JP2000155768A - 配線経路表示方法 - Google Patents
配線経路表示方法Info
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- JP2000155768A JP2000155768A JP10328454A JP32845498A JP2000155768A JP 2000155768 A JP2000155768 A JP 2000155768A JP 10328454 A JP10328454 A JP 10328454A JP 32845498 A JP32845498 A JP 32845498A JP 2000155768 A JP2000155768 A JP 2000155768A
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- circuit board
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い視認性のもとで配線状態の確認が得ら
れ、常に正確な配線状況の検証が得られるようにしたプ
リント基板実装設計装置用の配線経路表示方法を提供す
ること。 【解決手段】 プリント基板1の配線パターンの中で、
任意に指定した配線経路2a〜2c、4a〜bと、これ
に接続されたフットパターン部3a〜3c、5a〜5
d、それにスルーホール部6a〜6dだけが画面に表示
されるようにしたもの。 【効果】 いま検証しようとする配線パターンの経路部
分だけが表示されるので、他の部分に邪魔されることな
く当該部分の確認ができ、正確な配線状況の検証を容易
に行なうことができる。
れ、常に正確な配線状況の検証が得られるようにしたプ
リント基板実装設計装置用の配線経路表示方法を提供す
ること。 【解決手段】 プリント基板1の配線パターンの中で、
任意に指定した配線経路2a〜2c、4a〜bと、これ
に接続されたフットパターン部3a〜3c、5a〜5
d、それにスルーホール部6a〜6dだけが画面に表示
されるようにしたもの。 【効果】 いま検証しようとする配線パターンの経路部
分だけが表示されるので、他の部分に邪魔されることな
く当該部分の確認ができ、正確な配線状況の検証を容易
に行なうことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CADを用いたプ
リント基板用配線パターンの作成における配線経路の表
示方法に係り、特に多層配線パターンを対象としたプリ
ント基板実装設計装置などに好適な配線経路表示方法に
関する。
リント基板用配線パターンの作成における配線経路の表
示方法に係り、特に多層配線パターンを対象としたプリ
ント基板実装設計装置などに好適な配線経路表示方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント基板の配線パターンの設
計にCADが用いられるようになり、複雑な回路の多層
配線による実装設計に際しても、短時間で容易に、しか
も正確に設計できることから、CADを用いたプリント
基板実装設計装置が、現在広く使用されている。なお、
ここで、CADとは、コンピュータソフトの一種である
コンピュータ・エイデッド・デザイン(Computer Aided
Design)の略称である。
計にCADが用いられるようになり、複雑な回路の多層
配線による実装設計に際しても、短時間で容易に、しか
も正確に設計できることから、CADを用いたプリント
基板実装設計装置が、現在広く使用されている。なお、
ここで、CADとは、コンピュータソフトの一種である
コンピュータ・エイデッド・デザイン(Computer Aided
Design)の略称である。
【0003】ところで、従来技術によるプリント基板実
装設計装置は、ネットと呼ばれる接続情報を予め用意し
ておき、これを基にして、作成過程も含めて配線済みの
全ての配線経路が表示できるようにしたものであり、こ
れにより、必要とする回路が正確に形成されているか否
かが随時確認でき、配線状況の検証が行なえるようにな
っている。
装設計装置は、ネットと呼ばれる接続情報を予め用意し
ておき、これを基にして、作成過程も含めて配線済みの
全ての配線経路が表示できるようにしたものであり、こ
れにより、必要とする回路が正確に形成されているか否
かが随時確認でき、配線状況の検証が行なえるようにな
っている。
【0004】なお、このような装置としては、プリント
基板実装設計装置に限らず、例えばビューアなどと呼ば
れている、パソコンなどを用いてプリント基板のパター
ンを見るだけの装置も知られており、従って、この明細
書におけるプリント基板実装設計装置とは、これらの装
置も含むものである。
基板実装設計装置に限らず、例えばビューアなどと呼ば
れている、パソコンなどを用いてプリント基板のパター
ンを見るだけの装置も知られており、従って、この明細
書におけるプリント基板実装設計装置とは、これらの装
置も含むものである。
【0005】そこで、従来技術によるプリント基板実装
設計装置における表示方法の一例について、以下に説明
する。始めに、ここで表示対象となるプリント基板の一
例について、図6〜図9により説明すると、これらの図
は、図5に示す回路をA層とB層の2層からなる多層プ
リント基板1として具体化したものである。
設計装置における表示方法の一例について、以下に説明
する。始めに、ここで表示対象となるプリント基板の一
例について、図6〜図9により説明すると、これらの図
は、図5に示す回路をA層とB層の2層からなる多層プ
リント基板1として具体化したものである。
【0006】ここで、図6は、A層とB層を一括して、
各部品を搭載した状態で示したもので、図7はA層全体
の配線パターンを示したもの、図8はB層全体の配線パ
ターンを示したものであり、そして図9は搭載されてい
る部品名で、図5の回路における部品名に対応して示し
たものである。
各部品を搭載した状態で示したもので、図7はA層全体
の配線パターンを示したもの、図8はB層全体の配線パ
ターンを示したものであり、そして図9は搭載されてい
る部品名で、図5の回路における部品名に対応して示し
たものである。
【0007】そして、これらの図において、2を代表と
する2a〜は、A層に形成された配線パターンの経路部
分で、3を代表とする3a〜は、同じくA層に形成さ
れ、この基板1に搭載される電子部品の端子をはんだ付
けするための接続部となるフットパターン部である。次
に、4を代表とする4a〜は、B層に形成された配線パ
ターンの経路部分であり、5を代表とする5a〜は、同
じくB層に形成されたフットパターン部、そして、6を
代表とする6a〜は、A層の配線パターン2とB層の配
線パターン4を接続するスルーホール部である。
する2a〜は、A層に形成された配線パターンの経路部
分で、3を代表とする3a〜は、同じくA層に形成さ
れ、この基板1に搭載される電子部品の端子をはんだ付
けするための接続部となるフットパターン部である。次
に、4を代表とする4a〜は、B層に形成された配線パ
ターンの経路部分であり、5を代表とする5a〜は、同
じくB層に形成されたフットパターン部、そして、6を
代表とする6a〜は、A層の配線パターン2とB層の配
線パターン4を接続するスルーホール部である。
【0008】そして、従来技術によるプリント基板実装
設計装置では、図6に示すプリント基板1を対象とした
場合、それに設けられている配線パターンと、それに搭
載されるべき部品を、例えば1回路として独立した一連
の配線パターン及びこれに接続された部分からなる部分
毎に表示するのに必要な接続情報であるネットと、これ
らのネットの集合からなり、そのプリント基板を一括し
て表示するのに必要なネットリストが予め用意してあ
る。
設計装置では、図6に示すプリント基板1を対象とした
場合、それに設けられている配線パターンと、それに搭
載されるべき部品を、例えば1回路として独立した一連
の配線パターン及びこれに接続された部分からなる部分
毎に表示するのに必要な接続情報であるネットと、これ
らのネットの集合からなり、そのプリント基板を一括し
て表示するのに必要なネットリストが予め用意してあ
る。
【0009】そして、このネットリストの中から、所定
のネットを指定し、そのネットで与えられる接続情報を
加工することにより、図10〜図12に示すように、夫
々の表示において、配線パターンの特定の部分が色分け
などにより強調された画像が表示されるように構成して
ある。
のネットを指定し、そのネットで与えられる接続情報を
加工することにより、図10〜図12に示すように、夫
々の表示において、配線パターンの特定の部分が色分け
などにより強調された画像が表示されるように構成して
ある。
【0010】すなわち、まず、図10は、図5の回路
で、太線で示してある配線部分8のネットを指定したと
き、図6の一括表示状態に対して与えられる強調表示状
態であり、この場合には、この配線部分8に接続されて
いる部分が、フットパターン部3a〜3c及び5a〜5
dと、これらの間を接続する経路部分2a〜2c及び4
a、4b、それにスルーホール部6a〜6dが強調表示
される。
で、太線で示してある配線部分8のネットを指定したと
き、図6の一括表示状態に対して与えられる強調表示状
態であり、この場合には、この配線部分8に接続されて
いる部分が、フットパターン部3a〜3c及び5a〜5
dと、これらの間を接続する経路部分2a〜2c及び4
a、4b、それにスルーホール部6a〜6dが強調表示
される。
【0011】従って、この従来技術によれば、必要な部
分を任意に指定することにより、当該部分を強調して表
示させることができ、この結果、配線経路がどのような
状態にあるかが容易に確認でき、配線状況を検証するこ
とができる。
分を任意に指定することにより、当該部分を強調して表
示させることができ、この結果、配線経路がどのような
状態にあるかが容易に確認でき、配線状況を検証するこ
とができる。
【0012】同様に、図11は、図7のA層の表示状態
から所定のネットの指定によって得られる強調表示状態
を示し、図12は、図8のB層の表示状態から得られる
強調表示状態を示したものであり、従って、同じく、配
線経路がどのような状態にあるかを別の観点から容易に
確認することができ、配線状況を検証することができ
る。
から所定のネットの指定によって得られる強調表示状態
を示し、図12は、図8のB層の表示状態から得られる
強調表示状態を示したものであり、従って、同じく、配
線経路がどのような状態にあるかを別の観点から容易に
確認することができ、配線状況を検証することができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、配線
経路の確認を更に容易にし、配線状況の正確な検証が更
に図れるようにする点について、配慮がされているとは
言えず、強調表示に伴う視認性の低下と、ネット指定に
伴う操作性の低下に問題があった。このことを、上記し
たプリント基板1の場合を例にして具体的に説明する
と、以下の通りである。
経路の確認を更に容易にし、配線状況の正確な検証が更
に図れるようにする点について、配慮がされているとは
言えず、強調表示に伴う視認性の低下と、ネット指定に
伴う操作性の低下に問題があった。このことを、上記し
たプリント基板1の場合を例にして具体的に説明する
と、以下の通りである。
【0014】従来技術では、図10に示すように、強調
表示された部分2a〜6dは、基板層に関係無く同じ態
様で、例えば同じ色の着色により強調表示され、A層と
B層の何れの層での配線経路であるのかの区別はされて
いない。
表示された部分2a〜6dは、基板層に関係無く同じ態
様で、例えば同じ色の着色により強調表示され、A層と
B層の何れの層での配線経路であるのかの区別はされて
いない。
【0015】また、このとき、A層とB層で色分けした
としても、この図10の場合のように、B層の上にA層
が重ねて表示させたときには、部分4a、4bと部分5
a〜5dはB層に存在する経路部分とフットパターン部
なので、A層に存在している経路部分とフットパターン
部により隠されて、確認が困難になってしまう虞れがあ
る。
としても、この図10の場合のように、B層の上にA層
が重ねて表示させたときには、部分4a、4bと部分5
a〜5dはB層に存在する経路部分とフットパターン部
なので、A層に存在している経路部分とフットパターン
部により隠されて、確認が困難になってしまう虞れがあ
る。
【0016】例えば、B層面にある経路部分4a、4b
は、A層面にあるフットパターン部3に隠され、この結
果、あたかも断線しているように見え、従って、確認が
困難になって、配線状況が正確に検証できなくなってし
まうのである。
は、A層面にあるフットパターン部3に隠され、この結
果、あたかも断線しているように見え、従って、確認が
困難になって、配線状況が正確に検証できなくなってし
まうのである。
【0017】次に、従来技術では、例えば図10に示す
ように、特定の部分を強調表示させるためには、この特
定の部分に強調表示するためのネットを指定しなければ
ならない。しかして、このためには、強調表示が可能な
部分に個々に対応して多数種存在するネットについて、
指定すべき特定の部分との対応を知り、その結果として
得られるネット名やネット番号など、当該ネットの指定
に必要なデータを知る必要があり、従って、操作性が低
下してしまうのである。
ように、特定の部分を強調表示させるためには、この特
定の部分に強調表示するためのネットを指定しなければ
