JP2872653B2 - 貯水槽構成部材及びそれを用いた貯水槽 - Google Patents

貯水槽構成部材及びそれを用いた貯水槽

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JP2872653B2
JP2872653B2 JP9205301A JP20530197A JP2872653B2 JP 2872653 B2 JP2872653 B2 JP 2872653B2 JP 9205301 A JP9205301 A JP 9205301A JP 20530197 A JP20530197 A JP 20530197A JP 2872653 B2 JP2872653 B2 JP 2872653B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、敷地形状に合わせ
てその敷地を有効に活用して構築することのできる高い
施工自由度を有すると共に、強度的安定性にも優れる貯
水槽を構築するための貯水槽構成部材に関するものであ
り、又それを用いた貯水槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】雨水や汚水、工場排水等の下水を貯留す
る貯水槽を構築するためにも応用できると考えられる従
来の貯水槽構築工法の一例としては、例えば実公平2−
34306号公報が開示するものや特公昭63−350
92号公報が開示するものが提案されている。
【0003】前者の構築工法は、図14に示すように、
所要の側面aに開口部bを有する複数個のボックス状の
ブロックcを前後方向に且つ複数列に基礎コンクリート
d上に並設し、このブロック並設体によって第1の貯水
部eを形成すると共に、各列のブロックの上部間に設け
た受台f,fに蓋板gを設置することによって第2の貯
水部hを形成し、該第1、2の貯水部e,hの集合によ
って貯水槽を構築していた。又後者の貯水槽は、図15
に示すように、略倒T字状のブロックiを前後方向に且
つ複数列に基礎コンクリートd上に並設し、各列のブロ
ックには所要側面に開口部jを形成し、上記各列のブロ
ックの底部間に底板kを設けると共に、各列のブロック
の上部間に蓋板mを設置して、これらにより形成された
貯水部nの集合によって貯水槽を構築していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各構築工法によるときには次のような問題があった。 前記各構築工法によって構築された貯水槽の上部空
間は駐車場や公園等、目的に応じて利用されるものであ
るが、それらの使用状況に応じて生ずる鉛直加重に比例
して、土圧力や地震力が、図16に矢印で示すように貯
水部の長さ方向と直交する方向に加わって、該貯水部に
曲げモーメント等が作用する。ところで、前記ボックス
状のブロックや倒T字状のブロックを用いて構築された
貯水槽にあっては、貯水部e,h,nが、その長さ方向
の断面が所有する耐力に相当する適正スパンには構築さ
れず、相当長いものとなることから、これに作用する曲
げモーメント等はかなりのものとなる。然るに、このよ
うにして構築された貯水部は、該貯水部を横切る仕切り
壁がプレキャスト部材によってシステム的に配置される
構造とはなっていない。従って、そのままでは貯水槽が
強度的に不安定化するおそれがある。そこで前記各貯水
部には、貯水槽の上部空間の使用状況に応じて、貯水部
を横切る仕切り壁を適切に配置する必要が生ずるのであ
るが、そのためには、貯水部を構築した後に現場打ち施
工によって仕切り壁を形成しなければならず、配筋施工
や型枠組み施工等の多くの後施工を要した。このように
従来の構築工法は、構造的安定性の面や工期の面、又施
工経済の面において大きな障害となっていたのである。
【0005】 又前記構築工法によるときは、各貯水
部の横幅oが、貯水部の長さ方向全長に亘って同一とな
り、又各ブロックの前後長さも一定とならざるを得なか
ったため、例えば図16に示すように傾斜辺pを有する
敷地qに貯水槽を構築する場合、その一端側の部分r
が、ブロックの前後方向長さに等しい縦段差sと、ブロ
ック横幅の整数倍の幅を有する横段差tを有する階段状
とならざるを得なかった。このようなことから従来の構
築工法は、地形に対処しうる施工自由度が小さく、従っ
て、敷地の有効活用を図って貯水槽を構築することがで
き難い欠点があったのである。もしも図16に一点鎖線
で示すように(符号uで示す)、貯水部の長さ方向幅や
横幅を変えて貯水槽を構築できるならば、デッドスペー
スをできるだけ少なくして敷地の有効活用を図りうるこ
とになって好ましいが、このような要請には応えること
ができなかったのである。
【0006】本発明は、上述した貯水槽の強度上や施工
自由度上の問題点、更には施工経済上の問題点をも解決
しうる貯水槽構成部材及びそれを用いた貯水槽の提供を
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る貯水
槽構成部材は、支柱本体の互いに直角をなす2面が継手
面部とされたコーナ支柱と,支柱本体の前後の立面が継
手面部とされ且つその左右立面のいずれか一方にも継手
面部が設けられ、又前記支柱本体の上端側の部分及び下
端側の部分を除く中間部分には、継手面部が設けられて
いる前記左側の立面又は右側の立面を頂面とし且つ該頂
面の前後に位置する側面が傾斜した、横断面が等脚台形
状をなす台形状部が膨設されてなる第1の中間支柱と,
上端側の部分及び下端側の部分を除く中間部分が横断面
正八角形状に形成された支柱本体の、傾斜面間に位置す
る前後左右の立面が継手面部とされた第2の中間支柱
と,向き合う継手面部間を覆うように配置され且つ両端
に継手面部が設けられた壁板とを具えることを特徴とす
るするものである。
【0008】又本発明に係る貯水槽は、前記貯水槽構成
部材を用いてなる貯水槽であって、構築すべき貯水槽の
各コーナに前記コーナ支柱が立設されると共に、該コー
ナ支柱によって囲まれた空間の所要部位やコーナ支柱間
の所要部位に前記中間支柱(第1の中間支柱や第2の中
間支柱)が立設され、これら支柱の配置状態は、格子目
の交点に位置するように設定されており、又、向き合う
継手面部間の夫々を覆うように壁板が配置され、且つ壁
板の継手面部と支柱の継手面部相互が連結されることに
よって、角筒状の区画室の集合体が形成されており、
又、各区画室の底部に適宜配筋され且つ底部コンクリー
トが打設されると共に、各区画室の、貯水槽内部に位置
する所要の仕切り壁には、水を出入りさせるための開口
部が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明を応用して敷地A
に構築された貯水槽1の全体構成(但し、同図において
は蓋板が省略されている)を示す平面図であり、図2は
その一部拡大の平面図、図3はその一部を欠切して示す
斜視図、又図4は、貯水槽を構築する途中段階を説明す
る斜視図である。
【0010】これをより具体的に説明すれば、該貯水槽
1は、基礎コンクリート2上に構築された角筒状の区画
室(その縦横の辺の長さの比率は1:3以下)3の集合
体を以って形成されており、その主要部材は、構築すべ
き貯水槽のコーナに立設されるコーナ支柱5と、該コー
ナ支柱によって囲まれた空間の所要部位やコーナ支柱間
の所要部位に立設される第1の中間支柱6、第2の中間
支柱7と、向き合う支柱の継手面部間を覆う壁板9と、
区画部の頂部を形成する蓋板10とからなるものであ
る。そして各支柱の配置状態は、格子目の交点に位置さ
せてなる。
【0011】前記コーナ支柱5は、図5に示すように横
断面L字状をなし、支柱本体11のL字の両端(互いに
直角をなす2面)が継手面部12,12とされており、
各継手面部12の長手方向中央部分には、その上方に開
放し且つその下端近傍に至る上下連続した凹溝13が設
けられ、該凹溝の底面部には、矩形状の突部14と矩形
状の凹部15が上下方向に交互に形成されている。又L
字を形成する二片16,17には、その上下部位及び略
中央部位において、継手面部12で開放するボルト挿通
孔19が貫設されている。又、その入隅部の上端寄り部
位には、上面としての蓋受面20が蓋板10を支持する
蓋受台22が突設されている。かかる構成を有するコー
