JP2779088B2 - スクラップ溶解分離装置 - Google Patents
スクラップ溶解分離装置Info
- Publication number
- JP2779088B2 JP2779088B2 JP1780292A JP1780292A JP2779088B2 JP 2779088 B2 JP2779088 B2 JP 2779088B2 JP 1780292 A JP1780292 A JP 1780292A JP 1780292 A JP1780292 A JP 1780292A JP 2779088 B2 JP2779088 B2 JP 2779088B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary kiln
- scrap
- kiln
- molten metal
- iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄とアルミニウムな
どの異種混合金属スクラップ、例えば廃車、家庭電気機
器廃品、アルミニウム鋳造工程の鉄付きリターン材など
から、金属の融点の差を利用して低融点の金属を溶湯と
して回収分離する装置に関するものである。
どの異種混合金属スクラップ、例えば廃車、家庭電気機
器廃品、アルミニウム鋳造工程の鉄付きリターン材など
から、金属の融点の差を利用して低融点の金属を溶湯と
して回収分離する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】この種の装置としては、米
国特許第３４０１９２５号公報に記載のものがある。こ
のものは、筒状レトルトを出口側を下向きに傾けて回転
可能に備え、回転状態のレトルト内に入口側から被処理
物を投入して回転攪拌させながら出口側に移動させ、レ
トルト外面からの熱でもって被処理物を加熱する。
国特許第３４０１９２５号公報に記載のものがある。こ
のものは、筒状レトルトを出口側を下向きに傾けて回転
可能に備え、回転状態のレトルト内に入口側から被処理
物を投入して回転攪拌させながら出口側に移動させ、レ
トルト外面からの熱でもって被処理物を加熱する。
【０００３】この作用において、例えば被処理物が鉄と
アルミニウムの混合物の場合、その加熱状態を、アルミ
ニウムの融点以上、鉄の融点以下とすると、アルミニウ
ムは溶けて溶湯となり、出口のスクリーンからコンテナ
に注がれ、一方、鉄は溶けずに出口から別のコンテナに
送り込まれる。
アルミニウムの混合物の場合、その加熱状態を、アルミ
ニウムの融点以上、鉄の融点以下とすると、アルミニウ
ムは溶けて溶湯となり、出口のスクリーンからコンテナ
に注がれ、一方、鉄は溶けずに出口から別のコンテナに
送り込まれる。
【０００４】しかしながら、この技術はレトルトの周壁
を介した間接加熱であるため、熱効率の面で問題が多
い。また、被処理物が例えば廃車の場合、それに付着す
る油分が燻り、異臭等が発生して排ガス処理の面でも問
題となる。
を介した間接加熱であるため、熱効率の面で問題が多
い。また、被処理物が例えば廃車の場合、それに付着す
る油分が燻り、異臭等が発生して排ガス処理の面でも問
題となる。
【０００５】この発明は、以上の点に鑑み、熱効率を高
め、かつ金属溶融と同時に油分の処理を行い得るように
することを課題とする。
め、かつ金属溶融と同時に油分の処理を行い得るように
することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にあっては、長円筒状ロータリーキルンを
出口側を下向き傾斜させて設置し、このロータリーキル
ンのスクラップ投入用入口に加熱用バーナを直接に臨ま
せ、ロータリーキルン内にはその長さ方向のリフト板を
内面から浮かせて周方向に所要間隔に設け、かつ、ロー
タリーキルンの出口手前全周に金属溶湯取出し用スクリ
ーンを形成してなる構成としたのである。
に、この発明にあっては、長円筒状ロータリーキルンを
出口側を下向き傾斜させて設置し、このロータリーキル
ンのスクラップ投入用入口に加熱用バーナを直接に臨ま
せ、ロータリーキルン内にはその長さ方向のリフト板を
内面から浮かせて周方向に所要間隔に設け、かつ、ロー
タリーキルンの出口手前全周に金属溶湯取出し用スクリ
ーンを形成してなる構成としたのである。
【０００７】
【作用】このように構成するこの発明に係るスクラップ
溶解分離装置は、ロータリーキルンを回した状態でバー
ナに点火し、ロータリーキルン内に異種混合金属スクラ
ップ、例えばアルミニウムと鉄の混合スクラップを投入
すると、そのスクラップは加熱されながら出口側に移動
する。
溶解分離装置は、ロータリーキルンを回した状態でバー
ナに点火し、ロータリーキルン内に異種混合金属スクラ
ップ、例えばアルミニウムと鉄の混合スクラップを投入
すると、そのスクラップは加熱されながら出口側に移動
する。
【０００８】このとき、バーナが入口に直接に臨んでい
るため、スクラップはバーナの火炎によって直接に熱せ
られて円滑に昇温し、そのバーナによりロータリーキル
ン内をアルミニウムの融点以上、鉄の融点以下に保つ
と、昇温したアルミニウムは、その移動途中において、
溶けて溶湯となり、ロータリーキルンの内面最下部を伝
って出口側のロータリーキルン全周のスクリーンから円
滑に落下する。落下した溶湯はコンテナ、保持炉などで
受ける。
るため、スクラップはバーナの火炎によって直接に熱せ
られて円滑に昇温し、そのバーナによりロータリーキル
ン内をアルミニウムの融点以上、鉄の融点以下に保つ
と、昇温したアルミニウムは、その移動途中において、
溶けて溶湯となり、ロータリーキルンの内面最下部を伝
って出口側のロータリーキルン全周のスクリーンから円
滑に落下する。落下した溶湯はコンテナ、保持炉などで
受ける。
【０００９】一方、鉄は、溶けることなくロータリーキ
ルン内においてリフト板による掻き上げ、落下を繰り返
しながら出口側に移動して排出される。このようにし
て、ロータリーキルン内において、アルミニウムが溶湯
として鉄と分離される。なお、上記鉄の落下位置がアル
ミニウム溶湯の通路とならないように、リフト板の位置
・形状などを適宜に設定する。
ルン内においてリフト板による掻き上げ、落下を繰り返
しながら出口側に移動して排出される。このようにし
て、ロータリーキルン内において、アルミニウムが溶湯
として鉄と分離される。なお、上記鉄の落下位置がアル
ミニウム溶湯の通路とならないように、リフト板の位置
・形状などを適宜に設定する。
【００１０】
【実施例】図１に示すように、基礎フレームＦに左右の
支持ローラ１を介してロータリーキルン１０が出口１６
側を下向きに傾けて設置されている。支持ローラ１はキ
ルン１０の周方向に前後２個のロール１ａを有し、その
両ロール１ａにキルン１０の鉄製タイヤ１１が載ってお
り、一方の支持ローラ１のロール１ａの一方が図示しな
いモータによって回転することにより、タイヤ１１を介
してキルン１０が回転する。
支持ローラ１を介してロータリーキルン１０が出口１６
側を下向きに傾けて設置されている。支持ローラ１はキ
ルン１０の周方向に前後２個のロール１ａを有し、その
両ロール１ａにキルン１０の鉄製タイヤ１１が載ってお
り、一方の支持ローラ１のロール１ａの一方が図示しな
いモータによって回転することにより、タイヤ１１を介
してキルン１０が回転する。
【００１１】ロータリーキルン１０は全長６．６ｍの耐
熱部材から成って、その入口１２に耐火レンガ製のフー
ド２が設けられている。このフード２にメインバーナ３
が取付けられて、その火口が入口１２に臨んでおり、こ
のバーナ３によってキルン１０内温度がアルミニウムの
融点以上、鉄の融点以下に上昇・維持される。また、入
口１２には、振動フィーダー４がフレームＦ上に設置さ
れており、このフィーダー４から振動力によって廃車な
どのスクラップがキルン１０内に投入される。振動フィ
ーダー４のホッパーへは天井クレーン４ａなどからスク
ラップが運び込まれる（図３参照）。
熱部材から成って、その入口１２に耐火レンガ製のフー
ド２が設けられている。このフード２にメインバーナ３
が取付けられて、その火口が入口１２に臨んでおり、こ
のバーナ３によってキルン１０内温度がアルミニウムの
融点以上、鉄の融点以下に上昇・維持される。また、入
口１２には、振動フィーダー４がフレームＦ上に設置さ
れており、このフィーダー４から振動力によって廃車な
どのスクラップがキルン１０内に投入される。振動フィ
ーダー４のホッパーへは天井クレーン４ａなどからスク
ラップが運び込まれる（図３参照）。
【００１２】ロータリーキルン１０の入口側内面にはら
せん羽根１３が設けられ、この羽根１３により投入され
たスクラップが前方に送り出される。このため、入口１
２にスクラップが滞留することがない。また、ロータリ
ーキルン１０の内面入口から所要長さは耐火レンガなど
によってキャスターライニング１４が張設されている。
このライニング１４の長さ（キルン１０の長さ方向）は
バーナ３からの熱を考慮して適宜に選定する。好ましく
はキルン１０の内面全長に張設する。
せん羽根１３が設けられ、この羽根１３により投入され
たスクラップが前方に送り出される。このため、入口１
２にスクラップが滞留することがない。また、ロータリ
ーキルン１０の内面入口から所要長さは耐火レンガなど
によってキャスターライニング１４が張設されている。
このライニング１４の長さ（キルン１０の長さ方向）は
バーナ３からの熱を考慮して適宜に選定する。好ましく
はキルン１０の内面全長に張設する。
【００１３】ロータリーキルン１０の内面途中からは、
その軸方向のリフト板１５が脚１５ａを介してその内面
から浮いた状態で固定されている。このリフト板１５の
長さ、断面形状（図２）、周方向の位置及び数は、掻き
上げたスクラップがキルン１０内面の最下面付近に落下
しないように適宜に選定する。これにより、後述のアル
ミニウムの溶湯がキルン１０内最下面付近を円滑に流れ
得る。その流れ量を考慮して、前記脚１５ａの高さは決
定する。リフト板１５は少しらせん状とすると、スクラ
ップの前進作用を助長する。
その軸方向のリフト板１５が脚１５ａを介してその内面
から浮いた状態で固定されている。このリフト板１５の
長さ、断面形状（図２）、周方向の位置及び数は、掻き
上げたスクラップがキルン１０内面の最下面付近に落下
しないように適宜に選定する。これにより、後述のアル
ミニウムの溶湯がキルン１０内最下面付近を円滑に流れ
得る。その流れ量を考慮して、前記脚１５ａの高さは決
定する。リフト板１５は少しらせん状とすると、スクラ
ップの前進作用を助長する。
【００１４】ロータリーキルン１０の出口１６は図示し
ない油圧シリンダで動く蓋１７によって開閉され、その
出口１６の手前キルン１０全周は多孔板のスクリーン１
８ａ、１８ｂとなっている。一方のスクリーン１８ａは
１０ｍｍφの円孔が多数形成され、入口１２側からの溶
湯はまずこのスクリーン１８ａから落下する。他方のス
クリーン１８ｂは９×４５ｍｍの長孔が多数形成され、
スクリーン１８ａを通り過ぎた溶湯及びスクリーン１８
ａが目詰りした際の溶湯が落下する。この二種類のスク
リーン１８ａ、１８ｂを設けることにより、溶湯の落下
位置でもってスクリーン１８ａの目詰り度合を知ること
ができる。
ない油圧シリンダで動く蓋１７によって開閉され、その
出口１６の手前キルン１０全周は多孔板のスクリーン１
８ａ、１８ｂとなっている。一方のスクリーン１８ａは
１０ｍｍφの円孔が多数形成され、入口１２側からの溶
湯はまずこのスクリーン１８ａから落下する。他方のス
クリーン１８ｂは９×４５ｍｍの長孔が多数形成され、
スクリーン１８ａを通り過ぎた溶湯及びスクリーン１８
ａが目詰りした際の溶湯が落下する。この二種類のスク
リーン１８ａ、１８ｂを設けることにより、溶湯の落下
位置でもってスクリーン１８ａの目詰り度合を知ること
ができる。
【００１５】スクリーン１８ａ、１８ｂの周囲は耐火レ
ンガ製のフード５がフレームＦ上に設けられ、その排気
口５ａに、図３に示すように防火ダンパ３０、サイクロ
ン３１、バグフィルター３２などを介して排風機３３が
接続されており、この排風機３３の吸気によって、キル
ン１０内の排ガスが、集塵されたのち煙突３４から外気
に放出される。
ンガ製のフード５がフレームＦ上に設けられ、その排気
口５ａに、図３に示すように防火ダンパ３０、サイクロ
ン３１、バグフィルター３２などを介して排風機３３が
接続されており、この排風機３３の吸気によって、キル
ン１０内の排ガスが、集塵されたのち煙突３４から外気
に放出される。
【００１６】上記フード５内のスクリーン１８ａ、１８
ｂ下方には溶湯受け６が横方向に設けられ、この受け６
は保持炉７の注入口に臨んでいる。受け６の樋部分には
バーナ付のカバー６ａが被せられて、溶湯の冷却が防止
される。保持炉７からはコンテナＣによって溶湯が適宜
個所に運ばれる。
ｂ下方には溶湯受け６が横方向に設けられ、この受け６
は保持炉７の注入口に臨んでいる。受け６の樋部分には
バーナ付のカバー６ａが被せられて、溶湯の冷却が防止
される。保持炉７からはコンテナＣによって溶湯が適宜
個所に運ばれる。
【００１７】また、フード５内の溶湯受け６後方には下
方に向くシュート８ａが設けられ、スクリーン１８ａ、
１８ｂを通ったスクラップがこのシュート８ａを通って
振動コンベヤ９上に落下する。また、出口１６下方には
シュート８ｂが設けられており、出口１６からのスクラ
ップはこのシュート８ｂを経て振動コンベヤ９上に落下
する。振動コンベヤ９はスクリーン部が設けられてお
り、このスクリーン部で細かいものは取除かれたのち、
コンテナＣによって非溶解のスクラップが適宜個所に運
ばれる。
方に向くシュート８ａが設けられ、スクリーン１８ａ、
１８ｂを通ったスクラップがこのシュート８ａを通って
振動コンベヤ９上に落下する。また、出口１６下方には
シュート８ｂが設けられており、出口１６からのスクラ
ップはこのシュート８ｂを経て振動コンベヤ９上に落下
する。振動コンベヤ９はスクリーン部が設けられてお
り、このスクリーン部で細かいものは取除かれたのち、
コンテナＣによって非溶解のスクラップが適宜個所に運
ばれる。
【００１８】図中、ＴＩＣＡは温度指示調節警報計、Ｔ
ＩＣは温度指示調節計、ＰＩＣＡは圧力指示調節警報
計、ＦＡは流れ警報器、ＦＱは燃料積算計、ＦＤは流量
調節ダンパーであり、点線は制御系を示し、その制御は
電算機によって適宜に行う。また、１９は補助バーナ
で、作業の立上り時に使用し、キルン１０内が一定温度
になったところで停止する。２０は２次空気用ブロアで
ある。
ＩＣは温度指示調節計、ＰＩＣＡは圧力指示調節警報
計、ＦＡは流れ警報器、ＦＱは燃料積算計、ＦＤは流量
調節ダンパーであり、点線は制御系を示し、その制御は
電算機によって適宜に行う。また、１９は補助バーナ
で、作業の立上り時に使用し、キルン１０内が一定温度
になったところで停止する。２０は２次空気用ブロアで
ある。
【００１９】この実施例は以上の構成であり、つぎにそ
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【００２０】いま、ロータリーキルン１０を回した状態
でバーナ３、１９に点火して内部が所要温度になった時
点でロータリーキルン１０内にアルミニウムと鉄の混合
スクラップを投入すると、そのスクラップは、まず、バ
ーナ３により直接に加熱された後、キルン１０内を加熱
されながら出口側に移動する。このとき、ロータリーキ
ルン１０内はアルミニウムの融点以上、鉄の融点以下に
保たれており、その移動途中において、アルミニウムは
溶けて溶湯となり、ロータリーキルン１０内最下面を伝
って出口１６側のスクリーン１８ａ又は１８ｂから落下
し、溶湯受け６を通って保持炉７で貯留される。
でバーナ３、１９に点火して内部が所要温度になった時
点でロータリーキルン１０内にアルミニウムと鉄の混合
スクラップを投入すると、そのスクラップは、まず、バ
ーナ３により直接に加熱された後、キルン１０内を加熱
されながら出口側に移動する。このとき、ロータリーキ
ルン１０内はアルミニウムの融点以上、鉄の融点以下に
保たれており、その移動途中において、アルミニウムは
溶けて溶湯となり、ロータリーキルン１０内最下面を伝
って出口１６側のスクリーン１８ａ又は１８ｂから落下
し、溶湯受け６を通って保持炉７で貯留される。
【００２１】一方、鉄等の残余のスクラップは、溶ける
ことなく又は大きな塊となって、ロータリーキルン１０
内においてリフト板１５による掻き上げ落下を繰り返し
ながら出口１６側に移動し、細かいものはシュート８ａ
から、大きなものはシュート８ｂを通って振動コンベヤ
９に落下する。
ことなく又は大きな塊となって、ロータリーキルン１０
内においてリフト板１５による掻き上げ落下を繰り返し
ながら出口１６側に移動し、細かいものはシュート８ａ
から、大きなものはシュート８ｂを通って振動コンベヤ
９に落下する。
【００２２】この作用時、入口１２における直接加熱の
ため、熱効率もよく、また、スクラップに付着した油分
などは、投入直後に直火によって円滑に燃焼し、仮に、
燃焼せずにロータリーキルン１０内を移動しても、その
移動途中で気体となって、ロータリーキルン１０の上位
側である入口１２側に集まり、バーナ３によって燃焼さ
れて、後処理し易いものとなる。
ため、熱効率もよく、また、スクラップに付着した油分
などは、投入直後に直火によって円滑に燃焼し、仮に、
燃焼せずにロータリーキルン１０内を移動しても、その
移動途中で気体となって、ロータリーキルン１０の上位
側である入口１２側に集まり、バーナ３によって燃焼さ
れて、後処理し易いものとなる。
【００２３】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、スク
ラップ投入用入口に臨むバーナによる直接加熱によるこ
ととしたので、熱効率もよく、作業性が向上するととも
に、スクラップに付着した油分も確実かつ円滑に燃焼
し、後処理の容易なものとなる。
ラップ投入用入口に臨むバーナによる直接加熱によるこ
ととしたので、熱効率もよく、作業性が向上するととも
に、スクラップに付着した油分も確実かつ円滑に燃焼
し、後処理の容易なものとなる。
【図１】一実施例の概略切断正面図
【図２】同実施例の概略切断右側面図
【図３】同実施例の施設説明図
１ 支持ローラ ２ フード ３ メインバーナ ４ 振動フィーダー ５ フード ５ａ 排気口 ６ 溶湯受け ７ 保持炉 ８ａ シュート ８ｂ シュート ９ 振動コンベヤ １０ ロータリーキルン １１ 鉄製タイヤ １２ 入口 １３ らせん羽根 １４ キャスターライニング １５ リフト板 １６ 出口 １７ 蓋 １８ａ、１８ｂ スクリーン １９ 補助バーナ ２０ ２次空気ブロア Ｆ フレーム Ｃ コンテナ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−102514（ＪＰ，Ａ) 実開 昭53−3928（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭44−9965（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭62−9516（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F27B 7/00 - 7/42 C22B 7/00
Claims (1)
- 【請求項１】 長円筒状ロータリーキルン１０を出口１
６側を下向き傾斜させて設置し、このロータリーキルン
１０のスクラップ投入用入口１２に加熱用バーナ３を直
接に臨ませ、ロータリーキルン１０内にはその長さ方向
のリフト板１５を内面から浮かせて周方向に所要間隔に
設け、かつ、ロータリーキルン１０の出口１６手前全周
に金属溶湯取出し用スクリーン１８ａ、１８ｂを形成し
てなるスクラップ溶解分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1780292A JP2779088B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | スクラップ溶解分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1780292A JP2779088B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | スクラップ溶解分離装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05215464A JPH05215464A (ja) | 1993-08-24 |
| JP2779088B2 true JP2779088B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=11953856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1780292A Expired - Lifetime JP2779088B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | スクラップ溶解分離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2779088B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5294244A (en) * | 1993-07-27 | 1994-03-15 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Thermal reclamation method for the recovery of metals from air bag inflators |
