JP2869321B2 - ポリゴンミラーのジッタ補正装置 - Google Patents
ポリゴンミラーのジッタ補正装置Info
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- JP2869321B2 JP2869321B2 JP5340703A JP34070393A JP2869321B2 JP 2869321 B2 JP2869321 B2 JP 2869321B2 JP 5340703 A JP5340703 A JP 5340703A JP 34070393 A JP34070393 A JP 34070393A JP 2869321 B2 JP2869321 B2 JP 2869321B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリゴンミラーの回
転誤差により生ずる走査線のドットずれ(ジッタ)を補
正するための装置に関している。
転誤差により生ずる走査線のドットずれ(ジッタ)を補
正するための装置に関している。
【0002】
【従来の技術】出力スキャナやレーザープリンタに代表
される、光ビームの走査を用いた画像記録装置において
は、当該走査を行うための光ビーム偏向手段としてポリ
ゴンミラー(回転多面鏡)が一般に広く適用されている
ところである。この場合、各走査線の走査長にばらつき
が生じるのを防止するためには、ポリゴンミラーの各面
の主走査対応方向の角度が正確で、いずれも完全な平面
(平面度一定)に仕上げられていて、かつポリゴンミラ
ーが均一に回転することが望ましい。しかし、現実には
その様な要望を満足させるポリゴンミラーの製作は不可
能に近いものと言わざるを得ず、このため各面の上記角
度の誤差や平面度誤差、回転誤差に起因して発生する走
査線のばらつきによって、各走査線の走査終了点におい
てはドットの位置ずれ(ジッタ)が発生することとな
る。このジッタの発生は、高精度の画像再生が求められ
る上記画像記録装置にとっては好ましいものとは言えな
い。
される、光ビームの走査を用いた画像記録装置において
は、当該走査を行うための光ビーム偏向手段としてポリ
ゴンミラー(回転多面鏡)が一般に広く適用されている
ところである。この場合、各走査線の走査長にばらつき
が生じるのを防止するためには、ポリゴンミラーの各面
の主走査対応方向の角度が正確で、いずれも完全な平面
(平面度一定)に仕上げられていて、かつポリゴンミラ
ーが均一に回転することが望ましい。しかし、現実には
その様な要望を満足させるポリゴンミラーの製作は不可
能に近いものと言わざるを得ず、このため各面の上記角
度の誤差や平面度誤差、回転誤差に起因して発生する走
査線のばらつきによって、各走査線の走査終了点におい
てはドットの位置ずれ(ジッタ)が発生することとな
る。このジッタの発生は、高精度の画像再生が求められ
る上記画像記録装置にとっては好ましいものとは言えな
い。
【0003】そこで、係るジッタを補正する有効な手段
として、一走査線中に等間隔で数回にわたって露光され
るドットの大きさを増減変更してドットの位置ずれを分
散させるという方法が提案されている。その様な技術と
しては、例えば、特開昭63−132214号公報や
実開昭61−160418号公報に開示されたものが
ある。より具体的には、次の通りである。
として、一走査線中に等間隔で数回にわたって露光され
るドットの大きさを増減変更してドットの位置ずれを分
散させるという方法が提案されている。その様な技術と
しては、例えば、特開昭63−132214号公報や
実開昭61−160418号公報に開示されたものが
ある。より具体的には、次の通りである。
【0004】先ず、上記の技術については、時間t/
N(t:標準サイズのドットを露光するのに要する時
間、N:2以上の整数)ずつ互いに遅延したN個のドッ
ト記録クロック信号を予め用意しておき、これらのクロ
ック信号を用いて、ポリゴンミラーの各面毎に光ビーム
の実際の走査時間と標準的な走査時間との差を時間分解
能t/Nで求めている。そして、その値に応じて定まる
乗換えタイミングと乗換え位相方向とに基づいて、N個
のドット記録クロック信号の中から順次に乗換えドット
記録信号を選択し、この選択した信号に同期したドット
信号(ドットの濃淡を表すオン・オフ信号)を画像信号
から作成した上で、当該ドット信号に応じて光ビームを
変調している。これにより、各走査線中、等間隔でドッ
ト記録クロック信号の乗換え位置が生じる。そして、各
乗換え位置においては、ドットサイズは標準サイズより
も増減変動し、各走査終了点は、副走査方向に関して全
て一致する。
N(t:標準サイズのドットを露光するのに要する時
間、N:2以上の整数)ずつ互いに遅延したN個のドッ
ト記録クロック信号を予め用意しておき、これらのクロ
ック信号を用いて、ポリゴンミラーの各面毎に光ビーム
の実際の走査時間と標準的な走査時間との差を時間分解
能t/Nで求めている。そして、その値に応じて定まる
乗換えタイミングと乗換え位相方向とに基づいて、N個
のドット記録クロック信号の中から順次に乗換えドット
記録信号を選択し、この選択した信号に同期したドット
信号(ドットの濃淡を表すオン・オフ信号)を画像信号
から作成した上で、当該ドット信号に応じて光ビームを
変調している。これにより、各走査線中、等間隔でドッ
ト記録クロック信号の乗換え位置が生じる。そして、各
乗換え位置においては、ドットサイズは標準サイズより
も増減変動し、各走査終了点は、副走査方向に関して全
て一致する。
【0005】一方、上記の技術においては、上記と
同様にポリゴンミラーの各面毎に光ビームの走査時間を
測定してはいるが、の様にN個のドット記録信号を順
次に乗換えるという構成を採用せずに、と同一結果を
実現している。即ち、走査時間の測定値を用いて分周器
を制御することにより、基準となるドット記録クロック
信号の周期を等間隔で部分的に変化させ、各ドットの位
置ずれを走査範囲全体に分散させることとしている。
同様にポリゴンミラーの各面毎に光ビームの走査時間を
測定してはいるが、の様にN個のドット記録信号を順
次に乗換えるという構成を採用せずに、と同一結果を
実現している。即ち、走査時間の測定値を用いて分周器
を制御することにより、基準となるドット記録クロック
信号の周期を等間隔で部分的に変化させ、各ドットの位
置ずれを走査範囲全体に分散させることとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は、
確かに主走査方向に関するジッタの発生防止を可能とす
るものではあるが、しかしながら何れも一主走査方向の
ジッタ補正を行うのに際してポリゴンミラーの一面のみ
に着眼しているのみであって、他面による副走査方向へ
の影響・相関性を一切考慮していないものである。その
ため、ポリゴンミラーの各面毎の走査線の全てまたは多
くについてドット記録クロック信号の上記乗換え位置の
一部が一致する場合には、出力時に副走査方向に対して
筋を引いた様なムラ(規則的なパターン)が発生するこ
とになる。その様な一例を拡大して例示したのが、図1
0である。特に製版用の網点出力時においては、図11
に例示する様に、当該ムラの発生によって個々の網点の
縁に凸凹が生じることとなる。従って、この様なムラを
防止するためには、副走査情報をも含んだジッタ補正方
法が必須となる。
確かに主走査方向に関するジッタの発生防止を可能とす
るものではあるが、しかしながら何れも一主走査方向の
ジッタ補正を行うのに際してポリゴンミラーの一面のみ
に着眼しているのみであって、他面による副走査方向へ
の影響・相関性を一切考慮していないものである。その
ため、ポリゴンミラーの各面毎の走査線の全てまたは多
くについてドット記録クロック信号の上記乗換え位置の
一部が一致する場合には、出力時に副走査方向に対して
筋を引いた様なムラ(規則的なパターン)が発生するこ
とになる。その様な一例を拡大して例示したのが、図1
0である。特に製版用の網点出力時においては、図11
に例示する様に、当該ムラの発生によって個々の網点の
縁に凸凹が生じることとなる。従って、この様なムラを
防止するためには、副走査情報をも含んだジッタ補正方
法が必須となる。
【0007】この発明は、この様な懸案事項を新たに解
消すべく成されたものであり、副走査方向に生じるムラ
の発生を防止しようとするものである。
消すべく成されたものであり、副走査方向に生じるムラ
の発生を防止しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1) 請求項1に係る発
明は、ドット記録クロック信号に同期して画像信号から
各ドットの濃淡を表すドット信号を作成し、当該ドット
信号に応じて変調された光ビームをポリゴンミラーによ
って感材の主走査方向へと走査するとともに感材を主走
査方向と直交する副走査方向へと移動することにより画
像信号が示す画像を感材に記録する画像記録装置におい
て、乗換えドット記録クロック信号の発生装置として用
いられる装置であって、各走査線の走査に先立って光ビ
ームの通過を検知する第1センサと、各走査線の走査終
了後の光ビームの通過を検知する第2センサと、周期t
の基準ドット記録クロック信号を発生するクロックと、
基準ドット記録クロック信号より、当該信号に対して時
間t/N(Nは2以上の整数)ずつ順次に遅延させたN
個のドット記録クロック信号を作成するドット記録クロ
ック信号作成手段と、所定の範囲内でランダムにその値
が変動するランダムデータを出力するランダムデータ発
生手段と、各走査線毎に、第1及び第2センサがそれぞ
れ出力する検知信号とN個のドット記録クロック信号と
を用いて、時間t/Nの時間分解能で第1及び第2セン
