JPH0968392A - 鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの処理方法及び集塵ダストの処理装置 - Google Patents
鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの処理方法及び集塵ダストの処理装置Info
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- JPH0968392A JPH0968392A JP24531795A JP24531795A JPH0968392A JP H0968392 A JPH0968392 A JP H0968392A JP 24531795 A JP24531795 A JP 24531795A JP 24531795 A JP24531795 A JP 24531795A JP H0968392 A JPH0968392 A JP H0968392A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既存の設備等を簡単に利用でき、排ガスの顕
熱を利用でき、その処理費用や運搬費用等の負担を低減
し、経済性に優れ、粒状ダスト内の水分を完全に除去で
き、粒状ダストの強度（潰裂強度）を増し、電気炉での
溶解がスムーズに行え、スラグ化し易く、埋め立て処分
時にも、有害成分の溶出が無いものとする。 【解決手段】 電気炉１から出た排ガスの流路となる導
管４に分岐導管７を接続して分岐流路を設け、この分岐
流路に乾燥装置を設け、一方、集塵機６で集めたダスト
に水を加えて、造粒機によって粒状に形成した粒状ダス
トを、前記乾燥装置内に投入すると共に、乾燥装置内を
通過する排ガスの顕熱で乾燥、固化せしめ、この乾燥、
固化した粒状ダストを電気炉１内に投入してスラグ化せ
しめる。
熱を利用でき、その処理費用や運搬費用等の負担を低減
し、経済性に優れ、粒状ダスト内の水分を完全に除去で
き、粒状ダストの強度（潰裂強度）を増し、電気炉での
溶解がスムーズに行え、スラグ化し易く、埋め立て処分
時にも、有害成分の溶出が無いものとする。 【解決手段】 電気炉１から出た排ガスの流路となる導
管４に分岐導管７を接続して分岐流路を設け、この分岐
流路に乾燥装置を設け、一方、集塵機６で集めたダスト
に水を加えて、造粒機によって粒状に形成した粒状ダス
トを、前記乾燥装置内に投入すると共に、乾燥装置内を
通過する排ガスの顕熱で乾燥、固化せしめ、この乾燥、
固化した粒状ダストを電気炉１内に投入してスラグ化せ
しめる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、電気炉で鉄
屑等の溶解、精練を行う過程で発生する有害成分を含ん
だ集塵ダストを、簡単に、確実に、且つ安全に処理でき
るようにした鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの処理方法
及び集塵ダストの処理装置に関する。
屑等の溶解、精練を行う過程で発生する有害成分を含ん
だ集塵ダストを、簡単に、確実に、且つ安全に処理でき
るようにした鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの処理方法
及び集塵ダストの処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電気炉で鉄屑の溶解、精練を行う
と、集塵機でダストが集められる（原料鉄屑の約 1.4〜
1.8 ％）。しかも、この集塵ダストは、石灰、シリカ、
アルミナが主成分で、その他に、鉄、亜鉛、鉛や、有害
成分であるカドミウム、シアン、燐、六価クローム、砒
素、水銀等も含有している。
と、集塵機でダストが集められる（原料鉄屑の約 1.4〜
1.8 ％）。しかも、この集塵ダストは、石灰、シリカ、
アルミナが主成分で、その他に、鉄、亜鉛、鉛や、有害
成分であるカドミウム、シアン、燐、六価クローム、砒
素、水銀等も含有している。
【０００３】そして、集塵機で集められたダストを処理
するには、先ず、粉状を呈するダストに水を加えると共
に、造粒機によって直径 5〜10 mm 程度の粒状ダストを
形成する。その後、この粒状ダストを亜鉛回収設備のあ
る工場に運搬して、亜鉛成分等の回収処理を依頼した
り、或いは、この粒状ダストを埋め立てに利用すること
で処分している。
するには、先ず、粉状を呈するダストに水を加えると共
に、造粒機によって直径 5〜10 mm 程度の粒状ダストを
形成する。その後、この粒状ダストを亜鉛回収設備のあ
る工場に運搬して、亜鉛成分等の回収処理を依頼した
り、或いは、この粒状ダストを埋め立てに利用すること
で処分している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な粒状ダストからの亜鉛等の回収処理は、その処理費用
や運搬費用等の負担が大きく、あまり経済的ではない難
点があった。また、粒状ダストの埋め立て処分は、粒状
ダストからの有害成分の溶出の虞れがあった。
