JP4493450B2 - 充放電回路 - Google Patents

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本発明は、充放電回路に関する。
容量素子への充放電を行う充放電回路は、例えば、当該容量素子の両電極間電圧(充放電電圧)を三角波発振信号として出力する三角波発振回路に設けられる(例えば、以下に示す特許文献1の図1参照)。また、このような三角波発振回路は、例えば、スイッチングレギュレータ等におけるPWM(Pulse Width Modulation)制御に用いられる。
図5は、従来の充放電回路100を有した三角波発振回路の構成を示す図である。
三角波発振回路は、充放電回路100と、容量素子C1と、反転入力端子には容量素子C1の充放電電圧が印加されるとともに、非反転入力端子には第1の直流電源30の基準電圧VREF1又は第2の直流電源40の基準電圧VREF2(<VREF1)の一方がスイッチ51を介して印加される比較器20と、容量素子C1の充電電圧が基準電圧VREF1を上回るとき基準電圧VREF2を選択すべくスイッチ51を切り替え、容量素子C1の放電電圧が基準電圧VREF2を下回るとき基準電圧VREF1を選択すべくスイッチ51を切り替える充放電制御部50と、を有する。また、比較器20の比較出力がNPN型トランジスタB6のベース電極に供給される。
三角波発振回路は、容量素子C1の充電電圧が基準電圧VREF1を上回るとき、基準電圧VREF2を選択すべくスイッチ51を切り替えるとともに、比較器20の比較出力によってNPN型トランジスタB6を導通状態から非導通状態へと切り替える。この結果、容量素子C1への充電モードが放電モードへと切り替えられる。一方、容量素子C1の充電電圧が基準電圧VREF2を下回るとき、基準電圧VREF1を選択すべくスイッチ51を切り替えるとともに、比較器20の比較出力によってNPN型トランジスタB6を非導通状態から導通状態へと切り替える。この結果、容量素子C1への放電モードが充電モードへと切り替えられる。
なお、充放電回路100は、PNP型トランジスタB1、B2、B3で構成される第1のカレントミラー回路11と、NPN型トランジスタB4、B5で構成される第2のカレントミラー回路12と、NPN型トランジスタB6と、を有する。
第1のカレントミラー回路11において、PNP型トランジスタB1、B2、B3のエミッタ電極には夫々電源電圧VCCが印加されるとともに、PNP型トランジスタB1、B2、B3のベース電極同士が夫々接続される。また、PNP型トランジスタB1において、コレクタ電極が電流値Iの電流源を介して接地されており、さらに、ベース電極とコレクタ電極との間を接続(短絡)させた所謂ダイオード接続がなされる。
つまり、PNP型トランジスタB1において、ベース電極とエミッタ電極の間にダイオード順方向電圧VF(ベース−エミッタ間電圧)が電流値Iの電流源によって生じることとなる。このため、PNP型トランジスタB1のベース電極には、電源電圧VCCからPNP型トランジスタB1のベース−エミッタ間のダイオード順方向電圧VFを差し引いた電圧(VCC−VF)が印加されて、PNP型トランジスタB1は導通状態となる。また、PNP型トランジスタB2、B3のベース電極においても、PNP型トランジスタB1のベース電極と同様に、電圧(VCC−VF)が印加されて、夫々導通状態となる。この結果、PNP型トランジスタB1のコレクタ電流は、PNP型トランジスタB2、B3のコレクタ電流へと複製されることとなる。なお、PNP型トランジスタB1、B2、B3のカレントミラー比を1:1:1とする場合には、PNP型トランジスタB2、B3のコレクタ電流は、PNP型トランジスタB1のコレクタ電流と同様な電流値Iとなる。
第2のカレントミラー回路12において、NPN型トランジスタB4、B5のエミッタ電極は接地されるともに、NPN型トランジスタB4、B5のベース電極同士が夫々接続される。なお、NPN型トランジスタB4では、コレクタ電極にはPNP型トランジスタB2のコレクタ電流に応じた一定の電流が供給されており、さらに、PNP型トランジスタB1と同様に、ベース電極とコレクタ電極とのダイオード接続がなされる。また、NPN型トランジスタB5において、容量素子C1への充放電を考慮しない場合には、コレクタ電極にはPNP型トランジスタB3から一定の電流値Iのコレクタ電流が供給される。
NPN型トランジスタB4のコレクタ電極には、エミッタ電極が接地されたNPN型トランジスタB6のコレクタ電極が接続される。すなわち、NPN型トランジスタB6が導通状態の場合、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流は、NPN型トランジスタB6のコレクタ−エミッタ間の電流経路を流れ、NPN型トランジスタB4、B5のベース電極には、ダイオード接続によって接地電位GNDが印加される。このため、NPN型トランジスタB4、B5は非導通状態となる。一方、NPN型トランジスタB6が非導通状態の場合、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流は、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極ならびにNPN型トランジスタB4、B5のベース電極に分配して流れる。この結果、NPN型トランジスタB4は導通状態となり、PNP型トランジスタB2による電流源から接地側への電流経路が形成されて、NPN型トランジスタB4にはコレクタ電流が流れる。また、NPN型トランジスタB5も導通状態となり、PNP型トランジスタB3による電流源から接地側への電流経路が形成されて、NPN型トランジスタB5にはコレクタ電流が流れる。なお、NPN型トランジスタB4、B5のカレントミラー比を1:2とする場合には、NPN型トランジスタB5に流れる電流は、NPN型トランジスタB4に流れる電流の2倍の電流値2Iとなる。
