JP2869932B2 - 検体搬送装置 - Google Patents
検体搬送装置Info
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Description
に複数個のサンプル容器を一列に保持したラックを用い
たラック式検体搬送装置に関する。
定量分析する自動分析装置の検体搬送手段としては、ス
ネークチェーン方式,回転テーブル方式,チェーンベル
ト方式,トレー方式,ラック方式と様々な方法が提案さ
れ、夫々に自動分析装置の特質に応じて装置化されてい
る。その中で、一枚の円板上に、個々の検体を円形状に
一列に、或いは同心円状に複数列に配列した回転テーブ
ル方式は比較的少量の検体をバッチ処理時に分析する小
形の分析装置に用いられ、また、複数個のサンプル容器
を一列に保持したラックを連続的に或いは間欠的に流す
ラック式サンプル搬送装置は、分析動作中の装置を停止
することなく多量の検体の投入,交換が可能なことから
大きな検体処理能力を持つ大形自動分析装置に特に多く
用いられている。
ル容器を一列に保持したラックを並列に複数個収納した
ラック給送部、該給送部のラックを試料のサンプリング
位置に順次搬送し各サンプル容器を該サンプリング位置
に位置決めするラック搬送機構部,サンプリングが終了
し、順次送られてくるラックを受取るラック回収部等と
から構成される。これらの各ユニットは直列的に配置さ
れ、固定の周期で固定の動作を繰返し、固定周期でサン
プル容器をサンプリング位置に順次搬送,位置決めする
という制御方法が知られていた。
複数個ある場合、付随してサンプル搬送装置の全長が長
くなり、送り,戻り共ライン上に乗るラックの数も一つ
のユニットから比べると数倍となる。従来の装置は、搬
送ライン上におけるラックの有無にかかわらず、装置の
イニシャライズ時或いはリセットにする場合は、各ライ
ンの所定位置にラックを一時的に停止させるためのラッ
ク停止用レバーが一連の動作をしてからスタート状態と
なるため、ラインが大形化になればなる程この一連の動
作時間が長くなることになる。これは、大形自動分析装
置の検体処理時間の高率化の妨げとなり、装置の高信頼
度化,生化学検査の自動化上で極めて重要な要素であ
る。
ンテナンス時,リセット時に対する考慮がなく装置の構
成からみて完全ではなかった。
戻りライン共、ラックが有り,無しのどちらでも各ライ
ンのラック停止用レバーが一連の動作を終了後装置がス
タート状態となるため、イニシャライズ時,リセット時
の時間短縮に対する配慮がされておらず、この検体搬送
装置を組合せ,装置を大形化した場合、大形自動分析装
置としての処理時間に対するリセット時間のウェイトが
多くなってしまい、結局、処理能力が少なくなることと
なる。
ト時に搬送路上に残存するラックを回収することができ
る検体搬送装置を提供することにある。
と、該搬送路に沿って配置された検体処理部と、搬送路
に接続されており複数のラックを収納し得るラック収納
部を備えた検体搬送装置において、搬送路に沿った方向
に光ビームを形成するラック有無検知装置を設け、この
ラック有無検知装置により搬送路上に残存ラックが検知
されたときに、該ラックを上記ラック収納部に回収する
ように構成したことを特徴とする。
作を開始するときには、搬送路上にラックが残存すると
新たなラック搬送の妨げになる。本発明では、搬送路上
の残存ラックの有無を光ビームでチェックし、残存ラッ
クがあればラック収納部に回収する。
搬送路に沿って配置された検体処理部で処理されるが、
搬送動作開始前におけるラック有無検知装置によるチェ
ックの際に残存ラックが検知された場合には、ラックは
検体処理部で処理されることなく回収される。検体処理
部の処理とは、例えば、ラック上の検体を分析部に分注
する動作、又はラックを分析部の方へ引き込むような動
作等の処理を意味する。
てラックの送りラックと戻りラインが設けられ、送りラ
イン及び戻りラインの各々に対応してラック有無検知装
置が配置される。さらに具体的には、検体搬送装置の送
りラインスタート地点端中心と、戻りライン終点端中心
に位置するようにラック有無検知用ビームセンサの発光
部を設け、ラインの折り返し地点端には送りライン中心
と、戻りライン中心に位置するようにラック有無検知用
ビームセンサの受光部を設ける。以上により、イニシャ
ライズ時、またはリセット時に送り、または戻りのライ
ンにラックがあれば、ビームセンサの検知によりラック
停止用レバーを解除し搬送ラインベルトのスピードを増
して、ラックをラック回収部に運ぶこととなる。また、
ライン上にラックがない場合は検知により直ちに装置本
体がスタートできる状態となる。これらにより、イニシ
ャライズ時,リセット時の大幅な時間短縮が可能とな
る。
は、ラックを用いた検体の搬送部と反応ディスクを中心
とする分析部に大別される。この実施例では、検体の入
ったサンプル容器を複数個搭載し得るラックを検体搬送
手段を用い、ラック給送機構,ライン状のラックの搬送
機構,サンプリング位置へのラックの位置決め機構及び
サンプリングの終了したラックの回収機構等より構成さ
れる。そして、ラック搬送ライン上に、ラック有無を検
知するビームセンサを設け、検知内容に応じてライン上
をリセットし得る機能を備える。
〜4を有する4ユニットの分析部10〜13と、ラック収納
部1と、搬送ベルト36を有するラック搬送ラインを備え
ている。ラック収納部1は、ラック供給用とラック受入
用の収納スペースを備えており、供給用は分析する前の
サンプルカップ16が収納される送りサンプラA41,送りサ
ンプラB40となっている。その左部には分析が終了され
た空のサンプルカップが収納される受けサンプラA43,受
けサンプラB42となっている。装置背面には検体搬送部1
5が配置されている。この検体搬送部の駆動機構は公知
のものであるが本発明の構成としては分析部が4ユニッ
トとなっているため付随して五つの駆動機構44〜48があ
る。また、分析が終了したサンプルカップが納められて
いるラック26への折り返し用駆動機構49が配置されてい
る。搬送ラインは、送りライン34と戻りライン35とがあ
り、駆動機構とはベルトを介して連動するようになって
いる。
上の検体を各分析部10〜13に分注するためのサンプリン
グ機構6〜9は分析部10〜13に設置されているものであ
る。送りサンプラA41,B40より送られてくるラック26
は、各反応ディスク2〜5に対応するサンプリング位置
にて、図示していないストップ検知器からの信号で作動
するラック停止用レバー14の突出により停止され、ラッ
