JP2870639B2 - 水上遊具 - Google Patents

水上遊具

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JP2870639B2
JP2870639B2 JP62038798A JP3879887A JP2870639B2 JP 2870639 B2 JP2870639 B2 JP 2870639B2 JP 62038798 A JP62038798 A JP 62038798A JP 3879887 A JP3879887 A JP 3879887A JP 2870639 B2 JP2870639 B2 JP 2870639B2
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▲しょう▼ 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、推進機を具備した一人乗りの水上遊具に
関するものである。 (従来技術) 最近、小型軽量の艇体で推進装置を有し、水上を滑走
する水上遊具が種々提案されており、艇体の左右両側方
に向かって延びるバー式の操舵ハンドルを握って操船す
るものも知られている。このような水上遊具では、艇体
が転覆した際に艇体がどのような姿勢で安定するかが問
題になる。すなわち、操舵ハンドルが水中に没した状態
で艇体が安定したのでは水中の乗員が艇体を起こすのに
非常に手間がかかり、また艇体が運転時の姿勢すなわち
操舵ハンドルが完全に水面上に露出した姿勢で安定した
のでは水中の乗員が操舵ハンドルを掴み難くなり、再乗
船が容易でないという問題がある。 (発明の目的) この発明はこのような従来の欠点を解消するためにな
されたものであり、艇体が転覆した際に、水中の乗員が
艇体上に容易に再乗船することができるようにした水上
遊具を提供することを目的とするものである。 (発明の構成) この発明は、ほぼ密閉されるとともにエンジンを収容
するエンジン室を艇体内部に形成し、艇体のデッキ後部
に位置する乗船部を形成し、艇体の左右両側側方に向か
って延びるバー式の操舵ハンドルを有する水上遊具にお
いて、艇体の最も上方となる位置に上記操舵ハンドルを
設け、この操舵ハンドルの近傍に第1浮力体を設けると
ともに、艇体底部に、第1浮力体よりも幅広に形成した
第2浮力体を設けて、艇体の転覆状態において、艇体幅
方向の中心線が艇体底部側よりも操舵ハンドル側が低く
なるようにほぼ90゜傾斜して安定するように構成したも
のである。 上記構成では、艇体底部に、操舵ハンドルの近傍に設
けた第1浮力体よりも幅広に形成した第2浮力体を設け
て艇体底部の浮力を増し、艇体の転覆状態において、艇
体幅方向の中心線が艇体底部よりも操舵ハンドル側が低
くなるようにほぼ90゜傾斜して安定するようにしたの
で、転覆時に乗員が水中から容易に操舵ハンドルの両端
を握ったり、水面上に大きく露出した艇体底部に掴まっ
て艇体を引き起こしたりすることによって、容易に再乗
船することができる。 (実施例) 第1図および第2図において、偏平で細長いボードか
らなる艇体1には、その上面中央部から後方にデッキ2
が形成され、艇体1の前部には支持台6が形成されてこ
の支持台6にステアリングタワー8の基端部が取付け部
材7を介して固定して取付けられている。このステアリ
ングタワー8は後方に延びてその先端部に操舵装置本体
9および操舵ハンドル11が設けられており、これによっ
て艇体1の最も上方となる位置に操舵ハンドル11が位置
することになる。 艇体1の内部にはエンジン3、燃料タンク30、バッテ
リ4および電装品5が設けられ、それらの上部はカバー
39で覆われてその内部にエンジンルームが形成されてい
る。このエンジンルームにはベンチレーションパイプ31
により艇体外部の空気が供給されるようにしている。 上記エンジン3により回転駆動される回転軸34は艇体
内を後方に延び、その先端部に設けられた図示しない推
進機が流路36中で回転するようにしている。流路36は船
底に水取入れ口が開口し、後端の水排出口には水平面内
で揺動するノズル33が取付けられ、船底部から取入れた
水をノズル33から所定の方向に噴射させることにより、
艇体1を推進、旋回させるようにしている。 ステアリングタワー8は、横断面形状で長軸が水平方
向に向く楕円形に形成され、その基端部が取付け部材7
の後端開口部72から挿入されて固定されている。この取
付け部材7は、第3図に示すようにその下端部が支持台
6に外嵌され、左右両側に相対向して形成された一対の
ボルト穴60,70にそれぞれボルト71が貫通されて締付け
られることにより固定されている。 また第4図(A)に示すように、横断面が偏平な形
状、すなわち長楕円形状にFRPなどで形成したステアリ
ングタワー81としてもよい。また第4図(B)に示すよ
うに適宜の金属の板材83の外周部にプラスチックの被覆
層82を形成させて偏平な形状のステアリングタワー88と
してもよい。このように偏平な形状にすることにより、
基端部を支点として上下方向にのみ撓むようにしてい
る。 さらにステアリングタワーの取付け部は、第5図
(A)に示すように、板状のステアリングタワー84が支
持台62の上辺63上に重ねられてボルト64によって締付け
られるようにしてもよく、あるいは第5図(B)に示す
ように台形の支持台65の上端両側部66に台形の断面を有
するステアリングタワー基端部87の両側辺85が重ねられ
てボルト67で締付けられることにより固定するようにし
てもよい。 操舵装置本体9の内部には、第6図に示すように操舵
ハンドル11の回転によりその力をステアリングタワー8
を通してエンジン3に伝達するための図示しない変速装
置が装入されるとともに、発泡プラスチックなどのすな
わち、艇体1の最も上方となる位置に設けられた操舵ハ
ンドル11の近傍に浮力体93が設けられている。また艇体
1の内部にも浮力体13が装入されている。 上記構成において、人10がデッキ2上に立って操舵ハ
ンドル11を握り、この操舵ハンドル11を回転させること
によりエンジン3を駆動させて流路36から水をノズル33
を通して噴射させることにより艇体1を推進させ、また
ノズル33を所定の方向に水平面内で揺動させることによ
り旋回を行なう。この旋回の際に、人10は操舵ハンドル
11を握ることにより体を支えて艇体1とともに体を傾斜
させることができる。すなわち、ステアリングタワー8
は操舵装置本体9の荷重を支持した状態で上下方向にの
み撓み、左右方向の撓みおよび捩れは生じないために、
操舵ハンドル11を握っていれば艇体1とともに体を安定
して傾斜姿勢で保持することができ、このため運動性能
が優れている。 なお、艇体1が転覆した場合は、第6図に示すように
操舵装置本体9が水中に没入することになるが、操舵装
置本体9は浮力体93が内包されてそれ自体が浮力を有す
るために、艇体1の中心線20と水面18とのなす角θが小
さな値で安定する。すなわち、180゜転覆したとして
も、浮力体93の存在によって、艇体1は操舵ハンドル11
が面上に浮上する姿勢に反転復帰する。したがって、艇
体1が転覆した場合でも、水中の乗員は水面上の操舵ハ
ンドル11を握って艇体1を容易に起すことができるとい
う利点がある。 (発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、艇体底部
に、操舵ハンドルの近傍に設けた第1浮力体よりも幅広
に形成した第2浮力体を設けて艇体底部の浮力を増し、
艇体の転覆状態において、艇体幅方向の中心線が艇体底
部よりも操舵ハンドル側が低くなるようにほぼ90゜傾斜
して安定するようにしたので、転覆時に乗員が水中から
容易に操舵ハンドルの両端を握ったり、水面上に大きく
露出した艇体底部に掴まって艇体を引き起こしたりする
ことによって、容易に再乗船することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例を示す平面図、第2図はその
側面図、第3図はステアリングタワーの取付け部の分解
斜視図、第4図(A)(B)はそれぞれステアリングタ
ワーの横断面形状の他の例を示す断面図、第5図(A)
(B)はそれぞれステアリングタワーの取付け部の他の
例を示す断面図、第6図は艇体の転覆状態を示す横断面
形状図である。 1……艇体、2……デッキ、3……エンジン、6,62,65
……支持台、7……取付け部材、8,81,84,87,88……ス
テアリングタワー、9……操舵装置本体、10……人。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ほぼ密閉されるとともにエンジンを収容するエンジ
    ン室を艇体内部に形成し、艇体のデッキ後部に位置する
    乗船部を形成し、艇体の左右両側側方に向かって延びる
    バー式の操舵ハンドルを有する水上遊具において、艇体
    の最も上方となる位置に上記操舵ハンドルを設け、この
    操舵ハンドルの近傍に第1浮力体を設けるとともに、艇
    体底部に、第1浮力体よりも幅広に形成した第2浮力体
    を設けて、艇体の転覆状態において、艇体幅方向の中心
    線が艇体底部側よりも操舵ハンドル側が低くなるように
    ほぼ90゜傾斜して安定するように構成したことを特徴と
    する水上遊具。
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