JP2847972B2 - 配線状態表示装置 - Google Patents

配線状態表示装置

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JP2847972B2
JP2847972B2 JP3001825A JP182591A JP2847972B2 JP 2847972 B2 JP2847972 B2 JP 2847972B2 JP 3001825 A JP3001825 A JP 3001825A JP 182591 A JP182591 A JP 182591A JP 2847972 B2 JP2847972 B2 JP 2847972B2
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雅子 石井
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配線状態表示装置に関
し、特に、プリント配線板に関与するCADシステムに
よるパターン設計に対応して、プリント配線板の設計デ
ータを介して、当該プリント配線板の配線状態をグラフ
ィック表示する配線状態表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリント配線板に対応す
る配線状態表示装置としては、図6に一例のブロック図
が示されるように、配線データ入力部16、データ記憶
部17、表示データ処理部18、グラフィック表示部1
9および終了判断部20を備えて構成されており、配線
の状態を、X方向に対応する配線と、Y方向に対応する
配線とを対としてペア層を形成し、このペア層の上層と
下層の各層に対して異なる表示色を用いて表示し、更
に、配線に用いられている線幅に応じて表示される線幅
を決めて、表示しているのが一般である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の配線板
表示装置においては、表示対象となる線幅を厳密に分け
ることが不可能であるために、線幅が近接している配線
に対しては、表示画面上において、どの線幅を用いてい
るのか識別がつかないという欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の配線状態表示装
置は、プリント配線板の配線設計をグラフィック表示を
基にして行い、当該配線設計による配線状態をグラフィ
ック表示する配線状態表示装置において、強調表示色デ
ータと強調表示する線幅データを入力する第1入力部
と、前記プリント配線板上において接続される部品ピン
の座標および配線ルート配線の線幅を入力する第2の
入力部と、前記第1入力部から入力されたデータおよび
前記第2入力部より入力される配線データを格納するデ
ータ記憶部と、前記データ記憶部から前記強調表示する
前記線幅データを読み出し、該線幅データと前記第2入
力部より入力される配線ルート配線の線幅と比較し、
一致する場合には当該配線ルート配線を強調表示色によ
り表示し、一致しない場合には所定の標準表示色で表示
する表示用配線データを出力する表示データ処理部と、
前記表示用配線データを入力して、所定の画面上に前記
プリント配線板上における配線状態を表示するグラフィ
ック表示部と、前記プリント配線板上における配線処理
の終了を判断して、次の配線表示処理の開始を判定する
終了判断部と、を備えて構成される。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0006】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図である。図1に示されるように、本実施例は、第1
入力部1と、第2入力部3、データ記憶部4、表示デー
タ処理部5、グラフィック表示部6および終了判断部7
を含む設計データ表示部2とを備えて構成される。ま
た、図2に示されるのは、この第1の実施例による実行
結果の一表示例を示す図である。
【0007】図1において、第1入力部1には、キーボ
ード機能が含まれており、このキーボードを介して、強
調表示する線幅と、その表示色とが入力される。第2入
力部3は、プリント配線板上において接続される部品ピ
ン104、110および105、109(図2を参照)
の座標値、および配線ルート201および202(図2
を参照)と、配線の線幅を入力する機能を有しており、
例えば、スタイラス・ペンおよびキーボード等により構
成される。
【0008】第2入力部3より力されるデータは、第
1入力部1から入力されたデータを含めてデータ記憶部
4に入力されて格納される。表示データ処理部5におい
ては、データ記憶部4に格納されているデータを読出し
て、第1入力部1において強調表示指定された線幅と、
第2入力部3において入力された配線の線幅とを比較照
合され、二つの線幅が同一の場合においては、表示色と
して第1入力部1において入力された強調表示色を付与
され、また、異なる場合には、所定の標準の表示色が付
与されるとともに、更に、第2入力部3において入力さ
れた線幅に応じたディスプレイ表示用の線幅が求められ
て、所定の表示用の配線情報が出力される。この配線情
報は、グラフィック表示部6に入力されて、プリント板
上における配線状態が、所定の表示画面上に表示され
る。そして、終了判断部7においては、配線すべき部品
ピンが、全て配線終了しているか否かが判断され、終了
していない場合には、再度第2入力部3より表示用の処
理が行われる。
【0009】次に、この実施例による実行結果の一表示
例について、図2を参照して説明する。
【0010】図1に示される第1入力部1において、強
調表示する線幅W1の値および強調表示色C1 が入力さ
れ、また、第2入力部3において、接続ピンの位置、配
線ルートおよび線幅W2 が入力されるものとする。ここ
で、線幅W2 が強調表示する線幅W1 と等しい場合の例
が、図2において、部品ピン105、109および配線
ルート201により示され、また、異なる場合の例が、
部品ピン104、110および配線ルート202により
示されている。この線幅W2 が強調表示する線幅W1
異なる場合においては、強調表示する線幅W1 と、配線
の線幅W2 とが表示データ処理部5において比較照合さ
れ、対応する表示色が求められる。ここで、配線ルート
202により示される配線は、線幅W1 とは異なるた
め、表示色C0 は標準表示色となり、配線ルート201
により示される配線は、線幅W1 と等しいため、表示色
は強調表示色C1 となる。更に、この線幅W2 よりグラ
フィック表示用の線幅W0 が求められる。
【0011】このようにして得られたグラフィック表示
用線幅W0 と表示色C0 は、配線ルート・データおよび
ピン・データ等とともに、グラフィック表示部6に送ら
れて表示される。次いで、終了判断部7において、配線
すべき部品ピンが、全て配線終了しているか否かが判断
され、終了していない場合には、再度第2入力部3より