な粒状ダストからの亜鉛等の回収処理は、その処理費用
や運搬費用等の負担が大きく、あまり経済的ではない難
点があった。また、粒状ダストの埋め立て処分は、粒状
ダストからの有害成分の溶出の虞れがあった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上述
した技術的課題を解消すべく創出されたもので、請求項
１記載の鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの処理方法は、
電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を行ったときに、集塵機
６で集められるダストを処理する方法であって、電気炉
１から出た排ガスの流路となる導管４に分岐導管７を接
続して分岐流路を設け、この分岐流路に乾燥装置を設
け、一方、集塵機６で集められたダストに水を加えて、
造粒機によって粒状に形成してなる粒状ダストを、前記
乾燥装置内に投入すると共に、乾燥装置内を通過する排
ガスの顕熱で乾燥、固化せしめ、この乾燥、固化した粒
状ダストを電気炉１内に投入してスラグ化せしめる手段
を採用した。
した技術的課題を解消すべく創出されたもので、請求項
１記載の鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの処理方法は、
電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を行ったときに、集塵機
６で集められるダストを処理する方法であって、電気炉
１から出た排ガスの流路となる導管４に分岐導管７を接
続して分岐流路を設け、この分岐流路に乾燥装置を設
け、一方、集塵機６で集められたダストに水を加えて、
造粒機によって粒状に形成してなる粒状ダストを、前記
乾燥装置内に投入すると共に、乾燥装置内を通過する排
ガスの顕熱で乾燥、固化せしめ、この乾燥、固化した粒
状ダストを電気炉１内に投入してスラグ化せしめる手段
を採用した。
【０００６】また、請求項２記載の鉄屑溶解用電気炉の
集塵ダストの処理方法は、乾燥装置内に投入された粒状
ダストを、回転する回転ドラム１５内を転動せしめなが
ら、回転ドラム１５内を通過する排ガスの顕熱で乾燥、
固化せしめる手段を採用した。
集塵ダストの処理方法は、乾燥装置内に投入された粒状
ダストを、回転する回転ドラム１５内を転動せしめなが
ら、回転ドラム１５内を通過する排ガスの顕熱で乾燥、
固化せしめる手段を採用した。
【０００７】更に、請求項３記載の集塵ダストの処理装
置は、電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を行ったときに、
集塵機６で集められるダストを処理する装置であって、
電気炉１から出た排ガスの流路の一部を構成している導
管４に分岐導管７を接続して分岐流路を設けると共に、
この分岐流路に乾燥装置を設け、この乾燥装置は、外部
動力によって適宜回転可能な略円筒状の回転ドラム１５
と、集塵機６で集められたダストに水を加えて、造粒機
によって粒状に形成してなる粒状ダストを、回転ドラム
１５内に投入する粒状ダスト投入機構と、粒状ダストを
回転ドラム１５外に排出する粒状ダスト排出機構とを備
え、回転ドラム１５内を排ガスが通過するよう構成し、
この排ガスの顕熱で、回転ドラム１５内に投入された粒
状ダストが乾燥、固化せしめられるよう構成する手段を
採用した。
置は、電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を行ったときに、
集塵機６で集められるダストを処理する装置であって、
電気炉１から出た排ガスの流路の一部を構成している導
管４に分岐導管７を接続して分岐流路を設けると共に、
この分岐流路に乾燥装置を設け、この乾燥装置は、外部
動力によって適宜回転可能な略円筒状の回転ドラム１５
と、集塵機６で集められたダストに水を加えて、造粒機
によって粒状に形成してなる粒状ダストを、回転ドラム
１５内に投入する粒状ダスト投入機構と、粒状ダストを
回転ドラム１５外に排出する粒状ダスト排出機構とを備
え、回転ドラム１５内を排ガスが通過するよう構成し、
この排ガスの顕熱で、回転ドラム１５内に投入された粒
状ダストが乾燥、固化せしめられるよう構成する手段を
採用した。
【０００８】そして、請求項４記載の集塵ダストの処理
装置は、乾燥装置の回転ドラム１５を、粒状ダスト排出
機構がわが粒状ダスト投入機構がわより低くなるように
傾ける手段を採用した。
装置は、乾燥装置の回転ドラム１５を、粒状ダスト排出
機構がわが粒状ダスト投入機構がわより低くなるように
傾ける手段を採用した。
【０００９】それから、請求項５記載の集塵ダストの処
理装置は、乾燥装置の回転ドラム１５内表面に、複数の
羽根１６を配し、粒状ダストを撹拌すると共に、粒状ダ
ストを粒状ダスト排出機構がわに漸次送給できるように
構成する手段を採用した。
理装置は、乾燥装置の回転ドラム１５内表面に、複数の
羽根１６を配し、粒状ダストを撹拌すると共に、粒状ダ
ストを粒状ダスト排出機構がわに漸次送給できるように
構成する手段を採用した。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示例に基づいて
説明する。本発明は、電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を
行ったときに、集塵機６で集められるダストを処理する
装置であって、この集塵ダストの処理装置は、副資材投
入口２を有する鉄屑溶解用の電気炉１と、電気炉１から
出る排ガスが導管を介して導入されると共に、この排ガ
スに空気を混合して高温燃焼せしめられるようにした燃
焼塔３と、この燃焼塔３からの排ガスが導管４を介して
送給されて、排ガス中のダストを確実に集塵してから排
ガスを大気中に放出する集塵機６と、電気炉１から集塵
機６迄の排ガス流路に配置されて（例えば、導管４の集
塵機６寄りに配置する）、電気炉１から出た排ガスを集
塵機６外に排出する排風機５とを備え、排ガス流路の途
中（燃焼塔３と排風機５とを連結する導管４）に分岐導
管７を接続して分岐流路を設けると共に、この分岐流路
に乾燥装置を設けたものである。しかも、導管４にはバ
ルブ８が設けられ、分岐流路の両端部分にはバルブ９，
１０が夫々設けられている。
説明する。本発明は、電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を
行ったときに、集塵機６で集められるダストを処理する
装置であって、この集塵ダストの処理装置は、副資材投
入口２を有する鉄屑溶解用の電気炉１と、電気炉１から
出る排ガスが導管を介して導入されると共に、この排ガ
スに空気を混合して高温燃焼せしめられるようにした燃
焼塔３と、この燃焼塔３からの排ガスが導管４を介して
送給されて、排ガス中のダストを確実に集塵してから排
ガスを大気中に放出する集塵機６と、電気炉１から集塵
機６迄の排ガス流路に配置されて（例えば、導管４の集
塵機６寄りに配置する）、電気炉１から出た排ガスを集
塵機６外に排出する排風機５とを備え、排ガス流路の途
中（燃焼塔３と排風機５とを連結する導管４）に分岐導
管７を接続して分岐流路を設けると共に、この分岐流路
に乾燥装置を設けたものである。しかも、導管４にはバ
ルブ８が設けられ、分岐流路の両端部分にはバルブ９，
１０が夫々設けられている。
【００１１】前記乾燥装置は、ドラム回転機構によって
適宜回転可能な略円筒状の回転ドラム１５と、集塵機６
で集められたダストに水を加えて、造粒機によって粒状
（直径 5〜10 mm 程度）に形成してなる粒状ダストを、
回転ドラム１５内に投入する粒状ダスト投入機構と、粒
状ダストを回転ドラム１５外に排出する粒状ダスト排出
機構とを備え、回転ドラム１５内を排ガスが通過するよ
う構成され、この排ガスの顕熱で、回転ドラム１５内に
投入された粒状ダストが乾燥、固化せしめられるよう構
成されている。
適宜回転可能な略円筒状の回転ドラム１５と、集塵機６
で集められたダストに水を加えて、造粒機によって粒状
（直径 5〜10 mm 程度）に形成してなる粒状ダストを、
回転ドラム１５内に投入する粒状ダスト投入機構と、粒
状ダストを回転ドラム１５外に排出する粒状ダスト排出
機構とを備え、回転ドラム１５内を排ガスが通過するよ
う構成され、この排ガスの顕熱で、回転ドラム１５内に
投入された粒状ダストが乾燥、固化せしめられるよう構
成されている。
【００１２】乾燥装置の回転ドラム１５は、粒状ダスト
が粒状ダスト排出機構がわに重力によって漸次送給でき
るように、粒状ダスト排出機構がわが粒状ダスト投入機
構がわより低くなるように若干傾いた状態に配置されて
いる。そして、回転ドラム１５の内表面には、複数の羽
根１６が配されており、この羽根１６は、粒状ダストを
掬い上げるようにしながら転動せしめて撹拌できるよう
に構成されている。しかも、羽根１６は、回転ドラム１
５内周面に回転方向に沿って等間隔に複数（図示例では
３枚）配すると共に、筒心方向に沿って等間隔に複数組
配されている。ところで、羽根１６は、粒状ダストを掬
い上げるようにしながら転動せしめられるような取付け
角度（回転方向に於ける回転ドラム１５内周面と羽根１
６表面との角度）で、回転ドラム１５内周面に固着され
（図３参照）、また、羽根１６は、その基端部分（回転
ドラム１５内周面に固着されている部分）が略水平状態
となるような取付け角度で固着されている（図２参
照）。尚、羽根１６の基端部分の取付け角度は、粒状ダ
スト排出機構がわに若干傾けて、粒状ダスト排出機構が
わへの粒状ダストの送給がスムーズに行われるように構
成しても良いし、或いは、粒状ダスト投入機構がわに若
干傾けて、粒状ダスト排出機構がわへの粒状ダストの送
給を遅らせるように（粒状ダストが回転ドラム１５内に
長く滞留するように）構成しても良い。更に、羽根１６
は、その両側縁部分を若干上方に折曲げるようにして、
粒状ダストが羽根１６の両側縁部分から零れ落ちないよ
うに配慮しても良い（図２参照）。
が粒状ダスト排出機構がわに重力によって漸次送給でき
るように、粒状ダスト排出機構がわが粒状ダスト投入機
構がわより低くなるように若干傾いた状態に配置されて
いる。そして、回転ドラム１５の内表面には、複数の羽
根１６が配されており、この羽根１６は、粒状ダストを
掬い上げるようにしながら転動せしめて撹拌できるよう
に構成されている。しかも、羽根１６は、回転ドラム１
５内周面に回転方向に沿って等間隔に複数（図示例では
３枚）配すると共に、筒心方向に沿って等間隔に複数組
配されている。ところで、羽根１６は、粒状ダストを掬
い上げるようにしながら転動せしめられるような取付け
角度（回転方向に於ける回転ドラム１５内周面と羽根１
６表面との角度）で、回転ドラム１５内周面に固着され
（図３参照）、また、羽根１６は、その基端部分（回転
ドラム１５内周面に固着されている部分）が略水平状態
となるような取付け角度で固着されている（図２参
照）。尚、羽根１６の基端部分の取付け角度は、粒状ダ
スト排出機構がわに若干傾けて、粒状ダスト排出機構が
わへの粒状ダストの送給がスムーズに行われるように構
成しても良いし、或いは、粒状ダスト投入機構がわに若
干傾けて、粒状ダスト排出機構がわへの粒状ダストの送
給を遅らせるように（粒状ダストが回転ドラム１５内に
長く滞留するように）構成しても良い。更に、羽根１６
は、その両側縁部分を若干上方に折曲げるようにして、
粒状ダストが羽根１６の両側縁部分から零れ落ちないよ
うに配慮しても良い（図２参照）。
【００１３】一方、回転ドラム１５は、分岐導管７端部
に設けた支持部で支持されると共に、その外表面に接触
するように配されている複数のローラ２０によって回転
自在に支持され、分岐導管７端部に設けた支持部との間
には、耐熱シール１９が介装されて、その気密性が保て
るように構成してある。尚、耐熱シール１９には、適宜
冷却手段を設けても良い。
に設けた支持部で支持されると共に、その外表面に接触
するように配されている複数のローラ２０によって回転
自在に支持され、分岐導管７端部に設けた支持部との間
には、耐熱シール１９が介装されて、その気密性が保て
るように構成してある。尚、耐熱シール１９には、適宜
冷却手段を設けても良い。
【００１４】ドラム回転機構は、回転ドラム１５を外部
動力によって安定的に且つ確実に低速回転せしめられる
ものであれば良く、図示例では、電動機２１の回転力
を、減速機２２から歯車２３へ伝え、この歯車２３か
ら、回転ドラム１５外周に周設した歯車２４へ伝えて、
回転ドラム１５を低速回転せしめられるようにしてい
る。しかも、若干傾いた状態に配置される回転ドラム１
５には、スラスト受２５が設けられ、回転ドラム１５の
スラスト方向の移動を阻止できるようにしてある。尚、
ドラム回転機構は、図示例のものに限定されることな
く、適宜手段を採用できるものである。
動力によって安定的に且つ確実に低速回転せしめられる
ものであれば良く、図示例では、電動機２１の回転力
を、減速機２２から歯車２３へ伝え、この歯車２３か
ら、回転ドラム１５外周に周設した歯車２４へ伝えて、
回転ドラム１５を低速回転せしめられるようにしてい
る。しかも、若干傾いた状態に配置される回転ドラム１
５には、スラスト受２５が設けられ、回転ドラム１５の
スラスト方向の移動を阻止できるようにしてある。尚、
ドラム回転機構は、図示例のものに限定されることな
く、適宜手段を採用できるものである。
【００１５】粒状ダスト投入機構は、多数の粒状ダスト
を回転ドラム１５内にスムーズに投入できるようにした
ものであれば良く、図示例では、ホッパー１７を上部に
備え、その下部の導管に調節弁１８を設けて構成されて
いる。尚、粒状ダスト投入機構は、図示例のものに限定
されることなく、適宜手段を採用できるものである。
を回転ドラム１５内にスムーズに投入できるようにした
ものであれば良く、図示例では、ホッパー１７を上部に
備え、その下部の導管に調節弁１８を設けて構成されて
いる。尚、粒状ダスト投入機構は、図示例のものに限定
されることなく、適宜手段を採用できるものである。
【００１６】粒状ダスト排出機構は、回転ドラム１５内
で乾燥、固化された粒状ダストを、回転ドラム１５外に
スムーズに排出できるようにしたものであれば良く、図
示例では、分岐導管７端部に設けた回転ドラム１５の支
持部の底壁に取出し口を開口せしめ、この取出し口をス
クリューコンベア２６に連通せしめるように構成してあ
る。尚、粒状ダスト排出機構は、図示例のものに限定さ
れることなく、適宜手段を採用できるものである。ま
た、粒状ダスト排出機構部分では、分岐導管７からの排
ガスが漏れないような配慮が必要で、例えば、スクリュ
ーコンベア２６を含めて、適宜密閉カバーを設けたり、
取出し口、或いは、取出し口下方に開閉手段を設けた
り、その他の手段を採用できる。
で乾燥、固化された粒状ダストを、回転ドラム１５外に
スムーズに排出できるようにしたものであれば良く、図
示例では、分岐導管７端部に設けた回転ドラム１５の支
持部の底壁に取出し口を開口せしめ、この取出し口をス
クリューコンベア２６に連通せしめるように構成してあ
る。尚、粒状ダスト排出機構は、図示例のものに限定さ
れることなく、適宜手段を採用できるものである。ま
た、粒状ダスト排出機構部分では、分岐導管７からの排
ガスが漏れないような配慮が必要で、例えば、スクリュ
ーコンベア２６を含めて、適宜密閉カバーを設けたり、
取出し口、或いは、取出し口下方に開閉手段を設けた
り、その他の手段を採用できる。
【００１７】ところで、電気炉１の具体的構成、分岐導
管７の具体的構成、形状、配設位置、バルブ８，９，１
０の具体的構成、形状、配設位置、回転ドラム１５の具
体的構成、形状、寸法、材質、配設状態、羽根１６の具
体的形状、寸法、材質、数、配設状態、取付け角度等
は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設
定できるものである。
管７の具体的構成、形状、配設位置、バルブ８，９，１
０の具体的構成、形状、配設位置、回転ドラム１５の具
体的構成、形状、寸法、材質、配設状態、羽根１６の具
体的形状、寸法、材質、数、配設状態、取付け角度等
は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設
定できるものである。
【００１８】本発明の集塵ダストの処理装置は、前述の
如く構成されており、次に、本発明の集塵ダストの処理
方法について説明すると、電気炉１から出た排ガスの流
路となる導管４に分岐導管７を接続して分岐流路を設
け、この分岐流路に乾燥装置を設ける。一方、集塵機６
で集められたダストは、これに水を加えて、造粒機によ
って粒状に形成しておく。そして、この粒状ダストを、
前記乾燥装置内に投入すると共に、乾燥装置内を通過す
る排ガスの顕熱で乾燥、固化せしめる。それから、この
乾燥、固化した粒状ダストを電気炉１内に投入して溶融
せしめ、これを他の不純物等と共にスラグ化せしめて固
化する。その後、このスラグを、例えば、埋め立て処分
する。
如く構成されており、次に、本発明の集塵ダストの処理
方法について説明すると、電気炉１から出た排ガスの流
路となる導管４に分岐導管７を接続して分岐流路を設
け、この分岐流路に乾燥装置を設ける。一方、集塵機６
で集められたダストは、これに水を加えて、造粒機によ
って粒状に形成しておく。そして、この粒状ダストを、
前記乾燥装置内に投入すると共に、乾燥装置内を通過す
る排ガスの顕熱で乾燥、固化せしめる。それから、この
乾燥、固化した粒状ダストを電気炉１内に投入して溶融
せしめ、これを他の不純物等と共にスラグ化せしめて固
化する。その後、このスラグを、例えば、埋め立て処分
する。
【００１９】更に、図示例の装置を基に説明すると、通
常、電気炉１から出た排ガスは、導管を介して燃焼塔３
内に導入されると共に空気を混合させて高温燃焼せしめ
られ、この排ガスを排風機５の負圧によって導管４を介
して冷却塔、集塵機６を通過させて排出する。このとき
分岐流路のバルブ９，１０は閉じられている。すなわ
ち、電気炉１の通電スタート時は、原料鉄屑等に水分を
含んでいる場合があり、これらの水分が回転ドラム１５
内に入らないようにしておく。
常、電気炉１から出た排ガスは、導管を介して燃焼塔３
内に導入されると共に空気を混合させて高温燃焼せしめ
られ、この排ガスを排風機５の負圧によって導管４を介
して冷却塔、集塵機６を通過させて排出する。このとき
分岐流路のバルブ９，１０は閉じられている。すなわ
ち、電気炉１の通電スタート時は、原料鉄屑等に水分を
含んでいる場合があり、これらの水分が回転ドラム１５
内に入らないようにしておく。
【００２０】そして、造粒機によって予め粒状に形成さ
れた粒状ダストを乾燥、固化するときは、ホッパー１７
に粒状ダストを入れ、調節弁１８を開いて粒状ダストを
回転ドラム１５内に投入する。このとき、分岐流路のバ
ルブ９，１０を開いて（このとき導管４に設けたバルブ
８は適当な開き状態としておく）、電気炉１から出た排
ガスの一部を、分岐導管７を介して回転ドラム１５内を
通過せしめるようにすると共に、電動機２１を作動せし
めて回転ドラム１５を減速回転せしめる。
れた粒状ダストを乾燥、固化するときは、ホッパー１７
に粒状ダストを入れ、調節弁１８を開いて粒状ダストを
回転ドラム１５内に投入する。このとき、分岐流路のバ
ルブ９，１０を開いて（このとき導管４に設けたバルブ
８は適当な開き状態としておく）、電気炉１から出た排
ガスの一部を、分岐導管７を介して回転ドラム１５内を
通過せしめるようにすると共に、電動機２１を作動せし
めて回転ドラム１５を減速回転せしめる。
【００２１】それから、回転ドラム１５内に投入された
粒状ダストは、回転する回転ドラム１５内を転動すると
共に、粒状ダスト排出機構がわに漸次移動しながら、回
転ドラム１５内を通過する排ガスの顕熱で完全乾燥され
ると共に固化（更に硬化）せしめられる。このとき、粒
状ダストは、羽根１６によって掬い上げられると共に転
動せしめられる。
粒状ダストは、回転する回転ドラム１５内を転動すると
共に、粒状ダスト排出機構がわに漸次移動しながら、回
転ドラム１５内を通過する排ガスの顕熱で完全乾燥され
ると共に固化（更に硬化）せしめられる。このとき、粒
状ダストは、羽根１６によって掬い上げられると共に転
動せしめられる。
【００２２】前記完全乾燥された粒状ダストは、粒状ダ
スト排出機構がわの支持部に開口した取出し口からスク
リューコンベア２６を介して回転ドラム１５外に取出
