JPH1086679A - 車両のパワーユニット支持構造 - Google Patents

車両のパワーユニット支持構造

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JPH1086679A
JPH1086679A JP8243527A JP24352796A JPH1086679A JP H1086679 A JPH1086679 A JP H1086679A JP 8243527 A JP8243527 A JP 8243527A JP 24352796 A JP24352796 A JP 24352796A JP H1086679 A JPH1086679 A JP H1086679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時及び補修時等の作業性に優れ、車体の
剛性強度の向上が得られ、乗心地の向上及び騒音の低減
が図れる車両のパワーユニット支持構造を提供する。 【解決手段】 メインフレーム4及びこのメインフレー
ム4の後端から後方に離間して車体幅方向に延びる後端
クロスメンバ5とが一体構造体として形成された車両に
おいてメインフレーム4及び後端クロスメンバ5とは別
個の独立構造体として形成された支持架構20を、パワ
ーユニット50を架設した状態で上記メインフレーム4
と後端クロスメンバ5との間に離脱可能に架設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、特に車体後
部にエンジン、クラッチ装置、トランスミッション等か
らなるパワーユニットを横置配置した車両のパワーユニ
ット支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両、例えば比較的小型のバス等におい
ては、限定された車両全長の範囲内で居住性及び走行性
の向上を目的として充分なホイールベースを確保するた
めに、エンジン、クラッチ装置及びトランスミッション
等からなるパワーユニットを車体後部に車幅方向に架
設、即ち横置配置して後輪を駆動するように構成して後
車軸から車体最後端までの寸法であるリヤオーバーハン
グを可及的に小とする車両が既に開発されている。
【0003】しかしこのパワーユニットを車体後部に横
置配置した車両にあっては限られたリヤオーバーハング
範囲内にパワーユニットを収納することから車両の製造
時におけるパワーユニットの搭載や検査等の作業が困難
であり、また製造後における修理、保守点検等の作業性
にも劣る等の不具合がある。
【0004】この対策として例えば実公平4−2882
3号公報に開示される先行技術がある。この先行技術に
は、図8に示すように車体後部にエンジン101、クラ
ッチ装置102、トランスミッション103を順次横配
置し、車体側壁近傍に位置するトランスミッション10
3の出力端にトランスファ104を連結してトランスフ
ァ出力軸105を回転駆動し、このトランスファ出力軸
105の車体内方向端部と車体前後方向に配置されるプ
ロペラシャフト107とを動力伝達方向を変換する変向
機106によって連結し、プロペラシャフト107を後
輪駆動用のディファレンシャル108に接続して後輪1
09を駆動する動力装置が開示されている。
【0005】そして車体後部に搭載されるエンジン10
1、クラッチ装置102、トランスミッション103、
トランスファ104、変向機106等からなるパワーユ
ニット100を架設する支持架構110を車体骨格構造
体となる車体フレーム115とは別個の独立構造体とし
て形成し、複数のボルトにより車体フレーム115の後
端部に着脱自在に装着するように構成し、予め支持架構
110上にエンジン101、クラッチ装置102、トラ
ンスミッション103、トランスファ104、変向機1
06等を組付けた後、車体フレーム115に固着するこ
とによって製造時の作業性向上を図り、支持架構110
に組付けられたパワーユニット100を一体的に車体フ
レーム115から取り外すことにより補修等の作業性の
向上を図っている。
【0006】このパワーユニット100を組付ける支持
架構110は、車体幅方向に沿って対向配置されるフロ
ントクロスメンバ111とリヤクロスメンバ112、こ
れらフロントクロスメンバ111とリヤクロスメンバ1
12の各両端間を各々連結するサイドメンバ113及
び、対向するサイドメンバ113間においてフロントク
ロスメンバ111とリヤクロスメンバ112との間に架
設される一対のエンジンベッド部材114とによって構
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パワー