ならない。しかして、このためには、強調表示が可能な
部分に個々に対応して多数種存在するネットについて、
指定すべき特定の部分との対応を知り、その結果として
得られるネット名やネット番号など、当該ネットの指定
に必要なデータを知る必要があり、従って、操作性が低
下してしまうのである。
【0018】以上の結果、従来技術では、まず、配線層
が複数あるプリント基板の場合に、表示に隠れ部分を生
じてしまうので、視認性が低下してしまうことになり、
且つ操作に際して必要とするネットを指定するためのデ
ータを予め知っていなけれはならず、従って、操作性が
低下してしまうのである。
が複数あるプリント基板の場合に、表示に隠れ部分を生
じてしまうので、視認性が低下してしまうことになり、
且つ操作に際して必要とするネットを指定するためのデ
ータを予め知っていなけれはならず、従って、操作性が
低下してしまうのである。
【0019】本発明の目的は、高い視認性のもとで配線
状態の確認が得られ、常に正確な配線状況の検証が得ら
れるようにしたプリント基板実装設計装置用の配線経路
表示方法を提供することである。
状態の確認が得られ、常に正確な配線状況の検証が得ら
れるようにしたプリント基板実装設計装置用の配線経路
表示方法を提供することである。
【0020】同じく本発明の他の目的は、配線状態の確
認のための操作が容易で、配線状況の検証が簡単に行な
えるようにしたプリント基板実装設計装置用の配線経路
表示方法を提供することである。
認のための操作が容易で、配線状況の検証が簡単に行な
えるようにしたプリント基板実装設計装置用の配線経路
表示方法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は、プリント基
板の配線パターンを表示させることにより、前記プリン
ト基板の配線パターンを確認し、配線状況を検証するよ
うにしたプリント基板の配線経路表示方法において、前
記プリント基板の配線パターンが、各配線経路毎の独立
した部分毎に表示できるようににして達成される。
板の配線パターンを表示させることにより、前記プリン
ト基板の配線パターンを確認し、配線状況を検証するよ
うにしたプリント基板の配線経路表示方法において、前
記プリント基板の配線パターンが、各配線経路毎の独立
した部分毎に表示できるようににして達成される。
【0022】また、同じく上記目的は、予め用意してあ
る接続情報を指定して、プリント基板の所定の部分を表
示させることにより、前記プリント基板の配線パターン
を確認し、配線状況を検証するようにしたプリント基板
の配線経路表示方法において、前記接続情報の指定が、
前記表示された図形の所定の部分の指定により与えられ
るようにして達成される。
る接続情報を指定して、プリント基板の所定の部分を表
示させることにより、前記プリント基板の配線パターン
を確認し、配線状況を検証するようにしたプリント基板
の配線経路表示方法において、前記接続情報の指定が、
前記表示された図形の所定の部分の指定により与えられ
るようにして達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明による配線経路表示
方法について、図示の実施形態により詳細に説明する。
なお、理解を容易にするため、以下の本発明の実施形態
についても、従来技術のときと同様、図5に示す回路を
搭載したプリント基板を対象にして説明する。
方法について、図示の実施形態により詳細に説明する。
なお、理解を容易にするため、以下の本発明の実施形態
についても、従来技術のときと同様、図5に示す回路を
搭載したプリント基板を対象にして説明する。
【0024】ここで、この本発明の実施形態でも、予め
対象とするプリント基板のネットリストが格納されたプ
リント基板実装設計装置が使用される。そして、これに
対応して、この実施形態では、使用者は、ネットリスト
に含まれている夫々のネットについて、それの指定に必
要なネット名、ネット番号などのデータについては、予
め知識として把握しているものとする。
対象とするプリント基板のネットリストが格納されたプ
リント基板実装設計装置が使用される。そして、これに
対応して、この実施形態では、使用者は、ネットリスト
に含まれている夫々のネットについて、それの指定に必
要なネット名、ネット番号などのデータについては、予
め知識として把握しているものとする。
【0025】図1は、この実施形態による配線経路表示
態様の一例を示したもので、図5の回路で、太線で示し
た配線部分8に対応するネットが指定されたとき、プリ
ント基板実装設計装置の表示部に映し出されるものであ
る。なお、この実施形態での表示部としては、一般的な
CADに備えられているモニター装置によるものに限ら
ず、プロジェクタなどによる表示部も含み、その他プリ
ント用紙などの印刷媒体による表示など、画像データに
よる表示が可能な装置を全て含まれるものである。
態様の一例を示したもので、図5の回路で、太線で示し
た配線部分8に対応するネットが指定されたとき、プリ
ント基板実装設計装置の表示部に映し出されるものであ
る。なお、この実施形態での表示部としては、一般的な
CADに備えられているモニター装置によるものに限ら
ず、プロジェクタなどによる表示部も含み、その他プリ
ント用紙などの印刷媒体による表示など、画像データに
よる表示が可能な装置を全て含まれるものである。
【0026】ここで、この図1においても、2a〜は、
A層に形成された配線パターンの経路部分で、3a〜
は、同じくA層に形成され、この基板1に搭載される電
子部品の端子をはんだ付けするための接続部となるフッ
トパターン部、4a〜は、B層に形成された配線パター
ンの経路部分、5a〜は、同じくB層に形成されたフッ
トパターン部、そして6a〜は、A層の配線パターン2
a〜とB層の配線パターン4a〜を接続するスルーホー
ル部である。
A層に形成された配線パターンの経路部分で、3a〜
は、同じくA層に形成され、この基板1に搭載される電
子部品の端子をはんだ付けするための接続部となるフッ
トパターン部、4a〜は、B層に形成された配線パター
ンの経路部分、5a〜は、同じくB層に形成されたフッ
トパターン部、そして6a〜は、A層の配線パターン2
a〜とB層の配線パターン4a〜を接続するスルーホー
ル部である。
【0027】そして、この図1の表示態様では、A層の
配線パターンについては、図示のように実線で表示さ
れ、B層の配線パターンは破線で表示され、この結果、
何れの層の配線パターンであるかが容易に確認できる。
配線パターンについては、図示のように実線で表示さ
れ、B層の配線パターンは破線で表示され、この結果、
何れの層の配線パターンであるかが容易に確認できる。
【0028】例えば、経路部分2a〜2cについては、
それらが実線で表示されていることから、A層の配線パ
ターンであることが簡単に認識でき、経路部分4a〜4
bについては、破線になっているので、B層の配線パタ
ーンであることが、これも簡単に認識でき、容易に確認
することができる。
それらが実線で表示されていることから、A層の配線パ
ターンであることが簡単に認識でき、経路部分4a〜4
bについては、破線になっているので、B層の配線パタ
ーンであることが、これも簡単に認識でき、容易に確認
することができる。
【0029】また、この図1の表示態様によれば、配線
部分8に接続されている部分だけを残し、他の部分につ
いては表示されていないので、配線パターンの経路部
分、フットパターン部、スルーホール部など各部の種別
が簡単に判別できる。例えば、2aがA層の配線パター
ンの経路部分で、3bはA層のフットパターン、それに
6aはスルーホール部であることが、簡単に判る。
部分8に接続されている部分だけを残し、他の部分につ
いては表示されていないので、配線パターンの経路部
分、フットパターン部、スルーホール部など各部の種別
が簡単に判別できる。例えば、2aがA層の配線パター
ンの経路部分で、3bはA層のフットパターン、それに
6aはスルーホール部であることが、簡単に判る。
【0030】次に、本発明の他の実施形態による表示例
について、説明すると、この表示例は、所定のネットの
指定により、フットパターン3、5と、例えばICな
ど、基板に搭載されるべき各電子部品の外形が表示され
るようにしたものである。この表示例の場合、まず、最
初、初期設定により、或いはネット指定により、当該プ
リント基板1に対応して、図2に示す表示がなされるよ
うにしてある。
について、説明すると、この表示例は、所定のネットの
指定により、フットパターン3、5と、例えばICな
ど、基板に搭載されるべき各電子部品の外形が表示され
るようにしたものである。この表示例の場合、まず、最
初、初期設定により、或いはネット指定により、当該プ
リント基板1に対応して、図2に示す表示がなされるよ
うにしてある。
【0031】そして、この後、マウスなどの操作によ
り、表示面でカーソルを動かし、フットパターン3、5
の中の何れかを指定することにより、指定したフットパ
ターンに接続されている配線パターンの経路部分が、更
