JP2002172373A - アルミニウム回収方法及びその装置 - Google Patents
アルミニウム回収方法及びその装置Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】溶融前の異物の除去が不要で、アルミニウムの
回収率が高い、アルミニウム含有廃棄物からのアルミニ
ウム回収方法及びその装置を提供する。 【解決手段】一端から供給された細片状のアルミニウム
含有廃棄物Wを転動させながら、他端へ向かって略水平
方向に連続的に略一方向に移動させる間に、アルミニウ
ムALのみを溶融する略水平の回転円筒体10と,その
回転円筒体10を囲み、燃料Fを燃焼させることによっ
て発生した熱を、前記回転円筒体10の壁Kを介してア
ルミニウム含有廃棄物Wに間接的に伝える加熱炉20と
を備えている。
回収率が高い、アルミニウム含有廃棄物からのアルミニ
ウム回収方法及びその装置を提供する。 【解決手段】一端から供給された細片状のアルミニウム
含有廃棄物Wを転動させながら、他端へ向かって略水平
方向に連続的に略一方向に移動させる間に、アルミニウ
ムALのみを溶融する略水平の回転円筒体10と,その
回転円筒体10を囲み、燃料Fを燃焼させることによっ
て発生した熱を、前記回転円筒体10の壁Kを介してア
ルミニウム含有廃棄物Wに間接的に伝える加熱炉20と
を備えている。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はアルミニウム含有廃
棄物、特にアルミニウム鉄混合スクラップ、からアルミ
ニウムを溶融分離回収する、アルミニウム回収方法及び
その装置に関するものである。
棄物、特にアルミニウム鉄混合スクラップ、からアルミ
ニウムを溶融分離回収する、アルミニウム回収方法及び
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内容物が使用された後の空き缶は廃棄物
となって、自然環境を汚染悪化させるが、その回収再利
用が他の廃棄物に比較して容易であり、関係者の努力も
あって、近年そのリサイクル率が著しく上昇している。
となって、自然環境を汚染悪化させるが、その回収再利
用が他の廃棄物に比較して容易であり、関係者の努力も
あって、近年そのリサイクル率が著しく上昇している。
【0003】しかしながら、空き缶のうち、スチール缶
は、スチールは電気炉等で溶解され鉄源として再利用さ
れているにも拘わらず、蓋部に使用されている、全重量
の8%を占めるアルミニウムは、溶融時に酸化し、スラ
グとなる等、分離回収が困難なため、殆ど再利用されて
いない。
は、スチールは電気炉等で溶解され鉄源として再利用さ
れているにも拘わらず、蓋部に使用されている、全重量
の8%を占めるアルミニウムは、溶融時に酸化し、スラ
グとなる等、分離回収が困難なため、殆ど再利用されて
いない。
【0004】また、アルミ缶は、その内外面の塗料、飲
み残し、混入土砂等異物によって、歩留まり・安全性等
各種問題があって、その処理に関係者は悩まされてお
り、溶融に先立ってこれらの除去が必要である。
み残し、混入土砂等異物によって、歩留まり・安全性等
各種問題があって、その処理に関係者は悩まされてお
り、溶融に先立ってこれらの除去が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、上記従来のアルミニウム含有廃棄物のリサイクルに
伴う諸問題を解決し、溶融前の異物の除去が不要で、し
かもアルミニウムの回収率が高い、アルミニウム回収方
法及びその装置を提供するものである。
は、上記従来のアルミニウム含有廃棄物のリサイクルに
伴う諸問題を解決し、溶融前の異物の除去が不要で、し
かもアルミニウムの回収率が高い、アルミニウム回収方
法及びその装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明のアルミニウ
ム回収方法は、図1に示す如く、一端から供給された細
片状のアルミニウム含有廃棄物Wが、還元性又は不活性
ガス雰囲気中を他端へ向かって略水平方向に連続的に略
一方向に移動する間に、その移動方向に延びる壁Kを介
して間接加熱されることによって、アルミニウムALの
みが溶融すると共に、溶融しない他の成分OMと分離さ
れることを特徴とするものである。
ム回収方法は、図1に示す如く、一端から供給された細
片状のアルミニウム含有廃棄物Wが、還元性又は不活性
ガス雰囲気中を他端へ向かって略水平方向に連続的に略
一方向に移動する間に、その移動方向に延びる壁Kを介
して間接加熱されることによって、アルミニウムALの
みが溶融すると共に、溶融しない他の成分OMと分離さ
れることを特徴とするものである。
【0007】第2の発明は、第1の発明の構成に加え
て、細片状のアルミニウム含有廃棄物Wが、転動しなが
ら他端へ向かって略水平方向に移動すると共に、その移
動方向に延びる壁Kを介して間接加熱されるよう構成さ
れている。
て、細片状のアルミニウム含有廃棄物Wが、転動しなが
ら他端へ向かって略水平方向に移動すると共に、その移
動方向に延びる壁Kを介して間接加熱されるよう構成さ
れている。
【0008】第3の発明は、第1又は第2の発明の構成
