JP2873687B1 - 樹脂粉製造用フイルム及び樹脂粉 - Google Patents

樹脂粉製造用フイルム及び樹脂粉

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JP2873687B1 JP3974898A JP3974898A JP2873687B1 JP 2873687 B1 JP2873687 B1 JP 2873687B1 JP 3974898 A JP3974898 A JP 3974898A JP 3974898 A JP3974898 A JP 3974898A JP 2873687 B1 JP2873687 B1 JP 2873687B1
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Abstract

【要約】 【課題】熱劣化、熱溶融して黄ばむことがなく、色鳴き
現象が生じることがなく、美麗な石目調が損なわれるこ
とがなく、形状安定性が非常によくて形状が良好に保持
でき樹脂粉自体が容易に粉々になることがなく、密着力
が非常に良好で、プラスチックフイルムに予め離型層を
形成しておく必要がない、樹脂粉製造用フイルム及び樹
脂粉の提供。 【解決手段】プラスチックフイルムの片面に、着色ポリ
アミドイミド樹脂層A、ポリアミドイミド白色層、着色
ポリアミドイミド樹脂層B、を順次形成したことを特徴
とする樹脂粉製造用フイルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂粉製造用フイ
ルム及び樹脂粉に関するものである。さらに詳細には本
発明は、樹脂成形品の装飾用に、仏壇、仏具、襖、漆
器、陶器、扇子、造花、書籍等の装飾用に、あるいは菓
子類、乳製品、その他の食品、薬品、化粧品、たばこ等
の包装の装飾印刷用に、それぞれ用いられる樹脂粉及び
該樹脂粉製造用フイルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した各種の用途に使用される
樹脂粉として、アクリル樹脂、ブチラール樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル樹脂、等
からなるフイルムを着色コート等により適宜着色したも
のが知られており、樹脂成形品の装飾用には樹脂成形品
にいわゆる石目調の外観を付与するために使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の樹脂粉
は、樹脂成形品具体的にはABS樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリスチレン樹脂等の樹脂成形品の装飾用に使
用した場合には、次のような欠点があった。すなわち、
樹脂成形品の成形加工時には250℃以上という高温が
要求され、しかも、その温度条件下での金属粉の滞留時
間は5〜10分と長い。そのため、樹脂粉の樹脂が熱劣
化、熱溶融して黄ばむ。そして、樹脂が黄ばむことによ
り美麗な石目調が損なわれる。また、樹脂の熱劣化、熱
溶融により、着色した樹脂から色が抜けて樹脂成形品に
色がついていわゆる色鳴き現象が生じる。そして、色鳴
き現象により外観上石目調がボケて低下し、美麗な石目
調が損なわれる。また、従来の樹脂粉は形状安定性が悪
いので樹脂粉の形状が保持できず、樹脂粉自体が容易に
粉々になる。例えば、樹脂粉が細く短い糸状の樹脂粉で
ある場合は、樹脂成形品の成形時に糸状の樹脂粉が細か
く切れてしまう。さらに、従来の樹脂粉はフイルムと着
色コート層との密着力が弱く、樹脂成形品の成形時に着
色コート層がフイルムから剥離してしまう。本発明は、