に図3に示すように、表示されるようになっている。
り、表示面でカーソルを動かし、フットパターン3、5
の中の何れかを指定することにより、指定したフットパ
ターンに接続されている配線パターンの経路部分が、更
に図3に示すように、表示されるようになっている。
【0032】従って、この場合には、例えばCADに備
えられているカーソル機能を用い、表示面でのカーソル
指定による入力操作に応じて、それに対応したネットが
選択されるようにした機能が、予めプリント基板実装設
計装置に設けてある。
えられているカーソル機能を用い、表示面でのカーソル
指定による入力操作に応じて、それに対応したネットが
選択されるようにした機能が、予めプリント基板実装設
計装置に設けてある。
【0033】この図3は、図2において、フットパター
ン部3aがカーソルで指定された場合に得られる表示を
示したものであるが、ここで、図2の表示に更に加えら
れた表示部分は、図1に示した表示と同じであり、従っ
て、このときは、図5の配線部分8のネットを指定した
ときと等価であるが、ネット名やネット番号などのデー
タを入力する必要は無く、単に表示面でのカーソル操作
だけで済む。
ン部3aがカーソルで指定された場合に得られる表示を
示したものであるが、ここで、図2の表示に更に加えら
れた表示部分は、図1に示した表示と同じであり、従っ
て、このときは、図5の配線部分8のネットを指定した
ときと等価であるが、ネット名やネット番号などのデー
タを入力する必要は無く、単に表示面でのカーソル操作
だけで済む。
【0034】そして、このとき、配線部分8を構成する
配線パターンの経路部分2a〜と、他の経路部分4a〜
とは色分けして表示され、フットパターン部3a〜と他
のフットパターン部5a、それにスルーホール部6aに
ついても、夫々色分けして表示されるように、対応する
ネットが設定されている。
配線パターンの経路部分2a〜と、他の経路部分4a〜
とは色分けして表示され、フットパターン部3a〜と他
のフットパターン部5a、それにスルーホール部6aに
ついても、夫々色分けして表示されるように、対応する
ネットが設定されている。
【0035】従って、この実施形態の場合には、ネット
の指定のためのデータ、すなわち、ネット名やネット番
号などを使用者が把握している必要は無く、表示された
画面の中の必要な部分にカーソルを移すだけで必要なネ
ットが指定され、必要な表示が得られることになり、こ
の結果、配線パターンの確認が極めて簡単な操作で済
み、操作性を大きく向上させることができる。
の指定のためのデータ、すなわち、ネット名やネット番
号などを使用者が把握している必要は無く、表示された
画面の中の必要な部分にカーソルを移すだけで必要なネ
ットが指定され、必要な表示が得られることになり、こ
の結果、配線パターンの確認が極めて簡単な操作で済
み、操作性を大きく向上させることができる。
【0036】ところで、この図3の表示例では、図2の
表示に、図1の表示を加えた表示になっているが、図2
の表示の後、カーソルによる所定のフットパターンの指
定により、図1の表示を加えるのでは無く、図1の表示
に切替えられるようにしても良い。
表示に、図1の表示を加えた表示になっているが、図2
の表示の後、カーソルによる所定のフットパターンの指
定により、図1の表示を加えるのでは無く、図1の表示
に切替えられるようにしても良い。
【0037】次に、この実施形態による更に別の表示例
について説明すると、この表示例は図1の表示の後、図
4に示すように、このとき表示されている配線パターン
に接続されるべき電子部品が、更に併せて表示されるよ
うにしたもので、このとき、各電子部品毎に、その種別
の違い、例えばICとコンデンサなどの違いに応じて色
分け表示されるようにしても良い。
について説明すると、この表示例は図1の表示の後、図
4に示すように、このとき表示されている配線パターン
に接続されるべき電子部品が、更に併せて表示されるよ
うにしたもので、このとき、各電子部品毎に、その種別
の違い、例えばICとコンデンサなどの違いに応じて色
分け表示されるようにしても良い。
【0038】そして、ここでは、最初、図2の表示が得
られたとき、フットパターン部3aに対するカーソルに
よる指定操作に加えて、電子部品の何れか、例えばIC
5の図形表示に対してもカーソルによる指定操作を行な
うことにより、図3に示す表示が得られるように構成し
てある。
られたとき、フットパターン部3aに対するカーソルに
よる指定操作に加えて、電子部品の何れか、例えばIC