ユニット100を支持する支持架構110が、車体フレ
ーム115等の車体骨格構造体とは別個の独立構造体と
して形成され、かつ車体フレーム115の後端部に対し
て片持ち支持構造であることから支持架構110を介し
て車体フレーム115に作用するパワーユニット100
の荷重が大きく、パワーユニット100から車体フレー
ム115等に入力される振動が大であることに起因して
乗心地の低下及び室内騒音の増大を招くと共に車体剛性
強度上好ましいものではない。
【0008】従って本発明の目的は、製造時及び補修時
等の作業性に優れ、かつ充分な車体の剛性強度が得られ
て乗心地の向上、室内騒音の低減が図れる車両のパワー
ユニット支持構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明における車両のパワーユニット支持構造は、少なくと
も車体前後方向に延設されるメインフレーム及びこのメ
インフレームの後端から車体後方に離間して車体幅方向
に延びる後端クロスメンバとが一体構造体として形成さ
れる車両のパワーユニット支持構造において、上記メイ
ンフレーム及び後端クロスメンバとは別個の独立構造体
として形成されかつパワーユニットを架装した支持架構
が上記メインフレーム後方端部と上記後端クロスメンバ
との間に着脱可能に架設したことを特徴とするものであ
る。
【0010】従って予めパワーユニット及び付属機器、
補機類等を支持架構に架装した後にメインフレームと後
端クロスメンバとの間に架設することにより製造時の作
業性の向上が、また保守、整備に際してもパワーユニッ
ト及び付属機器等を支持架構と一体に取外して車体外で
容易に作業が行え作業性に優れると共に、一体構造体と
して形成されたメインフレームと後端クロスメンバとの
間に支持架構が両持ち構造によって架設されることから
パワーユニットの荷重が支持架構を介してメインフレー
ムと後端クロスメンバに分散され、パワーユニットによ
る振動が強固に受け止められ乗心地の向上及び室内騒音
の低減が得られ、かつメインフレームと後端クロスメン
バが支持架構によって一体的に結合されて車体剛性強度
が大幅に向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による車両のパワーユニッ
ト支持構造の一実施の形態を小型バスの場合を例に図1
乃至図7によって説明する。
【0012】図1はバス1の全体斜視図であり、図2は
パワーユニット支持部の概要を説明する要部平面図であ
る。
【0013】バス1の後部にはリヤオーバーハング内に
形成されるエンジンルーム2内に支持架構20によって
エンジン51、クラッチ装置52、トランスミッション
53を順次横配置して架設し、車体側壁近傍のトランス
ミッション53の出力端にトランスファ54を連結して
トランスファ出力軸55を回転駆動し、このトランスフ
ァ出力軸55の車体内方端部とプロペラシャフト58と
を変向機56によって連結してプロペラシャフト58、
後輪駆動用のディファレンシャル59等を介して後輪6
0を駆動するよう構成されている。
【0014】エンジン51、クラッチ装置52、トラン
スミッション53、トランスファ54及び変向機56等
からなるパワーユニット50を収容するエンジンルーム
2は、図3に車体骨格構造を示すように、車室とエンジ
ンルーム2とを区画する後部床部材3により上壁が形成
され、後部床部材3の下方に車体前後方向に延びる一対
の対向配置されるメインフレーム4の後端付近に両メイ
ンフレーム4間に架設して車体幅方向に延びる前側クロ
スメンバ5を有し、前側クロスメンバ5の両端は上下方
向に延在する第1垂直メンバ6により後部床部材3に一
体的に結合されている。
【0015】更に後部床部材3の後端下方には後部床部
材3から離間し、かつ前側クロスメンバ5と対向して車
幅方向に延在する後端クロスメンバ7が配置され、後端
クロスメンバ7の両端は上下方向に延在する第2垂直メ
ンバ8によって後部床部材3に一体的に結合され、かつ
第1垂直メンバ6と第2垂直メンバ8の下端間は互にサ
イドメンバ9により結合されている。
【0016】そして後部床部材3の後端及び後端クロス
メンバ7を図1に示すように車体後壁11によって、ま
た後部床部材3の側端、後端クロスメンバ7の端部、第
1垂直メンバ6、第2垂直メンバ8及びサイドメンバ9
は車体側壁12によって各々覆われ、更に各車体後壁1
1及び車体側壁12には各々後部床部材3の後端、後端
クロスメンバ7及び両第2垂直メンバ8によって囲まれ
る範囲に対応して後面開口部13が、また後部床部材3
の側端、第1垂直メンバ6、第2垂直メンバ8及びサイ
ドメンバ9によって囲まれる範囲に対応して側面開口部
