JPH083498Y2 - 地下遊水池構造物 - Google Patents
地下遊水池構造物Info
- Publication number
- JPH083498Y2 JPH083498Y2 JP1990096045U JP9604590U JPH083498Y2 JP H083498 Y2 JPH083498 Y2 JP H083498Y2 JP 1990096045 U JP1990096045 U JP 1990096045U JP 9604590 U JP9604590 U JP 9604590U JP H083498 Y2 JPH083498 Y2 JP H083498Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete block
- space
- notch
- side wall
- shaped concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/108—Rainwater harvesting
Landscapes
- Sewage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、宅地および造成地域の雨水を一次的に貯水
する地下遊水池構造物に関する。
する地下遊水池構造物に関する。
従来の遊水池装置としては、実開昭62−66978公報に
示されているように、底盤の中央上部に支柱を立設した
複数個のブロックを前後左右方向に並設し、この各ブロ
ックの支柱の上部に蓋板を配置したものが知られてい
る。
示されているように、底盤の中央上部に支柱を立設した
複数個のブロックを前後左右方向に並設し、この各ブロ
ックの支柱の上部に蓋板を配置したものが知られてい
る。
更に、実開昭63−198676公報に示されているように、
側面に開口部を有する複数個のボックスカルバートを前
後方向に、かつ複数列に並設し、この各列のボックスカ
ルバートの底部間に底板を設けるとともに、各列のボッ
クスカルバートの上部間に蓋板を配置したものが知られ
ている。
側面に開口部を有する複数個のボックスカルバートを前
後方向に、かつ複数列に並設し、この各列のボックスカ
ルバートの底部間に底板を設けるとともに、各列のボッ
クスカルバートの上部間に蓋板を配置したものが知られ
ている。
前者の遊水池装置は、底盤に独立した支柱を設置し、
上部に蓋板を配置しただけなので、材料を少なくしてコ
ストを下げることができ、又資材の搬送に有利である。
然しながら、この遊水池装置が一体的に形成されていな
いために構造上の問題があり、これを回避するために底
盤に設置した支柱の強度を高めなければならない。その
結果、設置に費やす時間がかり、特に小規模な遊水池装
置の場合、逆にコスト高になる別の問題が生じた。
上部に蓋板を配置しただけなので、材料を少なくしてコ
ストを下げることができ、又資材の搬送に有利である。
然しながら、この遊水池装置が一体的に形成されていな
いために構造上の問題があり、これを回避するために底
盤に設置した支柱の強度を高めなければならない。その
結果、設置に費やす時間がかり、特に小規模な遊水池装
置の場合、逆にコスト高になる別の問題が生じた。
また、後者の遊水池装置は、複数層型ボックスカルバ
ートが構成されているので、深さが深い場合貯水容量に
影響を与えないで、必要な貯水容量を少ない敷地面積で
得ることができる。しかし、深さを必要としない小規模
な遊水池装置においては、このような大規模な装置を使
用することが困難である。
ートが構成されているので、深さが深い場合貯水容量に
影響を与えないで、必要な貯水容量を少ない敷地面積で
得ることができる。しかし、深さを必要としない小規模
な遊水池装置においては、このような大規模な装置を使
用することが困難である。
本考案の目的は、上述した欠点を解消するために、小
容量の一体形成されたＵ型コンクリートブロックを使用
することによって、構造的に強度が保持され、更に施工
時間の短縮、かつ搬送の際の稼働率が向上するように構
成された地下遊水池構造物を提供することである。
容量の一体形成されたＵ型コンクリートブロックを使用
することによって、構造的に強度が保持され、更に施工
時間の短縮、かつ搬送の際の稼働率が向上するように構
成された地下遊水池構造物を提供することである。
上記の目的を達成するために、本考案による地下遊水
池構造物は、側壁に、横方向に対して少なくとも１つの
凹状の開口部，切欠き部および前記開口部と前記切欠き
部との間に縦方向に少なくとも１つの接合部が形成さ
れ、前記側壁と底壁とが一体形成されたＵ型コンクリー
トブロックの構造体が、横方向（前後方向）に前記接合
部を介して並設し、さらに縦方向において前記構造体の
複数列の間に空間部が設けられ、前記構造体および前記
空間部の上部に蓋板が配置されているものである。
池構造物は、側壁に、横方向に対して少なくとも１つの
凹状の開口部，切欠き部および前記開口部と前記切欠き
部との間に縦方向に少なくとも１つの接合部が形成さ
れ、前記側壁と底壁とが一体形成されたＵ型コンクリー
トブロックの構造体が、横方向（前後方向）に前記接合
部を介して並設し、さらに縦方向において前記構造体の
複数列の間に空間部が設けられ、前記構造体および前記
空間部の上部に蓋板が配置されているものである。
以下、本考案を図面を示す実施例により詳細に説明す
る。
る。
第１図の斜視図に示す、構造体１の要素は、鉄筋コン
クリートで一体形成された側壁２、２′と底壁３と蓋板
８とから構成されている。この構造体１の側壁２、２′
の端部には、凹状の開口部４、Ｘ方向に沿って切欠した
切欠き部６および接合部５が設けられ、さらにこの構造
体１の底壁３の端部９から外側に向かって多数の鉄筋10
が突設さている。
クリートで一体形成された側壁２、２′と底壁３と蓋板
８とから構成されている。この構造体１の側壁２、２′
の端部には、凹状の開口部４、Ｘ方向に沿って切欠した
切欠き部６および接合部５が設けられ、さらにこの構造
体１の底壁３の端部９から外側に向かって多数の鉄筋10
が突設さている。
第２図には、第１図に示された構造体１がＸ方向に接
合部を介して接合された側面図が示され、又、第３図に
は、第１図に示された構造体１がＹ方向に複数列の間に
空間部11が設けられた第２図のＩ−Ｉ方向に沿って切断
した断面図である。
合部を介して接合された側面図が示され、又、第３図に
は、第１図に示された構造体１がＹ方向に複数列の間に
空間部11が設けられた第２図のＩ−Ｉ方向に沿って切断
した断面図である。
第２図および第３図において、地面上に構築された栗
石基礎22上に基礎コンクリート23が打設され、この基礎
コンクリート23上に複数のＵ型コンクリートブロック構
造体１が構築され、かつこの構造体１が後述する接合部
５よって横方向Ｘに配設固定される。またこのコンクリ
ートブロック構造体１を縦方向Ｙに連結した列の横方向
Ｘでの複数列の配設は、この複数列の列と列との間に複
数の空間部11が並設されるようにＵ型コンクリートブロ
ック構造体１の端部９から突設された鉄筋10を別の鉄筋
10′によって連結し、基礎コンクリート24を打設するこ
とによって行われる。さらに各列のＵ型コンクリートブ
ロック構造体１の切欠部６に、鉄筋コンクリートの蓋板
８が順次載置固定される。
石基礎22上に基礎コンクリート23が打設され、この基礎
コンクリート23上に複数のＵ型コンクリートブロック構
造体１が構築され、かつこの構造体１が後述する接合部
５よって横方向Ｘに配設固定される。またこのコンクリ
ートブロック構造体１を縦方向Ｙに連結した列の横方向
Ｘでの複数列の配設は、この複数列の列と列との間に複
数の空間部11が並設されるようにＵ型コンクリートブロ
ック構造体１の端部９から突設された鉄筋10を別の鉄筋
10′によって連結し、基礎コンクリート24を打設するこ
とによって行われる。さらに各列のＵ型コンクリートブ
ロック構造体１の切欠部６に、鉄筋コンクリートの蓋板
８が順次載置固定される。
第４図および第５図には、前記接合部５の接続の方法
が、次のようにのべられている。
が、次のようにのべられている。
この接合部５は、中心に孔を有した凹型の継手フラン
ジ27、凹欠部29、ボルト25、ワッシャー26およびナット
28から構成され、第４図から分かるように凹型継手フラ
ンジ27が、互いに背を向き合せて、Ｕ型コンクリートブ
ロック構造体１の側壁2,2′の中に埋設され、かつこの
フランジ27の内側には、凹欠部29が形成されている。接
合部５を接合する場合、各々の前記フランジ27の中央部
分の孔に一致するように前記側壁2,2′が当接されてお
り、その孔にボルト25が通しナット28によって固定され
ている。固定後、凹欠部29にモルタルが充填される。こ
のようにして、接合部５が容易に接続することができ。
ジ27、凹欠部29、ボルト25、ワッシャー26およびナット
28から構成され、第４図から分かるように凹型継手フラ
ンジ27が、互いに背を向き合せて、Ｕ型コンクリートブ
ロック構造体１の側壁2,2′の中に埋設され、かつこの
フランジ27の内側には、凹欠部29が形成されている。接
合部５を接合する場合、各々の前記フランジ27の中央部
分の孔に一致するように前記側壁2,2′が当接されてお
り、その孔にボルト25が通しナット28によって固定され
ている。固定後、凹欠部29にモルタルが充填される。こ
のようにして、接合部５が容易に接続することができ。
Ｕ型コンクリートブロック構造体１が横方向Ｘおよび
縦方向Ｙに連接され、その際、開口部４が各構造体１と
空間部11とを連通し、これにより溢流部12が形成され
る。かつ上流側に導水口（図示せず）を接続すると共に
下流側にも排出口（図示せず）が接続されている。
縦方向Ｙに連接され、その際、開口部４が各構造体１と
空間部11とを連通し、これにより溢流部12が形成され
る。かつ上流側に導水口（図示せず）を接続すると共に
下流側にも排出口（図示せず）が接続されている。
このような構成において、宅地および造成地域の多量
の雨水が、複数のＵ型コンクリートブロック構造体１お
よび複数の空間部11内に一時的に貯水される。
の雨水が、複数のＵ型コンクリートブロック構造体１お
よび複数の空間部11内に一時的に貯水される。
