JP2001094203A - レーザ駆動装置 - Google Patents

レーザ駆動装置

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JP2001094203A
JP2001094203A JP26716299A JP26716299A JP2001094203A JP 2001094203 A JP2001094203 A JP 2001094203A JP 26716299 A JP26716299 A JP 26716299A JP 26716299 A JP26716299 A JP 26716299A JP 2001094203 A JP2001094203 A JP 2001094203A
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transistor
low
amplifier
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JP26716299A
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Tatsuhiko Numamoto
竜彦 沼本
Hisashi Mitsui
宣志 三井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザの発光をオンまたはオフするとき、レ
ーザに過電流が流れ、レーザを破壊するおそれがある。 【解決手段】 電流制御部16は、オペアンプ6をオフ
にするときは第2のローパスフィルタ(14、15)に
電流を流し、オペアンプ6をオンにするときは第2のロ
ーパスフィルタに電流を流さないように制御する。これ
により、レーザ11に過電流が流れるのを防ぐことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザダイオードの
保護回路を有する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザダイオードの破壊を防止する従来
の保護回路として、特開平8−330656号公報に示
されるレーザダイオードの保護回路がある。以下に前記
従来のレーザダイオードの保護回路について図6を参照
して説明する。
【0003】図6において、レーザユニット101は、
レーザダイオード102とモニターダイオード103を
有する。レーザ出力制御回路104のモニター電圧入力
端子106はモニターダイオード103に接続されてい
る。レーザ出力制御回路104のレーザ駆動出力端子1
07は抵抗110を経てレーザ駆動用トランジスタ10
8のベースに接続されている。レーザ駆動用トランジス
タ108のコレクタとグランドGND間にレーザダイオ
ード102が接続されている。以下、要部が上記のよう
に構成された従来のレーザダイオードの保護回路の動作
について説明する。
【0004】レーザダイオード102を発光させるとき
は、レーザ制御回路104のレーザ駆動出力端子107
から抵抗110を経由してレーザ駆動用トランジスタ1
08のベースに信号が印加され、トランジスタ108は
オンになる。その結果、レーザダイオード102に電流
が流れレーザダイオード102は発光する。レーザダイ
オード102の光量はモニターダイオード103により
検出され、検出出力電流は、抵抗5で電圧に変換され、
その電圧がレーザ制御回路104のモニター電圧入力端
子106に入力される。この電圧によりレーザ制御回路
104はレーザ駆動出力端子107の出力を適切に制御
する。以上のような動作により、レーザダイオード10
2は最適に制御され、発光量が最適に保たれる。
【0005】何らかの原因でモニターダイオード103
を流れる電流が消滅し、モニター電圧入力端子106の
電位が低下すると、レーザ駆動遮断用トランジスタ11
3がオンとなり、レーザ駆動用トランジスタ108はオ
フとなるので、レーザダイオード102の電流が遮断さ
れその破壊が防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、レーザダイオード102を点灯すると
き、モニターダイオード103の状態に無関係にレーザ
ダイオード102に電流を流す。従ってレーザ駆動遮断
用トランジスタ113によるレーザダイオード102の
保護機能は働かない。そのためレーザ駆動用トランジス
