JP2519471Y2 - エンジンの排気系懸吊装置 - Google Patents

エンジンの排気系懸吊装置

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JP2519471Y2
JP2519471Y2 JP1991010041U JP1004191U JP2519471Y2 JP 2519471 Y2 JP2519471 Y2 JP 2519471Y2 JP 1991010041 U JP1991010041 U JP 1991010041U JP 1004191 U JP1004191 U JP 1004191U JP 2519471 Y2 JP2519471 Y2 JP 2519471Y2
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/18Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly
    • F01N13/1805Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body
    • F01N13/1811Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body with means permitting relative movement, e.g. compensation of thermal expansion or vibration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンの排気系に設
けられた排気サイレンサを車体側に支持する排気系懸吊
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンが車体の前側に搭載さ
れる場合、排気系通路は車体後方へ延ばされて車体前後
方向に長いものとなり、排気系通路は車幅方向への動き
即ち横揺れが発生し易くなる。特に、排気系に設けられ
る排気サイレンサは、比較的容積及び重量が大きく且つ
通常排気系通路の下流端部に配置されるので、上記横揺
れが発生し易くなる。この横揺れを防止するため、例え
ば実開昭62−74033号公報には、排気サイレンサ
を、その前端部及び後端部にそれぞれ左右両側へ延ばし
て設けられた4箇所の被取付部で、弾性部材を介して車
体側に支持することが開示されている。また、上記横揺
れをより効果的に防止しつつ排気サイレンサを支持する
ものとして、弾性部材であるハンガーラバーを車幅方向
に張った懸吊部により上記排気サイレンサを左右両側で
車体側に支持するものがある。このものでは、上記懸吊
部で排気サイレンサの重量を支える際に、ハンガーラバ
ーが車幅方向に張られているため、このハンガーラバー
には、上記重量による上下方向の力と共に車幅方向つま
り排気サイレンサの左右方向への力も作用することにな
り、この左右方向の力で排気サイレンサを左右両側から
引張って横揺れを効果的に抑制することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、排気サイレ
ンサ等の排気系は車体のフロアパネル下方に配設される
ことから、上記のように懸吊部で排気サイレンサを車体
側に支持するときには、車体側各部との干渉を避ける等
によりスペース的制約があり、できるだけ上記懸吊部を
少なくしたいという要求がある。また、コストや重量の
低減といった面からも上記懸吊部は少なくすることが望
ましい。
【0004】しかし、上記公報記載のような排気サイレ
ンサを支持する懸吊部を4箇所から2箇所に減らすべ
く、排気サイレンサの前端部或いは後端部のいずれか一
方の2箇所で支持するようにした場合、排気サイレンサ
の重量を支える荷重分担に偏りが生じることから、排気
系全体としては更に別な箇所で支持する必要があり、結
果的には上記懸吊部を減らすことにはならない。また、
上記荷重分担の偏りを解消するためには、排気サイレン
サの中央部分を左右2箇所で支持すればよいが、排気サ
イレンサは構造上その中央部の強度が弱く、この中央部
分で支持した場合は排気サイレンサが損傷するおそれが
ある。
【0005】本考案はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、エンジンの排気系
に設けられた排気サイレンサを車体側に支持する懸吊部
を適切に配置して、少ない箇所の懸吊部によって効果的
に排気サイレンサの横揺れを防止しつつ車体側に支持す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の考案が講じた解決手段は、エンジンの排
気系に設けられた排気サイレンサが、その軸方向を略車
体前後方向に向けて配置され、且つハンガーラバーを車
幅方向に張って設けられた複数箇所の懸吊部により車体
側に支持されたエンジンの排気系懸吊装置を前提とす
る。そして、上記複数箇所の懸吊部のうち、上記排気サ
イレンサの前後方向の一端部における左右両側の一箇所
ずつでそれぞれ排気サイレンサを車体側に支持する左右
二つのサイレンサ懸吊部を、互いに排気サイレンサの軸
方向にオフセットして配置し、上記排気サイレンサ他端
部或いはその近傍の排気系を車体側に支持する排気系懸
吊部を、上記左右のサイレンサ懸吊部のうち排気サイレ
ンサの軸方向において離れた側となる懸吊部と排気系軸
線を境として左右方向の同じ側に配置する構成とする。
【0007】請求項2の考案では、請求項1の考案にお
いて、排気サイレンサの側方で且つ上記排気系軸線に対
する上記サイレンサ懸吊部と上記排気系懸吊部との双方
の配置側に、車体フロアに形成されるスペヤタイヤ収納
室を配置する構成としている。
【0008】また、請求項3の考案では、請求項1の考
案における排気サイレンサを、排気抵抗を可変にする可
変バルブ及びその駆動装置を有する構成としている。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1の考案では、排気
サイレンサの前後方向の一端部を、ハンガーラバーを車
幅方向に張って設けられた左右のサイレンサ懸吊部が、
上記排気サイレンサの左右両側から車体側に支持してい
るので、上記左右のサイレンサ懸吊部のハンガーラバー
では、排気サイレンサの重量を支える上下方向の力と共
に、左右方向への力も作用して排気サイレンサを左右両
側から引張るようになる。また、上記左右のサイレンサ
懸吊部は、上記排気サイレンサの軸方向にオフセットし
て配置されているので、上記左右両側からの引張り力に
より排気サイレンサには偶力が発生する。一方、上記排
気サイレンサ他端部或いはその近傍の排気系を、ハンガ
ーラバーを車幅方向に張って設けられた排気系懸吊部が
車体側に支持しているので、この排気系懸吊部のハンガ
ーラバーも上記左右のサイレンサ懸吊部のハンガーラバ
ーと同様に左右方向への力が作用して排気サイレンサを
引張るようになる。その際、上記排気系懸吊部は上記左
右のサイレンサ懸吊部のうち上記軸方向において離れた
側となる懸吊部と排気系軸線を境として左右方向の同じ
側に配置されているので、上記排気系懸吊部のハンガー
ラバーによる引張り力は、上記左右のサイレンサ懸吊部
での偶力と逆方向の偶力を排気サイレンサに発生させ、
結果的に排気サイレンサに発生する上記各偶力を打消す
ことになる。つまり、上記3箇所の懸吊部で排気サイレ
ンサが偶力を生じることなく且つ左右両側に均等に引っ
張られた状態で車体側に支持され、排気サイレンサの横
揺れが効果的に抑制される。
【0010】請求項2の考案では、排気サイレンサの側
方で且つ上記排気系軸線に対する上記サイレンサ懸吊部
と上記排気系懸吊部との双方の配置側に、車体フロアに
形成されるスペヤタイヤ収納室を配置しているので、前
後方向で離れた2つの懸吊部の間にスペヤタイヤ収納室
が配置されることになり、特に、車体後側に配置された
懸吊部側に上記スペヤタイヤ収納室を配置させること
で、排気サイレンサ近くの車体後側に十分なスペースを
有するスペヤタイヤ収納室が形成される。また、上記ス
ペヤタイヤ収納室の側方で車体のフロア下方にできるデ
ッドスペースを有効に利用できる。
【0011】また、請求項3の考案では、排気サイレン
サは、排気抵抗を可変にする可変バルブ及びその駆動装
置を有する場合に、排気サイレンサの横揺れが抑制され
るので、該可変バルブのこれを駆動する駆動装置とを連