表示用の処理が行われる。
【0012】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して説明する。
【0013】図3は、本発明の第2の実施例を示すブロ
ック図である。図3に示されるように、本実施例は、初
期表示部8と、第1入力部9と、第2入力部11、デー
タ記憶部12、表示データ処理部13、グラフィック表
示部14および終了判断部15を含む設計データ表示部
10とを備えて構成される。また、図4は、本実施例に
よる初期終了時における一表示例であり、図5は、本実
施例による実行結果の表示例(図4に対応)を示す図で
ある。
【0014】図3において、本実施例の第1の実施例と
の相違点は、予め登録されている配線データを、グラフ
ィック表示部14に表示するための初期表示部8が設け
られている点のみで、他の構成要素ならびに動作につい
ては、前述の第1の実施例の場合と基本的には同様であ
る。
【0015】次に、本実施例による表示例について、図
4および図5を参照して説明する。
【0016】先ず、初期表示部8において、配線データ
登録ファイルより配線済データが読込まれ、グラフィッ
ク表示部14に対する表示が行われる。その表示例を図
4に示す。ここで、図4において、部品ピン111〜1
22に対応して、それぞれの部品ピン間において配線表
示されている配線ルート203、204、205、20
6および207の内、配線ルート203、204および
206は、それぞれ同一の線幅W3 を有しており、また
配線ルート205および207は、それぞれ同一の線幅
4 を有しているものとする。
【0017】次いで、図3に示される第1入力部9にお
いて、強調表示する線幅W3 の値および強調表示色C2
が入力され、また、第2入力部11において、配線デー
タ登録ファイルより登録済の配線データが読込まれて、
データ記憶部12に格納され、表示データ処理部13に
おいて表示色および表示用の線幅が求められて、グラフ
ィック表示部14において表示される。この登録されて
いる配線データの表示が全て終了したか否かについては
終了判断部15において判断され、配線データの表示が
終了していない場合には、再度第2入力部11からの処
理が行われる。なお、配線データの全てに対する処理が
終了した時点における表示例が図5に示される。図5に
おいて明らかなように、配線ルート205および207
により示される配線は、線幅W3 とは異なるために表示
色は標準表示色となり、配線ルート203、204およ
び206により示される配線は、強調指示の線幅W3
等しいため表示色は強調表示色C2 となる。
【0018】このようにして得られたグラフィック表示
用線幅および表示色は、配線ルート・データおよびピン
・データ等とともに、グラフィック表示部14において
表示される。次いで、上述のように、終了判断部15に
おいて、配線すべき部品ピンが、全て配線終了している
か否かが判断され、終了していない場合には、再度第2
入力部11より表示用の処理が行われる。この第2の実
施例においては、特定の線幅の配線による配線状態が表
示画面上において容易に判別することができるので、線
幅変更時のチェックを容易に行うことができるという利
点がある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、強調表
示を行う線幅および表示色を指定して配線表示すること
により、使用配線の線幅が表示画面上において容易に判
別することができるとともに、配線実行時におけるチェ
ックが容易になり、誤配線を防止することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】第1の実施例による実行結果における一表示例
を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】第2の実施例による初期表示終了時における一
表示例を示す図である。
【図5】第2の実施例による実行結果における一表示例
を示す図である。
【符号の説明】
1,9 第1入力部 2,10 設計データ表示部 3,11 第2入力部 4,12,17 データ記憶部 5,13,18 表示データ処理部 6,14,19 グラフィック表示部 7,15,20 終了判断部 8 初期表示部 16 配線データ入力部 101〜122 部品ピン 201〜207 配線ルート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板の配線設計をグラフィッ
    ク表示を基にして行い、当該配線設計による配線状態を
    グラフィック表示する配線状態表示装置において、強調
    表示色データと強調表示する線幅データを入力する第1
    入力部と、前記プリント配線板上において接続される部
    品ピンの座標および配線ルート配線の線幅を入力する
    第2の入力部と、前記第1入力部から入力されたデータ
    および前記第2入力部より入力される配線データを格納
    するデータ記憶部と、前記データ記憶部から前記強調表
    示する前記線幅データを読み出し、該線幅データと前記
    第2入力部より入力される配線ルート配線の線幅と
    較し、一致する場合には当該配線ルート配線を強調表示
    色により表示し、一致しない場合には所定の標準表示色
    で表示する表示用配線データを出力する表示データ処理
    部と、前記表示用配線データを入力して、所定の画面上
    前記プリント配線板上における配線状態を表示するグ
    ラフィック表示部と、前記プリント配線板上における配
    線処理の終了を判断して、次の配線表示処理の開始を判
    定する終了判断部と、を備えることを特徴とする配線状
    態表示装置。
JP3001825A 1991-01-11 1991-01-11 配線状態表示装置 Expired - Lifetime JP2847972B2 (ja)

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JPH04235682A JPH04235682A (ja) 1992-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071129A (ja) * 1983-09-27 1985-04-23 Nippon Seiko Kk プリント基板等の穴径情報発生システム
JPS60101677A (ja) * 1983-11-07 1985-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多色線図形読取装置

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JPH04235682A (ja) 1992-08-24

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