JP2869034B2 - 音声多段中継装置 - Google Patents

音声多段中継装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は同期モードで時分
割多重通信を行うSTM(Synchronous T
ransfer Mode)通信と非同期モードで一定
長のセルを通信するATM(Asnchronous
Transfer Mode)通信とが共存する通信シ
ステムにおいて、音声信号の伝送交換処理を行う音声多
段中継装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の音声多段中継装置を含む全
体構成を示す構成図である。図1において、1501は
データ端末、1502は複数のSTM方式の多重化装置
を設けた中継装置、120はSTM方式の交換機(図中
のTS:Tandem Switchともいう)であ
る。
【0003】図1において、本来は双方向通信であるが
分かりやすく説明するため片方向通信の形態で説明す
る。従来から、図1に示すように、電話器などのデータ
端末1501や交換機120などには音声信号として6
4KbpsのPCM信号(PCMはPulse Cod
e Modulationといい、アナログの音声信号
を125μS間隔でサンプリングし、サンプリングされ
た各データを8ビットで表現したものである)が用いら
れており、中継装置1502の間ではSTM形式の多重
化され、かつ圧縮された16Kbpsのディジタル信号
が用いられており、ネットワーク全体の伝送容量を抑え
ている。従って、発信側において、発信端末1501a
から発せられた64Kbps(以下bpsは省略する)
の音声信号は交換機120aを介して中継装置1502
aに入力される。中継装置1502aに設けられたST
M形式の多重化装置は音声信号を交換機120aから受
信すると、この音声信号を16Kへ圧縮して回線へ出力
する。
【0004】次段の中継装置1502bが回線から16
Kの圧縮音声信号を受信すると一旦自分に接続されてい
る交換機120bを通す構成になっているため、中継装
置1502bに設けられた複数のSTM形式の多重化装
置の内の任意の1対のSTM形式の多重化装置の内の一
方は16Kの圧縮された音声信号を64Kの圧縮前の音
声信号であるPCM信号へ伸張して交換機120bへ伝
送する。
【0005】交換機120bは中継装置1502bから
のデータが自局用のデータでなければ(自局用か他局用
かの判別は呼設定時に受信されるダイアル番号が自局の
アドレスと一致しているか否かをチェックすることによ
って行われる)、当該データをそのまま何等手を加えず
に再び上記中継装置1502bへ出力する。上記中継装
置1502bに設けられたもう一方のSTM形式の多重
化装置はこの64KPCMデータを再び16K圧縮音声
信号へ変換して回線へ出力する。次段の中継装置150
2cも自局が中継局の場合この動作を繰り返す。最終局
の着信側において、中継装置1502dに設けられたS
TM形式の多重化装置は回線から16Kの圧縮音声信号
を受信すると64Kの圧縮前の音声信号であるPCM信
号に伸張して交換機120dへ伝送する。交換機120
dは中継装置1502dからのデータが自局用のデータ
であれば、このデータを着信側端末1501bへ送る。
【0006】ところが、このままでは中継装置を1段通
過する都度、上記の圧縮/伸長が行われることになり、
音声信号の劣化(音声の歪みやノイズなど)という問題
が発生する。従って、中継装置を一定の段数以上経由す
ると、やがて音声データは使用不可能なものになってし
まう。そこで、このような事態の発生を防止するため
に、圧縮/伸長回数を減少させる必要がある。すべての
中継局の中継装置での圧縮/伸長の処理を省略して、発
信側で圧縮、最終局で伸長を行い、発信側から着信側ま
でのENDーEND間で圧縮/伸長が1回のみ行われる
ことを音声1リンクという。また、発信側から着信側ま
でのENDーEND間で圧縮/伸長が2回行われれば音
声2リンク、3回行われれば音声3リンクなどという。
音声1リンクを確立することが望ましい。
【0007】図15は例えば特開平5−83782に記
載された従来の音声1リンクを確立したSTM方式の音
声多段中継装置を示す構成図であり、図中、120は6
4Kbpsデータの交換を行う交換機(図中のTS)、
121は64KのPCM信号を16K等に圧縮する音声
圧縮部、122は圧縮音声のまま他の交換機が扱える6
4Kデータに変換する疑似64K生成部、123は疑似
64K信号を16Kの圧縮音声信号に復元する疑似64
K復元部、124は圧縮音声信号を通常の64KPCM
信号に復号する音声復号部である。
【0008】次に、図15に示した従来の音声多段中継
装置の動作を説明する。図15において、本来電話は双
方向通信であるが分かりやすく説明するため片方向通信
の形態で示してある。図15において、PBXなどの発
信側交換機120(図中のTS)に接続された電話から
の64K音声データは自局の音声圧縮部121によって
圧縮されて16K等の圧縮音声信号となる。次に、この
圧縮音声信号は交換機120を介して自局の疑似64K
生成部122によって一般的な交換機が扱える64K形
式の圧縮音声信号に変換される。たとえば16Kの圧縮
音声信号は4個多重されて1つの64K形式の圧縮音声
信号となる。この64K形式の圧縮音声信号である疑似
64Kデータは一旦自局の交換機120aを介した後、
回線経由で次段の交換機120bへ入力される。次段で
は上記圧縮音声信号は疑似64K復元部123に入力さ
れ16Kの圧縮音声信号に復元される。
【0009】この局は中継局であるため、この圧縮音声
信号は音声復号化部124には入力されず、再度疑似6
4K生成部122に入力されて疑似64Kデータとな
り、さらに回線経由で次段の交換機120cへ伝送され
る。この動作を繰り返して交換機120を幾つか経由し
た後、最終局に到達すると、この最終局の疑似64K復
元部123の出力である16Kの圧縮音声信号は音声復
号部124に入力され元の音声データ(64KPCM)
に変換される。このように構成することにより、END
−END間での音声1リンク動作が確立される。
【0010】このように、従来のSTM方式の音声多段
中継装置は複数の16Kの圧縮音声信号を多重して64
Kの圧縮音声信号を作成して回線などのネットワークに
伝送しているが、複数方向のデータを多重して伝送する
場合など64Kに満たないデータ量を伝送するとデータ
が不足している分は空データを伝送しなければならず、
伝送効率が悪くなる。これに対して、ATM方式の音声
多段中継装置を用いると、セル単位で扱うので、同一方
向のデータをまとめて伝送する必要がない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の音声多段中継装