14が各々開口している。
【0017】後面開口部13は上端が車体後壁11に軸
支される後面扉15、第2垂直メンバ8に軸支される後
部右扉16、後部左扉17によって開閉可能に構成さ
れ、側面開口部14は上端が車体側壁12に軸支される
点検扉18によって開閉可能に構成される。
【0018】次にパワーユニット50を支持する支持架
構20について説明する。
【0019】支持架構20は、図2に取付状態を示す要
部平面図、図4に車体前方Fから見た全体斜視図及び図
5に車体後方から見た全体斜視図を示すように車体幅方
向に延びるフロントフレーム21と、フロントフレーム
21に対向して車体幅方向に延びるリヤフレーム31と
を有し、フロントフレーム21とリヤフレーム31とに
は各々対向してフロント第1サブフレーム22とリヤ第
1サブフレーム32、フロント第2サブフレーム23と
リヤ第2サブフレーム33、フロント第3サブフレーム
24とエンジンマウントブラケット34が取付けられて
いる。
【0020】そして各フロント第1サブフレーム22と
リヤ第1サブフレーム32、フロント第2サブフレーム
23とリヤ第2サブフレーム33、フロント第3サブフ
レーム24とエンジンマウントブラケット34との間に
各々第1連結部材42、第2連結部材43、第3連結部
材44を架設することによりフロントフレーム21とリ
ヤフレーム31とを一体的に結合し、一体結合されたフ
ロントフレーム21及びリヤフレーム31の側面開口部
14と対向する端部にラジエータマウントブラケット2
5、35が各々設けられている。
【0021】フロントフレーム21は上縁及び下縁が車
体前方に折曲した略コ字状であってその前面に上記前側
クロスメンバ5から突出する両メインフレーム4の後方
端部4a上に載置係止する一対の取付ブラケット26が
突設されている。
【0022】フロントフレーム21の後面にラジエータ
マウントブラケット25側から順に間隔をおいて取付け
られるフロント第1サブフレーム22、フロント第2サ
ブフレーム23、フロント第3サブフレーム24は、車
体後方に向って開口する略断面コ字状であって、下端が
フロントフレーム21から下方に突出しかつ後方に突出
する略側面視L字状で下端に上記第1連結部材42、第
2連結部材43、第3連結部材44の前端を結合支持す
ると共にフロント第1サブフレーム22にはパワーユニ
ット50のエンジン51側の端部付近を支持するエンジ
ンマウントブラケット27が、フロント第3サブフレー
ム24にはパワーユニット50の略車幅方向の中央部と
なるエンジン51の出力側端部付近を支持するエンジン
マウントブラケット28が取付けられている。
【0023】更にラジエータマウントブラケット25と
離反したフロントフレーム21の後面には一対のマフラ
ー取付用ブラケット29が設けられている。
【0024】一方リヤフレーム31は上縁、下縁、両側
縁が車体後方に折曲した補強フランジを有し、リヤフレ
ーム31の前面にラジエータブラケット35側から順に
間隔をおいてリヤ第1サブフレーム32、リヤ第2サブ
フレーム33、エンジンマウントブラケット34、テー
ルパイプ取付用ブラケット36が取付けられ、リヤ第1
サブフレーム32及びリヤ第2サブフレーム33は、車
体前方に向って開口する略断面コ字状であって下端がリ
ヤフレーム31から下方に突出しかつ前方に突出する略
側面視L字状であって下端に上記第1連結部材42、第
2連結部材43の後端を結合支持すると共にリヤ第1サ
ブフレーム32にはパワーユニット50のエンジン51
側端部付近を支持するエンジンマウントブラケット37
が設けられている。
【0025】エンジンマウントブラケット34は、車体
前方が開口する略断面E字状であって、上端を板状のエ
ンジン支持部材34aで閉じ、かつ下端に変向機取付ブ
ラケット(図示せず)との当接を回避するよう折曲形成
された第3連結部材44の後端が結合している。
【0026】そして、上述したバス1の製造に際し、後
部床部材3、メインフレーム4、前側クロスメンバ5、
後端クロスメンバ7等の車体骨格構造を含む車体本体側
とは別個の独立構造体として製作された支持架構20に
予めエンジン51、クラッチ装置52、トランスミッシ
ョン53、トランスファ54、変向機56、ラジエータ
57等のパワーユニット50及びマフラ、テールパイプ
等の付属機器や付帯する補機類を取付ける。
【0027】即ちエンジン51、クラッチ装置52、ト
ランスミッション53、トランスファ54、変向機56
等を予め一体に組立てたパワーユニット50を、そのエ
ンジン51の端部近傍をフロント第1サブフレーム22
に設けられたエンジンマウントブラケット27及びリヤ
