JP2872627B2 - 野菜の袋詰め装置 - Google Patents

野菜の袋詰め装置

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JP2872627B2
JP2872627B2 JP35015995A JP35015995A JP2872627B2 JP 2872627 B2 JP2872627 B2 JP 2872627B2 JP 35015995 A JP35015995 A JP 35015995A JP 35015995 A JP35015995 A JP 35015995A JP 2872627 B2 JP2872627 B2 JP 2872627B2
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vegetables
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】袋載置部に載せられた袋の開
口部の縁部近傍箇所を吸引手段で真空吸引して持ち上
げ、この袋の開口部を保持部に保持させて、袋を垂らし
た状態で、保持された袋の上方から野菜を投入し、野菜
が袋内に収納された時に、吸引状態を解除して野菜入り
袋を落下回収するようにした野菜の袋詰め装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、白菜やねぎ等の野菜は、計量さ
れた後、その新鮮さや形状を保ために計量分ずつビニー
ル袋等に収納して、市場や店頭へ運搬するようにしてい
る。ところが、従来は、計量分ずつビニール袋等の袋に
収納する作業が、手作業で行われていたために、手間が
かかり、長時間の労働となって非能率的であった。ま
た、野菜の形状を保った状態で袋内に収納するには、ビ
ニール袋等の袋を膨らました状態でこの袋内に野菜を入
れて収納しなければならず、この作業が手作業では行い
難かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
実情に鑑みてなされたものであって、予め計量された野
菜を自動的に袋内に収納して回収位置まで搬送でき、短
時間で大量の野菜を袋内に収納し搬送できて作業能率を
向上することができる野菜の袋詰め装置を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1の野菜の
袋詰め装置は、袋載置部に載せられた袋の開口部の縁部
近傍箇所を吸引手段で真空吸引して持ち上げ、この袋の
開口部を保持部に保持させて、袋を垂らした状態で、保
持された袋の上方から野菜を投入し、野菜が袋内に収納
された時に、吸引状態を解除して野菜入り袋を落下回収
するようにした野菜の袋詰め装置であって、装置本体の
上板部に形成された開口部に下方に向けて垂下、集合す
る状態でその上端部を固定され、ガイド表面に滑りコー
ティングが施された複数の帯状のガイド部材と、前記ガ
イド部材の斜め下方に設けられた袋載置部と、前記袋載
置部に載置された袋の開口部の縁部を真空吸引して持ち
上げ、回動動作によって袋の開口部を前記ガイド部材の
下方水平位置まで移動する第1吸引手段と、前記第1吸
引手段の水平位置に対面する位置に待機して、第1吸引
手段との間で、前記袋の開口部の縁部近傍箇所を真空吸
引した後、後退移動して袋の開口部を拡開する第2吸引
手段と、前記第1段階で第1吸引手段を、袋の開口部の
縁部近傍箇所を真空吸引した状態で下側の袋と離脱させ
るために上方に移動し、第2段階で第1吸引手段と第2
吸引手段とを、袋が拡開された状態で前記ガイド部材の
下部まで上方に移動し、袋の開口部をガイド部材の下部
周囲に位置させるための2段階上下移動手段と、予め計
量され、前記ガイド部材の上部開放部から前記袋内に投
入された野菜を検知し、前記第1,第2吸引手段の吸引
状態を解除して野菜入り袋を落下するための野菜検知手
段と、装置本体における野菜の落下する下部位置に配置
され、落下された野菜を載置して回収位置まで搬送する
搬送手段とを備えているものである。
【0005】ここで、前記滑りコーティングは、帯状の
ガイド部材のガイド表面をテフロン加工等して行われ
る。また、前記搬送手段としては、例えば、ベルトコン
ベアや複数のローラを併設してこれらのローラを搬送方
向に向けて回動させて搬送させるローラコンベア等があ
る。更に、2段階上下移動手段としては、第1,第2吸
引手段を取付けた例えば板状の取付け部材と、この取付
け部材を第1段階上方に小さく移動させるための小型シ
リンダと、第2段階上方に大きく移動させるための大型
シリンダとで構成すればよい。
【0006】請求項2の野菜の袋詰め装置は、請求項1
の野菜の袋詰め装置において、前記帯状のガイド部材の
下端部の角部に、袋をスムーズに挿入する為の角取りが
施されているものである。ここで、ガイド部材の下端部
は、先細り状に角取りすることが好ましい。
【0007】請求項3の野菜の袋詰め装置は、請求項1
又は2の野菜の袋詰め装置において、前記第1吸引手段
の近傍箇所に、エアーを斜め上向き又は斜め下向きに噴
出し、袋を保持した状態の第1,第2吸引手段の下部側
をベンチュリー作用によって上向きのエアーの流れを生
じさせ、袋載置部に残存する袋の下部を袋載置部から袋
保持位置下方まで移動させて、袋を垂下状態の保持状態
とするためのエアー噴出手段が設けられているものであ
る。ここで、ベンチュリー作用とは、エアーが噴出され
た向きの反対側のエアーが希薄になり、これを補うため
に、エアーがこの希薄部分に向けて流れ、このエアーの
流れによって、袋の下部を袋が垂下状態になる方向へ移
動させることである。
【0008】請求項4の野菜の袋詰め装置は、袋載置部
に載せられた袋の開口部の縁部近傍箇所を吸引手段で真
空吸引して持ち上げ、この袋の開口部を保持部に保持さ
せて、袋を垂らした状態で、保持された袋の上方から野
菜を投入し、野菜が袋内に収納された時に、吸引状態を
解除して野菜入り袋を落下回収するようにした野菜の袋
詰め装置であって、装置本体の上部に配置され、主とし
て茎状野菜を斜め向きに載置して保持し、斜め向き状態
から縦向き状態に移向される縦長の野菜載置部と、野菜
載置部に載置されて保持された茎状野菜の下部を結束部
材で自動結束する自動結束手段と、野菜を詰める長尺袋
を載置する袋載置部と、前記袋載置部に載置された長尺
袋の開口部の縁部を真空吸引して、茎状野菜の落下位置
まで回動して持ち上げる吸引手段と、前記吸引手段で持
ち上げられた長尺袋の開口部の縁部内周面に挿入され、
拡開して長尺袋を垂下状態に保持する袋保持手段と、長
尺袋内に茎状野菜を落下収納するときに前記袋保持手段
を揺動して長尺袋内への茎状野菜の収納を行い易くする
ための揺動手段と、前記袋保持手段の垂直下方に一端が
配置され、落下された茎状野菜入り長尺袋を回収位置ま
で搬送する搬送手段とを備え、野菜載置部から落下され
た茎状野菜を袋保持手段に垂下状態で保持された長尺袋
内に収納し、その後、袋保持手段による袋保持状態を解
除して、茎状野菜が収納された長尺袋を落下して搬送す
る構成としたものである。
【0009】ここで、茎状野菜の下部を結束する結束部
材としては、回転ドラムに巻設されて順次繰り出される
紐状体や帯状体等がある。また、搬送手段としては、例
えば、ベルトコンベア、ローラコンベア等がある。
【0010】請求項5の野菜の袋詰め装置は、請求項4
の野菜の袋詰め装置において、前記野菜載置部が、蝶番
で開閉可能に取付けられた三枚の板状部材で構成され、
茎状野菜を載置する初期には、各板状部材は開いた状態
とされ、茎状野菜を載置した状態で断面略L字形の中央
板状部材に対して、一方の平板状の側方板部材が中央板
状部材に対して閉められ、その後他方の平板状の側方板
状部材が閉められて、茎状野菜を押さえた状態で保持
し、この保持状態で、結束部材で茎状野菜を結束した
後、押し上げ手段で結束状態の茎状野菜を野菜載置部の
略中央部に押し上げて保持状態を解除し、野菜載置部が
垂直状態に起立したときに、茎状野菜が袋保持手段で保
持された長尺袋の開口部に向けて落下され、長尺袋内に
詰められる構成となっている。ここで、両側方板部材を
開閉する手段としては、例えば、両側方板部材の外側面
の一部に先端を取付けたシリンダや、両側方板部材を回
動させて開閉させるモータ等がある。
【0011】請求項6の野菜の袋詰め装置は、請求項4
又は5の野菜の袋詰め装置において、前記袋保持手段で
保持された長尺袋の開口部から袋内にエアーを噴出して
長尺袋を膨らますためのエアー噴出供給手段が備えられ
ているものである。ここで、エアー噴出手段として、エ
アー噴出ノズルが上げられ、その先端を長尺袋に開口部
に向けてエアーを噴出して長尺袋を膨らませ、その後
は、適宜な移動手段で後退移動させる構成にすればよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る野菜の袋詰め
装置の実施の形態について、図面を参照しつつ説明す
る。本発明の野菜の袋詰め装置は、袋載置部に載せられ
た袋の開口部の縁部近傍箇所を吸引手段で真空吸引して
持ち上げ、この袋の開口部を保持部に保持させて、袋を
垂らした状態で、保持された袋の上方から野菜を投入
し、野菜が袋内に収納された時に、吸引状態を解除して
野菜入り袋を落下回収するようにしたものである。図1
〜図8は、第1の実施の形態の野菜の袋詰め装置を示
し、図9〜図14は第2の実施の形態の袋詰め装置を示
している。
【0013】第1の実施の形態の野菜の袋詰め装置1A
は、図1に示すように、装置本体2の上板部2aに形成
された開口部2bに下方に向けて垂下、集合する状態で
その上端部を固定され、ガイド表面3aに滑りコーティ
ングが施された複数の帯状のガイド部材3と、ガイド部
材3の斜め下方に設けられた袋載置部4と、袋載置部4
に載置された袋Fの開口部f1の縁部f2を真空吸引し
て持ち上げ、回動動作によって袋Fの開口部f1をガイ
ド部材3の下方水平位置まで移動し、2つの吸盤5a,
5bを有するする第1吸引手段5と、第1吸引手段5の
水平位置に対面する位置に待機して、第1吸引手段5と
の間で、袋Fの開口部f1の縁部f2近傍箇所を真空吸
引した後、後退移動して袋Fの開口部f1を拡開し、2
つの吸盤6a,6bを有する第2吸引手段6と、第1段
階で第1吸引手段5を、袋Fの開口部f1の縁部f2近
傍箇所を真空吸引した状態で下側の袋Fと離脱させるた
めに上方に移動し、第2段階で第1吸引手段5と第2吸
引手段6とを、袋Fが拡開された状態でガイド部材3の
下部3bまで上方に移動し、袋Fの開口部f1をガイド
部材3の下部3b周囲に位置させるための2段階上下移
動手段7と、予め計量され、ガイド部材3の上部開放部
3cから袋F内に投入された野菜(図示略)を検知し、
第1,第2吸引手段5,6の吸引状態を解除して野菜入
り袋Fを落下するための野菜検知手段8(図5参照)
と、装置本体2における野菜の落下する下部位置に配置
され、落下された野菜を載置して回収位置まで搬送する
搬送手段9とを備えている。
【0014】ここで、滑りコーティングは、帯状のガイ
ド部材3のガイド表面3aをテフロン加工等して行われ
る。また、搬送手段9としては、例えば、図示のベルト
コンベア(図1参照)や複数のローラを併設してこれら
のローラを搬送方向に向けて回動させて搬送させるロー
ラコンベア等がある。更に、2段階上下移動手段7とし
ては、第1,第2吸引手段5,6を取付けた例えば、図
示の板状の取付け部材7aと、この取付け部材7aを第
1段階上方に小さく移動させるための小型シリンダ(図
示略)と、第2段階上方に大きく移動させるための大型
シリンダ(図示略)とで構成すればよい。
【0015】板状の取付け部材7aは、その両端部を、
装置本体2の後部に垂直向きに設けられた左右2枚のガ
イド板14にガイドされて上下移動するように構成され
ている。そして、第1吸引手段5の2つの吸盤5a,5
bは、L字形保持板材5cに取付けられ、L字形保持板
材5cの基部5dが、取付け部材7の裏側に取付けられ
たモータ(図示略)の軸11aに固着されて、シリンダ
ー(モーターでも可)の駆動によって、L字形保持板材
5cが垂下状態から水平状態になるように回動されるよ
うに構成されている。
【0016】また、帯状のガイド部材3の下端部3dの
角部に、袋をスムーズに挿入する為の角取りが施されて
いることが好ましい(図6参照)。ここで、ガイド部材
3の下端部3dは、先細り状に角取りするとより好まし
い。更に、第1吸引手段5の近傍箇所に、エアーを斜め
上向き(又は斜め下向き)に噴出し、袋Fを保持した状
態の第1,第2吸引手段5,6の下部側をベンチュリー
作用によって上向きのエアーの流れを生じさせ、袋載置
部4に残存する袋Fの下部f3を袋載置部4から袋保持
位置下方まで移動させて、袋を垂下状態の保持状態とす
るためのエアー噴出手段10を設けるとよい(図7,図
8参照)。
【0017】ここで、ベンチュリー作用とは、エアーが
噴出された向きの反対側のエアーが希薄になり、これを
補うために、エアーがこの希薄部分に向けて流れ、この
エアーの流れによって、袋Fの下部f3を袋Fが垂下状
態になる方向へ移動させることである。尚、エアーを斜
め下向きに噴出して、袋Fの下部f3を袋載置部4から
強制的に離脱させて、垂下状態とすることも可能であ
る。また、第2吸引手段6は、シリンダ13によって、
進退移動されるように構成され、その板状の保持部材6
cの基部が取付け部材7に形成されたガイド長溝7bに
回転ローラ6dを介して前後ガイド移動されるようにな
っている。
【0018】次に、第1の実施の態様の野菜の袋詰め装
置1Aの袋保持動作について、図2〜図5と図7,図8
を参照しつつ説明する。先ず、図2に示すように、第1
吸引手段5の2つの吸盤5a,5bで袋Fの開口部f1
の一方の縁部f2近傍箇所を真空吸引した状態で、第1
吸引手段5を保持するL字型保持板材5cの基部5dを
回動可能に取付けた板状の取付け部材7aを第1上下移
動手段によって、第1段階上方へ移動して、袋Fの開口
部f1の縁部f2側を上向きに持ち上げて、下方の他の
袋Fから離脱させる。
【0019】次に、図3に示すように、エアーシリンダ
ー(モーターでも可)を駆動して軸11aの回転によっ
て、第1吸引手段5のL字型保持板材5cを上向きに回
動させて、水平向きとする。このとき、図7に示すよう
に、エアー噴出手段10からエアーを斜め上向きに噴出
し、吸引保持状態で大きく開いた開口部f1をベンチュ
リー作用によって、閉じさせ、この状態で、第2吸引手
段6をエアーシリンダ13で第1吸引手段5側に移動さ
せ、第2吸引手段6の2つの吸盤6a,6bと第1吸引
手段5の2つの吸盤5a,5bを対向させて、これらの
吸盤5a,5b、吸盤6a,6bの間に袋Fの開口部f
1の縁部f2近傍箇所を挟んだ状態とし、第2吸引手段
6の2つの吸盤6a,6bの真空吸引作用によって、袋
Fの開口部f1の他方の縁部f2近傍箇所を吸引保持さ
せる。
【0020】このとき、図7に示すように、エアー噴出
手段10からエアーを斜め上向きに噴出し、吸引保持状
態で大きく開いた開口部f1をベンチュリー作用によっ
て、閉じさせ、この状態で、第2吸引手段6をエアーシ
リンダ13で移動させて第1,第2吸引手段で袋Fを垂
下状態に保持する。また、袋Fの開口部f1が小さく、
袋Fの全長が長い場合には、図8に示すように、袋Fの
開口部f1があまり大きく開かないので、この場合に
は、エアー噴出手段10からエアーを斜め下向きに噴出
し、袋Fの後部を袋載置部4から下方垂直向きに離脱移
動させて垂下状態とする。
【0021】次に、図4に示すように、第2吸引手段6
をシリンダ13の駆動によって後退移動させて、袋Fの
開口部f1を拡開させる。この状態で、図5に示すよう
に、第2上下移動手段によって板状の取付け部材7aを
上向きに移動させて、袋Fの開口部f1内に、ガイド部
材3の下端部3dが挿入され、ガイド部材3の下部が袋
F内に配設された状態となる。ここで、ガイド部材3の
下端部3dが先細り状に角取りされているので、もしも
このガイド部材3の下端部3dが袋Fの内面に当接して
も、袋がひっかかったり破れることがない。
【0022】図5の状態で、ガイド部材3の上部開放部
3cから袋F内に予め計量された野菜(図示略)を投入
し、この野菜が袋F内に収納され野菜検知手段8によっ
て検知されると、第1,第2吸引手段5,6の真空吸引
作用が解除され、その吸盤5a,5b、吸盤6a,6b
から袋Fの開口部f1の縁部f2近傍箇所が離脱して、
野菜を収納した袋Fが野菜と一緒に落下する。落下した
野菜入り袋Fは、図1に示す搬送手段9の搬送基端部上
に載り、この状態で搬送手段9の駆動によって、回収位
置まで搬送されて回収される。そして、上記した動作が
繰り返し行われ、回収位置で回収された複数個の野菜入
り袋Fは、所定個数ずつ市場や店頭等に運搬され、展示
販売される。
【0023】第2の実施の形態の野菜の袋詰め装置1B
は、図9に示すように、装置本体21の上部に配置さ
れ、主として茎状野菜Y(図10参照)を斜め向きに載
置して保持し、斜め向き状態から縦向き状態に移向され
る縦長の野菜載置部22と、野菜載置部に載置されて保
持された茎状野菜Yの下部を結束部材24で自動結束す
る自動結束手段25と、茎状野菜Yを詰める長尺袋TF
を載置する袋載置部26と、袋載置部26に載置された
長尺袋TFの開口部tf1の縁部tf2を真空吸引し
て、茎状野菜Yの落下位置まで回動して持ち上げる吸引
手段27と、吸引手段27で持ち上げられた長尺袋TF
の開口部tf1の縁部tf2内周面に挿入され、拡開し
て長尺袋TFを垂下状態に保持する袋保持手段28と、
長尺袋TF内に茎状野菜Yを落下収納するときに袋保持
手段28を揺動して長尺袋TF内への茎状野菜Yの収納
を行い易くするための揺動手段(図示略)と、袋保持手
段の垂直下方に一端が配置され、落下された茎状野菜入
り長尺袋TFを回収位置まで搬送する搬送手段30を備
えている。
【0024】ここで、野菜載置部26と袋Fへの案内筒
23は下部で固定されており、Z方向へ一体となって移
動し、結束位置に移動するように構成している。揺動手
段としてはシリンダーへのエアー供給を短時間に正・逆
に切り換えることによって揺動させるものであってもよ
く、また、袋保持手段28に当接して上下に揺動させる
ための偏心カム等を使用し、この偏心カムをモータによ
って回動させることによって袋保持手段28を揺動させ
るように構成すればよい。更に、袋載置部26は、茎状
野菜TFを落下する直前に、シリンダ31(図13参
照)によって垂直に起立されるように構成されている。
【0025】そして、野菜載置部22から落下された茎
状野菜Yを袋保持手段28に垂下状態で保持された長尺
袋TF内に収納し、その後、袋保持手段28による袋保
持状態を解除して、茎状野菜Yが収納された長尺袋TF
を落下して搬送する構成としている。ここで、茎状野菜
Yの下部を結束する結束部材24としては、回転ドラム
に巻設されて順次繰り出される紐状体や帯状体(図1,
図2参照)等がある。また、搬送手段30としては、例
えば、ベルトコンベア(図1参照)、ローラコンベア等
がある。
【0026】更に、野菜載置部22は、蝶番22aで開
閉可能に取付けられた三枚の板状部材22b,22c,
22dで構成され(図10参照)、茎状野菜Yを載置す
る初期には、各板状部材22b,22c,22dは開い
た状態とされ〔図14(A)参照〕、茎状野菜Yを載置
した状態で断面略L字形の中央板状部材22cに対し
て、一方の平板状の側方板部材22dが中央板状部材2
2cに対して閉められ〔図14(B)参照)、その後他
方の平板状の側方板状部材22bが閉められて、茎状野
菜Yを押さえた状態で保持し〔図14(C)参照〕、こ
の保持状態で結束部材24で結束し〔図14(D)参
照〕、野菜載置部22が垂直状態に起立したときに、エ
アーシリンダ22eで茎状野菜Yを野菜載置部22の略
中央部に押し上げて結束部材24と茎状野菜Yとをフリ
ーな状態とし〔図14(E)参照〕、各側方板状部材2
2b,22dが開かれて、茎状野菜Yに対する保持状態
が解除され、この状態で、茎状野菜Yが袋保持手段28
で保持された長尺袋TFの開口部tf1に向けて落下さ
れ、長尺袋TF内に詰められる(図12,図13参照)
ようにしている。
【0027】ここで、両側方板状部材22b,22dを
開閉する手段としては、例えば、両側方板状部材22
b,22dの外側面の一部に先端を取付けたシリンダ
や、両側方板状部材22b,22dを回動させて開閉さ
せるモータ32等がある。また、図示しないが、野菜載
置部22は、装置本体21に対して垂直もしくは垂直に
近い状態まで回転する構成とされ、これには、野菜載置
部22の下端が装置本体21に対して回転軸に枢支され
ていて、この回転軸が回動することによって、野菜載置
部22を回動するように構成すればよい。
【0028】更に、袋保持手段28で保持された長尺袋
TFの開口部tf1から袋内にエアーを噴出して長尺袋
TFを膨らますためのエアー噴出供給手段(図示略)が
備えられていることが好ましい。ここで、エアー噴出供
給手段として、エアー噴出ノズルが上げられ、その先端
を長尺袋TFの開口部tf1に向けてエアーを噴出して
長尺袋TFを膨らませ、その後は、適宜な移動手段で後
退移動させる構成にすればよい。このとき、エアーを長
尺袋TFの開口部tf1に向けて斜め向きに吹き込んで
も良い。
【0029】次に、図10〜図13を参照しつつ、第2
の実施の形態の野菜の袋詰め装置の動作について説明す
る。先ず、図10に示すように、野菜載置部22の各板
状部材22b,22c,22dを開いた状態として、予
め計量されたねぎ等からなる茎状野菜Yを載置して、結
束部材24で結束した状態とし、前記したように、図1
4(A),図14(B),図14(C)の保持工程を経
て、茎状野菜Yを野菜載置部22に載置保持する。
【0030】一方、長尺袋TFは、図11に示すよう
に、袋載置部26に載置された長尺袋TFの開口部tf
1の縁部tf2近傍箇所を吸引手段27の吸盤27aで
真空吸引されて、この吸引手段27を90度回動させ
て、垂下状態から水平状態に持ち上げ移動し、図12に
示すように、長尺袋TFの開口部tf1の縁部tf2の
内面に4本の支持材28aからなる袋保持手段28で垂
らした状態で保持する。この状態で、長尺袋TFの開口
部tf1から袋内部に向けてエアー噴出供給手段(図示
略)でエアーを噴出して、袋全体を膨らました状態とす
る。
【0031】そして、図13に示すように、シリンダ3
1で野菜載置部22を垂直向きに起立させて、図14
(E)に示すように、野菜載置部22に対して茎状野菜
をフリーな状態として、野菜載置部22を開いた状態と
して保持状態を解除して茎状野菜Yを落下させると、図
13に示すように、茎状野菜Yが長尺袋TFの開口部t
f1に挿入され、袋保持手段28を揺動手段で揺動させ
て長尺袋TF内に茎状野菜Y全体を長尺袋TF内に収納
させる。
【0032】その後に、袋保持手段28の対向するそれ
ぞれ2本の支持材28aを狭めて、袋保持状態を解除し
て、茎状野菜入り長尺袋TFを落下させて、搬送手段3
0上に載せて搬送して、回収位置で回収する。回収され
た茎状野菜入り長尺袋TFは所定本数ずつ市場や店頭ま
で輸送され、展示販売される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の野菜の
袋詰め装置は、袋載置部に載せられた袋の開口部の縁部
近傍箇所を吸引手段で真空吸引して持ち上げ、この袋の
開口部を保持部に保持させて、袋を垂らした状態で、保
持された袋の上方から野菜を投入し、野菜が袋内に収納
された時に、吸引状態を解除して野菜入り袋を落下回収
するようにした野菜の袋詰め装置であって、装置本体の
上板部に形成された開口部に下方に向けて垂下、集合す
る状態でその上端部を固定され、ガイド表面に滑りコー
ティングが施された複数の帯状のガイド部材と、前記ガ
イド部材の斜め下方に設けられた袋載置部と、前記装置
本体の側壁に回動可能に取付けられ、前記袋載置部に載
置された袋の開口部の縁部を真空吸引して持ち上げ、回
動動作によって袋の開口部を前記ガイド部材の下方水平
位置まで移動する第1吸引手段と、前記第1吸引手段の
下方水平位置に対面する位置に待機して、第1吸引手段
との間で、前記袋の開口部の縁部近傍箇所を真空吸引し
た後、後退移動して袋の開口部を拡開する第2吸引手段
と、前記第1段階で第1吸引手段を、袋の開口部の縁部
近傍箇所を真空吸引した状態で下側の袋と離脱させるた
めに上方に移動し、第2段階で第1吸引手段と第2吸引
手段とを、袋が拡開された状態で前記ガイド部材の下部
まで上方に移動し、袋の開口部をガイド部材の下部周囲
に位置させるための2段階上下移動手段と、予め計量さ
れ、前記ガイド部材の上部開放部から前記袋内に投入さ
れた野菜を検知し、前記第1,第2吸引手段の吸引状態
を解除して野菜入り袋を落下するための野菜検知手段
と、装置本体における野菜の落下する下部位置に配置さ
れ、落下された野菜を載置して回収位置まで搬送する搬
送手段とを備えているものであるから、以下に述べる効
果を奏する。
【0034】即ち、予め計量された野菜を自動的に袋詰
めすることができ、手作業に比べて手間がかからず、短
時間で大量の野菜を所定軽量ずつ袋詰めすることができ
て、袋詰め作業の能率を向上することができる。更に、
搬送手段で自動的に回収位置に野菜入り袋を搬送するこ
とができる。また、ガイド部材のガイド表面に滑りコー
ティングが施されているので、ガイド部材の上部開放部
に野菜を投入したときに、この野菜がスムーズに落下さ
せて袋内に収納できる。上下移動手段を2段階上下移動
するように構成し、第1吸引手段で袋の開口部の縁部近
傍箇所を真空吸引した状態で上方に移動させるので、真
空吸引される最上部の袋と下部の袋とを確実に離脱して
最上部のみの袋を上方に移動させることができる。
【0035】請求項2の野菜の袋詰め装置は、帯状のガ
イド部材の下端部の角部に、袋がスムーズに入る様に角
取りが施されているものであるから、ガイド部材の下部
に袋をセットするときに、ガイド部材の下端部が袋内面
に接触したときに、ひっかかることがない効果を奏す
る。
【0036】請求項3の野菜の袋詰め装置は、第1吸引
手段の近傍箇所に、エアーを斜め上向き又は斜め下向き
に噴出し、袋を保持した状態の第1,第2吸引手段の下
部側をベンチュリー作用によって上向きのエアーの流れ
を生じさせ、袋載置部に残存する袋の下部を袋載置部か
ら袋保持位置下方まで移動させて、袋を垂下状態の保持
状態とするためのエアー噴出手段が設けられているもの
であるから以下に述べる効果を奏する。即ち、エアー噴
出手段によるエアーの斜め上向き又は斜め下向きへの噴
出によって、袋載置部に残存する袋の下部を袋載置部か
ら袋保持位置下方まで移動させて、袋を確実に垂下状態
の保持状態とするでき、袋を袋載置部上の他の袋から正
確に離脱させることができ且つ袋内に野菜を落下収納し
易い状態とすることができる。
【0037】請求項4の野菜の袋詰め装置は、袋載置部
に載せられた袋の開口部の縁部近傍箇所を吸引手段で真
空吸引して持ち上げ、この袋の開口部を保持部に保持さ
せて、袋を垂らした状態で、保持された袋の上方から野
菜を投入し、野菜が袋内に収納された時に、吸引状態を
解除して野菜入り袋を落下回収するようにした野菜の袋
詰め装置であって、装置本体の上部に配置され、主とし
て茎状野菜を斜め向きに載置して保持し、斜め向き状態
から縦向き状態に移向される縦長の野菜載置部と、野菜
載置部に載置されて保持された茎状野菜の下部を結束部
材で自動結束する自動結束手段と、野菜を詰める長尺袋
を載置する袋載置部と、前記袋載置部に載置された長尺
袋の開口部の縁部を真空吸引して、茎状野菜の落下位置
まで回動して持ち上げる吸引手段と、前記吸引手段で持
ち上げられた長尺袋の開口部の縁部内周面に挿入され、
拡開して長尺袋を垂下状態に保持する袋保持手段と、長
尺袋内に茎状野菜を落下収納するときに前記袋保持手段
を揺動して長尺袋内への茎状野菜の収納を行い易くする
ための揺動手段と、前記袋保持手段の垂直下方に一端が
配置され、落下された茎状野菜入り長尺袋を回収位置ま
で搬送する搬送手段を備え、野菜載置部から落下された
茎状野菜を袋保持手段に垂下状態で保持された長尺袋内
に収納し、その後、袋保持手段による袋保持状態を解除
して、茎状野菜が収納された長尺袋を落下して搬送する
構成としたものであるから、以下に述べる効果を奏す
る。
【0038】主として茎状野菜を長尺袋内に自動的に収
納することができ、且つ自動的に茎状野菜入り長尺袋を
搬送手段で搬送して回収することができ、茎状野菜の長
尺袋内への収納、落下搬送を一連の動作で行うことがで
きて手間がかからず且つ短時間で大量の茎状野菜を所定
量ずつ長尺袋内に収納、搬送することができて作業能率
を向上させることができる。更に、茎状野菜を長尺袋内
に収納するときに袋保持手段を揺動手段で揺動すること
によって、茎状野菜を長尺袋内に正確に収納することが
できる。長尺袋の袋保持と保持解除とを袋保持手段によ
って容易に行えるので、作業能率をより向上させること
ができる。
【0039】請求項5の野菜の袋詰め装置は、前記野菜
載置部が、蝶番で開閉可能に取付けられた三枚の板状部
材で構成され、茎状野菜を載置する初期には、各板状部
材は開いた状態とされ、茎状野菜を載置した状態で断面
略L字形の中央板状部材に対して、一方の平板状の側方
板状部材が中央板状部材に対して閉められ、その後他方
の平板状の側方板状部材が閉められて、茎状野菜を押さ
えた状態で保持し、この保持状態で、結束部材で茎状野
菜を結束した後、押し上げ手段で結束状態の茎状野菜を
野菜載置部の略中央部に押し上げて保持状態を解除し、
野菜載置部が垂直状態に起立したときに、茎状野菜が袋
保持手段で保持された長尺袋の開口部に向けて落下さ
れ、長尺袋内に詰められる構成となっているので、以下
に述べる効果を奏する。
【0040】即ち、野菜載置部の各板状部材を開いた状
態で茎状野菜を載置できるので、茎状野菜を野菜載置部
に簡単に載置セットすることができ、且つ茎状野菜を載
置した状態で中央板状部材に対して、一方の側方板状部
材が中央板状部材に対して閉められ、その後他方の側方
板状部材が閉められて、茎状野菜を押さえた状態で保持
できるので、茎状野菜の保持状態を安定した状態とする
ことができる。更に、茎状野菜の下部を結束部材で結束
した後に、押し上げ手段で押し上げてフリーな状態とす
ることができるので、茎状野菜の長尺袋内への挿入をス
ムーズに行うことができる。
【0041】請求項6の野菜の袋詰め装置は、袋保持手
段で保持された長尺袋の開口部から袋内にエアーを噴出
して長尺袋を膨らますためのエアー噴出供給手段が備え
られているものであるから、長尺袋を膨らました状態で
茎状野菜を確実且つスムーズに収納できる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の野菜の袋詰め装置
の全体構造を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態の野菜の袋詰め装置の吸引手
段による袋の開口部の真空吸引状態を示す部分斜視図で
ある。
【図3】第1の実施の形態の野菜の袋詰め装置の吸引手
段によって袋を垂下状態に保持した状態を示す部分斜視
図である。
【図4】第1の実施の形態の野菜の袋詰め装置の吸引手
段によって袋の開口部を拡開した状態を示す部分斜視図
である。
【図5】第1の実施の形態の野菜の袋詰め装置の吸引手
段によって保持された袋内にガイド部材を挿入セットし
た状態を示す部分斜視図である。
【図6】下端部の角部を角取り加工された帯状のガイド
部材の部分正面図である。
【図7】斜め上向きのエアーの噴出による袋の開口部へ
のベンチュリー作用を示す説明図である。
【図8】斜め下向きのエアーの噴出により袋の下部を袋
載置部から離脱させて垂下状態とする過程を示す説明図
である。
【図9】第2の実施の形態の野菜の袋詰め装置の全体構
造を示す斜視図である。
【図10】第2の実施の形態の野菜の袋詰め装置の野菜
載置部に茎状野菜の載置セットした状態の部分斜視図で
ある。
【図11】吸引手段で長尺袋の開口部の縁部近傍箇所を
真空吸引して袋載置部から袋保持手段の下方に移動させ
て、長尺袋を垂下状態とした部分斜視図である。
【図12】袋保持手段で長尺袋を保持して垂下状態とし
た部分斜視図である。
【図13】野菜載置部を垂直状態に起立させ、袋保持手
段に保持された長尺袋内に茎状野菜を落下収納した状態
を示す斜視図である。
【図14】三枚の板状部材で構成された野菜載置部によ
る茎状野菜の保持状態を示す説明図であって、(A)は
開かれた野菜載置部に茎状野菜を載置した状態を示し、
(B)は一方の側方板状部材を倒して茎状野菜を押さえ
た状態を示し、(C)は他方の側方板状部材を倒して茎
状野菜を保持した状態を示し、(D)は結束部材で茎状
野菜の下部を結束した状態を示し、(E)は結束された
茎状野菜を押し上げ手段で押し上げてフリーとした状態
を示している。
【符号の説明】
F 袋 f1 開口部 f2 縁部 1A 野菜の袋詰め装置 2 装置本体 2a 上板部 2b 開口部 3 ガイド部材 3d 下端部 4 袋載置部 5 第1吸引手段 6 第2吸引手段 7 2段階上下移動手段 8 野菜検知手段 9 搬送手段 10 エアー噴出手段 Y 茎状野菜 TF 長尺袋 tf1 開口部 tf2 縁部 1B 野菜の袋詰め装置 21 装置本体 22 野菜載置部 22a 蝶番 22b 側方平板部材 22c 中央平板部材 22d 側方平板部材 22e エアーシリンダ22e(押し上げ手段) 24 結束部材 25 自動結束手段 26 袋載置部 27 吸引手段 28 袋保持手段 30 搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 25/04 B65B 27/00 B65B 27/10 B65B 43/00 - 43/62

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋載置部に載せられた袋の開口部の縁部近
    傍箇所を吸引手段で真空吸引して持ち上げ、この袋の開
    口部を保持部に保持させて、袋を垂らした状態で、保持
    された袋の上方から野菜を投入し、野菜が袋内に収納さ
    れた時に、吸引状態を解除して野菜入り袋を落下回収す
    るようにした野菜の袋詰め装置であって、 装置本体の上板部に形成された開口部に下方に向けて垂
    下、集合する状態でその上端部を固定され、ガイド表面
    に滑りコーティングが施された複数の帯状のガイド部材
    と、 前記ガイド部材の斜め下方に設けられた袋載置部と、 前記袋載置部に載置された袋の開口部の縁部を真空吸引
