JP2003306278A - エレベーター装置 - Google Patents
エレベーター装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1台の制御装置が故障した場合でも、その故
障した号機の昇降が不能なることなく、2台の運行を維
持することができるようにする。 【解決手段】 共有する釣り合い重り10を所定の位置
に固定可能な釣り合い重り固定手段16を設け、各号機
の制御装置1A、1Bが、相手号機の制御装置が故障に
より制御不能のなった場合の故障情報を取り込んだとき
に、相手号機に属する巻き上げ機のブレーキの制動状態
の開放を指令するブレーキ開放指令信号を巻きあげ機1
5A、15Bに出力させるともに、釣り合いおもり10
を所定の位置への固定を指令するロック指令信号を固定
手段16に出力させ、釣り合い重り10が固定され、か
つ、相手号機の巻き上げがフリーになった後は、自号機
のかご呼びおよびホール呼びに加えて相手号機のかご呼
び情報を取り込み、自号機の乗りかごと相手号機の乗り
かごの運行を予め設定された所定の暫定的な運行プログ
ラムにしたがって制御する。
障した号機の昇降が不能なることなく、2台の運行を維
持することができるようにする。 【解決手段】 共有する釣り合い重り10を所定の位置
に固定可能な釣り合い重り固定手段16を設け、各号機
の制御装置1A、1Bが、相手号機の制御装置が故障に
より制御不能のなった場合の故障情報を取り込んだとき
に、相手号機に属する巻き上げ機のブレーキの制動状態
の開放を指令するブレーキ開放指令信号を巻きあげ機1
5A、15Bに出力させるともに、釣り合いおもり10
を所定の位置への固定を指令するロック指令信号を固定
手段16に出力させ、釣り合い重り10が固定され、か
つ、相手号機の巻き上げがフリーになった後は、自号機
のかご呼びおよびホール呼びに加えて相手号機のかご呼
び情報を取り込み、自号機の乗りかごと相手号機の乗り
かごの運行を予め設定された所定の暫定的な運行プログ
ラムにしたがって制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の乗りかご
エレベーターシステムが構成されるエレベータ装置に関
する。
エレベーターシステムが構成されるエレベータ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的ロープ式エレベータ装置
は、機械室に設置された巻きあげ機を介して乗りかごと
釣り合いおもりとが、丁度つるべのような状態でロープ
を介して吊り下げられ、制御装置によって昇降制御が行
われている。従来方式では、エレベーター1台あたり
に、必ず1台の制御装置と1個の釣り合いおもりを有す
る構成になっている。
は、機械室に設置された巻きあげ機を介して乗りかごと
釣り合いおもりとが、丁度つるべのような状態でロープ
を介して吊り下げられ、制御装置によって昇降制御が行
われている。従来方式では、エレベーター1台あたり
に、必ず1台の制御装置と1個の釣り合いおもりを有す
る構成になっている。
【0003】図5は、2台のエレベーターで運行サービ
スを行うようにした従来のエレベータシステムを示して
いる。この図5において、A号機、B号機に2台のエレ
ベーターが併設されており、1は制御装置、2は釣り合
いおもり、3は乗りかごである。これらにはA、Bを参
照番号に添えてA号機とB号機とを区別している。
スを行うようにした従来のエレベータシステムを示して
いる。この図5において、A号機、B号機に2台のエレ
ベーターが併設されており、1は制御装置、2は釣り合
いおもり、3は乗りかごである。これらにはA、Bを参
照番号に添えてA号機とB号機とを区別している。
【0004】通常、各階の乗り場に配置された乗り場操
作盤4から入力される乗り場呼び信号は、伝送線5およ
び伝送線6を介してA号機、B号機の双方の制御装置1
A、1Bに入力されており、A号機、B号機間で応答を
分担し、効率な運転サービスを行っている。
作盤4から入力される乗り場呼び信号は、伝送線5およ
び伝送線6を介してA号機、B号機の双方の制御装置1
A、1Bに入力されており、A号機、B号機間で応答を
分担し、効率な運転サービスを行っている。
【0005】他方、制御装置1A、1Bの一方に故障が
発生して起動不能の状態になった場合の従来の運行の仕
方は次のようなものである。
発生して起動不能の状態になった場合の従来の運行の仕
方は次のようなものである。
【0006】ここで、B号機の制御装置1Bに故障が生
じたとすると、B号機の乗りかご3Bは、故障した制御
装置1Bにのみ昇降制御が任されているので、この制御
装置1Bの故障によって直ちに乗りかご3Bは使用でき
ない状態になる。
じたとすると、B号機の乗りかご3Bは、故障した制御
装置1Bにのみ昇降制御が任されているので、この制御
装置1Bの故障によって直ちに乗りかご3Bは使用でき
ない状態になる。
【0007】そこで、A号機の制御装置1Aは、B号機
の制御装置1Bから送信される故障信号を検出すること
で、自号機がすべての運行サービスを担うことを認識
し、発生した乗り場呼びのすべてに対して応答するよう
