JPH0419263Y2 - - Google Patents

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JPH0419263Y2
JPH0419263Y2 JP5419386U JP5419386U JPH0419263Y2 JP H0419263 Y2 JPH0419263 Y2 JP H0419263Y2 JP 5419386 U JP5419386 U JP 5419386U JP 5419386 U JP5419386 U JP 5419386U JP H0419263 Y2 JPH0419263 Y2 JP H0419263Y2
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JP
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valve
ball valve
annular
annular packing
pressurized fluid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この考案は、加圧流体シール用ボール弁の環状
パツキンの損耗程度を、該ボール弁を分解するこ
となく検知できるようにした流体漏れ検知可能な
ボール弁に関する。
〔従来の技術及び問題点〕
粉粒体を含む加圧流体用ホツパに設けられた加
圧流体シール用ボール弁として使用されているも
のに、高炉除塵器のダスト切出弁がある。
このようなダスト切出弁は、一般に実開昭52−
63104号公報にも開示されるごとく、ダスト排出
量の調整を行うためのいわゆるエキセントリツク
弁とガスシール機能を有するボール弁等により構
成される。
そして、このボール弁は弁体と摺接する弁座に
埋設された環状パツキンによつてダスト切出弁に
進入するダストを含む高温高圧のガスをシールし
ているが、環状パツキンは通常、ゴム等を素材と
しているので上記ガスによる材質の劣化や弁体と
の摺接による初期の摩耗及びこの摩耗によつて生
じる微小〓間に侵入するダスト微粉を介した次の
段階の摩耗等によつてガス漏れが生じるようにな
る。このガス漏れによつてさらに多くのダストを
含んだガスが環状パツキンと共に弁体をも摩耗さ
せ、ボール弁の寿命を短くして取替え時期を早め
るようになる。
従来、このようなボール弁の取替え周期は過去
の取替え実績を慣用しており、その取替え周期の
適否については疑問があつたが、それを確認する
には該ボール弁を分解しなければならないという
問題点があつた。
この考案はこのような従来の問題点にかんがみ
てなされたものであつて、ガス漏れ検知手段をボ
ール弁に設けることによつて、上記問題点を解決
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、加圧流体シール用ボール弁におい
て、一端はこのボール弁の弁座内面において環状
パツキンの受圧方向下流側に開口し、他端には圧
力計を設けるとともに弁を介して大気に連通可能
とした導出管を設けて成る流体漏れ検知可能なボ
ール弁としたものである。
〔作用〕
ボール弁の弁座に埋設された導出管の一端は、
弁座内面において環状パツキンの受圧方向下流側
に開口しているので、環状パツキンや弁体の摩耗
が進行した結果、ボール弁を閉じて加圧流体を印
加した状態において環状パツキンと弁体との微小
〓間から漏れる加圧流体は予め大気と連通して大
気圧を保つた導出管内へ進入する。そして進入し
た加圧流体は導出管の他端に設けられた圧力計に
至り、この圧力計によつて加圧流体の漏出量が検
出される。従つて、早期に加圧流体の漏れを検知
することによつて、環状パツキンのみを交換すれ
ばそのボール弁は引続き使用可能となり寿命を長
くすることができる。
〔実施例〕
以下この考案を図面に基づいて説明する。第
1,2図はこの考案の一実施例を示す図である。
第1図は本考案に係る実施例であるボール弁1を
装着した加圧流体用ホツパとしてのダスト切出弁
を示す。2はダスト受け、3,4はエキセントリ
ツク弁であつて、ダスト受け2に溜まつたダスト
を順次下方へ送り、ボール弁1を経て伸縮管5か
ら外部へ排出するようになつている。
第2図は第1図におけるボール弁1の断面図で
あつて、6はその弁座、7は弁座6の内面6aと
摺動可能に球接する弁体である。8は弁座通孔、
9は弁体通孔であつて、第2図において弁体7が
90°回動することにより上記各通孔8,9はその
断面の全面が連通してダスト排出孔を形成する。
10,11,12は環状パツキンであつて、一般
にゴム等を素材とし、弁座内面6aより僅かに突
出するごとく弁座6に埋設されている。
13,14は弁座内面6aに穿設された環状溝
であつて、溝13は環状パツキン10,11の
間、すなわち矢印A方向から進入する高温高圧ガ
スの圧力方向に対してパツキン10の下流側であ
ると同時にパツキン11の上流側の位置にあり、
また溝14はパツキン12の下流側に設けられ
る。
15,16,17は導出管であつて、導出管1
5の一端は上記環状溝13に開口するごとく弁座
6内に埋設されるとともに弁座6外へ突出する他
端は弁18を介して大気と連通可能となつてい
る。P1は圧力計であつて、弁19を介して上記
導出管15に設けられる。導出管17は上記と同
様に一端が環状溝14に開口し、他端は弁22を
介して大気と連通可能であり、且つ弁23を介し
て圧力計P3を設けている。導出管16は一端が
弁座6内の空間6bに開口し、他端は弁20を介
して大気と連通し、且つ弁21を介して圧力計
P2を設けている。これら各導出管15,16,
17における、弁座6の肉厚部を通過する部分
は、その肉厚部に穿設された連通孔によつて形成
されている。圧力計P1,P2,P3は本実施例にお
いてはプルドン管式が用いられる。
次に作用を説明する。
先ず、ボール弁1を第2図のように閉じた状態
としておき、第1図に示したエキセントリツク弁
3,4を閉の状態としてダストを含む加圧ガスが
ボール弁1内へ進入しないようにしてから弁1
8,20,22を開として導出管15,16,1
7及び環状溝13,14、空間6b内の圧力を大
気圧に連通し、その圧力と大気圧が等しくなつた
ら直ちに弁18,20,22を閉じる。ボール弁
1は閉じたままエキセントリツク弁3,4を開と
して加圧流体を印加するとともに、弁19,2
1,23を開いて各導出管15,16,17と各