置は以上のように構成されており、STMには対応して
いるが、ATMには対応していない。このため、従来の
中継装置は複数の同一方向のデータをまとめて伝送しな
いと伝送効率が悪くなるという問題点があった。
【0012】また、音声多段中継装置としてSTM方式
の多重化装置の代りにATM装置を用いて多重伝送を行
い、STM方式の交換機で交換動作を行うようなATM
/STM混在の世界で動作させようとすると、ATM/
STM変換を行う必要があるが、この場合、セル化のた
めのデータ蓄積による遅延等が発生するため中継局での
遅延が多くなりその結果音声伝送にエコー等が発生する
という問題点があった。
【0013】さらに、音声多段中継装置としてATM装
置を用いた場合、交換機は伝送データがどこから来たも
のかを識別する到来先情報を当該ATM装置へ送らない
ため、ATM装置は交換機から受け取った伝送データが
どこから到来したものかを識別できないという問題点が
あった。
【0014】また、交換機内で発生するビジー音、アナ
ウンス信号等のトーキをATM装置が検出し処理しない
と異常音が発生するという問題点があった。
【0015】また、ATM装置はマルチメディア通信に
用いられる性格上、音声以外のセルに対する対処も必要
であるという問題点があった。
【0016】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、一般的な交換機における中継動
作を検出し、ATM/STM変換を行い、多段中継時に
もディレーが少なく、かつ音声1リンクを確立する、マ
ルチメディアに対応した、ATM方式の音声多段中継装
置を得ることを目的としている。
【0017】
【0018】
【0019】
【課題を解決するための手段】 第3の発明に係る音声多
段中継装置は第1のルートと該第1のルートとは逆方向
の第2のルートとを備えた交換機に接続され、上記第1
のルートへ音声信号を送信する第1ルート送信手段と上
記第2のルートから音声信号を受信する第2ルート受信
手段とを有する第1のチャネルと、上記第2ルート受信
手段と同一またはほぼ同一の構成を備え、上記第1ルー
ト送信手段とペアとなり、上記第1のルートから上記音
声信号を受信する第1ルート受信手段と、上記第1ルー
ト送信手段と同一またはほぼ同一の構成を備え、上記第
2ルート受信手段とペアとなり、上記第2のルートへ音
声信号を送信する第2ルート送信手段とを有する第2の
チャネルとを備え、上記第1ルート送信手段は、回線側
より入力されたATM形式の圧縮された音声信号である
圧縮音声セルをSTM形式の圧縮音声信号へ変換するデ
セル化部と、上記圧縮音声信号を圧縮される前の音声信
号に復号化する音声復号化部と、該音声復号化部に接続
され、中継時にペアとなる第1ルート受信手段が中継を
検出するためのパターン1を挿入するパターン1挿入部
と、中継時に上記圧縮音声信号をそのまま別の伝送レー
トに乗せて出力する疑似64K生成部と、該疑似64K
生成部に接続され、中継時に自チャネルとペアとなる相
手チャネルとがすでに発信端から受信端までのENDー
END間で圧縮と復号を1回のみ行う音声1リンク動作
に入っていることを上記第1ルート受信手段に通知する
ためのパターン2を挿入するパターン2挿入部と、上記
疑似64k生成部の出力信号あるいは上記音声復号化部
の出力信号のいずれかを選択するように切り替える第1
の切り替えスイッチ部とを備え、上記第2ルート受信手
段は、上記第2のルートからの音声信号を圧縮して圧縮
音声信号を作成する音声圧縮部と、中継時に上記ペアと
なる第2ルート送信手段からのパターン1またはパター
ン2を検出するパターン1/2検出部と、上記圧縮音声
信号を圧縮音声セルへ変換するセル化部と、中継時に上
記第2ルート送信手段の疑似64K生成部からの信号を
上記圧縮音声信号へ変換する疑似64K復元部と、上記
疑似64k復元部の出力信号あるいは上記音声圧縮部の
出力信号のいずれかを選択するように切り替える第2の
切り替えスイッチ部とを備え、上記第2ルート受信手段
のパターン1/2検出部がパターン1信号またはパター
ン2信号を検出した場合に上記第1ルート送信手段の疑
似64K生成部を選択するように第1の切り替えスイッ
チ部を切り替えると共に上記疑似64K復元部を選択す
るように第2の切り替えスイッチ部を切り替えるもので
ある。
【0020】また、第4の発明に係る音声多段中継装置
は、パターン挿入部およびパターン検出部、あるいはパ
ターン1/2挿入部およびパターン1/2検出部がパタ
ーンを設定または検出する周期をデータの数で示すフレ
ーム間隔周期や、パターンの繰り返し回数であるフレー
ム保護段数を自由に設定する設定手段を備えたものであ
る。
【0021】また、第5の発明に係る音声多段中継装置
は、ペアとなる相手チャネルが発信端から受信端までの
ENDーEND間で圧縮と復号を1回のみ行う音声1リ
ンク動作中であることを示すパターン信号が断になった
場合にセル化側のスイッチのみを音声圧縮部側に倒す切
り替えスイッチ部と、現在中継している呼が切断された
ことを認識して音声1リンク動作をリセットするシグナ
リング検出部とを備え、中継手段が発生するトーキ等に
対し、トーキが発生した経路はトーキをそのまま伝送
し、トーキが発生しなかった経路は音声1リンクを維持
するものである。
【0022】また、第6の発明に係る音声多段中継装置
は、ペアとなる相手が音声1リンク動作中であることを
示すパターン信号が断になった場合にセル化側のスイッ
チのみを音声圧縮部側に倒す切り替えスイッチ部と、パ
ターン信号断かつ一定時間以上無音が続いた場合に現在
中継している呼が切断されたと認識して音声1リンク動
作をリセットする制御部とを備えたものである。
【0023】
【0024】
【0025】また、第9の発明に係る音声多段中継装置
は、デセル化部がセルヘッダのATMレイヤを処理する
ATMレイヤ処理部とAALレイヤを処理するAALレ
イヤ処理部とから成り、音声1リンク時にはAALレイ
ヤ処理部を通らず疑似64K生成部へデータを渡すもの
である。
【0026】
【0027】また、第11の発明に係る音声多段中継装
置は、セルデータの中に圧縮音声以外のセルがあった場
合それを検出する64Kデータ検出部と、圧縮音声以外
のセルの場合は音声圧縮/復号、疑似64K生成/復
元、パターン挿入部及びパターン検出部あるいはパター
ン1/2挿入部及びパターン1/2検出部のいずれも通
らず主データ速度のまま中継させる64K切り替えスイ
ッチ部を有するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明に係る音声多段中継装置
の一実施の形態を示す全体構成図である。図1におい
て、1501はデータ端末、1502は複数のATM装