に昇降制御を実施する。したがって、以後、休止したB
号機が復旧するまでの間、A号機1台のみの状態におい
て運行が継続される。
の制御装置1Bから送信される故障信号を検出すること
で、自号機がすべての運行サービスを担うことを認識
し、発生した乗り場呼びのすべてに対して応答するよう
に昇降制御を実施する。したがって、以後、休止したB
号機が復旧するまでの間、A号機1台のみの状態におい
て運行が継続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、現状の
エレベータでは、制御装置と乗りかごとは完全に一対と
して存在し、その制御装置が故障した場合には乗りかご
は使用できない状態になる。このため、2台のエレベー
ターを併設した2カーのシステムでは、一方の号機が故
障すると、他方の号機がバックアップするシステムにな
っているが、基本機能は継続されるものの、輸送力の低
下は顕著であり、特に、混雑時等では、積み残される乗
客が増える事態になる。また、故障した制御装置を完全
復旧させるまでには時間がかかり、その間、輸送力の低
下した状況が継続する。
エレベータでは、制御装置と乗りかごとは完全に一対と
して存在し、その制御装置が故障した場合には乗りかご
は使用できない状態になる。このため、2台のエレベー
ターを併設した2カーのシステムでは、一方の号機が故
障すると、他方の号機がバックアップするシステムにな
っているが、基本機能は継続されるものの、輸送力の低
下は顕著であり、特に、混雑時等では、積み残される乗
客が増える事態になる。また、故障した制御装置を完全
復旧させるまでには時間がかかり、その間、輸送力の低
下した状況が継続する。
【0009】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、1台の制御装置が故障した場合
でも、その故障した号機の昇降が不能なることなく、2
台の運行を維持することができるようにしたエレベータ
ー装置を提供することにある。
有する問題点を解消し、1台の制御装置が故障した場合
でも、その故障した号機の昇降が不能なることなく、2
台の運行を維持することができるようにしたエレベータ
ー装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、各号機がそれぞれに乗り
かご、巻き上げ機、制御装置を有する一対のエレベータ
ーによりエレベータシステムを構成したエレベーター装
置において、前記各号機の乗りかごを1本のメインロー
プで連結するとともに、釣り合い重りを共有し、前記共
有する釣り合い重りを所定の位置に固定可能な釣り合い
重り固定手段を設け、前記各号機の制御装置が、相手号
機の制御装置が故障により制御不能のなった場合の故障
情報を取り込んだときに、相手号機に属する巻き上げ機
のブレーキの制動状態の開放を指令するブレーキ開放指
令信号を当該巻き上げ機に出力するともに、前記釣り合
いおもりを所定の位置への固定を指令するロック指令信
号を前記固定手段に出力する機能と、前記釣り合い重り
が固定され、かつ、相手号機の巻き上げがフリーになっ
た後は、自号機のかご呼びおよびホール呼びに加えて相
手号機のかご呼び情報を取り込み、自号機の乗りかごと
相手号機の乗りかごの運行を予め設定された所定の暫定
的な運行プログラムにしたがって制御する機能と、を有
することを特徴とするものである。
めに、請求項1に係る発明は、各号機がそれぞれに乗り
かご、巻き上げ機、制御装置を有する一対のエレベータ
ーによりエレベータシステムを構成したエレベーター装
置において、前記各号機の乗りかごを1本のメインロー
プで連結するとともに、釣り合い重りを共有し、前記共
有する釣り合い重りを所定の位置に固定可能な釣り合い
重り固定手段を設け、前記各号機の制御装置が、相手号
機の制御装置が故障により制御不能のなった場合の故障
情報を取り込んだときに、相手号機に属する巻き上げ機
のブレーキの制動状態の開放を指令するブレーキ開放指
令信号を当該巻き上げ機に出力するともに、前記釣り合
いおもりを所定の位置への固定を指令するロック指令信
号を前記固定手段に出力する機能と、前記釣り合い重り
が固定され、かつ、相手号機の巻き上げがフリーになっ
た後は、自号機のかご呼びおよびホール呼びに加えて相
手号機のかご呼び情報を取り込み、自号機の乗りかごと
相手号機の乗りかごの運行を予め設定された所定の暫定
的な運行プログラムにしたがって制御する機能と、を有
することを特徴とするものである。
【0011】この請求項1の発明によれば、一方の制御
装置の故障により一方の乗りかごの制御が不能の事態に
なっても、双方の乗りかごを同一速度で、反対方向に昇
降させて、乗場呼びに応答させるかごを乗りかごで分担
させることで、故障前の完全に独立した2カーサービス
には効率の点で及ばないものの、2台の乗りかごを使っ
ての乗客輸送サービスを継続することができる。
装置の故障により一方の乗りかごの制御が不能の事態に
なっても、双方の乗りかごを同一速度で、反対方向に昇
降させて、乗場呼びに応答させるかごを乗りかごで分担
させることで、故障前の完全に独立した2カーサービス
