JP2912807B2 - スクラップ溶解分離装置 - Google Patents

スクラップ溶解分離装置

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JP2912807B2 JP32757493A JP32757493A JP2912807B2 JP 2912807 B2 JP2912807 B2 JP 2912807B2 JP 32757493 A JP32757493 A JP 32757493A JP 32757493 A JP32757493 A JP 32757493A JP 2912807 B2 JP2912807 B2 JP 2912807B2
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喜一 斉藤
巖 池淵
弘行 五林
清文 清水
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SAITO ENJIN KK
Kubota Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄とアルミニウムな
どの異種混合金属スクラップ、例えば廃車、家庭電気機
器廃品、アルミニウム鋳造工程の鉄付きリターン材など
から、金属の融点の差を利用して低融点の金属を溶湯と
して回収分離する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、出願人は特開平5
−215464号公報に記載のものを提案した。このも
のは、図6に示すように、長円筒状ロータリーキルン1
0を出口側を下向きに傾けて回転可能に備え、キルン1
0内に入口12側から被処理物を投入して回転攪拌させ
ながら出口16側に移動させ、バーナ3からの熱でもっ
て被処理物を加熱する。
【0003】一方、出口16側のスクリーン18の周り
にはフード5が設けられており、このフード5内をファ
ンにより吸気することにより、キルン10内の排気がス
クリーン18を通って外気に排出される。
【0004】この作用において、例えば被処理物が鉄と
アルミニウムの混合物の場合、その加熱状態を、アルミ
ニウムの融点以上、鉄の融点以下とすると、アルミニウ
ムは溶けて溶湯となり、スクリーン18から受け6を介
してコンテナに注がれ、一方、鉄は溶けずに出口16か
ら別のコンテナCに送り込まれる(詳細は上記公開公報
及び実施例参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、出口16の蓋17は、鉄等のスクラップをその到達
量に応じ、油圧シリンダにより開閉して排出している。
このため、油圧シリンダの制御が必要であり、コストア
ップとなっていた。また、その蓋17の開放は、出口1
6の全面開放のため、熱風が逃げ、熱効率の点から好ま
しくない。
【0006】さらに、蓋17付近は、蓋17の開放によ
る熱風及び蓋17からの熱放射によって高温となるが、
蓋17の点検口からキルン10内を見たり、コンテナC
の移動などの多くの作業があり、その作業環境は非常に
悪い。
【0007】この発明は、上述の実情の下、鉄等のスク
ラップの排出機構を改良することを第1の課題とし、蓋
付近の作業環境を改善することを第2の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、この発明にあっては、上述の長円筒状ロータ
リーキルン10を出口16側を下向き傾斜させて設置
し、このロータリーキルン10の出口16手前全周に金
属溶湯取出し用スクリーン18を形成した従来周知のス
クラップ溶解分離装置において、上記ロータリーキルン
10の出口16に不動の蓋17を被せ、この蓋17の下
部を所要広さ切欠いてスクラップ排出口22を形成する
とともに、その蓋17に前記排出口22を塞ぐ扉23を
その上部でもって前後に揺動自在に吊り下げた構成とし
たのである。
【0009】この構成において、上記扉23に、重量調
節可能なカウンターウエイト24を設けたものとするこ
とができ、さらに上記蓋17に、その前面を間隙をもっ
て被うカバー25を設け、その間隙を上記排気口5aに
連通したものをすることもできる。
【0010】
【作用】このように構成するこの発明は、従来と同様な
作用によって溶解作用が行われ、スクリーン18から溶
湯が落下し、排気口5aから排気され、鉄等のスクラッ
プは扉23を押し開けて出口16から落下する。このと
き、スクラップは出口16下部からの落下となるため蓋
17下部の排出口22から円滑に落下し、一方、熱風の
吹き出しは従来より少ない。
【0011】カウンターウェイト24を設けておれば、