上記の多くの欠点を除去したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
フイルムの片面に、着色ポリアミドイミド樹脂層A、ポ
リアミドイミド白色層、着色ポリアミドイミド樹脂層
B、を順次形成したことを特徴とする樹脂粉製造用フイ
ルムである。また、本発明は、上記した樹脂粉製造用フ
イルムから得ることができる樹脂粉である。すなわち、
本発明は、ポリアミドイミド白色層の片面に着色ポリア
ミドイミド樹脂層Aを形成し、他の片面に着色ポリアミ
ドイミド樹脂層Bを形成したことを特徴とする樹脂粉で
ある。
【0005】本発明のプラスチックフイルムとしては、
例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドイミド、セル
ロースアセテート、ポリカーボネート、等からなる各種
のプラスチックフイルムが使用できる。
【0006】ポリアミドイミド白色層は、ポリアミドイ
ミド樹脂中に例えば酸化チタン等の白色顔料を混入して
得ることがてきる。
【0007】ポリアミドイミド白色層の片面には着色ポ
リアミドイミド樹脂層Aを形成し、他の片面には着色ポ
リアミドイミド樹脂層Bを形成する。着色ポリアミドイ
ミド樹脂層Aや着色ポリアミドイミド樹脂層Bを着色す
るには、これらの樹脂中に染料や顔料を混入すればよ
い。
【0008】着色ポリアミドイミド樹脂層A側又は着色
ポリアミドイミド樹脂層B側から見ると、該樹脂層の下
にポリアミドイミド白色層があるので、着色ポリアミド
イミド樹脂層Aや着色ポリアミドイミド樹脂層Bの色が
より鮮明に現出される。
【0009】着色ポリアミドイミド樹脂層Aと着色ポリ
アミドイミド樹脂層Bは同色に着色してもよく、また、
異色に着色してもよい。異色に着色した場合には、樹脂
粉が表裏で色が異なるので、樹脂粉の使用時には、あた
かも色違いの二種類の樹脂粉を使用しているように見え
る。
【0010】本発明は、まず、ポリエステルフイルム等
のプラスチックフイルムの片面に、着色ポリアミドイミ
ド樹脂層Aを形成する。着色ポリアミドイミド樹脂層A
は、リバースロールコート法、ダイコート法、グラビア
コート法、等の従来公知のコーティング法により形成で
きる。
【0011】次に、着色ポリアミドイミド樹脂層A上
に、ポリアミドイミド白色層を形成する。ポリアミドイ
ミド白色層は、リバースロールコート法、ダイコート
法、グラビアコート法、等の従来公知のコーティング法
により形成できる。
【0012】さらに、ポリアミドイミド白色層上に、着
色ポリアミドイミド樹脂層Bを形成する。着色ポリアミ
ドイミド樹脂層Bは、リバースロールコート法、ダイコ
ート法、グラビアコート法、等の従来公知のコーティン
グ法により形成できる。
【0013】上記のようにして、本発明の樹脂粉製造用
フイルム、すなわち、プラスチックフイルムの片面に、
着色ポリアミドイミド樹脂層A、ポリアミドイミド白色
層、着色ポリアミドイミド樹脂層B、を順次形成したこ
とを特徴とする樹脂粉製造用フイルムを得ることができ
る。
【0014】次いで、得られた樹脂粉製造用フイルム
の、着色ポリアミドイミド樹脂層A、ポリアミドイミド
白色層、着色ポリアミドイミド樹脂層Bを一体としてプ
ラスチックフイルムから剥離して、それらが一体として
積層されている樹脂粉用積層体を得る。プラスチックフ
イルムからポリアミドイミド樹脂層A、ポリアミドイミ
ド白色層、ポリアミドイミド樹脂層Bが一体となった樹
脂粉用積層体を剥離するのは、フイルム状態のまま、又
はフイルム状態のものを矩形状あるいは糸状等の任意の
形状に裁断した後、剥離することができる。フイルム状
態で剥離する場合には、プラスチックフイルムと樹脂粉
用積層体をそれぞれロール巻しながら剥離するとよい。