    して持ち上げ、回動動作によって袋の開口部を前記ガイ
    ド部材の下方水平位置まで移動する第1吸引手段と、 前記第1吸引手段の水平位置に対面する位置に待機し
    て、第1吸引手段との間で、前記袋の開口部の縁部近傍
    箇所を真空吸引した後、後退移動して袋の開口部を拡開
    する第2吸引手段と、 前記第1段階で第1吸引手段を、袋の開口部の縁部近傍
    箇所を真空吸引した状態で下側の袋と離脱させるために
    上方に移動し、第2段階で第1吸引手段と第2吸引手段
    とを、袋が拡開された状態で前記ガイド部材の下部まで
    上方に移動し、袋の開口部をガイド部材の下部周囲に位
    置させるための2段階上下移動手段と、 予め計量され、前記ガイド部材の上部開放部から前記袋
    内に投入された野菜を検知し、前記第1,第2吸引手段
    の吸引状態を解除して野菜入り袋を落下するための野菜
    検知手段と、 装置本体における野菜の落下する下部位置に配置され、
    落下された野菜を載置して回収位置まで搬送する搬送手
    段とを、 備えていることを特徴とする野菜の袋詰め装置。
  2. 【請求項2】請求項1の野菜の袋詰め装置において、 前記帯状のガイド部材の下端部の角部に、袋をスムーズ
    に挿入する為の角取りが施されている野菜の袋詰め装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の野菜の袋詰め装置におい
    て、 前記第1吸引手段の近傍箇所に、エアーを斜め上向き又
    は斜め下向きに噴出し、袋を保持した状態の第1,第2
    吸引手段の下部側をベンチュリー作用によって上向きの
    エアーの流れを生じさせ、袋載置部に残存する袋の下部
    を袋載置部から袋保持位置下方まで移動させて、袋を垂
    下状態の保持状態とするためのエアー噴出手段が設けら
    れている野菜の袋詰め装置。
  4. 【請求項4】袋載置部に載せられた袋の開口部の縁部近
    傍箇所を吸引手段で真空吸引して持ち上げ、この袋の開
    口部を保持部に保持させて、袋を垂らした状態で、保持
    された袋の上方から野菜を投入し、野菜が袋内に収納さ
    れた時に、吸引状態を解除して野菜入り袋を落下回収す
    るようにした野菜の袋詰め装置であって、 装置本体の上部に配置され、主として茎状野菜を斜め向
    きに載置して保持し、斜め向き状態から縦向き状態に移
    向される縦長の野菜載置部と、 野菜載置部に載置されて保持された茎状野菜の下部を結
    束部材で自動結束する自動結束手段と、 野菜を詰める長尺袋を載置する袋載置部と、 前記袋載置部に載置された長尺袋の開口部の縁部を真空
    吸引して、茎状野菜の落下位置まで回動して持ち上げる
    吸引手段と、 前記吸引手段で持ち上げられた長尺袋の開口部の縁部内
    周面に挿入され、拡開して長尺袋を垂下状態に保持する
    袋保持手段と、 長尺袋内に茎状野菜を落下収納するときに前記袋保持手
    段を揺動して長尺袋内への茎状野菜の収納を行い易くす
    るための揺動手段と、 前記袋保持手段の垂直下方に一端が配置され、落下され
    た茎状野菜入り長尺袋を回収位置まで搬送する搬送手段
    とを備え、 野菜載置部から落下された茎状野菜を袋保持手段に垂下
    状態で保持された長尺袋内に収納し、その後、袋保持手
    段による袋保持状態を解除して、茎状野菜が収納された
    長尺袋を落下して搬送する構成としたことを特徴とする
    野菜の袋詰め装置。
  5. 【請求項5】請求項4の野菜の袋詰め装置において、 前記野菜載置部が、蝶番で開閉可能に取付けられた三枚
    の板状部材で構成され、茎状野菜を載置する初期には、
    各板状部材は開いた状態とされ、茎状野菜を載置した状
    態で断面略L字形の中央板状部材に対して、一方の平板
    状の側方板部材が中央板状部材に対して閉められ、その
    後他方の平板状の側方板状部材が閉められて、茎状野菜
    を押さえた状態で保持し、 この保持状態で、結束部材で茎状野菜を結束した後、 押し上げ手段で結束状態の茎状野菜を野菜載置部の略中
    央部に押し上げて保持状態を解除し、 野菜載置部が垂直状態に起立したときに、茎状野菜が袋
    保持手段で保持された長尺袋の開口部に向けて落下さ
    れ、長尺袋内に詰められる構成とした野菜の袋詰め装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5の野菜の袋詰め装置におい
    て、 前記袋保持手段で保持された長尺袋の開口部から袋内に
    エアーを噴出して長尺袋を膨らますためのエアー噴出供
    給手段が備えられている野菜の袋詰め装置。
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