には効率の点で及ばないものの、2台の乗りかごを使っ
ての乗客輸送サービスを継続することができる。
【0012】また、請求項2に係る発明は、前記釣り合
い重りを検出する検出手段を昇降路の中央位置に設け、
前記制御装置は、前記釣り合いおもりを位置決めする際
に前記検出手段の出力する検出信号を受信したときに前
記ロック指令信号を前固定手段に出力することを特徴と
するものである。
い重りを検出する検出手段を昇降路の中央位置に設け、
前記制御装置は、前記釣り合いおもりを位置決めする際
に前記検出手段の出力する検出信号を受信したときに前
記ロック指令信号を前固定手段に出力することを特徴と
するものである。
【0013】この請求項2の発明によれば、釣り合い重
りを昇降路の中央の位置に固定できるので、双方の乗り
かごともに最下階から最上階までの全階を昇降可能な状
態となる。
りを昇降路の中央の位置に固定できるので、双方の乗り
かごともに最下階から最上階までの全階を昇降可能な状
態となる。
【0014】請求項3に係る発明は、自号機の制御装置
は、故障した相手号機の制御装置から相手号機の乗りか
ごの位置情報を取り込み、この相手号機の乗りかごの位
置と自号機の乗りかごの位置とから、釣り合い重りを昇
降路中央位置に位置決めするのに自号機の乗りかごを移
動させる方向並びに距離を求める機能を有することを特
徴とするものである。
は、故障した相手号機の制御装置から相手号機の乗りか
ごの位置情報を取り込み、この相手号機の乗りかごの位
置と自号機の乗りかごの位置とから、釣り合い重りを昇
降路中央位置に位置決めするのに自号機の乗りかごを移
動させる方向並びに距離を求める機能を有することを特
徴とするものである。
【0015】この請求項3の発明によれば、昇降路の中
央位置を境にして、故障した制御装置により昇降される
乗りかごと相反する対称の位置に他方の乗りかごが到達
したときに釣り合い重りが中央位置に到達するという特
性をもっているので、この特性利用して、釣り合い重り
を中央位置に固定することができる。
央位置を境にして、故障した制御装置により昇降される
乗りかごと相反する対称の位置に他方の乗りかごが到達
したときに釣り合い重りが中央位置に到達するという特
性をもっているので、この特性利用して、釣り合い重り
を中央位置に固定することができる。
【0016】請求項4に係る発明は、前記制御装置は、
故障情報を取り込んだときに実行する運行制御を、必要
に応じて随時指令を受けてフレキシブルに実行できるよ
うにしたことを特徴とするものである。
故障情報を取り込んだときに実行する運行制御を、必要
に応じて随時指令を受けてフレキシブルに実行できるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0017】この請求項4の発明によれば、必要に応じ
て起動指令入力によって事情に応じてエレベーターの運
行サービスの形態を変えることができ、システムとして
融通の効いたものとすることができる。
て起動指令入力によって事情に応じてエレベーターの運
行サービスの形態を変えることができ、システムとして
融通の効いたものとすることができる。
【0018】請求項5に係る発明は、前記暫定的な運行
プログラムでは、各号機の乗りかごの双方の一方に最も
近い方の呼びから応答するように運行し、最遠の呼びに
応答した後で昇降方向を反転することを特徴とするもの
である。
プログラムでは、各号機の乗りかごの双方の一方に最も
近い方の呼びから応答するように運行し、最遠の呼びに
応答した後で昇降方向を反転することを特徴とするもの
である。
【0019】この項5の発明によれば、本来の呼び応答
以外の停止や、相手号機に付き合って移動するという回
送運転が不可避的に発生するが、かご呼びおよび乗場呼
びが2台に分担される形態で運転を継続でき、相応の輸
送力を確保することができる
以外の停止や、相手号機に付き合って移動するという回
送運転が不可避的に発生するが、かご呼びおよび乗場呼
びが2台に分担される形態で運転を継続でき、相応の輸
送力を確保することができる
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエレベーター
装置の一実施形態について、添付の図面を参照しながら
説明する。
装置の一実施形態について、添付の図面を参照しながら
説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態によるエレベ
ーター装置を概念的に示すブロック構成図である。この
エレベータ装置は、それぞれ独立に運行可能なA号機、
B号機の2台のエレベーターを併設して1つのエレベー
ターシステムとした点は、図5のエレベーターシステム
と同様であり、同一の構成要素には同一の参照符号を付
してその詳細な説明は省略する。
ーター装置を概念的に示すブロック構成図である。この
エレベータ装置は、それぞれ独立に運行可能なA号機、
B号機の2台のエレベーターを併設して1つのエレベー
ターシステムとした点は、図5のエレベーターシステム
