JP2000314737A - 検体搬送システム - Google Patents
検体搬送システムInfo
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Abstract
及び逆送ラインを有するラック搬送ユニットを複数台関
連づけることにより検体搬送システムのラック搬送系の
長大化を避ける。 【解決手段】搬送方向変更機構7に対向配置されている
複数のラック搬送ユニット4,5,6の夫々は、主搬送
ライン4a,5a,6aと逆送ライン4b,5b,6b
を有する。搬送方向変更機構の回転テーブル77に互い
に平行に形成されている第1と第2のラック通路7a,
7b間の距離は、主搬送ラインと逆送ライン間の距離と
同一であり、第1と第2のラック通路は回転テーブルの
回転中心から等距離に配置される。回転テーブルは、一
方のラック通路に検体ラックを乗せた状態で他方のラッ
ク通路に他の検体ラックを受け入れることができる。
Description
に係り、特に、検体を保持している検体ラックを複数の
検体処理ユニットのいずれかに選択的に立ち寄らせるよ
うに搬送する複数のラック搬送ユニットを備えた検体搬
送システムに関する。
は、遠心分離,検体容器の蓋の開栓,親検体容器から子
検体容器への分注などの処理を経た後、検体容器が検体
ラックに保持された状態でラック搬送ユニットを介して
生化学検査,免疫学的検査などを行う各種分析装置へ搬
送される。コンピュータによる制御のもとで、このよう
な検体処理を行うように構成されたシステム的構成装置
は、検体搬送システムと称されている。この場合、遠心
分離,開栓,分注,分析などの処理をそれぞれ行う装置
が、検体処理ユニットである。
開平9−43246号公報に記載されている。この例では、1
つの検体処理ユニットを経た検体ラックを一方向に搬送
する搬送ラインと、別の検体処理ユニットに向けて該一
方向とは直角の方向に検体ラックを搬送する他の搬送ラ
インとの間に、検体ラックを1個だけ乗せることができ
るターンテーブルを設け、このターンテーブルの回転に
より検体ラックを一方向から直角方向に変更する構成を
示している。
搬送ラインの交点に相当する位置にラック分岐装置を設
け、このラック分岐装置を1個の検体ラックが乗る回転
台で構成した検体搬送装置を示している。この例におけ
るラック分岐装置は、1つの主搬送ラインにより搬送さ
れてきた検体ラックが到着すると、制御装置により分岐
方向が指令され、検体ラックに関する分岐方向に応じて
回転台を回転し、2台の分析計のいずれかに向けて検体
ラックを分岐後の搬送ラインにより搬送するように方向
づけることができる。
いては、検体処理ユニットによる検体の処理(例えば開
栓処理)が失敗に終った場合や検体処理の終了した検体
ラックを所定の格納部へ回収させる場合に用いるため
に、検体ラックを所定方向に搬送する主搬送ラインとは
別に、その所定方向とは逆の方向に検体ラックを搬送す
ることができる帰還ラインの如き働きをする逆送ライン
を設けるならば、多数の検体ラックの処理を効率的に行
うことができる。
公報及び特開平7−167866 号公報に記載された従来技術
では、いずれも、ターンテーブル又は回転台は、検体ラ
ックが一方向に進むように搬送ライン間に1つの検体ラ
ックを受け渡す働きをするだけにすぎないので、主搬送
ライン及び逆送ラインを有するラック搬送ユニット同士
の間に従来技術のような回転機構を設けようとするなら
ば、少なくとも2台の回転機構が必要になり、それらの
ライン間の接続構成が複雑化するばかりでなく、構造も
大型になる。また、従来技術によれば、複数の検体ラッ
クの搬送の途中で検体処理ユニットへ到達させる順番を
変えるような使い勝手の優れたラック搬送が困難であ
る。
インを有するラック搬送ユニットを用いる場合であって
も、1台の搬送方向変更機構によって複数のラック搬送
ユニット間に検体ラックを引き渡すことができ、ラック