タ108を経て過渡的に大電流がレーザダイオード10
2に流れて破壊につながる可能性があるという問題点を
有していた。本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、レーザ駆動用トランジスタに過渡的な電流が流れな
いようにして、レーザダイオードを破壊を防止し、外部
からの制御により動作をオンまたはオフすることができ
るレーザ駆動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ駆動装置
は、レーザに直列に接続され、前記レーザを流れる電流
を制御するトランジスタ、前記トランジスタのベース若
しくはゲートに接続された第1のローパスフィルタ、前
記レーザの光量を検出するモニターダイオード、前記モ
ニターダイオードの電流を電圧に変換する抵抗、前記抵
抗により変換された電圧を処理する第2のローパスフィ
ルタ、基準電圧源の電位と前記第2のローパスフィルタ
の出力の電位を比較し、比較結果に基づいて前記第1の
ローパスフィルタを経由して前記トランジスタを制御す
るアンプ、前記アンプの動作と前記第2のローパスフィ
ルタを流れる電流を制御する電流制御部を備え、前記電
流制御部は、前記アンプをオフにして前記トランジスタ
をオフにするときは前記第2のローパスフィルタに電流
を供給し、前記アンプをオンにして前記トランジスタを
オンにするときは前記第2のローパスフィルタに電流を
供給しないように制御するよう構成したことを特徴とす
る。ここでトランジスタにはバイポーラトランジスタ若
しくはMOSトランジスタを用いる。前記電流制御部
は、前記アンプを非動作状態(以下、オフという)にし
てトランジスタをオフとし、レーザを消灯するときは、
前記第2のローパスフィルタに電流を供給する。これに
よって第2のローパスフィルタのコンデンサは充電され
両端子間の電位は高くなる。レーザの消灯中、コンデン
サは常に充電された状態に保たれる。レーザを点灯する
ために、前記アンプを動作状態(以下、オンという)に
するときは、オンにする制御信号が前記電流制御部へ印
加されたあとローパスフィルタへの電流の供給をやめる
が、ローパスフィルタのコンデンサに充電された電荷は
所定の時間をかけて徐々に減少する。そのため、アンプ
がオンになるのは前記制御信号の入力から前記所定の時
間だけ遅れ、従ってトランジスタのオンになるのも遅れ
る。その結果レーザがオンになるときその電流は徐々に
増加して、レーザは徐々に点灯する。これによってレー
ザの点灯時に過大電流が流れるのを防止することができ
る。
【0008】本発明の他の観点のレーザ駆動装置は、レ
ーザに接続され、前記レーザを流れる電流を制御するト
ランジスタ、前記トランジスタのベース若しくはゲート
に接続された第1のローパスフィルタ、前記レーザの光
量を検出するモニターダイオード、前記モニターダイオ
ードの電流を電圧に変換する抵抗、前記抵抗の電圧を処
理する第2のローパスフィルタ、基準電圧源の電位と前
記第2のローパスフィルタの電位を比較し、比較結果に
基づいて、前記第1のローパスフィルタを経由して前記
トランジスタを制御するアンプ、前記アンプの動作と前
記第2のローパスフィルタを流れる電流と前記アンプの
出力に重畳する電流を制御する電流制御部を備え、前記
電流制御部は、前記アンプをオフにして前記トランジス
タをオフにするときは前記第2のローパスフィルタと前
記アンプの出力端に電流を供給し、前記アンプをオンに
して前記トランジスタをオンにするときは前記第2のロ
ーパスフィルタと前記アンプの出力端に電流を供給しな
いよう構成したことを特徴とする。前記電流制御部は、
前記アンプをオフするときは前記第2のローパスフィル
タと前記アンプの出力端に電流を供給し、前記アンプを
オンするときは前記第2のローパスフィルタと前記アン
プの出力端に電流を印加しないことを特徴とし、前記レ
ーザに過大電流が流れないように前記レーザのオンまた
はオフの切替ができる。アンプをオフにするとき、アン
プの出力端に電流を供給することにより、トランジスタ
を速やかにオフにすることができ、レーザのオフ時の動
作が速くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザ駆動装置の
好適な実施例について、図1から図5を用いて説明す
る。
【0010】《実施例1》図1は実施例1のレーザ駆動
装置の回路図である。図において、負極が回路のグラン