に加えて、対象とするアルミニウム含有廃棄物Wが、ア
ルミニウムを含むアルミニウム混合鉄スクラップを主成
分とするものである。
に加えて、対象とするアルミニウム含有廃棄物Wが、ア
ルミニウムを含むアルミニウム混合鉄スクラップを主成
分とするものである。
【0009】第4の発明は、第1又は第2又は第3のい
ずれかの発明の構成に加えて、細片状のアルミニウム含
有廃棄物(W)と共に加えられた廃プラ・廃アルミ箔等
可燃性廃棄物BWのガス化によって還元性又は不活性ガ
スが生成されると共に、その還元性ガスが壁Kの外側で
燃焼されることによって、壁Kを加熱する熱源の一部と
して使用される。
ずれかの発明の構成に加えて、細片状のアルミニウム含
有廃棄物(W)と共に加えられた廃プラ・廃アルミ箔等
可燃性廃棄物BWのガス化によって還元性又は不活性ガ
スが生成されると共に、その還元性ガスが壁Kの外側で
燃焼されることによって、壁Kを加熱する熱源の一部と
して使用される。
【0010】第5の発明は、第1又は第2又は第3の発
明に適用する装置であって、一端から供給された細片状
のアルミニウム含有廃棄物Wを転動させながら、他端へ
向かって略水平方向に連続的に移動させる間に、壁Kか
ら熱を受けてアルミニウムALのみを溶融する略水平の
回転円筒体10と,その回転円筒体10を囲み、燃料を
燃焼させることによって発生した熱を、前記回転円筒体
10の壁Kに伝える加熱炉20とを備えていることを特
徴とするものである。
明に適用する装置であって、一端から供給された細片状
のアルミニウム含有廃棄物Wを転動させながら、他端へ
向かって略水平方向に連続的に移動させる間に、壁Kか
ら熱を受けてアルミニウムALのみを溶融する略水平の
回転円筒体10と,その回転円筒体10を囲み、燃料を
燃焼させることによって発生した熱を、前記回転円筒体
10の壁Kに伝える加熱炉20とを備えていることを特
徴とするものである。
【0011】第6の発明は、第4の発明に適用する装置
であって、一端から供給された細片状のアルミニウム含
有廃棄物W及び廃プラ・廃アルミ箔等可燃性廃棄物BW
を転動させながら、他端へ向かって略水平方向に連続的
に移動させる間に、廃プラ・廃アルミ箔等可燃性廃棄物
BWのガス化によって還元性又は不活性ガスが生成され
ると共に、アルミニウムALのみを溶融する略水平の回
転円筒体10と,その回転円筒体10を囲み、燃料F及
び前記還元性ガスを燃焼させることによって発生した熱
を、前記回転円筒体10の壁Kに伝える加熱炉20を備
えている。
であって、一端から供給された細片状のアルミニウム含
有廃棄物W及び廃プラ・廃アルミ箔等可燃性廃棄物BW
を転動させながら、他端へ向かって略水平方向に連続的
に移動させる間に、廃プラ・廃アルミ箔等可燃性廃棄物
BWのガス化によって還元性又は不活性ガスが生成され
ると共に、アルミニウムALのみを溶融する略水平の回
転円筒体10と,その回転円筒体10を囲み、燃料F及
び前記還元性ガスを燃焼させることによって発生した熱
を、前記回転円筒体10の壁Kに伝える加熱炉20を備
えている。
【0012】第7の発明は、第6の発明の構成に加え
て、回転円筒体10の壁Kに、加熱炉20に連通する少
なくとも1個のガス排出口Hが設けられている。
て、回転円筒体10の壁Kに、加熱炉20に連通する少
なくとも1個のガス排出口Hが設けられている。
【0013】第8の発明は、第5又は第6又は第7の発
明の構成に加えて、前記溶融したアルミニウムALを、
溶融しない他の成分OMと分離して回収するところの、
前記回転円筒体10と一体に結合された分離機構15を
備えている。
明の構成に加えて、前記溶融したアルミニウムALを、
溶融しない他の成分OMと分離して回収するところの、
前記回転円筒体10と一体に結合された分離機構15を
備えている。
【0014】第1の発明によれば、アルミニウム含有廃
棄物Wに含まれるアルミニウムALが、電力によらず、
それよりも安価な例えばLPG等の化石燃料によって、
酸化されることなく、連続的に溶融し、他の成分OMと
分離されるため、加熱に要する燃料費が少なくて済み、
歩留まりが高い。そのえうえ、爆発等の危険性もなく、
また塗料のデコート処理の必要もなく、発生するヒュー
ムや煙の除去も容易であり、安全性や作業環境の保全に
優れている。
棄物Wに含まれるアルミニウムALが、電力によらず、
それよりも安価な例えばLPG等の化石燃料によって、
酸化されることなく、連続的に溶融し、他の成分OMと
分離されるため、加熱に要する燃料費が少なくて済み、
歩留まりが高い。そのえうえ、爆発等の危険性もなく、
また塗料のデコート処理の必要もなく、発生するヒュー
ムや煙の除去も容易であり、安全性や作業環境の保全に
優れている。
【0015】第2の発明によれば、第1の発明の作用効
果に加えて、アルミニウム含有廃棄物W及び分離された
他の成分OMが、例えば回転円筒体等によって、転動し
ながら略水平方向に移動し、その移動方向に延びる壁K
を介して間接加熱されるため、移動及び伝熱が円滑且つ
効率的に行われると共に、その移動の方向が略一方向で
あって、昇温・アルミニウムの溶融・他の成分との分離
といった各処理を受けるため、前記廃棄物Wの各片の滞
留時間は、転動速度によって略決まり、略均等に処理さ