ナ支柱5は、構築すべき貯水槽の各コーナに立設され
る。
【0012】前記第1の中間支柱6は、前記コーナ支柱
5,5間に立設されるものであり、図6に示すように、
平板状をなす支柱本体23の前後の立面が継手面部2
5,25とされると共に、該支柱本体23の内面側に
は、その上端側の部分及び下端側の部分を除く中間部分
に、横断面が等脚台形状をなす台形状部26が膨設され
ており、その先端の立面が継手面部27とされている。
この継手面部27は、支柱本体23の前記継手面部25
と直角をなすように設けられており、これらの継手面部
25,25,27の中央部には、その上方に開放し且つ
その下端近傍に至る上下連続した凹溝13が設けられ、
該凹溝の底面部には、矩形状の突部14と矩形状の凹部
15が上下方向に交互に形成されている。又支柱本体2
3の上下部位及び略中央部位には、対向する継手面部2
5,25で開放するボルト挿通孔19が貫設されてお
り、又、該支柱本体23を厚さ方向に貫通し且つ内面側
の継手面部27に開放するボルト挿通孔19が貫設され
ている。なお前記台形状部26の上面は蓋板10を支持
する蓋受面24とされる。
【0013】又前記第2の中間支柱7は、図7に示すよ
うに、上端側の部分及び下端側の部分を除く中間部分が
横断面略八角形状をなす支柱本体29の、傾斜面間に位
置する前後左右の立面が継手面部30,30,30,3
0とされており、各継手面部には、その中央部位に、そ
の上方に開放し且つその下端近傍に至る上下連続した凹
溝13が設けられ、該凹溝の底面部には、矩形状の突部
14と矩形状の凹部15が上下方向に交互に形成されて
いる。又、対向する継手面部で開放するボルト挿通孔1
9が、略中央部位及び下端寄り部位において貫設されて
いる。かかる構成を有する第2の中間支柱7は、図1〜
2に示すように、その継手面部30を、第1の中間支柱
6の内面側の継手面部27と対向させて、又、隣り合う
第2の中間支柱7の継手面部30に対向させて、或いは
第1の中間支柱6の継手面部27に対向させて、基礎コ
ンクリート2上に立設される。なお該第2の中間支柱の
上面は、蓋板10を支持する蓋受面28とされる。
【0014】又前記壁板には二種類9a,9bがある。
その一方の壁板9aは、図8に示すように、矩形板部3
1の下端に、内方に張り出す折曲部32が設けられてな
る縦断面L字状をなし、その両端面が継手面部33,3
3とされており、各継手面部33の中央部分には、その
上方に開放し且つその下端近傍に至る上下連続した凹溝
13が設けられ、該凹溝の底面部には、矩形状の突部1
4と矩形状の凹部15が上下方向に交互に形成されてい
る。そして略中央部位及び下端寄り部位において、対向
する継手面部33,33を貫通するようにボルト挿通孔
19,19が貫設されている。又、矩形板部31の内面
側の上端寄り部位には、上面としての蓋受面33が蓋板
10を支持するところの蓋受台22が内方に突設されて
いる。又前記折曲部32の垂直端面部35には、鉄筋3
6の端部分をねじ込むためのインサート37の多数が上
下二段に埋設されている。この壁板9bは、前記コーナ
支柱5とこれに隣合う第1の中間支柱6との間を覆うよ
うに立設され、対応の継手面部相互が当接状態とされ
る。
【0015】又他方の壁板9bは、図9に示すように、
矩形板部38の上下端に、両側に張り出すように折曲部
39,39、40,40を突設してなる縦断面がI字状
に形成されており、該矩形板部の両端面が継手面部4
1,41とされている。そして各継手面部41の中央部
分には、その上方に開放し且つその下端近傍に至る上下
連続した凹溝13が設けられ、該凹溝の底面部には、矩
形状の突部14と矩形状の凹部15が上下方向に交互に
形成されている。又上下中央部位及び下端寄り部位に
は、対向する継手面部で開放するボルト挿通孔19,1
9が貫設されている。そして下の折曲部40,40の夫
々の垂直端面部42,42には、鉄筋36の端部分をね
じ込むためのインサート37の多数が上下二段に埋設さ
れている。又該壁板の上端面は、蓋板10を支持する蓋
受面43とされている。
【0016】次に、前記した貯水槽構築用の各部材を用
いて貯水槽を構築する工法を、図1〜4に基づいて説明