ドGNDに接続された基準電圧源1の正極は、抵抗3を
介して演算増幅器(以下、オペアンプという)6の反転
入力端(−)に接続されている。オペアンプ6の非反転
入力端(+)は電流制御部16の出力端27に接続され
るとともに、一端がグランドGNDに接続されたコンデ
ンサ15と抵抗14の接続点に接続されている。抵抗1
4の他端は、抵抗13とモニターダイオード(ホトダイ
オード)12の並列接続体を介してグランドGNDに接
続されている。電流制御部16の制御信号入力端子21
にはマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略記す
る)2が接続されている。オペアンプ6の出力端と反転
入力端(−)の間にコンデンサ4と抵抗5の並列接続体
が接続されている。オペアンプ6の出力端は抵抗7を介
してPNPトランジスタ10のベースに接続されてい
る。トランジスタ10のコレクタとグランドGND間に
半導体レーザ11が接続され、エミッタは抵抗9を介し
て電源に接続され、電源とベース間にコンデンサ8が接
続されている。ここでPNPトランジスタ10の代わり
にMOSトランジスタを用いてもよい。この場合、MO
Sトランジスタのゲート、ソース、ドレインはPNPト
ランジスタのベース、コレクタ、エミッタに各々対応す
る。
【0011】オペアンプ6のゲインは抵抗3と抵抗5で
決定され、抵抗5とコンデンサ4とでローパスフィルタ
が構成されている。また、抵抗7とコンデンサ8で第1
のローパスフィルタ8Aを構成し、抵抗14とコンデン
サ15で第2のローパスフィルタ15Aを構成してい
る。
【0012】まず、レーザ11をオンにするときの動作
について説明する。電流制御部16の入力端21にマイ
コン2からロジック電圧のH電圧(ハイレベル)が印加
されると、電流制御部16の電流出力端子41の出力に
よりオペアンプ6が動作状態(以下、オンという)とな
り、コンデンサ15は充電されない。この場合、基準電
圧源1の電位と、モニターダイオード12を流れる電流
が抵抗13により電圧に変換された電位がオペアンプ6
により比較される。PNPトランジスタ10はオペアン
プ6の出力により制御され、オペアンプ6がオンになる
とPNPトランジスタ10がオンになり、レーザ11に
電流が流れてレーザ11は発光する。レーザ11の発光
量に応じてモニターダイオード12の電流が決まり、レ
ーザ11の発光量を示す電流として出力される。以上の
ような帰還ループが形成されることで、基準電圧源1の
電圧に応じた光量でレーザ11を発光させることができ
る。オペアンプ6のゲインと位相特性は、抵抗3、抵抗
5及びコンデンサ4により決まる。全体の系のゲインと
位相特性は、抵抗7とコンデンサ8で構成され遅延機能
を有する第1のローパスフィルタ8A、抵抗14とコン
デンサ15で構成される第2のローパスフィルタ15A
及び抵抗9により定まり、系の位相余裕が確保されて帰
還ループが安定に動作するように、各定数が決定されて
いる。
【0013】次に、レーザ11をオフにする場合は、電
流制御部16はマイコン2から印加されるロジック電圧
のL電圧(ローレベル)により、オペアンプ6を非動作
状態(以下、オフという)にする。オペアンプ6がオフ
であるのでPNPトランジスタ10はオフとなり、レー
ザ11に電流は流れない。また電流制御部16は、出力
端27からコンデンサ15に電流を供給し、コンデンサ
15は充電されて電位が上昇する。以上のように、マイ
コン2からの信号により、レーザ11がオンまたはオフ
となるとともに、オフ時にコンデンサ15が充電され
る。以上のような動作を実現する電流制御部16につい
て図2を用いて詳細に説明する。図2は、電流制御部1
6の回路図である。
【0014】図2において、マイコン2からの信号が制
御信号入力端子21に入力される。NPNトランジスタ
22と23は第1の差動回路50を構成する。PNPト
ランジスタ25はNPNトランジスタ23がオンのとき
オンとなる。電流源26は第1の差動回路50を駆動す
る。第1の電流出力端子27はPNPトランジスタ25
のコレクタ電流を出力する。PNPトランジスタ28と
29は第2の差動回路51を構成する。電流源30は第
2の差動回路51を駆動する。直列の抵抗32と33と
34は電源電圧を分割する。NPNトランジスタ35と
36は電流源37と38に接続されている。NPNトラ
ンジスタ39と40はカレントミラー回路55を構成す
る。第2の電流出力端子41はNPNトランジスタ40
