JP2875088B2 - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents

油圧エレベータの制御装置

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JP2875088B2
JP2875088B2 JP4007556A JP755692A JP2875088B2 JP 2875088 B2 JP2875088 B2 JP 2875088B2 JP 4007556 A JP4007556 A JP 4007556A JP 755692 A JP755692 A JP 755692A JP 2875088 B2 JP2875088 B2 JP 2875088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧エレベータの制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧エレベータについて図1を参
照して説明する。
【0003】一般に油圧エレベータ1は流量制御弁2を
用いた流量制御方式を採用している。
【0004】この制御方式ではエレベータかご3の上昇
時は、電動機4を一定速度で回転させ、油圧ポンプ5か
らの定吐出量の油をタンク6へ戻しておき、起動指令が
出ると油タンク6へ戻す量を流量制御弁2で制御するこ
とにより、かごの上昇速度を制御している。
【0005】かごの下降時は、かご3の自重により油圧
シリンダ7内の油がタンクへ還流する油量を流量制御弁
2で調整することによりかご3の下降速度を制御してい
る。
【0006】このような従来の流量制御方式の油圧エレ
ベータの制御装置8は、開ループ制御であるため、油圧
エレベータの負荷圧力(油圧)または油温が変化すると
油の粘性が変り、油圧ポンプ5の容積効率が低下するた
め、かごの走行パターンが所定のものから異なるものに
なるという問題がある。
【0007】とくに寒冷地などに設置されるエレベータ
ではパワーユニット(タンク6、ポンプ5、電動機4な
ど)の設置される機械室の室温が低くなって、油の粘度
が著しく高くなり、油ポンプ5及びバルブ2の特性が大
幅に変るため、正常な走行特性が得られなかった。
【0008】そこでエレベータの正常な運転に回復させ
ることを目的として、折り返し階での着床の際にもかご
の戸を閉じたままの状態で上昇、下降運転制御により、
油の温度を規定値以上にするための油温上昇運転をやっ
ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の油温上昇運転制御では、折り返し階で着床停止の
際、かごの戸を閉じているため、もし乗客がいたときに
はかご内階床釦を押せば正常運転に切り替ってしまう。
しかし、この場合定値以下の温度で平常運転をすること
になり、非常に危険である。また、温度検出器の故障な
どで温度上昇運転が正常動作しないときに、不用意に呼
びに応答する事も危険である。
【0010】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためなされたもので、特に油温低下による粘度増大時
の油温上昇運転においてより安全な制御をすることを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】油圧エレベータの制御装
置に、油圧シリンダにかかる負荷圧力を検出するエレベ
ータの状態検出器などの出力に応じてエレベータを油温
上昇運転する制御系と、油温検知手段と乗客有無の判断
手段とを設け、これらの情報に応じて平常運転と油温上
昇運転との切替え、或いは続行を行う制御手段を設け
る。
【0012】
【作用】油温上昇運転時に、かご内戸開釦によって戸開
を可能になしておき、乗客がいた場合、乗客の意思によ
りエレベータから降りることができるようにする。また
温度検出器の故障時はタンク油温検出器、バルブ温度検
出器などの他の油温検出器の値と、かごの起動回数、経
過時間などによって温度上昇運転を間欠に行うことによ
り圧油の温度を規定値以上に保持し、油温が規定値以上
と判断された場合は平常運転に切替える。さらに、油温
上昇運転中は呼びを禁止にし、圧油が規定値以下の状態
では、乗客を乗せないようにし乗客の安全を確保する。
【0013】又、負荷圧力検出器によって乗客の有無を
検知し、乗客がいるときは油温上昇運転を禁止にする。
【0014】
【実施例】図1〜図3に示す実施例に基づいて本発明を
説明する。
【0015】油圧エレベータに、先ず次のセンサを設け
る。
【0016】タンク6にタンク内油温センサー9を、油
圧ジャッキ7とバルブ2とを連結する油圧配管上に負荷
圧力センサ10と配管油温センサ11を、また、バルブ
2内にバルブ内油温センサ12をそれぞれ設ける。
【0017】これらセンサの出力値を速度制御装置13
に入力信号として与えるように接続する。この速度制御
装置13は、各センサ入力とエレベータ制御装置8から
の運転指令に基づき速度パターンを生成し、上昇運転で
は電動機4を起動し、油圧ポンプ5によってタンク6か
ら油をバルブ2を経由し油圧ジャッキ7へ送出する。
又、下降運転では、電動機4を起動させずにバルブ2の
みを制御し油圧ジャッキ7と油圧配管14にある油をタ
ンク6に環流する。
【0018】次に、上記の構成の油圧エレベータの制御
装置の動作について図2のフローチャートに基づき説明
する。
【0019】まず、エレベータが平常運転をしていれば
S01が真となる。しかし、故障や管制運転などの状態
になったときは、油温上昇運転を直ちに終了する。
【0020】次に、配管油温センサ11が5度以下にな
ればS02が真となり配管油温センサ異常をチェックす
るS03へと進み、異常であれば、真となり、呼びなし
で、一定時間経過したかチェックする(図3の油温低下
特性による)S04へと分岐し、偽であれば温度上昇運
転をせずに呼びにも応答する。しかし、S03で偽また
はS04で真の場合は、S05の帰着階で荷重なしで一
定時間呼びをなしの場合は真となり、油温上昇運転を開
始する。
【0021】油温上昇運転を開始し、S06で最上階ま
で、低速で上昇運転する。S07で最上階かチェックす
る。ここで、S08でかご内戸開釦15が押された場合
はS09によって着床戸開し、かご3に取付けられたア
ナウンス装置16によって『ドアが開いたら降りてくだ
さい』とアナウンスし、乗客に降りてもらう。なお、本
実施例ではアナウンス装置を採用しているが乗客い報知
出来るものであればこれに限らない。例えばかご内表示
装置を用いても良い。
【0022】しかし、S08が偽でSが真の場合はその
ままS10に行き、最下階まで下降運転する。最下階で
停止後、上記最上階の処理と同様の処理を行う(S1
1,S12,S13)。さらに、式(1)である油温上
昇運転時における油温上昇式に当てはめ、S14で油温
上昇運転往復回数が規定値以上ならば、S16でタンク
内油温センサ17とバルブ内油温センサ18が制御範囲
ならばS17で配管油温センサ異常とみなし一時油温上
昇運転を中止する。S16で制御範囲外であれば偽とな
り、S15へ行き、配管油温センサ14が5度以下であ
ればS06へ行き再度最上階まで上昇運転をする。S1
4が5度以上であれば、S18で帰着階へ着床し呼びに
も応答できる。
【0023】 T=Q/(V×0.873) …… (1) T :温度上昇(℃) V:総油量
【0024】この様な構成の制御装置であるので、寒冷
地などにおける油温上昇運転時にかご内戸開釦によって
戸開が可能となり、乗客がいたとしても乗客の意思によ
りエレベータから降りることが出来る。また温度検出器
の故障時はタンク油温検出器、バルブ温度検出器などの
他の油温検出器の条件や、かごの起動回数によって温度
上昇運転を間欠に行うことにより圧油の温度を規定値以
上に維持する。
【0025】また、いたずら防止のため、負荷圧力検出
器によって荷重(乗客)のある時は油温上昇運転を禁止
にし、より安全な走行を実現する油圧エレベータ制御を
提供することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明により寒冷地などにおける油温上
昇運転において、温度検出器の故障などが生じたとき、
その代わりに、他の油温検出器の条件や、かごの起動回
数を考慮して温度上昇運転を適宜行うことができ、これ
により圧油の温度を保持することが出来る。
【0027】油温上昇運転時に、呼びを禁止にし、正常
運転時以外は利用客を乗せないようにし、もし乗客がい
た場合はかご内戸開釦により降りることができ、更に、
乗客のいる時は油温上昇運転を禁止にするので、より安
全なエレベータ制御をなすこととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による油圧エレベータの概略図、
【図2】本発明による制御装置のフローチャート、
【図3】油温低下特性図である。
【符号の説明】
2…流量制御バルブ 3…かご 5…油圧ポンプ 7…油圧ジャッキ 8…制御装置 9、10、11…センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−305788(JP,A) 特開 昭61−248880(JP,A) 実開 昭63−110464(JP,U) 特公 昭62−9510(JP,B2) 特公 昭49−34543(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 9/04 B66B 1/04 B66B 1/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油温及びエレベータ状態に応じて、かご戸
    を閉止のままでかごの連続上昇下降往復走行により油温
    上昇運転をする油圧エレベータの制御装置において、 油温上昇運転条件成立時に、かご内戸開釦によって着
    床、戸開出来る手段を備えたことを特徴とする油圧エレ
    ベータの制御装置。
  2. 【請求項2】油温及びエレベータ状態検出器の出力に応
    じて、かご戸を閉止のままで油温上昇運転をする油圧エ
    レベータの制御装置において、 油温上昇運転条件成立時に、運転継続時間或いは起動回
    数が所定値以上となった場合に、温度検出器の異常と判
    断する手段と、前記判断により油温上昇運転を中断する
    手段とを備えたことを特徴とする油圧エレベータの制御
    装置。
  3. 【請求項3】油温及びエレベータ状態検出器の出力に応
    じて、かご戸を閉止のままで油温上昇運転をする油圧エ
    レベータの制御装置において、 油温上昇運転条件成立時に、負荷圧力検出器によって荷
    重を検出する手段と、前記荷重検出が成立した場合に油
    温上昇運転を中断し最寄階着床を行う手段とを備えたこ
    とを特徴とする油圧エレベータの制御装置。
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