れるため、排出された他の成分OMにアルミニウムAL
が残存することは殆どない。
果に加えて、アルミニウム含有廃棄物W及び分離された
他の成分OMが、例えば回転円筒体等によって、転動し
ながら略水平方向に移動し、その移動方向に延びる壁K
を介して間接加熱されるため、移動及び伝熱が円滑且つ
効率的に行われると共に、その移動の方向が略一方向で
あって、昇温・アルミニウムの溶融・他の成分との分離
といった各処理を受けるため、前記廃棄物Wの各片の滞
留時間は、転動速度によって略決まり、略均等に処理さ
れるため、排出された他の成分OMにアルミニウムAL
が残存することは殆どない。
【0016】第3の発明によれば、第1又は第2の発明
の作用効果に加えて、例えば比較的アルミニウム含有量
が少なく、アルミニウムALの分離回収困難で費用が嵩
むスチール缶等に対して有効である。
の作用効果に加えて、例えば比較的アルミニウム含有量
が少なく、アルミニウムALの分離回収困難で費用が嵩
むスチール缶等に対して有効である。
【0017】第4の発明によれば、第1又は第2又は第
3の発明の作用効果に加えて、廃プラ・廃アルミ箔等可
燃性廃棄物BWのガス化によって還元性又は不活性ガス
が生成されるため、還元性又は不活性ガス雰囲気の形成
が労せずして行われる。それと共に、その還元性ガスが
壁Kの外側で燃焼され、壁Kを加熱する熱源の一部とし
て使用されるため、燃料費が節減される。なお、それに
よって処理に様々の苦労がある可燃性廃棄物BWの処理
もなされる。
3の発明の作用効果に加えて、廃プラ・廃アルミ箔等可
燃性廃棄物BWのガス化によって還元性又は不活性ガス
が生成されるため、還元性又は不活性ガス雰囲気の形成
が労せずして行われる。それと共に、その還元性ガスが
壁Kの外側で燃焼され、壁Kを加熱する熱源の一部とし
て使用されるため、燃料費が節減される。なお、それに
よって処理に様々の苦労がある可燃性廃棄物BWの処理
もなされる。
【0018】第5の発明によれば、上記第1又は第2又
は第3のいずれかの発明の作用効果を奏すると共に、高
温部分に攪拌翼等もなく、構造簡単であって、設備コス
トが安いにも関わらず、廃棄物Wの移動や加熱や異物の
分離に優れており、大量処理に適している。
は第3のいずれかの発明の作用効果を奏すると共に、高
温部分に攪拌翼等もなく、構造簡単であって、設備コス
トが安いにも関わらず、廃棄物Wの移動や加熱や異物の
分離に優れており、大量処理に適している。
【0019】第6の発明によれば、上記第4及び第5の
発明の作用効果を奏する。
発明の作用効果を奏する。
【0020】第7の発明によれば、上記第6の発明の作
用効果に加えて、廃プラ・廃アルミ箔等可燃性廃棄物B
Wのガス化によって生成した可燃性の還元性ガスが、回
転円筒体10の壁Kに設けられた、加熱炉20に連通す
る少なくとも1個のガス排出口Hから何らの精製処理を
経ずに、加熱炉20へ直接導入され、燃焼されるため、
設備が一層簡略化される。
用効果に加えて、廃プラ・廃アルミ箔等可燃性廃棄物B
Wのガス化によって生成した可燃性の還元性ガスが、回
転円筒体10の壁Kに設けられた、加熱炉20に連通す
る少なくとも1個のガス排出口Hから何らの精製処理を
経ずに、加熱炉20へ直接導入され、燃焼されるため、
設備が一層簡略化される。
【0021】第8の発明によれば、上記第5又は第6又
は第7の発明のいずれかの作用効果に加えて、前記溶融
したアルミニウムALが固化する前に、他の成分OMと
分離されて、回収されるため、より純度の高いアルミニ
ウムALが回収される。
は第7の発明のいずれかの作用効果に加えて、前記溶融
したアルミニウムALが固化する前に、他の成分OMと
分離されて、回収されるため、より純度の高いアルミニ
ウムALが回収される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態例につ
いて図1により説明すると、10は耐熱金属よりなる回
転円筒体であって、紙面左側から右側に向かって、僅か
に下向き傾斜している。その回転円筒体10は、両端に
近い位置で回転可能に支持体11によって支持されてい
ると共に、歯車等よりなる動力伝達機構12に駆動され
て低速度で回転し、それによって、左端に供給された細
片状のアルミニウム含有廃棄物Wを転動させながら、右
端に向かって移動させるよう構成されている。
いて図1により説明すると、10は耐熱金属よりなる回
転円筒体であって、紙面左側から右側に向かって、僅か
に下向き傾斜している。その回転円筒体10は、両端に
近い位置で回転可能に支持体11によって支持されてい
ると共に、歯車等よりなる動力伝達機構12に駆動され
て低速度で回転し、それによって、左端に供給された細
片状のアルミニウム含有廃棄物Wを転動させながら、右
端に向かって移動させるよう構成されている。
【0023】20は加熱炉であって、回転円筒体10を
囲み、空気Aと共に供給された燃料Fを燃焼させると共
に、発生した熱を回転円筒体10の壁Kを介してアルミ
ニウム含有廃棄物Wに間接的に伝えることが可能に、箱
状又は円筒状に形成されている。なお、回転円筒10内
で発生したガスは加熱炉20へ送られ、無害化・無臭化
されるか、又は燃焼排ガスFGと共に、図示されない排
