JPH0925069A - 油圧エレベーターの制御装置 - Google Patents

油圧エレベーターの制御装置

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JPH0925069A
JPH0925069A JP7198139A JP19813995A JPH0925069A JP H0925069 A JPH0925069 A JP H0925069A JP 7198139 A JP7198139 A JP 7198139A JP 19813995 A JP19813995 A JP 19813995A JP H0925069 A JPH0925069 A JP H0925069A
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valve opening
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valve
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JP7198139A
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Takashi Matsudo
貴司 松土
Chikayoshi Nishihara
京良 西原
Shunsuke Mitsune
三根  俊介
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベーターに異常速度が発生したときに、
安全にエレベーターを停止させ、また、調速機が作動す
る前にエレベーターを停止させるに好適な油圧エレベー
ターの制御装置を提供することにある。 【構成】 油圧エレベーターの制御装置において、乗り
かごの速度の異常を判定する速度異常判定手段124
と、流量制御弁の変位の異常を判定する弁開度異常判定
手段125を設け、これらの異常判定手段にそれぞれ速
度異常領域または弁開度異常領域を設定し、少なくとも
速度異常判定手段または弁開度異常判定手段の作動時に
は、流量制御弁9(10)を強制的に制御停止して、前
記油圧シリンダの昇降を停止し、同時に電動機に回転停
止指令を発して、油圧ポンプの駆動を停止させ、乗りか
ご1の運転を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧シリンダに供給或
いは排出する油の流量を制御し、乗りかごの速度を制御
する油圧エレベーターの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の油圧エレベーターの制御
装置として、速度指令に対応して出力する電磁パイロッ
ト弁の流体圧を利用して、油圧シリンダに供給或いは排
出する油の流量を制御する流量制御弁を駆動し、これに
より走行する実際の乗りかごの位置および速度を検出し
て、検出した速度を速度指令に帰還し、乗りかごの速度
を制御する技術が知られている。特開昭63−4727
9号公報には、この技術が開示されている。また、油圧
シリンダに供給或いは排出する油の流量を計測する流量
計を用い、計測流量を帰還して、乗りかごの速度制御を
行なう技術は、特公昭62−25881号公報に記載さ
れ、周知である。さらに、油圧シリンダに供給或いは排
出する油の流量を制御する流量制御弁の弁変位を検出
し、この弁変位を速度指令或いは弁変位指令にフィード
バックして、流量制御弁を制御、乗りかごの速度制御を
行なう技術は、特願平1−291262号公報に記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、そ
れぞれ速度帰還信号、流量帰還信号或いは弁変位帰還信
号を利用して、乗りかごの速度制御を行なっているが、
いずれもこれらの帰還信号が喪失した場合、エレベータ
ーが異常増速してしまう、という問題がある。また、エ
レベーターが異常増速した場合、これを保護するため
に、調速機等に設けた安全装置が動作して、エレベータ
ーを停止させるが、調速機は一度動作すると、自動的に
は復旧せず、調速機を復旧させるにはエレベーター保守
員の操作に頼らざるを得ない。このため、万一調速機が
動作した場合、乗客は長時間乗りかご内に閉じ込められ
ることになる、いう問題がある。また、上述した各帰還
信号を処理する制御装置の異常時にも、エレベーターが
異常増速し、同様の不都合を引き起こす、いう問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、エレベーターに異常速度
が発生したときに、安全にエレベーターを停止させ、ま
た、調速機が作動する前にエレベーターを停止させるに