5の図形表示に対してもカーソルによる指定操作を行な
うことにより、図3に示す表示が得られるように構成し
てある。
【0039】従って、この図3の表示例を採用した実施
形態によれば、実装部品が搭載された状態で、各配線パ
ターン毎に配線経路の確認をすることができ、配線状況
を効率的に検証することができる。
形態によれば、実装部品が搭載された状態で、各配線パ
ターン毎に配線経路の確認をすることができ、配線状況
を効率的に検証することができる。
【0040】以上、説明したように、本発明の実施形態
によれば、プリント基板に複数層にわたって存在する配
線パターンの中から任意に選定した配線パターンだけを
抽出して表示させるようにしたので、高い視認性のもと
で容易に配線状態を確認することができ、この結果、正
確な配線状況の検証を確実に、しかも容易に行なうこと
ができる。
によれば、プリント基板に複数層にわたって存在する配
線パターンの中から任意に選定した配線パターンだけを
抽出して表示させるようにしたので、高い視認性のもと
で容易に配線状態を確認することができ、この結果、正
確な配線状況の検証を確実に、しかも容易に行なうこと
ができる。
【0041】また、同じく上記本発明の実施形態によれ
ば、表示面での当該部分の指定により、必要とするネッ
トの指定が得られるので、各ネットの名称や番号を意識
することなく、配線状態を確認し、配線状況が検証でき
ることになり、操作性を大きく向上させることができ
る。
ば、表示面での当該部分の指定により、必要とするネッ
トの指定が得られるので、各ネットの名称や番号を意識
することなく、配線状態を確認し、配線状況が検証でき
ることになり、操作性を大きく向上させることができ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、プリント基板の配線パ
ターンを、一連の経路部分毎に独立して1画面に表示で
きるようにしたので、多数層にわたるプリント基板につ
いての配線状態の確認を容易に行なうことができ、配線
状況を正確に検証することができる。
ターンを、一連の経路部分毎に独立して1画面に表示で
きるようにしたので、多数層にわたるプリント基板につ
いての配線状態の確認を容易に行なうことができ、配線
状況を正確に検証することができる。
【0043】また、本発明によれば、プリント基板の配
線パターン中の所定の部分を、カーソルなどにより表示
画面上で指定するだけで、必要な部分を抽出して表示さ
せることができ、従って、ネット名やネット番号などを
意識する必要が無く、この結果、配線状態の確認に必要
な操作が大きく簡略化され、配線状況の検証に際しての
操作性を大きく向上させることができる。
線パターン中の所定の部分を、カーソルなどにより表示
画面上で指定するだけで、必要な部分を抽出して表示さ
せることができ、従って、ネット名やネット番号などを
意識する必要が無く、この結果、配線状態の確認に必要
な操作が大きく簡略化され、配線状況の検証に際しての
操作性を大きく向上させることができる。
【図1】本発明による配線経路表示方法の一実施形態に
よる第1の表示例を示す説明図である。
よる第1の表示例を示す説明図である。
【図2】本発明による配線経路表示方法の一実施形態に
おいて、ネット指定又は初期設定により当初与えられえ
る表示の一例を示す説明図である。
おいて、ネット指定又は初期設定により当初与えられえ
る表示の一例を示す説明図である。
【図3】本発明による配線経路表示方法の一実施形態に
よる第2の表示例を示す説明図である。
よる第2の表示例を示す説明図である。
【図4】本発明による配線経路表示方法の一実施形態に
よる第3の表示例を示す説明図である。
よる第3の表示例を示す説明図である。
【図5】プリント回基板に搭載される電子回路の一例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図6】多層プリント基板の一例を示す説明図である。
【図7】多層プリント基板における或る層での配線パタ
ーンを示す説明図である。
ーンを示す説明図である。
【図8】多層プリント基板における他の層での配線パタ
ーンを示す説明図である。
ーンを示す説明図である。
【図9】プリント基板に搭載されている電子部品の種別
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図10】従来技術による配線経路表示の一例を示す説
明図である。
明図である。
