JP2866414B2 - 刺しゅう用ミシン - Google Patents

刺しゅう用ミシン

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、刺しゅう用ミシンに関し、詳しくは、刺し
ゅう針に振幅駆動手段を以て予定の振幅縫目を与えると
共に、刺しゅう対象の布を緊張保持する刺しゅう枠を回
転・移動手段を以て回転及びX・Y方向へ移動して自動
的にジグザグ模様を主とする刺しゅうを行うようにした
ものである。
従来の技術 従来、ジグザク刺しゅう用ミシンとしては、例えば、
特開昭63−203188号公報に開示されているタイプのもの
が提供されている。該タイプの刺しゅう用ミシンでは、
上下往復運動と共に振幅運動を行う針の下方の領域に、
モータ等の手段により該針に対して直角な同一平面内の
直交する2方向(X軸方向、Y軸方向)に変位する機構
を設け、該機構上に刺しゅうが施される布を緊張状態で
保持する刺しゅう枠と、該刺しゅう枠をモータ等の手段
により回転する手段を備えている。さらに、上記2方向
の変位及び刺しゅう枠の回転は夫々エンコーダ等の手段
により検出し、これらの検出した移動値をフロッピーデ
ィスク等に記憶するようにしている。
上記の刺しゅう用ミシンでは、まず、熟練者がジグザ
グミシンを用いて目的の刺しゅうデザインを1回だけ実
行する刺しゅう作業をモデルとして行っている。即ち、
熟練者が刺しゅう枠を手で保持して回転させながらX輔
方向およびY軸方向に移動させ、該刺しゅう枠に緊張保
持した布の所要点が刺しゅう針の垂直下方に位置するよ
うにして動かしながら刺しゅう模様を作成し、その際の
刺しゅう枠の運動、即ち、X軸およびY軸方向の変位、
回転を検出して、記憶させている。そのあとこの記憶デ
ータに基づきX軸及びY軸方向の変位手段、刺しゅう枠
の回転手段を制御して作動させ、熟練者が直前に行った
刺しゅう作業を再現するようにしており、所謂「例示学
習」方式が採用されている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記タイプの刺しゅう用ミシンでは、X軸方
向及びY軸方向の変位手段上に刺しゅう粋の回転手段を
設けた構成であり、刺しゅう枠の回転中心と針の位置関
係は、X軸方向及びY軸方向の変位により常に変化す
る。そのため、刺しゅう枠のX軸方向、Y軸方向及び回
転の初期位置の設定精度によって、再現時の位置精度が
左右され、初期位置が設定位置と僅かでも誤差がある
と、再現精度か劣るのみならず、程度によっては再現不
可能となる欠点がある。また、上記刺しゅう用ミシンで
は数値制御を行うためには複雑な手段が必要となる。
本発明の目的は、上記した従来の刺しゅう用ミシンの
問題を解決して、X軸方向、Y軸方向の変位、刺しゅう
枠の回転及び針の振幅を数値制御により容易かつ高精度
に制御し実行できる刺しゅう用ミシンを提供することに
ある。
課題を解決するための手段 従って、本発明は、上下往復運動する針を、該針の停
止時の中心軸線である中立点を中心として与えられた振
幅に揺動させる振幅縫製駆動手段と、上記針の中立点を
中心として、刺しゅう対象である布を緊張保持する刺し
ゅう枠を回転させるθ軸駆動手段と、該θ軸駆動手段に
より刺しゅう枠と一体に回転するように配置され、上記
θ軸駆動手段により回転駆動される刺しゅう枠を、上記
針の中立点に対して直交する平面内で変位させる変位手
段と、上記刺しゅう枠の上記中立点に対して直交する平
面内での変位の増分、回転角度の増分及び上記針の揺動
の振幅の増分を互いに独立に付与して、上記振幅縫製駆
動手段、上記θ軸駆動手段、及び上記変位手段を制御す
る制御機構とを備える刺しゅう用ミシンにおいて、上記
変位手段は、駆動用モータの回転が伝達されるロングピ
ニオンと、該ロングピニオンに係合すると共に一端が上