す。
スト排出機構がわの支持部に開口した取出し口からスク
リューコンベア２６を介して回転ドラム１５外に取出
す。
【００２３】次に、この取出された粒状ダストを副資材
投入口２から電気炉１内に投入して溶融せしめ、これを
スラグ化して固化せしめる。尚、電気炉１は、その上方
に原料鉄屑を効率良く予熱するための予熱塔が立設され
た密閉型電気炉であっても良く、この場合は、粒状ダス
トを副資材投入口２から投入せずに予熱塔で予熱せしめ
るようにしても良い。
投入口２から電気炉１内に投入して溶融せしめ、これを
スラグ化して固化せしめる。尚、電気炉１は、その上方
に原料鉄屑を効率良く予熱するための予熱塔が立設され
た密閉型電気炉であっても良く、この場合は、粒状ダス
トを副資材投入口２から投入せずに予熱塔で予熱せしめ
るようにしても良い。
【００２４】
【発明の効果】従って、請求項１記載の集塵ダストの処
理方法は、電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を行ったとき
に、集塵機６で集められるダストを処理する方法であっ
て、電気炉１から出た排ガスの流路となる導管４に分岐
導管７を接続して分岐流路を設け、この分岐流路に乾燥
装置を設け、一方、集塵機６で集められたダストに水を
加えて、造粒機によって粒状に形成してなる粒状ダスト
を、前記乾燥装置内に投入すると共に、乾燥装置内を通
過する排ガスの顕熱で乾燥、固化せしめ、この乾燥、固
化した粒状ダストを電気炉１内に投入してスラグ化せし
めるようにしたので、既存の設備等を簡単に利用できる
と共に、排ガスの顕熱を利用でき、その処理費用や運搬
費用等の負担が小さくて済み、比較的経済的な処理方法
となる。
理方法は、電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を行ったとき
に、集塵機６で集められるダストを処理する方法であっ
て、電気炉１から出た排ガスの流路となる導管４に分岐
導管７を接続して分岐流路を設け、この分岐流路に乾燥
装置を設け、一方、集塵機６で集められたダストに水を
加えて、造粒機によって粒状に形成してなる粒状ダスト
を、前記乾燥装置内に投入すると共に、乾燥装置内を通
過する排ガスの顕熱で乾燥、固化せしめ、この乾燥、固
化した粒状ダストを電気炉１内に投入してスラグ化せし
めるようにしたので、既存の設備等を簡単に利用できる
と共に、排ガスの顕熱を利用でき、その処理費用や運搬
費用等の負担が小さくて済み、比較的経済的な処理方法
となる。
【００２５】特に、粒状ダストを、前記乾燥装置内に投
入すると共に、乾燥装置内を通過する排ガスの顕熱で乾
燥、固化せしめるので、粒状ダスト内の水分を完全に除
去でき、粒状ダストを電気炉１内に投入したときに、粒
状ダストが水蒸気爆発を起こす虞れのないものとなる。
しかも、粒状ダストは、その強度（潰裂強度）も増し、
電気炉１での溶解もスムーズに行え、スラグ化し易くな
る。すなわち、粒状ダストが水蒸気爆発を起こして粉状
となったり、集塵機６で集められた粉状のままのダスト
を電気炉１内に投入ししたときに、これらが熔融するこ
となく集塵機６に戻ってしまうような虞れのないものと
なる。
入すると共に、乾燥装置内を通過する排ガスの顕熱で乾
燥、固化せしめるので、粒状ダスト内の水分を完全に除
去でき、粒状ダストを電気炉１内に投入したときに、粒
状ダストが水蒸気爆発を起こす虞れのないものとなる。
しかも、粒状ダストは、その強度（潰裂強度）も増し、
電気炉１での溶解もスムーズに行え、スラグ化し易くな
る。すなわち、粒状ダストが水蒸気爆発を起こして粉状
となったり、集塵機６で集められた粉状のままのダスト
を電気炉１内に投入ししたときに、これらが熔融するこ
となく集塵機６に戻ってしまうような虞れのないものと
なる。
【００２６】そして、乾燥、固化した粒状ダストを電気
炉１内に投入してスラグ化せしめるようにしたので、こ
れを埋め立て処分しても、有害成分の溶出の虞れが全く
無いものとなる。
炉１内に投入してスラグ化せしめるようにしたので、こ
れを埋め立て処分しても、有害成分の溶出の虞れが全く
無いものとなる。
【００２７】また、請求項２記載の集塵ダストの処理方
法は、乾燥装置内に投入された粒状ダストを、回転する
回転ドラム１５内を転動せしめながら、回転ドラム１５
内を通過する排ガスの顕熱で乾燥、固化せしめたので、
排ガスによってある程度加熱される回転ドラム１５に粒
状ダストが比較的長く接触するようになり、粒状ダスト
内の水分を短時間で確実に除去できるようになると共
に、粒状ダストの表面強度をより増すことができるよう
になる。
法は、乾燥装置内に投入された粒状ダストを、回転する
回転ドラム１５内を転動せしめながら、回転ドラム１５
内を通過する排ガスの顕熱で乾燥、固化せしめたので、
排ガスによってある程度加熱される回転ドラム１５に粒
状ダストが比較的長く接触するようになり、粒状ダスト
内の水分を短時間で確実に除去できるようになると共
に、粒状ダストの表面強度をより増すことができるよう
になる。
【００２８】更に、請求項３記載の集塵ダストの処理装
置は、電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を行ったときに、
集塵機６で集められるダストを処理する装置であって、
電気炉１から出た排ガスの流路の一部を構成している導
管４に分岐導管７を接続して分岐流路を設けると共に、
この分岐流路に乾燥装置を設け、この乾燥装置は、外部
動力によって適宜回転可能な略円筒状の回転ドラム１５
と、集塵機６で集められたダストに水を加えて、造粒機
によって粒状に形成してなる粒状ダストを、回転ドラム
１５内に投入する粒状ダスト投入機構と、粒状ダストを
回転ドラム１５外に排出する粒状ダスト排出機構とを備
え、回転ドラム１５内を排ガスが通過するよう構成し、
この排ガスの顕熱で、回転ドラム１５内に投入された粒
状ダストが乾燥、固化せしめられるよう構成するので、
既存の設備等を利用して構成できるようになり、その構
成も簡素で、経済的な処理装置となる。しかも、排ガス
の顕熱を利用して、粒状ダストを確実に乾燥、固化でき
るようになる。
置は、電気炉１で鉄屑等の溶解、精練を行ったときに、
集塵機６で集められるダストを処理する装置であって、
電気炉１から出た排ガスの流路の一部を構成している導
管４に分岐導管７を接続して分岐流路を設けると共に、
この分岐流路に乾燥装置を設け、この乾燥装置は、外部
動力によって適宜回転可能な略円筒状の回転ドラム１５
と、集塵機６で集められたダストに水を加えて、造粒機
によって粒状に形成してなる粒状ダストを、回転ドラム
１５内に投入する粒状ダスト投入機構と、粒状ダストを
回転ドラム１５外に排出する粒状ダスト排出機構とを備
え、回転ドラム１５内を排ガスが通過するよう構成し、
この排ガスの顕熱で、回転ドラム１５内に投入された粒
状ダストが乾燥、固化せしめられるよう構成するので、
既存の設備等を利用して構成できるようになり、その構
成も簡素で、経済的な処理装置となる。しかも、排ガス
の顕熱を利用して、粒状ダストを確実に乾燥、固化でき
るようになる。
【００２９】そして、請求項４記載の集塵ダストの処理
装置は、乾燥装置の回転ドラム１５を、粒状ダスト排出
機構がわが粒状ダスト投入機構がわより低くなるように
傾けたので、回転ドラム１５内に投入された粒状ダスト
が粒状ダスト排出機構がわに向って自動的に少しづつ移
動できるようになる。しかも、粒状ダストの回転ドラム
１５内での滞留時間が長くなり、粒状ダスト内の水分を
確実に除去できるようになる。
装置は、乾燥装置の回転ドラム１５を、粒状ダスト排出
機構がわが粒状ダスト投入機構がわより低くなるように
傾けたので、回転ドラム１５内に投入された粒状ダスト
が粒状ダスト排出機構がわに向って自動的に少しづつ移
動できるようになる。しかも、粒状ダストの回転ドラム
１５内での滞留時間が長くなり、粒状ダスト内の水分を
確実に除去できるようになる。
【００３０】それから、請求項５記載の集塵ダストの処
理装置は、乾燥装置の回転ドラム１５内表面に、複数の
羽根１６を配し、粒状ダストを撹拌すると共に、粒状ダ
ストを粒状ダスト排出機構がわに漸次送給できるように
構成したので、排ガスによってある程度加熱される回転
ドラム１５に粒状ダストが比較的長く接触するようにな
り、更に、羽根１６によって粒状ダストが掬い上げられ
ると共に強制的に転動せしめられるようになり、粒状ダ
スト内の水分を確実に除去できるようになると共に、粒
状ダストの表面強度をより増すことができるようにな
る。
理装置は、乾燥装置の回転ドラム１５内表面に、複数の
羽根１６を配し、粒状ダストを撹拌すると共に、粒状ダ
ストを粒状ダスト排出機構がわに漸次送給できるように
構成したので、排ガスによってある程度加熱される回転
ドラム１５に粒状ダストが比較的長く接触するようにな
り、更に、羽根１６によって粒状ダストが掬い上げられ
ると共に強制的に転動せしめられるようになり、粒状ダ
スト内の水分を確実に除去できるようになると共に、粒
状ダストの表面強度をより増すことができるようにな
る。
【図１】集塵ダストの処理装置を例示する概略図であ
る。
る。
【図２】集塵ダストの処理装置の部分概略断面図であ
る。
る。
【図３】集塵ダストの処理装置の部分縦断面図である。
１ 電気炉 ２ 副資
材投入口 ３ 燃焼塔 ４ 導管 ５ 排風機 ６ 集塵
機 ７ 分岐導管 ８ バル
ブ ９ バルブ １０ バル
ブ １５ 回転ドラム １６ 羽根 １７ ホッパー １８ 調節
弁 １９ 耐熱シール ２０ ロー
ラ ２１ 電動機 ２２ 減速
機 ２３ 歯車 ２４ 歯車 ２５ スラスト受 ２６ スク
リューコンベア
材投入口 ３ 燃焼塔 ４ 導管 ５ 排風機 ６ 集塵
機 ７ 分岐導管 ８ バル
ブ ９ バルブ １０ バル
ブ １５ 回転ドラム １６ 羽根 １７ ホッパー １８ 調節
弁 １９ 耐熱シール ２０ ロー
ラ ２１ 電動機 ２２ 減速
機 ２３ 歯車 ２４ 歯車 ２５ スラスト受 ２６ スク
リューコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２７Ｂ 7/20 Ｂ０９Ｂ 3/00 ３０１Ｎ ３０３Ｌ
Claims (5)
- 【請求項１】 電気炉で鉄屑等の溶解、精練を行ったと
きに、集塵機で集められるダストを処理する方法であっ
て、電気炉から出た排ガスの流路となる導管に分岐導管
を接続して分岐流路を設け、この分岐流路に乾燥装置を
設け、一方、集塵機で集められたダストに水を加えて、
造粒機によって粒状に形成してなる粒状ダストを、前記
乾燥装置内に投入すると共に、乾燥装置内を通過する排
ガスの顕熱で乾燥、固化せしめ、この乾燥、固化した粒
状ダストを電気炉内に投入してスラグ化せしめるように
したことを特徴とする鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの
処理方法。 - 【請求項２】 乾燥装置内に投入された粒状ダストを、
回転する回転ドラム内を転動せしめながら、回転ドラム
内を通過する排ガスの顕熱で乾燥、固化せしめたことを
特徴とする請求項１記載の鉄屑溶解用電気炉の集塵ダス
トの処理方法。 - 【請求項３】 電気炉で鉄屑等の溶解、精練を行ったと
きに、集塵機で集められるダストを処理する装置であっ
て、電気炉から出た排ガスの流路の一部を構成している
導管に分岐導管を接続して分岐流路を設けると共に、こ
の分岐流路に乾燥装置を設け、この乾燥装置は、外部動
力によって適宜回転可能な略円筒状の回転ドラムと、集
塵機で集められたダストに水を加えて、造粒機によって
粒状に形成してなる粒状ダストを、回転ドラム内に投入
する粒状ダスト投入機構と、粒状ダストを回転ドラム外
に排出する粒状ダスト排出機構とを備え、回転ドラム内
を排ガスが通過するよう構成し、この排ガスの顕熱で、
回転ドラム内に投入された粒状ダストが乾燥、固化せし
められるよう構成することを特徴とした集塵ダストの処
理装置。 - 【請求項４】 乾燥装置の回転ドラムを、粒状ダスト排
出機構がわが粒状ダスト投入機構がわより低くなるよう
に傾けたことを特徴とする請求項３記載の集塵ダストの
処理装置。 - 【請求項５】 乾燥装置の回転ドラム内表面に、複数の
羽根を配し、粒状ダストを撹拌すると共に、粒状ダスト
を粒状ダスト排出機構がわに漸次送給できるように構成
したことを特徴とする請求項３または請求項４記載の集
塵ダストの処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24531795A JPH0968392A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの処理方法及び集塵ダストの処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24531795A JPH0968392A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの処理方法及び集塵ダストの処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0968392A true JPH0968392A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17131874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24531795A Pending JPH0968392A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 鉄屑溶解用電気炉の集塵ダストの処理方法及び集塵ダストの処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0968392A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008122043A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ロータリーキルン炉 |
| CN103398578A (zh) * | 2013-07-23 | 2013-11-20 | 罕王实业集团有限公司 | 一种用于高温镍矿渣余热回收的设备和工艺方法 |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP24531795A patent/JPH0968392A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008122043A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ロータリーキルン炉 |
| CN103398578A (zh) * | 2013-07-23 | 2013-11-20 | 罕王实业集团有限公司 | 一种用于高温镍矿渣余热回收的设备和工艺方法 |
| CN103398578B (zh) * | 2013-07-23 | 2015-08-12 | 罕王实业集团有限公司 | 一种用于高温镍矿渣余热回收的设备和工艺方法 |
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