と同様であり、同一の構成要素には同一の参照符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0022】図1において、参照府号10は、A号機、
B号機のエレベータによって共用される釣り合いおもり
を示している。この釣り合いおもり10は、A号機、B
号機のエレベータの丁度中間の昇降路に配置されてい
る。釣り合いおもり10には、メインロープ14をかけ
るシーブ12が取り付けられており、このシーブ12
は、動滑車のような役割を担っている。メインロープ1
4の両端部は、それぞれ乗りかご3A、3Bに接続さ
れ、乗りかご3A、3Bは巻き上げ機15A、15Bに
よって昇降される。
B号機のエレベータによって共用される釣り合いおもり
を示している。この釣り合いおもり10は、A号機、B
号機のエレベータの丁度中間の昇降路に配置されてい
る。釣り合いおもり10には、メインロープ14をかけ
るシーブ12が取り付けられており、このシーブ12
は、動滑車のような役割を担っている。メインロープ1
4の両端部は、それぞれ乗りかご3A、3Bに接続さ
れ、乗りかご3A、3Bは巻き上げ機15A、15Bに
よって昇降される。
【0023】平常の運行サービスでは、A号機、B号機
の制御装置1A、1Bは、独立して乗りかご3A、3B
の昇降を制御するので、相手号機を意識する必要がない
ようになっている。
の制御装置1A、1Bは、独立して乗りかご3A、3B
の昇降を制御するので、相手号機を意識する必要がない
ようになっている。
【0024】しかして、本発明では、A号機、B号機の
制御装置1A、1Bのいずれかに起動不能の故障が発生
した事態に備えて、A号機、B号機で共有する釣り合い
重り10を所定の位置に固定可能な釣り合い重り固定手
段16が設けられている。また、釣り合い重り10の昇
降路の高さの中央位置には、釣り合い重り10を検出す
る釣り合い重り検出スイッチ18が配置されている。こ
の釣り合い重り検出スイッチ18は、その取り付け位置
の関係上、平常時の運行サービスにおいては、釣り合い
重り10を頻繁に検出する格好となり接触形近接スイッ
チなどでは機械的に劣化しやすいため、非接触形のもの
が適当である。例えば、乗場の絶対位置検出に利用され
ている光軸遮断式検出スイッチが好ましい。
制御装置1A、1Bのいずれかに起動不能の故障が発生
した事態に備えて、A号機、B号機で共有する釣り合い
重り10を所定の位置に固定可能な釣り合い重り固定手
段16が設けられている。また、釣り合い重り10の昇
降路の高さの中央位置には、釣り合い重り10を検出す
る釣り合い重り検出スイッチ18が配置されている。こ
の釣り合い重り検出スイッチ18は、その取り付け位置
の関係上、平常時の運行サービスにおいては、釣り合い
重り10を頻繁に検出する格好となり接触形近接スイッ
チなどでは機械的に劣化しやすいため、非接触形のもの
が適当である。例えば、乗場の絶対位置検出に利用され
ている光軸遮断式検出スイッチが好ましい。
【0025】A号機の制御装置1A、B号機の制御装置
1Bは、それぞれ相手方の制御装置の故障を故障信号を
受信することで把握することができ、例えば、図1に示
すように、B号機の制御装置1Bが故障した場合には、
制御装置1Bから制御装置1Aに故障信号が送信され
る。故障信号を受信したA号機の制御装置1Aは、以
下、説明するように、制御不能となったB号機の乗りか
ご3Bを活用して、図2のフローチャートで示す暫定的
な運行プログラムにしたがってエレベーターの運行サー
ビスを継続する。
1Bは、それぞれ相手方の制御装置の故障を故障信号を
受信することで把握することができ、例えば、図1に示
すように、B号機の制御装置1Bが故障した場合には、
制御装置1Bから制御装置1Aに故障信号が送信され
る。故障信号を受信したA号機の制御装置1Aは、以
下、説明するように、制御不能となったB号機の乗りか
ご3Bを活用して、図2のフローチャートで示す暫定的
な運行プログラムにしたがってエレベーターの運行サー
ビスを継続する。
【0026】まず、B号機の制御装置1Bに発生した故
障に対処するための暫定的運行プログラムが開始される
と、A号機の制御装置1Aは、乗りかご3A、3Bの速
度を低速に減速した状態に切り替える(ステップS1
0)。この場合、B号機の制御装置1Bは故障によりの
りかご3Bの昇降を制御できないが、釣り合い重り10
を共有していることで乗りかご3A、と3Bとがメイン
ロープ14でつながっているため、A号機の制御装置1
Aは、乗りかご3A、3Bをいっしょに低速で昇降させ
る。この減速運転は、暫定的運行プログラムに入るため
の準備であり一往復程度すれば十分である。
障に対処するための暫定的運行プログラムが開始される
と、A号機の制御装置1Aは、乗りかご3A、3Bの速
度を低速に減速した状態に切り替える(ステップS1
0)。この場合、B号機の制御装置1Bは故障によりの
りかご3Bの昇降を制御できないが、釣り合い重り10
を共有していることで乗りかご3A、と3Bとがメイン
ロープ14でつながっているため、A号機の制御装置1
Aは、乗りかご3A、3Bをいっしょに低速で昇降させ
る。この減速運転は、暫定的運行プログラムに入るため
の準備であり一往復程度すれば十分である。
【0027】この低速運転の間、A号機の制御装置1A
には、前述した釣り合い重り検出スイッチ18からの釣
り合い重り検知信号入力の存否を監視する(ステップS
11)。釣り合い重り検出スイッチ18から釣り合い重
り検知信号の入力があれば(ステップS11のyes)、
A号機の制御装置1Aは、巻上機15Aを停止させ(ス
テップS12)、乗りかご3A、3Bの昇降を停止す
る。これにより、ちょうど釣り合い重り10は昇降路高
さの中間の位置に停止する。
には、前述した釣り合い重り検出スイッチ18からの釣
り合い重り検知信号入力の存否を監視する(ステップS
11)。釣り合い重り検出スイッチ18から釣り合い重
り検知信号の入力があれば(ステップS11のyes)、
A号機の制御装置1Aは、巻上機15Aを停止させ(ス
テップS12)、乗りかご3A、3Bの昇降を停止す
る。これにより、ちょうど釣り合い重り10は昇降路高
さの中間の位置に停止する。
【0028】次いで、A号機の制御装置1Aは、釣り合
い重り固定手段16にロック信号を出力する(ステップ
S13)。これにより、釣り合い重り10は現位置に固
定されるので、乗りかご3A、3Bの上下移動はできな
くなる。
い重り固定手段16にロック信号を出力する(ステップ
S13)。これにより、釣り合い重り10は現位置に固
定されるので、乗りかご3A、3Bの上下移動はできな
くなる。
【0029】しかる後、A号機の制御装置1Aは、故障
したB号機の巻上機15Bに対して、ブレーキ開放指令
を出力する(ステップS14)。これにより、B号機の
巻上機15Bは、無制動のフリーの状態になる。
したB号機の巻上機15Bに対して、ブレーキ開放指令
を出力する(ステップS14)。これにより、B号機の
巻上機15Bは、無制動のフリーの状態になる。
【0030】この時点では、A号機、B号機の乗りかご
3A、3Bは共に停止状態にあるが、停止させているの
は、A号機の巻上機15Aのブレーキ制動力のみにな
る。逆に言えば、A号機、B号機の乗りかご3A、3B
を共に昇降させる機能をA号機の巻上き15Aが担うこ
とができるようになる。したがって、B号機の巻上機1
5Bのブレーキを開放した後、A号機の制御装置1A
は、A号機の巻上機15Aにブレーキ開放指令を与え、
巻上機15Aにトルクを与えてA号機の昇降制御を開始
する(ステップS15)。
3A、3Bは共に停止状態にあるが、停止させているの
は、A号機の巻上機15Aのブレーキ制動力のみにな
る。逆に言えば、A号機、B号機の乗りかご3A、3B
を共に昇降させる機能をA号機の巻上き15Aが担うこ
とができるようになる。したがって、B号機の巻上機1
5Bのブレーキを開放した後、A号機の制御装置1A
は、A号機の巻上機15Aにブレーキ開放指令を与え、
巻上機15Aにトルクを与えてA号機の昇降制御を開始
する(ステップS15)。
【0031】このようにして、A号機の制御装置1A
は、制御装置1Bの故障によりB号機の乗りかご3Bの
制御が不能の事態になっても、A号機、B号機の乗りか
ご3A、3Bを同一速度で、反対方向に昇降させること
ができる。そして、釣り合い重り10は、昇降路の中央
の位置に固定されているので、乗りかご3A、3Bとも
に最下階から最上階までの全階を昇降可能な状態とな
る。
は、制御装置1Bの故障によりB号機の乗りかご3Bの
制御が不能の事態になっても、A号機、B号機の乗りか
ご3A、3Bを同一速度で、反対方向に昇降させること
ができる。そして、釣り合い重り10は、昇降路の中央
の位置に固定されているので、乗りかご3A、3Bとも
に最下階から最上階までの全階を昇降可能な状態とな
る。
【0032】したがって、制御装置1Aは、乗場呼びに
応答させるかごを乗りかご3A、3Bで分担させること
で、B号機の故障前の完全に独立した2カーサービスに
は効率の点で及ばないものの、2台の乗りかご3A、3
Bを使っての乗客輸送サービスを継続することができ
る。
応答させるかごを乗りかご3A、3Bで分担させること
で、B号機の故障前の完全に独立した2カーサービスに
は効率の点で及ばないものの、2台の乗りかご3A、3
Bを使っての乗客輸送サービスを継続することができ
る。
【0033】なお、釣り合い重り10を昇降路の中央に
固定するために、上述の実施形態では、釣り合い検出ス
イッチ18を用いているが、図3のフローチャートにし
たがって、B号機の乗りかご3Bの停止位置のデータを
制御装置1Bを経由して制御装置1Aに取り込みながら
釣り合い重り10を中央位置に固定してもよい。
固定するために、上述の実施形態では、釣り合い検出ス
イッチ18を用いているが、図3のフローチャートにし
たがって、B号機の乗りかご3Bの停止位置のデータを
制御装置1Bを経由して制御装置1Aに取り込みながら
釣り合い重り10を中央位置に固定してもよい。
【0034】B号機の制御装置1Bが故障したものとす
ると、まず、制御装置1Aは、乗りかご3Bの停止位置
データを制御装置1Bを経由して取り込む(ステップS
20)。釣り合い重り10を共有しているシステムで
は、昇降路の中央位置を境にして、乗りかご3Bと相反
する対称の位置に到達したときに釣り合い重り10が中
央位置に到達するという特性をもっているので、この特
性利用して、制御装置1Aは、乗りかご3Bの停止位置
から昇降路中央までの距離と方向を演算する(ステップ
S21)。
ると、まず、制御装置1Aは、乗りかご3Bの停止位置
データを制御装置1Bを経由して取り込む(ステップS
20)。釣り合い重り10を共有しているシステムで
は、昇降路の中央位置を境にして、乗りかご3Bと相反
する対称の位置に到達したときに釣り合い重り10が中
央位置に到達するという特性をもっているので、この特
性利用して、制御装置1Aは、乗りかご3Bの停止位置
から昇降路中央までの距離と方向を演算する(ステップ
S21)。
【0035】そして、制御装置1Aは、乗りかご3A、
3Bの低速での昇降を開始し(ステップS22)、乗り
かご3Aが上記で求めた距離分を昇降したら(ステップ
S23のyes)、停止させる(ステップS24)。この
とき、上記した特性から、釣り合い重り10は、昇降路
の中央位置に到達しているので、続いて、制御装置1A
は、釣り合い固定手段16にロック信号を出力し(ステ
ップS25)、故障したB号機の巻上機15Bに対し
て、ブレーキ開放指令を出力する(ステップS26)。
以後、乗りかご3A、3Bは、ともに最下階から最上階
までの全階を昇降可能な状態となる。
3Bの低速での昇降を開始し(ステップS22)、乗り
かご3Aが上記で求めた距離分を昇降したら(ステップ
S23のyes)、停止させる(ステップS24)。この
とき、上記した特性から、釣り合い重り10は、昇降路
の中央位置に到達しているので、続いて、制御装置1A
は、釣り合い固定手段16にロック信号を出力し(ステ
ップS25)、故障したB号機の巻上機15Bに対し
て、ブレーキ開放指令を出力する(ステップS26)。
以後、乗りかご3A、3Bは、ともに最下階から最上階
までの全階を昇降可能な状態となる。
【0036】次に、図4を参照しながら、乗りかご3
A、3Bの運行制御の具体的な内容について説明する。
A、3Bの運行制御の具体的な内容について説明する。
【0037】乗りかご3A、3Bは、つるべのような形
態で連動し、互いに相半方向にしか移動できないという
制約がある。この制約を受けるため、図4のフローチャ
ートに示すようにして、制御装置1Aは、かご呼び、ホ
ール呼びに対して乗りかご3A、3Bを応答させる。
態で連動し、互いに相半方向にしか移動できないという
制約がある。この制約を受けるため、図4のフローチャ
ートに示すようにして、制御装置1Aは、かご呼び、ホ
ール呼びに対して乗りかご3A、3Bを応答させる。
【0038】まず、運行サービス開始後、制御装置1A
は、ホール呼びの発生の有無を監視し、ホール呼びがあ
れば(ステップS30のyes)、A号機、B号機の乗り
かご3A、3Bのうち、近い方を選択する(ステップS
31)。例えば、A号機の乗りかご3Aがホール呼びの
発生した階に近い位置にあるとすれば、制御装置1A
は、その階の方向に向かって昇降を開始させ(ステップ
S32)、乗りかご3Aをホール呼びに応答させる(ス
テップS33)。
は、ホール呼びの発生の有無を監視し、ホール呼びがあ
れば(ステップS30のyes)、A号機、B号機の乗り
かご3A、3Bのうち、近い方を選択する(ステップS
31)。例えば、A号機の乗りかご3Aがホール呼びの
発生した階に近い位置にあるとすれば、制御装置1A
は、その階の方向に向かって昇降を開始させ(ステップ
S32)、乗りかご3Aをホール呼びに応答させる(ス
テップS33)。
【0039】乗りかご3Aが呼びに応答して停止乗降サ
ービス中には、他方の乗りかご3Bは停止待機する形に
なる。なお、各階間の階高が一定の建物の場合には、A
号機、B号機の乗りかご3A、3Bで同時に停止乗降サ
ービスを実施することも可能である。
ービス中には、他方の乗りかご3Bは停止待機する形に
なる。なお、各階間の階高が一定の建物の場合には、A
号機、B号機の乗りかご3A、3Bで同時に停止乗降サ
ービスを実施することも可能である。
【0040】引き続いて、制御装置1Aは、かご呼び、
ホール呼びを監視するが、その処理の流れがステップS
34からステップS41である。
ホール呼びを監視するが、その処理の流れがステップS
34からステップS41である。
【0041】ステップS34からステップS37は、要
するに、かご呼び、ホール呼びに対する乗りかご3Aと
乗りかご3Bの進行方向を考慮の上、進行方向と同じ呼
びがあれば、その近い呼びに応答させるというものであ
る(ステップS38)。したがって、乗りかご3A、3
Bに対して最遠の呼びに対しては、乗りかご3A、3B
ともに昇降方向を反転してから応答する格好となる(ス
テップS39、ステップS40)。かご呼び、ホール呼
びがまったくなければ(ステップS39のyes)、A号
機、B号機とも停止させたまま(ステップS41)、ス
テップS30に戻ることになる。
するに、かご呼び、ホール呼びに対する乗りかご3Aと
乗りかご3Bの進行方向を考慮の上、進行方向と同じ呼
びがあれば、その近い呼びに応答させるというものであ
る(ステップS38)。したがって、乗りかご3A、3
Bに対して最遠の呼びに対しては、乗りかご3A、3B