【図11】従来技術による配線経路表示の他の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図12】従来技術による配線経路表示の別の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
1 プリント基板 2 A層の配線パターンの経路部分 3 A層のフットパターン部 4 B層の配線パターンの経路部分 5 B層のフットパターン部 6 スルーホール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前野 豊 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 Fターム(参考) 5B046 AA08 BA06 DA05 GA01 HA08 HA09 JA01
Claims (3)
- 【請求項1】 プリント基板の配線パターンを表示させ
ることにより、前記プリント基板の配線パターンを確認
し、配線状況を検証するようにしたプリント基板の配線
経路表示方法において、 前記プリント基板の配線パターンが、各配線経路毎の独
立した部分毎に表示できるように構成したことを特徴と
する配線経路表示方法。 - 【請求項2】 予め用意してある接続情報を指定して、
プリント基板の所定の部分を表示させることにより、前
記プリント基板の配線パターンを確認し、配線状況を検
証するようにしたプリント基板の配線経路表示方法にお
いて、 前記接続情報の指定が、前記表示された図形の所定の部
分の指定により与えられるように構成したことを特徴と
する配線経路表示方法。 - 【請求項3】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328454A JP2000155768A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 配線経路表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328454A JP2000155768A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 配線経路表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000155768A true JP2000155768A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18210460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10328454A Pending JP2000155768A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 配線経路表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000155768A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034746A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 日本精機株式会社 | 車両用表示装置の回路基板 |
US10839588B2 (en) | 2018-09-10 | 2020-11-17 | Fujitsu Limited | Information processing apparatus and circuit pattern display method |
-
1998
- 1998-11-18 JP JP10328454A patent/JP2000155768A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034746A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 日本精機株式会社 | 車両用表示装置の回路基板 |
US10839588B2 (en) | 2018-09-10 | 2020-11-17 | Fujitsu Limited | Information processing apparatus and circuit pattern display method |
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