すなわち、充放電回路100において、NPN型トランジスタB6が導通状態の場合には、NPN型トランジスタB4、B5は夫々非導通状態となる。よって、PNP型トランジスタB3の電流値Iのコレクタ電流が、PNP型トランジスタB3のコレクタ電極とNPN型トランジスタB5のコレクタ電極との接続点を介して、当該接続点に一方の電極が接続されるとともに他方の電極が接地された容量素子C1へと流れ込み、容量素子C1への充電がなされるのである。一方、NPN型トランジスタB6が非導通状態の場合には、NPN型トランジスタB4、B5は夫々導通状態となり、NPN型トランジスタB5には電流値2Iの電流が流れることとなる。そこで、NPN型トランジスタB5には、N型トランジスタB3の電流値Iのコレクタ電流から供給されるとともに、予め充電しておいた容量素子C1から電流値Iの電流が、PNP型トランジスタB3のコレクタ電極とNPN型トランジスタB5のコレクタ電極との接続点を介して供給される。この結果、容量素子C1の放電がなされるのである。
特開2003−133915号公報
ところで、図5に示したような充放電回路100では、図6に示すように、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極とサブストレート(基板)間には容量値C1csの寄生容量C2、NPN型トランジスタB4のベース電極とエミッタ電極間には容量値C1beの寄生容量C3、NPN型トランジスタB5のベース電極とエミッタ電極間には容量値C2beの寄生容量C4、が夫々生じることとなる。
ここで、比較器20において容量素子C1の充電電圧が基準電圧VREF1を上回るときには、充電モードから放電モードへと即座に切り替えるべく、スイッチ51の切り替えに伴う所定の遅延時間が経過後、NPN型トランジスタB6が比較器20の比較出力に応じて導通状態から非導通状態へと即座に切り替えることが求められる。
しかしながら、NPN型トランジスタB6の導通状態から非導通状態への切り替わりに際して、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流が、前述した寄生容量C2、C3、C4等の充電に用いられた後に、NPN型トランジスタB4、B5夫々のベース電極に供給されて、容量素子C1の放電が開始される。すなわち、スイッチ51の切り替えに伴う所定の遅延時間と、寄生容量C2、C3、C4等への充電時間との分、容量素子C1における充電モードから放電モードへの切り替わりの際に遅延が生じることとなる。
一方、比較器20において容量素子C1の放電電圧が基準電圧VREF2を下回るときには、放電モードから充電モードへと即座に切り替えるべく、スイッチ51の切り替えに伴う所定の遅延時間が経過後、NPN型トランジスタB6が比較器20の比較出力に応じて非導通状態から導通状態へと即座に切り替えることが求められる。
しかしながら、NPN型トランジスタB6の非導通状態から導通状態への切り替わりに際して、NPN型トランジスタB4、B5夫々のベース電極には寄生容量C2、C3、C4等の充電電圧が印加された状態にある。そして、寄生容量C2、C3、C4等の先の充電に用いられた電流が、NPN型トランジスタB6を介して放電がなされた後に、NPN型トランジスタB4、B5夫々のベース電極に接地電位GNDが印加されて、容量素子C1の充電が開始されることとなる。すなわち、スイッチ51の切り替えに伴う所定の遅延時間と、寄生容量C2、C3、C4等の放電時間との分、放電モードから充電モードへの切り替わりの際に遅延が生じることとなる。
このように、充電モードから放電モードへの切り替わりや、放電モードから充電モードへの切り替わりの際には、図7に示すように、寄生容量C2、C3、C4等への充放電に伴う遅延が生じていた。
さらに、充放電回路100ひいては三角波発振回路の低消費電力化のために、第1のカレントミラー回路11において生成される電流値Iを低減させる傾向にある。ここで、第1のカレントミラー回路11において生成される電流値Iを低減させた場合、寄生容量C2、C3、C4等への充放電時間Tも長くなる。例えば、第1のカレントミラー回路11において生成される定電流値Iを「1μA」、寄生容量C2、C3、C4等の合成容量値(C1cs+C1be+C2be)を「0.5pF」、NPN型トランジスタB4、B5のベース−エミッタ間電圧Vbeを「0.7V」とした場合、寄生容量C2、C3、C4等への充放電時間Tは、「(C1cs+C1be+C2be)×Vbe/I」の換算式によって「0.35μs」となる。ここで、三角波発振信号の発振周波数を「200KHz」に設定した場合には、三角波発振信号の一周期は「5μs」となるため、寄生容量C2、C3、C4等への充放電時間「0.35μs」が無視できない時間となっていた。