する。
【0017】先ず、貯水槽を構築すべき場所を掘削して
形成した空間部の底部に基礎コンクリート2を形成した
後、構築すべき貯水槽の各コーナにコーナ支柱5を、そ
の入隅部45を内側に向けて立設する。又コーナ支柱
5,5間に所要の間隔をおいて、第1の中間支柱6の1
本あるいは複数本を、その内面側の継手面部27を内方
に向けて立設する。又、構築すべき貯水槽の内部に位置
させて、前記第2の中間支柱7を、その継手面部30を
第1の中間支柱6の内面側の継手面部27に対向させて
立設し、或いは、隣り合う第2の中間支柱7の継手面部
30,30が対向するように立設する。
【0018】然る後、コーナ支柱5とこれに隣り合う第
1の中間支柱6に関し、或いは、隣り合う第1の中間支
柱6,6に関し、その対向する継手面部間を覆うように
壁板9a,9bを配置し、図2に示すように、対向する
継手面部12,33、33,33、33,25を当接状
態にして後、図10に示すように、連通するボルト挿通
孔19に短連結ボルト46を挿通し、端部にナット47
を螺合すると共に、短連結ボルト46,46相互を、継
手面部の凹溝13,13の合致によって形成された上下
方向に長い空洞部49において、連結ナット48で締め
つけながら順次連結することにより、コーナ支柱5と壁
板9aと第1の中間支柱6の全体を一体に連結する。
【0019】然る後、上下方向に長い前記空洞部49に
グラウト50を充填すると、図11に示すように、凹溝
の底面部に設けた突部14と凹部15がグラウトの硬化
物と一体化して、継手部の剪断抵抗力の増大が図られ
る。
【0020】又、第1の中間支柱6とこれに隣り合う第
2の中間支柱7に関し、或いは隣り合う第2の中間支柱
7,7に関し、その対向する継手面部間を覆うように前
記壁板9bを配置し、対向する継手面部27,41、4
1,41、41,30を相互に当接状態とし、然る後、
連通するボルト挿通孔19に短連結ボルト46を挿通
し、前記と同様にして、第1の中間支柱6と壁板9bと
第2の中間支柱7の全体を一体に連結する。然る後、前
記と同様に、継手面部の凹溝の合体によって形成された
空洞部49にグラウト50を充填すると、図11に示す
と同様にして、凹溝の底面部に設けた突部14と凹部1
5がグラウトの硬化物と一体化して、継手部の剪断抵抗
力の増大が図られる。又、区画室3を形成する、貯水槽
内部に位置する仕切り壁に関し、壁板の一枚或いは複数
枚に、図3に示すように、水を出入りさせるための開口
部52が設けられたものとする。又、壁板9a,9bの
垂直端面部35,42に設けた前記各インサート37
に、例えば図2、図12に示すように、鉄筋36の端部
分をねじ込むことにより各区画室の底部に配筋54をし
て後、底部コンクリート53を打設し、これによって貯
水槽の底面55を形成する。
【0021】以上によって、図4に示すように、コーナ
支柱5の蓋受面20と、第1の中間支柱6の蓋受面24
と、第2の中間支柱7の蓋受面28と、壁板9aの蓋受
面34と、壁板9bの蓋受面43は面一の状態に仕上が
る。従ってこれらの蓋受面に、図3、図13に示すよう
に蓋板10を載置し、該蓋板10の周縁部分に貫設した
ボルト孔56を挿通する固定ボルト57を各蓋受面に設
けたインサート59に螺合し緊締すると(図3において
は、この螺合、螺締状態が省略されている)、該蓋板1
0によって区画室の頂部が形成され、貯水槽1が構築さ
れることになる。このようにして構築された貯水槽に
は、図示しない流入口と流出口が設けられる。
【0022】又本発明に係る貯水槽は、図6に示す前記
第1の中間支柱6において、その内面側の継手面部27
を省略した、図1に示す第3の中間支柱60を併せ用い
て構築されることもある。なおこの第1の中間支柱6
は、間仕切り壁を形成するためには利用されない。
【0023】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。
【0024】本発明は、独立状態のコーナ支柱と第1の
中間支柱と第2の中間支柱を用い、且つ支柱間に壁板を
配置する構成であるため、各支柱の配置状態を所要に設
定し、且つ支柱間を所要幅の壁板で覆うことができるた