このウェイト24によりスクラップの種類に応じて排出
量、排出速さ等を適宜に調節する。また、蓋17にカバ
ー25があれば、その内側から吸気されて蓋17が冷却
され、蓋17付近の温度上昇は抑えられる。
【0012】
【実施例】図1に示すように、基礎フレームFに左右の
支持ローラ1を介してロータリーキルン10が出口16
側を下向きに傾けて設置されている。支持ローラ1はキ
ルン10の周方向に前後2個のロール1aを有し、その
両ロール1aにキルン10の鉄製タイヤ11が載ってお
り、一方の支持ローラ1のロール1aの一方が図示しな
いモータによって回転することにより、タイヤ11を介
してキルン10が回転する。
【0013】ロータリーキルン10は全長6.6mの耐
熱部材から成って、その入口12に耐火レンガ製のフー
ド2が設けられている。このフード2にメインバーナ3
が取付けられて、その火口が入口12に臨んでおり、こ
のバーナ3によってキルン10内温度がアルミニウムの
融点以上、鉄の融点以下に上昇・維持される。また、入
口12には、振動フィーダー4がフレームF上に設置さ
れており、このフィーダー4から振動力によって廃車な
どのスクラップがキルン10内に投入される。振動フィ
ーダー4のホッパーへは天井クレーンなどからスクラッ
プが運び込まれる。
【0014】ロータリーキルン10の入口側内面にはら
せん羽根13が設けられ、この羽根13により投入され
たスクラップが前方に送り出される。このため、入口1
2にスクラップが滞留することがない。また、ロータリ
ーキルン10の内面全長に亘り耐火レンガなどによって
キャスターライニング14が張設されている。
【0015】ロータリーキルン10の出口16は蓋17
が被せられ、この蓋17はフレームFに支持されてキル
ン10が回転自在に接触している。蓋17の下部には扇
状の排出口22が形成され、この排出口は、扉23によ
り閉じられる。扉23はその上縁で前後に揺動自在に吊
り下げられており、前面のカウンターウェイト24によ
って蓋17に圧接されて排出口22を閉じる。そのカウ
ンターウェイト24は複数の金物から成り、その数を変
えることにより、扉23の開き度合を調節する。
【0016】ロータリーキルン10の出口手前全周はス
クリーン18となっている。このスクリーン18は、鉄
片等のスクラップが通過しない大きさの円孔を無数に形
成したパンチングメタル板から成り、各円孔から溶湯が
落下する。
【0017】スクラップ18の出口側キルン10全周に
は排気孔19が形成されている。この排気孔19の数、
大きさは排気量を考慮して適宜に選定し、間隔はスクラ
ップが通り得る広さとする。排気孔19は筒軸方向に2
列に形成されており、その対(横方向)の排気孔19の
並列方向は回転方向逆向きに傾いている。列の数は2列
に限らず任意である。
【0018】各排気孔19には筒20が固着されてお
り、この筒20により排気孔19内へのスクラップの侵
入(流入)が阻止される。この筒20の高さも任意であ
り、図のごとく、上部は2重にして補強するとよい。
【0019】スクリーン18及び排気孔19の周囲は耐
火レンガ製のフード5がフレームF上に設けられ、その
排気口5aに、図示しない防火ダンパ、サイクロン、バ
グフィルターなどを介して排風機(ファン)が接続され
ており、この排風機の吸気によって、キルン10内の排
ガス(排気)が、集塵されたのち煙突から外気に放出さ
れる。
【0020】上記蓋17の前面上部はカバー25により
被われ、その内部は上記フード5内に連通している。こ
のため、上記排風機の吸気により、カバー25内が吸気
され、図4矢印のごとく蓋17前面に空気流れが生じて
蓋17が冷却される。すなわち、蓋17付近の温度上昇
が抑えられる。カバー25の下面はダンパー26によっ
てその開口度合が調節可能である。
【0021】なお、図中21は補助バーナで、作業の立
上り時に使用し、キルン10内が一定温度になったとこ
ろで停止する。また、27は蓋17に設けた点検口であ
る。
【0022】上記フード5内のスクリーン18下方には
溶湯受け6が横方向に設けられ、この受け6は保持炉7
の注入口に臨んでいる。受け6の樋部分にはバーナ付の
カバー6aが被せられて、溶湯の冷却が防止される。保
持炉7からはインゴットケースICに溶湯が注がれる。
【0023】また、フード5内の溶湯受け6後方には下
方に向くシュート8aが設けられ、スクリーン18及び
排気孔19を通った粉塵等がこのシュート8aを通って
振動コンベヤ9上に落下する。また、出口16下方には
シュート8bが設けられており、出口16からのスクラ
ップは、このシュート8bを経て振動コンベヤ9上に落
下し、そのスクリーン部で細かいものは取除かれる。振