ガス処理装置へ送られ、無害化処理される。
囲み、空気Aと共に供給された燃料Fを燃焼させると共
に、発生した熱を回転円筒体10の壁Kを介してアルミ
ニウム含有廃棄物Wに間接的に伝えることが可能に、箱
状又は円筒状に形成されている。なお、回転円筒10内
で発生したガスは加熱炉20へ送られ、無害化・無臭化
されるか、又は燃焼排ガスFGと共に、図示されない排
ガス処理装置へ送られ、無害化処理される。
【0024】30はアルミニウム含有廃棄物Wの供給
室、40はアルミニウムAL及び他の成分OMの排出室
であって、それぞれ回転円筒体10に外気が浸入しない
よう、また、還元性又は不活性ガス雰囲気が保たれるよ
う、両端開口を外気と気密に遮断する機能を有する。そ
の供給室30には、細片状のアルミニウム含有廃棄物W
を回転円筒10の一端に送り込むための、スクリューコ
ンベア等の供給装置50が水平に挿通されており、ま
た、排出室40は固体状のアルミニウムAL及び他の成
分OMや発生ガスFGが排出可能に構成されている。
室、40はアルミニウムAL及び他の成分OMの排出室
であって、それぞれ回転円筒体10に外気が浸入しない
よう、また、還元性又は不活性ガス雰囲気が保たれるよ
う、両端開口を外気と気密に遮断する機能を有する。そ
の供給室30には、細片状のアルミニウム含有廃棄物W
を回転円筒10の一端に送り込むための、スクリューコ
ンベア等の供給装置50が水平に挿通されており、ま
た、排出室40は固体状のアルミニウムAL及び他の成
分OMや発生ガスFGが排出可能に構成されている。
【0025】溶融したアルミニウムALが、放射その他
で壁Kを介して放熱し、固化するよう、回転円筒体10
の、排出室40側には、加熱炉20で覆われない部分が
設けられている。
で壁Kを介して放熱し、固化するよう、回転円筒体10
の、排出室40側には、加熱炉20で覆われない部分が
設けられている。
【0026】作用について説明すると、加熱炉20に空
気Aと共に供給された、LPG等の燃料Fが燃焼する
と、その燃焼熱によって、動力伝達機構12によって低
速度で回転する回転円筒体10の壁Kが加熱される。他
方供給装置50によって、アルミニウム含有廃棄物Wと
して、スチール缶等の細片が、回転円筒体10の一端に
連続的に送り込まれると、転動しながら他端に向かって
略水平方向に移動しながら、加熱された回転円筒体10
の壁Kからの熱を受けて加熱され、昇温する。以下燃料
Fの燃焼と前記廃棄物の供給が連続し行われることによ
って、前者の燃焼熱の一部が、回転円筒体10の壁Kを
介して間接的に連続して伝えられる。
気Aと共に供給された、LPG等の燃料Fが燃焼する
と、その燃焼熱によって、動力伝達機構12によって低
速度で回転する回転円筒体10の壁Kが加熱される。他
方供給装置50によって、アルミニウム含有廃棄物Wと
して、スチール缶等の細片が、回転円筒体10の一端に
連続的に送り込まれると、転動しながら他端に向かって
略水平方向に移動しながら、加熱された回転円筒体10
の壁Kからの熱を受けて加熱され、昇温する。以下燃料
Fの燃焼と前記廃棄物の供給が連続し行われることによ
って、前者の燃焼熱の一部が、回転円筒体10の壁Kを
介して間接的に連続して伝えられる。
【0027】スチール缶等の細片は、昇温の過程で、先
ず含有水分が分離除去されると共に、塗料が分解し、そ
の一部はガス化分離する。さらにアルミニウムの融点を
超えると、アルミニウムALが溶融し、溶融しない他の
成分OMであるスチール分の細片の隙間を通って、回転
円筒体10の底に流下し、それを伝って他端へ向かって
移動することによって、溶融しない他の成分OMと分離
される。
ず含有水分が分離除去されると共に、塗料が分解し、そ
の一部はガス化分離する。さらにアルミニウムの融点を
超えると、アルミニウムALが溶融し、溶融しない他の
成分OMであるスチール分の細片の隙間を通って、回転
円筒体10の底に流下し、それを伝って他端へ向かって
移動することによって、溶融しない他の成分OMと分離
される。
【0028】溶融したアルミニウムALは、回転円筒体
10の排出室40側、加熱炉20で覆われない部分を通
る間に、放熱し、玉状に固化し、他の成分OMと共に、
そのまま回転円筒体10内を転動しながら、他端へ向か
って移動し、他端開口から排出室40を経て排出された
うえ、図示されない磁力選別機によって分離される。
10の排出室40側、加熱炉20で覆われない部分を通
る間に、放熱し、玉状に固化し、他の成分OMと共に、
そのまま回転円筒体10内を転動しながら、他端へ向か
って移動し、他端開口から排出室40を経て排出された
うえ、図示されない磁力選別機によって分離される。
【0029】なお、回転円筒体10内部で発生したガス
も排出室40を経て排出され、加熱炉20へ送られ、無
害化・無臭化されるか、又は燃焼排ガスFGと共に、図
示されない排ガス処理装置へ送られ、無害化処理され
る。
も排出室40を経て排出され、加熱炉20へ送られ、無
害化・無臭化されるか、又は燃焼排ガスFGと共に、図
示されない排ガス処理装置へ送られ、無害化処理され
る。
【0030】アルミニウムやスチールの酸化防止のため
に、回転円筒体10内は還元性又は不活性ガス雰囲気で
