JP2863666B2 - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP2863666B2
JP2863666B2 JP4059502A JP5950292A JP2863666B2 JP 2863666 B2 JP2863666 B2 JP 2863666B2 JP 4059502 A JP4059502 A JP 4059502A JP 5950292 A JP5950292 A JP 5950292A JP 2863666 B2 JP2863666 B2 JP 2863666B2
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雅一 廣井
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機や、レーザビー
ムプリンタ等の画像形成装置に装着するシート後処理装
置に係り、詳しくは画像形成後に積載部材上に排出され
たシートの取り出しを容易にしたソータの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置から排出
されたシートを仕分けるためのシート後処理装置とし
て、ソータがよく知られている。
【0003】このものは、画像形成装置の装置本体の下
流側の側面(一般的には左側面)に、上下方向に多数の
ビンを配設してなり、画像形成が済んで装置本体から次
々と排出されてくるコピー済みのシートを各ビンに順番
に仕分けしていくものである。コピー終了とほぼ同時
に、シートのページ合わせ(丁合)が自動的に完了する
ことから、事務所等で大変便利に使用されている。
【0004】各ビン上に積載されたシート束は、ソータ
の手前側(作業者側)、あるいは側面側(作業者側から
みて普通左側)から一部ずつあるいは複数部まとめて引
き出すようにして取り出す。
【0005】さらに、作業者がビン上に載置されている
シート束を手でつかみやすくするために、ビンの一部に
切欠きを設けている場合が多い。上述の構成において、
ソータからシート束を取り出すのに最も適した構成とし
ては、ソータのビン群の手前側の空間を解放し、更に各
ビンの手前側の一部に切欠きを設けたものである。手前
側からシート束を手で挟み込み、そのまま手前側に引き
寄せるようにしてシート束を取り出すものである。
【0006】なお、このような構成がとれない場合は、
ソータの側面側の空間を開放して、開放側のビンの側端
部の一部に切欠きを設けた構成をとるのがよいとされて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において、例えば、最もシート束が取り出し易いと
考えられるビンの手前側に切欠きをつけて、手前側から
シートを取り出す構成のソータを画像形成装置に接続す
る場合であっても後述するような問題がある。
【0008】その前に画像形成装置のシートハンドリン
グ基準について説明しておく。一般的に、画像形成装置
のシートハンドリング基準には、2つの方式がある。こ
れらは、シートの一方の側端縁を常に一定基準位置に沿
って搬送する片側基準ハンドリング方式と、シートの中
心を常に一定基準位置(基準線)に沿って搬送するセン
ター基準ハンドリング方式である。
【0009】前者は、排出されるシートの基準端(一般
的には手前側の側端縁)がシートのサイズ(シート送り
方向に向かって左右方向のシート幅をいう、以下同様)
によらず、常に一定基準線上にあり、排出されたシート
を例えば固定された突当板に突き当てて整列積載する場
合やシートを手差し給紙(画像形成装置に給紙する場合
をいう)する場合の突当板が固定位置に決まること、更
に、シートの側端縁が常に一定ライン上を通過するた
め、画像形成装置内でシートが搬送不良を発生した場
合、手前側に基準を設けておけばどんなに小サイズで
も、必ずシートの側端縁が手前側にあるため、画像形成
装置の奥側まで手を入れなくてもシートがつかめるの
で、ジャム処理時の作業性がよい等のメリットがある。
反面、シート幅の異なる全てのサイズのシートを安定的
に搬送するためには各サイズに対応して搬送補助ローラ
(コロ)のバランスを考慮しなければならず、前記補助
ローラ、コロのシート幅方向の数が増加傾向にあり、コ
ストアップにつながること、また全てのサイズのシート
で重心に対し、均等にバランスされた補助ローラ、コロ
の配置が困難であり、この点が、シートの重心(中心
線)と送り基準が合致しローラを送り基準に対し対称に
配置すれば全てのサイズのシートが重心に対し均等にバ
ランスされるセンター基準の構成より不利な点である。
また、複写プロセスの条件(画像形成条件)、例えばシ
ートを熱定着する定着ユニットの熱配光などの点から
も、センター基準の構成の方が有利であると考えられて
いる。
【0010】これら2方式のシートハンドリングが共存
しているわけであるが、近年では安定したシートハンド
リング条件、複写プロセス条件を有すると考えられるセ
ンター基準方式による画像形成装置が多くなりつつあ
る。
【0011】このような背景の中、画像形成装置に接続
してシステムを形成するシート後処理装置を考えた場
合、センター基準でシートが排出される複写機をターゲ
ットに考えるのが一般的となる。
【0012】上記センター基準の複写機にソータを接続
する場合、手前側からシートを取り出す構成のソータに
すると、幅方向の小さいサイズのシートを仕分けて出来
上ったシート束を取り出す場合、積重なったビン群の内
部まで手を挿入しなければならず、シート束の取出が非
常に困難となる。取り出し易さを考慮して、手でシート
束をつかみ出すための切欠きを大きくすると、シートが
切欠きから垂れ下がって積載条件が悪くなったり、ビン
の強度が低下して多数枚シートを載せることができなく
なる。
【0013】次に、ソータの側面側からシート束を取り
出す構成の装置においてはビンの切欠き位置を幅方向に
シフトしてやれば、切欠きの大きさを変更せずにセンタ
ー基準、片側基準の複写機に接続対応可能であるが、シ
ート送り方向に縦長のシートと短いシートの双方を積載
する仕様の場合、ビンのシート送り方向の切欠き量が大
きくなる。
【0014】そこで、本発明は、排出後の積載部材(ビ