第1サブフレーム32に設けられたエンジンマウントブ
ラケット37に取付けると共に、エンジン51の他端近
傍、即ちパワーユニット50の中央部をフロント第3サ
ブフレーム24に設けられたエンジンマウントブラケッ
ト28及びリヤフレーム31に取付けられたエンジンマ
ウントブラケット34により、また変向機56を変向機
取付ブラケットに取付けることによりパワーユニット5
0を支持架構20に取付ける。
【0028】そしてラジエータ57をフロントフレーム
21及びリヤフレーム31に取付けられたラジエータマ
ウントブラケット25と35との間に横架するように装
着し、マフラー取付用ブラケット29にマフラ(図示せ
ず)を、テールパイプ取付けブラケット36に一端がマ
フラに取付けられたテールパイプを取付け、更にその他
の付属機器や付属する補機類等を取付ける。
【0029】この支持架構20にパワーユニット50、
付属機器、補機類等を取付ける作業は、車体本体外で行
うことからスペース的制約をうけることなく、かつ第1
連結部材42、第2連結部材43、第3連結部材44等
のフロントフレーム21とリヤフレーム31を連結する
部材がエンジン51の下方に主に配設することからエン
ジン51から離れて取付けられるマフラやテールパイプ
或いはその他付属機器、補機類等の取付け作業及び調整
作業が容易に行える。
【0030】次にパワーユニット50及びその他の付属
機器、付帯する補機類等が取付けられた支持架構20
は、フォークリフト等により車体後壁11に開口する後
面開口部13からエンジンルーム2内に搬入され、先ず
フロントメンバ21に突設する取付ブラケット26を図
6に側面説明図を、図2に平面図を示すようにメインフ
レーム4の後方端部4a上に載置して係止せしめ、かつ
ボルト(図示せず)等により仮止めする。
【0031】そしてリヤメンバ31を後端クロスメンバ
7にボルト止めし、かつメインフレーム4の後方端部4
aに上記仮止めボルトを本締めすることにより支持架構
20をメインフレーム4と後端クロスメンバ7との間に
架設する。そして変向機56とディファレンシャル59
とをプロペラシャフト58で連結することにより駆動系
を接続する。
【0032】このように構成されたパワーユニット支持
構造は、図2に平面図を示し、図7に車体骨格構造体と
支持架構20の結合状態を示すように後部床部材3、前
側クロスメンバ5、第1、第2垂直メンバ6、8、サイ
ドメンバ9等を介して互に高剛性をもって一体的結合さ
れたメインフレーム4の後方端部4aと後端クロスメン
バ5との間に第1、第2、第3連結部材42、43、4
4等によって強固に結合されたフロントフレーム21及
びリヤフレーム31等から一体的に構成された支持架構
20が両持ち構造によって取付られる。
【0033】従ってパワーユニット50等の荷重が支持
架構20を介してメインフレーム4と後端クロスメンバ
5に分散支持され、パワーユニット50等からの振動は
車体骨格構造体に強固に受け止められ乗心地の向上及び
室内騒音の低減が得られ、更にメインフレーム4と後端
クロスメンバ5が支持架構20によって更に強固に結合
されて車体剛性強度が大幅に向上する。
【0034】また予めパワーユニット50及びラジエー
タ57、マフラ、テールパイプ等の付属機器、補機類等
を支持架構20に取付け、これらを取付けた支持架構2
0をメインフレーム4及び後端クロスメンバ5間に架設
することから艤装工程とは関係なくパワーユニット50
を載置することが可能になり、更にフロントフレーム2
1に突設する取付ブラケット26をメインフレーム4の
後方端部4aに位置決め載置した後リヤフレーム31を
後端クロスメンバ5に固定することからパワーユニット
50等の搭載作業が容易に行え作業効率が向上する。
【0035】更にパワーユニット50等を取付けた支持
架構20を車体後壁11に開口する後面開口部13から
フォークリフト等によりエンジンルーム2内に搬入する
ことが可能になりピット等の大がかりな設備が不要にな
り設備コストの低減が得られる。
【0036】また逆にフロントフレーム21及びリヤフ
レーム31を各々メインフレーム4及び後端クロスメン
バ5から取外すことによりパワーユニット50等を搭載
したまま支持架構20を後面開口部13から搬出するこ
とにより、スペース的制約を受けることなく容易にパワ
ーユニット50等の点検、修理、部品交換等が容易に行
え得る。
【0037】
【発明の効果】以上説明した本発明による車両のパワー
ユニット支持構造によると、一体構造体として形成され
たメインフレームと後端クロスメンバ間に、別個の独立
構造体として形成されかつパワーユニットを架装した支
持架構を着脱可能に架設するように構成することから、
パワーユニット等を予め支持架構に架装した後にメイン
フレームと後端クロスメンバとの間に架設することが可
能になり製造時の作業性が向上し、かつパワーユニット
等を架装した状態で支持架構を取外しすることにより保
守、整備の作業が容易に行える。
【0038】更に一体構造体として形成されたメインフ
レームと後端クロスメンバ間にパワーユニットを架装し
た支持架構が両持ち構造として架設され、パワーユニッ
トの荷重がメインフレームと後端クロスメンバに分散さ
れパワーユニットに起因する振動、騒音が低減され乗心
地が向上すると共にメインフレームと後端クロスメンバ
が支持架構によって一体的に結合されて車体剛性強度が
大幅に向上する等本発明特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両のパワーユニット支持構造の
一実施の形態を説明するバスの全体斜視図である。
【図2】パワーユニット支持部の概要を説明する要部平
面図である。
【図3】車体骨格構造の概要を示す要部斜視図である。
【図4】支持架構を車体前方から見た全体斜視図であ
る。
【図5】支持架構を車体後方から見た全体斜視図であ
る。
【図6】メインフレームと支持架構の結合部を示す側面
説明図である。
【図7】車体骨格構造体と支持架構の結合状態を示す要
部斜視図である。
【図8】従来のパワーユニットの支持構造を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 バス 4 メインフレーム 5 後端クロスメンバ 20 支持架構 21 フロントフレーム 25 ラジエータマウントブラケット 27 エンジンマウントブラケット 28 エンジンマウントブラケット 31 リヤフレーム 35 ラジエータマウントブラケット 42 第1連結部材 43 第2連結部材 44 第3連結部材 50 パワーユニット 51 エンジン 52 クラッチ装置 53 トランスミッション 54 トランスファ 56 変向機 57 ラジエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 31/02 B62D 31/02 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも車体前後方向に延設されるメ
    インフレーム及びこのメインフレームの後端から車体後
    方に離間して車体幅方向に延びる後端クロスメンバとが
    一体構造体として形成される車両のパワーユニット支持
    構造において、 上記メインフレーム及び後端クロスメンバとは別個の独
    立構造体として形成されかつパワーユニットを架装した
    支持架構が上記メインフレーム後方端部と上記後端クロ
    スメンバとの間に着脱可能に架設したことを特徴とする
    車両のパワーユニット支持構造。
  2. 【請求項2】 支持架構が、 車体幅方向に延設されて互に対向配置されるフロントフ
    レーム及びリヤフレームと、 フロントフレームとリヤフレームとの間に架設されてフ
    ロントフレームとリヤフレームとを一体的に結合する連
    結部材と、 フロントフレームに設けられてメインフレームの後方端
    部に係止する取付ブラケットと、 を有し、取付ブラケットがメインフレームの後方端部に
    リヤフレームが後端クロスメンバに各々着脱可能に結合
    する請求項1に記載の車両のパワーユニット支持構造。
  3. 【請求項3】 フロントフレームとリヤフレームの各一
    端間にラジエータを架設するラジエータマウントブラケ
    ットがフロントフレーム及びリヤフレームの各一端部に
    各々配設され、パワーユニットがラジエータ側から順に
    車幅方向に配設されるエンジン、クラッチ装置、トラン
    スミッション及びトランスファ装置を有し、パワーユニ
    ットがエンジンマウントブラケットを介して支持架構に
    支持される請求項1または2記載の車両のパワーユニッ
    ト支持構造。
  4. 【請求項4】 上記フロントフレームとリヤフレームを
    一体的に結合する連結部材がエンジン及びクラッチ装置
    の下方範囲にのみ配設される請求項3に記載の車両のパ
    ワーユニット支持構造。
  5. 【請求項5】 パワーユニットを架装した支持架構が、
    車体後壁に開口する後面開口部からメインフレーム後方
    端部と後端クロスメンバとの間に搬入可能である請求項
    1〜4のいずれかに記載の車両のパワーユニット支持構
    造。
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