圧力計P1,P2,P3とをそれぞれ連通させ、一定
時間後における各圧力計の指示値を読む。
上記の状態において、環状パツキン10,1
1,12のシール状態の異常の有無は次のように
して点検する。
圧力計P1,P2,P3のすべての指示値が上昇
しないときは、少なくとも環状パツキン10は
異常がない(環状パツキン11,12について
は不明)。
圧力計P1の指示値が上昇し、圧力計P2,P3
の指示値は上昇しないときは、環状パツキン1
0のシール状態が不良であり、環状パツキン1
1に異常はない(環状パツキン12については
不明)。
圧力計P1,P2の指示値が上昇し、圧力計P3
の指示値が上昇しないときは、環状パツキン1
0,11のシール状態が不良であり、環状パツ
キン12に異常はない。
圧力計P1,P2,P3のすべての指示値が上昇
したときは、環状パツキン10,11,12の
いずれもシール状態が不良である。
上記の検出結果から、の場合は少なくとも
環状パツキン10を取替え、の場合は環状パ
ツキン10,11を取替え、の場合は環状パ
ツキン10,11,12の全部を取替える必要
があることが分かる。
なお、上記の検出結果が得られた場合に、
環状パツキン11,12のシール状態の異常の
有無を点検するときは、前記と同様ボール弁1
は閉の状態で導出管16の弁20を介して加圧
流体を印加し、圧力計P1,P3の指示値により
次のように判定する。
圧力計P1,P3の指示値が上昇しないときは、
環状パツキン11,12はいずれも異常がな
い。
圧力計P1の指示値が上昇し、圧力計P3の指
示値は上昇しないときは、環状パツキン11の
シール状態が不良であり、環状パツキン12に
異常はない。
圧力計P3の指示値が上昇し、圧力計P1の指
示値は上昇しないときは、環状パツキン12の
シール状態が不良であり、環状パツキン11に
異常はない。
圧力計P1,P3の指示値がいずれも上昇する
ときは、環状パツキン11,12の双方のシー
ル状態が不良である。
また、上記の検出結果が得られた場合に、
環状パツキン12のシール状態の異常の有無を
点検するときも、前記の操作と同様に弁20を
介して導出管16から加圧流体を印加し、圧力
計P3の指示値により次のように判定する。
圧力計P3の指示値が上昇しないときは、環
状パツキン12の異常はなく、圧力計P3の指
示値が上昇したときは、環状パツキン12のシ
ール状態が不良である。
以上の点検を定期的に実施することにより、
各環状パツキンの劣化、あるいは損耗の程度を
知ることができ、これにより環状パツキンの取
替時期を決めることが可能となる。
而して早期にガス漏れを防止することにより、
高圧の漏洩ガスの前記〓間からの噴出による弁体
7の摩損(ガスカツテイング)を防ぎ、ボール弁
1の耐用年数を改善できる。
なお、本実施例においては、導出管及びパツキ
ンを3ケ所に設けた例を示したが、これに限るこ
とはなく、環状パツキンの設置形態やボール弁構
造に応じてパツキン及び導出管を1ケ所のみ、あ
るいは上部と中央部のみ等、適宜の位置に設けれ
ばよい。さらに、実施例ではプルドン圧力計を用
いたが、その他の型式の圧力計を用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によればその構
成を、粉粒体を含む加圧流体用ホツパの、弁座に
環状パツキンを有する加圧流体シール用ボール弁
において、一端は該ボール弁の弁座内面において
環状パツキンの受圧方向下流側に開口し、他端は
圧力計を設けるとともに弁を介して大気と連通可
能とした導出管を設けて成る流体漏れ検知可能な
ボール弁としたため、パツキンからのガス漏れを
早期に検出し、パツキンの取替、補修を適切に行
うことでガス漏れを防止するとともに、ガス中の
ダスト(粉粒体)による弁体の摩損を防ぎ、ボー
ル弁の耐用年数を従来の1.5年から2.8年まで延長
できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例を設けた加圧流体
用ホツパ(ダスト切出装置)の概略図、第2図は
本実施例の概要断面図である。 1……ボール弁、6……弁座、6a……弁座内
面、10,11,12……環状パツキン、18,
20,22……弁、P1,P2,P3……圧力計。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉粒体を含む加圧流体用ホツパの、弁座に環状
    パツキンを有する加圧流体シール用ボール弁にお
    いて、一端は該ボール弁の弁座内面において環状
    パツキンの受圧方向下流側に開口し、他端は圧力
    計を設けるとともに弁を介して大気に連通可能と
    した導出管を設けて成ることを特徴とする流体漏
    れ検知可能なボール弁。
JP5419386U 1986-04-11 1986-04-11 Expired JPH0419263Y2 (ja)

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JP5419386U JPH0419263Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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JP5419386U JPH0419263Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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JPS62166373U JPS62166373U (ja) 1987-10-22
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WO2006132318A1 (ja) * 2005-06-10 2006-12-14 Tokyo Electron Limited 弁体、バルブ、切替えバルブおよびトラップ装置

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JP7018813B2 (ja) * 2018-04-13 2022-02-14 サントリーホールディングス株式会社 ボール弁、ボール弁を含む飲料供給システム及びボール弁に接続された管路の洗浄方法

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