あることが不可欠である。その一つの手段として、スチ
ール缶等の細片に、加熱されると還元性又は不活性ガス
を発生し、回転円筒体10内が僅かに正圧になるよう、
可燃性廃棄物BW、例えば廃プラ、アルミ箔ラミネート
シートが僅少量添加されることは、極めて簡易であっ
て、好ましいことである。その他、前記ガスが系外で製
造され、回転円筒体10に供給されてもよい。なお、回
転円筒体10に外気が浸入しないよう、前述のように、
両端開口が外気と気密に遮断されているため、可燃性廃
棄物BWの添加量は僅少でよい。
に、回転円筒体10内は還元性又は不活性ガス雰囲気で
あることが不可欠である。その一つの手段として、スチ
ール缶等の細片に、加熱されると還元性又は不活性ガス
を発生し、回転円筒体10内が僅かに正圧になるよう、
可燃性廃棄物BW、例えば廃プラ、アルミ箔ラミネート
シートが僅少量添加されることは、極めて簡易であっ
て、好ましいことである。その他、前記ガスが系外で製
造され、回転円筒体10に供給されてもよい。なお、回
転円筒体10に外気が浸入しないよう、前述のように、
両端開口が外気と気密に遮断されているため、可燃性廃
棄物BWの添加量は僅少でよい。
【0031】ここで運転制御について説明すると、主た
る制御項目は、アルミニウム含有廃棄物Wであるスチー
ル缶等の細片の供給量、燃料Fの供給量、回転円筒体1
0の回転速度、主たる検出項目は回転円筒体10内の温
度である。スチール缶等の細片は定格条件で定量供給さ
れることが望ましく、それでも供給物の熱容量、アルミ
ニウム含有量等は変化すると予想されるため、回転円筒
体10内の温度がアルミニウムの融点以上の適正の温度
に保持されるよう、燃料Fの供給量が調節される必要が
ある。
る制御項目は、アルミニウム含有廃棄物Wであるスチー
ル缶等の細片の供給量、燃料Fの供給量、回転円筒体1
0の回転速度、主たる検出項目は回転円筒体10内の温
度である。スチール缶等の細片は定格条件で定量供給さ
れることが望ましく、それでも供給物の熱容量、アルミ
ニウム含有量等は変化すると予想されるため、回転円筒
体10内の温度がアルミニウムの融点以上の適正の温度
に保持されるよう、燃料Fの供給量が調節される必要が
ある。
【0032】また、回転円筒体10の回転速度は、スチ
ール缶等の細片の移動、伝熱に対して最適な値が選ばれ
る必要がある。もしアルミニウムALが溶融せず、しか
も、燃料Fの量が増やせない場合は、回転速度を落とす
か、又はスチール缶等の細片の供給量を下げるかして、
アルミニウムALが溶融する温度にまで回復するように
調節しなければならない。
ール缶等の細片の移動、伝熱に対して最適な値が選ばれ
る必要がある。もしアルミニウムALが溶融せず、しか
も、燃料Fの量が増やせない場合は、回転速度を落とす
か、又はスチール缶等の細片の供給量を下げるかして、
アルミニウムALが溶融する温度にまで回復するように
調節しなければならない。
【0033】以上、主としてスチール缶等の細片からの
アルミニウムALの回収について説明したが、これに限
定されるものではなく、アルミ缶の細片でもよく、ま
た、両者の混合物の場合は、両者を分別する必要がない
という利点がある。
アルミニウムALの回収について説明したが、これに限
定されるものではなく、アルミ缶の細片でもよく、ま
た、両者の混合物の場合は、両者を分別する必要がない
という利点がある。
【0034】第2の実施の形態例について図2により説
明すると、上記実施の形態例と異なる点は、回転円筒体
10の壁Kに、加熱炉20に連通する複数個のガス排出
口Hが設けられていることである。なお、そのガス排出
口Hは、ガスの排出は可能であるが、固体及び液体の充
填物は排出され(零れ落ち)ないよう構成されている。
明すると、上記実施の形態例と異なる点は、回転円筒体
10の壁Kに、加熱炉20に連通する複数個のガス排出
口Hが設けられていることである。なお、そのガス排出
口Hは、ガスの排出は可能であるが、固体及び液体の充
填物は排出され(零れ落ち)ないよう構成されている。
【0035】ガス排出口Hとしては、図に示すように、
例えば筒状体であって、回転円筒体10外にも突出して
いるが、少なくとも回転円筒体10内に突出すると共
に、その突出長さは、回転円筒体10が回転し、ガス排
出口Hが下方に移動しても、前記充填物の層の上方に常
に突出する程度に長く設定されている。
例えば筒状体であって、回転円筒体10外にも突出して
いるが、少なくとも回転円筒体10内に突出すると共
に、その突出長さは、回転円筒体10が回転し、ガス排
出口Hが下方に移動しても、前記充填物の層の上方に常
に突出する程度に長く設定されている。
【0036】以上の構成によって、上記第1の実施の形
態例の作用効果に加えて、廃プラ・廃アルミ箔等可燃性
廃棄物BWのガス化によって生成した可燃性の還元性ガ
スが、回転円筒体10の壁Kに設けられた、加熱炉20
に連通するガス排出口Hから何らの精製処理を経ずに、
加熱炉20へ直接導入され、燃焼され、壁Kを加熱する
熱源の一部として使用されるため、燃料消費量が節減さ
れると共に、排ガス処理が不要となるか、簡略化され、
設備が著しく簡略化される。
態例の作用効果に加えて、廃プラ・廃アルミ箔等可燃性
廃棄物BWのガス化によって生成した可燃性の還元性ガ