ク上のサンプルカップから反応ディスク上の反応容器へ
検体のサンプリング動作がなされる。
と戻りライン35のそれぞれに配置される。送りライン用
のラック有無検知装置では、ライン始端付近に配設され
た発光側ビームセンサ(遠距離用)30から発光されたビ
ームが、搬送路に沿って送りラインの中心を通って送り
ライン34の終端付近に配設された受光側ビームセンサ31
により受光される。また、戻りライン35用のラック有無
検知装置では、戻りライン終端付近の発光側ビームセン
サ(遠距離用)32から発光されたビームが、戻りライン
の中心を通って戻りライン始端付近の受光側ビームセン
サ33により受光される。
にラックがどこの位置にあろうとも検知でき誤動作する
ことはない。しかもこの配置にすることで例えば分析部
数が変化してもよいこととなる。
置の不都合等により動作が停止した後のリセット時の指
示信号に応じて、各ラック有無検知装置による各ライン
上の残存ラックの有無をチェックさせ、送りライン34上
又は戻りライン35上にビームを遮る残存ラックが検知さ
れたとき、ビームセンサ31,33の検知信号に基づいてラ
ック停止用レバー14のライン上への突出を解除させてラ
ックの移送が妨げられないようにすると共に、各ライン
のベルトスピードを増すように制御してラックをラック
回収部(受けサンプラA,B)に運ぶこととなる。従来ラ
ックの有無にかかわらず5分間のリセット時間が必要で
あったが本発明によれば30秒間で準備動作が完了するこ
ととなった。
ク有無検知装置によりイニシャライズ時又はリセット時
に搬送路上の残存ラックが検知され、ラック収容部に回
収されるので、新たにラックを搬送するときのトラブル
を未然に防止できる。また、本発明を大形自動分析装置
に適用した場合には、ラック搬送再開時のラック処理時
間を短縮できる。
……サンプリング機構、10〜13……分析部、14……ラッ
ク停止用レバー、15……検体搬送部、16……サンプルカ
ップ、26……ラック、30……送り用ビームセンサ(発光
側)、31……送り用ビームセンサ(受光側)、32……戻
り用ビームセンサ(発光側)、33……戻り用ビームセン
サ(受光側)、34……送りライン、35……戻りライン、
36……搬送ベルト、40……送りサンプラB、41……送り
サンプラA、42……受けサンプラB、43……受けサンプ
ラA、44〜48……駆動機構。
Claims (1)
- 【請求項1】検体を収容し得るラックを搬送する搬送路
と、該搬送路に沿って配置された検体処理部と、上記搬
送路に接続されており上記検体処理部による処理済みの
複数のラックを収納し得るラック収納部を備えた検体搬
送装置において、上記搬送路に沿った方向に光ビームを
形成するラック有無検知装置を設け、このラック有無検
知装置により上記搬送路上に残存ラックが検知されたと
きに、該ラックを上記ラック収納部に回収し、上記残存
ラックが検知されないときに、上記検体処理部による処
理のためのラック搬送のスタートを可能にするように構
成したことを特徴とする検体搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10031590A JP2869932B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 検体搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10031590A JP2869932B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 検体搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041571A JPH041571A (ja) | 1992-01-07 |
JP2869932B2 true JP2869932B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=14270751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10031590A Expired - Lifetime JP2869932B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 検体搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2869932B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015083236A1 (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 株式会社島津製作所 | 複数の分析装置を連結してなる自動分析システム |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN104749386B (zh) * | 2013-12-31 | 2017-04-05 | 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 | 流水线样本架检测方法、检测系统及调度方法 |
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EP3690447B1 (en) * | 2017-09-01 | 2022-04-20 | Hitachi High-Tech Corporation | Connection module and methods for avoiding interference |
-
1990
- 1990-04-18 JP JP10031590A patent/JP2869932B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015083236A1 (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 株式会社島津製作所 | 複数の分析装置を連結してなる自動分析システム |
Also Published As
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---|---|
JPH041571A (ja) | 1992-01-07 |
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