搬送系の長大化を避けることができる検体搬送システム
を提供することにある。
いて、検体処理ユニットに到達させる検体ラックの順番
を、簡単に変えることができる検体搬送システムを提供
することにある。
る検体ラックを搬送し得る一方のラック搬送ユニットと
他方のラック搬送ユニットの間に、検体ラックの受け入
れ方向に対し送り出し方向を変え得る搬送方向変更機構
を備えており、該搬送方向変更機構を介して複数のラッ
ク搬送ユニットの一方から他方に又はその逆に検体ラッ
クを搬送する検体搬送システムに適用され、一方及び他
方のラック搬送ユニットは、検体ラックを所定方向に搬
送し得る主搬送ラインとその所定方向とは逆方向に検体
ラックを搬送し得る逆送ラインとをそれぞれ備えてお
り、該一方及び他方のラック搬送ユニットにおける主搬
送ラインと逆送ラインの間のライン間距離は、搬送方向
変更機構に対向する端部においてそれらの一方及び他方
の搬送ユニット同士で同一であって一定距離とされてい
る。この搬送方向変更機構は互いに平行な第1と第2の
ラック通路を有する回転部を具備し、該第1と第2のラ
ック通路は回転部の回転中心から等距離に配置されてお
り、これら第1と第2のラック通路間の距離がライン間
距離と同じ一定距離である。
ク搬送ユニットの内の一方のラック搬送ユニットの主搬
送ラインにより搬送されてきた通常検体ラックを回転部
の第1のラック通路に移動した後、回転部を回転するこ
とにより第2のラック通路を該一方のラック搬送ユニッ
トの主搬送ラインに対応するように位置づけ、通常検体
ラックよりも後にその一方のラック搬送ユニットの主搬
送ラインにより搬送されてきた特定の検体ラックを回転
部の空いている第2のラック通路に移動し、回転部の第
1のラック通路上に保持されている通常検体ラックより
も先に、第2のラック通路上の特定の検体ラックを他方
のラック搬送ユニットの主搬送ラインに移動するように
構成している。
用した実施形態を説明する。図1は、本発明を適用した
検体搬送システムのブロック図である。このシステム
は、検体処理ユニットとしての分析前処理装置1,分析
装置2及び3を含み、分析前処理装置1にはラック搬送
ユニット4が接続され、分析装置2にはラック搬送ユニ
ット5が接続され、分析装置3にはラック搬送ユニット
6が接続される。複数のラック搬送ユニット4,5,6
のそれぞれにおける検体処理ユニット接続側とは反対側
の端部は、搬送方向変更機構7に対向するように配置さ
れる。これらの各構成部分は、図示しない制御部によっ
て所定の動作プログラムに基づき動作制御される。制御
部はコンピュータ及び各部の動作に必要な情報を入力す
るための入力部を含む。
を収容する検体容器を保持している検体ラックを次々と
搬送されるように供給するラック供給部,全血を検体ラ
ックごと遠心分離する自動遠心分離部,検体容器の蓋を
自動的に除去する開栓部,遠心分離後の親検体容器から
新たな子検体容器へ血清又は血漿を分注する分注部、検
体処理の終了した検体ラックを収納するためのラック収
納部などを含む。分析装置2は検体を生化学的に検査す
る自動分析装置であり、分析装置3は検体を免疫学的に
検査する自動分析装置である。
1によって前処理された検体ラック101(図2参照)
を搬送方向変更機構7へ向けて所定方向に搬送する主搬
送ライン4aと、搬送方向変更機構7から分析前処理装
置1へ向けて前記所定方向とは逆方向に検体ラックを搬
送する逆送ライン4bを具備する。ラック搬送ユニット
5は、搬送方向変更機構7から検体処理ユニットとして
の分析装置2へ向けて所定方向に検体ラックを搬送する
主搬送ライン5aと、この主搬送ライン5aとは逆方向
に検体ラックを搬送する逆送ライン5bを具備する。ま
た、ラック搬送ユニット6は、搬送方向変更機構7から
検体処理ユニットとしての分析装置3へ向けて所定方向
に検体ラックを搬送する主搬送ライン6aと、この主搬
送ライン6aとは逆方向に検体ラックを搬送する逆送ラ
イン6bを具備する。
