JP2875210B2 - 耐摩耗ブロック及びその摩滅程度の簡易識別方法 - Google Patents
耐摩耗ブロック及びその摩滅程度の簡易識別方法Info
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- JP2875210B2 JP2875210B2 JP8161917A JP16191796A JP2875210B2 JP 2875210 B2 JP2875210 B2 JP 2875210B2 JP 8161917 A JP8161917 A JP 8161917A JP 16191796 A JP16191796 A JP 16191796A JP 2875210 B2 JP2875210 B2 JP 2875210B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉・粒体輸送に際
し運搬経路に生ずる摩耗の度合いを目視で容易に識別す
る為のものである。
し運搬経路に生ずる摩耗の度合いを目視で容易に識別す
る為のものである。
【０００２】
【従来の技術】粉・粒体輸送に際し、その経路中で摩耗
の酷い部分（例えばコンベヤ輸送に於ける乗り継ぎ部の
シュート、粉体空気輸送のパイプライン等）については
本体部材に耐摩耗性ブロックを取付けて本体を保護し、
ブロックが摩滅したら取り替える事で対応しているが、
何時の時点で取り替えるか（ブロックの摩滅程度の把
握）が問題となっている。
の酷い部分（例えばコンベヤ輸送に於ける乗り継ぎ部の
シュート、粉体空気輸送のパイプライン等）については
本体部材に耐摩耗性ブロックを取付けて本体を保護し、
ブロックが摩滅したら取り替える事で対応しているが、
何時の時点で取り替えるか（ブロックの摩滅程度の把
握）が問題となっている。
【０００３】耐摩耗ブロックの摩滅状態の数値的な測定
は現場環境の悪さもあり厳密には実施されず、経過時間
や累積運搬料を目安にしたり又は局部摩耗の箇所を基準
に査定し早めに取り替えるか、逆に本体に摩滅が出始め
るまで放置して本体異常を発見してから取り替えている
のが現状である。
は現場環境の悪さもあり厳密には実施されず、経過時間
や累積運搬料を目安にしたり又は局部摩耗の箇所を基準
に査定し早めに取り替えるか、逆に本体に摩滅が出始め
るまで放置して本体異常を発見してから取り替えている
のが現状である。
【０００４】従って、早期に取り替えれば安全ではある
が使用できる部分まで廃却するとい無駄が生じ、時期を
失すれば本体の補修費用が発生する事になる。
が使用できる部分まで廃却するとい無駄が生じ、時期を
失すれば本体の補修費用が発生する事になる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐摩耗ブロ
ックの摩滅状況を目視にて判別し、ブロック取り替え時
期の適正化を図り無駄な支出を省きコストの低減を目的
とするものである。
ックの摩滅状況を目視にて判別し、ブロック取り替え時
期の適正化を図り無駄な支出を省きコストの低減を目的
とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明はブロック本体の内部に本体の色と異なった色
彩部分を有し、表面の摩耗量の変化に伴い、該表面に現
われた色彩部分の面積の変化から摩滅の程度を判定可能
にした耐摩耗ブロックブロック本体が６面体であり色彩
部分が表面及び隣接側面に３角形に現われた上記第１発
明記載の耐摩耗ブロックブロック本体が６面体であり色
彩部分が表面及び１側面に方形に現われ該１側面に隣接
する両側面に３角形に現われた上記第１発明記載の耐摩
耗ブロックブロック本体がパイプであり、色彩部分が肉
厚部に断面３角形のリング又は錐形を形成した上記第１
発明記載の耐摩耗ブロック ブロック本体の内部に本体の
色と異なった色彩部分を施し、表面の摩耗量の変化に伴
い、該表面に現われた色彩部分の面積の変化から摩滅の
程度を判定することを特徴とする耐摩耗ブロックの摩滅
程度の簡易識別方法によって構成される。
め本発明はブロック本体の内部に本体の色と異なった色
彩部分を有し、表面の摩耗量の変化に伴い、該表面に現
われた色彩部分の面積の変化から摩滅の程度を判定可能
にした耐摩耗ブロックブロック本体が６面体であり色彩
部分が表面及び隣接側面に３角形に現われた上記第１発
明記載の耐摩耗ブロックブロック本体が６面体であり色
彩部分が表面及び１側面に方形に現われ該１側面に隣接
する両側面に３角形に現われた上記第１発明記載の耐摩