ン)上のシートに対し、整合基準部材を退避させた上、
整合部材または押出部材によって積載部材の外側にむけ
て押出すことにより、積載部材のシート積載条件や強度
を低下させることなく、積載部材上からのシートの取出
を容易にしたシート後処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、排出されるシートを積載す
複数の積載部材を備えたシート後処理装置において、
前記複数の積載部材を貫通していて、前記積載部材上の
シートの一方の側端縁の位置を規制する規制位置と該シ
ートに対する位置規制を解除する退避位置とをとる整合
基準部材と、前記複数の積載部材を貫通していて、前記
規制位置にある前記整合基準部材に向けて前記シートを
付勢する付勢動作と前記整合基準部材による位置規制を
解除されたシートを取り出すべく前記積載部材の外側に
押し出す押出動作とを行なう整合部材とを備える、こと
を特徴とする。
【0016】つづいて、第2発明は、排出されるシート
を積載する複数の積載部材を備えたシート後処理装置に
おいて、前記複数の積載部材を貫通していて、前記積載
部材上のシートの一方の側端縁の位置を規制する規制位
置と該シートに対する位置規制を解除する退避位置とを
とる整合基準部材と、前記複数の積載部材を貫通してい
て、前記規制位置にある前記整合基準部材に向けて前記
シートを付勢する整合部材と、前記複数の積載部材のう
ちの一つに作用可能であって、前記整合基準部材による
位置規制を解除されたシートを取り出すべく前記積載部
材の外側に押し出す押出部材とを備える、ことを特徴と
する。
【0017】この場合、第1発明について、前記シート
に対する前記整合部材の付勢速度と押出速度とが異なる
ようにしてもよい。
【0018】また、第2発明について、前記シートに対
する、前記整合部材の付勢速度と前記押出部材の押出速
度とが異なるようにしてもよい。
【0019】さらに、第1発明と第2発明について、前
記押出速度を、前記付勢速度よりも低速にしたり、前記
シートの性状に応じて前記押出速度を変更したりするこ
ともできる。
【0020】
【作用】以上構成に基づき、整合基準部材を規制位置に
配置し、シートを複数の積載部材上に順次排出する。シ
ートの排出後、整合部材を付勢位置に移動させると、こ
の整合部材がシートの一方の側端縁を押して、各積載部
材上のシート全体を整合基準部材に向けて付勢移動す
る。これによりシートの他方の側端縁が、整合基準部材
によってその位置が規制され、シート全体が位置決め整
合される。その後、整合部材を待機位置に復帰させる
と、次のシートを次の積載部材上に排出することが可能
となる。つづいて前回と同様に、整合部材を待機位置か
ら付勢位置に移動させると、整合基準部材によって、同
じくシートの位置決めを行うことができる。この動作を
繰り返して、複数の積載部材上に所定枚数のシートを整
合基準部材に当接している側の側端縁を基準としてきち
んと整列させることができる。
【0021】次いで、複数の積載部材を貫通して規制位
置にある整合基準部材を退避位置に退かせる。そして、
整合部材または押出部材を押出位置に移動させる。する
と、これまでシートの一方の側端縁の位置を規制すると
ともにシートの移動を妨げていた整合基準部材がないか
ら、シートは積載部材の外側に向かって押し出される。
これにより、シートを積載部材上から容易に取り出すこ
とができる。この際、整合部材を移動させる場合(第1
発明)、各積載部材上のシート束が一斉に押し出され、
また押出部材を移動させる場合、1個の積載部材のシー
ト束が順次押出される。
【0022】一般に、シートの整合は、積載部材上にシ
ートが排出されて停止したら、なるべく低速で移動させ
た方がシート移動時の挙動が安定するが、整合時の整合
速度は接続される画像形成装置のシート処理速度に依存
される。即ち、積載部材上に排出されるシートを1枚毎
に整合基準側に移動させ整合するために、連続コピー時
に排出されたシートとこれに続くシートとの間の短時間
のうちに整合部材を移動させ上記動作を終了する必要が
ある。そして、この時間は装置本体の速度が速くなれば
なるほど短くなり、より高速で整合部材を移動させなけ
ればならないが、シート整合時はシートを1枚ずつ整合
基準側に押し付け整合しているため、高速のシート移動
整合も可能になっている。
【0023】しかしながら、積載部材上に整合されたシ
ートを一括で手前側に押し出す場合は、押し付けるべき
整合基準部材がないため前述シート整合時と同じ高速度
で移動させると、整合部材または押出部材が押出位置で
停止した際、シートが飛び出したり、また押す位置によ
ってはシート移動時、斜め等になって前述の整合動作で
整合させたシートに乱れが生じてしまうという欠点があ
る。また、整合時はシートを1枚ずつ移動させるため、
負荷は小さく整合部材の駆動装置も小型のものでよい
が、シートを一括で押し出す場合は負荷も大きくなり、
これに関与する装置が大きくなりがちである。
【0024】これらシートの飛び出し、シート姿勢の乱
れ、駆動装置の大型化等はいずれも整合部材または押出
部材のシートに対する押出速度を低下させることで解消
することができるものである。
【0025】
【0026】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例を説明す
る。
【0027】図1において、画像形成装置としての複写
機200は、装置本体201と、装置本体201の上部
に配設された原稿自動送り装置202と、装置本体20
1のシートSを排出する側に配設された折り装置203
と、更に、その下流に配設されたシート後処理装置とし
てのソータ1とを備えている。
【0028】そして、原稿自動送り装置202の原稿載
置台205に載置された複数の原稿206は、下位側の
ものから順に分離されて、装置本体201のプラテンガ
ラス207上にパス209を経て給送され、装置本体2
01の光学系210に読み取られ、読み取り終了後プラ
テンガラス207からパス211を経て原稿載置台20
5上の最上面に排出される。また、シートSは、デッキ
212から給紙されて、画像形成部213で画像(トナ
ー像)が形成され、定着部215によりこのトナー像が
定着されて、一般には折り装置203を素通りして、ソ
ータ1のシート搬入口10に搬送されるようになってい
る。
【0029】ソータ1は、図2及び図3に示すように、
1対の前後の側板3、ベース5及びカバー2からなるソ
ータ本体6を有すると共に、多数のビンB…を収納し、
ソータ本体6に形成されたガイドレール7に沿って上下
に移動し得るビンユニット9を備えている。
【0030】ソータ本体6には、装置本体201から排
出されるシートSを搬入するシート搬入口10が設けら
れており、該シート搬入口10から上記ビンユニット9
方向にかけて第1のシート搬送路11が構成され、また
該第1のシート搬送路11から分岐して第2のシート搬
送路12が構成されており、第1のシート搬送路11の
下流側にはノンソートシート(分類しないシート)を排
出する上部排出ロ−ラ対13が、また、第2のシート搬
送路12の下流側にはソートシート(分類するシート)
を排出する下部排出ロ−ラ対15が配置されている。
【0031】また、これら第1、第2のシート搬送路1
1,12の分岐部には搬入ロ−ラ対16及びデフレクタ
17が配置されており、該デフレクタ17は、ノンソー
トモード(シートを分類しないモード)が選択されると
シートSを第1のシート搬送路11へ誘導するように変
位し、またソートモード(シートを分類するモード)が
選択されるとシートSを第2のシート搬送路12へ誘導
するように変位する。
【0032】上記ビンユニット9は、図4に詳示するよ
うに、前側と奥側とに、直立部19aと底部19bとか
らなる1対の枠構造のビンフレーム19を有しており、
該ビンフレーム19の底部19b先端にはビンスライダ
20が取り付けられ、更にビンフレーム19の直立部1
9aとビンスライダ20とがそれぞれの上端部にてビン
カバー21で固定されている。なお、手前側のビンスラ
イダ20及び奥側の直立部19aは、それぞれの下端側
の一部のみを図示している。
【0033】そして、ビンフレーム19の下端部奥側に
支持板22が固設され、この支持板22と、ビンカバー
21とに設けられた回転軸心25を中心として回動可能
な上下のアーム23a,23bの先端に整合棒23cが
垂直に固定されて整合部材23が構成されている。整合
棒23cは、各ビンBに設けられた切欠き27を上下に
貫通し、ビンB上のシートSを手前側に整合するように
なっている。
【0034】また、前記回転軸心25を中心として扇形
ギヤ29が回動自在に支持板22上に配設されており、
この扇形ギヤ29に下アーム23bが固定されている。
そして、この扇形ギヤ29に噛み合うピニオン30が支
持板22の下側に固定されたパルスモータ31に取り付
けられている。
【0035】また、ビンカバー21の下側と、ビンフレ
ーム19との左側手前に垂直軸に軸支された上アーム3
2aと下アーム32bとの先端に垂直に整合基準棒32
cが固定され、整合基準部材32が構成されている。整
合基準棒32cは、各ビンBの切欠き26を上下に貫通
しており、図示しない駆動手段により整合基準部材32
が駆動されると、規制位置ア(図7参照)から退避位置
イに移動可能な構成になっている。
【0036】また、ビンユニット9に収納されたビンB
…は、図2に図示するように、その一端がビンスライダ
20のくし歯状溝に移動可能に乗せられており、また、
図5に示すように、その基端部にトラニオン33が回転
自在に挿入されており、該基端の前後にはピン35が固
設されている。そして、ピン35は前後の直立部(ビン
支板)19aにそれぞれ設けられているスリット36を
貫通し、このピン35とトラニオン33との間にはOリ
ング37が緩衝材として介装されている。そして、トラ
ニオン33は図2に示すようにガイドレール7に積み重
ねられるように嵌入されている。そして、最下位のトラ
ニオン33(本構成において最上下位のトラニオンはビ
ンを持たないトラニオンのみ)が図4に示すビンフレー
ム19の直立部19aに回転自在に支持された下部ガイ
ドコロ39に当接して、各ビンB…はビンユニット9に
ビン間隔がトラニオン33の径に等しくなるように一定
に保持されている。そして、ビンBは一端が上方になる
ように傾斜して支持され、最下部の基端部にストッパ
B′が設けられている。そして、ビンユニット9は上部
ガイドコロ40、下部ガイドコロ39をガイドレール7
に嵌入し、ガイドレール7に沿って全体が上下に移動し
得るようになっている。
【0037】一方、前記下部排出ロ−ラ対15の近傍に
は、図2、図7に示すように、ビンBcに収納したシー
トSを綴じ止めする2個の電動ステイプラ100a,1
00bがシートSの搬入方向に直交する位置に駆動手段
により矢印C方向に進退可能に配設されており、通常ビ
ンBの上下動の際に干渉しないように、位置カに退避し
ており、ビンB上のシートSの束を綴じ止めする際に、
位置キに移動してシートSの束を綴じ止めする。綴じ止
め、終了後、この電動ステイプラ100a,100bは
図示しない駆動手段により、位置カに復帰する。
【0038】また、電動ステイプラ100a,100b
は図示しないモータの回転によりステイプル動作を行な
い、複数のビンB…上のシートSを綴じ止めするとき
に、1つのビンBのシートSのステイプル終了信号を検
知後に、ビンユニット9が1ビン間隔移動して、次のビ
ンBに収納したシートSを綴じ止めするようになってい
る。
【0039】また、ビンBにはステイプラ100a,1
00bの進入する部分に切欠きB1,B2が設けられて
おり、ステイプラ100a,100bと干渉しないよう
になっている。
【0040】また、電動ステイプラ100a,100b
は2個設けられているため、操作者の選択により、いず
れか一方(1箇所綴)、または両方(2箇所綴)作動さ
せることができるようになっている。
【0041】ステイプラ100a,100bと下部排出
ロ−ラ対15とに対向する前後側板3に図2、図3に示
すようにカム軸ホルダ41が配置されており、図2に示
すようにモータ台42に軸受43が設けられていて、リ
ードカム軸45がこれらカム軸ホルダ41と軸受45と
に支持されており、このリードカム軸45にリードカム
46が固定されている。そして、プーリ47が軸45に