置を設けた中継装置、120はSTM方式の交換機(図
中のTS)である。
【0029】また、図2は図1に示すこの発明に係る音
声多段中継装としてATM装置を用いた場合の該ATM
装置の構成を示した構成図である。図2において、1は
ATM形式のセル化された圧縮音声信号からSTM形式
の16K等の圧縮音声信号へ変換するデセル化部、2は
16K等の圧縮音声信号を64KPCM信号に復号する
音声復号部、3は64KPCM信号を16K等の圧縮音
声信号へ変換する音声圧縮部、4はSTM形式の16K
等の圧縮音声信号をATM形式のセル化された圧縮音声
信号へ変換するセル化部、5はこのSTM形式の圧縮音
声信号が中継された場合中継のペアとなる相手チャネル
(チャネルとは中継装置を構成する1対のATM装置の
各々をいう)が中継を検出するためのパターンを挿入す
るパターン挿入部、6は中継時ペアとなる相手チャネル
からのパターンを検出するパターン検出部、7は自局が
中継時ペアとなる相手からのパターンを検出した場合6
4KPCM信号から疑似64K信号側に切り替えるスイ
ッチ部、8は16K等の圧縮音声信号を64KPCM信
号に変換せず実質速度が16Kのまま交換機が扱える6
4K信号に変換する疑似64K生成部、9は疑似64K
信号を16K等の圧縮音声信号に変換する疑似64K復
元部である。
【0030】また、図3は図1に示すこの発明に係る音
声多段中継装置の構成を示したもので、ATM装置によ
る音声多段中継装置の任意の1対のチャネルおよび交換
機を含めた構成を示す構成図である。図3において、図
2と同符号は同一又は相当部分を示す。120はSTM
方式の交換機(図中のTS)である。
【0031】次に、図1に示したATM装置の動作を説
明する。発信側において、発信端末1501aから発せ
られた64Kの音声信号は交換機120aを介して中継
装置1502aに入力される。中継装置1502aに設
けられたATM装置は音声信号を交換機120aから受
信すると、この音声信号を16Kへ圧縮して回線へ出力
する。
【0032】次段の中継装置1502bが回線から16
Kの圧縮音声信号を受信すると一旦自分に接続されてい
る交換機120bを通す構成になっているため、中継装
置1502bに設けられた複数のSTM形式の多重化装
置の内の任意の1対のSTM形式の多重化装置の内の一
方は16Kの圧縮された音声信号を64Kの圧縮前の音
声信号であるPCM信号へ伸張して交換機120bへ伝
送する。
【0033】交換機120bは中継装置1502bから
のデータが自局用のデータでなければ(自局用か他局用
かの判別は呼設定時に受信されるダイアル番号が自局の
アドレスと一致しているか否かをチェックすることによ
って行われる)、当該データをそのまま何等手を加えず
に再び上記中継装置1502bへ出力する。上記中継装
置1502bに設けられたもう一方のSTM形式の多重
化装置はこの64KPCMデータを再び16K圧縮音声
信号へ変換して回線へ出力する。次段の中継装置150
2cも自局が中継局の場合この動作を繰り返す。最終局
の着信側において、中継装置1502dに設けられたS
TM形式の多重化装置は回線から16Kの圧縮音声信号
を受信すると64Kの圧縮前の音声信号であるPCM信
号に伸張して交換機120dへ伝送する。交換機120
dは中継装置1502dからのデータが自局用のデータ
であれば、このデータを着信側端末1501bへ送る。
【0034】次に、図2に示したATM装置の動作を図
3を用いて説明する。最近の通信技術は従来のSTM形
式の音声信号と新たなATM形式の音声信号とが混在す
るようになってきている。図3はその一実施の形態を示
したもので、中継局ではSTM方式の交換機120によ
り任意の2つのチャネルが接続されることになる。発信
側の電話からダイヤリングすると、シグナリングによっ
て発信側と送信先とのルート付けが行われ、呼が決定さ
れる。即ち、中継局では交換機はシグナリングでのダイ
ヤルナンバをチェックし、自局のアドレスと一致すれ
ば、自局宛であり、中継用のアドレスと一致すれば、次
段の中継局への呼であると判断し、以後受信される音声
信号を他局へ伝送するように中継のルート付けを行う。
【0035】この中継のルート付けは以下のようにして
行われる。中継局はシグナリング(電話番号に対応する
信号)をチェックし、中継用のアドレスと一致すれは中
継動作を行う。交換機に接続された一方のチャネルから
の音声データを何等変換をすることなくそのままの形態
でペアとなる相手チャネルへ伝送するように接続する。
また、最終局の交換機120はシグナリングをチェック
し、自局のアドレスと一致すれば、以後受信される音声
信号を自局の端末へ伝送するようにルート付けを行う。
ここでの話はこのシグナリングが終了した後の主データ
である音声信号を伝送する場合について説明したもので
ある。
【0036】図2において、ルート付けが確立した直後
の各ATM装置では切り替えスイッチ7は音声復号部2
/音声圧縮部3側に倒れている。音声信号はネットワー
ク内の伝送容量を抑えるため16K等に圧縮されて伝送
されており、さらにネットワークにおいて音声信号はA
TM伝送のためセル化されている。発信側の電話やデー
タ端末が接続されている交換機120の局では発信側の
電話やデータ端末などから発した64KPCM信号はP
BXなどのSTM方式の交換機120を介して中継装置
であるATM装置に設けられた音声圧縮部3に入力され
る。
【0037】このとき交換機120からの64KPCM
信号にはまだ特有のパターンなど入っていないので、A
TM装置に設けられたパターン検出部6がパターンを検
出することはない。音声圧縮部3により圧縮された圧縮
音声信号は切り替えスイッチ7を介してセル化部4へ接
続される。セル化部4は圧縮音声信号をセル化した上で
回線へ出力する。この圧縮かつセル化された音声信号は
回線を経由して次段の中継装置のATM装置へ送られ
る。
【0038】このセルが或る局に到達すると、もしこの
局が着信局ならばこの局に設けられたATM装置のデセ
ル化部1により上記セルはデセル化されATM形式の圧
縮音声信号からSTM形式の16Kの圧縮音声信号へ変
換される。次に、このSTM形式の16Kの圧縮音声信
号は音声復号部2により圧縮前の音声信号である64K
PCM信号へ復元され、スイッチ7を介してパターン挿
入部5へ出力される。パターン挿入部5はこの64KP
CM信号にこの局が中継局か着信局かを識別するための
特定のパターンを無条件に上書きして交換機120へ出
力する。交換機120はこのパターン付きの64KPC
M信号を入力すると、自分の配下の着信側の電話へ当該
信号をそのまま伝送する。
【0039】ここで、上記パターンについてより詳細に
説明する。中継用のパターンは予め双方のチャネル間で
きめておく。このパターンは長さも内容も自由に決めら
れる。このパターンをたとえば01011010とす
る。このパターンは64KPCM信号である各データの
最下位ビットに書き込まれるが、予め、いくつのデータ
毎にパターンを書き込むかを示す周期をきめておく。こ
れにより、パターンは上記の周期で64KPCM信号の
最下位ビットにたとえば0、1、0、1、1、0、1、
0と上書きされる。このパターン1セット全体にかかる
時間をフレーム間隔という。64KPCM信号にこのよ
うなビット書き換えを行うと、本来の信号が劣化するこ
とが考えられるが、数データ毎に各フレームの最下位ビ
ットに対して行っているため、この周期(以下フレーム
間隔周期という)が十分大きければ着信側の音声劣化は
ほとんど問題なく、着信側話者にとって聴覚上音声劣化
はほとんど感じられないといえる。
【0040】なお、上記のパターンが何回繰り返して出
現したら本当のパターンと見なすかを示すフレーム保護
段数を予め決めておく。これらのパターン内容やフレー
ム間隔周期やフレーム保護段数などは予め、何等かの方
法(例えば、マイクロコンピュータからのダウンロード
などにより)パターン挿入部とパターン検出部に設定し
ておく。これにより、以後パターン挿入部とパターン検
出部はこれらの設定された情報に基づいて、それぞれパ
ターン挿入とパターン検出を行う。
【0041】セルが到達した局が中継局であれば、この
局に設けられたATM装置のデセル化部1により上記セ
ルはデセル化され、ATM形式の圧縮音声信号からST
M形式の16Kの圧縮音声信号への変換が行われる。次
に、このSTM形式の16Kの圧縮音声信号は音声復号
部2により64KPCM信号へ復号され、スイッチ7を
介してパターン挿入部5に入力される。一方、音声疑似
64K生成部8は上記STM形式の16Kの圧縮音声信
号に基づいてSTMで用いる疑似64K信号を作成し、
スイッチ7の他端へ出力する。パターン挿入部5は上記
の64KPCM信号に上記特定のパターンを無条件に上
書きして交換機120へ出力する。交換機120はこの
パターン付きの64KPCM信号を入力すると、予めシ
グナリングによって決定されたルート付けに基づいて、
ペアとなる相手チャネルの受信手段へ出力する。
【0042】相手チャネルの受信手段がこのパターン付
きの64KPCM信号を交換機120から入力すると、
パターン検出部6がこのパターンを検出し、中継信号で
あることを認識し、切り替えスイッチ7を相手チャネル
の疑似64K生成部8/疑似64K復元部9側に倒す。
これにより、相手チャネルの音声疑似64K生成部8に
よって作成された疑似64K信号は相手チャネルのスイ
ッチ7を介してパターン挿入部5へ出力される。パター
ン挿入部5はこの疑似64K信号に相手チャネルが中継
局であることを識別するための特定のパターンを無条件
に上書きして交換機120へ出力する。
【0043】交換機120はこのパターン付きの疑似6
4K信号を入力すると、予めシグナリングによって決定
されたルート付けに基づいて、再び自チャネルへ出力す
る。このようにして特定のパターンを上書きされた疑似
64K信号は交換機120により中継され、自チャネル
へ伝送される。従って、自チャネルに設けられたパター
ン検出部6に相手チャネルの挿入したパターンが到達し
検出されることとなる。
【0044】自チャネルの受信手段が中継局である旨を
示すパターンを検出すると、切り替えスイッチ7を疑似
64K生成部8/疑似64K復元側へ切り替える。この
場合、自チャネル、相手チャネルどちらが先に疑似64
Kへ倒れても基本的な動作は同じである。この状態にな
ると、中継局ではATM形式の圧縮音声信号がデセル化
されSTM形式の16K等の圧縮音声信号のまま交換機
120の処理できる疑似的な64K信号に変換された上
で中継され、相手チャネルによって疑似64K信号より
圧縮音声信号を抽出し再セル化し、他の局へ伝送され
る。
【0045】以上のように、中継局では中継動作を検出
し、圧縮音声信号の復号化/再圧縮化を行わず、ATM
/STM変換のみを行い中継することができる。この中
継動作を何段か繰り返し、最終的に着信局にたどりつい
たATM形式の圧縮音声信号はSTM形式の16K圧縮
音声信号へ変換された後、16K圧縮音声信号から64
KPCM信号へ変換された上で着信電話に接続される。
このようにして、ATM/STMネットワークにおける
END−END間での音声1リンク動作が確立される。
【0046】この実施の形態によれば、ATM/STM
ネットワークにおけるEND−END間での音声1リン
ク動作が確立されるので、STM,ATM混在システム
における音声の高品質伝送が可能になるという効果を奏
する。また、ATM装置において、パターンの送受を送
信手段と、相手チャネル内のペアとなる受信手段との間
で行うので、伝送データの到来先が識別でき、支障のな
い伝送が可能になるという効果を奏する。
【0047】なお、本実施の形態において、自チャネル
の送信手段と相手チャネルの送信手段とは同一の構成で
あることを前提にして説明したが、同一または相当の機
能をもてばこれに限らないことはいうまでもない。自チ
ャネルの受信手段と相手チャネルの受信手段とについて
も同様である。
【0048】実施の形態2.図4はこの発明に係る多段
中継装置の別の実施の形態を示す構成図である。図4に
おいて、図2と同符号のものは同一または相当部分を示
す。10は自チャネルがまだ音声1リンク動作に入って
いない状態の時に送出するパターン1を挿入するパター
ン1挿入部、11は自チャネルが音声1リンク状態に入
っているとき送出するパターン2を挿入するパターン2
挿入部、12はペアとなる相手チャネルからのパターン
1または2を検出するパターン1/2検出部である。
【0049】次に、図4に示した多段中継装置の動作を
説明する。基本的な動作は上記実施の形態1に示した動
作と同じである。違う点は、ここでは自チャネルがまだ
音声1リンク動作に入っていない状態の時送出するパタ
ーン1と自チャネルが音声1リンク状態に入っていると
き送出するパターン2を持っていることである。パター
ン1/2検出部12はパターン1または2を検出した場
合に切り替えスイッチ7を疑似64K側に倒す。たとえ
ば、一方の自チャネルが相手チャネルからのパターン1
を検出したら、音声1リンク状態に入ったことを相手チ
ャネルへ知らせるために相手チャネルへパターン2を送
出する。次に、この相手チャネルが自チャネルからのパ
ターン2を検出することにより、自チャネルが相手チャ
ネルのパターン1を検出したことを確認する。次に、相
手チャネルは自チャネルへパターン2を送出する。これ
により、自チャネルは相手チャネルからのパターン2を
検出する。このようにして、双方のチャネルがパターン
2を検出したら、通信を開始する。
【0050】実施の形態1では双方向通信を行う場合、
1個のパターンのみで処理していたため、双方のパター
ン検出時間が全く同時に行われることはなく、微妙に異
なる。従って、一方がパターンを検出してもまだ他方が
パターンを検出していないほんの僅かな時間において、
一方はパターンを検出したので疑似64Kの信号を通す
が、他方はパターンを検出しないので64KPCM信号
を通すようになる。従って、双方が異なる信号で通信す
るため、双方向通信において双方がノイズとなる場合が
あった。この実施の形態によれば、双方が互いにペアと
なる相手チャネルが通信できる音声1リンク状態に入っ
ていることを確認した上で通信が行われるので、ペアと
なる相手の状態を厳密に監視でき、従って、通信が確実
に行われ実施の形態1よりも高精度な通信が可能にな
る。
【0051】また、パターン1は最初に流れる64KP
CM信号に対して用いられ、パターン2はその後に流れ
る疑似64K信号に対して用いられる。64KPCM信
号にパターン1を上書きする場合、音声品質を確保する
ために64KPCM信号のフレーム間隔の周期をある程
度大きくとる必要があるが、疑似64K信号にパターン
2を上書きする場合、フレーム間隔の周期を最小にして
も音声品質を損なう心配がないため、パターン挿入部は
フレーム間隔の周期やパターンの繰り返し回数である保
護段数を自由に設定できる。これにより、切り替え処理
時間などの要求に柔軟に対応できるという効果を奏す
る。
【0052】実施の形態3.図5はこの発明に係る多段
中継装置の別の実施の形態を示す構成図である。図5に
おいて、図4と同符号のものは同一または相当部分を示
す。12はペアとなる相手チャネルからのパターン1ま
たは2を検出すると切替スイッチ7を疑似64K生成部
8/疑似64K復元部8側に倒し、パターン2断を検出
すると切替スイッチ7を音声圧縮部3/音声復号部2側
に倒すパターン1/2検出部である。13は呼切断を検
出すると切替スイッチ7を音声圧縮部3/音声復号部2
側に倒すシグナリング検出部である。
【0053】次に、図5に示した多段中継装置の動作を
説明する。基本的な動作は実施の形態2と同様であるた
め、説明を省略し、異なる点について説明する。図5に
示すように、中継局において音声1リンク動作中、交換
機120が例えば「余り電話を長時間使い過ぎないよう
に」のメッセージ送信など何らかのトーキーを双方向通
信において片方向にのみ流し始めた場合を想定する。中
継局では交換機120には通常パターン2が挿入された
疑似64K信号が流れているが、交換機120内でアナ
ウンス信号などのトーキーが生成されると、このトーキ
ーは上記疑似64K信号の流れを中止して強制的に割り
込んでATM装置へ送られる。このトーキーはパターン
の付いていない64KPCM信号である。
【0054】この為、実施の形態2ではATM装置のチ
ャネルが交換機120からトーキーを受信した場合、こ
のチャネルのパターン1/2検出部12はパターン2断
と判断し、切り替えスイッチ7を音声圧縮部3/音声復
号部2側へ倒す。これにより、トーキの流れてこない側
の経路もパターン1挿入/検出に切り替わるため、この
経路に接続された相手側チャネルは今までパターン2を
検出していたのに突然パターン1を検出することになる
が、このチャネルはパターン1、パターン2のどちらの
パターンでも音声1リンク状態を維持しようとするため
トーキを受信した方のチャネルは64KPCM音声信号
で動作し、一方、相手チャネルは擬似64K信号のまま
で動作する。従って、状態の不一致が発生してしまう。
【0055】このような不具合の発生を回避する為、本
実施の形態ではペアとなる相手チャネルが音声1リンク
動作中であることを示すパターン2信号が断になった場
合にはセル化側のスイッチのみを音声圧縮部3側に倒
し、デセル化側のスイッチはそのままにするように切り
替えスイッチ部7を制御する。
【0056】このように構成することにより、一方の経
路はパターン2付きの疑似64K信号で音声1リンク動
作を維持しつつ、他方の経路は交換機120が発生した
トーキーも正常に伝送できるという効果を奏する。
【0057】また、上記のように構成すると、交換機1
20のトーキを一方のチャネルが受信した場合にはパタ
ーン2が検出できず、呼が切れた場合にもパスが切断さ
れることによりパターン2が検出できないので、交換機
120のトーキーによってパターン2が検出できなくな
ったのかそれとも呼が切れたことによってパターンが検
出できなくなったのかの区別がつかなくなってしまう。
この為、シグナリング検出部13をもうけ、現在中継し
ている呼が切断された場合にこれを認識し音声1リンク
動作をリセットするようにしている。このようにするこ
とによって、シグナリング検出部13からの信号がON
ならば呼が切れたことによるものと判断し、シグナリン
グ検出部13の信号がOFFでパターン2が断ならばト
ーキ発生によるものと判断できる。
【0058】実施の形態4.図6はこの発明に係る多段
中継装置の別の実施の形態を示す構成図である。図6に
おいて、図5と同符号のものは同一または相当部分を示
す。本実施の形態は実施の形態3と同様の効果をねらっ
たものであるが、実施の形態3ではトーキーと実際の呼
の切断の区別をシグナリング検出部13により検出した
が本実施の形態では、一定時間の無音を検出することに
より、呼の切断の区別を検出している。
【0059】次に、図6に示す多段中継装置の動作を説
明する。本実施の形態ではパターン2断の時は交換機1
20のトーキと判断し、セル化側のスイッチのみを音声
圧縮部3側に倒すように切り替えスイッチ部7を制御す
る。また、パターン2断かつ無音が一定時間以上続いた
場合は実際の呼が切れたと判断し、チャネル内全ての音
声1リンク状態をリセットするように構成したものであ
る。ATM装置では音声信号の無音部はセルにしないこ
とが多い、すなわちどこかで無音検出を行っていること
が多いため本構成が可能となる。本実施の形態では音声
圧縮部3より無音情報をもらうような構成を例として挙
げている。
【0060】この実施の形態によれば、交換機が発生す
るトーキ等に対し、トーキが発生した経路はこのトーキ
を伝送し、トーキが発生しなかった経路はパターン2付
きの疑似64K信号に対して音声1リンクを維持できる
という効果を奏する。
【0061】実施の形態5.図7はこの発明に係る多段
中継装置の別の実施の形態を示す構成図である。図7に
おいて、図4と同符号のものは同一または相当部分を示
す。14は高速で到着するセルを内部の処理時間まで保
持する受信バッファー、15はセル到着のゆらぎを吸収
するためのゆらぎ吸収バッファーである。
【0062】次に、図7に示した多段中継装置の動作を
説明する。回線側では統計多重効果を期待しているため
実際のデータ量よりも少ない回線が設定されることがあ
る。この為、一時的にトラフィックが増大すると各ノー
ドでセルのバッファリングが発生し、着ノードではそれ
がセルの到着間隔のゆらぎとなって現れてくる。すなわ
ち、発信側のデータは例えば16KのSTMデータであ
るので一定間隔でセルを発生しているが、着ノードでは
このセルの到着間隔がゆらいでしまう。一方、音声復号
化部2はSTM方式であるため一定周期でデータ読み出
す必要がある。この為、音声復号化部2にデータを渡す
場合にはデセル化部1がこのセル到着間隔のゆらぎを吸
収しなければならない。なお、ゆらぎ吸収は遅延回路に
よって行われるため、吸収したいゆらぎ分以上の遅延を
伴うのは止むをえない。
【0063】しかし、中継局の場合は音声復号化部2を
通らないため、あえてここでゆらぎ吸収をする必要はな
く最終的な着信局でまとめて揺らぎ吸収を行えば良い。
このため、本実施の形態では本来1つのバッファーでも
構成できるが、これを高速で到着するセルを内部の処理
時間まで保持する受信バッファー14とゆらぎを吸収す
る目的のゆらぎ吸収バッファー15とに分け中継局での
音声1リンク動作時は受信バッファーのみを経由し交換
機120に渡すように構成し、中継局の遅延を抑えてい
る。
【0064】この実施の形態によれば、中継局はゆらぎ
を吸収をする必要がないため、音声1リンク動作時に揺
らぎ吸収時間のディレーを少なく抑えられるという効果
を奏する。
【0065】実施の形態6.図8はこの発明に係る多段
中継装置の別の実施の形態を示す構成図である。図8に
おいて、図4と同符号のものは同一または相当部分を示
す。16はデセル化部1に設けられ、外部からの信号に
より読みだし時間を制御することのできる受信/ゆらぎ
吸収バッファーである。図7では受信バッファと吸収バ
ッファは別個の回路であったが、ここでは両者を1つに
まとめている。
【0066】次に、図8に示した多段中継装置の動作を
説明する。基本的な動作は実施の形態5と同じである。
自局が着信ノードの場合、デセル化部1は外部から到着
したセル信号のゆらぎを吸収する必要があるため、セル
が受信/揺らぎ吸収バッファー16に到着してもゆらぎ
を吸収したい分だけ待ってバッファー16から読みだ
す。また、自局が中継局の場合、デセル化部1は揺らぎ
吸収をする必要が無いので受信/ゆらぎ吸収バッファー
16にセルが1つでも入ったらすぐ読みだすように制御
して中継局での遅延発生を抑えている。
【0067】この実施の形態によれば、中継局での遅延
発生を抑えたので、音声1リンク動作時に揺らぎ吸収時
間のディレーを少なく抑えられるという効果を奏する。
また、受信/ゆらぎ吸収バッファを1つの回路にしたの
で、部品点数を実施の形態5よりも減らすことができる
という効果を奏する。
【0068】実施の形態7.図9はこの発明に係る多段
中継装置の別の実施の形態を示す構成図である。図9に
おいて、図4と同符号のものは同一または相当部分を示
す。17はデセル化部1に設けられ、セルの先頭を認識
するセル同期等を行うATMレイヤ制御部、18はデセ
ル化部1に設けられ、ATMレイヤ制御部17でセル同
期等を行った信号のシーケンスナンバ、音声制御情報等
を制御するAAL(ATM Adaptation L
ayer)制御部である。ここで、シーケンスナンバと
はセルの発信順序を示す番号である。
【0069】次に、図9に示す音声多段中継装置の動作
を説明する。基本的な動作は実施の形態5と同じであ
る。自局が着信局の場合、ATMレイヤ制御部17はセ
ルの先頭を認識するセル同期等の処理を行い、AAL制
御部18はセルヘッダのシーケンスナンバ、音声制御情
報等を制御する。ここで、AAL制御部18は音声復号
をする場合に必要な各種情報を検出し音声復号化部2に
渡す。
【0070】また、自局が中継局の場合にはATM処理
部17がATMヘッダの検出のみ行いそのペイロード部
分はそのまま擬似64K生成部に渡す。この場合、実際
のユーザデータレートの16Kに対してAALヘッダ部
の情報報分がプラスされて中継動作を行うこととなるが
特に問題を発生させること無く中継時の遅延を抑えられ
る。すなわち、ヘッダのAALは最終段で音声復号のた
めに必要なのであって、中継局では不要である。従っ
て、AAL処理を最終段のみで行えばよいのであって、
中継局でのAAL処理を省略する。
【0071】この実施の形態によれば、中継局でのAA
L処理を省略するので、音声1リンク動作時にAAL処
理時間のディレーを少なく抑えられるという効果を奏す
る。
【0072】実施の形態8.図10はこの発明に係る多
段中継装置の別の実施の形態を示す構成図である。図1
0において、図4と同符号のものは同一または相当部分
を示す。8は自局が中継局の場合にデセル化部1に蓄え
られたデータを64Kになるべく近い値にパッキングし
て取り込む擬似64K生成部である。
【0073】次に、図10に示した多段中継装置の動作
を説明する。セルが中継局のATM装置に到達すると、
デセル化部1は受信したセルをSTM形式の圧縮音声信
号へ変換し貯め込む。擬似64K生成部8はデセル化部
1から圧縮音声信号のレート(伝送速度、この例では1
6K)に合わせてSTM形式の圧縮音声信号を図12に
示すように有効/無効ビットとパターン2のビットとを
含めて交換機120が扱えるスピードに近い値になるよ
うにパッキングする。この場合、パッキングしたデータ
が有効である旨を示す1を有効/無効ビットに設定し、
更にパターン2を設定する。このパッキングしたデータ
は64KPCMサンプルタイム(125μS)毎に上記
の自チャネルから交換機120を経由してペアとなる相
手チャネルへ伝送される。上記パッキングしたデータを
受信した相手チャネルはこのデータ中の有効/無効ビッ
トをチェックして上記受信データが有効であることを認
識すると、このパッキングされたデータを元の16K圧
縮音声レートのデータに分解し、セル化した上て回線へ
送出する。
【0074】これにより、同一長のデータを中継する場
合、実施の形態1〜7での擬似64K(実質的には16
K)圧縮音声レートで行う場合(図11参照)よりもこ
の実施の形態での48K(有効/無効ビット及びパター
ン2を除いた6ビットに対応する部分)のレートで行っ
た方が中継装置でのATMノード間を伝送するデータの
上記処理回数がより少なくなるので、その分中継局での
処理時間を短くすることができる。
【0075】また、これにより、16K圧縮音声レート
で行う場合よりもデータを伝送しない時間(余り時間)
が発生するので、この余り時間では図13に示すように
伝送するデータが無効である旨を示す0を有効/無効ビ
ットに設定し、パターン2を設定した上で、この有効/
無効ビットとパターン2のビットとを含めた無効データ
を64KPCMサンプルタイム(125μS)毎に自チ
ャネルから交換機120を経由してペアとなる相手チャ
ネルへ伝送する。上記無効データを受信した相手チャネ
ルは有効/無効ビットをチェックしてこのデータが無効
であることを認識すると、次のデータを受信するまで処
理を中断する。従って、この無効データは回線へ送出さ
れない。
【0076】この実施の形態によれば、中継局における
有効データすなわちATMでの有音部データの処理時間
を短くすることができるため、音声1リンク動作時の遅
延時間を少なく抑えられるという効果を奏する。
【0077】実施の形態9.図14はこの発明に係る多
段中継装置の別の実施の形態を示す構成図である。図1
4において、図4と同符号のものは同一または相当部分
を示す。19はセルデータの中に圧縮音声以外のセルが
あった場合それを検出する64Kデータ検出部、20は
圧縮音声以外のセルの場合は音声圧縮/復号、疑似64
K生成/復元、パターン挿入部及びパターン検出部のい
ずれも通らず主データ速度のまま中継させる64K切り
替えスイッチ部である。
【0078】次に図14に示した多段中継装置の動作を
説明する。基本的な動作は上記実施の形態1〜8と同じ
である。ATMはマルチメディア通信に適応される場合
が多い。この場合、圧縮音声以外のセルがデセル化部1
に入力される可能性もある。本実施の形態では全ての呼
がSTM交換機120によって中継される可能性がある
ので、64KPCM形式の圧縮音声信号にしないと中継
ができないことになる。もし、FAXやコンピュータ等
の64Kデータのセルが到着した場合、これらの信号は
64Kをフルに使用しておりしかもこのデータは通信制
御データを多く含むため、パターンを挿入して一部でも
破壊されると、通信に致命的なダメージを与えることに
なる。従って、上記1〜8の実施の形態では対応ができ
ない。
【0079】このため本実施の形態では64Kデータ検
出部19がデセル化部1によって受信されたセルのAA
L情報やモデムを示すトーン信号等に基づいて64Kを
専有するデータ形式のセルを検出する。これらの信号を
検出した64Kデータ検出部19は64K切り替えスイ
ッチ20を制御し、音声圧縮/復号、擬似64K生成/
復元、パターン1、2挿入のいずれも通らずデセル化さ
れたデータが直接交換機120へ出力される。デセル化
側が64Kを専有するデータを検出した場合はセル化側
でも同様に交換機120からのデータは直接セル化部4
へ渡され回線へ出力される。すなわち、圧縮音声セルの
場合は前述したような音声1リンク動作となるが、64
Kを専有するようなデータのセルの場合はデセル化/セ
ル化のみで中継することとなる。
【0080】この実施の形態によれば、音声以外のマル
チメディア通信にも対応できるようになるという効果を
奏する。
【0081】なお、図14においてデセル化部1から6
4Kデータ検出部19へセルヘッダに基づく信号を出力
しているが、デセル化部1からではなく、外部から信号
(例えばモデムを示すトーン信号等)を64Kデータ検
出部19へ入力させてもよい。この場合も同様の効果を
奏する。
【0082】なお、すべての実施の形態で交換機が用い
られているが、この交換機に限らず他の中継手段を用い
てもよいことはいうまでもない。
【0083】
【0084】
【0085】
【発明の効果】 以上のように、 第3の発明によれば、パ
ターン1を用いて交換機の中継動作を検出し、パターン
2によりペアとなる相手チャネルが音声1リンク動作に
入っていることを確認するように構成したため、ペアと
なる相手の状態を厳密に監視でき、通信が確実に行われ
高精度な通信が可能になるという効果を奏する。
【0086】また、第4の発明によれば、疑似64K信
号に挿入するパターンのフレーム間隔の周期やパターン
の繰り返し回数であるフレーム保護段数を自由に設定で
きるので、切り替え処理時間などの要求に柔軟に対応で
きる効果を奏する。
【0087】また、第5の発明によれば、特定のパター
ン断で交換機が発生するトーキ等が発生したと考えトー
キが発生した側のみ音声圧縮部側に切り替えるように制
御し、シグナリング検出部により現在中継している呼が
切断されたことを認識し音声1リンク動作をリセットす
るように構成したため、交換機が発生するトーキ等に対
し、トーキが発生した経路はトーキを伝送し、トーキが
発生しなかった経路は音声1リンクを維持できるという
効果を奏する。
【0088】また、第6の発明によれば、特定のパター
ン断で交換機が発生するトーキ等が発生したと考えトー
キが発生した側のみ音声圧縮部側に切り替えるように制
御し、特定のパターン断かつ一定時間以上無音が続いた
場合に現在中継している呼が切断されたと認識し音声1
リンク動作をリセットするように構成したため、交換機
が発生するトーキ等に対し、トーキが発生した経路はト
ーキを伝送し、トーキが発生しなかった経路は音声1リ
ンクを維持できるという効果を奏する。
【0089】
【0090】
【0091】また、第9の発明によれば、デセル化部を
ATMレイヤ処理部とAALレイヤ処理部とで構成し、
音声1リンク時はAALレイヤ処理部を通らず疑似64
K生成部へデータを渡す様に構成したため、音声1リン
ク動作時にAAL処理時間のディレーを少なく抑えられ
るという効果を奏する。
【0092】
【0093】また、第11の発明によれば、64Kデー
タ検出部によりセルデータの中に圧縮音声以外のセルが
あった場合それを検出し、64K切り替えスイッチ部に
より圧縮音声以外のセルの場合は音声圧縮/復号、疑似
64K生成/復元、パターン関連部のいずれも通らず主
データ速度のまま中継するように構成したため、音声以
外のマルチメディア通信にも対応できるようになるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来およびこの発明に係る多段中継装置を含
む全体構成を示す構成図である。
【図2】 図1に示すこの発明に係る多段中継装として
ATM装置を用いた場合の該ATM装置の構成を示した
構成図である。
【図3】 図1に示すこの発明に係る音声多段中継装置
の構成を示したもので、ATM装置による音声多段中継
装置の任意の1対のチャネルおよび交換機を含めた構成
を示す構成図である。
【図4】 この発明に係る多段中継装置の別の実施の形
態を示す構成図である。
【図5】 この発明に係る多段中継装置の別の実施の形
態を示す構成図である。
【図6】 この発明に係る多段中継装置の別の実施の形
態を示す構成図である。
【図7】 この発明に係る多段中継装置の別の実施の形
態を示す構成図である。
【図8】 この発明に係る多段中継装置の別の実施の形
態を示す構成図である。
【図9】 この発明に係る多段中継装置の別の実施の形
態を示す構成図である。
【図10】 この発明に係る多段中継装置の別の実施の
形態を示す構成図である。
【図11】 この発明に係る多段中継装置で用いられる
一般的な疑似64K信号の例である。
【図12】 図10に示した多段中継装置におけるデー
タ有効時の疑似64K信号の例である。
【図13】 図10に示した多段中継装置におけるデー
タ無効時の疑似64K信号の例である。
【図14】 この発明に係る多段中継装置の別の実施の
形態を示す構成図である。
【図15】 従来の音声多段中継装置の構成図である。
【符号の説明】
1 デセル化部 2 音声復号部 3 音声圧縮部 4 セル化部 5 パターン挿入部 6 パターン検出部 7 切り替えスイッチ 8 疑似64K生成部 9 擬似64K復元部 10 パターン1挿入部 11 パターン2挿入部 12 パターン1/2検出部 13 シグナリング検出部 14 受信バッファー 15 ゆらぎ吸収バッファー 16 受信/ゆらぎ吸収バッファー 17 ATMレイヤ処理部 18 AALレイヤ処理部 19 64Kデータ検出部 20 64Kデータ切り替えスイッチ 120 交換機(LS) 121 音声圧縮部 122 疑似64K生成部 123 疑似64K復元部 124 音声復号部 1501 端末 1502 中継装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−55753(JP,A) 特開 平9−98169(JP,A) 特開 平5−83782(JP,A) 特開 平3−270424(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のルートと該第1のルートとは逆方
    向の第2のルートとを備えた交換機に接続され、 上記第1のルートへ音声信号を送信する第1ルート送信
    手段と上記第2のルートから音声信号を受信する第2ル
    ート受信手段とを有する第1のチャネルと、 上記第2ルート受信手段と同一またはほぼ同一の構成を
    備え、上記第1ルート送信手段とペアとなり、上記第1
    のルートから上記音声信号を受信する第1ルート受信手
    段と、上記第1ルート送信手段と同一またはほぼ同一の
    構成を備え、上記第2ルート受信手段とペアとなり、上
    記第2のルートへ音声信号を送信する第2ルート送信手
    段とを有する第2のチャネルとを備え、 上記第1ルート送信手段は、 回線側より入力されたATM形式の圧縮された音声信号
    である圧縮音声セルをSTM形式の圧縮音声信号へ変換
    するデセル化部と、上記圧縮音声信号を圧縮される前の
    音声信号に復号化する音声復号化部と、該音声復号化部
    に接続され、中継時にペアとなる第1ルート受信手段が
    中継を検出するためのパターン1を挿入するパターン1
    挿入部と、中継時に上記圧縮音声信号をそのまま別の伝
    送レートに乗せて出力する疑似64K生成部と、該疑似
    64K生成部に接続され、中継時に自チャネルとペアと
    なる相手チャネルとがすでに発信端から受信端までのE
    NDーEND間で圧縮と復号を1回のみ行う音声1リン
    ク動作に入っていることを上記第1ルート受信手段に通
    知するためのパターン2を挿入するパターン2挿入部
    と、上記疑似64k生成部の出力信号あるいは上記音声
    復号化部の出力信号のいずれかを選択するように切り替
    える第1の切り替えスイッチ部とを備え、 上記第2ルート受信手段は、 上記第2のルートからの音声信号を圧縮して圧縮音声信
    号を作成する音声圧縮部と、中継時に上記ペアとなる第
    2ルート送信手段からのパターン1またはパターン2を
    検出するパターン1/2検出部と、上記圧縮音声信号を
    圧縮音声セルへ変換するセル化部と、中継時に上記第2
    ルート送信手段の疑似64K生成部からの信号を上記圧
    縮音声信号へ変換する疑似64K復元部と、上記疑似6
    4k復元部の出力信号あるいは上記音声圧縮部の出力信
    号のいずれかを選択するように切り替える第2の切り替
    えスイッチ部とを備え、上記第2ルート受信手段のパタ
    ーン1/2検出部がパターン1信号またはパターン2信
    号を検出した場合に上記第1ルート送信手段の疑似64
    K生成部を選択するように第1の切り替えスイッチ部を
    切り替えると共に上記疑似64K復元部を選択するよう
    に第2の切り替えスイッチ部を切り替えることを特徴と
    する音声多段中継装置。
  2. 【請求項2】 パターン挿入部およびパターン検出部あ
    るいはパターン1/2挿入部およびパターン1/2検出
    部は検出するパターンのフレーム間隔周期やパターンの
    繰り返し回数であるフレーム保護段数を自由に設定する
    設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の音声
    多段中継装置。
  3. 【請求項3】 音声1リンク動作中であることを示すパ
    ターン信号が断になった場合はセル化側のスイッチのみ
    音声圧縮部側に倒す切り替えスイッチ部と、現在中継し
    ている呼が切断されたことを認識し音声1リンク動作を
    リセットするシグナリング検出部とを備え、中継手段が
    発生するトーキ等に対し、トーキが発生した経路はトー
    キをそのまま伝送し、トーキが発生しなかった経路は音
    声1リンクを維持することを特徴とする請求項1〜請求
    記載の音声多段中継装置。
  4. 【請求項4】 ペアとなる相手が音声1リンク動作中で
    あることを示すパターン信号が断になった場合はセル化
    側のスイッチのみ音声圧縮部側に倒す切り替えスイッチ
    部と、パターン信号断かつ一定時間以上無音が続いた場
    合に現在中継している呼が切断されたと認識し音声1リ
    ンク動作をリセットする制御部とを備えたことを特徴と
    した請求項1〜請求項記載の音声多段中継装置。
  5. 【請求項5】 デセル化部はセルヘッダのATMレイヤ
    を処理するATMレイヤ処理部とAAL(ATM Ad
    aptation Layer)レイヤを処理するAA
    Lレイヤ処理部とから成り、音声1リンク時はAALレ
    イヤ処理部を通らず疑似64K生成部へ信号を渡すこと
    を特徴とする請求項1〜請求項記載の音声多段中継装
    置。
  6. 【請求項6】 セルデータの中に圧縮音声以外のセルが
    あった場合それを検出する64Kデータ検出部と、圧縮
    音声以外のセルの場合は音声圧縮/復号、疑似64K生
    成/復元、パターン関連部のどれも通らず主データ速度
    のまま中継させる64K切り替えスイッチ部を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項記載の音声多段中継
    装置。
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