【0015】本発明では、樹脂層としてポリアミドイミ
ド樹脂層を使用しているので、樹脂粉用積層体をプラス
チックフイルムから剥離するためにプラスチックフイル
ムに予め離型層を形成しておく必要はなく、プラスチッ
クフイルムからそのまま樹脂粉用積層体が容易に剥離す
るものである。樹脂粉用積層体はプラスチックフイルム
から容易に剥離するので、大気中でそのまま剥離すれば
よいが、水中で剥離すると大気中で剥離するのに比べて
よりスムースに剥離することができる。
【0016】本発明では、樹脂層としてポリアミドイミ
ド樹脂層を使用しているので、プラスチックフイルムか
ら剥離後の樹脂粉用積層体は形状安定性が非常に良好で
あるから、樹脂粉用積層体の形状が良好に保持できる。
そのため、樹脂粉用積層体が容易に粉々になることがな
く、樹脂粉を得るための加工適正が非常に良い。
【0017】プラスチックフイルムから剥離した樹脂粉
用積層体を、用途に応じて適宜の大きさにカットした
り、破砕したりして、本発明の樹脂粉、すなわち、ポリ
アミドイミド白色層の片面に着色ポリアミドイミド樹脂
層Aを形成し、他の片面に着色ポリアミドイミド樹脂層
Bを形成したことを特徴とする樹脂粉を得ることができ
る。このようにして得た本発明の樹脂粉は、勿論、ポリ
アミドイミド樹脂層A、ポリアミドイミド白色層、ポリ
アミドイミド樹脂層Bを一体としたものとなっているの
で、形状安定性が非常に良好であり形状を良好に保持す
ることができ、樹脂粉が容易に粉々になることがない。
特に、樹脂成形品の成形加工時でも、形状安定性が非常
に良好であるので、適宜の大きさにカットしたり、破砕
したりして得た樹脂粉の形状をそのまま保持することが
できる。
【0018】樹脂粉用積層体をカットしたり、破砕した
りする場合、カット方法や破砕方法は問わない。例え
ば、0.05mm(50μm)〜1.5mm幅にスリッ
トして糸状にしてこれを適宜の長さ例えば0.1mm
(100μm)〜20mmにカットする方法、ハンマー
ミル、ボールミル、ニーダー等を用いる粉砕方法、手も
み方法、等の適宜の破砕方法を採用することができる。
【0019】本発明は、樹脂層にポリアミドイミド樹脂
を使用することにより、後述する多くの格別の効果を得
ることができたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のプラスチックフイルムと
しては、厚さ5〜100μm、好ましくは厚さ12〜5
0μmのポリエステルフイルム等の各種のプラスチック
フイルムが使用できる。プラスチックフイルムは、マッ
ト加工等の各種の表面処理をしたものも使用できる。
【0021】プラスチックフイルムの片面にリバースロ
ールコート法、ダイコート法、グラビアコート法、等の
従来公知のコーティング法で形成する着色ポリアミドイ
ミド樹脂層Aの厚さは、0.1〜100μm、好ましく
は1.0〜50μm、より好ましくは2.0〜30μm
が適当である。着色ポリアミドイミド樹脂層Aの厚さが
0.1μmより薄いと、連続した樹脂塗膜の形成が容易
でない。また、樹脂粉が粉々になり易くなる。さらに、
着色ポリアミドイミド樹脂層Aを着色する場合に色がつ
き難い。着色ポリアミドイミド樹脂層Aの厚さが100
μmより厚いと、細かい樹脂粉が容易に得られ難くな
る。また、樹脂粉用積層体のカットや破砕がスムースに
でき難くなる。これらのことから、着色ポリアミドイミ
ド樹脂層Aの厚さは、特に2.0〜30μmが最適であ
る。
【0022】次に、着色ポリアミドイミド樹脂層A上に
リバースロールコート法、ダイコート法、グラビアコー
ト法、等の従来公知のコーティング法で形成するポリア
ミドイミド白色層の厚さは、0.1〜100μm、好ま
しくは1.0〜50μm、より好ましくは2.0〜30
μmが適当である。ポリアミドイミド白色層の厚さが
0.1μmより薄いと、連続した樹脂塗膜の形成が容易
でない。また、樹脂粉が粉々になり易くなる。さらに、
着色ポリアミドイミド樹脂層Aや着色ポリアミドイミド
樹脂層Bの色が鮮明に現出され難い。ポリアミドイミド
白色層の厚さが100μmより厚いと、細かい樹脂粉が
容易に得られ難くなる。また、樹脂粉用積層体のカット
や破砕がスムースにでき難くなる。さらに、着色ポリア
ミドイミド樹脂層Aや着色ポリアミドイミド樹脂層Bの
色が鮮明に現出され難い。これらのことから、ポリアミ
ドイミド白色層の厚さは、特に2.0〜30μmが最適
である。
【0023】ポリアミドイミド白色層上にリバースロー
ルコート法、ダイコート法、グラビアコート法、等の従
来公知のコーティング法で形成する着色ポリアミドイミ
ド樹脂層Bの厚さは、0.1〜100μm、好ましくは
1.0〜50μm、より好ましくは2.0〜30μmが
適当である。着色ポリアミドイミド樹脂層Bの厚さが
0.1μmより薄いと、連続した樹脂塗膜の形成が容易
でない。また、樹脂粉が粉々になり易くなる。さらに、
着色ポリアミドイミド樹脂層Bを着色する場合に色がつ
き難い。着色ポリアミドイミド樹脂層Bの厚さが100
μmより厚いと、細かい樹脂粉が容易に得られ難くな
る。また、樹脂粉用積層体のカットや破砕がスムースに
でき難くなる。これらのことから、着色ポリアミドイミ
ド樹脂層Bの厚さは、特に2.0〜30μmが最適であ
る。
【0024】ポリアミドイミド白色層上に着色ポリアミ
ドイミド樹脂層Bを形成して得られた樹脂粉製造用フイ
ルムの、着色ポリアミドイミド樹脂層A、ポリアミドイ
ミド白色層、着色ポリアミドイミド樹脂層Bを一体とし
てプラスチックフイルムから剥離して、樹脂粉用積層体
を得る。本発明では、樹脂層として着色ポリアミドイミ
ド樹脂を使用しているので、プラスチックフイルムに予
め離型層を形成しておかなくても、着色ポリアミドイミ
ド樹脂層A、ポリアミドイミド白色層、着色ポリアミド
イミド樹脂層Bが一体となって容易に剥離するものであ
る。
【0025】プラスチックフイルムから剥離した樹脂粉
用積層体を、用途に応じて適宜の大きさにカットした
り、破砕したりして、本発明の樹脂粉、すなわち、ポリ
アミドイミド白色層の片面に着色ポリアミドイミド樹脂
層Aを形成し、他の片面に着色ポリアミドイミド樹脂層
Bを形成したことを特徴とする樹脂粉を得ることができ
る。カット方法や破砕方法は任意であり、前述の通り、
例えば、0.05mm(50μm)〜1.5mm幅にス
リットして糸状にしてこれを適宜の長さ例えば0.1m
m(100μm)〜20mmにカットする方法、ハンマ
ーミル、ボールミル、ニーダー等を用いる粉砕方法、手
もみ方法、等の適宜の破砕方法を採用することができ
る。
【0026】
【実施例】
実施例1 厚さ25μm幅1020mmの長尺なポリエステルフイ
ルム(ダイアホイル社製G)の片面に、無機顔料(カー
ボンブラック)を3重量%添加して黒色に着色した着色
ポリアミドイミド樹脂層Aを、ダイコート法により厚さ
約10μmに形成し、該着色ポリアミドイミド樹脂層A
上に、酸化チタンを3重量%添加したポリアミドイミド
白色層を形成し、さらに該ポリアミドイミド白色層上
に、無機顔料(カーボンブラック)を3重量%添加して
黒色に着色した着色ポリアミドイミド樹脂層Bを、ダイ
コート法により厚さ約10μmに形成して、本発明の樹
脂粉製造用フイルムを得た。次に、樹脂粉製造用フイル
ムのポリエステルフイルムから、着色ポリアミドイミド
樹脂層Aとポリアミドイミド白色層と着色ポリアミドイ
ミド樹脂層Bとが一体となった樹脂粉用積層体をロール
