JP2876473B2 - 道路標示 - Google Patents

道路標示

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JP2876473B2
JP2876473B2 JP9005251A JP525197A JP2876473B2 JP 2876473 B2 JP2876473 B2 JP 2876473B2 JP 9005251 A JP9005251 A JP 9005251A JP 525197 A JP525197 A JP 525197A JP 2876473 B2 JP2876473 B2 JP 2876473B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面に溶融した塗
料を塗布してなる帯状塗膜面による道路標示に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】車線境界線、車道中央線、車道外側線等
の道路標示は、一般には路面に溶融した塗料を塗布して
なる 2.5mm以下の表面が平坦な帯状塗膜面によるもので
ある。
【0003】また、特開平4-293805号公報などには、溶
融した塗料を塗布して所要の標示ライン1を形成するの
に、図12、図13に示すような所要形状、例えば、長方
形、正四角形、円形、楕円形等の高さ2mm〜6mmのリブ
2を一体成形することが記載されている。かかるリブ2
を設けることで、特に降雨時の夜間にも良好な視認性が
確保できるようにした。
【0004】さらに、実開平5- 83017号公報の道路表示
線では塗料を塗布してなる帯状塗膜面による道路標示線
で、その塗装膜を部分的に肉厚化することにより、車両
に振動用または光反射用瘤を隆起させたものが示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】表面が平坦な帯状塗膜
面による標示では、塗料に反射材としてのガラスビーズ
が散布されていても、このような表面が平坦なものでは
雨水の水はけが悪く、水膜が表面に形成されて反射効果
を損なっていた。
【0006】また、特開平4-293805号公報のごとくリブ
2を一体成形するものでは、走行する車のタイヤがリブ
2を踏む時、振動と独特の音を発生する。これは車線を
はみ出したドライバーにとっては実に効果的な警告音で
あるが、付近の住民にとっては騒音である。この騒音は
タイヤに捉えられた空気が急激に膨張して起こるもので
あり、リブ2の存在による凹凸が競合する。
【0007】実開平5- 83017号公報の瘤を隆起させるも
のでは、この瘤は約1000〜10000mmの前後間隔ピッチで
設けてあり、瘤の間の部分においては従来と同じく表面
が平坦な帯状塗膜面による標示となり、反射効果を損な
うことが起きる。
【0008】また、瘤の隆起形状は表面が車両の進行方
向に沿う緩やかな傾斜角度を有する前後両面と、これよ
りも急な傾斜角度の左右側面とからなる全体的な凸曲面
に造形して、車両のタイヤを損傷したり、過度のショッ
クにより運転を誤ったりすることを防止しているが、瘤
自体は平坦面から隆起するものなので、騒音を発生させ
ることは特開平4-293805号公報の場合と同様である。
【0009】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、第1に、雨水等によっても反射効果を損うこともな
く、第2に、雨天の反射特性を残して、しかも、警告と
しての振動を与えるが、これに伴う騒音は押さえること
ができる道路標示を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、路面に溶融した塗料を塗布してなる帯状塗膜
面による標示において、この標示が車線境界線、車道中
央線、車道外側線等の連続するライン標示である場合、
ライン長さ方向に、山部、谷部が 250〜1000mm程度のピ
ッチで平坦部なしに存続する波型とし、かつ、山部はラ
イン幅方向が縁部に向かい低くなるようにアール形状に
傾斜する中高に形成したことを要旨とするものである。
【0011】本発明によれば、路面に溶融した塗料を塗
布してなる帯状塗膜面による標示は独立したリブがな
く、幅方向において縁部に向かい低くなるように傾斜す
る中高に形成したので雨水はこの幅方向において流れ落
ち易くなり、また、幅方向において段を大きく設けるこ
となく傾斜があるので道路を横断する歩行者はつまずく
ことは少ない。さらに、標示はライン長さ方向において
も谷部へ向かい雨水が流れ易いものとなる。
【0012】また、標示はライン長さ方向に山部、谷部
が存続する波型とし、平坦部を無くしたので、全く表面
に水が滞留する個所がなく、水膜が表面に形成されて反
射効果を損なうことを防止できる。
【0013】しかも、車が乗り上げた場合も山部、谷部
が存続する波型で振動を与えることはできるが、段差が