好適な油圧エレベーターの制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、油圧エレベ
ーターの制御装置において、乗りかごの速度の異常を判
定する速度異常判定手段と、流量制御弁の変位の異常を
判定する弁開度異常判定手段を設け、少なくとも速度異
常判定手段または弁開度異常判定手段の作動時には、流
量制御弁に強制的に制御停止指令を発して、前記油圧シ
リンダの昇降を停止し、同時に電動機に回転停止指令を
発して、油圧ポンプを駆動停止させることによって、達
成される。
【0006】
【作用】本発明は、速度異常判定手段および弁開度異常
判定手段にそれぞれ速度異常領域または弁開度異常領域
を設定したので、速度帰還、弁開度帰還が喪失しても、
これらの異常判定手段が作動して、それぞれの異常を判
定することができ、エレベータの運転を安全に停止させ
ることが可能となる。また、調速機の安全装置が設置さ
れた油圧エレベーターの制御系に、速度異常判定手段お
よび弁開度異常判定手段を設けた場合、それぞれの異常
判定手段に設定する速度異常領域、弁開度異常領域のい
ずれも調速機の安全装置が速度異常、弁開度異常として
検知する設定値より小さく設定するため、調速機の安全
装置が作動する前に、これらの異常判定手段が作動し
て、エレベータの運転を安全に停止させることができ、
また、調速機の復旧作業に比し、これらの異常判定手段
による復旧は容易であるので、乗客を長時間乗りかご内
に閉じ込めることがなくなり、サービスが向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す油圧エレベーター
の制御装置である。図1において、1は乗りかご、2は
油圧シリンダ、3はプランジャ、4はロープ、5は油圧
ポンプ、6は三相誘導電動機、7は油タンク、8は逆止
弁、9は上昇用流量制御弁、10は下降用流量制御弁、
11は圧力検出器、12は制御装置、13はプーリ、2
1は上昇用弁変位センサ、22は下降用弁変位センサ、
31はエンコーダ、32はプーリ、33はワイヤー、4
1はリリーフ弁(過圧防止弁)、42は油フィルターを
示す。乗りかご1は、油圧シリンダ2内の作動油を給排
することにより駆動されるプランジャ3、このプランジ
ャ3の上部に設けられたプーリー13に巻掛けられたロ
ープ4を介して駆動される。乗りかご1には、乗りかご
1の移動に伴い、パルスを発生するエンコーダ31が取
り付けられ、このエンコーダ31からの信号がエレベー
ターの速度信号31aとして制御装置12に送信され
る。また、上昇用流量制御弁9、下降用流量制御弁10
には、それぞれ上昇用弁変位センサ21、下降用弁変位
センサ22が取り付けられ、弁開度信号21a、22a
として制御装置12に送信される。油圧シリンダ2の油
圧は、圧力検出器11により検出され、シリンダ圧信号
11aとして制御装置12に送信される。なお、リリー
フ弁41は、油圧ポンプ5と逆止弁8との間の作動油の
圧力が異常に高くなった場合に、その圧力を減少させる
ために、作動油を油タンク7に逃す。
【0008】次に、本実施例の動作を説明する。いま、
乗りかご1が停止状態にあり、上昇運転を行なうものと
する。乗りかご1を上昇加速させる場合は、制御装置1
2からの信号(起動)12aにより三相誘導電動機6を
起動し、これにより油圧ポンプ5を駆動する。油タンク
7の油は油圧ポンプ5に吸入され、昇圧される。高圧に
なった油は上昇用流量制御弁9を通って油タンク7に戻
される。その後、制御装置12からの弁開度制御信号1
2bで上昇用流量制御弁9を通る油量を制御する。この
ため、油圧ポンプ5の吐出する油の流量Q1と上昇用流
量制御弁9で制御された油の流量Q3の差の流量Q2
は、逆止弁8を通って油圧シリンダ2へ供給される。こ
れにより油圧シリンダ2は乗りかご1を押上げる。上昇
用流量制御弁9を通る流量Q3が減少すると、乗りかご
1は加速され、上昇用流量制御弁9が閉じると、油圧ポ
ンプ5の吐出流量Q1は油圧シリンダ2へ供給され、乗
りかご1は全速度で上昇する。乗りかご1を上昇減速さ
せる場合は、加速の場合とは逆に、上昇用流量制御弁9
を通る油量Q3を増大させる。これにより、油圧シリン
ダ2へ供給される油量Q2が減少し、乗りかご1は減速
する。上昇用流量制御弁9の制御圧が負荷圧力より低く
なると、逆止弁8が閉じて、油圧シリンダ2への流量は
零となり、乗りかご1は停止する。この場合、乗りかご
1の速度はエンコーダ31から、上昇用流量制御弁9の
弁開度は上昇用弁変位センサ21から、また、シリンダ
圧は圧力検出器11から、それぞれ制御装置12に送信
される。ここで、乗りかご1に速度異常または上昇用流
量制御弁9に弁開度異常が発生すると、制御装置12
は、これらの異常を判定し、油圧ポンプ5を制御する三