前述した課題を解決するための主たる本発明は、容量素子への充放電を行う充放電回路において、ダイオード接続された第1のトランジスタと第2のトランジスタの制御電極同士が接続されて構成されるカレントミラー回路と、前記第1のトランジスタへ第1の電流を供給する第1の電流源と、前記第2のトランジスタへ第2の電流を供給する第2の電流源と、前記第1のトランジスタの接地側に設けられ、前記第1のトランジスタを介した前記第1の電流源から接地側への電流経路を定常的に通電させるべく、導通状態にある第3のトランジスタと、前記第2のトランジスタの接地側に設けられ、前記第2のトランジスタを介した前記第2の電流源から接地側への電流経路を通電又は遮断させるべく、導通又は非導通状態に切り替わる第4のトランジスタと、を有しており、前記第4のトランジスタの導通又は非導通状態が切り替わることで、前記第2の電流源と前記第2のトランジスタとの接続点に一方の電極が接続されるとともに他方の電極が接地された前記容量素子に対して、前記第1の電流に応じて生成された前記第2のトランジスタに流れる第3の電流と、前記第2の電流と、に応じた充放電がなされること、とする。
また、前述した課題を解決するためのその他の主たる本発明は、容量素子への充放電を行う充放電回路において、ダイオード接続された第1のトランジスタと第2のトランジスタの制御電極同士が接続されて構成されるカレントミラー回路と、前記第1のトランジスタへ第1の電流を供給する第1の電流源と、前記第2のトランジスタへ第2の電流を供給する第2の電流源と、前記第1のトランジスタの接地側に設けられ、前記第1のトランジスタを介した前記第1の電流源から接地側への電流経路を通電又は遮断させるべく、導通又は非導通状態に切り替わる第3のトランジスタと、前記第2のトランジスタの接地側に設けられ、前記第2のトランジスタを介した前記第2の電流源から接地側への電流経路を定常的に通電させるべく、導通状態にある第4のトランジスタと、を有しており、前記第3のトランジスタの導通又は非導通状態が切り替わることで、前記第2の電流源と前記第2のトランジスタとの接続点に一方の電極が接続されるとともに他方の電極が接地された前記容量素子に対して、前記第1の電流に応じて生成された前記第2のトランジスタに流れる第3の電流と、前記第2の電流と、に応じた充放電がなされること、とする。
本発明によれば、寄生容量が与える影響を少なくした充放電回路を提供することができる。
=== 第1の実施形態 ===
図2を適宜参照しつつ、図1をもとに、本発明の第1の実施形態に係る充放電回路10を有した三角波発振回路の構成ならびに動作を説明する。なお、図1に示す三角波発振回路において、図5に示した三角波発振回路と同様な構成については同一の符号を付してある。
<構成>
三角波発振回路は、半導体集積回路として提供されるものであり、充放電回路10と、容量素子C1と、反転入力端子には容量素子C1の充放電電圧が印加されるとともに、非反転入力端子には第1の直流電源30の基準電圧VREF1又は第2の直流電源40の基準電圧VREF2(<VREF1)の一方がスイッチ51を介して印加される比較器20と、容量素子C1の充電電圧が基準電圧VREF1を上回るとき基準電圧VREF2を選択すべくスイッチ51を切り替え、容量素子C1の放電電圧が基準電圧VREF2を下回るとき基準電圧VREF1を選択すべくスイッチ51を切り替える充放電制御部50と、を有する。また、比較器20の比較出力は、NPN型トランジスタQ2のベース電極に供給されることとする。
三角波発振回路は、図2に示すように、容量素子C1の充電電圧が基準電圧VREF1を上回るときには、基準電圧VREF2を選択すべくスイッチ51を切り替えるとともに、比較器20の比較出力によってNPN型トランジスタQ2を非導通状態から導通状態へと切り替える。この結果、容量素子C1への充電モードが放電モードへと切り替えられる。一方、容量素子C1の充電電圧が基準電圧VREF2を下回るときには、基準電圧VREF1を選択すべくスイッチ51を切り替えるとともに、比較器20の比較出力によってNPN型トランジスタQ2を導通状態から非導通状態へと切り替える。この結果、容量素子C1への放電モードが充電モードへと切り替えられる。
充放電回路10は、PNP型トランジスタB1、B2、B3で構成される第1のカレントミラー回路11と、NPN型トランジスタB4、B5で構成される第2のカレントミラー回路12と、NPN型トランジスタQ1、Q2を有する。
第1のカレントミラー回路11が有するPNP型トランジスタB2は、本願請求項1に記載の『第1の電流源』の一実施形態であり、第1のカレントミラー回路11が有するPNP型トランジスタB3は、本願請求項1に記載の『第2の電流源』の一実施形態である。