ないので衝撃や騒音を発生させるおそれはすくない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の道路標示の1
実施形態を示す斜視図、図2は長さ方向の断面図、図3
は頂上部分の幅方向の断面図、図3は図2のA−A線断
面図、図4は同上B−B線断面図、図5は同上C−C線
断面図である。
【0015】図中3は路面に溶融した塗料を塗布してな
る帯状塗膜面による標示で、標示3が車線境界線、車道
中央線、車道外側線等の連続するライン標示である場合
である。
【0016】標示3は従来の厚さ1.5mm の平坦な部分に
加えて、ライン長さ方向に前後に傾斜5を有する山部1
6、谷部17が平坦部なしに存続する波型とした。
【0017】しかも、山部16はライン幅方向が縁部に向
かい低くなるように傾斜6を設けて中高に形成した。こ
れら山部16や谷部17のピッチは自由に設定できるが、25
0 〜1000mm程度である。
【0018】このような波型の標示3は従来と同じく、
図6に示すように、プロパン7によるバーナーと、塗料
タンク8と、ビーズタンク9を搭載する台車10にシャッ
ター11を設け、台車10の進行にともないこのシャッター
11を開閉することで所定厚さに塗料を塗布するものであ
るが、前記傾斜5,6を設けるにはその1例としては、
図7、図8に示すように中央部で2枚の成型板12をピン
13で止め、ピン13を引き上げることで膜厚を変化させて
いくものがある。
【0019】他の例として、図9〜図11に示すように、
アール状の膜厚板14とその後方でスライドするスライド
板15との組み合わせからなり、スライド板15を昇降させ
ることで山部16と谷部17を形成するようにする。山部16
のライン幅方向の傾斜6はこの膜厚板14のアール形状の
傾斜で形成できる。
【0020】なお、前記シャッター11の動きは台車10の
走行に連動させるように、カム等で連結するとよい。
【0021】このようにして、前記標示3は傾斜5,6
があるので、雨水がこの傾斜にそって流れ落ち易くな
り、表面のビーズは反射効果を損なうことはない。
【0022】さらに、車はこの標示3上に乗り上げる場
合は傾斜5,6があるので衝撃の少ないものとなる。ま
た、山部16と谷部17の変化で振動を与えることができ、
これが警告になるが、独立したリブのような段差がない
のでタイヤが空気を捉え、この捉えられた空気が急激に
膨張して騒音を生じさせるようなことはない。
【0023】これに加えて、傾斜6があるので道路を横
断する歩行者はつまずくことは少ない。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明の道路標示は、
雨水等によっても反射効果を損うこともなく、しかも、
警告としての振動を与えるが、これに伴う騒音は押さえ
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路標示の1実施形態を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の道路標示の1実施形態を示す長さ方向
の断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】塗装装置の側面図である。
【図7】シャッターの第1例を示す第1段階の説明図で
ある。
【図8】シャッターの第1例を示す第2段階の説明図で
ある。
【図9】シャッターの第2例を示す第1段階の説明図で
ある。
【図10】シャッターの第2例を示す第2段階の説明図
である。
【図11】シャッターの第2例を示す第3段階の説明図
である。
【図12】リブ付き標示ラインの斜視図である。
【図13】リブ付き標示ラインの縦断側面図である。
【符号の説明】
1…標示ライン 2…リブ 3…標示 5,6…傾斜 7…プロパン 8…塗料タンク 9…ビーズタンク 10…台車 11…シャッター 12…成型板 13…ピン 14…膜厚板 15…スライド板 16…山部 17…谷部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面に溶融した塗料を塗布してなる帯状
    塗膜面による標示において、この標示が車線境界線、車
    道中央線、車道外側線等の連続するライン標示である場
    合、ライン長さ方向に、山部、谷部が 250〜1000mm程度
    のピッチで平坦部なしに存続する波型とし、かつ、山部
    はライン幅方向が縁部に向かい低くなるようにアール形
    状に傾斜する中高に形成したことを特徴とする道路標
    示。
JP9005251A 1997-01-16 1997-01-16 道路標示 Expired - Fee Related JP2876473B2 (ja)

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