JP2872915B2 - 目覚し時計 - Google Patents

目覚し時計

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JP2872915B2
JP2872915B2 JP22564094A JP22564094A JP2872915B2 JP 2872915 B2 JP2872915 B2 JP 2872915B2 JP 22564094 A JP22564094 A JP 22564094A JP 22564094 A JP22564094 A JP 22564094A JP 2872915 B2 JP2872915 B2 JP 2872915B2
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浩一 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目覚し時計に関し、特
に12時間目安接点を有する目覚し時計を、24時間毎
に目安接点信号を有効としてアラーム出力する目覚し時
計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の目覚し時計は12時間毎に目安接
点がオン動作するもので、翌日の起床時刻が今日と同じ
であっても必ずアラームセットのスイッチ操作を行うも
のであり、鳴止めによってアラーム非セットを行ってい
た。この様な煩わしさを省くために12時間目安接点を
有する目覚し時計を24時間毎にアラーム出力する様に
改良することが考えられた。例えば、実開昭61−32
995号公報や特開昭63−134996号公報の如
く、13時間から23時間に至任意のタイマーを用いて
目安接点信号を1回阻止するものや、特開昭59−21
6083号公報の様に目安接点信号により反転させて2
4時間アラーム時計とするものが提案されており、鳴止
めを行うだけで翌日のアラームセットは自動的に成され
るものである。また、この目安接点の有効・無効の表示
を行うものとして実開昭63−12793号公報に開示
されている如く目安接点の動作を入力する2進カウンタ
の出力に応じて表示するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の表示は次
の目安が有効であれば報知回路により点灯素子が点灯す
るも、消費電流を低減させる為に点滅表示としている。
しかし、これでも12時間点滅動作を行わせるのでまだ
無駄な電流消費をしているものであった。本発明は、上
記の問題点に着目して成されたものであって、その目的
とするところは、知りたい時に報知を行うことにより無
駄な電流消費を防止することにある。また、このことに
より操作スイッチを増加させることなく有効に情報を報
知することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、アラーム発生のセット、非セットを行
う鳴止めスイッチを有し、12時間毎に目安接点をオン
する目覚し時計において、前記目安接点からの目安信号
を交互に有効・無効に制御する目安制御回路と、アラー
ム出力を停止させる停止スイッチと、前記停止スイッチ
からの信号を保持すると共に前記目安信号の発生あるい
は前記目安制御回路からの出力信号反転に応答してリッ
セットされるラッチ回路と、前記鳴止めスイッチと前記
目安制御回路と前記ラッチ回路からの信号に応答してア
ラーム出力を制御するアラーム回路と、前記目安制御回
路の出力信号を入力し前記停止スイッチからの信号に応
答して次回の目安接点信号によりアラームが出力される
か否かを表示する報知回路と、を設けたことを特徴とす
る。また、前記報知回路は鳴止めスイッチの状態に応じ
て、報知内容を異ならせることもある。
【0005】
【作用】停止スイッチの操作信号によりラッチ回路はこ
の操作信号を記憶保持するのでアラームが出力されてい
る時には該ラッチ回路からの出力によりアラーム回路を
介してアラームを停止すると共に次回の目安信号が無効
である旨の表示を行い、アラーム出力がなされていない
時の操作信号発生では目安制御回路の出力に応じて次回
の目安接点の有効あるいは無効を表示する。この時、該
操作信号はラッチ回路に記憶保持されるも、目安接点の
発生に伴いリセットされるので、アラーム発生には支障
が無い。従って、停止スイッチを操作する毎に次の目安
接点の信号が有効か無効かを表示することが可能とな
り、ラッチ回路は目安接点からの信号が入力される毎に
リセットされるので、確実にアラームを停止することが