め、角筒状区画室の縦横の辺の長さを自由に設定すこと
が可能となる。従って、例えば図1に示すように、傾斜
辺61を有する敷地に貯水槽を構築する場合において
も、デッドスペースを極力少なくして敷地の有効活用を
図りながら貯水槽を構築できる利点がある。又貯水槽内
部を、適宜、間仕切り壁によって仕切るため、貯水槽全
体を強化でき、土圧や地震力に抵抗できる安定構造の貯
水槽を構築しうることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用して構築された貯水槽の全体構成
を説明する平面図である。
【図2】その一部拡大の平面図である。
【図3】その一部を切欠して示す斜視図である。
【図4】貯水槽を構築する途中段階を説明する平面図で
ある。
【図5】コーナー支柱を示す斜視図である。
【図6】第1の中間支柱を示す斜視図である。
【図7】第2の中間支柱を示す斜視図である。
【図8】壁板の一態様を示す斜視図である。
【図9】壁板の他の態様を示す斜視図である。
【図10】コーナー支柱と壁板と第1の中間支柱の全体
を一体に連結する連結要領を説明する断面図である。
【図11】継手面部の凹溝の合致によって形成された上
下方向に長い空洞部にグラウトを充填した状態を示す一
部断面図である。
【図12】区画室の底部の配筋状態の一部を示す斜視図
である。
【図13】蓋受面に蓋板を載置しこれをボルト固定した
状態を示す部分断面図である。
【図14】従来の貯水槽の構造を説明する断面図であ
る。
【図15】従来の貯水槽の他の態様を説明する断面図で
ある。
【図16】従来の貯水槽の問題点を説明する平面図であ
る。
【符号の説明】
1 貯水槽 2 基礎コンクリート 3 区画室 5 コーナ支柱 6 第1の中間支柱 7 第2の中間支柱 9 壁板 10 蓋板 11 支柱本体 12 継手面部 13 凹溝 14 突部 15 凹部 19 ボルト挿通孔 20 蓋受面 23 支柱本体 25 継手面部 27 継手面部 28 蓋受面 30 継手面部 33 継手面部 34 蓋受面 41 継手面部 43 蓋受面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱本体の互いに直角をなす2面が継手
    面部とされたコーナ支柱と、 支柱本体の前後の立面が継手面部とされ且つその左右立
    面のいずれか一方にも継手面部が設けられ、又前記支柱
    本体の上端側の部分及び下端側の部分を除く中間部分に
    は、継手面部が設けられている前記左側の立面又は右側
    の立面を頂面とし且つ該頂面の前後に位置する側面が傾
    斜した、横断面が等脚台形状をなす台形状部が膨設され
    てなる第1の中間支柱と、 上端側の部分及び下端側の部分を除く中間部分が横断面
    八角形状に形成された支柱本体の、傾斜面間に位置する
    前後左右の立面が継手面部とされた第2の中間支柱と、 向き合う継手面部間を覆うように配置され且つ両端に継
    手面部が設けられた壁板とを具えることを特徴とする貯
    水槽構成部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の貯水槽構成部材を用いて
    なる貯水槽であって、構築すべき貯水槽の各コーナに前
    記コーナ支柱が立設されると共に、該コーナ支柱によっ
    て囲まれた空間の所要部位やコーナ支柱間の所要部位に
    前記中間支柱が立設され、これら支柱の配置状態は、格
    子目の交点に位置するように設定されており、又、向き
    合う継手面部間の夫々を覆うように壁板が配置され、且
    つ壁板の継手面部と支柱の継手面部相互が連結されるこ
    とによって、角筒状の区画室の集合体が形成されてお
    り、又、各区画室の底部に適宜配筋され且つ底部コンク
    リートが打設されると共に、各区画室の、貯水槽内部に
    位置する所要の仕切り壁には、水を出入りさせるための
    開口部が設けられていることを特徴とする貯水槽。
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