ともに昇降方向を反転してから応答する格好となる(ス
テップS39、ステップS40)。かご呼び、ホール呼
びがまったくなければ(ステップS39のyes)、A号
機、B号機とも停止させたまま(ステップS41)、ス
テップS30に戻ることになる。
【0042】このようにして、本来の呼び応答以外の停
止や、相手号機に付き合って移動するという回送運転が
不可避的に発生するが、かご呼びおよび乗場呼びが2台
に分担される形態で運転が継続され、相応の輸送力を確
保することができる。
止や、相手号機に付き合って移動するという回送運転が
不可避的に発生するが、かご呼びおよび乗場呼びが2台
に分担される形態で運転が継続され、相応の輸送力を確
保することができる。
【0043】また、2台の乗りかご3A、3Bが相反す
る方向に走行するため、いたずらな団子運転等による長
待ち等が生じない。したがって、階床数の限られたピス
トン輸送を前提としてシャトル運転エレベーターに適用
するときには大きな効果が期待できる。
る方向に走行するため、いたずらな団子運転等による長
待ち等が生じない。したがって、階床数の限られたピス
トン輸送を前提としてシャトル運転エレベーターに適用
するときには大きな効果が期待できる。
【0044】以上は、制御装置1A、1Bのうち、一方
が故障した場合に図2乃至図4のフローチャートに沿っ
た暫定的運行プログラムに移行するというものである
が、故障信号以外の指令によって暫定的運行プログラム
に移行するようにしてもよい。
が故障した場合に図2乃至図4のフローチャートに沿っ
た暫定的運行プログラムに移行するというものである
が、故障信号以外の指令によって暫定的運行プログラム
に移行するようにしてもよい。
【0045】例えば、図1において、監視室や起動指令
入力が制御装置に入力された場合に上記の暫定的運行に
移行するようにしてもよい。このように、制御装置1A
または1Bの故障に限って起動させるのではなく、例え
ば、時間帯が深夜でエレベータの利用頻度が極めて低い
場合には、監視室から手動入力により、あるいは、遠隔
監視センターからの送信によって前記起動指令入力を制
御装置1Aまたは1Bに与えることで起動することで、
乗りかご1台のみでのサービス継続でも十分に対応可能
である。このように起動指令入力によって事情に応じて
エレベーターの運行サービスの形態を変えることがで
き、システムとして融通の効いたものとすることができ
る。
入力が制御装置に入力された場合に上記の暫定的運行に
移行するようにしてもよい。このように、制御装置1A
または1Bの故障に限って起動させるのではなく、例え
ば、時間帯が深夜でエレベータの利用頻度が極めて低い
場合には、監視室から手動入力により、あるいは、遠隔
監視センターからの送信によって前記起動指令入力を制
御装置1Aまたは1Bに与えることで起動することで、
乗りかご1台のみでのサービス継続でも十分に対応可能
である。このように起動指令入力によって事情に応じて
エレベーターの運行サービスの形態を変えることがで
き、システムとして融通の効いたものとすることができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、1台の制御装置が故障した場合でも、その故
障した相手号機の乗りかごの昇降が不能なることなく、
自号機と相手号機の2台の運行を維持することができ、
輸送力の大幅な低下を回避することができる。
によれば、1台の制御装置が故障した場合でも、その故
障した相手号機の乗りかごの昇降が不能なることなく、
自号機と相手号機の2台の運行を維持することができ、
輸送力の大幅な低下を回避することができる。
【図1】本発明の一実施形態によるエレベーター装置の
機能ブロック図。
機能ブロック図。
【図2】釣り合い重りを昇降路中央位置に固定させるた
めの制御装置の行う処理の流れ図。
めの制御装置の行う処理の流れ図。
【図3】釣り合い重りを昇降路中央位置に固定させるた
めの制御装置の行う他の処理の流れ図。
めの制御装置の行う他の処理の流れ図。
【図4】呼びに応答する処理の流れを示す流れ図。
【図5】釣り合い重りを共有する従来のエレベーター装
置の機能ブロック図。
置の機能ブロック図。
1A、1B 制御装置
3A、3B 乗りかご
4 乗場操作板
10 釣り合いおもり
12 シーブ
14 メインロープ
15A、15B 巻上機
16 釣り合い重り固定手段
18 釣り合い重り検出スイッチ
Claims (5)
- 【請求項1】各号機がそれぞれに乗りかご、巻き上げ
機、制御装置を有する一対のエレベーターによりエレベ
ータシステムを構成したエレベーター装置において、 前記各号機の乗りかごを1本のメインロープで連結する
とともに、釣り合い重りを共有し、前記共有する釣り合
い重りを所定の位置に固定可能な釣り合い重り固定手段
を設け、 前記各号機の制御装置が、相手号機の制御装置が故障に
より制御不能のなった場合の故障情報を取り込んだとき
に、相手号機に属する巻き上げ機のブレーキの制動状態
の開放を指令するブレーキ開放指令信号を当該巻き上げ
機に出力するともに、前記釣り合いおもりを所定の位置
への固定を指令するロック指令信号を前記固定手段に出