搬送ライン4a,5a,6aは、検体処理すべき検体ラ
ックを搬送するものであり、逆送ライン4b,5b,6
bは、検体処理済みの検体ラックを搬送するものであ
る。いずれかの検体処理において処理に失敗した検体を
含む検体ラック又は再検査が必要な検体を含む検体ラッ
クは、複数のラック搬送ユニット4,5,6の内の該当
するものと搬送方向変更機構7との働きにより、一旦検
体処理ユニットから出た後再度同じ検体処理ユニットへ
帰還するように搬送され得る。
されている各検体ラック毎の検査依頼項目情報に応じ
て、複数のラック搬送ユニットの内のいずれかに、検体
ラックを引き渡す。すなわち、搬送方向変更機構7は、
検体ラックの受け入れ方向に対し送り出し方向を変え得
るものであり、複数のラック搬送ユニットの内の1つか
ら他の1つへ又はその逆に検体ラックを引き渡すことが
でき、主搬送ライン側と逆送ライン側との同時対応も可
能である。
理装置1にて前処理された検体ラックを、ラック搬送ユ
ニット4の主搬送ライン4aにより搬送し、搬送方向変
更機構7に移す。検体ラックが乗せられた搬送方向変更
機構7の回転部は、その検体ラックに関する検体依頼項
目情報に応じて制御部により動作制御され、処理を実行
すべき分析装置2又は3に接続するラック搬送ユニット
5又は6の主搬送ラインに検体ラックの乗っているラッ
ク通路7a又は7bが合致するように回転する。次い
で、検体ラックはラック搬送ユニット5又は6の主搬送
ライン5a又は6aに引き渡され、所望の分析装置まで
搬送される。
検体の一部が分注された検体ラックは、ラック搬送ユニ
ット5又は6の逆送ライン5b又は6bにより搬送方向
変更機構7へ搬送される。検体ラックを受け取った搬送
方向変更機構7は、検体ラックを乗せているラック通路
7a又は7bをラック搬送ユニット4の逆送ライン4b
に対向合致するように回転部を回転し、次いで、ライン
搬送ユニット4に引き渡された検体ラックは、逆送ライ
ン4bにより分析前処理装置1へ向けて搬送される。こ
のようにして検体処理された検体ラックは、分析前処理
装置1内のラック収納部に格納される。
る検体ラックの構成の一例を、図2の斜視図により説明
する。1つ以上の検体容器110を保持するための支持
体としての検体ラック101は、細長い箱状である。図
2では検体ラックとして5本の検体容器110を保持す
る例を示してあるが、保持可能な容器数はこれに限ら
ず、1本以上であれば良く10本あるいはそれ以上のも
のでも使用可能である。検体ラックには、各検体ラック
を識別するための情報(例えばバーコード,数字,文字
など)を表示したラベル102が付されている。また、
各検体容器110の外壁には、検体受付番号,患者名や
年令などの患者情報,検査項目名などを含む検体情報を
バーコードなどにより表示した検体識別ラベル111が
貼られている。
填ポジションに対応してラベル読み取り用窓としての切
り欠き103が形成されている。このような検体ラック
101が図1の分析前処理装置1に投入されたことに伴っ
て、分析前処理装置1に内蔵されている識別情報読み取
り器(例えばバーコードリーダ)によりラック識別情報
及び検体識別情報が読み取られ、制御部に伝達される。
制御部はこのような情報を利用して各検体ラックに対す
る検体処理及び搬送動作を制御する。
7付近の構成及び動作を説明する。搬送方向変更機構7
は、回転部の一例としての回転テーブル77と、その回
転テーブルを時計方向及び反時計方向に90度,180
度,270度及び360度に回転し得る駆動部としての
モータを具備する。回転テーブル77の上面には、一方
のラック通路7aとなる往復動可能なコンベアベルトと
他方のラック通路7bとなる往復動可能なコンベアベル
トが配置される。これらのコンベアベルトの双方向運動
は、それぞれのベルトに対応して回転テーブルに取付け
られているモータによって実行される。
主搬送ライン4a,5a,6a及び各逆送ライン4b,