サ間を光ビームが通過するのに要する実際の走査時間を
検出し、この実際の走査時間と予め設定された標準走査
時間との減算処理を通じて、等間隔でN個のドット記録
クロック信号間の乗換えを行うための各乗換えタイミン
グと乗換え位相方向とを与える第1乗換えデータを算出
する第1乗換えデータ算出手段と、第1乗換えデータと
新たに発生したランダムデータとの加算又は減算処理を
走査線が切り替わる毎に行って、各走査線毎の第2乗換
えデータを算出する第2乗換えデータ算出手段と、各走
査線毎に、第1センサの検知信号に応じてN個のドット
記録クロック信号の中から1個のドット記録クロック信
号を選択し、第2乗換えデータに基づき当該選択したド
ット記録クロック信号から隣接する他のドット記録クロ
ック信号へと順次にN個のドット記録クロック信号を乗
換えることによって、乗換えドット記録クロック信号を
発生する乗換手段とを備えたものである。
明は、ドット記録クロック信号に同期して画像信号から
各ドットの濃淡を表すドット信号を作成し、当該ドット
信号に応じて変調された光ビームをポリゴンミラーによ
って感材の主走査方向へと走査するとともに感材を主走
査方向と直交する副走査方向へと移動することにより画
像信号が示す画像を感材に記録する画像記録装置におい
て、乗換えドット記録クロック信号の発生装置として用
いられる装置であって、各走査線の走査に先立って光ビ
ームの通過を検知する第1センサと、各走査線の走査終
了後の光ビームの通過を検知する第2センサと、周期t
の基準ドット記録クロック信号を発生するクロックと、
基準ドット記録クロック信号より、当該信号に対して時
間t/N(Nは2以上の整数)ずつ順次に遅延させたN
個のドット記録クロック信号を作成するドット記録クロ
ック信号作成手段と、所定の範囲内でランダムにその値
が変動するランダムデータを出力するランダムデータ発
生手段と、各走査線毎に、第1及び第2センサがそれぞ
れ出力する検知信号とN個のドット記録クロック信号と
を用いて、時間t/Nの時間分解能で第1及び第2セン
サ間を光ビームが通過するのに要する実際の走査時間を
検出し、この実際の走査時間と予め設定された標準走査
時間との減算処理を通じて、等間隔でN個のドット記録
クロック信号間の乗換えを行うための各乗換えタイミン
グと乗換え位相方向とを与える第1乗換えデータを算出
する第1乗換えデータ算出手段と、第1乗換えデータと
新たに発生したランダムデータとの加算又は減算処理を
走査線が切り替わる毎に行って、各走査線毎の第2乗換
えデータを算出する第2乗換えデータ算出手段と、各走
査線毎に、第1センサの検知信号に応じてN個のドット
記録クロック信号の中から1個のドット記録クロック信
号を選択し、第2乗換えデータに基づき当該選択したド
ット記録クロック信号から隣接する他のドット記録クロ
ック信号へと順次にN個のドット記録クロック信号を乗
換えることによって、乗換えドット記録クロック信号を
発生する乗換手段とを備えたものである。
【0009】(2) 請求項2に係る発明では、請求項1
に於ける第2乗換えデータ算出手段は、第1乗換えデー
タ内に含まれる全ての乗換えタイミングのデータに対し
て、ランダムデータとの加算又は減算処理を行うもので
ある。
に於ける第2乗換えデータ算出手段は、第1乗換えデー
タ内に含まれる全ての乗換えタイミングのデータに対し
て、ランダムデータとの加算又は減算処理を行うもので
ある。
【0010】(3) 請求項3に係る発明は、請求項1に
於ける第2乗換えデータ算出手段は、選択したドット記
録クロック信号からの最初の乗換えに対応する第1乗換
えデータに対してのみランダムデータとの加算又は減算
処理を行い、それ以後の乗換えに対応する第1乗換えデ
ータに対しては、加算又は減算処理を行わずにそのまま
第2乗換えデータとして出力するものである。
於ける第2乗換えデータ算出手段は、選択したドット記
録クロック信号からの最初の乗換えに対応する第1乗換
えデータに対してのみランダムデータとの加算又は減算
処理を行い、それ以後の乗換えに対応する第1乗換えデ
ータに対しては、加算又は減算処理を行わずにそのまま
第2乗換えデータとして出力するものである。
【0011】
(1) 請求項1に係る発明では、各構成部分は次の通り
に相互作動する。クロックは、周期tの基準ドット記録
クロック信号をドット記録クロック信号作成手段に対し
て発生する。これを受けて、当該ドット記録クロック信
号作成手段はN個のドット記録クロック信号を作成し、
これらの信号を第1乗換えデータ算出手段及び乗換え手
段へと出力する。これらのドット記録クロック信号は、
基準ドット記録クロック信号に対して時間t/Nずつ順
次に遅延した信号である。
に相互作動する。クロックは、周期tの基準ドット記録
クロック信号をドット記録クロック信号作成手段に対し
て発生する。これを受けて、当該ドット記録クロック信
号作成手段はN個のドット記録クロック信号を作成し、
これらの信号を第1乗換えデータ算出手段及び乗換え手
段へと出力する。これらのドット記録クロック信号は、
基準ドット記録クロック信号に対して時間t/Nずつ順
次に遅延した信号である。
【0012】一方、第1及び第2センサは、共に光ビー
ムの通過を検知して、その検知信号を第1乗換えデータ
算出手段へ出力する。更に第1センサは、乗換え手段に
対してもその検知信号を出力する。これにより、第1乗
換えデータ算出手段は時間分解能t/Nで実際の走査時
間を検出し、更に[(実際の走査時間)−(標準走査時
間)]という減算処理を行って、等間隔で乗換えを行う
ための第1乗換えデータを算出し、このデータを第2乗
換えデータ算出手段へ出力する。又、ランダムデータ発
生手段も、新たに発生したランダムデータを第2乗換え
データ算出手段へ出力する。これに対して、第2乗換え
データ算出手段は、当該走査線についての第1乗換えデ
ータに対してランダムデータの加算又は減算を行い、第
2乗換えデータを算出する。その結果、第1乗換えデー
タは、ランダムデータによってその全部又は一部が修正
されることとなる。
ムの通過を検知して、その検知信号を第1乗換えデータ
算出手段へ出力する。更に第1センサは、乗換え手段に
対してもその検知信号を出力する。これにより、第1乗
換えデータ算出手段は時間分解能t/Nで実際の走査時
間を検出し、更に[(実際の走査時間)−(標準走査時
間)]という減算処理を行って、等間隔で乗換えを行う
ための第1乗換えデータを算出し、このデータを第2乗
換えデータ算出手段へ出力する。又、ランダムデータ発
生手段も、新たに発生したランダムデータを第2乗換え
データ算出手段へ出力する。これに対して、第2乗換え
データ算出手段は、当該走査線についての第1乗換えデ
ータに対してランダムデータの加算又は減算を行い、第
2乗換えデータを算出する。その結果、第1乗換えデー
タは、ランダムデータによってその全部又は一部が修正
されることとなる。
【0013】乗換え手段は、第1センサの検知信号に応
じて、即ち走査線のスタート時点においては、N個のド
ット記録クロック信号の中から1個のドット記録クロッ
ク信号を選択して、その選択したドット記録クロック信
号を乗換えドット記録クロック信号として出力する。そ
れ以後は、乗換え手段は、上記乗換えドット記録クロッ
ク信号から隣接する他のドット記録クロック信号へと、
第2乗換えデータが与える乗換えタイミングと乗換え位
相方向とに基づき順次に乗換えを行って、乗換え毎に乗
換えたドット記録クロック信号を新たな乗換えドット記
録クロック信号として出力していく。そして、これらの
各乗換えドット記録信号に同期して光ビームが変調さ
れ、当該走査線の走査が行われていくことになる。
じて、即ち走査線のスタート時点においては、N個のド
ット記録クロック信号の中から1個のドット記録クロッ
ク信号を選択して、その選択したドット記録クロック信
号を乗換えドット記録クロック信号として出力する。そ
れ以後は、乗換え手段は、上記乗換えドット記録クロッ
ク信号から隣接する他のドット記録クロック信号へと、
第2乗換えデータが与える乗換えタイミングと乗換え位
相方向とに基づき順次に乗換えを行って、乗換え毎に乗
換えたドット記録クロック信号を新たな乗換えドット記
録クロック信号として出力していく。そして、これらの
各乗換えドット記録信号に同期して光ビームが変調さ
れ、当該走査線の走査が行われていくことになる。
【0014】再び、第1センサが光ビームの通過を検出
すると、新たな走査線に対して上記ランダムデータを用
いた乗換え動作が再び行われることになる。従って、次
の走査線についての第2乗換えデータは、その前の走査
線についてのそれとは異なったものとなる。その結果、
一走査線内の各乗換え位置は、各走査線毎に異なること
となる。このことは、副走査方向に関して乗換え位置の
重なり合いが生じないことを意味する。
すると、新たな走査線に対して上記ランダムデータを用
いた乗換え動作が再び行われることになる。従って、次
の走査線についての第2乗換えデータは、その前の走査
線についてのそれとは異なったものとなる。その結果、
一走査線内の各乗換え位置は、各走査線毎に異なること
となる。このことは、副走査方向に関して乗換え位置の
重なり合いが生じないことを意味する。
【0015】(2) 特に請求項2に係る発明では、第2
乗換えデータ算出手段は第1乗換えデータの全てに対し
てランダムデータの加算又は減算を行うことになるの
で、第1乗換えデータは全てランダムに修正される。そ
の結果、走査線内の各乗換え位置は主走査方向に関して
ランダムに配列すると共に、各走査線毎においても副走
査方向に関して各乗換え位置がランダムに配列すること
となる。
乗換えデータ算出手段は第1乗換えデータの全てに対し
てランダムデータの加算又は減算を行うことになるの
で、第1乗換えデータは全てランダムに修正される。そ
の結果、走査線内の各乗換え位置は主走査方向に関して
ランダムに配列すると共に、各走査線毎においても副走
査方向に関して各乗換え位置がランダムに配列すること
となる。
【0016】(3) 又、請求項3に係る発明では、第2
乗換えデータ算出手段は、第1乗換えデータの内、最初
の乗換えに対応したデータに対してのみランダムデータ
との加算又は減算処理を行い、以後の乗換えに対応した
第1乗換えデータに対しては一切ランダムデータを加算
ないし減算しない。そのため、第1乗換えデータは、そ
の最初の乗換えに対する部分だけがランダムに修正され
る。従って、主走査方向に関しては、最初の乗換え位置
は所定の範囲内でランダムに変動するが、それ以後は等
間隔で乗換え位置が配列することになり、これを副走査
方向に関して見れば、全ての乗換え位置がランダムに分
散されていることとなる。
乗換えデータ算出手段は、第1乗換えデータの内、最初
の乗換えに対応したデータに対してのみランダムデータ
との加算又は減算処理を行い、以後の乗換えに対応した
第1乗換えデータに対しては一切ランダムデータを加算
ないし減算しない。そのため、第1乗換えデータは、そ
の最初の乗換えに対する部分だけがランダムに修正され
る。従って、主走査方向に関しては、最初の乗換え位置
は所定の範囲内でランダムに変動するが、それ以後は等
間隔で乗換え位置が配列することになり、これを副走査
方向に関して見れば、全ての乗換え位置がランダムに分
散されていることとなる。
【0017】
〈第1実施例〉
【0018】図1(b)は、この発明の第1実施例にお
ける乗換え方法(ジッタ補正方法)の原理を示したもの
であり、比較により本方法の特徴を明確にするという観
点から、同図(a)に従来の乗換え方法をも示してい
る。また、簡単のため、同図(a)においては、全ての
走査線についてドット記録クロック信号の乗換え位置の
全部が互いに等しい場合について示している。図1にお
いては、記号Aは主走査基点を、記号B〜Hは乗換え位
置をそれぞれ示している。尚、最初の走査線、次の走査
線、n番目の走査線については、それぞれ上記記号A〜
Hに添字0、1、nを付加することによって、各走査線
における主走査基点及び各乗換え位置を表わしている。
ける乗換え方法(ジッタ補正方法)の原理を示したもの
であり、比較により本方法の特徴を明確にするという観
点から、同図(a)に従来の乗換え方法をも示してい
る。また、簡単のため、同図(a)においては、全ての
走査線についてドット記録クロック信号の乗換え位置の
全部が互いに等しい場合について示している。図1にお
いては、記号Aは主走査基点を、記号B〜Hは乗換え位
置をそれぞれ示している。尚、最初の走査線、次の走査
線、n番目の走査線については、それぞれ上記記号A〜
Hに添字0、1、nを付加することによって、各走査線
における主走査基点及び各乗換え位置を表わしている。
【0019】本実施例における原理は、次の通りであ
る。即ち、主走査スタート時点で選択したドット記録ク
ロック信号から隣接する他のドット記録クロック信号へ
の順次の乗換え位置は、光ビームの実際の走査時間と標
準走査時間との差分から各走査線毎に算出されるが(こ
の点は、図1(a)に示す従来技術と同一である。)、
これらの各乗換え位置に対して、所定の範囲RND(以
後、振れ幅RNDと称す)内でその値が変動するランダ
ムデータを加算ないし減算することによって、実際の乗
換え位置を決定する。これにより、全ての乗換え位置が
主走査方向のみならず副走査方向に対しても不均一にば
らまかれた状態となり、決して副走査方向に関して各乗
換え位置が一列に配列することはなくなる。(図1
(b)参照)。
る。即ち、主走査スタート時点で選択したドット記録ク
ロック信号から隣接する他のドット記録クロック信号へ
の順次の乗換え位置は、光ビームの実際の走査時間と標
準走査時間との差分から各走査線毎に算出されるが(こ
の点は、図1(a)に示す従来技術と同一である。)、
これらの各乗換え位置に対して、所定の範囲RND(以
後、振れ幅RNDと称す)内でその値が変動するランダ
ムデータを加算ないし減算することによって、実際の乗
換え位置を決定する。これにより、全ての乗換え位置が
主走査方向のみならず副走査方向に対しても不均一にば
らまかれた状態となり、決して副走査方向に関して各乗
換え位置が一列に配列することはなくなる。(図1
(b)参照)。
【0020】図2は、本発明のジッタ補正装置を適用し
た平面走査型の画像記録装置の概観を示す構成図であ
る。本図は、当該第1実施例のみならず、後述の第2実
施例においても共通したものである。
た平面走査型の画像記録装置の概観を示す構成図であ
る。本図は、当該第1実施例のみならず、後述の第2実
施例においても共通したものである。
【0021】フィルム送りローラ1は副走査モータ2に
より回転駆動され、これに応じ記録用感材としてのフィ
ルム3は図示矢印の副走査方向に送られる。画像処理回
路4は、入力装置等から得られる画像信号を処理して、
上記原理に基づいて内部的に発生される乗換えドット記
録クロック信号φX に同期して、各ドットの濃淡(白黒
を含む)を表わすドット信号VDOT を半導体レーザ5に
出力する部分である。この内、乗換えドット記録クロッ
ク信号φX を発生する部分が乗換えドット記録クロック
信号作成回路4Bであり、ドット信号VDOT を発生する
部分がドット信号作成回路4Aである。半導体レーザ5
は、受けたドット信号VDOT に応じて光ビームLBを出
力する。半導体レーザ5から拡がりを持って出力された
光ビームLBはコリメートレンズ6により平行ビームと
なり、シリンドリカルレンズ7により補正されてポリゴ
ンミラー8の反射ミラー面に照射される。
より回転駆動され、これに応じ記録用感材としてのフィ
ルム3は図示矢印の副走査方向に送られる。画像処理回
路4は、入力装置等から得られる画像信号を処理して、
上記原理に基づいて内部的に発生される乗換えドット記
録クロック信号φX に同期して、各ドットの濃淡(白黒
を含む)を表わすドット信号VDOT を半導体レーザ5に
出力する部分である。この内、乗換えドット記録クロッ
ク信号φX を発生する部分が乗換えドット記録クロック
信号作成回路4Bであり、ドット信号VDOT を発生する
部分がドット信号作成回路4Aである。半導体レーザ5
は、受けたドット信号VDOT に応じて光ビームLBを出
力する。半導体レーザ5から拡がりを持って出力された
光ビームLBはコリメートレンズ6により平行ビームと
なり、シリンドリカルレンズ7により補正されてポリゴ
ンミラー8の反射ミラー面に照射される。
【0022】ポリゴンミラー8は、本実施例では、回転
しながら光ビームLBを反射して偏向させる6面体の反
射ミラー面を有しているものとし、したがって1回の回
転によって6本の走査線を走査する。ポリゴンミラー8
により反射され偏向された光ビームLBは、fθレンズ
9およびシリンドリカルレンズ10を介して、フィルム
3上に主走査される。fθレンズ9は、走査線上のどの
位置に光ビームLBが来たときにも集光点が同一サイズ
で結ばれ、ポリゴンミラーが一定の角度だけ回転したと
きその集光したスポットが一定の距離だけ移動する、つ
まり走査線上を一定の速度で走査できるようにするため
のものである。またシリンドリカルレンズ10はシリン
ドリカルレンズ7と同様、光ビームLBに副走査方向の
面倒れ補正を施すものであり、これらは主としてポリゴ
ンミラー8の加工上の面倒れ誤差を補償するためのもの
である。
しながら光ビームLBを反射して偏向させる6面体の反
射ミラー面を有しているものとし、したがって1回の回
転によって6本の走査線を走査する。ポリゴンミラー8
により反射され偏向された光ビームLBは、fθレンズ
9およびシリンドリカルレンズ10を介して、フィルム
3上に主走査される。fθレンズ9は、走査線上のどの
位置に光ビームLBが来たときにも集光点が同一サイズ
で結ばれ、ポリゴンミラーが一定の角度だけ回転したと
きその集光したスポットが一定の距離だけ移動する、つ
まり走査線上を一定の速度で走査できるようにするため
のものである。またシリンドリカルレンズ10はシリン
ドリカルレンズ7と同様、光ビームLBに副走査方向の
面倒れ補正を施すものであり、これらは主としてポリゴ
ンミラー8の加工上の面倒れ誤差を補償するためのもの
である。
【0023】主走査開始位置直前には、1走査線の走査
に先立って光ビームLBの通過を検知するために、反射
ミラー11および、フォトダイオード等の光検出器から
成るスタートセンサ12(第1センサ)が設けられてい
る。また主走査終了位置直後には、1走査線の走査終了
後の光ビームLBの通過を検知するために、反射ミラー
13および、上記スタートセンサ12と同様のエンドセ
ンサ14(第2センサ)が設けられている。これらのセ
ンサ12,14の検知信号は画像処理回路4に与えられ
る。
に先立って光ビームLBの通過を検知するために、反射
ミラー11および、フォトダイオード等の光検出器から
成るスタートセンサ12(第1センサ)が設けられてい
る。また主走査終了位置直後には、1走査線の走査終了
後の光ビームLBの通過を検知するために、反射ミラー
13および、上記スタートセンサ12と同様のエンドセ
ンサ14(第2センサ)が設けられている。これらのセ
ンサ12,14の検知信号は画像処理回路4に与えられ
る。
【0024】ここで、走査線終端でのドットずれ量ΔY
は、ΔY=L×Jで表わされる。尚、Lは走査長、Jは
回転誤差(速度変動率)である。例えば、A4サイズの
短辺側を主走査するものとしてL=200mm、市販され
ており一般に入手可能なポリゴンミラーの回転誤差とし
てJ= 0.02 %であるとすれば、このときの走査線終端
でのドットずれ量はΔY= 200× 0.0002 = 0.04mm と
なる。従って、仮に記録の分解能を1270ライン/in
ch(1ドットの径d=20μm )であるとすれば、この
ドットずれ量と1ドットとの比はΔY/d= 0.04 /
0.02 =2となる。2ドットのずれがあれば記録画像の
直線エッジはかなり凹凸となり、線画や規則正しい網点
パターンから成る網目版には使用できず、またそれ以外
の画像であってもかなり画質が悪化することは避けられ
ない。
は、ΔY=L×Jで表わされる。尚、Lは走査長、Jは
回転誤差(速度変動率)である。例えば、A4サイズの
短辺側を主走査するものとしてL=200mm、市販され
ており一般に入手可能なポリゴンミラーの回転誤差とし
てJ= 0.02 %であるとすれば、このときの走査線終端
でのドットずれ量はΔY= 200× 0.0002 = 0.04mm と
なる。従って、仮に記録の分解能を1270ライン/in
ch(1ドットの径d=20μm )であるとすれば、この
ドットずれ量と1ドットとの比はΔY/d= 0.04 /
0.02 =2となる。2ドットのずれがあれば記録画像の
直線エッジはかなり凹凸となり、線画や規則正しい網点
パターンから成る網目版には使用できず、またそれ以外
の画像であってもかなり画質が悪化することは避けられ
ない。
【0025】そこで図2の実施例では、画像処理回路4
において、後述するN個のドット記録クロック信号φ1
〜φN を発生し、このうちの1個をスタートセンサ12
の検知信号に同期して選択する(すなわち各走査のスタ
ート位置を合せる)とともに、この選択されたドット記
録クロック信号から始まり、生ずべきドットずれ量に応
じた回数だけランダムな乗換えタイミングで乗換えを行
なった乗換えドット記録クロック信号φx を上述の原理
に基づいて作成しており、この信号φx に同期して走査
を行なうようにしている。
において、後述するN個のドット記録クロック信号φ1
〜φN を発生し、このうちの1個をスタートセンサ12
の検知信号に同期して選択する(すなわち各走査のスタ
ート位置を合せる)とともに、この選択されたドット記
録クロック信号から始まり、生ずべきドットずれ量に応
じた回数だけランダムな乗換えタイミングで乗換えを行
なった乗換えドット記録クロック信号φx を上述の原理
に基づいて作成しており、この信号φx に同期して走査
を行なうようにしている。
【0026】図3は、第1実施例としてのジッタ補正装
置の構成を示した部分であり、本装置は、スタートセン
サ12及びエンドセンサ14からなるセンサ部分と、画
像処理回路4内の乗換えドット記録クロック信号作成回
路4Bとからなる。センサ部分については、前述した通
りである。これに対して当該乗換ドット記録クロック信
号作成回路4Bは、クロック部(クロック発生器15に
該当)、ドット記録クロック信号作成手段部(遅延回路
16に該当)、第1乗換えデータ算出手段部、ランダム
データ発生手段部、第2乗換えデータ算出手段部及び乗
換え手段部に大別される。この内、第1乗換えデータ算
出手段部は等間隔で乗換えタイミングと乗換え位相方向
とを与える第1乗換えデータを算出する部分であり、本
図中のラッチ回路17、エンコーダ18、第1セレクタ
19、ORゲート21、Dフリップフロップ22、第3
カウンタ20、ラッチ回路24、減算器23、ラッチ回
路25、エンコーダ26、減算器27及び変換テーブル
28の各構成要素を有している。これに対しランダムデ
ータ発生手段部は、前述の振れ幅RND内でその値をラ
ンダムに変動させるランダムデータ(ノイズ信号)を発
生する部分であり、本図中のランダムデータ発生器40
及びリミッタ41から成る。又、第2乗換えデータ算出
手段は、第1乗換えデータの全てに対してランダム値を
以て修正し、これにより第2乗換えデータを作成する部
分であり、本図中の減算器42とシフトレジスタ29と
から成る。
置の構成を示した部分であり、本装置は、スタートセン
サ12及びエンドセンサ14からなるセンサ部分と、画
像処理回路4内の乗換えドット記録クロック信号作成回
路4Bとからなる。センサ部分については、前述した通
りである。これに対して当該乗換ドット記録クロック信
号作成回路4Bは、クロック部(クロック発生器15に
該当)、ドット記録クロック信号作成手段部(遅延回路
16に該当)、第1乗換えデータ算出手段部、ランダム
データ発生手段部、第2乗換えデータ算出手段部及び乗
換え手段部に大別される。この内、第1乗換えデータ算
出手段部は等間隔で乗換えタイミングと乗換え位相方向
とを与える第1乗換えデータを算出する部分であり、本
図中のラッチ回路17、エンコーダ18、第1セレクタ
19、ORゲート21、Dフリップフロップ22、第3
カウンタ20、ラッチ回路24、減算器23、ラッチ回
路25、エンコーダ26、減算器27及び変換テーブル
28の各構成要素を有している。これに対しランダムデ
ータ発生手段部は、前述の振れ幅RND内でその値をラ
ンダムに変動させるランダムデータ(ノイズ信号)を発
生する部分であり、本図中のランダムデータ発生器40
及びリミッタ41から成る。又、第2乗換えデータ算出
手段は、第1乗換えデータの全てに対してランダム値を
以て修正し、これにより第2乗換えデータを作成する部
分であり、本図中の減算器42とシフトレジスタ29と
から成る。
【0027】更に乗換え手段部は、第2乗換えデータが
与える各乗換えタイミング(それは、第1乗換えデータ
が与えるタイミングを中心として振れ幅RND内でラン
ダムに変動する。)と乗換え位相方向とに基づき、N個
のドット記録クロック信号φ1 〜φN を順次に乗換え
て、乗換えドット記録クロック信号φx をドット信号作
成回路4Aへの出力部分であり、ラッチ回路17、エン
コーダ18、第1及び第2カウンタ30、31、加算器
32及び第2セレクタ33より成る。従って、ラッチ回
路17及びエンコーダ18は、第1乗換えデータ算出手
段部と乗換え手段部とに共通した構成要素である。尚、
本実施例では、(後述する第2実施例もまたそうである
が、)第2乗換えデータ算出手段部の主要素として減算
器42を用いているが、これに代えて加算器を用いるこ
とも可能である。以下、各部分の動作について詳述す
る。
与える各乗換えタイミング(それは、第1乗換えデータ
が与えるタイミングを中心として振れ幅RND内でラン
ダムに変動する。)と乗換え位相方向とに基づき、N個
のドット記録クロック信号φ1 〜φN を順次に乗換え
て、乗換えドット記録クロック信号φx をドット信号作
成回路4Aへの出力部分であり、ラッチ回路17、エン
コーダ18、第1及び第2カウンタ30、31、加算器
32及び第2セレクタ33より成る。従って、ラッチ回
路17及びエンコーダ18は、第1乗換えデータ算出手
段部と乗換え手段部とに共通した構成要素である。尚、
本実施例では、(後述する第2実施例もまたそうである
が、)第2乗換えデータ算出手段部の主要素として減算
器42を用いているが、これに代えて加算器を用いるこ
とも可能である。以下、各部分の動作について詳述す
る。
【0028】水晶発振器などのクロック発生器15によ
り基準ドット記録クロック信号φ0を発生し、遅延回路
16を通すことにより、基準ドット記録クロック信号φ
0 の周期tをN等分してt/Nずつ遅延させたN個のド
ット記録クロック信号φ1 〜φN を作り出す(尚、φ0
=φ1 )。このドット記録クロック信号φ1 〜φN は乗
換えドット記録クロック信号φx の作成に利用される
他、ポリゴンミラー8の回転誤差による各反射ミラー面
でのドットずれ量を検出するためにも利用される。従っ
て、ドットずれ量検出の時間分解能はt/N、長さ分解
能はd/N(dはドット径)である。
り基準ドット記録クロック信号φ0を発生し、遅延回路
16を通すことにより、基準ドット記録クロック信号φ
0 の周期tをN等分してt/Nずつ遅延させたN個のド
ット記録クロック信号φ1 〜φN を作り出す(尚、φ0
=φ1 )。このドット記録クロック信号φ1 〜φN は乗
換えドット記録クロック信号φx の作成に利用される
他、ポリゴンミラー8の回転誤差による各反射ミラー面
でのドットずれ量を検出するためにも利用される。従っ
て、ドットずれ量検出の時間分解能はt/N、長さ分解
能はd/N(dはドット径)である。
【0029】先ず、スタートセンサ12の検知信号VS
があると、この検知信号VS はラッチ回路17のクロッ
ク入力に与えられ、そのときのドット記録クロック信号
φ1〜φN の状態がラッチ回路17にラッチされる。エ
ンコーダ18はラッチ回路17のラッチ内容をエンコー
ドし、スタートセンサ12の検知信号VS に同期した
(すなわちスタートセンサ12の検知信号VS の直後に
立上って“1”となる)ドット記録クロック信号の順序
番号を表わす信号を出力する。エンコーダ18における
エンコードは、例えば、連続する“0”の先頭もしく
は、連続する“1”の直後の“0”を識別することによ
り行なうことができる。エンコーダ18の出力は第1セ
レクタ19に与えられ、第1セレクタ19は対応するド
ット記録クロック信号を選択して、これを第3カウンタ
20に出力する。
があると、この検知信号VS はラッチ回路17のクロッ
ク入力に与えられ、そのときのドット記録クロック信号
φ1〜φN の状態がラッチ回路17にラッチされる。エ
ンコーダ18はラッチ回路17のラッチ内容をエンコー
ドし、スタートセンサ12の検知信号VS に同期した
(すなわちスタートセンサ12の検知信号VS の直後に
立上って“1”となる)ドット記録クロック信号の順序
番号を表わす信号を出力する。エンコーダ18における
エンコードは、例えば、連続する“0”の先頭もしく
は、連続する“1”の直後の“0”を識別することによ