結する連結部等の変位が抑えられ、可変バルブの作動の
信頼性が向上される。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1及び図2は本考案の実施例に係るエン
ジンの排気系懸吊装置の概略構成を示す。これらの図に
おいて、1は車両後部でフロアパネル2の下方でエンジ
ン(図示省略)の排気系に配設された排気サイレンサ
で、この排気サイレンサ1はその軸方向を略車体前後方
向(図1における上下方向)に向けて配置されており、
且つ上記フロアパネル2を下方に突出させて形成したス
ペヤタイヤ収納室3の外側側方に近接して配置されてい
る。上記排気サイレンサ1の前側(図1の上側)端面1
aにはジョイントパイプ4が設けられており、その上流
端はエンジン側に接続される排気管5の下流端と接続さ
れている。更に、上記排気サイレンサ1の前側端面1a
には、排気ガスを大気へ放出する長いテールパイプ6が
接続されており、このテールパイプ6は、上記前側端面
1aとの接続部からすぐにU字状に湾曲して、排気サイ
レンサ1のスペヤタイヤ収納室3側と反対側の側方を排
気サイレンサ1に沿って後方へ延ばされており、テール
パイプ6の下流端部6aは、車体後部壁面を構成するエ
ンドパネル7よりも少し後方へ突出した位置で後方へ向
けて開口している。一方、上記排気サイレンサ1の後側
端面1bには、排気ガスを大気へ放出する短いテールパ
イプ8が接続されており、このテールパイプ8は、略真
直ぐに上記エンドパネル7よりも少し後方へ突出して延
ばされ、その下流端部8aは上記テールパイプ6の下流
端部6aのスペヤタイヤ収納室3側に平行に配置され、
後方へ向けて開口している。
【0014】上記テールパイプ8の途中には、そのパイ
プ内通路を開閉することにより上記排気管5を経て排気
サイレンサ1内を流通する排気ガスの流通抵抗即ち排気
抵抗を可変にする可変バルブ9が配設されている。該可
変バルブ9は、スプリング10によって閉弁方向に付勢
されており、スプリング10の付勢力に抗して可変バル
ブ9の弁軸に一端が連結されたケーブル11が引張られ
ることにより開弁される。上記ケーブル11の他端は、
上記エンドパネル7に取付けられた駆動装置12に連結
されている。この駆動装置12は動力源としての電動モ
ータ12aを有し、エンジン回転数が所定値以上のとき
に作動して上記ケーブル11を引張って、可変バルブ9
をスプリング10の付勢力に抗して開弁させるようにな
っており、これにより、排気抵抗を低減してエンジンの
出力向上が図られる。
【0015】また、上記排気サイレンサ1の後側端面1
bには、上記排気サイレンサ1を車体側に支持するため
の左右のハンガーロッド13,14の各一端がそれぞれ
固着されている。詳述すると、上記右側のハンガーロッ
ド13の一端13aは、排気サイレンサ1の後側端面1
bの右端側に固着され、ハンガーロッド13の央部はテ
ールパイプ6の下部の一部を巻くようにして右側側方の
斜め上方へ延びた後、他端13bは車体前側に向けて折
曲して真直ぐ延びている。また、上記左側のハンガーロ
ッド14の一端14aは、排気サイレンサ1の後側端面
1bの左端側に固着され、ハンガーロッド14の央部は
左側側方の車体後方へ向けて斜めに延びた後、他端14
bは車体後方に向けて真直ぐ延びている。つまり、上記
左右のハンガーロッド13,14の各他端13b,14
bは、それぞれ排気サイレンサ1の後側端面1bより前
側と後側とに互いにずれてオフセットされた位置にあ
る。
【0016】そして、上記右側のハンガーロッド13の
他端13bは、両端面を車体前後方向に向けた弾性部材
からなる右側のハンガーラバー15の下側の取付孔15
aに嵌挿して係合されている。上記ハンガーロッド13
とハンガーラバー15とによって右側のサイレンサ懸吊
部30が構成されている。また、上記ハンガーラバー1
5の上側の取付孔15bには、一端が車体側に固着され
たハンガーブラケット16の他端16bが嵌挿して係合
されている。即ち、上記ハンガーブラケット16は、一
端16aが車体前後方向に延びた断面コ字状の車体側部
材としてのサイドメンバ17の右側側面に固着されてお
り、他端16bは車体前方に真直ぐ延びて、上記ハンガ
ーロッド13の他端13bと平行で且つ右側斜め上方に