スが、回転円筒体10の壁Kに設けられた、加熱炉20
に連通するガス排出口Hから何らの精製処理を経ずに、
加熱炉20へ直接導入され、燃焼され、壁Kを加熱する
熱源の一部として使用されるため、燃料消費量が節減さ
れると共に、排ガス処理が不要となるか、簡略化され、
設備が著しく簡略化される。
【0037】第3の実施の形態例について図3により説
明すると、上記第1の実施の形態例と異なる点は、前記
溶融したアルミニウムALを、溶融しない他の成分OM
と分離して回収するために、例えば次のように構成され
る分離機構15を備えている。この分離機構15の詳細
を図4に記す。
明すると、上記第1の実施の形態例と異なる点は、前記
溶融したアルミニウムALを、溶融しない他の成分OM
と分離して回収するために、例えば次のように構成され
る分離機構15を備えている。この分離機構15の詳細
を図4に記す。
【0038】図4に記された分離機構15はガス及び溶
融アルミニウムALのみが通過可能に、への字状の格子
Gが円周上に配列されたものであって、回転円筒体10
のアルミニウム溶融域に当たる部分の壁Kに一体に結合
されている。Vはその溶融したアルミニウムALを受け
る容器である。それによって、分離機構15に到達し、
他の成分OMとは完全に分離されて、容器V内に滴下、
溜められ、図示されない樋等によって、系外へ回収され
る。
融アルミニウムALのみが通過可能に、への字状の格子
Gが円周上に配列されたものであって、回転円筒体10
のアルミニウム溶融域に当たる部分の壁Kに一体に結合
されている。Vはその溶融したアルミニウムALを受け
る容器である。それによって、分離機構15に到達し、
他の成分OMとは完全に分離されて、容器V内に滴下、
溜められ、図示されない樋等によって、系外へ回収され
る。
【0039】なお、第1及び第2の実施の形態例では、
溶融したアルミニウムALが、放射その他で壁Kを介し
て放熱し、固化するよう、回転円筒体10の、排出室4
0側には、加熱炉20で覆われない部分が設けられてい
たが、その必要がなくなるため、回転円筒体10の長さ
及びその支持体11の距離が、その分短縮され、設備費
が節減される。
溶融したアルミニウムALが、放射その他で壁Kを介し
て放熱し、固化するよう、回転円筒体10の、排出室4
0側には、加熱炉20で覆われない部分が設けられてい
たが、その必要がなくなるため、回転円筒体10の長さ
及びその支持体11の距離が、その分短縮され、設備費
が節減される。
【0040】作用について説明すると、上記第1の実施
の形態例に加えて、前記溶融したアルミニウムALが固
化する前に、他の成分OMと分離されて、回収されるた
め、より純度の高いアルミニウムALが回収される。し
かも、回転円筒体10及びその支持体11の距離が短縮
される。しかも、発生ガスは、分離機構15の格子Gの
隙間から直接、加熱炉20内に導かれるため、第2の実
施の形態例のガス排出口Hの機能をも有し、それと同様
の作用効果を奏する。
の形態例に加えて、前記溶融したアルミニウムALが固
化する前に、他の成分OMと分離されて、回収されるた
め、より純度の高いアルミニウムALが回収される。し
かも、回転円筒体10及びその支持体11の距離が短縮
される。しかも、発生ガスは、分離機構15の格子Gの
隙間から直接、加熱炉20内に導かれるため、第2の実
施の形態例のガス排出口Hの機能をも有し、それと同様
の作用効果を奏する。
【0041】第4の実施の形体例について図5により説
明すると、第2及び第3の実施の形態例をベースが組み
合わされ、一部変更されたものであって、さらに回転円
筒体10及びその支持体11の距離が短縮され、回転円
筒体10の壁Kに、加熱炉20に連通する複数個のガス
排出口Hが設けられると共に、排出室40が若干拡大さ
れ、その内部、回転円筒体10の端に分離機構15が結
合されている。それによって、両実施の形態例の効果が
共に発揮されると共に、固定の排出室40が若干拡大さ
れるが、可動部分の回転円筒体10及びその支持体11
の距離が短縮されるため、差し引き設備費が節減され
る。
明すると、第2及び第3の実施の形態例をベースが組み
合わされ、一部変更されたものであって、さらに回転円
筒体10及びその支持体11の距離が短縮され、回転円
筒体10の壁Kに、加熱炉20に連通する複数個のガス
排出口Hが設けられると共に、排出室40が若干拡大さ
れ、その内部、回転円筒体10の端に分離機構15が結
合されている。それによって、両実施の形態例の効果が
共に発揮されると共に、固定の排出室40が若干拡大さ
れるが、可動部分の回転円筒体10及びその支持体11
の距離が短縮されるため、差し引き設備費が節減され
る。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
次の効果を奏する。すなわち、第1の発明によれば、加
熱に要するエネルギコストが少なくて済み、歩留まりが
高い。また、爆発等の危険性もなく、塗料のデコートの
必要もなく、発生するヒュームや煙の除去も容易であ
り、安全性や作業環境の保全に優れている。
次の効果を奏する。すなわち、第1の発明によれば、加
熱に要するエネルギコストが少なくて済み、歩留まりが