のコレクタ電流を出力する。
【0015】制御信号入力端子21にマイコン2から印
加される信号はロジック信号であり、H電圧は電源電圧
と同じであり、L電圧はグランドGNDの接地電位と同
じである。第1の電流出力端子27は図1のコンデンサ
15に接続され、第2の電流出力端子41はオペアンプ
6の動作を決定する電流源回路に接続されている。制御
信号入力端子21の電位をVIN、抵抗32、抵抗33
及び抵抗34で決定されるNPNトランジスタ23のベ
ース電位をV1、PNPトランジスタ29のベース電位
をV2とする。抵抗値を選定してNPNトランジスタ2
3のベース電位V1がPNPトランジスタ29のベース
電位V2より大きくなるようにする。
【0016】まず、電位VINが電位V2より小さいと
き、電位VIN、V1はVIN<V1の関係にあるので
第1の差動回路50のNPNトランジスタ23がオンと
なり、PNPトランジスタ25がオンとなることから、
第1の電流出力端子27から電流が流出する。また、第
2の差動回路51のPNPトランジスタ28はオン、N
PNトランジスタ35はオフ、NPNトランジスタ36
はオンとなるので、NPNトランジスタ39に電流源3
8から電流は流れない。よって、第2の電流出力端子4
1から電流は流入せず、オペアンプ6はオフとなる。
【0017】電位V2、VIN、V1がV2<VIN<
V1の関係にある場合、第1の電流出力端子27から電
流が流出するのは電位VIN、V2がVIN<V2の場
合と同様である。そして、第2の差動回路51ではPN
Pトランジスタ29がオンとなり、NPNトランジスタ
35はオン、NPNトランジスタ36はオフとなる。電
流源38から出る電流はNPNトランジスタ39を流
れ、第2の電流出力端子41から電流が流入してオペア
ンプ6はオンとなる。
【0018】電位V1、VINがV1<VINの関係に
ある場合、第1の差動回路50ではNPNトランジスタ
22がオンとなり、PNPトランジスタ25はオフとな
り、第1の電流出力端子27から電流は出ない。第2の
電流出力端子41から電流が流入するのは、電位V2、
VIN、V1がV2<VIN<V1の場合と同様であ
る。なお、第2の電流出力端子41を流れる電流は、流
入する形式としたが、オペアンプ6の回路構成によって
は、電流が流出する形式としても全く同様の効果が得ら
れる。
【0019】以上のように、制御信号入力端子21に入
力される制御信号VINの電位により電流制御部16の
動作が決定される。電流制御部16が以上のように動作
する場合において、マイコン2が出力する制御信号VI
Nの変化に対するレーザ駆動装置の各部の状態変化につ
いて図3を用いて説明する。
【0020】図3はタイミング図であり、(A)はPN
Pトランジスタ10のコレクタ電流(a)の変化を示
し、(B)は電源電位(e)、PNPトランジスタ10
のベース電位(b)、コンデンサ15の電位(c)、基
準電圧源1の基準電位(d)のそれぞれの変化を示し、
(C)は制御信号VINの変化を示す。
【0021】時刻t0からt1までの時間において、制
御信号VINの電位はV2より小さいので、コンデンサ
15は電流制御部16により充電されており、その電位
(c)はPNPトランジスタ25が飽和する値まで上昇
した状態にある。制御信号VINの電位がV2より大き
くなるとオペアンプ6がオンとなるが、非反転入力の電
位すなわちコンデンサ15の電位(c)が基準電位
(d)より大きいので、オペアンプ6の出力電位は上昇
しPNPトランジスタ10のベース電位(b)は高い値
を保つ。PNPトランジスタ10のコレクタ電流(a)
は零のままであり、レーザ11はオフのままである。さ
らに制御信号VINの電位が上昇して、t2においてV
1に達すると、電流制御部16はコンデンサ15の充電
を停止し、コンデンサ15の電位(c)は抵抗13と抵
抗14とコンデンサ15で決まる時定数で低下する。
【0022】そして、コンデンサ15の電位(c)が基
準電圧源1の基準電位(d)に近づくと、オペアンプ6
の出力電位が低下して、PNPトランジスタ10がオン
となり、PNPトランジスタ10のコレクタ電流(a)
が流れ始める。そして、PNPトランジスタ10のベー
ス電位は電源電圧より約0.7V低い電位になる。基準
電圧源1の基準電位に応じた電流がレーザ11に流れる
ようになった時刻t3において帰還の系が安定し、レー
ザ11が一定の強度で発光するようになる。
【0023】もし、オペアンプ6がオンになる前(図3
において時刻t2以前)にコンデンサ15が充電されな
ければ、コンデンサ15の電位(c)は、モニターダイ
オード12に流れる電流が零であることから、グランド
GNDのレベルになる。この状態でオペアンプ6をオン
すると、時刻t1におけるコンデンサの電位(c)と基
準電圧源1が出力する基準電位(d)の関係が逆転する
ことになる。その結果オペアンプ6の出力電位は低下
し、PNPトランジスタ10がオンしてレーザ11に電
流が流れる。モニターダイオード12を流れる電流によ
りコンデンサ15の電位(c)が上昇するには、抵抗1
4とコンデンサ15で決まる時定数に応じた時間が必要
であるので、その時間中、PNPトランジスタ10を流
れる電流は増加し続け、レーザ11に過大な電流が流
れ、レーザ11が破壊されるおそれがある。
【0024】しかし、制御信号VINがL電圧であれ
ば、電流制御部16がコンデンサ15を充電して、オペ
アンプ6がオンしたとき、レーザ11に電流が流れない
状態となり、前述のようにレーザ11が破壊されるよう
な状態に至ることはない。また、オペアンプ6をオフか
らオンにするときは、オペアンプ6がオフからオンにな
った直後まで(図3におけるt1からt2まで)、電流
制御部16はコンデンサ15の充電を行なう。これによ
り、オペアンプがオンになったときに確実にレーザ11
に電流が流れないような状態を作り出すことができ、オ
ペアンプをオンする動作においてレーザ11の破壊を防
ぐことができる。
【0025】レーザ11の発光を止めるときは、制御信
号VINがV1に達したとき(図3における時刻t
4)、電流制御部16がコンデンサ15を充電すること
で、コンデンサ15の電位(c)が上昇し、オペアンプ
6の出力が上昇する。これにより、PNPトランジスタ
10のベース電位(b)が上昇し、PNPトランジスタ
10のコレクタ電流(a)は零となり、レーザ11を流
れる電流も零となる。制御信号VINがV2に達したと
き(図3における時刻t5)、オペアンプ6はオフとな
るが、PNPトランジスタ10のベース電位は上昇した
ままの状態となり、レーザ11に流れる電流は零のまま
である。
【0026】なお、電流源26を電源電圧が一定値以上
のときに動作するようにすれば、省電力動作を実現する
ため他の電流源をオフする場合でも、前述のようにコン
デンサ15の充電を実現でき、レーザ11の破壊を防ぐ
効果を得ることができる。以上のような動作により、レ
ーザ11を破壊することなく、マイコン2の制御により
レーザ11のオンまたはオフの動作を行なうことができ
る。
【0027】《実施例2》図4は本発明のレーザ駆動装
置の実施例2の回路図である。図4において、電流制御
部17の出力端45はオペアンプ6の出力端に接続され
ている。それ以外の構成は、図1と同じであるので説明
を省略する。電流制御部17について図5の回路図を用
いて説明する。
【0028】図5において、NPNトランジスタ42
と、抵抗43の接続点にPNPトランジスタ44のベー
スが接続され、コレクタは第3の電流出力端子45に接
続されている。NPNトランジスタ44のベースとエミ
ッタはそれぞれNPNトランジスタ23のベースとエミ
ッタに接続されている。それ以外の構成は図2と同じで
ある。第3の電流出力端子45がオペアンプ6の出力端
に接続される。
【0029】以上のように構成された電流制御部17の
動作について説明する。まず、第3の電流出力端子45
から出る電流は、第1の電流出力端子27の出力電流に
同期して流れる。つまり、図3における時刻t2以前、
および時刻t4以降に流れる。図3において、時刻t1
以前とt5以降はオペアンプ6がオフであるために、P
NPトランジスタ10のベース電位(b)が不定となる
おそれがある。そこで、この時間に電流制御部17の第
3の電流出力端子45から電流を出すことで、コンデン
サ8の充電が行なわれ、PNPトランジスタ10のベー
ス電位は上昇する。その結果PNPトランジスタ10を
確実にオフにすることができ、より確実にレーザ11の
破壊を防ぐことができる。
【0030】
【発明の効果】以上の各実施例で詳しく説明したよう
に、本発明によればモニターダイオードに並列に接続さ
れたコンデンサの電位を、レーザがオフの時にレーザが
オンのときのモニタダイオードの電流に対応する電位に
上昇させておくことで、レーザ駆動用トランジスタの制
御を行なうオペアンプをオンまたはオフする際の、過渡