記刺しゅう枠と連結されたラックとをそれぞれ備え、互
いに直交する方向に刺しゅう枠を移動させるX軸駆動手
段及びY軸駆動手段からなり、かつ、刺しゅう枠に保持
された布上の任意の位置に刺しゅうを施すことが可能で
あることを特徴とする刺しゅう用ミシンを提供するもの
である。
作用 本発明に係る刺しゅう用ミシンでは、上記のように、
針の中立点に対して同心に回転するθ軸駆動手段上に該
刺しゅう枠を同一平面内の互いに直交する2方向に変位
させるX軸駆動手段及びY軸駆動手段を設けたため、X
軸及びY軸方向変位の増分、回転角度の増分、及び、上
記振幅の増分の4つの制御変数により容易に制御でき、
いわゆるジグザグ刺しゅう図柄を精度よく、簡単な制御
機構で作成することができる。
実施例 次に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図から第5図に示すように、本発明に係わる刺し
ゅう用ミシン1では、刺しゅう枠5を回転するθ軸駆動
手段2、X軸力向へ直線移動するX軸駆動手段3、Y軸
方向に移動するY軸駆動手段4を備え、さらに、針15を
上下垂直方向に往復作動するミシン駆動モータ13(第1
図から第4図には図示せず。)と、針15をその中立点C
を中心としてジグザグ振幅を与える振幅縫製駆動用ステ
ッピングモータ14(以下、振幅縫製駆動用モータと略
す)を、ミシンアーム12に内蔵している。
上記θ軸駆動手段2は、X軸駆動手段3とY軸駆動手
段4を搭載する円環プレート21と、上記ミシン1のベッ
ド11の下方に取付けられた台座22と、同じく円環プレー
ト21を同心に支持案内する台座22に取付けられた3つの
ガイドローラ23及び駆動小歯車24と、該駆動小歯車24の
動力源であるθ軸駆動用ステッピングモータ25(θ軸駆
動用モータと略す)を備えている。
上記円環プレート21は適宜の厚さで、その上面にX軸
駆動手段3とY軸駆動手段4が搭載されると共に、中空
部分21aの内部に刺しゅう対象である布を緊張状態で保
持する刺しゅう枠5を上記X軸及びY軸駆動手段3、4
を介して支持している。尚、上記中空部21aは単に刺し
ゅう枠5の移動を妨げないために設けたスペースであ
る。
上記円環プレート21の外周部には大歯車21bを刻設し
ており、上記駆動小歯車24と噛み合わせている。
ガイドローラ23は、円環プレート21の外周部と当接す
る円柱状部分23aと、円環プレートの一部分を載せる薄
厚の縁部23bからなり、台座22上に回転自在に軸支され
ている。上記駆動小歯車24は、上記した円環プレート21
の大歯車21bと係合すると共に、上記ガイドローラ23と
同様に円環プレート21を水平に保持した状態で載せる薄
厚の縁部24aを備えており、上記台座22に設けられたθ
軸駆動用モータ25の回転を円環プレート21に伝達してい
る。
上記ガイドローラ23及び駆動小歯車24は、円環プレー
ト21を配置したときに、円環プレート21の回転の中心が
針15の中立点Cに対して常に同心を保持する状態で円環
プレート21を回転および停止・保持するように配置され
ている。
X軸駆動手段3は、円環プレート21上の中心を挟んで
対向する位置に互いに平行に配置された一対のロングピ
ニオン31とX方向ラック32を備え、該X方向ラック32の
一端を円環プレート21の中空部分21aにおいて刺しゅう
枠5の外枠51と連結している。該連結機構とすることに
より、ロングピニオン31の回転駆動によってX方向ラッ
ク32をX方向に直線移動して刺しゅう枠5をX方向へ直
線移動させ、かつ、その際に該X方向と直交するY方向
に移動させることを妨げないようにしている。
また、夫々のロングピニオン31は歯車33、34を介して
X軸駆動用ステッピングモータ35(以下、X輔駆動用モ
ータと略す)の回転が伝達されるシャフト36の両端か
