 【請求項2】部品形状カーソルは、実装する各種部品に
    対応して予め設定された形状データを基に必要に応じデ
    ィスプレイ画面上に選択的に表示する請求項1記載の部
    品の実装位置入力方法。
  3. 【請求項3】部品形状カーソルを表示させるための形状
    データは、部品データベースに予め登録される請求項2
    記載の部品の実装位置入力方法。
  4. 【請求項4】ディスプレイ画面上にて部品形状カーソル
    が示す部品の電極部を回路パターンの導体部に合わせる
    ように位置合わせをした前記部品形状カーソルの位置
    が、部品の実装位置として入力される請求項1から3の
    いずれか1項記載の部品の実装位置入力方法。
  5. 【請求項5】ディスプレイ画面上に表示される回路パタ
    ーンの導体部とそれに位置合わせされる部品形状カーソ
    ルとの相互の重なりの状態から、部品形状カーソルの現
    在位置によって設定される実装位置の良否を判別する請
    求項1から4のいずれか1項記載の部品の実装位置入力
    方法。
  6. 【請求項6】部品形状カーソルの電極部が所定の割合以
    上で回路パターンの導体部に重なっているかどうかによ
    って、実装位置の良否を判別する請求項5記載の部品の
    実装位置入力方法。
  7. 【請求項7】部品形状カーソルの電極部が回路パターン
    の異なる導体部に重なっているかどうかによって、実装
    位置の良否を判別する請求項5または6記載の部品の実
    装位置入力方法。
  8. 【請求項8】部品形状カーソルが既に実装位置を入力済
    みの部品に重なっているかどうかによって、実装位置の
    良否を判別する請求項5または6記載の部品の実装位置
    入力方法。
  9. 【請求項9】ディスプレイ画面上に表示される回路パタ
    ーンの各部品実装位置にカーソルを位置させることによ
    り前記表示に係わる回路パターンに対する各部品の実装
    位置を入力するようにした実装位置入力装置において、 前記カーソルとして、実装部品の形状と同形状の部品形
    状カーソルを、表示される前記回路パターンと同一の尺
    度で表示することを特徴とする部品の実装位置入力装
    置。
  10. 【請求項10】部品形状カーソルを表示させるための形
    状データを予め登録した部品データベースと、部品形状
    カーソルを移動させる簡易移動入力装置とを有する請求
    項9記載の部品の実装位置入力装置。
  11. 【請求項11】ディスプレイ画面上に表示される回路パ
    ターンの各部品実装位置にカーソルを位置させることに
    より前記表示に係わる回路パターンに対する各部品の実
    装位置を入力するようにした実装位置入力装置におい
    て、 前記カーソルとして、実装部品の形状と同形状の部品形
    状カーソルを、表示される前記回路パターンと同一の尺
    度で表示し、 前記部品形状カーソルは、実装する各種部品に対応して
    予め設定された形状データを基に必要に応じディスプレ
    イ画面上に選択的に表示することにより部品の実装位置
    が入力されることを特徴とするNCデータ作成方法。
  12. 【請求項12】ディスプレイ画面上にて部品形状カーソ
    ルが示す部品の電極部を回路パターンの導体部に合わせ
    るように位置合わせをした前記部品形状カーソルの位置
    が、部品の実装位置として入力される請求項11記載のNC
    データ作成方法。
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