可能であり、確認スイッチを設ける必要もなく、停止ス
イッチと兼用することができる。また、鳴止めスイッチ
の状態により、上記の次の設定時刻でアラーム出力が成
されるか否か、および、アラームがセットされている
か、停止スイッチが動作したこと等を報知する事ができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係わる目覚し時計の回路ブロッ
ク図である。4は目安接点であり時計輪列に組み込まれ
ており設定時刻から所定時間(15〜40分)オンして
目安信号を出力する。6は停止スイッチ、8は鳴止めス
イッチであり従来のアラームセット・非セットスイッチ
と同じ機能で、アラームの出力制御スイッチである。1
0は目安制御回路であり2進カウンタから構成されてお
り目安接点4からの入力信号により出力信号の状態を反
転させて次の目安信号でアラームを出力させるか否かの
有効あるいは無効信号を出力し、鳴止めスイッチ8のア
ラームセット状態での通常の使用状態では24時間目安
機構となるものである。また、鳴止めスイッチ8のアラ
ームセット操作により次の目安信号によりアラームを出
力すべくセットされるので、この鳴止めスイッチ8によ
り鳴止めを行うと従来の12時間目安の時計として使用
できる。12はパルス発生回路であり、停止スイッチ6
が操作される毎に単パルスが出力される。14はラッチ
回路であり、停止スイッチ6の操作されたことを記憶出
力し、目安接点4からの信号発生に応答してリセットさ
れる。20はアラーム回路であり、アラーム制御回路2
2、発音回路24、スピーカー26から構成されてお
り、目安制御回路10、ラッチ回路14、鳴止めスイッ
チ8からの信号を入力して、鳴止めスイッチ8がアラー
ムセット状態でかつ目安制御回路10からの有効信号が
反転した時の目安信号発生に応答してアラーム出力し、
ラッチ回路14からの停止スイッチ6の操作信号により
アラーム出力を停止するものである。
【0007】次に動作について説明する。最初のアラー
ムセット時においては、時刻を起床時刻に合わせ、鳴止
めスイッチ8によりアラームセット状態とすると目安制
御回路10は次の目安信号を有効とする有効信号を出力
し、12時間以内にアラームが出力される。セット時刻
に目安接点4がオンとなり、目安制御回路10の出力信
号は無効信号に反転するとともにラッチ回路14はこの
目安信号の立ち上がりに同期してリセットされる。アラ
ーム制御回路はこのラッチ回路14がリセットされた出
力と目安制御回路10の無効信号に応答してアラームを
出力させる。アラームが出力されたときに停止スイッチ
6によりラッチ回路14の出力は反転してアラーム制御
回路22はアラーム出力を停止させる。この停止スイッ
チ6の操作にともなって報知回路30は目安制御回路の
無効信号に応じて次の目安信号によりアラーム出力しな
い旨の表示を行う。その後は目安制御回路10は目安信
号の発生に応答して出力が反転することになるので、2
4時間目安の目覚し時計として動作することになる。次
の目安信号発生によりラッチ回路14の出力はリセット
される。このとき、アラーム制御回路22は目安制御回
路10の出力信号が有効信号を出力することになりアラ
ーム出力はなされない。また、就寝前等にアラームが出
力されるか否かを確認する時には停止スイッチ6を操作
することにより、目安制御回路10の有効信号が出力さ
れていれば報知回路30は表示素子32を点灯させて次
の目安接点4の動作によりアラーム出力が成されること
を表示し、無効信号が出力されている時には表示素子3
4を点灯させて次の目安接点4の動作ではアラーム出力
がされないことを表示する。以上の動作の繰り返しとな
り自動的に24時間後にアラーム出力が成されるので鳴
止めスイッチ8のアラームセットを都度行う必要はな
い。
【0008】本発明の特徴であるラッチ回路14は目安
信号の発生によりリセットされるのでアラーム出力時に
停止スイッチ6が操作されたことを確実に記憶出力する
ことができ、アラームを停止出来る。例えば、タイマに
てラッチを解除する場合では停止スイッチ操作からタイ
ムアップまでは目安接点から目安信号が発生してもアラ
ーム出力が成されないという不具合が発生する。また、
目安信号発生前に操作されても、目安信号発生に伴って
リセットされるのでアラーム出力に影響を及ぼすことは
なく、随時操作信号を受け付けることができ、アラーム
が出力されるか否かを確実に知ることができるものであ
る。
【0009】尚、図1において、鳴止めスイッチ8の信
号を目安制御回路10に入力して該スイッチ8のセット
操作直後には次の目安信号によりアラーム出力が成され
るようにしたが、外部スイッチを別に設けて、該スイッ
チの操作毎に目安制御回路10の出力を反転するように
しても良い。また、報知回路30には鳴止めスイッチ8
の信号が入力されており、該スイッチ8が非セット状態
の時には表示を行わないようにしているも、該スイッチ
信号に関係なく表示させても良いし、報知回路30を音
声報知にすることも可能であり、鳴止めスイッチ8の非
セットの旨あるいは停止スイッチが動作したことを報知
するようにしても良い。目安接点4の目安信号をアラー
ム制御回路22に入力したりタイマーによりオートスト
ップ機構を付加して所定時間以上アラーム出力されない
ようにすることは従来と同様に可能である。
【0010】また、停止スイッチ6を各種センサとして
外部からの信号を検知した時に報知する様にするとより
趣向のある目覚し時計を提供することが可能である。例
えば赤外線センサあるいは照度センサとして変化があっ
た時に報知可能となりアラームが鳴るか鳴らないかを知
らせることが出来るし、外部からの機器により信号を入
力することにより的当てゲームとしても使用可能とな
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、アラー
ム出力を停止させる停止スイッチの信号をラッチするラ
ッチ回路を目安信号の発生に伴ってリッセトすることと
したので、停止スイッチにより確実にアラームを停止す
ることができるとともにアラームの出力に関係なく報知
回路を作動させることができるものであり、スイッチが
動作したことを報知できるとともに各種スイッチ状態に
よりその報知音を異ならせて必要な情報を知らせること
が可能となるとともにゲームとしての趣向を付加するこ
とも可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる目覚し時計の回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
4 目安接点 6 停止スイッチ 8 鳴止めスイッチ 10 目安制御回路 14 ラッチ回路 20 アラーム回路 22 アラーム制御回路 30 報知回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラーム発生のセット、非セットを行う
    鳴止めスイッチを有し、12時間毎に目安接点をオンす
    る目覚し時計において、前記目安接点からの目安信号を
    交互に有効・無効に制御する目安制御回路と、アラーム
    出力を停止させる停止スイッチと、前記停止スイッチか
    らの信号を保持すると共に前記目安信号の発生あるいは
    前記目安制御回路からの出力信号反転に応答してリッセ
    ットされるラッチ回路と、前記鳴止めスイッチと前記目
    安制御回路と前記ラッチ回路からの信号に応答してアラ
    ーム出力を制御するアラーム回路と、前記目安制御回路
    の出力信号を入力し前記停止スイッチからの信号に応答
    して次回の目安接点信号によりアラームが出力されるか
    否かを報知する報知回路と、を設けたことを特徴とする
    目覚し時計。
  2. 【請求項2】 アラーム発生のセット、非セットを行う
    鳴止めスイッチを有し、12時間毎に目安接点をオンす
    る目覚し時計において、前記目安接点からの目安信号を
    交互に有効・無効に制御する目安制御回路と、アラーム
    出力を停止させる停止スイッチと、前記停止スイッチか
    らの信号を保持すると共に前記目安信号の発生あるいは
    前記目安制御回路からの出力信号反転に応答してリッセ
    ットされるラッチ回路と、前記鳴止めスイッチと前記目
    安制御回路と前記ラッチ回路からの信号に応答してアラ
    ーム出力を制御するアラーム回路と、前記鳴止めスイッ
    チがアラームセット状態のときは前記目安制御回路の出
    力信号と前記停止スイッチからの信号に応答して次回の
    目安接点信号によりアラームが出力されるか否かを報知
    するとともにアラーム非セット状態のときには前記停止
    スイッチからの信号に応答してアラーム非セット状態で
    ある旨の報知あるいは停止スイッチが動作した旨の報知
    を行う報知回路と、を設けたことを特徴とする目覚し時
    計。
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