巻しながら剥離して樹脂粉用積層体を得た。さらに、得
られた樹脂粉用積層体をA4版の大きさに裁断して、こ
の裁断して得たA4版の金属粉用積層体を300枚(厚
さ約1cm)重ね合わせた状態で、金属製の刃により約
500μmの幅にスリットして糸状にし、さらにこの糸
状にしたものを長さ約2mmにカットして、本発明の樹
脂粉を得た。得られた樹脂粉は、透明感及び鮮明度に優
れた美麗な黒色を呈していた。得られた樹脂粉を約25
0℃以上に溶融したABS樹脂に約10重量%の割合で
添加して、約10分間スクリュー圧をかけてABS樹脂
に樹脂粉を均一に分散させた後ABS樹脂を冷却して、
美麗な黒色の樹脂粉を分散させた皿状のABS樹脂成形
品を得た。得られたABS樹脂成形品について樹脂粉
の、黄ばみ、色鳴き現象、石目調、形状安定性、ポリア
ミドイミド白色層と着色ポリアミドイミド樹脂層A及び
着色ポリアミドイミド樹脂層Bとの密着力、を肉眼で観
察した。観察は次のようにした。 「黄ばみ」肉眼で見て茶〜赤色方向への美麗な黒色の変
色の有無を観察した。 「色鳴き現象」肉眼で見て色鳴き現象の有無を観察し
た。 「石目調」肉眼で見て美麗な黒色の石目調の透明感及び
鮮明度の低下の有無を観察した。 「形状安定性」肉眼で見て糸状を保持しているか否かを
観察した。 「密着力」肉眼で見て黒色のみの石目調か又は黒色と白
色が混在した石目調かを観察した。
【0027】比較例1 ポリアミドイミド樹脂に代えてアクリル樹脂を使用した
他は実施例1と同様にした。 比較例2 ポリアミドイミド樹脂に代えてブチラール樹脂を使用し
た他は実施例1と同様にした。 比較例3 ポリアミドイミド樹脂に代えてポリエステル樹脂を使用
した他は実施例1と同様にした。 比較例4 ポリアミドイミド樹脂に代えてポリプロピレン樹脂を使
用した他は実施例1と同様にした。 比較例5 ポリアミドイミド樹脂に代えて塩化ビニル樹脂を使用し
た他は実施例1と同様にした。
【0028】実施例1及び比較例1〜5で観察した結果
を下記の表1及び表2に示す。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したから、特
に樹脂成形品の装飾用に使用した場合には次の効果があ
る。 ポリアミドイミド白色層の両面に形成した着色ポリ
アミドイミド樹脂層A及び着色ポリアミドイミド樹脂層
Bが熱劣化、熱溶融して黄ばむことがない。 着色ポリアミドイミド樹脂層A及び着色ポリアミド
イミド樹脂層Bから色が抜けて樹脂成形品に色がついて
いわゆる色鳴き現象が生じることがない。 着色ポリアミドイミド樹脂層A及び着色ポリアミド
イミド樹脂層Bの黄ばみや色鳴き現象によって美麗な石
目調が損なわれることがない。 樹脂粉の形状安定性が非常によいので形状が良好に
保持でき、樹脂粉自体が容易に粉々になることがない。 樹脂粉のポリアミドイミド白色層とその両面に形成
した着色ポリアミドイミド樹脂層A及び着色ポリアミド
イミド樹脂層Bとの密着力が非常に良好である。 プラスチックフイルムに予め離型層を形成しておく
必要がない。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフイルムの片面に、着色ポリ
    アミドイミド樹脂層A、ポリアミドイミド白色層、着色
    ポリアミドイミド樹脂層B、を順次形成したことを特徴
    とする樹脂粉製造用フイルム。
  2. 【請求項2】ポリアミドイミド白色層の片面に着色ポリ
    アミドイミド樹脂層Aを形成し、他の片面に着色ポリア
    ミドイミド樹脂層Bを形成したことを特徴とする樹脂
    粉。
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