JP2874407B2 - リップルフィルタ - Google Patents

リップルフィルタ

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JP2874407B2
JP2874407B2 JP3276447A JP27644791A JP2874407B2 JP 2874407 B2 JP2874407 B2 JP 2874407B2 JP 3276447 A JP3276447 A JP 3276447A JP 27644791 A JP27644791 A JP 27644791A JP 2874407 B2 JP2874407 B2 JP 2874407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源用リップルフィルタ
に関し、特に携帯無線機の電源に用いて好適なリップル
フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のリップルフィルタの一例
を図3に示す。同図のように、コレクタを入力としエミ
ッタを出力としたNPN形トランジスタ1と、コレクタ
・ベース間に接続された抵抗2と、コレクタにアノード
が接続されベースにカソードが接続されたダイオード3
と、ベース・GND間に接続されたコンデンサ4とを有
している。
【0003】このリップルフィルタでは、入力端に電源
電圧が入力されると、この電圧よりもダイオード3での
電圧降下分だけ低い電圧がトランジスタ1のベースに印
加される。これにより、トランジスタ1が導通し、ベー
スに印加される電圧よりもトランジスタ1のベース・エ
ミッタ間電圧だけ低い電圧がトランジスタ1のエミッタ
に出力される。一方、トランジスタ1のエミッタ電流と
直流電流増幅率とから定まるベース電流により生じる抵
抗2での電圧降下を、ダイオード3での電圧降下より小
さくなるように設計しておけば、抵抗2とコンデンサ4
とから定まる時定数により、時間の経過と共に入力電源
電圧よりも抵抗2での電圧降下分だけ低くなるまで、ベ
ース電圧は上昇し続ける。これに従い、出力される電圧
も上昇し続ける。
【0004】したがって、入力端に電源電圧が加えられ
た場合、瞬時に入力電源電圧よりもダイオード3の電圧
降下分とトランジスタ1のベース・エミッタ間電圧分だ
け低い電圧が出力され、更に時間経過に従い、入力電源
電圧よりも抵抗2の電圧降下分とトランジスタ1のベー
ス・エミッタ間電圧分だけ低い電圧になるまで出力電圧
が上昇し続ける。そして、ある周波数成分のリップルを
含んだ電源電圧が入力された場合には、抵抗2とコンデ
ンサ4とにより1次のRCフィルタとして動作するた
め、リップルが除法される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のリップルフ
ィルタでは、ダイオード3を用いていることにより出力
電圧の瞬時の立ち上がりは速いが、抵抗2とコンデンサ
4による時定数のために、安定となるまでには時間がか
かる。又、抵抗2での電圧降下を下げることにより、出
力電圧を高くしようとした場合にダイオード3の電圧降
下との差が広がるため、安定となるまでの時間が更にか
かるという問題点がある。本発明の目的は、出力電圧が
安定するまでの時間を短縮したリップルフィルタを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のリップルフィル
タは、コレクタを入力とし、エミッタを出力としたトラ
ンジスタと、前記トランジスタのコレクタ・ベース間に
接続された抵抗と、前記ベースGND間に接続された
コンデンサと、前記トランジスタのコレクタ・ベース間
に接続されて制御信号によりオン・オフされるスイッチ
ング回路を備えている。前記スイッチング回路はベー
スに前記制御信号が入力され、コレクタ,エミッタを
トランジスタのコレクタ・ベース間に接続した第2の
トランジスタで構成され、前記制御信号はフィルタのオ
フ動作時に前記第2のトランジスタをオン状態とし、フ
ィルタのオン動作時に前記第2のトランジスタをオフ状
態とする制御信号である
【0007】
【作用】本発明によれば、フィルタ動作をオフするとき
にはスイッチング回路の第2のトランジスタのベースに
供給する制御信号により第2のトランジスタをオン状態
とし、トランジスタのコレクタ・ベース間を導通状態と
することで、リップルフィルタの出力電圧を急速に立ち
上げることができ、またフィルタ動作をオンするときに
は前記制御信号により第2のトランジスタをオフ状態と
することにより、トランジスタのコレクタ・ベース間を
抵抗を介在させて接続し、リップルを除去しながら所要
の出力電圧を得ることができ、出力電圧が安定するまで
の時間を短縮することが可能となる。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の回路図である。同図にお
いて、コレクタを入力とし、エミッタを出力としたNP
N形トランジスタ1と、コレクタ・ベース間に後続され
た抵抗2と、ベース・GND間に接続されたコンデンサ
4と、前記トランジスタ1のコレクタ・ベース間に制御
信号によりオン・オフされるスイッチング回路とで構成
される。このスイッチング回路は、PNP形トランジス
タ5と、抵抗6,7とで構成され、制御端子8に印加さ
れる電位によってトランジスタ5がオン・オフ制御され
る。
【0009】この構成によれば、制御端子8は、リップ
ルフィルタの出力電圧を急速に立ち上げるためにフィル
タ動作をオフとする時には、トランジスタ5のコレクタ
・エミッタ間が導通となるように接地される。一方、フ
ィルタ動作をオンとする時には、トランジスタ5のコレ
クタ・エミッタ間が遮断となるように開放される。電源
電圧が入力され、この時制御端子8が接地されている
と、トランジスタ5は導通状態となりトランジスタ5を
介して入力電圧がそのままトランジスタ1のベースに加
えられる。これによりNPN形であるトランジスタ1は
導通し、ベース電圧である入力電圧よりもトランジスタ
1のベース・エミッタ間電圧の分だけ低い電圧が出力さ
れる。
【0010】続いて、制御端子8が接地から開放になる
と、トランジスタ5は遮断となるためベース電流は抵抗
2を介して流れ、トランジスタ1のベース電圧が入力電
圧よりも抵抗2での電圧降下分だけ低い電圧となるまで
コンデンサ4は放電する。これに従い、出力電圧は入力
電圧よりも抵抗2での電圧降下分とトランジスタ1のエ
ミッタ・ベース間電圧分だけ低い電圧となるまで低下し
て安定する。またこの時ベース電流が抵抗2を介して流
れるため、抵抗2とコンデンサ4とで1次のRCフィル
タとして動作し、入力電源に含まれているリップルを除
去する。
【0011】以上説明した動作を入力電圧5Vの時を例
にとって示す。図2は本発明の回路での入力、制御端子
8、出力のタイミングチャートであり、図4は従来の回
路での入力、出力のタイミングチャートである。尚、前
記実施例では接地方式はマイナス接地、トランジスタ1
はNPN形、トランジスタ5はPNP形として説明した
が、プラス接地で、トランジスタ1がPNP形、トラン
ジスタ5がNPN形であっても同様な効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ベースに
入力される制御信号によりオン・オフ動作される第2の
トランジスタのエミッタ,コレクタを、リップルフィル
タを構成するトランジスタののコレクタ・ベース間に接
続し、フィルタ動作のオフ時には前記制御信号により前
記第2のトランジスタをオン状態とすることで出力電圧
を急速に立ち上げ、またフィルタ動作のオン時には第2
のトランジスタをオフ状態とすることでリップル除去を
行いながら所要の出力電圧に設定できるので、出力電圧
が安定になるまでの時間が短縮出来る。また、出力電圧
を高くするためにベース電流を減らした場合、スイッチ
ング回路の切り換わり前後での電圧差となる抵抗での電
圧降下が減少するので、更に出力電圧が安定になるまで
の時間が短縮出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】図1の回路におけるタイミングチャートであ
る。
【図3】従来回路の一例の回路図である。
【図4】図2の回路におけるタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 トランジスタ 2 抵抗 4 コンデンサ 5 トランジスタ(スイッチング回路) 8 制御端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタを入力とし、エミッタを出力と
    したトランジスタと、前記トランジスタのコレクタ
    ース間に後続された抵抗と、前記ベースGND間に接
    続されたコンデンサとから成る電源リップル除去用のリ
    ップルフィルタにおいて、前記トランジスタのコレクタ
    ・ベース間に制御信号によりオン・オフされるスイッチ
    ング回路を備え、前記スイッチング回路は、ベースに前
    記制御信号が入力され、かつそのコレクタ,エミッタが
    前記トランジスタのコレクタ,ベースに接続される第2
    のトランジスタで構成され、前記制御信号はフィルタの
    オフ動作時に前記第2のトランジスタをオン状態とし、
    フィルタのオン動作時に前記第2のトランジスタをオフ
    状態とする制御信号であることを特徴とするリップルフ
    ィルタ。
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JPS58138121U (ja) * 1982-03-11 1983-09-17 株式会社富士通ゼネラル 電源回路

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