り行なうことができる。エンコーダ18の出力は第1セ
レクタ19に与えられ、第1セレクタ19は対応するド
ット記録クロック信号を選択して、これを第3カウンタ
20に出力する。
【0030】またスタートセンサ12の検知信号V
S は、ORゲート21を介してDフリップフロップ22
のクロック入力にも与えられ、これによりDフリップフ
ロップ22のQ出力は“1”に立上る。このQ出力は第
3カウンタ20のイネーブル端子に与えられ、第3カウ
ンタ20は能動化されて、上記選択されたドット記録ク
ロック信号をその立上りエッジに応答してカウントして
いく。その後、エンドセンサ14の検知信号があると、
この検知信号はORゲート21を介してDフリップフロ
ップ22のクロック入力に与えられ、Dフリップフロッ
プ22のQ出力は“0”に立下る。このため第3カウン
タ20は不能化され、カウントを終了する。このカウン
ト値はスタートセンサ位置からエンドセンサ位置までの
間に記録され得るドット数を示しているが、最後の1カ
ウントは完全な1ドット(すなわちドット記録クロック
信号の1周期)に対応していないので有効なものではな
く、次の通りにして除外する。
S は、ORゲート21を介してDフリップフロップ22
のクロック入力にも与えられ、これによりDフリップフ
ロップ22のQ出力は“1”に立上る。このQ出力は第
3カウンタ20のイネーブル端子に与えられ、第3カウ
ンタ20は能動化されて、上記選択されたドット記録ク
ロック信号をその立上りエッジに応答してカウントして
いく。その後、エンドセンサ14の検知信号があると、
この検知信号はORゲート21を介してDフリップフロ
ップ22のクロック入力に与えられ、Dフリップフロッ
プ22のQ出力は“0”に立下る。このため第3カウン
タ20は不能化され、カウントを終了する。このカウン
ト値はスタートセンサ位置からエンドセンサ位置までの
間に記録され得るドット数を示しているが、最後の1カ
ウントは完全な1ドット(すなわちドット記録クロック
信号の1周期)に対応していないので有効なものではな
く、次の通りにして除外する。
【0031】即ち、減算器23は上記カウント値を受け
て、このカウント値から、予めCPUなどを通じてラッ
チ回路24に設定してあった基準カウント値を減算処理
する。例えば、スタートセンサ位置からエンドセンサ位
置までをA4サイズの短辺側200mmに対応づけ、こ
れを1270ライン/inch(ドット径=20μm)の分
解能で主走査するものとする。この場合には標準ドット
数は200 ÷ 0.02 = 10000(ドット)となるが、第3カ
ウンタ20のカウント値のうち最後の1カウントは有効
でないため、これを減算により除外するため、標準ドッ
ト数の 10000に1を加えた 10001を基準カウント値とし
てラッチ回路24に設定しておく。ここで第3カウンタ
20のカウント値が、例えば10002 であるならば、減算
器23の減算結果は10002 − 10001=+1となり、これ
によりドット単位のドットずれ量が+1ドットであるこ
とがわかる。その際、符号の+はポリゴンミラー8の当
該反射ミラー面における回転速度が標準よりも遅い方へ
ずれて、1走査線の走査長が標準よりも短くなる(1走
査線の終端は 10001カウント目の直前までである)こと
を意味する。
て、このカウント値から、予めCPUなどを通じてラッ
チ回路24に設定してあった基準カウント値を減算処理
する。例えば、スタートセンサ位置からエンドセンサ位
置までをA4サイズの短辺側200mmに対応づけ、こ
れを1270ライン/inch(ドット径=20μm)の分
解能で主走査するものとする。この場合には標準ドット
数は200 ÷ 0.02 = 10000(ドット)となるが、第3カ
ウンタ20のカウント値のうち最後の1カウントは有効
でないため、これを減算により除外するため、標準ドッ
ト数の 10000に1を加えた 10001を基準カウント値とし
てラッチ回路24に設定しておく。ここで第3カウンタ
20のカウント値が、例えば10002 であるならば、減算
器23の減算結果は10002 − 10001=+1となり、これ
によりドット単位のドットずれ量が+1ドットであるこ
とがわかる。その際、符号の+はポリゴンミラー8の当
該反射ミラー面における回転速度が標準よりも遅い方へ
ずれて、1走査線の走査長が標準よりも短くなる(1走
査線の終端は 10001カウント目の直前までである)こと
を意味する。
【0032】一方、t/Nの時間分解能(標準回転速度
ではd/Nの長さ分解能)により1ドット未満のドット
ずれ量を検出するために、次のような処理を行なう。す
なわちエンドセンサ14の検知信号VE に応答して、こ
のときのドット記録クロック信号φ1 〜φN の状態をラ
ッチ回路25にラッチし、これをエンコーダ26でエン
コードして、エンドセンサ14の検知信号VE に同期し
たドット記録クロック信号の順序番号を導出する。この
動作は、ラッチ回路17,エンコーダ18により、スタ
ートセンサ12の検知信号VS に同期したドット記録ク
ロック信号の順序番号を導出する上述の場合と同様であ
る。減算器27はエンコーダ18、26の出力を受け、
エンコーダ26の出力からエンコーダ18の出力を減算
処理する。例えば、N=10である場合に、各エンコー
ダ18、26の出力が3、9であるならば、9−3=+
6が求められる。この場合、1ドット未満のドットずれ
量が(d/10)×6であることがわかる。なお、減算
器27の減算結果が負の場合は、次段の変換テーブル2
8において当該負の減算結果にNを加えて、正の値とし
て扱う。
ではd/Nの長さ分解能)により1ドット未満のドット
ずれ量を検出するために、次のような処理を行なう。す
なわちエンドセンサ14の検知信号VE に応答して、こ
のときのドット記録クロック信号φ1 〜φN の状態をラ
ッチ回路25にラッチし、これをエンコーダ26でエン
コードして、エンドセンサ14の検知信号VE に同期し
たドット記録クロック信号の順序番号を導出する。この
動作は、ラッチ回路17,エンコーダ18により、スタ
ートセンサ12の検知信号VS に同期したドット記録ク
ロック信号の順序番号を導出する上述の場合と同様であ
る。減算器27はエンコーダ18、26の出力を受け、
エンコーダ26の出力からエンコーダ18の出力を減算
処理する。例えば、N=10である場合に、各エンコー
ダ18、26の出力が3、9であるならば、9−3=+
6が求められる。この場合、1ドット未満のドットずれ
量が(d/10)×6であることがわかる。なお、減算
器27の減算結果が負の場合は、次段の変換テーブル2
8において当該負の減算結果にNを加えて、正の値とし
て扱う。
【0033】以上のようにして求まったドットずれ量、
すなわち減算器23、27の各減算結果は、変換テーブ
ル28に与えられ、当該ドットずれ量を補正するために
必要なドット記録クロック信号の乗換えタイミングおよ
び乗換え位相方向を表わす第1乗換えデータに変換され
る。このテーブルデータはCPUなどを通じて予め設定
されている。例えば、N=10、1走査線の標準ドット
数が 10000ドットのときのテーブルデータの求め方の一
例を示せば、以下のようになる。
すなわち減算器23、27の各減算結果は、変換テーブ
ル28に与えられ、当該ドットずれ量を補正するために
必要なドット記録クロック信号の乗換えタイミングおよ
び乗換え位相方向を表わす第1乗換えデータに変換され
る。このテーブルデータはCPUなどを通じて予め設定
されている。例えば、N=10、1走査線の標準ドット
数が 10000ドットのときのテーブルデータの求め方の一
例を示せば、以下のようになる。
【0034】 〔減算器23の減算結果が+1で、減
算器27の減算結果が+6のとき〕10×1+6=16
により、このときの総ドットずれ量は(d/10)×1
6であるので、ドット記録クロック信号の乗換えを16
回行なえばよい。1走査(すなわち 10000ドット)の途
中で16回の乗換えを均等に行なうためには、 10000/
17ドットごとに乗換えを行なわなければならない。こ
のとき、小数点以下は切捨てることとなるが、これによ
る誤差は問題とはならない。また減算器23の減算結果
が正であり、上述したように1走査線の走査長が標準よ
りも短くなることを示しているので、乗換えの位相方向
は位相遅れの方向である。
算器27の減算結果が+6のとき〕10×1+6=16
により、このときの総ドットずれ量は(d/10)×1
6であるので、ドット記録クロック信号の乗換えを16
回行なえばよい。1走査(すなわち 10000ドット)の途
中で16回の乗換えを均等に行なうためには、 10000/
17ドットごとに乗換えを行なわなければならない。こ
のとき、小数点以下は切捨てることとなるが、これによ
る誤差は問題とはならない。また減算器23の減算結果
が正であり、上述したように1走査線の走査長が標準よ
りも短くなることを示しているので、乗換えの位相方向
は位相遅れの方向である。
【0035】 〔減算器23の減算結果が−2で、減
算器27の減算結果が−3のとき〕上述したように−3
は7として扱う。10×(−2)+7=−13より、こ
のときの総ドットずれ量は(d/10)×13であるの
で、上記に述べた理由により、10000 /14ドットご
とに乗換えを行なえばよい。また減算器23の減算結果
が負であり、1走査線の走査長が標準よりも長くなるこ
とを示しているので、乗換えの位相方向は位相進みの方
向である。
算器27の減算結果が−3のとき〕上述したように−3
は7として扱う。10×(−2)+7=−13より、こ
のときの総ドットずれ量は(d/10)×13であるの
で、上記に述べた理由により、10000 /14ドットご
とに乗換えを行なえばよい。また減算器23の減算結果