的な大電流を防止することができ、レーザの破壊を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ駆動装置の実施例1の回路図で
ある。
【図2】本発明の実施例1における電流制御部の回路図
である。
【図3】(A)、(B)及び(C)は本発明の実施例1
の動作を示すタイミング図である。
【図4】本発明のレーザ駆動装置の実施例2の回路図で
ある。
【図5】本発明の実施例2の電流制御部の回路図であ
る。
【図6】従来のレーザダイオードの保護回路の回路図で
ある。
【符号の説明】
1 基準電圧源 2 マイコン 3 抵抗 4 コンデンサ 5 抵抗 6 オペアンプ 7 抵抗 8 コンデンサ 9 抵抗 10 PNPトランジスタ 11 レーザ 12 モニターダイオード 13 抵抗 14 抵抗 15 コンデンサ 16 電流制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザに直列に接続され、前記レーザを
    流れる電流を制御するトランジスタ、 前記トランジスタのベース若しくはゲートに接続された
    第1のローパスフィルタ、 前記レーザの光量を検出するモニターダイオード、 前記モニターダイオードの電流を電圧に変換する抵抗、 前記抵抗に接続された第2のローパスフィルタ、 基準電圧源の電位と前記第2のローパスフィルタの出力
    の電位を比較し、比較結果に基づいて前記第1のローパ
    スフィルタを経由して前記トランジスタを制御するアン
    プ、 前記アンプの動作と前記第2のローパスフィルタを流れ
    る電流を制御する電流制御部を備え、 前記電流制御部は、前記アンプを非動作状態(以下、オ
    フという)にして前記トランジスタをオフにするときは
    前記第2のローパスフィルタに電流を供給し、前記アン
    プを動作状態(以下、オンという)にして前記トランジ
    スタをオンにするときは前記第2のローパスフィルタに
    電流を供給しないように制御することを特徴とするレー
    ザ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記電流制御部は、前記アンプをオフか
    らオンにするときは、前記アンプがオンになった後の所
    定時間中前記第2のローパスフィルタに電流を流すこと
    を特徴とする請求項1に記載のレーザ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記電流制御部は、第2のローパスフィ
    ルタに流す電流の電流源を、電源電圧が所定値以上のと
    き動作させることを特徴とする請求項1に記載のレーザ
    駆動装置。
  4. 【請求項4】 レーザに接続され、前記レーザを流れる
    電流を制御するトランジスタ、 前記トランジスタのベース若しくはゲートに接続された
    第1のローパスフィルタ、 前記レーザの光量を検出するモニターダイオード、 前記モニターダイオードの電流を電圧に変換する抵抗、 前記抵抗に接続された第2のローパスフィルタ、 基準電圧源の電位と前記第2のローパスフィルタの出力
    の電位を比較し、比較結果に基づいて、前記第1のロー
    パスフィルタを経由して前記トランジスタを制御するア
    ンプ、 前記アンプの動作と、前記第2のローパスフィルタを流
    れる電流と、前記アンプの出力に重畳する電流とを制御
    する電流制御部を備え、 前記電流制御部は、前記アンプをオフにして前記トラン
    ジスタをオフにするときは前記第2のローパスフィルタ
    と前記アンプの出力に電流を供給し、前記アンプをオン
    にして前記トランジスタをオンにするときは前記第2の
    ローパスフィルタと前記アンプの出力に電流を供給しな
    いように制御することを特徴とするレーザ駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100419881C (zh) * 2005-07-19 2008-09-17 联发科技股份有限公司 控制电路与相关的电子装置
CN112531458A (zh) * 2021-02-09 2021-03-19 湖北鑫英泰系统技术股份有限公司 用于分布式光纤测温系统的激光器驱动电路

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