JPH11304808A - 検体処理システム - Google Patents

検体処理システム

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JPH11304808A
JPH11304808A JP10732098A JP10732098A JPH11304808A JP H11304808 A JPH11304808 A JP H11304808A JP 10732098 A JP10732098 A JP 10732098A JP 10732098 A JP10732098 A JP 10732098A JP H11304808 A JPH11304808 A JP H11304808A
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JP
Japan
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unit
alarm
sample
rack
sample processing
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JP10732098A
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English (en)
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Ryuichiro Kodama
隆一郎 児玉
Susumu Kai
奨 甲斐
Toshiyuki Tanaka
利幸 田中
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検体処理システムにおいて警報が発生しても、
措置すべきユニットがどれかを的確に特定できる。 【解決手段】複数の処理ユニット100,200,30
0を搬送ライン7に対して接続した検体処理システムに
おいて、搬送ラインを複数の搬送ライン区分ユニットで
構成し、各処理ユニット及び各搬送ライン区分ユニット
を通信ケーブルを介して中央制御部9に接続する。いず
れかのユニットで警報が発生したのに伴い、警報表示画
面に警報内容に関する情報と警報対象のユニット識別情
報が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検体処理システ
ム、特にラック搬送ラインに沿って複数の検体処理ユニ
ットを配置した検体処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】血液のような検体を分析を目的として処
理する検体処理システムは、一般的には複数の検体処理
装置とそれらの処理装置を結合するべルトライン等から
なる搬送ラインを備えている。血液検体を収容した容器
は、検体ラックと呼ばれる箱状のホルダーに保持された
状態で提供される。この親検体が遠心分離処理された
後、容器の栓を外す開栓処理,親検体の一部を1つ以上
の子検体容器へ分注する処理,子検体容器に対しバーコ
ード等が表示されたIDラベルを貼り付ける処理,分注
後の親検体容器に栓をする閉栓処理,子検体ラックをそ
の後の処理に応じて仕分ける分類処理,子検体ラックを
分析装置へ搬送して子検体を分析測定する処理等が適宜
組み合わされる。これらの各処理の機能を有する装置の
複数が搬送ラインによって結び付けられ自動化システム
を構成する。
【0003】このように検体処理の種類が豊富なシステ
ムにおいて、ある検体処理装置としてのユニットで発生
した警報を出来るだけ早くキャッチして、それに関連す
る不都合を排除することは、システムのオペレータにと
って重要な仕事となる。
【0004】特開平10−38889 号は、複数の分析機を有
する装置を示しているが、この従来例には、個々の分析
機からの表示コマンドを1画面に受け付けて複数の分析
機の操作画面を表示することが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平10−38
889 号公報による装置では、いずれかの分析機において
警報すべき事態が生じた場合に、どの分析機(検体処理
ユニット)からの警報かを判別することが困難である。
例えば、検体処理システムのように分注装置が2台接続
されているシステムを考えると、オペレータはどちらの
分注装置からの警報かを迅速に判断する必要が出てく
る。警報の中でも、日常的に発生する可能性のある、例
えば、分注装置による分注先に使われる検体がなくなっ
て補給することを知らせる警報では、具体的にどの並び
のどの装置に起きたアラームかを確認する必要がある。
この必要を満たすために、個々の分注装置に名称を記憶
させて、それを警報に付加することも考えられるが、シ
ステムの据え付け時に個々の装置に重複を避けて名前を
設定することは、据え付け作業を煩雑にする。
【0006】本発明の目的は、検体処理システムを扱う
オペレータの警報解消のための対策業務を容易にするこ
とを支援することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、検体を分析あ
るいは前処理する複数の検体処理ユニットと、検体を保
持するラックを複数の検体処理ユニットの内の少なくと
も1つに搬送するための搬送ラインを備えた検体処理シ
ステムにおいて、搬送ラインが各検体処理ユニットのそ
れぞれに対応した搬送ライン区分ユニットの複数の組合
せによって形成されており、各検体処理ユニット及び各
搬送ライン区分ユニットのそれぞれを制御部に通信回線
を介して接続し、それらの複数の検体処理ユニット及び
複数の搬送ライン区分ユニットのいずれかで警報すべき
事態が発生したことに伴って、その警報の内容に関する
情報及び警報対象のユニットの識別情報を記憶部に記憶
し、該記憶部に記憶されている警報内容に関する情報と
警報対象のユニット識別情報とを対応づけて表示装置に
警報表示画面として表示することを特徴とする。
【0008】また、検体処理システムを複数具備したマ
ルチシステムの場合には、警報内容情報とユニット識別
情報と個別の検体処理システムの名称の情報を警報表示
画面に表示する。
【0009】ここで、ユニット識別情報は、該当ユニッ
トの配置順序を示す情報と該当ユニットの種別を示す情
報を含む。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に基づく実施例を図面を参
照して説明する。
【0011】図1は本発明を適用する検体処理システム
の全体構成を示すブロック図である。
【0012】1はどのような処理あるいは検査をするか
の項目依頼を入力する処理依頼項目入力器であり、検体
毎に処理項目,検体を識別するための検体ID,検体属
性情報(性別,年齢,検体種別など)を入力する。2は
処理結果を出力する処理結果出力器であり、処理依頼項
目入力器1で入力した検査依頼に対して第1処理ユニッ
ト100,第2処理ユニット200,第3処理ユニット
300が行った処理のうち必要な結果が出力される。投
入部6には検体をのせたラックを各処理ユニットに投入
できるように複数のラックを置くことができ、各処理ユ
ニットでの処理がすすむにつれ置いた順にラックを順次
ラック搬送ラインに供給する。
【0013】搬送ライン7はラックをある場所から別の
ある場所に搬送する機能を有し、複数の搬送ライン区分
ユニット7a,7b,7cを直列に接続して1本のライ
ンとした組合せからなり、それぞれ第1,第2,第3の
処理ユニット100,200,300のラック入出力用
のラックアクセス位置を有する。これら搬送ライン区分
ユニット7a,7b,7cは通信ケーブル133a,1
33b,133cによって中央制御部9に接続され、中
央制御部により搬送ラインへのラックの搬入出が管理さ
れる。また収納部8は処理依頼に基づく処理を完了した
ラックを収納するので、システムの使用者は処理済みの
ラックをここから取出すことができる。第1,第2,第
3の処理ユニットは遠心分離,開栓,分注,閉栓,分
類,分析などの様々な機能のいずれかを有し、またその
寸法も種々存在する検体処理ユニットである。各検体処
理ユニットは搬送ライン7により搬送されてきたラック
を自ユニット内に取り込み、処理後再びラック搬送ライ
ン7にラックを送り出す。
【0014】投入部6および搬送ライン7および収納部
8は中央制御部9によって制御されており、中央制御部
9は処理依頼項目入力器1と処理結果出力器2と後述の
パラメータ入力器11に通信ケーブル71a,71b,
71cで接続される。中央制御部9は処理依頼項目入力
器1で入力された依頼内容に基づきラックを、投入部6
からラック搬送ライン7に、また搬送ライン7から各検
体処理ユニットまたは収納部8に送り、収納部8は各処
理ユニットから搬送ライン7を通って送られてくるラッ
クを収納する。投入部6及び各検体処理ユニットはそれ
ぞれの内部にユニット制御部(図示せず)を持ち中央制
御部9と情報交換を行うために通信ケーブル10a〜1
0dで接続されている。
【0015】各ユニット制御部は独立して動作している
が、中央制御部9との間でラックの受け渡しが行われる
ときには、各ユニット制御部がラックを送り出せるとい
う要求(以下搬出可能要求と称す)およびラックを受け
取れるという要求(以下搬入可能要求と称す)を通信ケ
ーブル10b,10c,10dを介して中央制御部9に
報告し、中央制御部9はそれらの要求の中から一組を選
択し、搬送ライン7の制御を行うと同時に上記通信ケー
ブルを通して各ユニット制御部に指示を出し、協調して
ラックのやり取りを行う。
【0016】パラメータ入力器11は、システムを構成
する各検体処理ユニットの種類や配置などのシステム構
成,各処理ユニットが搬送ライン7とラックの受け渡し
を行うラックアクセス位置,システムで使用されるラッ
クの種別,各処理ユニットがラック搬送ライン7を通し
て他の処理ユニットあるいは収納部8にラックを転送す
るタイミング,各処理ユニットが搬送ライン7を通して
他の処理ユニットあるいは収納部8に転送するラックの
種別(例えば処理ユニットが分注装置であった場合、転
送されるラックは分注元となった親ラック,サンプルカ
ップに分注された子ラック,試験管に分注された子ラッ
クの3種類)をパラメータとして入力するものである。
【0017】パラメータの中には記憶部31に記憶され
ており、システムの構成を定義する装置構成情報もあ
る。この装置構成情報の中には、処理ユニットや搬送ラ
インと中央制御部との通信回線番号と処理ユニットの並
び順番であるユニット番号との対応関係が記録されてい
る。このユニット番号が警報情報に付加されて、警報表
示画面として表示部30に表示される。表示部30は通
信ケーブル10を介して中央制御部9に接続されてい
る。
【0018】次に図2を用いて、各部の詳細な説明をす
る。図2は図1の実施例におけるラックの搬送状況を説
明する図である。同図において、第1,第2,第3の処
理ユニット100,200,300は、3台とも異なる
寸法・機能(例えば遠心分離,開栓,分注など)を有
し、搬送ライン上のラックを自ユニット内に取り込む取
り込み部と自ユニット内のラックを搬送ライン上に送り
出す送り出し部を有する。投入部6は、投入トレイ1
3,14および投入搬送路を有し、収納部8は収納搬送
路および収納トレイ15,16を有する。なお本実施例
においては処理ユニットは3台であるが、例えばこれが
1台,10台などであってもよく、処理ユニットの台数
は制限されない。また各処理ユニットが持つ搬送ライン
上のラックを取り込む取り込み部および搬送ライン上に
ラックを送り出す送り出し部は、処理ユニット100や
処理ユニット300に図示されるように1箇所ずつの場
合だけでなく、処理ユニット200に図示されるように
取り込み部/送り出し部が共通で1箇所の場合や、図示
していないが取り込み部,送り出し部が複数ある場合で
もよい。
【0019】取り込み部の一例を図6に示す。図6にお
いて、搬送ライン7と処理ユニットのラック受け取り口
816aの間には検体容器4を保持したラック5が移動
できる幅を持った接続通路864が形成されている。接
続通路864の上方には、モータの駆動軸866とプー
リ867の間に巻回されたベルト868を有するラック
移載機構29が配設されている。ベルト868には、開
閉可能な一対のフィンガーからなる把持部材865が取
り付けてある。図6(A)は把持部材865が搬送ライ
ン7上でラック5が到着するのを待機している状態を示
し、把持部材865が開状態にある。図6(B)は把持
部材865が閉じてラック5を移動している状態を示
す。図6(C)はラック5がラック受け取り口816a
まで運ばれて把持部材865から開放された状態を示
す。各処理ユニット側から搬送ラインへ送り出すとき
は、取り込み部と同等の機構で逆の動作を行う。
【0020】図2における搬送されるラックは検体を入
れた5本の試験管を保持する構造となっている。ラック
5は複数の検体容器4を保持し得るものであり、複数の
装填穴にそれぞれ検体容器が装填される。各検体容器内
には、血清,血漿、あるいは尿などの分析ユニットで分
析処理されるべき検体が収容されている。各検体ラック
5には、個々のラック番号を表すコード情報としての複
数の穴や、バーコードが印刷されたバーコードラベルが
設けられる。このラック番号識別情報は周知の読み取り
装置によって読み取られる。また、検体容器4の外壁に
は、検体識別情報媒体として磁気記録媒体やバーコード
ラベルが付されている。この検体識別情報は周知の読み
取り装置によって読み取られる。各検体に対して処理依
頼された項目は中央制御部9に記憶されているので、各
検体容器に対応する検体IDを認識することにより、そ
の検体容器を保有している検体ラックを該当する項目の
処理のための処理ユニットに搬送するように対応づける
ことができる。検体IDを認識する方法は、1つは検体
容器の識別情報を直接読み取る方法であり、他の1つ
は、検体ラック上の各検体容器の配列位置とラック番号
の組み合わせを予め検体IDに対応づけて記憶させてお
いて、ラック番号を読み取る方法である。図2の例は5
本の試験管を保持しているが、検体容器数はこれに限ら
れず1本以上又は10本を保持するラックであってもよ
い。
【0021】図2の投入部6では、投入トレイ13また
は14に置かれたラックが、移動アーム3により搬送路
に運ばれ、プーリ17のフックによって搬送ライン7の
直前まで運ばれる。また、検体が緊急検体投入口18に
置かれたときは、投入トレイ13,14のラック(一般
検体)に優先して、搬送路70へ搬送される。搬送ライ
ン7の一部である搬送ライン区分ユニット7aの直前に
ラックが到着すると、投入部6は中央制御部9に搬送ラ
イン7へのラック搬出要求を出し、搬出の許可を待つ。
その途中で公知の検体識別子読み取り器によって検体I
Dを、ラック識別子読み取り器によってラックIDを読
み取り、中央制御部はこの情報に基づきラックの転送先
を判断する。搬送ライン区分ユニット7aはパルスモー
タ21によって駆動される1本のベルトラインを有す
る。
【0022】処理ユニット100,200,300およ
び収納部8は、動作開始直後は各部内にラックがないの
で、全てラック搬入可能の要求を出している。中央制御
部9は決められた周期で定期的に各処理ユニットからの
要求を検査し、処理ユニットからの搬出可能要求があっ
たときに、予め入力された検査依頼および処理ユニット
から送信される転送ラック種別から搬出可能要求を出し
たユニットの搬出口のラックの行き先を検査し、行き先
の処理ユニットの搬入口が搬入可能であるならばラック
の搬出許可を出しラックの搬送を行う。
【0023】投入部6の出口すなわち搬送ライン7の直
前で待機している検体が、処理ユニット100での処理
依頼を有する場合には、搬送ライン区分ユニット7aか
ら処理ユニット100の搬入口22までの搬送要求が発
生する。またその検体が処理ユニット100での処理を
必要とせず、処理ユニット200での処理依頼を有する
場合には、処理ユニット200の搬入口23までの、処
理ユニット100及び処理ユニット200での処理を必
要とせず処理ユニット300での処理依頼を有する場合
には、処理ユニット300の搬入口24までの搬送要求
が発生することになる。
【0024】各処理ユニットの搬入口および搬出口に
は、搬送ライン区分ユニット7a,7b,7c上のラッ
クを処理ユニット100,200,300内に搬入する
ための、あるいは処理ユニット内のラックを搬送ライン
区分ユニット上に搬出するためのラック移載機構29
a,29b,29c,29d,29eが取り付けられて
いる。これらのラック移載機構は搬送されてきたラック
を検知するセンサとラックを停止させるストッパを備え
ている。
【0025】一方処理ユニットに搬入され処理を終えた
ラックを有する処理ユニットは中央制御部9にラックの
搬出可能要求を出す。このとき、同時に搬出可能なラッ
クのラック種別を中央制御部9に伝える。この要求に対
して中央制御部9は、搬出可能なラックの次の行き先を
決定し、その行き先となる処理ユニットがラックの搬入
可能要求を出しており、なおかつ搬送ライン区分ユニッ
ト7a,7b,7c上でラックが搬送中でない場合に限
り、搬出可能要求を出している処理ユニットにラックの
搬出指示をあたえ、同時に搬出されるラックを次の処理
ユニットへ搬送するために搬送ライン区分ユニットの動
作制御を行う。ラックの行き先が収納部8である場合も
同様のシーケンスによってラックの搬出許可を出し、搬
送ライン19の制御を行う。各処理ユニットに対応して
ラックの搬出口25,23,26がある。
【0026】また収納部8に搬送されてきたラックはプ
ーリ27のフックによって収納部の前まで運ばれ、ラッ
ク送り出し機構28a,28bによって収納トレイ15
あるいは16に送られ、収納される。
【0027】図1における表示部30は、それぞれの処
理ユニット100,200,300から中央制御部9に
通信によって送付された警報を表示する。図3を用い
て、警報の表示過程を説明する。
【0028】図3のプログラムがスタートすると、中央
制御部は、警報を表示するに先立って、処理ユニットか
らの警報を優先順位で待ち行列に記憶する。これは、警
報の中でも最優先で報告すべき重要度の高い警報を先に
表示するためである。警報が処理ユニットから報告され
ると(601)、その警報が送付されてきた通信回線番
号をキーにして、装置構成情報の中からユニット番号を
検索する(602)。このユニット番号を付加した警報
情報を優先順位で待ち行列に格納する(603)。
【0029】一方、表示部30では、この待ち行列に格
納された警報の内、一番優先順位の高い警報(最優先の
警報)を表示する。図4に示すように、表示部30は、
待ち行列に変化があったかを調べ(701)、あれば最
優先の警報を再表示する(702)。
【0030】この時の警報の表示画面の一例を図5を用
いて説明する。警報表示画面500は、警報情報の表示
域530と警報操作ボタン510,511とシステムの
起動ボタン520及び停止ボタン521から構成されて
いる。表示域530の文字欄502では、処理ユニット
のシステム内の投入から数えた順番がA〜Zのアルファ
ベットで表示される。また、表示域530の文字欄50
3では、処理ユニットの種別をA〜Zで記号化して表示
する。例えば、Aは投入ユニット、Bは搬送ライン、C
は遠心装置などである。また、文字欄504では、警報
の重要度を示す記号を表示する。重要度の記号には、W
(軽度の警報),R(再スタート可能な警報),S(停
止を余儀なくされた警報)がある。また、数字欄50
5,506,507には警報番号が表示される。
【0031】以上の説明で図5の表示例の場合には、限
られたスペースでの表示を意識しているために、警報情
報を記号表示しているが、本発明はこれに限るものでは
ない。例えば、警報の重要度も人間が読みやすい文字列
(例えば、「軽度の警報」など)を表示してもよいし、
ユニット番号にあってはアラビア数字で順番を示しても
よい。
【0032】また、図5の表示例では、警報をクリアす
るための警報操作ボタン510を備えている。これを押
すことによって、既に確認済みの表示域530に表示さ
れている現在状態の警報をクリアして、次に重要度の高
い警報を表示する。この過程を図4を用いて説明する。
表示部30では常にこの警報クリアの要求があるかを検
出して(703)、あれば待ち行列中の最重要レベルの
警報を消去し(704)、次に重要度の高い警報を再表示
する(705)。
【0033】また、図5の表示例では、システムのスタ
ート又はストップを指示できるボタン520,521を
用意して、中央制御部に対する操作指示を装置に近い場
所で可能にしている。
【0034】また、警報の待ち行列が空でないならば、
音の発生またはライト点滅によって、警報が発生したこ
とをオペレータに知らせることもできる。また、複数の
検体処理システムから構成されるマルチシステムにおい
ては、それらを統合して警報表示できる警報表示画面と
して、例えば、図5の数字欄501に検体処理システム
の名称の情報として数字表示することによって、どのシ
ステムからの警報かを知らせることができる。
【0035】また、図1の実施例では装置構成情報を基
にユニット番号を計算するが、本発明はこれに限定され
ない。例えば、個々の装置にこの番号を記憶させ、これ
を警報情報と共に中央制御部に送信することによって、
ユニット番号の計算を省くこともできる。
【0036】上述した実施例によれば、警報画面上に何
番目の処理ユニットで起きた、どのくらいの重要度の警
報かを、一番重要なものから順に表示できるので、オペ
レータは迅速に対象ユニットへ向かい、警報を解消する
ための措置を行うことが出来る。
【0037】また、上述した実施例によれば、検体処理
ユニットが複数個並ぶ検体処理システムにおいて、いず
れかの検体処理ユニットからの警報に、投入から数えた
ユニット番号が付加されるので、オペレータは迅速に警
報の出たユニットを認識でき、警報解消のための措置も
迅速になる。また、このような検体処理システムが複数
個接続されたマルチシステムにおいては、更に、どのシ
ステムからの警報かを画面表示することによって、同様
に迅速な措置ができ、システムの可用性を高める。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画面に的確な情報が表示されるので、オペレータによる
警報解消作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す概念図。
【図2】図1の実施例におけるラックの搬送状況を説明
する図。
【図3】警報の記憶方法を示すフローチャート。
【図4】警報の表示方法を示すフローチャート。
【図5】警報表示画面の一例を示す図。
【図6】ラック取り込み動作の例を説明する図。
【符号の説明】
1…処理依頼項目入力器、2…処理結果出力器、5…ラ
ック、6…投入部、7…搬送ライン、7a,7b,7c
…搬送ライン区分ユニット、8…収納部、9…中央制御
部、11…パラメータ入力器、29,29a,29b,
29c,29d,29e…ラック移載機構、30…表示
部、100,200,300…処理ユニット、500…
警報表示画面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体を分析あるいは前処理する複数の検体
    処理ユニットと、検体を保持するラックを上記複数の検
    体処理ユニットの内の少なくとも1つに搬送するための
    搬送ラインを備えた検体処理システムにおいて、上記搬
    送ラインは各検体処理ユニットのそれぞれに対応した搬
    送ライン区分ユニットの複数の組合せによって形成され
    ており、各検体処理ユニット及び各搬送ライン区分ユニ
    ットのそれぞれを制御部に通信回線を介して接続し、上
    記複数の検体処理ユニット及び上記複数の搬送ライン区
    分ユニットのいずれかで警報すべき事態が発生したこと
    に伴って、その警報の内容に関する情報及び警報対象の
    ユニットの識別情報を記憶部に記憶し、該記憶部に記憶
    されている警報内容に関する情報と警報対象のユニット
    識別情報とを対応づけて表示装置に警報表示画面として
    表示することを特徴とする検体処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の検体処理システムにおい
    て、上記ユニット識別情報は、該当ユニットの配置順序
    を示す情報と該当ユニットの種別を示す情報を含むこと
    を特徴とする検体処理システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の検体処理システムにおい
    て、警報が複数ある場合に上記警報表示画面には警報内
    容の重要度が高い順に上記ユニット識別情報が表示され
    ることを特徴とする検体処理システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の検体処理システムを複数具
    備し、上記警報表示画面には更に個別の検体処理システ
    ムの識別情報を表示することを特徴とするマルチ検体処
    理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2372372A2 (en) 2010-03-31 2011-10-05 Sysmex Corporation Sample processing system, transport control method and computer program product
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