動コンベヤ9からはコンテナCによって非溶解のスクラ
ップが適宜個所に運ばれる。
【0024】この実施例は以上の構成であり、つぎにそ
の作用について説明する。
【0025】いま、ロータリーキルン10を回した状態
でバーナ3、21に点火して内部が所要温度になった時
点でロータリーキルン10内にアルミニウムと鉄の混合
スクラップを投入すると、そのスクラップは加熱されな
がら出口側に移動する。このとき、ロータリーキルン1
0内はアルミニウムの融点以上、鉄の融点以下に保たれ
ており、その移動途中において、アルミニウムは溶けて
溶湯となり、ロータリーキルン10内最下面を伝って出
口16側のスクリーン18から落下し、溶湯受け6を通
って保持炉7で貯留される。
【0026】一方、鉄等の残余のスクラップは、溶ける
ことなく又は大きな塊となって、ロータリーキルン10
内を出口16側に移動し、扉23を押し開け、シュート
8bを通って振動コンベヤ9に落下する。
【0027】この作用時、鉄等のスクラップは、筒20
により排気孔19への侵入が阻止される。また、横方向
対の排気孔19の並列方向は回転方向(出口16に向っ
て右回り)逆向きに傾いているため、対の筒20(図
4、20a、20b参照)も同様に並列方向が傾くこと
となり、キルン10の回転により、その対の筒20、2
0に接するスクラップは出口方向の力を付与されて押し
出される。このため、スクラップは円滑に出口16に至
り、扉23を押し開けて排出される。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、蓋下
部の扉を、スクラップが押し開けて落下するようにした
ので構造も簡単となり、コストダウンを図り得る。ま
た、カウンターウェイトによりそのスクラップ排出量等
を調節でき、種々のスクラップに対応した円滑なスクラ
ップ排出を行い得る。さらに、蓋付近の温度上昇を抑え
得るため、作業環境の改善を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の概略切断正面図
【図2】同実施例の出口側フードを切断した概略左側面
【図3】同実施例のスクリーン部における概略切断左側
面図
【図4】同実施例の要部拡大切断正面図
【図5】同実施例のキルン出口部の概略右側面図
【図6】従来例の概略切断正面図
【符号の説明】
1 支持ローラ 2 フード 3 メインバーナ 4 振動フィーダー 5 フード 5a 排気口 6 溶湯受け 7 保持炉 8a シュート 8b シュート 9 振動コンベヤ 10 ロータリーキルン 11 鉄製タイヤ 12 入口 13 らせん羽根 14 キャスターライニング 16 出口 17 蓋 18 スクリーン 19 排気孔 20 筒 21 補助バーナ 22 排出口 23 扉 24 カウンターウェイト 25 カバー 27 点検口 F フレーム C コンテナ IC インゴットケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五林 弘行 八尾市神武町2番35号 株式会社クボタ 久宝寺工場内 (72)発明者 清水 清文 八尾市神武町2番35号 株式会社クボタ 久宝寺工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22B 7/00 F27B 7/00 - 7/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長円筒状ロータリーキルン10を出口側
    を下向き傾斜させて設置し、このロータリーキルン10
    の出口16手前全周に金属溶湯取出し用スクリーン18
    を形成すると共に、そのスクリーン18より出口側にフ
    ァンにより吸気される排気口5aを形成したスクラップ
    溶解分離装置において、 上記ロータリーキルン10の出口16に不動の蓋17を
    被せ、この蓋17の下部を所要広さ切欠いてスクラップ
    排出口22を形成するとともに、その蓋17に前記排出
    口22を塞ぐ扉23をその上部でもって前後に揺動自在
    に吊り下げたことを特徴とするスクラップ溶解分離装
    置。
  2. 【請求項2】 上記扉23に、重量調節可能なカウンタ
    ーウェイト24を設けたことを特徴とする請求項1記載
    のスクラップ溶解分離装置。
  3. 【請求項3】 上記蓋17に、その前面を間隙をもって
    被うカバー25を設け、その間隙を上記排気口5aに連
    通したことを特徴とする請求項1又は2記載のスクラッ
    プ溶解分離装置。
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