第1のカレントミラー回路11において、PNP型トランジスタB1、B2、B3のエミッタ電極には夫々電源電圧VCCが印加されるとともに、PNP型トランジスタB1、B2、B3のベース電極同士が夫々接続される。また、PNP型トランジスタB1では、コレクタ電極が電流値Iの電流源を介して接地されており、さらに、ベース電極とコレクタ電極との間を接続(短絡)したダイオード接続がなされる。
つまり、PNP型トランジスタB1において、ベース電極とエミッタ電極の間にダイオード順方向電圧VF(ベース−エミッタ間電圧)が電流値Iの電流源によって生じることとなる。このため、PNP型トランジスタB1のベース電極には、電源電圧VCCからPNP型トランジスタB1のベース−エミッタ間のダイオード順方向電圧VFを差し引いた電圧(VCC−VF)が印加されて、PNP型トランジスタB1は導通状態となる。また、PNP型トランジスタB2、B3のベース電極においても、PNP型トランジスタB1のベース電極と同様に、電圧(VCC−VF)が印加されて、夫々導通状態となる。この結果、PNP型トランジスタB1のコレクタ電流は、PNP型トランジスタB2、B3のコレクタ電流へと複製されることとなる。なお、PNP型トランジスタB1、B2、B3のカレントミラー比を1:1:1とする場合には、PNP型トランジスタB2、B3のコレクタ電流は、PNP型トランジスタB1のコレクタ電流と同様な電流値Iとなる。
第2のカレントミラー回路12は、本願請求項1に記載の『カレントミラー回路』の一実施形態である。また、第2のカレントミラー回路12におけるNPN型トランジスタB4は、本願請求項1に記載の『ダイオード接続された第1のトランジスタ』の一実施形態であり、第2のカレントミラー回路12におけるNPN型トランジスタB5は、本願請求項1に記載の『第2のトランジスタ』の一実施形態である。
第2のカレントミラー回路12において、NPN型トランジスタB4、B5のベース電極(『制御電極』)同士が夫々接続される。なお、NPN型トランジスタB4において、コレクタ電極にはPNP型トランジスタB2のコレクタ電流に応じた一定の電流が定常的に供給されており、さらに、ベース電極とコレクタ電極とのダイオード接続がなされる。また、NPN型トランジスタB5において、容量素子C1への充放電を考慮しない場合、コレクタ電極にはPNP型トランジスタB3から一定の電流値Iのコレクタ電流が供給される。ここで、第2のカレントミラー回路12のカレントミラー比を1:α(但し、αは2以上の整数)とし、NPN型トランジスタB4に流れる電流値をIとした場合、NPN型トランジスタB5に流れる電流値はα×Iとなる。
また、第2のカレントミラー回路12において、図6に示した従来の場合と同様に、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極とサブストレート(基板)間には容量値C1csの寄生容量C2、NPN型トランジスタB4のベース電極とエミッタ電極間には容量値C1beの寄生容量C3、NPN型トランジスタB5のベース電極とエミッタ電極間には容量値C2beの寄生容量C4、が夫々生じ得る。なお、これらの寄生容量C2、C3、C4等は、三角波発振回路を集積化した場合には、顕著に出現するものである。
NPN型トランジスタQ1は、本願請求項1に記載の『第3のトランジスタ』の一実施形態である。NPN型トランジスタQ1は、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流に応じたNPN型トランジスタB4のコレクタ電流がNPN型トランジスタB4のコレクタ−エミッタ路を経由して接地側へ流れるまでの電流経路を定常的に通電させるべく設けたものである。なお、NPN型トランジスタQ1において、コレクタ電極はNPN型トランジスタB4のエミッタ電極(接地側)と接続され、エミッタ電極は接地され、ベース電極には電源電圧VCCを印加させてNPN型トランジスタQ1を定常的に導通状態とさせる。
なお、本願請求項1に記載の『第3のトランジスタ』は、NPN型トランジスタQ1に限定されるものではなく、例えば、N型MOSトランジスタを採用してもよい。この場合、N型MOSトランジスタにおいて、ドレイン電極はNPN型トランジスタB4のエミッタ電極(接地側)と接続され、ソース電極は接地され、ゲート電極には電源電圧VCCを印加させてNPN型トランジスタQ1を定常的に導通状態とさせることとする。
NPN型トランジスタQ2は、本願請求項1に記載の『第4のトランジスタ』の一実施形態である。NPN型トランジスタQ2は、PNP型トランジスタB3のコレクタ電流がNPN型トランジスタB5のコレクタ−エミッタ路を経由して接地側へ流れるまでの電流経路を通電又は遮断させるべく設けたものである。なお、NPN型トランジスタQ2において、コレクタ電極はNPN型トランジスタB5のエミッタ電極(接地側)と接続され、エミッタ電極は接地され、ベース電極には比較器20の比較出力が供給される。よって、NPN型トランジスタQ2は、比較器20の比較出力に応じて導通又は非導通状態に切り替わり、NPN型トランジスタB5を介したPNP型トランジスタB3のコレクタ電流の電流経路を通電又は遮断させるのである。
<動作>