| DE60224657T2 (de) * | 2001-04-24 | 2009-01-15 | Aleris Aluminum Koblenz Gmbh | Verfahren zur rückgewinnung von metallischem beschichteten schrott |
| US8157887B2 (en) * | 2010-08-06 | 2012-04-17 | Scott William Frame | Metal recovery system |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5313168B2 (ja) * | 1973-02-06 | 1978-05-08 | ||
| JPS5618948Y2 (ja) * | 1976-06-30 | 1981-05-06 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP1780292A patent/JP2779088B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05215464A (ja) | 1993-08-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2005351495A (ja) | 回転式熱交換装置用リフター、それを装備した回転式熱交換装置、およびニッケル酸化鉱石の熱処理法 | |
| US5535234A (en) | Process for the simultaneous smelting of dust and incinerator slag | |
| US3497190A (en) | System for hot de-oiling and hot briquetting | |
| US3550925A (en) | Apparatus for separating metals | |
| JP2779088B2 (ja) | スクラップ溶解分離装置 | |
| JPH07103428B2 (ja) | 竪形還元溶解炉を用いた製鉄ダストからの有価金属回収方法 | |
| JP2869853B2 (ja) | 誘導加熱式脱亜鉛装置 | |
| JP2000097425A (ja) | 廃棄物熔融装置 | |
| JP3329789B2 (ja) | 廃棄物熔融プラント | |
| JP2912808B2 (ja) | スクラップ溶解分離装置 | |
| JP2000039267A (ja) | 廃棄物熔融炉及びそれを用いた廃棄物熔融装置 | |
| JPS6353249B2 (ja) | ||
| JP3335256B2 (ja) | 金属廃材の再利用装置 | |
| JP2005155974A (ja) | 焼却灰の溶融前処理方法及びシステム | |
| JP2912807B2 (ja) | スクラップ溶解分離装置 | |
| RU2617082C1 (ru) | Вращающаяся плавильная печь для переработки отходов цветных металлов | |
| GB2216640A (en) | Scrap melting furnace | |
| US2606111A (en) | Agglomeration of metal bearing materials | |
| JPH0241454Y2 (ja) | ||
| JP2001090933A (ja) | 廃棄物熔融装置 | |
| JPH0783420A (ja) | 混合廃棄物の焼却方法と回転式焼却装置 | |
| RU2796999C1 (ru) | Вращающаяся барабанная плавильная печь для переработки отходов цветных металлов | |
| RU2710250C1 (ru) | Способ безуглеродного селективного извлечения цинка и свинца из пыли электросталеплавильного производства и устройство для его реализации | |
| USRE28787E (en) | Method and system for hot de-oiling and hot briquetting | |
| JPS62225889A (ja) | アルミスクラツプの予熱装置 |