固定されており、このプーリ47をベルト49を介して
駆動するシフトモータ50がモータ台42の下面に取付
けられている。
【0042】また、リードカム46は下部排出ロ−ラ対
15に対向して位置し、図6に示すように、ビンBa…
Bdのトラニオン33a…33dがリードカム46の螺
旋溝46aに載せられて、ビンBa…Bdの間の幅Xが
開拡されるようになっていて、下部排出ロ−ラ対15か
らのシートSの受け入れを容易にし、また、電動ステイ
プラ100a,100bの作動がし易いようになってい
る。
【0043】また、ガイドレール7は、その一部が湾曲
していて、例えばビンBcが手前側に突出するようにな
っているのも同様の目的を有する。
【0044】本実施例は以上のような構成からなるの
で、装置本体201から排出されるシートSは、シート
搬入口10からノンソートモード(シートを分類しない
モード)、あるいはソートモード(シートを分類するモ
ード)で変位するデフレクタ17に誘導されて第1のシ
ート搬送路11、あるいは第2のシート搬送路12に導
入される。
【0045】そして、ノンソートモードが選択された際
にはシートは第1のシート搬送路11を通って上部排出
ロ−ラ対13によりビンユニット9の最上位のビンとし
て作用するビンカバー21に排出・収納される。
【0046】また、ソートモードが選択された際には、
ビンユニット9は、リードカム46の回転によりトラニ
オン33がリードカム46の螺旋溝46aにより順次移
動されて、下部排出ロ−ラ対15に対向する位置とステ
イプラ100a,100bに対向するビンB…の間に図
6に示すように、他のビンB…の間隔より広い開口部X
を3箇所形成すると共に、移動するトラニオン33にて
上部ガイドコロ40が押されて移動する。そして、シー
トSは第2のシート搬送路12を通って下部排出ロ−ラ
対15により第1のビンB1から順に開口された次位の
ビンB…へと排出・収納される。
【0047】そして、例えば、下部排出ロ−ラ対15に
対向する位置に移動されたビンBbにシートSが排出さ
れると、シートSは後端ストッパB′を下にして、傾斜
して配置されたビンBb上を自重で後端ストッパB′に
向けて移動する。
【0048】そして、図4、図7に示すように、整合基
準部材32がシートSの規制位置アへ既に図示しない駆
動手段により移動されているので、整合部材23はシー
トSのサイズに応じたパルス信号に基づいて、パルスモ
ータ31により整合棒23cが待機位置ロ(図7参照)
から矢印E方向に所定量だけ、つまり付勢位置ハまで移
動してシートSの側端縁を整合基準部材32に押し付け
る。ついで、整合棒23cは、次のシートSの排出に備
えて待機位置ロに戻る(シートSが装置本体201から
図7に示す線ホに沿って片側基準で排出されるようなと
きでも、線ヘに整合されることは勿論である。)。上述
動作が繰り返されて1個のビンBcに複数のシートS…
がその側端縁を整合基準部材32に、また後端縁をビン
BのストッパB′に当接して整合される。
【0049】また、整合部材23は全ビンB…に亘って
貫通しており、他のビンB…に収納されたシートS…も
同様に整合される。
【0050】そして、ビンB…に排出・収納されたシー
トSの綴じ止めは選択可能であり、綴じ止めモードが選
択されない場合にはソータ1の動作はここで一旦終了す
る。
【0051】また、綴じ止めモードが選択されると、図
示しない制御手段の綴じ止め開始信号により電動ステイ
プラ100a,100bは図2に示すように位置カから
実線にて示す綴じ位置キまで移動する。
【0052】この際、電動ステイプラ100a,100
bのヘッド部111は、例えば図2に示すように、綴じ
止めすべきシートSを収納するビンBcと上位のビンB
bとの間に形成された開口部Xに、またアンビル部11
2は下位の開拡部Xに進入し綴じ位置に移動する。
【0053】そして、電動ステイプラ100a,100
bが綴じ位置キに移動すると、図示しない制御手段から
綴じ止め許可信号が出されて、電動ステイプラ100
a,100bの駆動が行なわれ、図7に示すように、シ
ートS…に針113が打ち込まれる。
【0054】また、針113の打ち込みが終ると、電動
ステイプラ100a,100bは位置カ(図2参照)ま
で戻されて1つのビンBcについての綴じ止め動作が終
了する。
【0055】なお、複数のビンB…の綴じ止め動作にお
いては、シートSを排出・収納された最後のビンBから
順次綴じ止めを行なえば最も効率的である。この際、ビ
ンシフト完了信号に基づいて電動ステイプラ100a,
100bの一連の動作を行ない、該電動ステイプラ10
0a,100bの一連の動作完了信号により、次のビン
シフト動作を行ない、これを繰り返すことにより自動的
に綴じ止め動作を完了する。
【0056】本実施例ではビンユニット9のビンフレー
ム19に整合基準部材32を設けると共に、ビンユニッ
ト9に整合部材23を装着しているため、ビンB内のシ
ートSを確実に整合することができる。また、シートS
の整合を全ビンB…に設けた切欠き27に貫通させた整
合棒23cを移動して行ない、かつ整合部材23がビン
ユニット9に搭載されていることによりビンB内にシー
トSが排出された後は勿論、ビンシフトの途中でも整合
部材23の移動によりシートSの整合は可能である。即
ち、シートSのビンB内に進入途中以外であれば、シー
トSはいつでも整合される。
【0057】更に、本実施例では整合部材23、整合基
準部材32の移動を回転軸を中心にして行ない、かつ該
回転軸がビンユニット9に一体で配置されているため
に、常に安定したシートの整合が可能である。
【0058】また、図6に示すように、電動ステイプラ
100a,100bの配置位置に対向して3個所の開拡
部Xを同時に設けたので、電動ステイプラ100a,1
00bのシート綴じ止めの際に、ヘッド部111とアン
ビル部112とが図2に示すように、容易に綴じ止め位
置に移動し得ると共に、下位のビンBに収納したシート
Sに干渉することなく確実にシートを綴じ止めすること
ができる。
【0059】次に、本実施例におけるシートSの移送に
ついて動作説明をする。
【0060】前述のように、整合基準部材32の整合基
準棒32cを、図7の規制位置アに配置し、この整合基
準棒32cに対し、シートSの一端が整合棒23cの待
機位置ロから付勢位置ハに、またその逆に揺動させるこ
とによって、シートSの突当、整合がなされた後、ステ
イプルモードの時は、前述の説明のようにステイプルが
なされ、ステイプルモードを選択していない場合は、最
終排出のシートSの整合を終了時の信号によって、整合
基準棒32cを図示せぬ駆動系によって、ホームポジシ
ョンである退避位置イまで移動する。これによって、シ
ート束のA方向の規制がなくなる。整合基準棒32cの
ホームポジション復帰信号によって、整合棒23cを待
機位置ロ(又は付勢位置ハ)から押出位置ニに移動する
ことによって、シート束群の一方の側端縁が一括して図
7のトの位置(同図の二点鎖線)まで押し出される。そ
して、整合棒23cはホームポジションである待機位置
ロまで復帰し、一連の動作を終了する。
【0061】ステイプルモード選択時には、最終シート
束のステイプル終了信号によって、前述同様のシート束
移送動作が実施される。このシート束移送動作によっ
て、シートSの一端側(図7ト側)がビンBの上面から
開放され、各シート束が図7のA側から取り出し易くな
る。
【0062】本実施例におけるブロック線図を図8に、
またフローチャートを図9に図示する。
【0063】図8のように、画像形成装置全体を制御す
る制御装置(CPU)111には、ROM112、RA
M113、そしてインタフェイス(I/O)114,1
16を介して、整合棒ホームポジションセンサS11、
整合基準棒ホームポジションセンサS12をはじめとす
る各センサ(S1〜S16)、更に、ビンユニット駆動
モータ(シフトモータ)50、整合棒駆動モータ(パル
スモータ)31をはじめとする各駆動源(M1〜M5)
が連結されている。
【0064】図9に沿って、ソートモードの動作につい
て説明をする。
【0065】装置本体201からのビンユニット9をホ
ームポジションへ戻すか否かのビンイニシャル信号があ
るか否かを判断し(S401)、ありである場合のみビ
ンユニット9をホームポジションに移動し(S40
2)、次にソート排出口15を選択するためにフラッパ
ソレノイドM5をオフする(S403)。サイズ確定信
号がくるのを待ち(S404)、サイズ確定信号がきた
らサイズを確定し(S405)、その後1枚目のサイズ
確定であるかどうかを確定して(S406)、1枚目で
ある場合のみ整合基準棒32cを規制位置ア(図7参
照)へ位置決め停止し(S407)、整合棒23cを付
勢位置(幅寄せ位置)ハに移動する(S408)。装置
本体201からの排紙信号を待ち(S409)、排紙信
号がきたら整合棒23cを付勢位置ハに対してシートS
の幅方向で所定距離逃げた待機位置ロまで移動する(S
410)。整合基準棒32cは一連のシートSの排出終
了まで規制位置アに位置決め停止させておく。
【0066】次にビンB内にシートSを排出する搬送動
作を行い(S411)、整合棒23cを付勢位置ハまで
移動する(S413)。ビンBのシフト動作に関して
は、シートSを排出する動作と整合棒23cを付勢位置
ハまで移動する動作との間に行うがフローチャートでは
省略する。
【0067】S414ではステイプル信号があるか否か
を判断し、ありの場合のみステイプル動作を行い(S4
15)、その後、シート束押出信号があるか否かを判断
し(S416)、ありの場合、整合基準棒32cを退避
位置イ(シートSを手前側に押し出す経路から退避した
ホームポジション)に移動(S417)した後、整合棒
23cを押出位置ニ(シート束を手前側に押し出す)に
移動して(S418)、再び整合棒23cを退避位置ロ
へ移動してプログラムはメインルーチンに戻る。
【0068】本実施例においてはステイプルソートモー
ドを選択時にはステイプル動作、シート束押出動作まで
連続して行ってしまうが、ノーマルのソートモードのみ
選択時には、S414の前で一時的に動作を中断し、図
示せぬマニュアルステイプルボタン、マニュアル束押出
ボタンによって、もしステイプルが不要な場合は束押出
ボタンのみをONすれば、ステイプル動作をしないでシ
ート束の押出がなされ、マニュアルステイプルボタンを
押せばS414以降のルーチンにてステイプル後、シー
ト束押出動作を実施する。
【0069】本実施例においては、上述のようにソート
モードを選択した場合、ソート動作終了後に、マニュア
ルにてステイプル動作を選択できるように構成した。ま
た、ステイプルする場合の束押しは、ステイプル→束押
しの順に構成したため、マニュアルステイプルボタンの
ほかにマニュアル束押しボタンを設けたが、一連の動作
選択モード、例えばステイプルソート束押しモード、ソ
ート束押しモードにあらかじめ分け、ソート束押しモー
ドを選択すると、ソート終了後自動的に束押しを実施す
る構成にもできる。
【0070】図9には、ソートモードのフローチャート
ということで説明したが、S414以降は、ソート終了
後の処理に関してのフローチャートでもある。
【0071】次に、整合棒23c移動速度を変化させる
実施例について説明する。
【0072】前述したシートSの次のシートSが同一ビ
ンBまたは上下のビンBに排出されるまでの間に整合棒
23cが待機位置ロと付勢位置ハとの間を往復動するこ
とにより規制位置アにある整合基準棒32cに押し付け
シートSの側端縁をヘの位置にして整合される。このと
き、シートSの一方の側端縁がホからヘに移動する速度
α、つまり整合棒23cの整合部のロからハへの移動速
度のうちのシート幅方向の分速度(以下「付勢速度」と
いう)は前述したように装置本体201から排出される
シートS間の時間で行える所定速度(モータ速度でα′
PPS(パルス速度))に設定されている。ここで、ロ
からハ、ハからロの速度を同速度としてもよいし、上記
シートS間の時間で移動可能であればシートSの移動安
定性を考慮して、ロからハの付勢速度αをハからロの速
度より遅くしてもかまわない。そして、上述整合が終了
すると前述の説明のようにステイプルがなされ、ステイ
プルを選択していない場合は、最終排出のシートSの整
合を終了時の信号によって整合基準棒32cを図示せぬ
駆動系によって退避位置イまで移動する。これにより、
シート束のA方向の規制がなくなる。整合基準棒32c