5b,6bは、検体ラックを一定方向に搬送するコンベ
アベルトを有する。これらの各主搬送ライン及び各逆送
ラインの回動のための折り返し端部の付近には、各ライ
ン上の検体ラックを検知するためのラック検知器43,
44,53,54,63,64が配置される。また、ラ
ック通路7aの両端付近にはラック検知器73,74
が、ラック通路7bの両端付近にはラック検知器75,
76が配置される。
れぞれの端部は、搬送方向変更機構7に対向している。
この対向する端部においては、主搬送ライン4aと逆送
ライン4bの間のライン間距離と、主搬送ライン5aと
逆送ライン5bの間のライン間距離と、主搬送ライン6
aと逆送ライン6bとの間のライン間距離とが、同一の
一定距離である。回転テーブル77上のラック通路7a
とラック通路7bとは、回転テーブル77の回転中心か
ら対称となるように互いに等距離に配置される。互いに
平行な状態の2本のラック通路7aと7bの間の離間距
離は、各搬送ユニットの端部におけるライン間距離と同
一の一定距離である。
処理装置1からラック搬送ユニット4の主搬送ライン4
aに引き渡され、主搬送ライン4aにより搬送方向変更
機構7へ向けて搬送された検体ラック101は、ラック
検知器43によって検知される。この検知信号が制御部
に伝達されたことに基づいて制御部は図3の状態となる
ように回転テーブル77を回転して、主搬送ライン4a
とラック通路7aが合致するように位置を対応づける。
次いで、主搬送ライン4aとラック通路7aの各コンベ
アベルトの運動により検体ラックがラック通路7aに引
き渡される。引き渡された検体ラックがラック検知器7
4により検知されるとベルトの運動が停止され、検体ラ
ックは回転テーブル77上に一時停止される。
づいて検体ラックの搬送先を決定し、その決定に応じて
ラック通路7a及び検体ラックがラック搬送ユニット5
の主搬送ライン5a又はラック搬送ユニット6の主搬送
ライン6aに対応する状態になるように、回転テーブル
77を回転する。検体ラックをラック搬送ユニット6に
引き渡す場合は、回転テーブル77が時計方向に90度
回転され、次いで、ラック通路7a及び主搬送ライン6
aのベルトが運動して回転テーブル上に乗っていた検体
ラックを主搬送ライン6aに移動する。また、検体ラッ
クをラック搬送ユニット5に引き渡す場合は、回転テー
ブル77が回転されずにラック通路7a及び主搬送ライ
ン5aのベルトが動作し、回転テーブル上の検体ラック
が主搬送ライン5aに移動する。検体ラックを受け取っ
た主搬送ライン6a又は5aは、受け入れ先である分析
装置3又は2へ検体ラックを搬送する。
を終えた検体ラックは、ラック搬送ユニット6の逆送ラ
イン6bにより搬送方向変更機構7へ向けて搬送され
る。この検体ラックがラック検知器64により検知され
ると制御部は逆送ライン6bの動作を停止し、検体ラッ
クを搬送方向変更機構7の近くに一時停止する。制御部
は、ラック通路7bが逆送ライン6bと直列状態になる
ように回転テーブル77を回転し、次いで、ラック通路
7bと逆送ライン6bを動作させて検体ラックをラック
通路7bに移動する。検体ラックがラック検知器76に
より検知されると、各ベルトの動作が停止し、検体ラッ
クはラック通路7b上に乗った状態になる。
計方向に90度回転させ、図3と同様の状態にすること
によりラック通路7bと逆送ライン4bが直列状態にな
るように対応づける。そして、ラック通路7bと逆送ラ
イン4bのベルトを動作させ、検体ラックを回転テーブ
ル77からラック搬送ユニット4に移動し、引き続き分
析前処理装置1に向けて搬送する。ラック搬送ユニット
5の逆送ライン5bを搬送されてきた検体ラックは、同
様にして搬送方向変更機構7を介してラック搬送ユニッ
ト4の逆送ライン4bに引き渡される。
り搬送された検体ラックが次の検体処理ユニットに到達
する前に、すなわち搬送の途中で、後から搬送されてき
た検体ラックによって追い越しをされる場合を説明する
ための図である。