NPN型トランジスタQ2が非導通状態の場合の充放電回路10の動作(充電モード)について説明する。この場合、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流は、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極ならびにNPN型トランジスタB4、B5のベース電極に分配して流れる。この結果、NPN型トランジスタB4は導通状態となり、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極には一定の電流値であり一定方向の電流が定常的に流れ込むこととなる。一方、NPN型トランジスタQ2は非導通状態であるため、NPN型トランジスタB5を介したPNP型トランジスタB3のコレクタ電流の電流経路が遮断された状態となる。この結果、PNP型トランジスタB3の電流値Iのコレクタ電流が、PNP型トランジスタB3のコレクタ電極とNPN型トランジスタB5のコレクタ電極との接続点を介して、当該接続点に一方の電極が接続されるとともに他方の電極が接地された容量素子C1へと流れ込み、容量素子C1への充電がなされるのである。
つぎに、NPN型トランジスタQ2が導通状態の場合の充放電回路10の動作(放電モード)について説明する。この場合、NPN型トランジスタB5を介したPNP型トランジスタB3のコレクタ電流の電流経路が通電された状態となり、NPN型トランジスタB5には電流値α×Iの電流が流れる。この結果、容量素子C1から先の充電による電流値Iの電流が、容量素子C1から(α−1)×Iの放電がなされる速度で、PNP型トランジスタB3のコレクタ電極とNPN型トランジスタB5のコレクタ電極との接続点を介して、NPN型トランジスタB5のコレクタ電極へと流れ込み、容量素子C1からの放電がなされるのである。
つぎに、NPN型トランジスタQ2が非導通状態から導通状態へと切り替わる際の充放電回路10の動作、すなわち、充電モードから放電モードへと切り替わる際の充放電回路10の動作について説明する。まず、充電モードにおいて、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極、NPN型トランジスタB4、B5夫々のベース電極には、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流に応じた一定の電流値且つ一定方向の電流が定常的に流れ込むこととなる。このため、寄生容量C2、C3、C4等が、定常的に充電された状態となる。
そして、比較器20の比較出力に応じてNPN型トランジスタQ2が非導通状態から導通状態へと切り替わる際、すなわち、充電モードから放電モードへと切り替わる際には、図7に示したような従来の場合における寄生容量C2、C3、C4等への充電時間を待たずに済み、図2に示すように、寄生容量C2、C3、C4等への充電時間に起因した遅延をなくすことができる。なお、図2に示す波形は、比較器20における遅延を無視した場合である。
つぎに、NPN型トランジスタQ2が導通状態から非導通状態へと切り替わる際の充放電回路10の動作、すなわち、放電モードから充電モードへと切り替わる際の充放電回路10の動作について説明する。まず、放電モードにおいても、充電モードの場合と同様に、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極、NPN型トランジスタB4、B5夫々のベース電極には、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流に応じた一定の電流値且つ一定方向の電流が定常的に流れ込むため、寄生容量C2、C3、C4等が定常的に充電された状態にある。
そして、比較器20の比較出力に応じてNPN型トランジスタQ2が導通状態から非導通状態へと切り替わる際、すなわち、放電モードから充電モードへと切り替わる際には、図7に示したような従来の場合における寄生容量C2、C3、C4等の放電時間を待たずに済み、図2に示すように、寄生容量C2、C3、C4等の放電時間に起因した遅延をなくすことができる。
このように、充放電回路10によれば、従来、充放電の切り替わりの際に生じていた寄生容量C2、C3、C4等に起因した遅延をなくすことができる。また、低消費電力化のために、第1のカレントミラー回路11において生成される電流値を低減させた場合にあっても、寄生容量C2、C3、C4等によって三角波発振信号の発振周波数や波高値のばらつきをなくすことができる。よって、数100KHz程度の三角波発振信号を、低消費電力化を実現しつつ、精度よく生成することが可能となる。
また、充放電回路10は、PNP型トランジスタB3のコレクタ電流と、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流に応じて生成されたNPN型トランジスタB5に流れる電流と、に応じて容量素子C1への充放電をなすものである。具体的には、充電モードでは、電流値IのPNP型トランジスタB3のコレクタ電流によって容量素子C1への充電がなされ、放電モードでは、予め充電しておいた容量素子C1から電流値Iの放電が、容量素子C1から電流値(α−1)×Iの放電がなされる速度で行われる。
そこで、PNP型トランジスタB3のコレクタ電流の値と、NPN型トランジスタB5に流れる電流の値との比を可変とさせることで、容量素子C1の充放電電圧波形における充電時と放電時夫々の傾きを可変とさせることができる。例えば、図2に示すように、カレントミラー比のαを「2」とした場合、放電モードにおいて、電流値I(=(2−1)×I)の放電がなされる速度で行われる。よって、放電モードにおける放電速度は、充電モードにおける充電速度と同様な速度となるので、三角波発振信号は二等辺三角形状の波形となる。また、カレントミラー比のαを「100」とした場合、放電モードにおいて、電流値99I(=(100−1)×I)の放電がなされる速度で行われる。よって、放電モードにおける放電速度は、充電モードにおける充電速度の99倍の速度となるので、三角波発振信号は鋸波状の波形となる。
=== 第2の実施形態 ===
図4を適宜参照しつつ、図3をもとに、本発明の第2の実施形態に係る充放電回路60を有した三角波発振回路の構成ならびに動作を説明する。なお、図3に示す三角波発振回路において、図1及び図5に示した三角波発振回路と同様な構成については同一の符号を付してある。
<構成>
本発明の第2の実施形態に係る充放電回路60において、図1に示した本発明の第1の実施形態に係る充放電回路10の構成とは異なる点についてのみ説明する。
第1のカレントミラー回路11において、PNP型トランジスタB3に流れる電流の値は、PNP型トランジスタB2に流れる電流の値に対して大きく設定する。例えば、PNP型トランジスタB2、B3のカレントミラー比を1:2とする。また、第2のカレントミラー回路12において、NPN型トランジスタB5に流れる電流の値は、PNP型トランジスタB3に流れる電流の値よりも小さく設定する。さらに、NPN型トランジスタB5の直流増幅率hFEに応じて流れる電流の値は、PNP型トランジスタB3に流れる電流よりも大きく設定する。例えば、NPN型トランジスタB4、B5のカレントミラー比を1:1とし、NPN型トランジスタB5の直流増幅率hFEを100とする。
NPN型トランジスタQ3は、本願請求項5に記載の『第3のトランジスタ』の一実施形態である。NPN型トランジスタQ3は、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流がNPN型トランジスタB4のコレクタ−エミッタ路を経由して接地側へ流れるまでの電流経路を通電又は遮断させるべく設けたものである。なお、NPN型トランジスタQ3において、コレクタ電極はNPN型トランジスタB4のエミッタ電極(接地側)と接続され、エミッタ電極は接地され、ベース電極には比較器20の比較出力が供給される。よって、NPN型トランジスタQ2は、比較器20の比較出力に応じて導通又は非導通状態に切り替わり、NPN型トランジスタB4を介したPNP型トランジスタB2のコレクタ電流の電流経路を通電又は遮断させるのである。
NPN型トランジスタQ4は、本願請求項5に記載の『第4のトランジスタ』の一実施形態である。NPN型トランジスタQ4は、PNP型トランジスタB3のコレクタ電流に応じたNPN型トランジスタB5のコレクタ電流がNPN型トランジスタB5のコレクタ−エミッタ路を経由して接地側へ流れるまでの電流経路を定常的に通電させるべく設けたものである。なお、NPN型トランジスタQ4において、コレクタ電極はNPN型トランジスタB5のエミッタ電極(接地側)と接続され、エミッタ電極は接地され、ベース電極には電源電圧VCCを印加させてNPN型トランジスタQ4を定常的に導通状態とさせる。
なお、本願請求項5に記載の『第4のトランジスタ』は、NPN型トランジスタQ4に限定されるものではなく、例えば、N型MOSトランジスタを採用してもよい。この場合、N型MOSトランジスタにおいて、ドレイン電極はNPN型トランジスタB5のエミッタ電極(接地側)と接続され、ソース電極は接地され、ゲート電極には電源電圧VCCを印加させてNPN型トランジスタQ4を定常的に導通状態とさせることとする。
<動作>
NPN型トランジスタQ3が導通状態の場合の充放電回路10の動作(充電モード)について説明する。この場合、NPN型トランジスタQ3は導通状態にあるため、NPN型トランジスタB4を介したPNP型トランジスタB2のコレクタ電流の電流経路が定常的に通電された状態にある。また、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流は、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極ならびにNPN型トランジスタB4、B5のベース電極に分配して流れる。この結果、NPN型トランジスタB4、B5は夫々導通状態となるとともに、第2のカレントミラー回路12のカレントミラー比に応じて、NPN型トランジスタB4、B5には夫々電流値Iの電流が流れることとなる。
なお、NPN型トランジスタQ4は定常的に導通された状態にあるため、NPN型トランジスタB5を介したPNP型トランジスタB3のコレクタ電流の電流経路が定常的に通電された状態にある。よって、電流値2IのPNP型トランジスタB3のコレクタ電流が、NPN型トランジスタB5のコレクタ電極と、容量素子C1の一方の電極夫々へ電流値I毎に分配されて流れる。この結果、電流値Iによる容量素子C1への充電がなされるのである。