が負であり、1走査線の走査長が標準よりも長くなるこ
とを示しているので、乗換えの位相方向は位相進みの方
向である。
【0036】誤差がない場合は、第1カウンタ30から
キャリーが発生することのない値をロードする。そうす
ると、第2カウンタ31の出力は0のままであるので乗
換えが発生しない。
キャリーが発生することのない値をロードする。そうす
ると、第2カウンタ31の出力は0のままであるので乗
換えが発生しない。
【0037】更に、この様にして得られた第1乗換えデ
ータを、減算器42の一方の入力端(A)へ入力する。
他方の入力端(B)にはランダムデータを入力している
ので、減算器42は(第1乗換えデータ)−(ランダム
データ)という減算処理を、一走査線中の全ての第1乗
換えデータに対して実行する。ここでランダムデータ
は、ランダムデータ発生器40より出力したノイズとし
てのデータに対してリミッタ41によってその上限及び
下限を制限したものであるため、一定の範囲(図1
(b)の振れ幅RNDに相当)内でその値が時々刻々と
変化するデータである。従って、上記減算処理において
は、各第1乗換えデータ毎に全て異なったランダムデー
タを減算することとなる。そして減算器42は、減算結
果を第2乗換えデータ(最終的な乗換えタイミングと乗
換え位相方向とを与えるデータ)としてシフトレジスタ
29へ出力する。
ータを、減算器42の一方の入力端(A)へ入力する。
他方の入力端(B)にはランダムデータを入力している
ので、減算器42は(第1乗換えデータ)−(ランダム
データ)という減算処理を、一走査線中の全ての第1乗
換えデータに対して実行する。ここでランダムデータ
は、ランダムデータ発生器40より出力したノイズとし
てのデータに対してリミッタ41によってその上限及び
下限を制限したものであるため、一定の範囲(図1
(b)の振れ幅RNDに相当)内でその値が時々刻々と
変化するデータである。従って、上記減算処理において
は、各第1乗換えデータ毎に全て異なったランダムデー
タを減算することとなる。そして減算器42は、減算結
果を第2乗換えデータ(最終的な乗換えタイミングと乗
換え位相方向とを与えるデータ)としてシフトレジスタ
29へ出力する。
【0038】
【0039】シフトレジスタ29はスタートセンサ12
の検知信号VS 毎に、即ちポリゴンミラー8の1/6回
転ごとに各面についての第2乗換えデータをシフトさ
せ、ポリゴンミラー8の1回転後に、当該第2乗換えデ
ータを各面毎に第1カウンタ30へ出力する。一般的
に、ポリゴンミラーの回転中の1面ごとの回転誤差につ
いてはかなり正確な再現性があり、規則正しいことが知
られている。従って、1回転前の誤差データを用いて補
正を行なっても何ら問題なく、現実的な制御である。
の検知信号VS 毎に、即ちポリゴンミラー8の1/6回
転ごとに各面についての第2乗換えデータをシフトさ
せ、ポリゴンミラー8の1回転後に、当該第2乗換えデ
ータを各面毎に第1カウンタ30へ出力する。一般的
に、ポリゴンミラーの回転中の1面ごとの回転誤差につ
いてはかなり正確な再現性があり、規則正しいことが知
られている。従って、1回転前の誤差データを用いて補
正を行なっても何ら問題なく、現実的な制御である。
【0040】以後の動作については、理解を容易化する
ために、乗換えタイミングとしてドット記録クロック信
号φ3 を指示する場合であって、乗換え位相方向として
U(遅れ)を、第2乗換えデータが与えているものとし
て説明する。この第2乗換えデータは、得られた1回転
後のポリゴンミラー8の同一反射ミラー面に対するスタ
ートセンサ12の検知信号VS があると、乗換えタイミ
ング=3の第2乗換えデータがシフトレジスタ29から
第1カウンタ30にプリセットされるとともに、乗換え
位相方向U(遅れ)についてのデータがシフトレジスタ
29から第2カウンタ31にプリセットされる。一方、
このとき同時に、ラッチ回路17およびエンコーダ18
の働きにより、スタートセンサ12の検知信号VS に同
期したドット記録クロック信号の順序番号が検出され
る。ここではスタートセンサ12の検知信号VS に同期
したドット記録クロック信号がφ3 であり、エンコーダ
18から順序番号=3が得られたものとして説明を進め
る。
ために、乗換えタイミングとしてドット記録クロック信
号φ3 を指示する場合であって、乗換え位相方向として
U(遅れ)を、第2乗換えデータが与えているものとし
て説明する。この第2乗換えデータは、得られた1回転
後のポリゴンミラー8の同一反射ミラー面に対するスタ
ートセンサ12の検知信号VS があると、乗換えタイミ
ング=3の第2乗換えデータがシフトレジスタ29から
第1カウンタ30にプリセットされるとともに、乗換え
位相方向U(遅れ)についてのデータがシフトレジスタ
29から第2カウンタ31にプリセットされる。一方、
このとき同時に、ラッチ回路17およびエンコーダ18
の働きにより、スタートセンサ12の検知信号VS に同
期したドット記録クロック信号の順序番号が検出され
る。ここではスタートセンサ12の検知信号VS に同期
したドット記録クロック信号がφ3 であり、エンコーダ
18から順序番号=3が得られたものとして説明を進め
る。
【0041】第2カウンタ31は、前回走査のエンドセ
ンサ14の検知信号から今回走査のスタートセンサ12
の検知信号までのブランキング期間中にリセットされて
おり、したがって当初、第2カウンタ31のカウント出
力は0である。Dフリップフロップ22,第3カウンタ
20も同様にブランキング期間中にリセットされる。一
方、第1カウンタ30には、スタートセンサ12の検知
信号VS を受けて、ロード値3がロードされる。このた
め、スタートセンサ12の検知信号VS の出力直後にお
いては、加算器32にエンコーダ18から3、第2カウ
ンタ31から0がそれぞれ与えられ、その加算値の3が
第2セレクタ33に与えられる。第2セレクタ33は、
これに応答して、ドット記録クロック信号φ1 〜φN の
内から3番目のドット記録クロック信号φ3 を選択し、
この信号φ3 を乗換えドット記録クロック信号φx とし
て出力する。この乗換えドット記録クロック信号φx は
第1、第2カウンタ30、31のクロック入力に与えら
れるが、第2カウンタ31のイネーブル端子は第1カウ
ンタ30のキャリー出力に接続され、当該キャリー出力
があるまでは第2カウンタ31は不能化されているた
め、まず第1カウンタ30のみによりカウントが行なわ
れる。
ンサ14の検知信号から今回走査のスタートセンサ12
の検知信号までのブランキング期間中にリセットされて
おり、したがって当初、第2カウンタ31のカウント出
力は0である。Dフリップフロップ22,第3カウンタ
20も同様にブランキング期間中にリセットされる。一
方、第1カウンタ30には、スタートセンサ12の検知
信号VS を受けて、ロード値3がロードされる。このた
め、スタートセンサ12の検知信号VS の出力直後にお
いては、加算器32にエンコーダ18から3、第2カウ
ンタ31から0がそれぞれ与えられ、その加算値の3が
第2セレクタ33に与えられる。第2セレクタ33は、
これに応答して、ドット記録クロック信号φ1 〜φN の
内から3番目のドット記録クロック信号φ3 を選択し、
この信号φ3 を乗換えドット記録クロック信号φx とし
て出力する。この乗換えドット記録クロック信号φx は
第1、第2カウンタ30、31のクロック入力に与えら
れるが、第2カウンタ31のイネーブル端子は第1カウ
ンタ30のキャリー出力に接続され、当該キャリー出力
があるまでは第2カウンタ31は不能化されているた
め、まず第1カウンタ30のみによりカウントが行なわ
れる。
【0042】第1カウンタ30は、乗換えドット記録ク
ロック信号φx の立上りエッジごとに、前述のプリセッ
ト値3から1ずつダウンカウントする。カウント値が1
となったところで第1カウンタ30のキャリー出力が立
上り、第2カウンタ31が能動化される。そして乗換え
ドット記録クロック信号φx の次の立上りエッジに応答
して、第2カウンタ31は0から1だけアップカウント
し、そのカウント値は1となる。なおアップカウントの
指示は、前述の乗換え位相方向U(遅れ)のプリセット
データにより与えられている。もし乗換え位相方向がD
(進み)であれば、ダウンカウントが行なわれ、カウン
ト値は−1となる。また第2カウンタ31のカウント値
が1になると同時に、第1カウンタ30のキャリー出力
は立下るため、第2カウンタ31は再び不能化され、ま
たその立下りエッジで第1カウンタ30には、プリセッ
ト値3がロードされる。
ロック信号φx の立上りエッジごとに、前述のプリセッ
ト値3から1ずつダウンカウントする。カウント値が1
となったところで第1カウンタ30のキャリー出力が立
上り、第2カウンタ31が能動化される。そして乗換え
ドット記録クロック信号φx の次の立上りエッジに応答
して、第2カウンタ31は0から1だけアップカウント
し、そのカウント値は1となる。なおアップカウントの
指示は、前述の乗換え位相方向U(遅れ)のプリセット
データにより与えられている。もし乗換え位相方向がD
(進み)であれば、ダウンカウントが行なわれ、カウン
ト値は−1となる。また第2カウンタ31のカウント値
が1になると同時に、第1カウンタ30のキャリー出力
は立下るため、第2カウンタ31は再び不能化され、ま
たその立下りエッジで第1カウンタ30には、プリセッ
ト値3がロードされる。
【0043】第2カウンタ31のカウント値が1になる
と、加算器32の両入力(A、B)は3および1となる
ため、その加算出力は4となる。第2セレクタ33は、
これに応答してドット記録クロック信号φ4 を選択し、
今度はこの信号φ4 を乗換えドット記録クロック信号φ