相誘導電動機6に回転停止指令の信号12a、上昇用流
量制御弁9を強制的に開く弁開度制御信号12bを出力
し、乗りかご1を停止させる。また、調速機の安全装置
(図示せず)が設けられた油圧エレベーターの制御系
に、制御装置12が適用されたとき、制御装置12は、
調速機の安全装置が作動する前に、速度異常または弁開
度異常の異常を判定し、油圧ポンプ5を制御する三相誘
導電動機6に回転停止指令の信号12a、上昇用流量制
御弁9を強制的に開く弁開度制御信号12bを出力し、
乗りかご1を停止させる。一方、乗りかご1を下降運転
する場合も同様であり、制御装置12からの弁開度制御
信号12bで下降用流量制御弁10を通る油量を制御す
る。以下、乗りかご1を下降加速、下降減速およご停止
する場合の動作も、上昇運転の場合と同じであり、説明
を省略する。
【0009】図2は、本実施例の制御系のブロックを示
す。本実施例の制御系は、起動指令装置121、速度指
令発生装置122、弁開度指令発生装置123、速度異
常判定器124、弁開度異常判定器125を有する制御
装置12と、上昇用流量制御弁9(または、下降用流量
制御弁10)(以下、弁という。)と、乗りかご1から
なる。起動指令装置121は、三相誘導電動機6の起
動、停止指令、および乗りかご1の上昇または下降運転
開始指令を出力し、また、速度異常判定器124、弁開
度異常判定器125の出力を受信したとき、三相誘導電
動機6の回転を停止し、速度指令発生装置122の速度
指令を強制的に零にする。速度指令発生装置122は、
図3に示す速度指令V*(実線)のような速度曲線(加
速、定常速度、減速)を発生する。また、速度異常判定
器124は、図3に示す異常領域R(クレーゾーン)を
有する。ここで、図3は、速度異常を判定する説明図で
あり、速度指令V*と乗りかご速度帰還値V(点線)の
速度偏差ΔVが異常領域Rの範囲外にあるとき、乗りか
ご1の速度は正常であると判定し、その値が異常領域R
の範囲内に達したときは異常であると判定する。因に、
速度偏差ΔV’(一点鎖線)は、速度異常が発生したこ
とを表す。なお、本実施例を調速機の安全装置が設けら
れている制御系に適用するとき、速度異常判定器124
の速度異常領域Rは、調速機の安全装置が速度異常とし
て検知する設定値Z(二点鎖線)より小さく設定する。
弁開度指令発生装置123は、図4に示す弁開度指令x
*(実線)のような弁開度曲線を発生する。また、弁開
度異常判定器125は、図4に示す異常領域r(クレー
ゾーン)を有する。ここで、図4は、弁開度異常を判定
する説明図であり、弁開度指令x*と弁開度帰還値x
(点線)の弁開度偏差Δxが異常領域rの範外にあると
き、弁9(または、10)の開度は正常であると判定
し、その値が異常領域rに範囲内に達したときは異常で
あると判定する。因に、弁開度偏差Δx’(一点鎖線)
は、弁開度異常が発生したことを表す。なお、同様に調
速機の安全装置が設けられている制御系に適用すると
き、弁開度異常判定器125の異常領域rは、調速機の
安全装置が弁開度異常として検知する設定値z(二点鎖
線)より小さく設定する。
【0010】本実施例の制御系において、通常、起動指
令装置121から運転開始指令(起動)指令121aが
発せられると、三相誘導電動機6が起動し、一方、速度
指令発生装置122は図3に示す速度曲線のような速度
指令V*を出力する。制御系では、速度指令V*と乗りか
ご1の実速度Vが比較され、その偏差ΔVは弁開度指令
発生装置123に入力され、図4に示す弁開度指令x*
に変換される。弁開度指令x*と弁9(または、10)
の実弁開度xの偏差Δxに基づいて、弁9(または、1
0)が開閉制御される。この弁9(または、10)の開
閉制御により乗りかご1は速度制御される。ここで、速
度異常判定器124、弁開度異常判定器125にそれぞ
れ入力される速度偏差ΔV、弁開度偏差Δxは、それぞ
れの異常領域R、異常領域rの範囲外にあり、出力を発
しない。いま、乗りかご1の速度に異常が発生し、速度
指令V*に対して乗りかご1の実速度Vが遅く、その速
度偏差ΔVがΔV’になると、異常領域Rに達する。こ
のとき、速度異常判定器124は速度異常と判定し、起
動指令装置121に異常信号を出力し、起動指令装置1
21からの指令121bにより速度指令発生装置122
の速度指令V*を強制的に零にする。速度指令V*が零に
なると、弁開度指令発生装置123の弁開度指令x*が
零になり、油圧シリンダ2への油の流れをストップする
と同時に、起動指令装置121からの指令121dによ
り三相誘導電動機6の回転を停止し、油圧ポンプ5の駆
動を停止する。このようにして、乗りかご1の速度に異
常が発生すると、エレベータの運転を停止する。また、
弁9(または、10)の弁開度に異常が発生し、弁開度
指令x*に対して弁9(または、10)の実弁開xが小
さく、その弁開偏差ΔxがΔx’になると、異常領域r
に達する。このとき、弁開度異常判定器125は弁開度
異常と判定し、起動指令装置121に異常信号を出力
し、起動指令装置121からの指令121bにより速度
指令発生装置122の速度指令V*を強制的に零にす
る。速度指令V*が零になると、弁開度指令発生装置1
23の弁開度指令x*が零になり、油圧シリンダ2への
油の流れをストップすると同時に、起動指令装置121
からの指令121dにより三相誘導電動機6の回転を停
止し、油圧ポンプ5の駆動を停止する。このようにし
て、弁9(または、10)の弁開度に異常が発生する
と、エレベータの運転を停止する。
【0011】以上のように、本実施例は、速度異常判定
器124および弁開度異常判定器125を設け、それぞ
れに異常領域R、異常領域rを設定したので、速度帰還
信号V、弁開度帰還信号xが喪失しても、これらの異常
判定器124、125が作動して、それぞれの異常を判
定することができ、エレベータの運転を安全に停止させ
ることが可能となる。また、本実施例は、調速機の安全
装置が設置されている制御系に適用されても、速度異常
判定器124に設定する異常領域R、弁開度異常判定器
125に設定する異常領域rをいずれも調速機の安全装
置が速度異常として検知する設定値、弁開度異常として
検知する設定値より小さく設定するため、調速機の安全
装置が作動する前に、これらの異常判定器124、12
5が作動して、エレベータの運転を安全に停止させるこ
とができ、また、調速機の復旧作業に比し、これらの異
常判定器124、125による復旧は容易であるので、
乗客を長時間乗りかご内に閉じ込めることがなくなり、
サービスが向上する。
【0012】また、本実施例において、図5に示すよう
に、速度指令V*(実線)に対して、速度異常判定器1
24に設定する速度異常領域R(一点鎖線)より弁開度
異常判定器125に設定する弁開度異常領域r(点線)
を狭く(感度よく)設定する。このことにより、乗りか
ご1に速度異常が発生したとき、既に弁9(または、1
0)には乗りかご1の速度異常に相当する弁開度の変位
が生じているため、弁開度異常判定器125が速度異常
判定器124より速く作動することになる。これは、速
度異常判定器124によるエレベータの運転停止に比
し、弁開度異常判定器125によるエレベータの運転停
止が速く、エレベータがより迅速かつ安全に停止するこ
とができることになる。
【0013】なお、本実施例では、乗りかご1の速度に
異常が発生したとき、または、弁9(または、10)の
弁開度に異常が発生したとき、起動指令装置121から
の指令121bにより速度指令発生装置122の速度指
令V*を強制的に零にすることについて説明したが、い
ずれの異常時にも、起動指令装置121から指令121
c(点線)を弁開度指令発生装置123に直接出力し、
弁開度指令x*を強制的に零にし、油圧シリンダ2への
油の流れをストップしてもよい。また、本実施例は、乗
りかごを油圧シリンダに間接的に支持した油圧エレベー
ターについて述べたが、乗りかごを油圧シリンダに直接
支持した油圧エレベーターに適用できることは云うまで
もない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
速度異常判定器および弁開度異常判定器を設け、それぞ
れに速度または弁開度異常領域を設定したので、速度帰
還、弁開度帰還が喪失しても、それぞれの異常を判定す
ることができ、エレベータの運転を安全に停止させるこ
とが可能となる。また、本実施例は、調速機の安全装置
が設置されている制御系に適用されても、乗りかごの速
度異常、流量制御弁の弁開度異常時に、調速機の安全装
置が作動する前に、これらの異常を検知するので、エレ
ベータの運転を安全に停止させることができ、また、調
速機の復旧作業に比し、これらの異常判定器による復旧
は容易であるので、乗客を長時間乗りかご内に閉じ込め
ることがなくなり、サービスの向上が図られる。また、
速度指令に対して、速度異常判定器に設定する速度異常
領域より弁開度異常判定器に設定する弁開度異常領域を
狭く(感度よく)設定することにより、エレベータをよ
り迅速かつ安全に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す油圧エレベーターの制
御装置
【図2】本発明の一実施例による制御系のブロック
【図3】速度異常を判定する説明図
【図4】弁開度異常を判定する説明図
【図5】速度異常領域と弁開度異常領域の関係を説明す
る図
【符号の説明】
1 乗りかご 2 シリンダ 3 プランジャ 4 ロープ 5 油圧ポンプ 6 三相誘導電動機 7 油タンク 8 逆止弁 9 上昇用流量制御弁 10 下降用流量制御弁 11 圧力検出器 12 制御装置 21 上昇用弁変位センサ 22 下降用弁変位センサ 121 起動指令装置 122 速度指令発生装置 123 弁開度指令発生装置 124 速度異常判定器 125 弁開度異常判定器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごを昇降させる油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプと、前
    記油圧シリンダと前記油圧ポンプとの間の油の流量を制
    御する流量制御弁と、前記油圧ポンプを駆動する電動機
    と、前記流量制御弁と前記電動機を制御する制御装置と
    からなり、前記乗りかごの速度の異常を判定する速度異
    常判定手段と、前記流量制御弁の変位の異常を判定する
    弁開度異常判定手段を設け、少なくとも前記速度異常判
    定手段または前記弁開度異常判定手段の作動時には、前
    記流量制御弁を強制的に制御停止して、前記油圧シリン
    ダの昇降を停止し、同時に前記電動機に回転停止指令を
    発して、油圧ポンプの駆動を停止させることを特徴とす
    る油圧エレベーターの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、制御装置は、起動指
    令手段の指令を受けて速度指令を発する速度指令発生手
    段と、前記速度指令と乗りかごの実速度の偏差から弁開
    度指令を発する弁開度指令発生手段を有し、少なくとも
    速度異常判定手段または弁開度異常判定手段の作動時に
    は、前記起動指令手段から前記速度指令発生手段に停止
    指令を出力し、前記弁開度指令発生手段から発する弁開
    度指令を油圧シリンダの昇降停止とすることを特徴とす
    る油圧エレベーターの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、制御装置は、起動指
    令手段の指令を受けて速度指令を発する速度指令発生手
    段と、前記速度指令と乗りかごの実速度の偏差から弁開
    度指令を発する弁開度指令発生手段を有し、少なくとも
    速度異常判定手段または弁開度異常判定手段の作動時に
    は、前記起動指令手段から直接前記弁開度指令発生手段
    に指令を発して、弁開度指令を油圧シリンダの昇降停止
    とすることを特徴とする油圧エレベーターの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、乗りかごの異常速度を保護する安全装置を具備した
    調速機が備えられているとき、速度異常判定手段または
    弁開度異常判定手段は、前記調速機の安全装置より速く
    乗りかごの速度異常を検知し、作動することを特徴とす
    る油圧エレベーターの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、速度異常判定手段は、設定した速度異常領域を有
    し、速度指令と乗りかごの実速度の偏差が前記領域内に
    達したとき、速度異常と判定することを特徴とする油圧
    エレベーターの制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、弁開度異常判定手段は、設定した弁開度異常領域を
    有し、弁開度指令と流量制御弁の実開度の偏差が前記領
    域内に達したとき、弁開度異常と判定することを特徴と
    する油圧エレベーターの制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、速度指令に対して、速度異常判定手段に設定する速
    度異常領域より弁開度異常判定手段に設定する弁開度異
    常領域を狭く(感度よく)設定することを特徴とする油
    圧エレベーターの制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336359B1 (ko) * 1999-09-30 2002-05-13 장병우 유압 엘리베이터의 기동쇼크 저감 장치 및 방법
CN106814762A (zh) * 2016-12-28 2017-06-09 武汉新芯集成电路制造有限公司 一种低压状态下炉管检测装置和检测方法
WO2020136739A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 三菱電機株式会社 油圧エレベータの異常検出装置および既設油圧エレベータの改修方法

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