耗ブロックブロック本体がパイプであり、色彩部分が肉
厚部に断面３角形のリング又は錐形を形成した上記第１
発明記載の耐摩耗ブロック ブロック本体の内部に本体の
色と異なった色彩部分を施し、表面の摩耗量の変化に伴
い、該表面に現われた色彩部分の面積の変化から摩滅の
程度を判定することを特徴とする耐摩耗ブロックの摩滅
程度の簡易識別方法によって構成される。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明では硬い粉粒体例えば石灰
石、石炭、燃焼灰、土砂等のホッパー又はシュートの内
面、コンベヤ輸送に於ける乗り継ぎ部のシュート６等の
内面に６面体チップによる小ブロック１を加硫ゴム板７
に加硫ゴム目地７’を介して表面１’を露出して整然と
埋設する（図６、図７）。そして該ゴム板７を上記シュ
ート６等の内面にボルトでライニングする。
石、石炭、燃焼灰、土砂等のホッパー又はシュートの内
面、コンベヤ輸送に於ける乗り継ぎ部のシュート６等の
内面に６面体チップによる小ブロック１を加硫ゴム板７
に加硫ゴム目地７’を介して表面１’を露出して整然と
埋設する（図６、図７）。そして該ゴム板７を上記シュ
ート６等の内面にボルトでライニングする。
【０００８】又粉粒体等の空気又は水力輸送のパイプラ
インの一部にパイプ１”によるブロック本体１を介在さ
せる。
インの一部にパイプ１”によるブロック本体１を介在さ
せる。
【０００９】上記ゴム板７はホッパーやシュート６の内
面の曲面に沿ってブロック１、１間の加硫ゴム目地７’
を介して弯曲させることができる。
面の曲面に沿ってブロック１、１間の加硫ゴム目地７’
を介して弯曲させることができる。
【００１０】摩耗が進行すると各ブロック１は表面１’
の水準が低下して表面１’の色彩部分２の面積が摩耗量
にほぼ比例して小となりブロック１の厚さが減少してい
ることが判明するからブロック本体１と色彩部分２との
境界線の移動を見てブロック本体１の更新時期を知るこ
とができる。
の水準が低下して表面１’の色彩部分２の面積が摩耗量
にほぼ比例して小となりブロック１の厚さが減少してい
ることが判明するからブロック本体１と色彩部分２との
境界線の移動を見てブロック本体１の更新時期を知るこ
とができる。
【００１１】
【００１２】
【実施例】ブロック本体１はセラミック製直方体チップ
（６面体）又は６角形偏平筒形チップ等を用い、或は図
３又は図４に示すようにパイプ形ブロック１”が用いら
れる。
（６面体）又は６角形偏平筒形チップ等を用い、或は図
３又は図４に示すようにパイプ形ブロック１”が用いら
れる。
【００１３】直方体（６面体）の耐摩耗のチップにおい
てはａ、ｂ、ｃ、ｄで形成される三角錐の部分（図１）
を異色に（例えば白色に対して黒色）しておけば摩滅前
には上表面に三角形ａ、ｂ、ｃが黒色で目視できる、摩
滅によりチップの厚さが最初のｔ0 からｔ1 ・ｔ2 と薄
くなるに従い目視できる三角形はａ1 、ｂ1 、ｃ1 から
ａ2 、ｂ2 、ｃ2 と小さくなる。三角形の面積の大きさ
がチップの摩滅量にリンクしているので、厚さ測定用の
特別な機器を使用しなくても、目視で面積を測ることに
より残りのチップ厚を判定する事が出来る。
てはａ、ｂ、ｃ、ｄで形成される三角錐の部分（図１）
を異色に（例えば白色に対して黒色）しておけば摩滅前
には上表面に三角形ａ、ｂ、ｃが黒色で目視できる、摩
滅によりチップの厚さが最初のｔ0 からｔ1 ・ｔ2 と薄
くなるに従い目視できる三角形はａ1 、ｂ1 、ｃ1 から
ａ2 、ｂ2 、ｃ2 と小さくなる。三角形の面積の大きさ
がチップの摩滅量にリンクしているので、厚さ測定用の
特別な機器を使用しなくても、目視で面積を測ることに
より残りのチップ厚を判定する事が出来る。
【００１４】黒色に色彩部分２をｅ、ｆ、ｇ、ｈ、ｉ、
ｊで形成される三角柱の部分（図２）の如くすれば摩滅
面に投影される黒色の図形が四角形となり、前述の三角
形の場合と同じようにチップの摩耗量を四角形の面積の
変化により目視にて判定する事が出来る。
ｊで形成される三角柱の部分（図２）の如くすれば摩滅
面に投影される黒色の図形が四角形となり、前述の三角
形の場合と同じようにチップの摩耗量を四角形の面積の
変化により目視にて判定する事が出来る。
【００１５】耐摩耗に成形されたセラミック製のパイプ
１”を使用する場合（図３、図４）、パイプの一部（継
ぎ目等）に異色の三角形断面のリング４を挿入して置け
ば、摩耗によりパイプ１”の厚さがｔ0 からｔ1 と薄く
