JP2869749B2 - カルボキシル基を含有する反応性不飽和単量体組成物およびその製造方法 - Google Patents

カルボキシル基を含有する反応性不飽和単量体組成物およびその製造方法

Info

Publication number
JP2869749B2
JP2869749B2 JP20785490A JP20785490A JP2869749B2 JP 2869749 B2 JP2869749 B2 JP 2869749B2 JP 20785490 A JP20785490 A JP 20785490A JP 20785490 A JP20785490 A JP 20785490A JP 2869749 B2 JP2869749 B2 JP 2869749B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
integer
carboxyl group
monomer composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20785490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0491122A (ja
Inventor
伸 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAISERU KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
DAISERU KAGAKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAISERU KAGAKU KOGYO KK filed Critical DAISERU KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP20785490A priority Critical patent/JP2869749B2/ja
Publication of JPH0491122A publication Critical patent/JPH0491122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2869749B2 publication Critical patent/JP2869749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は不飽和基を有するラクトン重合物と酸無水物
または、ジカルボン酸との反応生成物が主成分であるカ
ルボキシル基を含む反応性組成物およびその製造方法に
関する。
《従来の技術》 従来、ビニル基を有するカルボン酸は、種々のビニル
モノマーと共重合され、得られたポリマーは熱硬化性塗
料、接着剤、紙加工用コポリマーの改質剤、架橋剤、繊
維処理剤、アニオン電着塗料などの原料または、中間体
としてあるいは成型用プラスチック、合成ゴム、吸水性
ポリマー等、広範囲の用途に用いられている。
さらに近年、可撓性および耐候性が特に要求されてお
り、不飽和基を有するカルボン酸にラクトン化合物を付
加する方法が提案されている(特開昭60−67446号公
報)。
この不飽和基を有するカルボン酸は、アルキルビニル
エーテルや脂肪酸ビニルエステル、アルキルアリルエー
テル等と共に、クロルトリフルオロエチレン等フッ素系
エチレンモノマーとラジカル共重合を行なうことによ
り、カルボキシル基を有するフッ素系塗料樹脂として用
いることができる。
しかし、この方法によれば、確かに可撓性を付与し得
る化合物が得られるが、未反応の不飽和基を有するカル
ボン酸が多量に残り、それを分離する工程が必要であ
り、また、硫酸、p−トルエンスルホン酸などの強酸触
媒を比較的多量に用いており、それの除去工程も考慮す
る必要がある。
さらにこの方法では反応生成物が着色するなどの問題
点がある。
また、ビニル基を有するアルコールも種々の不飽和モ
ノマーと共にクロルトリフルオロエチレン等、フッ素系
塗料樹脂として用いることができる。
このビニル基を有するアルコールにラクトン重合物を
付加する方法(特開昭64−16815号公報)によると可撓
性を付与し得る化合物が得られ、色相も良好であるが、
密着性の改善にまでは至っていない。
さらに、前述したような、水酸基含有共重合体に有機
溶剤中で、一般式 [ただし、式中のRは2価の有機基を示す]で表される
二塩基性酸無水物を作用させ、水酸基の少なくとも一部
を一般式 [ただし、式中のRは、2価の有機化合物残基を示す]
で表わされるエステル基に変換させる方法(特開昭63−
54469号公報)によると密着性が改善されるが、この反
応の際、比較的多量の触媒を必要とし、この触媒は耐候
性を低下させる。
《発明が解決しようとする課題》 本発明者らは、これらの課題に対してすぐれた可撓性
および密着性を付与し得る化合物を得んと、鋭意検討を
行った結果、不飽和基を有するアルコールにラクトン化
合物を開環付加重合させた化合物にさらに、二塩基性酸
無水物を作用させて合成した化合物が極めて有効である
ことを見出だし、本発明を完成させた。
《発明の構成》 すなわち本発明は、 「下記一般式(I) [ただし、上記一般式(I)において、R1は水素原子ま
たは炭素数1〜10のアルキル基である.R2、R3は水素原
子または炭素数1〜5のアルキル基であり、R2、R3は同
時に、各々の基に換えることができる。Rは2価の有機
化合物残基である.xは0および1〜10までの整数を任意
にとることができる.yは2〜10までの整数を任意にとる
ことができる.zは3〜7までの整数を任意にとることが
できる.nは1〜20までの整数を任意にとることができ
る] で示される構造を有する化合物を含むカルボキシル基含
有反応性不飽和単量体組成物」 および 「下記一般式(III) で示される構造を有する化合物と酸無水物を反応させる
ことを特徴とする下記一般式(I) [ただし、上記一般式(I)および(III)において、R
1は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基である.R
2、R3は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基であ
り、R2、R3は同時に、各々の基に換えることができる.R
は2価の有機化合物残基である.xは0および1〜10まで
の整数を任意にとることができる.yは2〜10までの整数
を任意にとることができる.zは3〜7までの整数を任意
にとることができる.nは1〜20までの整数を任意にとる
ことができる] で示される構造を有する化合物を含むカルボキシル基含
有反応性不飽和単量体組成物の製造方法」である。
本発明は、ラクトン化合物を、水酸基を有する不飽和
化合物で開環付加重合することにより得られた化合物を
さらに、一般式 (ただし、式中のRは2価の有機基を示す)で表わされ
る二塩基性酸無水物を作用させることにより末端を水酸
基からカルボキシル基へと変換することができるところ
にその特徴がある。
この二塩基性酸無水物を1モル作用させて、得られる
カルボン酸型反応性不飽和単量体組成物、すなわち一般
式(I)の構造を有する化合物を含む反応性組成物を提
供するものである。
一般式(I)の構造を有する化合物において、R1は水
素原子または炭素数1〜10のアルキル基であり、原料と
して使用される水酸基を有する不飽和化合物に依存して
変動する。
R2、R3は原料として使用されるラクトンモノマーに依
存して水素原子または炭素数1〜5のアルキル基とな
り、R2、R3は同時に、各々の基に換えることができる。
Rは二塩基性酸無水物の残基である。
たとえば、後述する二塩基性酸無水物として無水フタ
ル酸を用いた場合、Rはメタ位置に結合を有するベンゼ
ン核となる。
xは0および1〜10までの整数を任意にとることがで
きる。
yは2〜10までの整数を任意にとることができる。た
とえば、後述する不飽和基を有するアルコールとして2
−ヒドロキシエチルアリルエーテルを使用した場合、必
然的にR1は水素となり、xは1、yは3となる。
zは使用されるラクトン化合物に依存して変動する数
値であり、3〜7までの整数を任意にとることができ
る。
たとえば、後述するラクトン化合物としてε−カプロ
ラクトンを使用した場合、必然的にR2、R3は水素とな
り、zは5となる。
nはラクトン部分の重合度に相当し、ラクトン化合物
と水酸基を有する不飽和化合物とを合成する際の両者の
仕込みモル比率によって任意にコントロールできる値で
あるが、1〜20が好ましい。
本発明において用いられる一般式(II)で表わされる
不飽和基を有するラクトン重合物は、不飽和基を有する
アルコールにラクトンを触媒存在下、開環付加反応する
ことにより得ることができる。
一般式(II)で表わされる不飽和基を有するラクトン
重合物を製造するための原料となる不飽和基を有するア
ルコールとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アリ
ルエーテル、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アリルエ
ーテル、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アリルエーテ
ル、4−ヒドロキシブチル(メタ)アリルエーテル、3
−ヒドロキシブチル(メタ)アリルエーテル、、2−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロピル(メタ)アリルエーテ
ル、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アリルエーテル、
6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アリルエーテル、、2
−ヒドロキシエチルビニルエーテル、3−ヒドロキシプ
ロピルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニル
エーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、3−
ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−ヒドロキシ−2
−メチルプロピルビニルエーテル、5−ヒドロキシペン
チルビニルエーテル、6ヒドロキシヘキシルビニルエー
テル等があげられる。
もう一方の原料であるラクトン類としては、ε−カプ
ロラクトン、3,3,5−トリメチルカプロラクトン、3,5,5
−トリメチルカプロラクトン、β−メチル−δ−バレロ
ラクトン等があげられる。
また、触媒としては、テトラブチルチタネート、テト
ラプロピルチタネート、テトラエチルチタネート等の有
機チタン化合物、オクチル酸スズ、ジブチルスズオキシ
ド、ジブチルスズラウレート、ジブチルスズオクテート
等の有機スズ化合物、塩化第1スズ、臭化第1スズ、ヨ
ウ化第1スズ等のハロゲン化スズなどがあげられる。
この反応は70〜220℃、好ましくは100〜180℃で行な
う。
70℃より低い温度では反応速度が小さく、また220℃
以上の温度ではラクトン化合物の分解が生じるので好ま
しくない。
また、一般式(II)で表わされる不飽和基を有するラ
クトン重合物と反応させる二塩基性酸無水物としては、
無水コハク酸、無水フルタル酸、無水フタル酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸、3−メチルヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、4−メチルヘキサメチル無水フタル酸などがあげ
られる。
この反応は70〜150℃、好ましくは80〜120℃で行な
う。
70℃より低い温度では反応速度が小さく、また150℃
以上の温度では反応物の着色度が大きくなり、さらに、
分解反応や下記の式(V)のような生成したカルボキシ
ル基と未反応水酸基との縮合反応により両端に不飽和基
をもつ化合物が生成してしまうので好ましくない。
この副生物の含んだ目的物を他のビニルモノマーと共
重合させると樹脂は三次元架橋が生じ、粘度が著しく増
加するか、さらにはゲル化に至ってしまう。
[ただし、式中のR、R′、R″は2価の有機化合物残
基である2価の有機基を示す]。
この反応は、無触媒で進行するが、適当な触媒の存在
下行ってもよい。
触媒としては、カルボン酸金属塩、例えば酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウム、酢酸鉛、ステアリン酸鉛等、水酸
化アルカリ、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等、アルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等、アルカリ金属アルコラート、例えばナトリ
ウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチ
ラート、カリウムエチラート等、4級アンモニウム塩、
例えばトリメチルベンジルアンンモニウム、トリエチル
ベンジルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テ
トラメチルアンモニウム等、アミン、例えばピリジン、
トリエチレンジアミン、トリエチルアミン等の塩基性触
媒が好ましい。
硫酸、パラトルエンスルホン酸等の酸触媒によっても
カルボキシル基導入反応が促進されるが、この場合には
反応条件によっては、反応式(V)のような生成カルボ
キシル基と未反応水酸基との縮合反応も促進されること
になり反応条件の設定に注意を要するようになるので好
ましくない。
触媒の使用量は出発原料に対して10〜5000ppm、好ま
しくは、10〜1000ppmである。
使用量が10ppm未満の場合、反応が遅く、逆に5000ppm
を越える場合は、反応速度は上昇するが、副反応が生じ
て生成物が着色したりするので好ましくない。
反応は無溶剤で行ってもよいし、トルエン、キシレン
等の不活性な溶剤中で行なってもよい。
不活性な溶剤を使用するのは、反応終了後の系内の反
応粗液の粘度を低下させる効果があり、かつ、反応中の
温度コントロールなどを容易にするためである。
不活性な溶剤の使用の有無は本発明のカルボキシル基
含有反応性不飽和単量体組成物の使用目的に応じて任意
に選定できる。
すなわち、塗料等溶剤が含まれていても良いような製
品向けの場合には使用可能である。
また、不活性な溶剤は反応終了後の反応粗液に後添加
してもよい。
不活性な溶剤の使用量は5〜80重量%、好ましくは10
〜50重量%である。
本発明のカルボキシル基含有反応性不飽和単量体組成
物は、すぐれた可撓性と、密着性を同時に付与し得る反
応性単量体として極めて有効なものであり、前記した、
塗料ベースとしての諸特性の改善に加え、親水性の付
与、架橋部位・イオン交換基の導入等にも応用できるも
のである。
以下、実施例をあげて、本発明の特定な具体例を説明
するが、本発明はこれらの実施例により限定されるもの
ではない。
合成例1 温度計、窒素導入管、冷却管、攪拌器を備えたフラス
コに、2−ヒドロキシエチルアリルエーテル2500g、ε
−カプロラクトン2792.4gおよび触媒として塩化第1ス
ズのε−カプロラクトン溶液(1%)2.68gを仕込み、
窒素を吹き込みながら反応温度170℃で11時間反応させ
た後、室温まで冷却し、一般性状を測定したところ、以
下の通りであった。
色相(APHA) 40 粘度(cp/45℃) 10 水分(%) 0.05 酸価(mgKOH/g) 1.25 水酸価(mgKOH/g) 258.3 また、ガスクロマトグラフィーにより、残存ε−カプ
ロラクトンを分析したところ0.38重量%であった。これ
を原料Aとする。
合成例2 合成例1と同様の装置を備えたフラスコに2−ヒドロ
キシエチルアリルエーテル306.4g、ε−カプロラクトン
1711.1g、および触媒として1%塩化第1スズ/ε−カ
プロラクトン溶液1.2gを仕込み、窒素を吹き込みながら
反応温度170℃で8時間反応させた後、室温まで冷却
し、一般性状を測定したところ、以下の通りであった。
色相(APHA) 60 粘度(cp/45℃) 90 水分(%) 0.05 酸価(mgKOH/g) 0.88 水酸価(mgKOH/g) 80.5 また、ガスクロマトグラフィーにより、残存ε−カプ
ロラクトンを分析したところ0.54重量%であった。これ
を原料Bとする。
実施例1 合成例1と同様の装置を備えたフラスコに原料A671.0
g、ヘキサヒドロ無水フタル酸473.5gを仕込み、窒素を
吹き込みながら、反応温度80℃で8時間反応させた後、
室温まで冷却し、一般性状を測定したところ以下の通り
であった。
色相(APHA) 60 粘度(cp/45℃) 167 AV(mgKOH/g) 152 水分(%) 0.03 GPCは第1図のようなパターンを示した。
このものは、ε−カプロラクトンの付加モル数の異な
る化合物の混合物である。
1H-NMRスペクトルは、日本電子(株)のJNM−EX90分
光機を用いCDCl3中、室温で測定することにより得ら
れ、そのスペクトル(第2図)において、アリル基の二
重結合の水素は多重線δ5.1〜5.4およびδ5.7〜6.2
(Ha)、酸素に隣接するメチレン水素は多重線δ3.5〜
3.8(Hc)、δ4.0〜4.5(Hb、HaとHf)、メチレン水素
は多重線δ2.7〜3.0(Hg)、その他メチレン水素はδ1.
2〜2.5(He、Hh)、カルボン酸プロトンは、ブロードな
シグナルδ10.1(Hi)にそれぞれ帰属できる。
IRスペクトルは島津製作所のIR−435を用いNaCl板に
塗り、測定した。
そのスペクトル(第3図)において3000cm-1付近に幅
広い吸収はカルボキシル基に起因し、1717cm-1にカルボ
ニルの吸収、3071cm-1、1644cm-1および918cm-1に二重
結合に起因する吸収がみられた。
以上の結果より、この生成物は下記構造式 [ただし、上記構造式において、R3は以下 を表わす] で表わされることが明らかである。
実施例2 合成例1と同様の装置を備えたフラスコに原料A324.4
g、ヘキサヒドロ無水フタル酸、228.9g、触媒として、
臭化ベンジルトリエチルアンモニウム0.55gを仕込み、
窒素を吹き込みながら、反応温度80℃で8時間反応させ
た後、室温まで冷却し、一般性状を測定したところ以下
の通りであった。
色相(APHA) 140 粘度(cp/45℃) 175 AV(mgKOH/g) 150 水分(%) 0.05 実施例3 合成例1と同様の装置を備えたフラスコに原料B1345.
7g、ヘキサヒドロ無水フタル酸、305.3gを仕込み、窒素
を吹き込みながら反応温度80℃で8時間反応させた後、
室温まで冷却し、一般性状を測定したところ以下の通り
であった。
色相(APHA) 50 粘度(cp/45℃) 240 AV(mgKOH/g) 68 水分(%) 0.02 実施例4 合成例1と同様の装置を備えたフラスコに原料A86.53
g、無水コハク酸、40.03gを仕込み、窒素を吹き込みな
がら反応温度120℃で10時間反応させた後、室温まで冷
却し、一般性状を測定したところ以下の通りであった。
色相(APHA) 80 酸価(mgKOH/g) 189 水分(%) 0.08 実施例5 合成例1と同様の装置を備えたフラスコに原料A865.1
g、無水コハク酸、396.3g、触媒として臭化テトラエチ
ルアンモニウム1.26gを仕込み、窒素を吹き込みなが
ら、反応温度120℃で10時間反応させた後、室温まで冷
却し、一般性状を測定したところ以下の通りであった。
色相(APHA) 160 酸価(MgKOH/g) 162 水分(%) 0.12 実施例6 合成例1と同様の装置を備えたフラスコに原料B1344.
6g、無水コハク酸、198.1gを仕込み、窒素を吹き込みな
がら反応温度120℃で10時間反応させた後、室温まで冷
却し、一般性状を測定したところ以下の通りであった。
色相(APHA) 80 酸価(MgKOH/g) 75 水分(%) 0.06
【図面の簡単な説明】
第1図は合成例1において得られた化合物(原料A)に
ヘキサヒドロ無水フタル酸を反応させて得られた化合物
のGPCチャートである。 第2図は同1H-NMRスペクトルチャート、第3図は同赤外
線吸収スペクトルチャートである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 129/10 C09D 129/10 167/07 167/07

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) [ただし、上記一般式(I)において、R1は水素原子ま
    たは炭素数1〜10のアルキル基である.R2、R3は水素原
    子または炭素数1〜5のアルキル基であり、R2、R3は同
    時に、各々の基に換えることができる.Rは2価の有機化
    合物残基である.xは0および1〜10までの整数を任意に
    とることができる.yは2〜10までの整数を任意にとるこ
    とができる.zは3〜7までの整数を任意にとることがで
    きる.nは1〜20までの整数を任意にとることができる] で示される構造を有する化合物を含むカルボキシル基を
    含有する反応性不飽和単量体組成物。
  2. 【請求項2】一般式(I)で表わされる化合物が [ただし、上記一般式(II)において、Rは2価の有機
    化合物残基である.nは1〜20までの整数を任意にとるこ
    とができる] である特許請求の範囲第(1)項記載のカルボキシル基
    含有反応性不飽和単量体組成物。
  3. 【請求項3】下記一般式(III) で示される構造を有する化合物と酸無水物を反応させる
    ことを特徴とする下記一般式(I) [ただし、上記一般式(I)および(III)において、R
    1は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基である.R
    2、R3は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基であ
    り、R2、R3は同時に、各々の基に換えることができる.R
    は2価の有機化合物残基である.xは0および1〜10まで
    の整数を任意にとることができる.yは2〜10までの整数
    を任意にとることができる.zは3〜7までの整数を任意
    にとることができる.nは1〜20までの整数を任意にとる
    ことができる] で示される構造を有する化合物を含むカルボキシル基含
    有反応性不飽和単量体組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】下記一般式(IV) で示される構造を有する化合物と酸無水物を反応させる
    ことを特徴とする下記一般式(I) [ただし、上記一般式(I)および(IV)において、R1
    は水素原子または、炭素数1〜10のアルキル基である.
    R2、R3は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基であ
    り、R2、R3は同時に、各々の基に換えることができる.x
    は0および1〜10までの整数を任意にとることができ
    る.yは2〜10までの整数を任意にとることができる.zは
    3〜7までの整数を任意にとることができる.nは1〜20
    までの整数を任意にとることができる] で示される構造を有する化合物を含むカルボキシル基含
    有反応性不飽和単量体組成物の製造方法。
JP20785490A 1990-08-06 1990-08-06 カルボキシル基を含有する反応性不飽和単量体組成物およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2869749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20785490A JP2869749B2 (ja) 1990-08-06 1990-08-06 カルボキシル基を含有する反応性不飽和単量体組成物およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20785490A JP2869749B2 (ja) 1990-08-06 1990-08-06 カルボキシル基を含有する反応性不飽和単量体組成物およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0491122A JPH0491122A (ja) 1992-03-24
JP2869749B2 true JP2869749B2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=16546631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20785490A Expired - Lifetime JP2869749B2 (ja) 1990-08-06 1990-08-06 カルボキシル基を含有する反応性不飽和単量体組成物およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2869749B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0491122A (ja) 1992-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4064161A (en) Polymers having pendant acrylate and methacrylate functionality
US4983689A (en) Process for making macromolecular monomers of polylactones with terminal acryloyl unsaturation and block copolymers thereof
Palmgren et al. Synthesis of degradable crosslinked polymers based on 1, 5‐dioxepan‐2‐one and crosslinker of bis‐ϵ‐caprolactone type
US4208313A (en) Novel methacrylic polymers having pendant acrylate and methacrylate functionality
JPH0762065A (ja) 新規ポリカーボネート樹脂の製法および新規ポリカーボネート樹脂
EP0465835B1 (en) Anionic living polymers, their derivatives and composition comprising them
JP2869749B2 (ja) カルボキシル基を含有する反応性不飽和単量体組成物およびその製造方法
JP3023917B2 (ja) 反応性単量体の製造方法
JP3254309B2 (ja) 高分子量ポリエステルの製造法
JP2869748B2 (ja) 反応性単量体を含む組成物およびその製造方法
JP3235901B2 (ja) 新規なラクトン重合体及びその製造方法
JP3482968B2 (ja) ラクトン重合体の製造方法
US5859174A (en) Amide functional monomers and acrylic polymers with amide functionality
JP2974076B2 (ja) 単量体を含む反応性組成物の製造方法
JPH0441519A (ja) 単量体を含む反応性組成物およびその製造方法
JPH11322915A (ja) ポリオキシアルキレン系化合物の製造方法
JP2715151B2 (ja) 反応性単量体組成物
JP2000007765A (ja) 新規なラクトン重合体及びその製造方法
JP2000016967A (ja) シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリラート・ラクトン変性物、その組成物及びそれらの製造方法
JP3426058B2 (ja) 高不飽和基価ラクトン重合体およびその製造方法
JPH0615599B2 (ja) ラクトンから誘導した反応性単量体を含む組成物
JP3392469B2 (ja) 高分子量ポリエステルの製造方法
JP3254308B2 (ja) 高分子量ポリエステルの製造方法
JPS63255249A (ja) ジアクリレ−トジカルボン酸およびその製造方法
JP3313847B2 (ja) 塗料組成物