検体ラック81と、それよりも後に分析前処理装置1に
投入された特定の検体ラック82の関係を説明する。こ
の場合、特定の検体ラックとは、例えば緊急に検査結果
を必要とされる緊急検体を保持するラックであり、通常
の検体ラック81に比べて処理の優先度が高い検体ラッ
クであるとする。
aを搬送されてきた通常の検体ラック81は、図3で述
べたと同様にして回転テーブル77のラック通路7aに
移動される。制御部には、緊急検体を保持する特定の検
体ラック82が分析前処理装置1に投入されたことが予
め伝達されている。図4(A)の状態で、主搬送ライン
4aの終端に特定の検体ラック82が到達したことが検
知されたとき、制御部は、搬送方向変更機構7のラック
通路7aが図4(B)の如くラック通路7bと入れ替わ
るように、回転テーブル77を時計方向に180度回転
する。
のラック通路7bが、主搬送ライン4aと直列状態にな
るように位置づけられる。次いで、図4(C)に示すよ
うに、主搬送ライン4a上に一時停止していた特定の検
体ラック82を回転テーブル77のラック通路7bに移
動する。特定の検体ラック82が分析装置2による検体
処理を必要とするものであるならば、図4(D)の如く
ラック通路7bからラック搬送ユニット5の主搬送ライ
ン5aに検体ラック82を移動し、分析装置2へ向けて
搬送する。そのあと、図4(D)に示すような検体ラッ
ク81が乗っているラック通路7aを該当する搬送先へ
向かわせるために主搬送ライン5a又は主搬送ライン6
aに対向配置するように回転テーブル77を回転し、予
め定まっている主搬送ラインへ通常検体ラックへ移動す
る。
テムは、搬送方向変更機構に対向するように配置された
複数のラック搬送ユニットの内の一方のラック搬送ユニ
ットの主搬送ラインにより搬送されてきた通常検体ラッ
クを回転部の第1のラック通路に移動した後、その回転
部を回転することにより回転部上の第2のラック通路を
一方のラック搬送ユニットの主搬送ラインに対応するよ
うに位置づけ、通常検体ラックよりも後に一方のラック
搬送ユニットの主搬送ラインにより搬送されてきた特定
の検体ラックを回転部の第2のラック通路に移動し、第
1のラック通路上に保持されている通常検体ラックより
も先に、第2のラック通路上の特定の検体ラックを他方
のラック搬送ユニットの主搬送ラインに移動することが
できる。図5は、図3におけると同様の搬送方向変更機
構7の周辺に、4台の検体処理ユニット11,12,1
3,14を配置した例を示している。各検体処理ユニッ
トと搬送方向変更機構7の間には、主搬送ライン及び逆
送ラインを有するラック搬送ユニット21,22,2
3,24が配置される。いずれか1つの検体処理ユニッ
トにラック供給部及びラック収納部を設けておくことに
より、主搬送ライン及び逆送ラインを介して検体ラック
を効率的に搬送できる。
要な検体を保持する特定の検体ラックを割り込ませて投
入しても、すでに先行して搬送されている通常検体用の
検体ラックを、搬送方向変更機構において追い越すこと
が可能であるので、優先度の高い検体を検体処理ユニッ
トにより迅速に処理させることが容易になる。このよう
に、検体処理ユニットに到達させるべき検体ラックの順
番が、搬送の途中において簡単に変更できる。
搬送ユニットに一旦引き渡されて逆送ライン(又は主搬
送ライン)により搬送されてきた検体ラックに対し、同
じ特定の検体処理ユニットによる再度の検体処理(例え
ば開栓の失敗があったときの再度の開栓処理、又は検査
結果が不良な場合の検体の再検査など)のために、検体
ラックが送られてきたラック搬送ユニットの主搬送ライ
ン(又は逆送ライン)へ搬送方向変更機構により直ち戻
るようにその検体ラックを搬送することが可能である。
ラインを有するラック搬送ユニットを用いる場合であっ
ても、1台の搬送方向変更機構によって複数のラック搬
送ユニット間に検体ラックを引き渡すことができ、ラッ
ク搬送系の長大化を避けることができる。