力する機能と、 前記釣り合い重りが固定され、かつ、相手号機の巻き上
げがフリーになった後は、自号機のかご呼びおよびホー
ル呼びに加えて相手号機のかご呼び情報を取り込み、自
号機の乗りかごと相手号機の乗りかごの運行を予め設定
された所定の暫定的な運行プログラムにしたがって制御
する機能と、を有することを特徴とするエレベーター装
置。 - 【請求項2】前記釣り合い重りを検出する検出手段を昇
降路の中央位置に設け、前記制御装置は、前記釣り合い
おもりを位置決めする際に前記検出手段の出力する検出
信号を受信したときに前記ロック指令信号を前固定手段
に出力することを特徴とする請求項1に記載のエレベー
ター装置。 - 【請求項3】自号機の制御装置は、故障した相手号機の
制御装置から相手号機の乗りかごの位置情報を取り込
み、この相手号機の乗りかごの位置と自号機の乗りかご
の位置とから、釣り合い重りを昇降路中央位置に位置決
めするのに自号機の乗りかごを移動させる方向並びに距
離を求める機能を有することを特徴とする請求項1に記
載のエレベーター装置。 - 【請求項4】前記制御装置は、故障情報を取り込んだと
きに実行する運行制御を、必要に応じて随時指令を受け
てフレキシブルに実行できるようにしたことを特徴とす
る請求項1に記載のエレベーター装置。 - 【請求項5】前記暫定的な運行プログラムでは、各号機
の乗りかごの双方の一方に最も近い方の呼びから応答す
るように運行し、最遠の呼びに応答した後で昇降方向を
反転することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ
ー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002112043A JP2003306278A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | エレベーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002112043A JP2003306278A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | エレベーター装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003306278A true JP2003306278A (ja) | 2003-10-28 |
Family
ID=29394661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002112043A Withdrawn JP2003306278A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | エレベーター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003306278A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006199395A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ制御装置 |
CN100460302C (zh) * | 2004-07-26 | 2009-02-11 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置 |
JP2013035324A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Nippon Cable Co Ltd | 索条牽引式輸送設備 |
JP2021024515A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 川崎重工業株式会社 | 舶用推進システム |
-
2002
- 2002-04-15 JP JP2002112043A patent/JP2003306278A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100460302C (zh) * | 2004-07-26 | 2009-02-11 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置 |
JP2006199395A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ制御装置 |
JP2013035324A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Nippon Cable Co Ltd | 索条牽引式輸送設備 |
JP2021024515A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 川崎重工業株式会社 | 舶用推進システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |