JP2873315B2 - 半導体基板の研磨制御方法 - Google Patents

半導体基板の研磨制御方法

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JP2873315B2
JP2873315B2 JP1078980A JP7898089A JP2873315B2 JP 2873315 B2 JP2873315 B2 JP 2873315B2 JP 1078980 A JP1078980 A JP 1078980A JP 7898089 A JP7898089 A JP 7898089A JP 2873315 B2 JP2873315 B2 JP 2873315B2
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polishing cloth
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、半導体基板の研磨状態を均一化する制御
方法に関する。
(従来の技術) ウエーハの製造工程において、半導体基板は、第8図
に示すように、歪除去のためのエッチング工程後、鏡面
を得るために研磨工程に送られ、その後、洗浄工程、精
度測定工程、更には外観検査工程へと送られて行く。そ
して、上記研磨工程は、1次研磨(粗研磨)、2次研磨
(仕上研磨)、3次研磨(超仕上研磨)に分れており、
ウエーハの研磨精度は、1次研磨(粗研磨)で決定され
る。これら1〜3次研磨は、下定盤の表面に研磨布を貼
着しておき、半導体基板を加圧盤に吸着させ、該加圧盤
を上記研磨布の表面に降下させて半導体基板を研磨布に
圧接し、研磨布上に砥液を流しつつ加圧盤及び下定盤を
回転させて、半導体基板の下面を研磨するものである。
(発明が解決しようとする課題) 従来、上記加圧盤の下面、下定盤の上面及び研磨布
は、それぞれが平行度及び平坦度を保っているものとし
て取扱われており、実際上も研磨前は精度ある平行度及
び平坦度を有している。しかし、上記下定盤等は研磨等
に半導体基板の存する方の部分が大きな研磨熱を受け、
使用中に僅かに弯曲し平行度及び平坦度が低下する。そ
して、この平行度及び平坦度の低下によって半導体基板
の研磨精度が落ち、該研磨精度の不良は、後工程たる精
度測定工程において検出されていた。
すなわち、現在デバイスメーカから要求されている精
度は、裏面基準のTTV(Total Thickness Variation:全
体的厚みむら),LTV(Local Thickness Variation:部分
的厚みむら)が主であって、近年はその要求規格の許容
値がサブミクロンを単位とする僅かな数値となってお
り、デバイスメーカの要求に応え切れない。
本発明は、上記問題点を解決する半導体基板の研磨制
御方法を提案する目的でなされたものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明方法は、下定盤の上面に貼着された
研磨布上に、加圧盤の下面に保持された半導体基板を摺
接させて半導体基板を磨く研磨中に、半導体基板の上方
における加圧盤の下面の形状を測定するとともに、該半
導体基板の研磨箇所とは異なる箇所における研磨中の研
磨布及び下定盤の上面形状を、これら研磨布及び下定盤
の半径方向に移動可能な変位計で測定し、該形状変化量
に応じて、加圧盤の上部と下部及び下定盤の上部と下部
それぞれを上部と下部において異なった温度になさし
め、上部と下部の温度差により材料を膨張、収縮させて
前記上下面形状を整える構成の半導体基板の研磨制御方
法である。
(作 用) 物体の表裏両面それぞれを異った温度にすると、第3
図に示すように、高温側が膨張し、低温側が収縮し、こ
の結果、物体が弯曲する。この変形量(第4図に符号
「d」として示す)を求め、温度差(℃)との関係を求
めると、第5図に示すように、比例関係となっている。
換言すれば、弯曲した物体を元に戻すためには、物体の
表裏両面に一定の温度差を設定してやればよいことにな
る。
本発明では、加圧盤、下定盤の変形量を求め、この変
形量に応じて、加圧盤、下定盤それぞれの上下部位に強
制的に温度差を付し、上記変形を解消させる。
なお、本発明では、研磨布の変形量をも測定している
が、これは、研磨布の膨張に依る皺発生を検知して、適
切な温度の砥液を流し、以て研磨布の変形を押えるよう
に制御するためである。
(実施例) 具体的に本発明を詳述すると、本発明では、研磨中
に、加圧盤、研磨布及び下定盤の表面形状を測定する。
第1及び第2図に示すように、加圧盤1の下面には半
導体基板2が吸着されていて、外部からの測定は行えな
い。そこで加圧盤1の内部に半径方向に歪ゲージ又は熱
電対3を設置し、変形量d又は温度差を算出するように
している。
研磨布4及び下定盤5の表面形状は下定盤5の上方に
該下定盤5の半径方向に移動可能な変位計6,7を設置し
算出せしめればよい。すなわち、研磨布4の表面形状測
定用の変位計6と下定盤の測定用の変位計7は、例えば
渦電流式の非接触変位計であって、ともに下定盤5の径
方向に配設された案内部材10に沿って左右方向に移動可
能に設けられている。61,71はこれらの変位計6,7を保持
する部材である。そして、変位計6の場合は、保持部材
61の下部に金属製の被測定材62を支点63にて枢着し、こ
の被測定材62には転子64を回転自在に取付けている。し
たがって、変位計6の左右移動に伴い転子64は研磨布4
の上を転動し、該研磨布4の表面の表状に伴い上下移動
するから、被測定材62も上下に移動することとなる。前
記変位計6は、この被測定材62の上下変化を渦電流の変
位として取り出すものであり、これにより研磨布4の表
面形状が測定される。他方、変位計7は、金属たる下定
盤5との間において、該下定盤5の表面形状が上記と同
様に渦電流の変位として取り出され、これにより下定盤
5の表面形状が測定されるものである。また、上述した
測定は、研磨時において半導体基板2の研磨している箇
所とは別の箇所にて行われる。この点、第1図では、測
定装置を説明するために便宜上、加圧盤1及び半導体基
板2を上方に位置させた状態のものを示している。
かくして算出された変形量に基いて研磨布4上に流さ
れる砥液温度が決定され、加圧盤1、下定盤5それぞれ
の上下部位間に所定の温度差(第2図に符号「ΔT1,ΔT
2」で示す)を付与してやればよい。
第2図は、上記温度差ΔT1,ΔT2付与の一実施例であ
って、加圧盤1の下部及び下定盤5の上部に、冷温水流
動用管8を配設すると共に加圧盤1の上部及び下定盤5
の下部に冷温水流動用管9を配設し、これら冷温水流動
用管8,9に送給する冷却水・温水の量を制御することに
より、温度差ΔT1,ΔT2設定を行うようにしている。例
えば、加圧盤1の変形量dが6μmである場合には、第
5図に示すように、6℃の温度差を設けてやればよく、
加圧盤1に送り込む冷却水と温水の量をそのように調整
する。
なお、上記実施例では、下定盤5の上下部位で温度調
整を行っているが、例えば下定盤5の下部(裏面側)を
一定温度に保持しておき、下定盤5の上部温度を調整す
るようになしてもよく、下定盤5の上部側の温度調整
は、砥液温度のコントロールすることにより、或いはエ
アーを吹き付けることによりコントロールしてもよい。
本発明の上記実施例において、下定盤5の表面に貼着
された研磨布4上に、加圧盤1の下面に吸着保持された
半導体基板2を摺接させて研磨するが、その研磨中に、
加圧盤1の下面の形状は歪ゲージ3により測定され、研
磨布4及び下定盤5の表面形状は変位計6,7によって測
定される。これらの測定値は、図示を省略した解析演算
制御装置によって、変位量と温度差との函数として付与
温度が演算され、これに基き冷温水流動用管に冷温水が
送給される。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る方法は、下定盤の
上面に貼着された研磨布上に、加圧盤の下面に保持され
た半導体基板を摺接させて半導体基板を磨く研磨中に、
半導体基板の上方における加圧盤の下面の形状を測定す
るとともに、該半導体基板の研磨箇所とは異なる箇所に
おける研磨中の研磨布及び下定盤の上面形状を、これら
研磨布及び下定盤の半径方向に移動可能な変位計で測定
し、該形状変化量に応じて、加圧盤の上部と下部及び下
定盤の上部と下部それぞれを上部と下部において異なっ
た温度になさしめ、上部と下部の温度差により材料を膨
張、収縮させて前記上下面形状を整える構成の半導体基
板の研磨制御方法であり、第6図、第7図は本発明の効
果を示す(斜線は本発明に依る場合、白抜きは従来方法
に依る場合。)。
すなわち、第6図はTTVの研磨精度を示し、また、第
7図はLTVの研磨精度を示しており、これらから、とも
に従来よりも極めて精度良く研磨され得ることが明らか
となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は温度測定手段の一例図、第2図は温度差設定手
段の一例図、第3図は物体の変形と温度との関係を示す
模型図、第4図は変形量dの採り方の説明図、第5図は
変形量dと温度差ΔTとの関係を示すグラフ、第6図は
TTVの場合の効果を示すグラフ、第7図はLTVの場合の効
果を示すグラフ、第8図は研磨工程前後のフローチャー
トを示すものである。 1……加圧盤、2……半導体基板 4……研磨布、5……下定盤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下定盤の上面に貼着された研磨布上に、加
    圧盤の下面に保持された半導体基板を摺接させて半導体
    基板を磨く研磨中に、半導体基板の上方における加圧盤
    の下面の形状を測定するとともに、該半導体基板の研磨
    箇所とは異なる箇所における研磨中の研磨布及び下定盤
    の上面形状を、これら研磨布及び下定盤の半径方向に移
    動可能な変位計で測定し、該形状変化量に応じて、加圧
    盤の上部と下部及び下定盤の上部と下部それぞれを上部
    と下部において異なった温度になさしめ、上部と下部の
    温度差により材料を膨張、収縮させて前記上下面形状を
    整えることを特徴とする半導体基板の研磨制御方法。
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