ら、傘歯車37、38を介して回転が伝達するようになって
いる。即ち、X軸駆動用モータ35の回転がシャフト36を
介してロングピニオン31に伝達され、X方向ラック32の
底面が円環状プレート21上を摺動して刺しゅう枠5がX
軸方向に直線的に変位するようになっている。尚、ロン
グピニオン31とX方向ラック32との噛み合いにおいて、
後述する刺しゅう枠5のY軸方向の移動に応じて、X方
向ラック32がロングピニオン31の軸線に沿ってY軸方向
へ移動自在となっている。
Y軸駆動手段4では、円環プレート21上に上記X軸駆
動手段3のロングピニオン31に対して直交する方向に配
置されたロングピニオン41と、Y軸駆動用ステッピング
モータ42(以下、Y軸駆動用モータと略す)を備えてい
る。上記ロングピニオン41は、X軸駆動手段3のロング
ピニオン31と同様に、上面にラック歯を有すると共にX
軸方向に摺動自在な長方形状プーレトからなるラック45
と係合している。該ラック45はその一端で刺しゅう枠5
と連結されている。Y軸駆動用モータ42の回転は、歯車
43、44を介してロングピニオン41に伝達され、ロングピ
ニォン41の回転により、ラック45がY軸方向に直線的に
移動して、刺しゅう枠5のY軸方向に変位を与えるよう
になっている。尚、ラック45は刺しゅう枠5のX軸方向
の移動に応じて、ロングピニオン41の軸線に沿ってX軸
方向に移動自在である。
上記X軸駆動手段3、Y軸駆動手段4、θ軸駆動手段
2、振幅縫製駆動手段及び針の上下往復運動を駆動する
ミシン駆動モータ13は、第5図に示す制御機構により制
御している。
該制御機構は、紙テープ、磁気テープ、フロッピーデ
ィスク等によって提供された刺しゅうの図柄情報61を読
取る図柄情報読取装置62と、読み取った情報をミシン駆
動モータ13の出力、円環プレート21の回転角度、刺しゅ
う枠5のX軸方向及びY軸方向の変位、針15の揺動の振
幅として記憶、処理する記憶・演算装置63を備えてい
る。さらに、制御機構はパルス発生装置65から発生した
パルスを夫々のパルス変換回路(θ軸パルス変換回路、
X軸パルス変換回路、Y軸パルス変換回路)66を介して
駆動回路67(θ軸駆動回路、X軸駆動回路、Y軸駆動回
路)により、当該駆動回路67の種類に従って変換され、
夫々θ軸駆動用モータ25、X軸駆動用モータ35、Y軸駆
動用モータ42、振幅駆動用モータ14をパルス制御してい
る。即ち、上記各モータ25、35、42、14に夫々針15が1
回上下動する1ステップ毎の、回転角度の増分Δθ、X
軸方向変位の増分ΔX,Y軸方向変位の増分ΔY、及び、
針の揺動の振幅Wの増分ΔWを制御デー夕として与える
ように構成されている。また、記憶・演算装置63からの
信号はミシン制御装置68を介してミシン駆動モータ13に
も送られ、起動、停止、速度の変更等を与えるようにな
っている。
次に、上記の構成からなる刺しゅう用ミシンの作動に
ついて説明する。
第6図から第8図において、最初の縫目の位置をP0と
して、次頁の表1で示すような値で1ステップ毎に、Δ
X、ΔY、Δθ及びΔWを与えた場合について説明す
る。
まず、最初のステップは、表1に示すように、ΔX=
−1.11、ΔY=−4.87、Δθ=4、ΔW=6なる制御値
が上記制御機構により、夫々X軸駆動用モータ35、Y軸
駆動用モータ42、θ軸駆動用モータ25及び振幅駆動用モ
ータ14に与えられる。上記夫々の駆動用モータが作動し
て、X方向ラック32及びY方向ラック45の変位及び円環
プレート21の回転変位により刺しゅう枠5の針15の振幅
方向に対する角度が変化する。
針15は上記の振幅で下降して、布上の縫目点[P1]に
突入し、[P0]から[P1]に渡って縫目を構成する。上
記[P0」点と[P1]点の位置関係は第8図に示すように
なっている。
尚、第8図において、C1(中立点)は理論的には針の
振幅の中心点であり、振幅W1=0の場合に縫目点を構成
する点である。
以降、上記の作動を繰り返して、第6図および第7図
に示すように、針15は、縫目点[P1]、[P2]、・・・
[P14]に縫目を着け、ジグザグ模様が作成されてい
く。
尚、表1の例では、円環プレート2の回転角度の増分
Δθ、X方向、Y方向の変位の増分ΔX、ΔY、振幅の
増分ΔWは例示のために、実際の数倍に拡大誇張されて
いる。
上記したように、X軸駆動手段3とY軸駆動手段4は
共に針15の中立点と同心に配置されたθ駆動手段2上に
搭載され、θ軸駆動手段2と共に回転する構成となって
いるため、夫々のステップの制御変数の値は他の制御対
象軸のデータには関係なく自由に変更することが可能で
ある。
第9図(A)〜(E)は制御データを種々に変更した
例を示しており、 (A)は基本図柄を示すもので、 (B)の図柄は基本図柄(A)のジグザグ振幅より細幅
とするもので、基本図柄(A)のデータの振幅Wにのみ
変更を加えている(ΔW×0.7)。
(C)の図柄は基本図柄(A)の縫目の傾斜を変更した
もので、基本図柄のデータのΔθにのみ変更を加えてい
る(Δ0×1.2)。
(D)の図柄は基本図柄(A)より全長を縮小するため
にΔYに変更を加えている(ΔY×0.7)。
(E)の図柄は基本図柄(A)の全体を縮小するため、
ΔXとΔYのそれぞれに変更を加えている(ΔX×0.
7、ΔY×0.7)。
上記のように基本図柄の制御データΔX、ΔY、Δ
θ、ΔWを自由に変更することにより、基本図柄の輪郭
大小、縦横比、縫目の振幅,傾斜角度を任意変化させる
ことが出来る。
かつ、上記のように、夫々制御変数の各ステップは独
立して変更可能であるため、図柄の開始点、すなわち最
初の中立点(C0)の位置を刺しゅう枠5に保持された布
上の任意の点に取ることがてきる。そのため、本実施例
では第10図に示すように、刺しゅう枠5に保持された布
の任意の場所に、同一の図柄情報を用いて第10図に示す
ように、図柄の向きや大きさを換えて、刺しゅうを自由
に作成することが可能となる。第10図中において、図柄
70aは基本図柄であり、70bは基本図柄のΔXの+・−を
入れ換えると共に、θを(180°−θ)に入れ換えたも
のである。70cは基本図柄のΔX、ΔY及びΔWを夫々
0.7倍すると共にθを(180°−θ)に変更したものであ
る。70dは基本図柄のΔYの+・−を入れ換えると共に
θを(180°−θ)に変更したものである。さらに、70e
は基本図柄のΔXとΔYの夫々の+と−とを入れ換えた
ものである。
次に、次頁に記載した表2のデータに従った別の実施
例の作動を第11図および第12図(A)〜(Q)を参照し
て説明する。
表2の実施例では、上記表1の実施例と同様に、Δ
θ、ΔX、ΔY及びΔWを制御変数として与えている。
第11図および第12図において、[P0]・・・[P16]は
縫目点、W1・・・W16は振幅、(C0)・・・・(C16)は
中立点を表している。
表1に示す実施例では、刺しゅうされる布にのみに着
目して作動を説明したが、表2に示す実施例では、第12
図(A)乃至第12図(Q)に示すように、1ステップ毎
の針15の中立点の移動に着目して説明する。
第12図(A)乃至第12図(Q)において線X及び線Y
は各ステップにおけるX軸方向及びY軸方向を表してい
る。即ち、線X及び線Yの交点は針15の中立点C、即
ち、円環プレート21の回転中心を表している。
第12図(A)に示すように、初期位置では針15は縫目
点[P0]を作った後に表2のステップ0に示すデータが
与えられ、刺しゅう枠5がX軸駆動手段3及びY軸駆動
手段4によりX軸方向に2.15、Y軸方向に3.87移動され
ると共にθ軸駆動手段2により40.72°回転され、針15
は振幅6.05で縫目点[P1]に突入し、第12図(B)に示
すように、縫目点[P0]から[P1]の間に縫目を形成す
る。以下、表2のステップ1からステップ15までの各制
御変数が与えられ、第12図(B)から第12図(Q)に示
すように、刺しゅう枠5に緊張保持された布は、X軸駆
動手段3、Y軸駆動手段4及びθ軸駆動手段2により針
の中立点Cの下を通過しつつ刺しゅうが作成されてい
く。
効果 以上の説明から明らかなように、本発明に係る刺しゅ
う用ミシンでは、刺しゅう枠は針の中立点(針の停止時
の中心軸線)と常に同心に回転するθ軸駆動手段により
回転変位すると共に該θ軸駆動手段と一体に回転するX
軸及びY軸駆動手段によりX軸方向およびY軸方向に変
位するように構成されているため、回転角度の増分、X
軸方向及びY軸方向の増分、更には針の揺動振幅増分等
の制御変数を他の制御変数に関係なく容易に変更するこ
とができる。そのため、刺しゅうされた図柄の長さ、巾
等の変更を容易に行うことが可能である。また、刺しゅ
う枠に保持された布上に任意の位置に刺しゅうを施すこ
とが可能である等の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る刺しゅう用ミシンの実施例の斜視
図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の左側面
図、第4図は第1図の正面図、第5図は制御装置の概略
図、第6図及び第7図は縫目構成を示す概略図、第8図
は第7図の一部拡大図、第9図(A)乃至第9図(E)
は制御データを変更して基本図柄を変更する例を示す概
略図、第10図は刺しゅう枠に緊張保持された布上に施さ
れる複数個の刺しゅう図柄を示す概略図、第11図は別の
実施例の刺しゅうの縫目構成を示す概略図、第12図
(A)万至第12図(Q)は刺しゅうの縫目構成が作られ
る状態を1ステップ毎に示す図面である。 1…刺しゅう用ミシン、2…θ軸駆動手段、3…X軸駆
動手段、4…Y軸駆動手段、5…刺しゅう枠、13、14、
25、35、42…モータ、15…針、21…円環プレート、31、
41…ロングピニオン、32、45…ラック。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05B 19/16 D05C 9/06 D05C 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下往復運動する針を、該針の停止時の中
    心軸線である中立点を中心として与えられた振幅に揺動
    させる振幅縫製駆動手段と、 上記針の中立点を中心として、刺しゅう対象である布を
    緊張保持する刺しゅう枠を回転させるθ軸駆動手段と、 該θ軸駆動手段により刺しゅう枠と一体に回転するよう
    に配置され、上記θ軸駆動手段により回転駆動される刺
    しゅう枠を、上記針の中立点に対して直交する平面内で
    変位させる変位手段と、 上記刺しゅう枠の上記中立点に対して直交する平面内で
    の変位の増分、回転角度の増分及び上記針の揺動の振幅
    の増分を互いに独立に付与して、上記振幅縫製駆動手
    段、上記θ軸駆動手段、及び上記変位手段を制御する制
    御機構と を備える刺しゅう用ミシンにおいて、 上記変位手段は、駆動用モータの回転が伝達されるロン
    グピニオンと、該ロングピニオンに係合すると共に一端
    が上記刺しゅう枠と連結されたラックとをそれぞれ備
    え、互いに直交する方向に刺しゅう枠を移動させるX軸
    駆動手段及びY軸駆動手段からなり、 かつ、刺しゅう枠に保持された布上の任意の位置に刺し
    ゅうを施すことが可能であることを特徴とする刺しゅう
    用ミシン。
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