のホームポジション復帰信号により、整合棒23cを待
機位置ロから押出位置ニに移動することによって(ここ
で、ハからニの位置の動作としてももちろん構わな
い。)、シート束群の一側端縁が一括してトの位置まで
押し出される。そして、整合棒23cは待機位置ロまで
復帰し、一連の動作を終了する。ステイプルモード選択
時には、最終シート束のステイプル終了信号によって前
述同様の束移送動作が実施される。ここで、このシート
側端縁がへからトの位置へ移動する速度β、即ち、整合
棒23cが待機位置ロ又は付勢位置ハから押出位置ニま
で移動する速度のうちのシート幅方向の分速度(モータ
速度β′PPS)は前述の整合時の付勢速度αよりも所
定量遅い速度(α>β,α′>β′)に設定されてい
る。すなわち、前述した整合時のようにシートSを1枚
ずつ整合基準部材32に押し付けるシート移動動作と異
なり、シートSの束を規制部に押し付けるのではなくビ
ンB上を移動させるため、移動時及び整合棒23cの停
止時(ニの位置)でシート束がだれを生じないような速
度に設定されている。
【0073】また更に、モータの回転速度はα′PPS
からβ′PPSに遅くなっているためにモータのトルク
は大きくなる。すなわち、整合時の負荷よりもシート束
群移動時の負荷は大となるが、シート束群移動時は低速
で移動させているために新たにモータ等を追加したり、
大型のモータを使用する必要もなく同一のモータでの上
記動作が可能になる。
【0074】以上のシート束搬送動作によって、シート
Sの一方の側端縁をトまで移動させてビンBの端から突
出されることができるから、各シート束をA方向から取
り出すときの作業性が格段に向上する。
【0075】なお、本実施例ではステイプルモードを選
択しない場合、シート束を排出位置(ホの位置)から整
合位置(ヘの位置)に移動後、束取出位置(トの位置)
に移動させたが、ステイプルを行わないため整合の必要
がない場合、上記構成において、排出位置ホから整合動
作を行わずに押出速度βで束取出位置トにシートSを移
動させても何らさしつかえない。
【0076】本実施例では、整合棒23cを円弧運動さ
せるため、シート移動速度はシート移動中、ビンB上の
位置で若干異なるが上記付勢速度αと押出速度βの関係
は押出速度βの最大値が付勢速度αの最小値より小さけ
ればよい。また、整合棒23cを円弧運動ではなく直線
往復運動としてもよいことはいうまでもない。
【0077】なお、本実施例のフローチャートは、図9
に図示する前述の実施例のフローチャートを、一部変更
したものとなる。即ち、図9のS408、S413のに
おける整合棒23cの移動速度をαとし、またS418
における整合棒23cの移動速度をβとしたものであ
る。
【0078】以上の説明において、整合時の付勢速度α
と押出時の押出速度βを、α>βの2種の速度に設定し
たが、押出速度βは、ビンB上のシート積載枚数に応じ
て可変にしてもかまわない。すなわち、全ビンB上に積
載されたシートSの枚数をカウントし、枚数が少ない時
はβ とし、枚数が多くなるとβ ,β …β
という複数の束移動速度に設定(α>β >β
>β >…>β)することにより、負荷の小さい束
ずれしにくいシート枚数時はある程度速く、負荷の大き
い束ずれしやすい時はゆっくりと移動することにより束
ずれ、負荷変動に対して有効である。
【0079】また、積載されるシートサイズによっても
上述した速度可変にすること(ラージサイズは低速γ
、スモールは高速γ (α>γ >γ )によ
り同様の効果が得られる。
【0080】更に、前述したシートSの枚数、シートサ
イズの両方の要因(性状)により速度を可変にしてもよ
いのは勿論である。
【0081】以上本発明において、整合部材23の駆動
をパルスモータ31で行ったが、これに代えてDCモー
タ等を用い、付勢速度αと押出速度βを印加電圧等の変
化によって可変にしてもかまわないし、モータの回転数
は一定でギヤ列を切換えることによって速度を可変にし
てもかまわない。
【0082】また更に、特願平3−80818号明細書
にて開示したように(図10)、ソータにスタッカST
を設け、1ビンずつシート束取り出しを行う束押し部材
300を有する構成においても、整合棒23cの付勢速
度αと束押し部材300による押出速度βをα>βとす
ることで前述同様の効果を得ることができる。
【0083】また、上記構成においてスタッカをもたな
いソータ1のみの構成として、前述同様手前側でシート
束取出を行うのを整合部材23ではなく束押し部材30
0で行っても、もちろんかまわない。更に、手前取り出
し用にシートSの移動を行うのに前述同様ビンB上の積
載枚数をカウントし、少数時は整合部材23で一括取り
出しを行い、枚数が多い時は束押し部材300で1ビン
ずつ手前に押し出す構成にすれば整合部材23やその駆
動用のモータを一層小型化することも可能となる。
【0084】以上、手前取り出し時のシート束移動のみ
述べてきたがシート整合位置とステイプル位置とが異な
る場合もシート移動速度を前述同様に設定すればよい。
すなわち、ステイプル位置の側端縁がシート排出位置ホ
の側端縁より遠くて整合のため移動距離が大きい場合
は、シート排出位置ホの付近で付勢速度αで整合し、整
合後は押出速度βでステイプル位置まで移動させればよ
い。
【0085】次に、ステイプル位置を図7のKから図1
1に示すL(K>L)にする時の上記動作について図1
1を用いて説明する。
【0086】シートSの排出時の側端縁位置は前述同様
ホの位置で行われ、整合時はヘの位置に速度αで整合さ
れる。整合が終了すると、次に整合基準棒32cがオの
位置に速度βで全ビンBのシート束を移動し(ワの位
置)、ステイプルがシイトSの側端縁からLの距離に行
われる。
【0087】以上の構成(α>β)にすることにより、
前述同様シート束の乱れの生じない束移動が可能とな
る。その後、シートSを前述同様手前取出位置に整合部
材23を用いて移動させてもよい。
【0088】他の実施例としてシート束を一括して手前
側(作業者に対し)に押し出す他の構成を図15、図1
6に図示する。図15は装置上視図、図16は略側面図
である。
【0089】ビンBの上下駆動は、前後のリードカム3
01,302によって行う。ビン303の一端側にはリ