高い。また、爆発等の危険性もなく、塗料のデコートの
必要もなく、発生するヒュームや煙の除去も容易であ
り、安全性や作業環境の保全に優れている。
【0043】第2の発明によれば、第1の発明の効果に
加えて、移動及び伝熱が円滑且つ効率的に行われると共
に、アルミニウム含有廃棄物Wの各片の滞留時間は、転
動速度によって略決まり、略均等に処理されるため、排
出された他の成分OMにアルミニウムALが残存するこ
とは殆どない。
加えて、移動及び伝熱が円滑且つ効率的に行われると共
に、アルミニウム含有廃棄物Wの各片の滞留時間は、転
動速度によって略決まり、略均等に処理されるため、排
出された他の成分OMにアルミニウムALが残存するこ
とは殆どない。
【0044】第3の発明によれば、第1又は第2の発明
の効果に加えて、例えば比較的アルミニウム含有量の少
なく、アルミニウムの分離回収困難で費用が嵩むスチー
ル缶等に対して有効である。
の効果に加えて、例えば比較的アルミニウム含有量の少
なく、アルミニウムの分離回収困難で費用が嵩むスチー
ル缶等に対して有効である。
【0045】第4の発明によれば、第1又は第2又は第
3の発明の効果に加えて、還元性又は不活性ガス雰囲気
の形成が労せずして行われ、燃料費が節減される。ま
た、処理に様々の苦労がある可燃性廃棄物BWの処理も
なされる。
3の発明の効果に加えて、還元性又は不活性ガス雰囲気
の形成が労せずして行われ、燃料費が節減される。ま
た、処理に様々の苦労がある可燃性廃棄物BWの処理も
なされる。
【0046】第5の発明によれば、上記第1又は第2又
は第3のいずれかの発明の効果を奏すると共に、高温部
分に攪拌翼等もなく、構造簡単であって、設備コストが
安いにも関わらず、廃棄物Wの移動や加熱や異物の分離
に優れており、大量処理に適している。
は第3のいずれかの発明の効果を奏すると共に、高温部
分に攪拌翼等もなく、構造簡単であって、設備コストが
安いにも関わらず、廃棄物Wの移動や加熱や異物の分離
に優れており、大量処理に適している。
【0047】第6の発明によれば、上記第4及び第5の
発明の作用効果を奏する。
発明の作用効果を奏する。
【0048】第7の発明によれば、上記第6の発明の効
果に加えて、一層設備が簡略化される。
果に加えて、一層設備が簡略化される。
【0049】第8の発明によれば、上記第5又は第6又
は第7の発明のいずれかの効果に加えて、一層純度の高
いアルミニウムALが回収される。
は第7の発明のいずれかの効果に加えて、一層純度の高
いアルミニウムALが回収される。
【図1】本発明の実施の形態例を示す機器構成図であ
る。
る。
【図2】回転円筒体10にガス排出口20を有する場合
の本発明の実施の形態例を示す機器構成図である。
の本発明の実施の形態例を示す機器構成図である。
【図3】分離機構15を加熱炉20内に有する場合の本
発明の実施の形態例を示す機器構成図である。
発明の実施の形態例を示す機器構成図である。
【図4】分離機構15の拡大図である。
【図5】分離機構15を排出室40内に有する場合の本
発明の実施の形態例を示す機器構成図である。
発明の実施の形態例を示す機器構成図である。
10 回転円筒体 11 支持体 12 動力伝達機構 15 分離機構 20 加熱炉 30 供給室 40 排出室 50 供給装置 A 空気 AL アルミニウム F 燃料 FG 燃焼排ガス G 格子 H ガス排出口 K 壁 OM 他の成分 BW 可燃性廃棄物 V 容器 W アルミニウム含有廃棄物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27B 7/06 F27D 3/14 Z 7/08 7/02 A 7/33 B09B 3/00 303A F27D 3/14 ZAB 7/02 5/00 C Fターム(参考) 4D004 AA21 AB03 BA05 CA22 CA29 CA37 CB09 CB34 CB45 4K001 AA02 BA22 CA01 EA05 GA07 GB02 GB09 4K055 AA05 JA11 4K061 AA09 BA07 BA12 FA02 FA03 FA13 4K063 AA04 AA19 BA13 CA01 CA02 DA05 DA15
Claims (8)
- 【請求項1】一端から供給された細片状のアルミニウム
含有廃棄物(W)が、還元性又は不活性ガス雰囲気中を
他端へ向かって連続的に略一方向に移動する間に、壁
(K)を介して間接加熱されることによって、アルミニ
ウム(AL)のみが溶融すると共に、溶融しない他の成
分(OM)と分離されることを特徴とする、アルミニウ
ム回収方法。 - 【請求項2】 細片状のアルミニウム含有廃棄物(W)
が、転動しながら他端へ向かって略水平方向に移動する
と共に、その移動方向に延びる壁(K)を介して間接加
熱されることを特徴とする、請求項1に記載のアルミニ
ウム回収方法。 - 【請求項3】 アルミニウム含有廃棄物(W)が、鉄の
他にアルミニウムを含む、アルミニウム混合鉄スクラッ
プを主成分とするものであることを特徴とする、請求項
1又は2に記載のアルミニウム回収方法。 - 【請求項4】 細片状のアルミニウム含有廃棄物(W)
と共に加えられた廃プラ・廃アルミ箔等可燃性廃棄物
(BW)のガス化によって還元性又は不活性ガスが生成
されると共に、その還元性ガスが壁(K)の外側で燃焼
されることによって、壁(K)を加熱する熱源の一部と
して使用されることを特徴とする、請求項1又は2又は
3のいずれかに記載のアルミニウム回収方法。 - 【請求項5】 一端から供給された細片状のアルミニウ
ム含有廃棄物(W)を転動させながら、他端へ向かって
略水平方向に連続的に移動させる間に、壁(K)から熱
を受けてアルミニウム(AL)のみを溶融する略水平の
回転円筒体(10)と,その回転円筒体(10)を囲
み、燃料(F)を燃焼させることによって発生した熱
を、前記回転円筒体(10)の壁(K)に伝える加熱炉
(20)と、備えていることを特徴とする、アルミニウ
ム回収装置。 - 【請求項6】 一端から供給された細片状のアルミニウ
ム含有廃棄物(W)及び廃プラ・廃アルミ箔等可燃性廃
棄物(BW)を転動させながら、他端へ向かって略水平
方向に連続的に移動させる間に、廃プラ・廃アルミ箔等
可燃性廃棄物(BW)のガス化によって還元性又は不活
性ガスが生成されると共に、壁(K)から熱を受けてア
ルミニウム(AL)のみを溶融する略水平の回転円筒体
(10)と,その回転円筒体(10)を囲み、燃料
(F)及び前記還元性ガスを燃焼させることによって発
生した熱を、前記回転円筒体(10)の壁(K)に伝え
る加熱炉(20)を備えていることを特徴とする、アル
ミニウム回収装置。 - 【請求項7】 回転円筒体(10)の壁(K)に、加熱
炉(20)に連通する少なくとも1個のガス排出口
(H)が設けられていることを特徴とする、請求項6に
記載のアルミニウム回収装置。 - 【請求項8】 前記溶融したアルミニウム(AL)を、
溶融しない他の成分(OM)と分離して回収するところ
の、前記回転円筒体(10)と一体に結合された分離機
構(15)を備えていることを特徴とする、請求項5又
は6又は7のいずれかに記載のアルミニウム回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369784A JP2002172373A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | アルミニウム回収方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369784A JP2002172373A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | アルミニウム回収方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002172373A true JP2002172373A (ja) | 2002-06-18 |
Family
ID=18839775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000369784A Pending JP2002172373A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | アルミニウム回収方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002172373A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100872659B1 (ko) | 2007-06-18 | 2008-12-09 | 현대자동차주식회사 | 가공칩 재활용 장치 |
KR101425572B1 (ko) | 2012-09-28 | 2014-07-31 | 주식회사 피.케이.지 | 알루미늄 압축칩 덩어리를 침적 용해할 수 있는 용해로 |
CN113247909A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-13 | 李朝侠 | 回转窑法资源化处理赤泥的工艺及回转窑 |
-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000369784A patent/JP2002172373A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100872659B1 (ko) | 2007-06-18 | 2008-12-09 | 현대자동차주식회사 | 가공칩 재활용 장치 |
KR101425572B1 (ko) | 2012-09-28 | 2014-07-31 | 주식회사 피.케이.지 | 알루미늄 압축칩 덩어리를 침적 용해할 수 있는 용해로 |
CN113247909A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-13 | 李朝侠 | 回转窑法资源化处理赤泥的工艺及回转窑 |
CN113247909B (zh) * | 2021-05-17 | 2022-03-29 | 李朝侠 | 回转窑法资源化处理赤泥的工艺及回转窑 |
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