つぎに、NPN型トランジスタQ3が非導通状態の場合の充放電回路10の動作(放電モード)について説明する。この場合、NPN型トランジスタQ3は非導通状態であるため、NPN型トランジスタB4を介したPNP型トランジスタB2のコレクタ電流の電流経路が遮断された状態となる。この結果、PNP型トランジスタB2の電流値Iのコレクタ電流が、NPN型トランジスタB5のベース電極へと流れ込み、NPN型トランジスタB5は、hFE(直流増幅率)×Iの電流が流れることとなる。
ここで、NPN型トランジスタQ4は定常的に導通された状態にあるため、NPN型トランジスタB5を介したPNP型トランジスタB3のコレクタ電流の電流経路が定常的に通電された状態にある。よって、NPN型トランジスタB5にhFE×Iの電流を流すべく、電流値2IのPNP型トランジスタB3のコレクタ電流とともに、予め充電しておいた容量素子C1から電流値Iの電流が、PNP型トランジスタB3のコレクタ電極とNPN型トランジスタB5のコレクタ電極との接続点を介して、NPN型トランジスタB5のコレクタ電極へと流れ込むこととなる。この結果、電流値Iによる容量素子C1からの放電が、容量素子C1から(hFE−1)×Iの放電がなされる速度で行われる。
つぎに、NPN型トランジスタQ3が導通状態から非導通状態へと切り替わる際の充放電回路10の動作、すなわち、充電モードから放電モードへと切り替わる際の充放電回路10の動作について説明する。まず、充電モードにおいて、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極、NPN型トランジスタB4、B5夫々のベース電極には、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流に応じた一定の電流値且つ一定方向の電流が定常的に流れ込むこととなる。このため、寄生容量C2、C3、C4等が、定常的に充電された状態となる。
そして、比較器20の比較出力に応じてNPN型トランジスタQ3が導通状態から非導通状態へと切り替わる際、すなわち、充電モードから放電モードへと切り替わる際には、図7に示したような従来の場合における寄生容量C2、C3、C4等への充電時間を待たずに済み、図4に示すように、寄生容量C2、C3、C4等への充電時間に起因した遅延をなくすことができる。なお、図4に示す波形は、比較器20における遅延を無視した場合である。
つぎに、NPN型トランジスタQ3が非導通状態から導通状態へと切り替わる際の充放電回路10の動作、すなわち、放電モードから充電モードへと切り替わる際の充放電回路10の動作について説明する。まず、放電モードにおいても、充電モードの場合と同様に、NPN型トランジスタB4のコレクタ電極、NPN型トランジスタB4、B5夫々のベース電極には、PNP型トランジスタB2のコレクタ電流に応じた一定の電流値且つ一定方向の電流が定常的に流れ込むため、寄生容量C2、C3、C4等が定常的に充電された状態にある。
そして、比較器20の比較出力に応じてNPN型トランジスタQ3が非導通状態から導通状態へと切り替わる際、すなわち、放電モードから充電モードへと切り替わる際には、図7に示したような従来の場合における寄生容量C2、C3、C4等の放電時間を待たずに済み、図2に示すように、寄生容量C2、C3、C4等の放電時間に起因した遅延をなくすことができる。
このように、充放電回路60によれば、従来、充放電の切り替わりの際に生じていた寄生容量C2、C3、C4等に起因した遅延をなくすことができる。また、低消費電力化のために、第1のカレントミラー回路11において生成される電流値を低減させた場合にあっても、寄生容量C2、C3、C4等によって三角波発振信号の発振周波数や波高値のばらつきがなくなる。よって、数100KHz程度の三角波発振信号を、低消費電力化を実現しつつ精度よく生成することが可能となる。
また、充放電回路60において、PNP型トランジスタB3のコレクタ電流の値と、NPN型トランジスタB5に流れる電流の値との比を可変とさせることで、容量素子C1の充放電電圧波形における充電時と放電時夫々の傾きを可変とさせることができる。例えば、図4に示すように、NPN型トランジスタB5のhFEを「100」とした場合、放電モードにおいて、電流値98I(=(100−2)×I)の放電がなされる速度で行われる。よって、放電モードにおける放電速度は、充電モードにおける充電速度の98倍の速度となるので、三角波発振信号は鋸波状の波形となる。また、NPN型トランジスタB5のhFEを「100」よりも小さく設定した場合には、放電モードにおいて、「hFE=100」の場合よりも放電速度が遅くなる。すなわち、三角波発振信号の放電時の傾きは緩やかになり、二等辺三角形状の波形へと近づいていくこととなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明を限定して解釈するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良がなされ得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の一実施形態に係る充放電回路を有した三角波発振回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る充放電電圧波形を示す図である。 本発明の一実施形態に係る充放電回路を有した三角波発振回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る充放電電圧波形を示す図である。 従来の充放電回路を有した三角波発振回路の構成を示す図である。 本発明に係る寄生容量を説明する図である。 従来の充放電電圧波形を示す図である。