位置している。つまり、排気サイレンサ1は、後側端面
1bより前側に配置された右側のサイレンサ懸吊部30
によって、車体側に右側斜め上方に吊上げられた状態に
支持されている。同様に、上記左側のハンガーロッド1
4の他端14bは、両端面を車体前後方向に向けた弾性
部材からなる左側のハンガーラバー18の下側の取付孔
18aに嵌挿して係合されている。上記ハンガーロッド
14とハンガーラバー18とによって左側のサイレンサ
懸吊部31が構成されている。また、上記ハンガーラバ
ー18の上側の取付孔18bには、ハンガーブラケット
19の他端19bが嵌挿して係合されている。即ち、上
記ハンガーブラケット19は、一端19aがフロアパネ
ル2に固着された車体側部材としての補強ブラケット2
0の下面に固着され、他端19bは車体前方に真直ぐ延
びて、上記ハンガーロッド14の他端14bと平行で且
つ左側斜め上方に位置している。つまり、排気サイレン
サ1は、後側端面1bより後側に配置された左側のサイ
レンサ懸吊部31によって、車体側に左側斜め上方に吊
上げられた状態に支持されている。
【0017】一方、図3にも示すように、上記排気管5
のジョイントパイプ4との接続部の少し上流側にはハン
ガーロッド21が、その一端21aを排気管5の下部を
巻くように固着されており、該ハンガーロッド21の他
端21bは前後方向で離れた側となる上記ハンガーラバ
ー18と左右方向で同じ側の排気管5の左側に延びた
後、車体後方に向けて真直ぐ延びている。そして、上記
ハンガーロッド21の他端21bは、上記ハンガーラバ
ー15,18と同様の両端面を車体前後方向に向けた弾
性部材からなるハンガーラバー22の下側の取付孔22
aに嵌挿して係合されている。上記ハンガーロッド21
とハンガーラバー22とによって排気系懸吊部32が構
成されている。また、上記ハンガーラバー22の上側の
取付孔22bには、一端が車体側に固着されたハンガー
ブラケット23の他端23bが嵌挿されて係合されてい
る。即ち、上記ハンガーブラケット23は、一端23a
が車体側部材としての車幅方向に延びて配設されたクロ
スメンバ24の後側側面に固着され、他端23bは車体
後方に真直ぐ延びて、上記ハンガーロッド21の他端2
1bと平行で且つ左側斜め上方に位置している。つま
り、排気サイレンサ1の前側近傍の排気系である排気管
5の下流端部は、排気系懸吊部32によって車体側に左
側斜め上方に吊上げられた状態に支持されている。
【0018】したがって、上記実施例では、排気サイレ
ンサ1は、左右のサイレンサ懸吊部30,31と排気系
懸吊部32との3箇所で、車体側に吊上げられた状態に
支持されており、且つそれぞれ左右方向へ引張られてい
るので、これら引張り力によって上記排気サイレンサ1
の横揺れを効果的に抑制することができる。このとき、
上記左右のサイレンサ懸吊部30,31は、前後方向に
オフセットして配置されているので、上記左右のサイレ
ンサ懸吊部30,31から作用する引張り力により、排
気サイレンサ1には、図1において、時計回りの偶力が
発生する。一方、上記排気系懸吊部32からの左側への
引張り力により、上記排気サイレンサ1には、反時計回
りの偶力が発生して上記時計回りの偶力を打消すことに
なる。つまり、上記排気サイレンサ1では、上記3箇所
の各懸吊部からの引張り力により発生する偶力が互いに
打消し合うように作用する。そのため、上記排気サイレ
ンサ1は、3箇所という少ない箇所の懸吊部によって、
その前後端部を車体側に支持されることができると共
に、左右方向への引張り力により排気サイレンサ1に偶
力を生じさせることなく、排気サイレンサ1の横揺れを
効果的に抑制することができる。また、上記横揺れの抑
制により、上記可変バルブ9とその駆動装置12とを連
結するケーブル11等の変位を減少させることができ、
上記可変バルブ9の作動の信頼性を向上させることがで
きる。
【0019】また、上記排気サイレンサ1を車体下方に
突出させて形成したスペヤタイヤ収納室3の外側側方に
近接して配置しているので、車体のフロアパネル2下方
にできるデッドスペースを有効に利用することができ
る。しかも、上記スペヤタイヤ収納室3側である左側の
サイレンサ懸吊部31を、排気サイレンサ1の後側端面
