JP2876939B2 - 車両のエンジンマウント - Google Patents

車両のエンジンマウント

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JP2876939B2 JP16252193A JP16252193A JP2876939B2 JP 2876939 B2 JP2876939 B2 JP 2876939B2 JP 16252193 A JP16252193 A JP 16252193A JP 16252193 A JP16252193 A JP 16252193A JP 2876939 B2 JP2876939 B2 JP 2876939B2
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隆行 河村
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体のサイドフレー
ムにエンジンを支持する車両のエンジンマウントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】小型トラックの車体フレームは、車両の
前後方向に延びる一対のサイドフレームと、サイドフレ
ーム間にわたして接続された複数のクロスメンバとから
構成されている。また、小型トラックの場合、サイドフ
レームは、一般に、断面コ字状とされている。
【0003】エンジンは、車両の前方に位置し、一対の
サイドフレーム間に配置されており、サイドフレームに
接続された複数のブラケットにマウントゴムを介して取
り付けられている。各ブラケットが取付けられたサイド
フレームの部位は、断面開口部を補強板で覆い箱状とさ
れ、その剛性が確保されてる。
【0004】上述したようなフレーム構造は、実開昭6
1−50842号公報に開示されたエンジンの防振支持
装置、および、実開昭62−196727号公報に開示
された自動車のパワープラント支持構造のぞれぞれ図面
中に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンを支持するブラケットが接続されるサイドフレームの
部位は、箱状に補強されているため、断面コ字状のサイ
ドフレームの部位に比べて断面係数がかなり高くなって
いる。一般に、断面係数が急激に変化するところには、
応力集中が発生するため、なるべく断面係数が急激に変
化しないようにしてサイドフレームを補強するのが望ま
しい。
【0006】また、サイドフレームの内側には、配線お
よび配管等が配設されるが、箱状に補強されたサイドフ
レームの内部には、ブラケット取付け用のボルト等が突
き出でいるため、その内部に配線および配管等を通す
と、配線および配管等の外皮に傷がつくといった不具合
があった。また、このような作業は、非常に能率が悪
い。
【0007】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、その目的とするところは、応力集中の発生
を防止するとともに、配線および配管等の配設作業にお
ける作業能率の向上を図ることができる車両エンジンの
マウント構造を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の車両のエンジンマウントでは車両前後
方向中心に対し左右一対に配置され、ウェブの両側に互
いに対向するフランジが形成された断面コ字形状の車
サイドフレームの内側に、一端が車体サイドフレームの
フランジの一方に固定され、該フランジの開口端部側か
らウェブに沿い縦壁部分を形成するように延びるととも
に連続してウェブ側に傾斜して傾斜面を形成するように
延びて他端がウェブに固定され、車体サイドフレームの
断面開口部の一部を残すように閉断面部を形成する補強
部材を設け、一端が補強部材の縦壁部分に固定されると
ともに傾斜面の延長線に沿って延び、他端部にエンジン
マウントゴム取付孔を有した第1ブラケットと、一端が
第1ブラケットの他端部に固定されるとともに他端が車
体サイドフレームのフランジの一方に固定される第2ブ
ラケットとを備え、車体サイドフレームに沿い延びる配
線及び配管を断面開口部の一部に配するようにした。
【0009】
【作用】上述したように構成された車両のエンジンマウ
ントによれば、断面コ字形状を有した一対の車体サイド
フレームの内側に、その断面開口部の一部を残すように
して補強部材をそれぞれ接続したから、車体サイドフレ
ームの補強した部位とそうでない部位との間で断面係数
が急激に変化しない。
【0010】また、第1ブラケットの他端部及び第2ブ
ラケットの一端の固定部、つまりブラケットどうしの結
合部と車体サイドフレームのウェブ及び補強部材の固定
部とを結ぶ辺、上記ブラケットどうしの結合部と車体サ
イドフレームのフランジ及び第2ブラケットの固定部と
を結ぶ辺、車体サイドフレームのウェブからなる辺とで
略三角形(トラス構造)が形成されることになり、エン
ジンの荷重が圧縮、引張方向の力のみに分解され、故
に、車体サイドフレームに曲げモーメントが殆ど発生せ
ず、車体サイドフレームの変形が好適に防止されること
になり、車体サイドフレームが効果的に補強されて車体
サイドフレームの剛性が向上する。また、車体サイドフ
レームの断面開口部の内部に配線および配管等を配設す
るので、配線及び配管の配設作業の向上が図られると
ともに、配設作業中に不用意に配線及び配管の外皮に傷
がつくといったことが防止される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1および図2
を参照して詳細に説明する。小型トラックの車体フレー
ムは、車両の前後方向に延びる一対のサイドフレーム2
を備え、これらサイドフレーム2間には、クロスメンバ
がわたして接続されている。そして、エンジン14は、
車両前方に位置して、一対のサイドフレーム2間に配置
され、ブラケット6,8を介してサイドフレーム2に接
続されている。
【0012】サイドフレーム2は、断面コ字状を有して
おり、ブラケット6,8が接続される部位のサイドフレ
ーム2の内側には、補強部材4がそれぞれ取り付けられ
ている。詳しくは、補強部材4は傾斜面4aを有するよ
うにして曲折しており、補強部材4の一端はサイドフレ
ーム2の対向する一対のフランジ2a,2aのうちの一
方に接続され、他端はサイドフレーム2のウェブ2bに
接続されている。故に、サイドフレーム2の補強部材4
により補強された部位は、半開口断面となっており、断
面コ字状の部位よりも断面係数が高く、補強部を箱状と
する場合よりも断面係数が低い。したがって、補強部材
4で補強した部位とそうでない部位との間で断面係数が
急激に変化したりせず、サイドフレーム2の補強した部
位とそうでない部位との境目に応力集中が発生したりし
ない。
【0013】補強部材4の傾斜面4aには、押え部材1
8が接続されており、この押え部材18は、サイドフレ
ーム2の断面開口部に配設した配線および配管等22を
サイドフレーム2内部に押え付けて固定する。したがっ
て、サイドフレーム2内に線および配管等22を配設
する作業は、補強部材4と一対のフランジ2a,2aの
うちの他方間のサイドフレーム2の断面開口部に配線お
よび配管等22を配設し押え部材18で固定するだけな
ので、非常に簡単な作業で済み、配設作業の作業能率の
向上が図れる。
【0014】補強部材4の縦壁部分には、補強部材4の
傾斜面4aの延長線に沿って斜め下方に延びる第1ブラ
ケット6の一端が接続されている。第1ブラケット6の
他端部およびサイドフレーム2のフランジ2aには、そ
れらの下面側に沿うようにして、第2ブラケット8が
され、それぞれ第2ブラケット8の一端と他端とが接続
されている。また、第2ブラケット8には、クロスパイ
プ16が接続されており、このクロスパイプ16は、も
う一方のサイドフレームに接続された第2ブラケット
(図示省略)に接続されている。
【0015】第1および第2ブラケット6,8は、一体
に接続されており、第1ブラケット6の傾斜面には、マ
ウントゴム10を介してエンジン14に接続されたエン
ジンブラケット12が接続されている。そして、マウン
トゴム10は、エンジン14から車体フレームに伝達さ
れる振動を緩衝する。なお、図1中の記号20は、車両
ボディの一部を示す。また、図2において、各部品を互
いに接続するボルトおよびナットの図示は省略した。
【0016】
【発明の効果】この発明の車両のエンジンマウントは、
以上説明したように構成されているので、以下に記載さ
れるような優れた効果を奏する。断面コ字形状を有した
一対の車体サイドフレームの内側に、その断面開口部の
一部を残すようにして補強部材をそれぞれ接続したか
ら、車体サイドフレームの補強した部位とそうでない部
位とで断面係数が急激に変化しない。したがって、、車
体サイドフレームの補強した部位とそうでない部位との
境目に応力集中が発生したりしない。
【0017】また、車体サイドフレームを効果的に補強
して車体サイドフレームの剛性を向上させることができ
る。 そして、さらに、車体サイドフレームの断面開口部
に配線および配管等を配設するので、配線および配管等
の配設作業における作業の向上を図ることができ、配
設作業中に不用意に配線及び配管の外皮に傷がつくこと
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のエンジンマウントを示す図である。
【図2】車両のエンジンマウントの分解図である。
【符号の説明】
2 サイドフレーム 4 補強部材 6 第1ブラケット 8 第2ブラケット 10 マウントゴム 12 エンジンブラケット 14 エンジン 16 クロスバー 18 押え部材 20 車体ボディ 22 配線および配管等
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 5/12 B62D 21/00 B62D 21/09

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向中心に対し左右一対に配置
    され、ウェブの両側に互いに対向するフランジが形成さ
    れた断面コ字形状の車体サイドフレームの内側に、一端
    が前記車体サイドフレームの前記フランジの一方に固定
    され、該フランジの開口端部側から前記ウェブに沿い縦
    壁部分を形成するように延びるとともに連続して前記ウ
    ェブ側に傾斜して傾斜面を形成するように延びて他端が
    前記ウェブに固定され、前記車体サイドフレームの断面
    開口部の一部を残すように閉断面部を形成する補強部材
    を有し、 一端が前記補強部材の前記縦壁部分に固定されるととも
    に前記傾斜面の延長線に沿って延び、他端部にエンジン
    マウントゴム取付孔を有した第1ブラケットと、一端が
    前記第1ブラケットの前記他端部に固定されるとともに
    他端が前記車体サイドフレームの前記フランジの一方に
    固定される第2ブラケットとを備え、 前記 車体サイドフレームに沿い延びる配線及び配管を
    記断面開口部の一部に配したことを特徴とする車両のエ
    ンジンマウント。
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