図。
図。
ックにより追い越されるときの説明図。
他の配置例を示すブロック図。
ラック搬送ユニット、4a,5a,6a…主搬送ライ
ン、4b,5b,6b…逆送ライン、7…搬送方向変更
機構、7a,7b…ラック通路、43,44,53,5
4,63,64,73,74,75,76…ラック検知
器、77…回転テーブル、101…検体ラック。
Claims (2)
- 【請求項1】検体を保持する検体ラックを搬送し得る一
方のラック搬送ユニットと他方のラック搬送ユニットの
間に、検体ラックの受け入れ方向に対し送り出し方向を
変え得る搬送方向変更機構を備えており、該搬送方向変
更機構を介して上記ラック搬送ユニットの一方から他方
に又はその逆に検体ラックを搬送する検体搬送システム
において、 上記一方及び他方のラック搬送ユニットは、検体ラック
を所定方向に搬送し得る主搬送ラインと上記所定方向と
は逆方向に検体ラックを搬送し得る逆送ラインとをそれ
ぞれ備えており、 上記一方及び他方のラック搬送ユニットの上記主搬送ラ
インと上記逆送ラインの間のライン間距離は、上記搬送
方向変更機構に対向する端部において上記一方及び他方
の搬送ユニット同士で同一であって一定距離とされてお
り、 上記搬送方向変更機構は互いに平行な第1と第2のラッ
ク通路を有する回転部を具備し、該第1と第2のラック
通路は上記回転部の回転中心から等距離に配置されてお
り、上記第1と第2のラック通路間の距離が上記一定距
離であるように構成したことを特徴とする検体搬送シス
テム。 - 【請求項2】請求項1記載の検体搬送システムにおい
て、上記一方のラック搬送ユニットの主搬送ラインによ
り搬送されてきた通常検体ラックを上記回転部の第1の
ラック通路に移動した後、上記回転部を回転することに
より上記第2のラック通路を上記一方のラック搬送ユニ
ットの主搬送ラインに対応するように位置づけ、上記通
路検体ラックよりも後に上記一方のラック搬送ユニット
の主搬送ラインにより搬送されてきた特定の検体ラック
を上記回転部の上記第2のラック通路に移動し、上記第
1のラック通路上に保持されている上記通路検体ラック
よりも先に、上記第2のラック通路上の上記特定の検体
ラックを上記他方のラック搬送ユニットの主搬送ライン
に移動するように構成したことを特徴とする検体搬送シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12555199A JP3644303B2 (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 検体搬送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12555199A JP3644303B2 (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 検体搬送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000314737A true JP2000314737A (ja) | 2000-11-14 |
JP3644303B2 JP3644303B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=14913014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12555199A Expired - Lifetime JP3644303B2 (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 検体搬送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3644303B2 (ja) |
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