1bより後側に配置しているので、上記スペヤタイヤ収
納室3はサイレンサ懸吊部31との干渉を避けつつ車体
後側へ十分に寄せることができ、車体前後方向に十分な
スペースが設けられ、十分なスペースを有するスペヤタ
イヤ収納室を形成することができる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1の考案で
は、ハンガーラバーを車幅方向の張って設けられた3箇
所の懸吊部、つまり排気サイレンサの一端部で左右両側
一箇所ずつの左右のサイレンサ懸吊部と、上記排気サイ
レンサの他端部或いはその近傍の排気系の排気系懸吊部
とによって、排気サイレンサを車体側に支持しており、
上記左右のサイレンサ懸吊部は、互いに排気サイレンサ
の軸方向にオフセットして配置され、且つ上記排気系懸
吊部は、上記左右のサイレンサ懸吊部のうち上記軸方向
において離れた側となる懸吊部と排気系軸線に対して左
右方向で同じ側に配置されているので、3箇所という少
ない箇所の懸吊部で排気サイレンサを車体側に支持する
と共に、排気サイレンサに偶力を生じさせることなく、
左右方向への引張り力を与えて横揺れを効果的抑制する
ことができる。
【0021】請求項2の考案では、排気サイレンサの側
方で且つ上記排気系軸線に対する上記サイレンサ懸吊部
と上記排気系懸吊部との双方の配置側に、車体フロアに
形成されるスペヤタイヤ収納室を配置しているので、車
体後側に配置された懸吊部側に上記スペヤタイヤ収納室
を配置させる場合に、排気サイレンサ近くの車体後側に
十分なスペースを有するスペヤタイヤ収納室を形成する
ことができる。また、上記スペヤタイヤ収納室の側方で
車体のフロア下方にできるデッドスペースを有効に利用
できる。
【0022】また、請求項3の考案では、排気抵抗を可
変にする可変バルブ及びその駆動装置を有する排気サイ
レンサである場合に、排気サイレンサの横揺れが抑制さ
れるので、上記可変バルブの作動の信頼性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るエンジンの排気系懸吊装
置の平面図である。
【図2】図1のA方向矢視図である。
【図3】図1のB方向矢視図である。
【符号の説明】
1 排気サイレンサ 3 スペヤタイヤ収納室 9 可変バルブ 12 駆動装置 15,18,22 ハンガーラバー 30,31 サイレンサ懸吊部 32 排気系懸吊部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気系に設けられた排気サイ
    レンサが、その軸方向を略車体前後方向に向けて配置さ
    れ、且つハンガーラバーを車幅方向に張って設けられた
    複数箇所の懸吊部により車体側に支持されたエンジンの
    排気系懸吊装置において、上記複数箇所の懸吊部のう
    ち、上記排気サイレンサの前後方向の一端部における左
    右両側の一箇所ずつでそれぞれ排気サイレンサを車体側
    に支持する左右二つのサイレンサ懸吊部は、互いに排気
    サイレンサの軸方向にオフセットして配置され、上記排
    気サイレンサの他端部或いはその近傍の排気系を車体側
    に支持する排気系懸吊部は、上記左右のサイレンサ懸吊
    部のうち排気サイレンサの軸方向において離れた側とな
    る懸吊部と排気系軸線を境として左右方向の同じ側に配
    置されていることを特徴とするエンジンの排気系懸吊装
    置。
  2. 【請求項2】 排気サイレンサの側方で且つ上記排気系
    軸線に対する上記サイレンサ懸吊部と上記排気系懸吊部
    との双方の配置側に、車体フロアに形成されるスペヤタ
    イヤ収納室を配置したものである請求項1記載のエンジ
    ンの排気系懸吊装置。
  3. 【請求項3】 排気サイレンサは、排気抵抗を可変にす
    る可変バルブ及びその駆動装置を有するものである請求
    項1記載のエンジンの排気系懸吊装置。
JP1991010041U 1991-02-28 1991-02-28 エンジンの排気系懸吊装置 Expired - Lifetime JP2519471Y2 (ja)

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