JP2872469B2 - 摺動接点の製造方法 - Google Patents
摺動接点の製造方法Info
- Publication number
- JP2872469B2 JP2872469B2 JP3354863A JP35486391A JP2872469B2 JP 2872469 B2 JP2872469 B2 JP 2872469B2 JP 3354863 A JP3354863 A JP 3354863A JP 35486391 A JP35486391 A JP 35486391A JP 2872469 B2 JP2872469 B2 JP 2872469B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding contact
- wire
- manufacturing
- end surface
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Details Of Resistors (AREA)
- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンコーダ、トリマ
ー、ポテンショメータ、センサー等に用いる摺動接点の
製造方法の改良に関するものである。
ー、ポテンショメータ、センサー等に用いる摺動接点の
製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術と課題】従来、図3に示す如く、線材または
テープ材1′がばね材2′に溶接され、線材またはテー
プ材1′の先端部3′が逆L字状となった摺動接点が用
いられていた。
テープ材1′がばね材2′に溶接され、線材またはテー
プ材1′の先端部3′が逆L字状となった摺動接点が用
いられていた。
【0003】しかし、上記摺動接点においては、線径ま
たはテープ材の厚みが0.1mm 前後と極めて細く、または
薄い為に、線材またはテープ材のカット時のバリ4′が
発生し易く、摺動時、対向基板を異常に摩耗させたり、
また接触抵抗が高くなり接触信頼性を著しく悪くさせて
いた。
たはテープ材の厚みが0.1mm 前後と極めて細く、または
薄い為に、線材またはテープ材のカット時のバリ4′が
発生し易く、摺動時、対向基板を異常に摩耗させたり、
また接触抵抗が高くなり接触信頼性を著しく悪くさせて
いた。
【0004】この為、先端面のバリ取りなどを行ってい
たが生産性が悪く、また変形などをもたらしていたもの
である。
たが生産性が悪く、また変形などをもたらしていたもの
である。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記課題を解決すべくなされた
もので、先端面にバリがなく、従って異常摩耗すること
なく、接触安定な先端部が逆L字状の摺動接点の製造方
法を提供するものである。
もので、先端面にバリがなく、従って異常摩耗すること
なく、接触安定な先端部が逆L字状の摺動接点の製造方
法を提供するものである。
【0006】
【発明の構成】上記課題を解決するための本発明の摺動
接点は、複数の線材またはテープ材がばね材に溶接さ
れ、線材またはテープ材の先端部が逆L字状の摺動接点
において、線材またはテープ材の先端面が圧潰成形され
滑らかな先端面としたことを特徴とするものである。
接点は、複数の線材またはテープ材がばね材に溶接さ
れ、線材またはテープ材の先端部が逆L字状の摺動接点
において、線材またはテープ材の先端面が圧潰成形され
滑らかな先端面としたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明の摺動接点によ
れば、線材またはテープ材の先端面が圧潰成形されるの
で、バリが除去されるとともに材料が膨らみ接触面がや
や円弧状の滑らかな先端面に仕上がるものである。
れば、線材またはテープ材の先端面が圧潰成形されるの
で、バリが除去されるとともに材料が膨らみ接触面がや
や円弧状の滑らかな先端面に仕上がるものである。
【0008】
【実施例】以下に実施例と従来例について述べる。
【0009】まず、実施例として、材質Ag30%Pd35
%Au10%Pt10%Cu14%Zn1%、線径0.08mmの線
材を、本数10本、線間ピッチ 0.2mmにて材質りん青銅、
厚さ0.2mm、幅3mmの台材6に溶接にて固着した後、線
材を長さ4mmに切断した。
%Au10%Pt10%Cu14%Zn1%、線径0.08mmの線
材を、本数10本、線間ピッチ 0.2mmにて材質りん青銅、
厚さ0.2mm、幅3mmの台材6に溶接にて固着した後、線
材を長さ4mmに切断した。
【0010】その後、先端面を図1に示す如くプレス金
型(上型5、下型5′)にて線材3の先端部4を圧潰成
形加工し、更に先端面から 0.5mmの部分にて直角に折り
曲げ成形し、図2に示す如く先端部が逆L字状となった
摺動接点7を得た。
型(上型5、下型5′)にて線材3の先端部4を圧潰成
形加工し、更に先端面から 0.5mmの部分にて直角に折り
曲げ成形し、図2に示す如く先端部が逆L字状となった
摺動接点7を得た。
【0011】一方、従来例として、先端面の圧潰成形加
工をしない以外は実施例と同様にして図3に示す如く摺
動接点7′を得た。
工をしない以外は実施例と同様にして図3に示す如く摺
動接点7′を得た。
【0012】然して、実施例及び従来例各々 100ケにつ
いて品質検査を行った結果、下記の表を得た。
いて品質検査を行った結果、下記の表を得た。
【0013】
【表1】
【0014】この結果から明らかなように、従来例にお
いては切断部にバリが発生し滑らかでない先端面であっ
たのに対して、実施例においては切断部にバリがなく、
やや円弧状の滑らかな先端面であった。
いては切断部にバリが発生し滑らかでない先端面であっ
たのに対して、実施例においては切断部にバリがなく、
やや円弧状の滑らかな先端面であった。
【0015】なお先端面の圧潰成形は、テーパー状に限
らず段付状でも同様の効果を有するものである。
らず段付状でも同様の効果を有するものである。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の摺動接点の製造
方法によれば、線材またはテープ材の先端面が圧潰成形
されるので、バリが除去されるとともに材料が膨らみ接
触面がやや円弧状の滑らかな先端面に仕上がり、従って
摺動時の対向基板を異常に摩耗させることなく、接触抵
抗が低く安定した接触信頼性の高い摺動接点となるとい
う優れた効果を有するものである。
方法によれば、線材またはテープ材の先端面が圧潰成形
されるので、バリが除去されるとともに材料が膨らみ接
触面がやや円弧状の滑らかな先端面に仕上がり、従って
摺動時の対向基板を異常に摩耗させることなく、接触抵
抗が低く安定した接触信頼性の高い摺動接点となるとい
う優れた効果を有するものである。
【図1】本発明の一実施例の先端面の圧潰成形を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施例の先端部が逆L字状の摺動接
点を示す斜視図である。
点を示す斜視図である。
【図3】従来の摺動接点を示す斜視図である。
3 線材 4 先端部 7 摺動接点 6 台材
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の線材またはテープ材がばね材に溶
接され、線材またはテープ材の先端部が逆L字状の摺動
接点において、線材またはテープ材の先端面が圧潰成形
され滑らかな先端面としたことを特徴とする摺動接点の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354863A JP2872469B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 摺動接点の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354863A JP2872469B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 摺動接点の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05174933A JPH05174933A (ja) | 1993-07-13 |
JP2872469B2 true JP2872469B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=18440419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3354863A Expired - Fee Related JP2872469B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 摺動接点の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872469B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102856074A (zh) * | 2012-09-03 | 2013-01-02 | 庄景阳 | 可自动调节电容量的电容器 |
DE102021210013A1 (de) | 2021-02-09 | 2022-08-11 | Zf Friedrichshafen Ag | Wellenerdungseinrichtung zur Herstellung einer elektrisch leitfähigen Verbindung zwischen einer drehbaren Welle und einem Gehäuse |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP3354863A patent/JP2872469B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05174933A (ja) | 1993-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2872469B2 (ja) | 摺動接点の製造方法 | |
JPS5826764B2 (ja) | 多接点接触ばねの製造方法 | |
JP2921806B2 (ja) | 摺動接点 | |
US3943625A (en) | Method for making tined electrical contacts | |
JP3107235B2 (ja) | 摺動接点打抜加工用帯材 | |
JP3670856B2 (ja) | 電解コンデンサ用タブ端子の製造装置及びその製造方法 | |
JP2823262B2 (ja) | 複合接点帯材の製造方法 | |
JP3196857B2 (ja) | プラグチップの加工方法 | |
JP3520299B2 (ja) | 摺動用ブラシ片の製造方法 | |
JPH04289680A (ja) | 摺動接触子 | |
JPH0750202A (ja) | 摺動用ブラシ片の製造方法 | |
JPH06215853A (ja) | 多線束溶接用台材のプロジェクション加工方法 | |
JP2806395B2 (ja) | クラッド接点帯材の製造方法 | |
JPS6225302Y2 (ja) | ||
JPH03114203A (ja) | 摺動接点の製造方法 | |
JPH05166688A (ja) | 電解コンデンサ用リードの製造方法 | |
JPS61152393A (ja) | 複合材の切断方法および切断金型 | |
JP3085473B2 (ja) | 熊手形摺動接点の製造方法 | |
JPH0696823A (ja) | 摺動接点 | |
JPH06111914A (ja) | 摺動ブラシの製造方法 | |
JPH06111916A (ja) | 摺動ブラシの製造方法 | |
JP2619525B2 (ja) | 摺動用ブラシ素材 | |
JPH0676914A (ja) | 刷子接点の製造方法 | |
KR960002107B1 (ko) | 리드어셈블리용 외부리드의 호형부 성형방법 | |
JPH04138683A (ja) | 摺動ブラシ接点の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |