JP2869853B2 - 誘導加熱式脱亜鉛装置 - Google Patents

誘導加熱式脱亜鉛装置

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JP2869853B2 JP24327294A JP24327294A JP2869853B2 JP 2869853 B2 JP2869853 B2 JP 2869853B2 JP 24327294 A JP24327294 A JP 24327294A JP 24327294 A JP24327294 A JP 24327294A JP 2869853 B2 JP2869853 B2 JP 2869853B2
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は亜鉛メッキ鋼板の亜鉛を
除去して誘導炉に投入する誘導加熱式脱亜鉛装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に亜鉛メッキ鋼板を再溶解して鋳鉄
などを製造する場合、従来は亜鉛を除去せずに無処理の
まま溶解していた。この亜鉛メッキ鋼板を溶解する誘導
炉の溶解室を構成する耐火材料は酸性耐火材料(主成分
SiO2 )が用いられている。このため亜鉛メッキ鋼板
を無処理のまま溶解すると、亜鉛が炉壁の耐火材料と反
応して低溶融物が生成され耐火材料の寿命を著しく低下
させる問題がある。また亜鉛は融点が低く蒸発し易いた
め、亜鉛蒸気が溶解室のライニング層に浸透してライニ
ング層を破壊し、加熱コイルと接触することによりコイ
ル層間が短絡する恐れがあり、その結果、コイル内を流
れる冷却水が洩れて水蒸気爆発に至る危険性がある。
【0003】このような事故に至らないように溶解室の
ライニング層の内側に湯漏れ検出センサーを設置して
も、亜鉛がこのセンサーに接触して、アースと短絡状態
となることから誤作動を生じ易く、確実に事故を防止す
ることができない。また亜鉛が溶解金属中に存在するこ
とは、溶解金属の材質低下や鋳造欠陥の原因となる場合
がある。
【0004】また亜鉛は沸点が低く蒸発し易く、しかも
酸化し易いために溶解作業中に酸化亜鉛(ZnO)の白
煙が立ち込めて作業環境が著しく悪くなる。このような
環境条件では、作業者の健康管理が重要となり、また作
業者の確保が難しくなる問題もある。このような多くの
問題点があることから、亜鉛メッキ鋼板は市場に多く出
回って安価に入手できるにもかかわらず余り利用されて
いなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は溶解室の耐火
材寿命を低下させる原因を除去し、鋳鉄の材質低下や鋳
造欠陥を防止して高品質の鋳造品を製造できると共に、
誘導炉ライニングの長寿命化を図り、クリーンな作業環
境を維持して作業者の確保も容易にして、市場に多く出
回っている安価で入手し易い亜鉛メッキ鋼板の再利用を
可能にした誘導加熱式脱亜鉛装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
誘導加熱式脱亜鉛装置は、上下方向に開口した加熱筒の
外周に、誘導加熱電源に接続された加熱コイルを巻回
し、前記加熱筒の上部を材料投入口とすると共にこの近
傍に排気ダクトを取付け、加熱筒の下部に開閉自在の底
蓋を設けて材料排出口とし、この下方に加熱筒内で亜鉛
を除去された材料を誘導溶解炉まで供給する、底部に多
数の亜鉛粒落下口を形成した運搬具またはシューターを
設けたことを特徴とするものである。
【0007】更に請求項2記載の誘導加熱式脱亜鉛装置
は、一方の開口部を材料投入口とし、他方の開口部を材
料排出口とした加熱円筒を横方向に配置して回転自在に
支持し、この加熱円筒の外側に、誘導加熱電源に接続さ
れた加熱コイルを巻回すると共に、加熱円筒の端部側に
排気ダクトを設け、前記材料排出口と誘導溶解炉との間
に、脱亜鉛鋼板を誘導溶解炉に供給すると共に亜鉛粒を
分離する分離シューターを設けたことを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載の誘導加熱式脱亜鉛装置
は、亜鉛メッキ鋼板を誘導加熱式脱亜鉛装置の材料投入
口から加熱筒の内部に投入して、誘導加熱電源から加熱
コイルに通電して亜鉛メッキ鋼板を誘導加熱すると、鋼
鈑表面にメッキされていた亜鉛が溶融し、下方に流れ落
ちて粒状になる。また溶融した亜鉛の一部は酸化して白
い亜鉛華を発生するが、材料投入口の近傍に設けた材料
排出口から外部に排気される。
【0009】鋼板表面の亜鉛メッキが除去されたら、誘
導加熱式脱亜鉛装置の底蓋を開き、材料排出口から脱亜
鉛鋼板と亜鉛粒を排出して下方に設けた運搬具やシュー
ターに落下させ、この時の衝撃により細かい亜鉛粒は運
搬具やシューターの底部の亜鉛粒落下口を通過して下方
の捕集箱に捕集される。脱亜鉛鋼板は運搬具やシュータ
ーにより誘導溶解炉の上方まで搬送されて溶解室内に投
入され、ここで脱亜鉛鋼板は加熱コイルで誘導加熱され
て金属溶湯が製造される。
【0010】更に請求項2記載の誘導加熱式脱亜鉛装置
は、亜鉛メッキ鋼板を回転する加熱円筒の材料投入口か
ら内部に投入すると、亜鉛メッキ鋼板は前進しながら、
加熱円筒の外側に設けた加熱コイルにより誘導加熱され
て、鋼鈑表面にメッキされていた亜鉛が溶融し、下方に
流れて粒状になる。溶融した亜鉛の一部は酸化して加熱
円筒内に亜鉛華が発生するが、加熱円筒の端部に設けた
排気ダクトから内部の亜鉛華は排気される。
【0011】亜鉛メッキ鋼板の表面の亜鉛メッキが連続
的に除去されたら、この脱亜鉛鋼板は加熱円筒の材料排
出口から順次排出され、分離シューターを滑って細かい
亜鉛粒は網目を通過して下方に除去され、脱亜鉛鋼板だ
けが誘導溶解炉に供給される。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1を参照して詳細
に説明する。図において1は誘導加熱式脱亜鉛装置、2
はこの下方の横に設けられた誘導溶解炉である。前記誘
導加熱式脱亜鉛装置1は、上下方向に開口した加熱筒3
の外周に加熱コイル4が巻回され、この加熱コイル4は
図示しない誘導加熱電源に接続されている。この加熱筒
3は上部を材料投入口5とすると共にこの近傍に排気ダ
クト6が取付けられ、更にこの上部に蓋7が開閉自在に
取付けられている。また加熱筒3の下部は材料排出口9
とし、ここにシリンダー10により底蓋11が開閉自在に取
付けられている。また誘導加熱式脱亜鉛装置1の上方に
は、亜鉛メッキ鋼板12を吸着して搬送するリフトマグネ
ット13が設けられている。
【0013】また誘導加熱式脱亜鉛装置1の下方には、
金網によりカゴ状に形成した運搬具15が設けられ、図示
しない移動機構により前記誘導溶解炉2の上方まで移動
するようになっている。この運搬具15は金網で形成され
た円筒状の容器本体16の底部に、金網で形成された底蓋
17が開閉自在に取付けられ、金網の網目が亜鉛粒落下口
となっている。また誘導加熱式脱亜鉛装置1の下の運搬
具15の下方には亜鉛粒19の捕集箱20が設置されている。
また前記誘導溶解炉2は、耐火材でるつぼ形に形成され
た溶解室21の外周に加熱コイル22が巻回され、溶解され
た金属溶湯23を傾動させて出湯するようになっている。
【0014】上記構造の装置では、先ず誘導加熱式脱亜
鉛装置1の上蓋7を開き、底蓋11を閉じた状態で、リフ
トマグネット13により吸着した亜鉛メッキ鋼板12を搬送
してきて材料投入口5から加熱筒3の内部に投入する。
この後、上蓋7を閉じた状態で、図示しない誘導加熱電
源から加熱コイル4に通電すると、亜鉛メッキ鋼板12は
700〜 900℃に誘導加熱されて、鋼鈑表面にメッキされ
ていた亜鉛が溶融し、下方に流れ落ちて粒状になる。ま
た一部過熱した亜鉛が酸化して、加熱筒3内に亜鉛華が
発生するが、図示しないブロアーを運転して加熱筒3の
上部の排気ダクト6から内部の亜鉛華を排気する。この
ため亜鉛華が作業環境中に拡散するのを防止することが
できる。
【0015】亜鉛メッキ鋼板12の表面の亜鉛メッキが除
去されたら、シリンダー10を作動させて底蓋11を開き、
材料排出口9から内部の脱亜鉛鋼板12aと亜鉛粒19を排
出して下方に設けたカゴ状の運搬具15に投入する。この
時、落下の衝撃により細かい亜鉛粒19は金網の網目を通
過して下方の捕集箱20に捕集される。この後、底蓋11を
閉じて誘導加熱式脱亜鉛装置1内に亜鉛メッキ鋼板12を
投入して誘導加熱する。
【0016】一方、脱亜鉛鋼板12aを入れたカゴ状の運
搬具15は図示しない移動機構により誘導溶解炉2の上方
まで搬送し、ここで底蓋17が開いて脱亜鉛鋼板12aが溶
解室21内に投入される。ここで誘導溶解炉2の加熱コイ
ル22で脱亜鉛鋼板12aが誘導加熱されて金属溶湯23が製
造される。この場合、脱亜鉛鋼板12aは誘導加熱式脱亜
鉛装置1の脱亜鉛工程で加熱され、予熱された状態で誘
導溶解炉2に投入されるので電力消費量を少なくするこ
とができる。また金属溶湯23は脱亜鉛鋼板12aを溶解す
るので、高温で溶解しても亜鉛蒸気の発生がなく、また
亜鉛と溶解室21の炉壁耐火材料との反応がなく耐火材料
寿命の低下と、加熱コイル22の層間短絡を防止すること
ができる。また金属溶湯23中に亜鉛が存在していないの
で、鋳鉄の材質低下や鋳造欠陥の原因を少なくすること
ができる。
【0017】図2は本発明の他の実施例を示すもので、
誘導加熱式脱亜鉛装置1の下方と、誘導溶解炉2の上方
との間に、底部を金網で形成したシューター24を傾斜し
て設置し、このシューター24の下方に亜鉛粒19を捕集す
る捕集箱20を設けたものである。
【0018】上記装置では、誘導加熱式脱亜鉛装置1で
亜鉛メッキ鋼板12を誘導加熱して、鋼鈑表面にメッキさ
れていた亜鉛が除去されたら、シリンダー10を作動させ
て底蓋11を開き、材料排出口9から内部の脱亜鉛鋼板12
aと亜鉛粒19を排出して下方に設けたシューター24に落
下させる。脱亜鉛鋼板12aと亜鉛粒19は傾斜したシュー
ター24を滑りながら、金網の網目から細かい亜鉛粒19が
通過して下方の捕集箱20に捕集され、脱亜鉛鋼板12aだ
けが誘導溶解炉2に自動的に投入される。
【0019】図3は本発明の他の実施例を示すもので、
ステンレスなどの非磁性材料で両端が開口した円筒状に
形成された加熱円筒26を横方向に傾斜して配置し、この
上部側の開口端に回転リング27を取付けて材料投入口5
とすると共に、下部側の開口端にリング状の歯車28を取
付けてここを材料排出口9とする。また両端の回転リン
グ27とリング状の歯車28は軸受29、9で回転自在に支持
され、更に前記加熱円筒26の内側壁面にはスパイラル状
の送りフィン30が取付けられている。
【0020】前記回転リング27の下部にはこれを支持す
る回転用ローラー31が設けられていると共に、リング状
の歯車28の下部には、これと噛合する歯車32を取付けた
駆動モーター33が設けられ、駆動モーター33の回転によ
り加熱円筒26が回転するようになっている。またこの加
熱円筒26の外側にはこれを囲むように水冷銅管をらせん
状に巻回した加熱コイル4が設けられ、更にこの加熱コ
イル4は図示しない誘導加熱電源に接続されている。ま
た前記材料投入口5の横には、リング状の排気ダクト6
が取付けられて誘導加熱式脱亜鉛装置1が構成されてい
る。
【0021】この誘導加熱式脱亜鉛装置1の材料投入口
5の横には、亜鉛メッキ鋼板12を加熱円筒26に供給する
ベルトコンベアー34が設けられている。また材料排出口
9の横には、金網で形成された分離シューター24が傾斜
して設けられ、その先端が誘導溶解炉2の上方に位置す
るようになっている。この分離シューター24の下方には
亜鉛粒19の捕集箱20が設置されている。また前記誘導溶
解炉2は、耐火材でるつぼ形に形成された溶解室21の外
周に加熱コイル22が巻回され、溶解された金属溶湯23を
傾動させて出湯するようになっている。
【0022】上記構造の装置では、先ずベルトコンベア
ー34で亜鉛メッキ鋼板12を搬送して搬誘導加熱式脱亜鉛
装置1の材料投入口5から内部に投入する。また駆動モ
ーター33が駆動し、ここに取付けた小径の歯車32と、こ
れと噛合する大径のリング状の歯車28が回転して加熱円
筒26が回転する。加熱円筒26の内側壁面にはスパイラル
状の送りフィン30が取付けられているので、送りフィン
30の回転により内部の亜鉛メッキ鋼板12がゆっくり前進
していく。
【0023】一方、加熱円筒26の外側に設けた加熱コイ
ル4に図示しない誘導加熱電源から通電すると、加熱円
筒26内の亜鉛メッキ鋼板12は誘導加熱されて、鋼鈑表面
にメッキされていた亜鉛が溶融し、下方に流れて粒状に
なる。また一部過熱した亜鉛が酸化して、加熱円筒26内
に亜鉛華が発生するが、図示しないブロアーを運転して
加熱円筒26の傾斜した上部側に設けた排気ダクト6から
内部の亜鉛華が排気される。
【0024】亜鉛メッキ鋼板12の表面の亜鉛メッキが除
去されたら、この脱亜鉛鋼板12aは加熱円筒26の材料排
出口9から順次排出され、分離シューター24を滑って誘
導溶解炉2に送られる。この時、細かい亜鉛粒19は金網
の網目を通過して下方の捕集箱20に捕集され、脱亜鉛鋼
板12aだけが誘導溶解炉2に供給される。
【0025】図4は本発明の異なる他の実施例を示すも
ので、誘導加熱式脱亜鉛装置1と、誘導溶解炉2との間
に設けた分離シューター24を、金網で円筒カゴ状に形成
して、その侵入側の一端をリング状の歯車28の側面に連