符号の説明
10、60、100 充放電回路
11 第1のカレントミラー回路
12 第2のカレントミラー回路
20 比較器
30 第1の直流電源
40 第2の直流電源
50 充放電制御部
51 スイッチ
B1、B2、B3 PNP型トランジスタ
B4、B5、B6、Q1、Q2、Q3、Q4 NPN型トランジスタ
C1 容量素子
C2、C3、C4 寄生容量

Claims (6)

  1. 容量素子への充放電を行う充放電回路において、
    ダイオード接続された第1のトランジスタと第2のトランジスタの制御電極同士が接続されて構成されるカレントミラー回路と、
    前記第1のトランジスタへ第1の電流を供給する第1の電流源と、
    前記第2のトランジスタへ第2の電流を供給する第2の電流源と、
    前記第1のトランジスタの接地側に設けられ、前記第1のトランジスタを介した前記第1の電流源から接地側への電流経路を定常的に通電させるべく、導通状態にある第3のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタの接地側に設けられ、前記第2のトランジスタを介した前記第2の電流源から接地側への電流経路を通電又は遮断させるべく、導通又は非導通状態に切り替わる第4のトランジスタと、を有しており、
    前記第4のトランジスタの導通又は非導通状態が切り替わることで、
    前記第2の電流源と前記第2のトランジスタとの接続点に一方の電極が接続されるとともに他方の電極が接地された前記容量素子に対して、
    前記第1の電流に応じて生成された前記第2のトランジスタに流れる第3の電流と、前記第2の電流と、に応じた充放電がなされること、を特徴とする充放電回路。
  2. 前記容量素子と、一方の入力端子に前記容量素子の充放電電圧が印加されるとともに、他方の入力端子に第1の基準電圧又は前記第1の基準電圧よりレベルの低い第2の基準電圧が印加される比較器と、を有しており、さらに、前記比較器における前記容量素子の充放電電圧と前記第1又は前記第2の基準電圧との比較結果に応じて前記第4のトランジスタの導通又は非導通状態を切り替えて、前記容量素子の充放電電圧を発振信号として出力する発振回路に設けられること、を特徴とする請求項1に記載の充放電回路。
  3. 前記第2の電流と前記第3の電流との電流比を可変とさせることで、前記容量素子の充放電電圧波形における充電時と放電時夫々の傾きを可変とさせること、を特徴とする請求項1又は2に記載の充放電回路。
  4. 容量素子への充放電を行う充放電回路において、
    ダイオード接続された第1のトランジスタと第2のトランジスタの制御電極同士が接続されて構成されるカレントミラー回路と、
    前記第1のトランジスタへ第1の電流を供給する第1の電流源と、
    前記第2のトランジスタへ第2の電流を供給する第2の電流源と、
    前記第1のトランジスタの接地側に設けられ、前記第1のトランジスタを介した前記第1の電流源から接地側への電流経路を通電又は遮断させるべく、導通又は非導通状態に切り替わる第3のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタの接地側に設けられ、前記第2のトランジスタを介した前記第2の電流源から接地側への電流経路を定常的に通電させるべく、導通状態にある第4のトランジスタと、を有しており、
    前記第3のトランジスタの導通又は非導通状態が切り替わることで、
    前記第2の電流源と前記第2のトランジスタとの接続点に一方の電極が接続されるとともに他方の電極が接地された前記容量素子に対して、
    前記第1の電流に応じて生成された前記第2のトランジスタに流れる第3の電流と、前記第2の電流と、に応じた充放電がなされること、を特徴とする充放電回路。
  5. 前記容量素子と、一方の入力端子に前記容量素子の充放電電圧が印加されるとともに、他方の入力端子に第1の基準電圧又は前記第1の基準電圧よりレベルの低い第2の基準電圧が印加される比較器と、を有しており、さらに、前記比較器における前記容量素子の充放電電圧と前記第1又は前記第2の基準電圧との比較結果に応じて前記第3のトランジスタの導通又は非導通状態を切り替えて、前記容量素子の充放電電圧を発振信号として出力する発振回路に設けられること、を特徴とする請求項4に記載の充放電回路。
  6. 前記第2の電流と前記第3の電流との電流比を可変とさせることで、前記容量素子の充放電電圧波形における充電時と放電時夫々の傾きを可変とさせること、を特徴とする請求項4又は5に記載の充放電回路。

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