ードカム301,302と係合するコロ部303a,3
03bを配置した本実施例と同一駆動構成をとる。
【0090】排出されたシートSは、ビン303に排出
される。ビン303がリードカム301,302によっ
てシフトアップすると、ソータ1のA領域方向に移動
し、反対にシフトダウンすると、B領域方向に移動す
る。即ち、全てのビンBがシフトアップして、A領域に
達した時に、ビンユニットが上部のホームポジションに
位置したことになり、ビンユニット(各ビン)の手前側
が開放される。
【0091】ビンBがB領域にある時は、ビンBの幅方
向の規制部材(整合基準部材)305が配置されている
ため、ビンBがB領域にある時、整合棒304(図1
5)と、規制部材305によってシートSの整合がなさ
れる。ソーティング時にはシートSが排出されるビンB
は、必ずB領域にあり、往復ソートが繰り返されるとシ
ート排出ビンBは、A領域、B領域への進入を交互に繰
り返す。B領域で一度整列されたシートSは、手前の規
制部材305がなくても、再び整合棒304にて押圧さ
れたり、ビンシフト動作しても乱されることはない。
【0092】このようにして、シートSの整列がなされ
た後、ステイプルモードが選択されていた場合は、最終
シート排出ビンBに積載されたシート束より、ステイプ
ラ306によってステイプルを順次開始する。原稿が偶
数枚の時、最終シートSが排出された時、ビンユニット
中のビンBは全てB領域(下降位置)にあり、最上ビン
Bから順にステイプルが行われ、最下ビンをステイプル
後、1ビンシフトするとステイプルされたビンBが全て
A領域に位置される。この状態で、整合棒304にて一
括してシート束を図10のK 方向に押し出し、シー
ト束の側端部がビン303の端部303cから突出した
位置S にて停止されることによってシート束移送を
完了することが可能となる。原稿が奇数枚の時、最終シ
ートSが排出された時、最終シート排出ビンBのシート
束からステイプルを順次開始すると、全てのビンBがス
テイプルを完了した時点で、全てのビンBはB領域(下
限のホームポジション)に位置する。そして、この状態
ではシートSの手前側に規制部材305があるので、シ
ート束の押出ができないので、シート束の載っているビ
ンB全てがA領域までシフトアップされ停止し、その
後、整合棒304によってS →S へ、シート束
が移送される。ステイプルソートモードを選択しない場
合でも、最終シートSをビンBへ排出した時点にて、シ
ート束の載ったビンBがB領域にある場合は、必ずそれ
ら全てのビンBをA領域までシフトアップしてから、整
合棒304によってシート束の側端部をS →S
へ一括的に束移送するように動作させる。
【0093】この場合、原稿が奇数枚か、偶数枚かで束
移送を完了するまでの時間がビンをシフトアップする時
間分異なるが、そのデメリット以上にシート束をソータ
の上部A領域にて取り出せるために、シート積載トレイ
が床面から適当な高さに位置し、オペレータが立ったま
まの状態でしゃがまずに作業できて、手前取出と相俟っ
てますます操作性を向上させることが可能となる。ま
た、この場合において整合速度と一括束押出移動速度を
前述同様の構成とすることにより更なる効果が得られ
る。
【0094】なお、以上説明した構成でも整合棒304
を利用した一括的なシート束の移送が可能となる。
【0095】上述の実施例においては、ソータ1が、整
合部材23、整合基準部材32を有し、リードカム46
によるビン移動タイプのものと1本の整合部材により整
合を行うビン移動タイプのものとについてシートS及び
束移動の構成、速度による効果を述べたが、その他に1
本の整合棒で行う例として基準壁を退避可能な構成で上
記効果を得る構成としてもよいし、またリードカムによ
るビン移動タイプの他に、例えば図12に示すリンク9
50によりビン間を開閉するタイプ(特開昭58−17
063号)や図13に示すゼネバ型ソータ(特開昭60
−223764号)やビン固定タイプやトレイを1つし
かもたないフィニッシャ(実開昭62−20046号)
や図14に示すソータユニット900を2つもちソート
ステーション901と後処理ステーション902を交互
に移動するリミットレスソータ903(特願平2−33
2688号)の後処理ステーション部に用いるものであ
っても同様の効果を得られることは述べるまでもない。
【0096】更に、ステイプラの代わりに穴あけ、のり
付等の後処理手段を設けてももちろんかまわない。
【0097】加えて、以上の全ての実施例において、コ
ピー終了後、排出されたビンB上のシートSを取り出す
際に、ビンB全体を可能な限り、シフトアップするとよ
い。これにより、腰を屈めたあり、しゃがんだりするこ
となく、楽な姿勢で簡単にシートSを取り出すことがで
きる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、排出時のシートを
整合させる整合基準部材を退避させ、シート束を常にオ
ペレータの取り出し易い位置まで押し出して、作業性を
向上させることができる。更に、シートを載置する積載
部材に、シートを取り出すための切欠きを必ずしも設け
る必要がなく(設けても構わない)、もし、なくせば積
載部材の強度を確保できるので、積載性向上、最大積載
枚数の向上(最大スペック)が可能となる。また、シー
ト束の押出しを、複数の積載部材を貫通している整合部
材によって行うことによっては、各積載部材上のシート
束を一斉に基準部材に整合できるばかりでなく、各積載
部材上のシート束を一斉に積載部材の外側に押出して、
操作性を向上でき、かつ、押出しのための特別な部材、
装置等を追加装着する必要がなく、全体構成を簡略化す
ることができる。また、シート束の押出しを、押出部材
により押出すことによっては、整合部材により基準部材
に整合された各積載部材上のシート束を、各積載部材毎
にそれぞれ押出部材により積載部材の外側に押出され、
他の積載部材の外側に押出されたシート束に邪魔される
ことなく、シート束毎に確実かつ容易に取出すことがで
きるまた、整合部材の押出速度を付勢速度に対して異
ならせるか、又は押出部材の速度を整合部材の付勢速度
と異ならせることにより、画像形成装置のシート処理速
度に対応するシート束の整合が行うことができると共
に、シート束の押出しに際して、整合されたシート束が
乱れることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート後処理装置とそれを装着し
た画像形成装置の概略を示す縦断面図。
【図2】シート後処理装置の縦断面図。
【図3】シート後処理装置の一部破断斜視説明図。
【図4】ビンユニットの斜視説明図。
【図5】ビンに装着したトラニオンとこれを駆動するリ
ードカムの詳細図。
【図6】リードカムによるビンの開口動作を示す動作説
明図。
【図7】整合部材と整合基準部材の動作説明図。
【図8】ソータのブロック線図。
【図9】ソータの動作を示すフローチャート。
【図10】束押し部材の動作説明図。
【図11】ステイプル位置を変更するときの整合部材の
動作説明図。
【図12】ビンを開口させる機構の他の実施例。
【図13】ビンを開口させる機構の更に別の実施例。
【図14】シート後処理装置の他の実施例の概略を示す
縦断面図。
【図15】整合基準部材に他の実施例を示す平面説明
図。
【図16】同じく側面説明図。
【符号の説明】
1 シート後処理装置(ソータ) 23 整合部材 32 整合基準部材 201 装置本体 300 押出部材 B ビン S シート ア 規制位置 イ 退避位置 ロ 待機位置 ハ 付勢位置 ニ 押出位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 39/11

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されるシートを積載する複数の積載
    部材を備えたシート後処理装置において、前記複数の積載部材を貫通していて、 前記積載部材上の
    シートの一方の側端縁の位置を規制する規制位置と該シ
    ートに対する位置規制を解除する退避位置とをとる整合
    基準部材と、前記複数の積載部材を貫通していて、 前記規制位置にあ
    る前記整合基準部材に向けて前記シートを付勢する付勢
    動作と前記整合基準部材による位置規制を解除されたシ
    ートを取り出すべく前記積載部材の外側に押し出す押出
    動作とを行なう整合部材とを備える、 ことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 排出されるシートを積載する複数の積載
    部材を備えたシート後処理装置において、前記複数の積載部材を貫通していて、 前記積載部材上の
    シートの一方の側端縁の位置を規制する規制位置と該シ
    ートに対する位置規制を解除する退避位置とをとる整合
    基準部材と、前記複数の積載部材を貫通していて、 前記規制位置にあ
    る前記整合基準部材に向けて前記シートを付勢する整合
    部材と、前記複数の積載部材のうちの一つに作用可能であって、
    前記整合基準部材による位置規制を解除されたシートを
    取り出すべく前記積載部材の外側に押し出す押出部材と
    を備える、 ことを特徴とするシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記シートに対する前記整合部材の付勢
    速度と押出速度とが異なる、 ことを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記シートに対する、前記整合部材の付
    勢速度と前記押出部材の押出速度とが異なる、 ことを特徴とする請求項2記載のシート後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記押出速度を、前記付勢速度よりも低
    速にする、 ことを特徴とする請求項3または4記載のシート後処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記シートの性状に応じて前記押出速度
    を変更する、 ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか記載のシ
    ート後処理装置。
  7. 【請求項7】 前記シートの性状は、シート束のシート
    枚数であって、枚数の多い時は押出速度を低速にする、 ことを特徴とする請求項6記載のシート後処理装置。
  8. 【請求項8】 前記整合基準部材及び整合部材は、円弧
    運動を行なう、 ことを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  9. 【請求項9】 前記整合基準部材、整合部材及び押出部
    材は、円弧運動を行なう、 ことを特徴とする請求項2記載のシート後処理装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の積載部材は、積載部材の配
    列方向に一段ずつ昇降可能であって、 更に、前記複数の積載部材の一つに対向して、前記押出
    部材によって押し出されたシート束を受け取り可能なス
    タッカ手段を備える、 ことを特徴とする請求項2記載のシート後処理装置。
  11. 【請求項11】 前記整合部材は、前記規制位置にある
    前記整合基準部材に向けて前記シートを付勢する付勢動
    作と前記整合基準部材による位置規制を解除されたシー
    トを前記積載部材の外側に押し出す押出動作を行う、 ことを特徴とする請求項2記載のシート後処理装置。
  12. 【請求項12】 前記押出部材による押し出しは、シー
    ト束の枚数が多い時に行なわれ、シート束の枚数が少な
    い時は前記整合部材の押出動作によって一括して行なわ
    れる、 ことを特徴とする請求項11記載のシート後処理装置。
  13. 【請求項13】 前記整合方向及び前記押し出し方向
    は、シート排出方向と交わる方向であって装置本体の操
    作者側である、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のシート後処理装
    置。
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