なると同時にリングの三角形断面の底辺の幅がｗ0 から
ｗ1 へと減少する。従って、リング４の三角形断面の底
辺の幅ｗ0 、ｗ1 …を目視にて測ることによりパイプ
１”の残りの厚さを判定することが出来る。
１”を使用する場合（図３、図４）、パイプの一部（継
ぎ目等）に異色の三角形断面のリング４を挿入して置け
ば、摩耗によりパイプ１”の厚さがｔ0 からｔ1 と薄く
なると同時にリングの三角形断面の底辺の幅がｗ0 から
ｗ1 へと減少する。従って、リング４の三角形断面の底
辺の幅ｗ0 、ｗ1 …を目視にて測ることによりパイプ
１”の残りの厚さを判定することが出来る。
【００１６】セラミック製ブロック本体１の表面１’
（平面・曲面）に当該表面１’とは異色の例えば、黒色
円錐形５を栓状に埋め込んでおけば、摩滅により板厚が
ｔ0 からｔ1 へと減少するに従い埋め込まれた錐形５の
栓の底面の直径はｄ0 からｄ1と小さくなる、従って摩
耗面に現れた円錐底面の直径を目視にて測定する事によ
り残りの板厚を判定することが出来る。そして色彩部分
２を図３ではパイプ１”と同心のリング４とし、断面を
３角形となす。又図４に示すように断面３角形の円錐形
５となすものである。
（平面・曲面）に当該表面１’とは異色の例えば、黒色
円錐形５を栓状に埋め込んでおけば、摩滅により板厚が
ｔ0 からｔ1 へと減少するに従い埋め込まれた錐形５の
栓の底面の直径はｄ0 からｄ1と小さくなる、従って摩
耗面に現れた円錐底面の直径を目視にて測定する事によ
り残りの板厚を判定することが出来る。そして色彩部分
２を図３ではパイプ１”と同心のリング４とし、断面を
３角形となす。又図４に示すように断面３角形の円錐形
５となすものである。
【００１７】
【００１８】図７に示すようにコンベヤ９の乗り継ぎ部
８のシュート６に耐摩耗用のセラミック製６面体チップ
（ブロック本体１）を点在して貼り付けておく（図７
(イ) 図に未使用の状態を示す）、運転を開始すれば運搬
物との接触でセラミック製チップの表面１’は摩耗す
る。各部の摩滅の程度により色彩部分２の大きさが変化
し摩耗が大であるほど三角形は小さくなる残り厚さの判
定が容易にできる。
８のシュート６に耐摩耗用のセラミック製６面体チップ
（ブロック本体１）を点在して貼り付けておく（図７
(イ) 図に未使用の状態を示す）、運転を開始すれば運搬
物との接触でセラミック製チップの表面１’は摩耗す
る。各部の摩滅の程度により色彩部分２の大きさが変化
し摩耗が大であるほど三角形は小さくなる残り厚さの判
定が容易にできる。
【００１９】尚図中Ｗで示すものはパイプ１”の外径、
Ｗ’は内径であって内周面が被摩耗表面１’である。図
５中ｗ2 は色彩部分の厚さである。
Ｗ’は内径であって内周面が被摩耗表面１’である。図
５中ｗ2 は色彩部分の厚さである。
【００２０】
【発明の効果】本発明は上述のように構成し、かつ上述
の方法によったので耐摩耗ブロックの摩滅をほぼ正確に
目視によって確認し得て摩滅ライナーを効率よく更新し
得る効果がある。
の方法によったので耐摩耗ブロックの摩滅をほぼ正確に
目視によって確認し得て摩滅ライナーを効率よく更新し
得る効果がある。
【図１】(イ) 図は色彩部分が３角錐形である耐摩耗ブロ
ックの斜視図である。(ロ) 図は要注意摩滅状態の斜視図
である。(ハ) 図は更新時期のきた状態で斜視図である。
ックの斜視図である。(ロ) 図は要注意摩滅状態の斜視図
である。(ハ) 図は更新時期のきた状態で斜視図である。
【図２】(イ) 図は色彩部分３角筒形である耐摩耗ブロッ
クの斜視図である。(ロ) 図は要注意摩滅状態の斜視図で
ある。(ハ) 図は更新時期のきた状態の斜視図である。
クの斜視図である。(ロ) 図は要注意摩滅状態の斜視図で
ある。(ハ) 図は更新時期のきた状態の斜視図である。
【図３】(イ) 図はパイプによる耐摩耗ブロックの一部切
欠斜視図である。(ロ) 図は摩滅更新すべき時期のパイプ
を示す一部切欠斜視図である。
欠斜視図である。(ロ) 図は摩滅更新すべき時期のパイプ
を示す一部切欠斜視図である。
【図４】(イ) 図は色彩部分が３角錐形である耐摩耗パイ
プの斜視図である。(ロ) 図は取り替え時期のきた上記パ
イプの斜視図である。
プの斜視図である。(ロ) 図は取り替え時期のきた上記パ
イプの斜視図である。
【図５】耐摩耗ブロック使用状態側面図である。
【図６】(イ) 図は図６Ａ−Ａ線による正面図である。 (ロ) 図は摩耗状態正面図である。
１ ブロック本体 １’ 表面 １” パイプ ２ 色彩部分 ３ 隣接側面 ４ リング ５ 錐形栓
Claims (5)
- 【請求項１】 ブロック本体の内部に本体の色と異なっ
た色彩部分を有し、表面の摩耗量の変化に伴い、該表面
に現われた色彩部分の面積の変化から摩滅の程度を判定
可能にした耐摩耗ブロック。 - 【請求項２】 ブロック本体が６面体であり色彩部分が
表面及び隣接側面に３角形に現われた請求項(1) 記載の
耐摩耗ブロック。 - 【請求項３】 ブロック本体が６面体であり色彩部分が
表面及び１側面に方形に現われ該１側面に隣接する両側
面に３角形に現われた請求項(1) 記載の耐摩耗ブロッ
ク。 - 【請求項４】 ブロック本体がパイプであり、色彩部分
が肉厚部に断面３角形のリング又は錐形を形成した請求
項(1) 記載の耐摩耗ブロック。 - 【請求項５】 ブロック本体の内部に本体の色と異なっ
た色彩部分を施し、表面の摩耗量の変化に伴い、該表面
に現われた色彩部分の面積の変化から摩滅の程度を判定
することを特徴とする耐摩耗ブロックの摩滅程度の簡易
識別方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8161917A JP2875210B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 耐摩耗ブロック及びその摩滅程度の簡易識別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8161917A JP2875210B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 耐摩耗ブロック及びその摩滅程度の簡易識別方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH107219A JPH107219A (ja) | 1998-01-13 |
| JP2875210B2 true JP2875210B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=15744491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8161917A Expired - Lifetime JP2875210B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 耐摩耗ブロック及びその摩滅程度の簡易識別方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2875210B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100455724B1 (ko) | 2001-10-08 | 2004-11-12 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체소자의 플러그 형성방법 |
| JP2015202931A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-16 | 横浜ゴム株式会社 | ゴムベルト |
| JP6364904B2 (ja) * | 2014-04-14 | 2018-08-01 | 横浜ゴム株式会社 | コンベヤベルトの摩耗量測定装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0719848A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-20 | Hokuetsu Shiyousetsu Kikai Kogyo Kk | 道路の磨耗度の計測方法及びその計測表示構造 |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP8161917A patent/JP2875210B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH107219A (ja) | 1998-01-13 |
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Legal Events
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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