x として出力する。このようにして、位相遅れ方向に隣
接したドット記録クロック信号への乗換えが行なわれ
る。この乗換えタイミングないし乗換え位置の間隔が全
てランダムな値となることは、既述した通りである。
と、加算器32の両入力(A、B)は3および1となる
ため、その加算出力は4となる。第2セレクタ33は、
これに応答してドット記録クロック信号φ4 を選択し、
今度はこの信号φ4 を乗換えドット記録クロック信号φ
x として出力する。このようにして、位相遅れ方向に隣
接したドット記録クロック信号への乗換えが行なわれ
る。この乗換えタイミングないし乗換え位置の間隔が全
てランダムな値となることは、既述した通りである。
【0044】同様の動作が不規則な時間間隔で以て繰返
され、この場合、乗換えドット記録クロック信号φx の
3周期(すなわち3ドット)毎に、ランダムな間隔でφ
3 →φ4 →φ5 →φ6 へと順次に乗換えられ、これによ
って乗換えドット記録クロック信号φx が作成されてい
く。この乗換えドット記録クロック信号φx に同期して
走査を行なうことにより、主走査方向へのドットずれと
共に、副走査方向におけるムラの解消が実現されること
は、既述したとおりである。
され、この場合、乗換えドット記録クロック信号φx の
3周期(すなわち3ドット)毎に、ランダムな間隔でφ
3 →φ4 →φ5 →φ6 へと順次に乗換えられ、これによ
って乗換えドット記録クロック信号φx が作成されてい
く。この乗換えドット記録クロック信号φx に同期して
走査を行なうことにより、主走査方向へのドットずれと
共に、副走査方向におけるムラの解消が実現されること
は、既述したとおりである。
【0045】尚、本実施例の遅延回路16に代えて、ク
ロック発生器15ではドット記録クロック信号φ1 〜φ
N のN倍の周波数(周期t/N)のクロック信号φORG
を発振させておき、これを分周・遅延して、N個のドッ
ト記録クロック信号φ1 〜φN を作り出すようにしても
良い。この点は、後述の第2実施例でも共通している。
ロック発生器15ではドット記録クロック信号φ1 〜φ
N のN倍の周波数(周期t/N)のクロック信号φORG
を発振させておき、これを分周・遅延して、N個のドッ
ト記録クロック信号φ1 〜φN を作り出すようにしても
良い。この点は、後述の第2実施例でも共通している。
【0046】ここで図4(b)は、本ジッタ補正装置を
用いることにより得られるフィルム3上のドット列を示
したものである。図1の場合と同様に、図4においても
全ての走査線について、第1乗換えデータの乗換えタイ
ミングは乗換え位置の全てについて相等しい場合を示し
ている。同図(a)には、比較対照のため、従来装置に
よるドット例をも示している。この比較より明かな通
り、本実施例では、乗換え時に形成された各ドット(図
中、黒丸で示されるもの)は、全て主走査方向のみなら
ず副走査方向に関しても不均一に分散されていることが
理解される。
用いることにより得られるフィルム3上のドット列を示
したものである。図1の場合と同様に、図4においても
全ての走査線について、第1乗換えデータの乗換えタイ
ミングは乗換え位置の全てについて相等しい場合を示し
ている。同図(a)には、比較対照のため、従来装置に
よるドット例をも示している。この比較より明かな通
り、本実施例では、乗換え時に形成された各ドット(図
中、黒丸で示されるもの)は、全て主走査方向のみなら
ず副走査方向に関しても不均一に分散されていることが
理解される。
【0047】〈第2実施例〉
【0048】図6は、この発明の第2実施例における乗
換え方法の原理を示したものであり、図5は従来のもの
を示している。両図に於ける、主走査基点及び各乗換え
位置を表わす記号の使用方法は、図1の場合と同一であ
る。第2実施例の原理は次の通りである。
換え方法の原理を示したものであり、図5は従来のもの
を示している。両図に於ける、主走査基点及び各乗換え
位置を表わす記号の使用方法は、図1の場合と同一であ
る。第2実施例の原理は次の通りである。
【0049】即ち、一走査線毎に最初の乗換えに当たる
第1乗換えデータに対してのみランダムデータを加算な
いし減算して修正を加え、以後の乗換えに関しては第1
乗換えデータをそのまま使用しようとするものである。
これにより最初の乗換え補正位置B0 ,B1 ,……Bn
は、図6に図示する通り、所定の振れ幅RND内でラン
ダムに分散することになる。しかし、2回目以後の乗換
えについては、主走査方向に於ける各乗換え間隔は等し
い。つまり、距離B0 C0 =距離C0 D0 =……=距離
G0 H0 、距離B1 C1 =距離C1 D1 =……=距離G
1 H1 である。その結果、ドットの配列を全体として眺
めれば、各ドットは主走査及び副走査のいずれの方向に
関しても不均一に分散していることになる。
第1乗換えデータに対してのみランダムデータを加算な
いし減算して修正を加え、以後の乗換えに関しては第1
乗換えデータをそのまま使用しようとするものである。
これにより最初の乗換え補正位置B0 ,B1 ,……Bn
は、図6に図示する通り、所定の振れ幅RND内でラン
ダムに分散することになる。しかし、2回目以後の乗換
えについては、主走査方向に於ける各乗換え間隔は等し
い。つまり、距離B0 C0 =距離C0 D0 =……=距離
G0 H0 、距離B1 C1 =距離C1 D1 =……=距離G
1 H1 である。その結果、ドットの配列を全体として眺
めれば、各ドットは主走査及び副走査のいずれの方向に
関しても不均一に分散していることになる。
【0050】図7は、上記原理を実現し得るジッタ補正
装置の構成を示している。本装置も又、図2に示した画
像記録装置に適用されることは、既述した通りである。
図3(第1実施例)との相違点は、第2乗換えデータ算
出手段部にある。
装置の構成を示している。本装置も又、図2に示した画
像記録装置に適用されることは、既述した通りである。
図3(第1実施例)との相違点は、第2乗換えデータ算
出手段部にある。
【0051】当該第2乗換えデータ算出手段部は、減算
器42、シフトレジスタ29及びタイミング回路50よ
り成る。この内、減算器42は図3の場合と同一であ
る。先ず、変換テーブル28は、減算器23、27の結
果に基づいて、第1乗換えデータを、乗換え位相方向を
示すU/D信号と、乗換えタイミングを示す二種のロー
ドデータ(第1ロードデータ:最初の乗換えに関するも
の、第2ロードデータ:それ以後の乗換えに関するも
の)としてシフトレジスタ29へ送る。スタート直後、
タイミング回路50では、図8に示すタイミングで出力
Q2 が“L”レベルとなり、シフトレジスタ29は第1
ロードデータを減算器42を介して第1カウンタ30へ
出力すると共に、U/D信号を第2カウンタ31へ出力
する。これにより、第1ロードデータはランダムデータ
による修正を受ける。この点は、第1実施例のときと同
一である。このとき第1カウンタ30は、乗換えドット
記録クロック信号φx のタイミングで第1ロードデータ
を取り込む。乗換えドット記録クロック信号φx が続く
とタイミング回路50の出力Q2 は“H”レベルとな
り、今度は、シフトレジスタ29は、第2ロードデータ
を減算器42を介さずに直接第1カウンタ30へ出力す
る。勿論、U/D信号も出力する。従って、第1乗換え
データは、ランダムデータによる修正を受けないことと
なる。そして、第1カウンタ30の計数が続き、第1カ
ウンタ30がキャリーを発した時、第2ロードデータが
第1カウンタ30にロードされる。以後、タイミング回
路50の出力Q2 は“H”レベルを保持するので、キャ
リーの発生毎に第2ロードデータがロードされる。
器42、シフトレジスタ29及びタイミング回路50よ
り成る。この内、減算器42は図3の場合と同一であ
る。先ず、変換テーブル28は、減算器23、27の結
果に基づいて、第1乗換えデータを、乗換え位相方向を
示すU/D信号と、乗換えタイミングを示す二種のロー
ドデータ(第1ロードデータ:最初の乗換えに関するも
の、第2ロードデータ:それ以後の乗換えに関するも
の)としてシフトレジスタ29へ送る。スタート直後、
タイミング回路50では、図8に示すタイミングで出力
Q2 が“L”レベルとなり、シフトレジスタ29は第1
ロードデータを減算器42を介して第1カウンタ30へ
出力すると共に、U/D信号を第2カウンタ31へ出力
する。これにより、第1ロードデータはランダムデータ
による修正を受ける。この点は、第1実施例のときと同
一である。このとき第1カウンタ30は、乗換えドット
記録クロック信号φx のタイミングで第1ロードデータ
を取り込む。乗換えドット記録クロック信号φx が続く
とタイミング回路50の出力Q2 は“H”レベルとな
り、今度は、シフトレジスタ29は、第2ロードデータ
を減算器42を介さずに直接第1カウンタ30へ出力す
る。勿論、U/D信号も出力する。従って、第1乗換え
データは、ランダムデータによる修正を受けないことと
なる。そして、第1カウンタ30の計数が続き、第1カ
ウンタ30がキャリーを発した時、第2ロードデータが
第1カウンタ30にロードされる。以後、タイミング回
路50の出力Q2 は“H”レベルを保持するので、キャ
リーの発生毎に第2ロードデータがロードされる。
【0052】この第2実施例を用いた場合に得られるド
ット列を、図4(c)に示す。各走査線について見れ
ば、最初の乗換え位置は振れ幅RND内でばらついてお
り、それ以後は等間隔で乗換え位置が生じている。
ット列を、図4(c)に示す。各走査線について見れ
ば、最初の乗換え位置は振れ幅RND内でばらついてお
り、それ以後は等間隔で乗換え位置が生じている。
【0053】尚、図9は、上記第1及び第2実施例によ
る効果を示したものである。乗換え位置がランダムにば
らまかれることが、この図から直ちに理解することがで
きる。そのため、副走査方向について規則的なパターン
(ムラ)が生じていない。
る効果を示したものである。乗換え位置がランダムにば
らまかれることが、この図から直ちに理解することがで
きる。そのため、副走査方向について規則的なパターン
(ムラ)が生じていない。
【0054】〈その他〉
【0055】第1及び第2実施例においては、感材とし
てフィルムを用いていたが、その他に印刷版材や印画紙
等をも感材として用いることができる。又、本ジッタ補
正装置は、平面走査型の画像記録装置の他に、例えば副
走査方向に回転可能なシリンダ上に感材を貼付した構成
を有する画像記録装置にも適用可能である。
てフィルムを用いていたが、その他に印刷版材や印画紙
等をも感材として用いることができる。又、本ジッタ補
正装置は、平面走査型の画像記録装置の他に、例えば副
走査方向に回転可能なシリンダ上に感材を貼付した構成
を有する画像記録装置にも適用可能である。
【0056】
【発明の効果】請求項1乃至3の各発明は、各走査線毎
にドット記録クロック信号の乗換え位置を分散させるこ
とができ、従来主走査方向のジッタ補正時に生じていた
副走査方向に延びる筋状のムラの発生を防止することが
できるという効果を奏する。
にドット記録クロック信号の乗換え位置を分散させるこ
とができ、従来主走査方向のジッタ補正時に生じていた
副走査方向に延びる筋状のムラの発生を防止することが
できるという効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例に於けるジッタ補正の原理
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】本発明のジッタ補正装置が適用される、ポリゴ
ンミラー利用の画像記録装置の概観構成図である。
ンミラー利用の画像記録装置の概観構成図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るジッタ補正装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】本発明により得られる主走査及び副走査方向に
於けるドットの配列を示す説明図である。
於けるドットの配列を示す説明図である。
【図5】従来技術のジッタ補正の原理を示す説明図であ
る。
る。
【図6】この発明の第2実施例に於けるジッタ補正の原
理を示す説明図である。
理を示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るジッタ補正装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図8】第2実施例に於けるタイミング回路の動作を示
したタイミングチャートである。
したタイミングチャートである。
【図9】本発明の効果を示す説明図である。
【図10】従来の問題点を示す説明図である。
【図11】従来の問題点を示す説明図である。
3 フィルム(感材) 4 画像処理回路 5 半導体レーザ 8 ポリゴンミラー 12 スタートセンサ 14 エンドセンサ 15 クロック発生器 16 遅延回路 17、24、25 ラッチ回路 18、26 エンコーダ 19 第1セレクタ 20 第3カウンタ 22 Dフリップフロップ 23、27、42 減算器 28 変換テーブル 29 シフトレジスタ 30 第1カウンタ 31 第2カウンタ 33 第2セレクタ 40 ランダムデータ発生器 41 リミッタ 50 タイミング回路 VS ,VE 検知信号 φ0 基準ドット記録クロック信号 φ1 〜φN ドット記録クロック信号 φx 乗換えドット記録クロック信号 LB 光ビーム
Claims (3)
- 【請求項1】 ドット記録クロック信号に同期して画像
信号から各ドットの濃淡を表すドット信号を作成し、当
該ドット信号に応じて変調された光ビームをポリゴンミ
ラーによって感材の主走査方向へと走査するとともに前
記感材を前記主走査方向と直交する副走査方向へと移動
することにより前記画像信号が示す画像を前記感材に記
録する画像記録装置において、前記乗換えドット記録ク
ロック信号の発生装置として用いられる装置であって、 各走査線の走査に先立って前記光ビームの通過を検知す
る第1センサと、 前記各走査線の走査終了後の光ビームの通過を検知する
第2センサと、 周期tの基準ドット記録クロック信号を発生するクロッ
クと、 前記基準ドット記録クロック信号より、当該信号に対し
て時間t/N(Nは2以上の整数)ずつ順次に遅延させ
たN個のドット記録クロック信号を作成するドット記録
クロック信号作成手段と、 所定の範囲内でランダムにその値が変動するランダムデ
ータを出力するランダムデータ発生手段と、 前記各走査線毎に、前記第1及び第2センサがそれぞれ
出力する検知信号と前記N個のドット記録クロック信号
とを用いて、前記時間t/Nの時間分解能で前記第1及
び第2センサ間を前記光ビームが通過するのに要する実
際の走査時間を検出し、この実際の走査時間と予め設定
された標準走査時間との減算処理を通じて、等間隔で前
記N個のドット記録クロック信号間の乗換えを行うため
の各乗換えタイミングと乗換え位相方向とを与える第1
乗換えデータを算出する第1乗換えデータ算出手段と、 前記第1乗換えデータと新たに発生したランダムデータ
との加算又は減算処理を走査線が切り替わる毎に行っ
て、前記各走査線毎の第2乗換えデータを算出する第2
乗換えデータ算出手段と、 前記各走査線毎に、前記第1センサの検知信号に応じて
前記N個のドット記録クロック信号の中から1個のドッ
ト記録クロック信号を選択し、前記第2乗換えデータに
基づき当該選択したドット記録クロック信号から隣接す
る他のドット記録クロック信号へと順次に前記N個のド
ット記録クロック信号を乗換えることによって、前記乗
換えドット記録クロック信号を発生する乗換手段とを、 備えたことを特徴とするポリゴンミラーのジッタ補正装
置。 - 【請求項2】 前記第2乗換えデータ算出手段は、前記
第1乗換えデータ内に含まれる全ての乗換えタイミング
のデータに対して、前記ランダムデータとの加算又は減
算処理を行うことを特徴とする請求項1記載のポリゴン
ミラーのジッタ補正装置。 - 【請求項3】 前記第2乗換えデータ算出手段は、前記
選択したドット記録クロック信号からの最初の乗換えに
対応する前記第1乗換えデータに対してのみ前記ランダ
ムデータとの加算又は減算処理を行い、それ以後の乗換
えに対応する前記第1乗換えデータに対しては、前記加
算又は減算処理を行わずにそのまま前記第2乗換えデー
タとして出力することを特徴とする請求項1記載のポリ
ゴンミラーのジッタ補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5340703A JP2869321B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | ポリゴンミラーのジッタ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5340703A JP2869321B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | ポリゴンミラーのジッタ補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159715A JPH07159715A (ja) | 1995-06-23 |
JP2869321B2 true JP2869321B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=18339513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5340703A Expired - Fee Related JP2869321B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | ポリゴンミラーのジッタ補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2869321B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002264392A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-18 | Ricoh Co Ltd | 露光方法、露光装置、画像形成装置、光変調信号発生装置及びプログラム |
JP4633080B2 (ja) * | 2007-03-12 | 2011-02-16 | 株式会社リコー | 画素クロック生成装置・光書き込み装置・画像形成装置 |
JP2019197176A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び情報処理装置 |
CN112363763B (zh) * | 2020-11-13 | 2022-12-23 | 山东云海国创云计算装备产业创新中心有限公司 | 数据处理方法、装置及计算机可读存储介质 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP5340703A patent/JP2869321B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07159715A (ja) | 1995-06-23 |
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