結すると共に、排出側に回転リング27を取付けて回転用
ローラー31で支持して加熱円筒26と一体に回転し、脱亜
鉛鋼板12aを回転させながら亜鉛粒19を分離して誘導溶
解炉2に連続的に供給するようにしたものである。
【0026】なお誘導加熱式脱亜鉛装置1と誘導溶解炉
2の電源は同じ電源を使用して電源を切替えながら運転
しても良く、あるいは夫々独立した電源で運転する構造
でも良い。また運搬具15や分離シューター24は金網で形
成した場合について示したが、パンチングメタルやラス
材など多数の亜鉛粒落下口が形成されているものであれ
ば他の構造でも良い。また加熱円筒26の内側壁面にスパ
イラル状の送りフィン30を取付けた場合について示した
が、傾斜角度が大きい場合には取付けなくても良い。ま
た分離シューター24にバイブレーターを取付ければ更に
効率よく脱亜鉛鋼板12aを分離することができる。
【0027】また誘導加熱式脱亜鉛装置1に亜鉛メッキ
鋼板12を供給する装置としてベルトコンベアー34を用い
た場合について示したが、ホッパーから供給する構造で
も良い。また排気ダクト6は加熱円筒26の材料投入口5
側に取付けた場合について示したが、材料排出口9側に
設けても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る誘導加熱
式脱亜鉛装置によれば、亜鉛メッキ鋼板の亜鉛を加熱装
置内で除去してから誘導溶解炉で溶解するので、酸化亜
鉛の白煙が拡散せず作業環境が良好になると共に、予熱
した鋼板を溶解するため溶解エネルギーを低減でき、し
かも亜鉛浸透による溶解室の耐火ライニングや加熱コイ
ルの損傷も防止して、高品質の鋳造品を得ることができ
る。更に連続的に亜鉛を除去し、この脱亜鉛鋼板を誘導
溶解炉に連続的に供給するようにした装置では作業性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による誘導加熱式脱亜鉛装置
と誘導溶解炉を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例による誘導加熱式脱亜鉛装
置と誘導溶解炉を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例による連続式の誘導加熱式
脱亜鉛装置と誘導溶解炉を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例による連続式の誘導加熱式
脱亜鉛装置と誘導溶解炉を示す断面図である。
【符合の説明】
1 誘導加熱式脱亜鉛装置 2 誘導溶解炉 3 加熱筒 4 加熱コイル 5 材料投入口 6 排気ダクト 7 上蓋 9 材料排出口 11 底蓋 12 亜鉛メッキ鋼板 12a 脱亜鉛鋼板 13 リフトマグネット 15 運搬具 16 容器本体 17 底蓋 19 亜鉛粒 20 捕集箱 21 溶解室 22 加熱コイル 23 金属溶湯 24 シューター 26 加熱円筒 27 回転リング 30 スパイラル状の送りフィン 33 駆動モーター 34 ベルトコンベアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/00 - 6/10 H05B 6/14 - 6/44 C22B 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に開口した加熱筒の外周に、誘
    導加熱電源に接続された加熱コイルを巻回し、前記加熱
    筒の上部を材料投入口とすると共にこの近傍に排気ダク
    トを取付け、加熱筒の下部に開閉自在の底蓋を設けて材
    料排出口とし、この下方に加熱筒内で亜鉛を除去された
    材料を誘導溶解炉まで供給する、底部に多数の亜鉛粒落
    下口を形成した運搬具またはシューターを設けたことを
    特徴とする誘導加熱式脱亜鉛装置。
  2. 【請求項2】 一方の開口部を材料投入口とし、他方の
    開口部を材料排出口とした加熱円筒を横方向に配置して
    回転自在に支持し、この加熱円筒の外側に、誘導加熱電
    源に接続された加熱コイルを巻回すると共に、加熱円筒
    の端部側に排気ダクトを設け、前記材料排出口と誘導溶
    解炉との間に、脱亜鉛鋼板を誘導溶解炉に供給すると共
    に亜鉛粒を分離する分離シューターを設けたことを特徴
    とする誘導加熱式脱亜鉛装置。
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