本考案の地下遊水池構造体物は、側壁に、横方向に対
して少なくとも１つの凹状の開口部，切欠き部および前
記開口部と前記切欠き部との間に縦方向に少なくとも１
つの接合部が形成され、前記側壁と底壁とが一体形成さ
れたＵ型コンクリートブロックの構造体が、横方向（前
後方向）に前記接合部を介して並設し、さらに縦方向に
おいて前記構造体の複数列の間に空間部が設けられ、前
記構造体および前記空間部の上部に蓋板が配置されてい
るので、構造上、強度が確保され、しかも施工時間が短
縮され、またこのＵ型コンクリートブロックの構造体が
車輌の最大限に容易に積載でき、その結果コストを下げ
ることができる。さらに、また、管理上どの位置におい
ても蓋板を吊り上げることにより、遊水池内の維持管理
が容易にできる。
して少なくとも１つの凹状の開口部，切欠き部および前
記開口部と前記切欠き部との間に縦方向に少なくとも１
つの接合部が形成され、前記側壁と底壁とが一体形成さ
れたＵ型コンクリートブロックの構造体が、横方向（前
後方向）に前記接合部を介して並設し、さらに縦方向に
おいて前記構造体の複数列の間に空間部が設けられ、前
記構造体および前記空間部の上部に蓋板が配置されてい
るので、構造上、強度が確保され、しかも施工時間が短
縮され、またこのＵ型コンクリートブロックの構造体が
車輌の最大限に容易に積載でき、その結果コストを下げ
ることができる。さらに、また、管理上どの位置におい
ても蓋板を吊り上げることにより、遊水池内の維持管理
が容易にできる。
第１図は本考案によるＵ型コンクリートブロック構造体
の斜視図、第２図はＵ型コンクリート構造体の側面図、
第３図は第２図の線Ｉ−Ｉに沿って切断した断面図、第
４図は接続部の拡大図、第５図は第４図の線II−IIに沿
って切断した断面図。 図中の参照符号 １……Ｕ型コンクリートブロックの構造体、2,2′……
側壁、３……底壁、４……開口部、５……接合部、６…
…切欠き部、８……蓋板、11……空間部、Ｘ……横方
向、Ｙ……縦方向
の斜視図、第２図はＵ型コンクリート構造体の側面図、
第３図は第２図の線Ｉ−Ｉに沿って切断した断面図、第
４図は接続部の拡大図、第５図は第４図の線II−IIに沿
って切断した断面図。 図中の参照符号 １……Ｕ型コンクリートブロックの構造体、2,2′……
側壁、３……底壁、４……開口部、５……接合部、６…
…切欠き部、８……蓋板、11……空間部、Ｘ……横方
向、Ｙ……縦方向
Claims (1)
- 【請求項１】コンクリートブロック体からなる地下遊水
池構造物おいて、 側壁（2,2′）に、横方向（Ｘ）に対して少なくとも１
つの凹状の開口部（４），切欠き部（６）および前記開
口部（４）と前記切欠き部（６）との間に縦方向（Ｙ）
に少なくとも１つの接合部（５）が形成され、前記側壁
（2,2′）と底壁（３）とが一体形成されたＵ型コンク
リートブロックの構造体（１）が、横方向（Ｘ）（前後
方向）に前記接合部（５）を介して並設し、さらに縦方
向（Ｙ）において前記構造体（１）の複数列の間に空間
部（11）が設けられ、前記構造体（１）および前記空間
部（11）の上部に蓋板（８）が配置されていることを特
徴とする地下遊水池構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990096045U JPH083498Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 地下遊水池構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990096045U JPH083498Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 地下遊水池構造物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453872U JPH0453872U (ja) | 1992-05-08 |
| JPH083498Y2 true JPH083498Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31835271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990096045U Expired - Lifetime JPH083498Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 地下遊水池構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083498Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP1990096045U patent/JPH083498Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453872U (ja) | 1992-05-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |