JP2863406B2 - ガス調理器具 - Google Patents

ガス調理器具

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JP2863406B2
JP2863406B2 JP5073819A JP7381993A JP2863406B2 JP 2863406 B2 JP2863406 B2 JP 2863406B2 JP 5073819 A JP5073819 A JP 5073819A JP 7381993 A JP7381993 A JP 7381993A JP 2863406 B2 JP2863406 B2 JP 2863406B2
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有 榎本
和茂 前田
洋 小寺
隆 松本
譲 内田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温での加熱調理を行う
ことができるガス調理器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーブン等において、魚や肉を加熱調理
するにあたり、加熱温度が260℃を越えると、被加熱
物から多量の油煙が発生してしまう。このために、この
種の調理器具においては、発生した油煙が庫外に放出さ
れてしまうことを防ぐために、煙焼用のバーナーを排気
路に配して、庫外への排出にあたり、油煙はバーナーに
よって焼き切ってしまうようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、高温での加熱調
理を可能とするために、加熱用バーナーが設けられた燃
焼部から庫内を経て再度燃焼部に戻る循環路に熱風を循
環させるタイプのガス調理器具が提供されている。この
ものでは庫内温度をかなり高くすることができる上に、
循環路における燃焼部と庫内との間の部分から排気路を
分岐させることで、庫内温度を高くした場合に発生しや
すい油分を加熱用のバーナーによって焼き切った上で排
出することができるために、油煙を焼き切るための煙焼
用バーナーを別途必要としない。しかし、加熱用のバー
ナーの火炎によって油煙を焼き切るには、所定流量以上
のガスを燃焼させておかなくてはならないのであるが、
この点が庫内の温度調節のための流量制御との間で問題
を生じさせている。つまり、被加熱物に焦げ目をつけた
い時などは、300℃程度の高温が必要であるが、この
ような高温で加熱を行うにあたっては、温度調節のため
に、どうしても流量制御で火力を絞らなくてはならない
のであるが、この流量制御は上記所定流量以下としなく
てはならないことから、焼き切ることができない油煙が
排出されてしまうのである。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは高温調理を行うことが
できるのはもちろん、油煙が排出されてしまうこともな
いガス調理器具を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、加熱
用バーナーが設けられた燃焼部から庫内を経て再度燃焼
部に戻る循環路と該循環路に熱風を循環させる循環用フ
ァンとを備え、上記循環路における燃焼部から庫内に向
かう部分から排気路を分岐させて、上記加熱用バーナー
に煙焼用を兼用させたガス調理器具において、庫内温度
の検出手段と、検出される庫内温度が被加熱物から油煙
が発生する所定温度以上である時に、上記バーナーに供
給するガス流量を所定流量以上に保つ流量制御手段とを
備えていることに特徴を有している。
【0006】
【作用】本発明によれば、庫内温度が油煙が発生する所
定温度以上となっている時には、常に油煙を焼き切るこ
とができる所定流量以上の流量が確保されるために、焼
き切れずに油煙が排出されてしまうということがないも
のである。もちろん、所定流量以上の燃焼を長時間にわ
たり続ければ庫内温度が異常上昇するために、流量制御
手段には、所定温度以上での燃焼を所定時間内に制限す
る限時手段を設けておくことが好ましく、また比較的長
い時間の加熱が必要な調理のために、流量制御手段に
は、所定流量以下で且つ所定温度以下の燃焼状態を設定
時間だけ保持し、次いで所定流量以上の燃焼状態を設定
時間だけ保持する燃焼モードを設けておくことが好まし
い。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、このガス調理器具は、図3に示すように、バーナ
ー2で加熱した空気を循環用ファン3で庫内1に循環さ
せるにあたり、バーナー2が設けられた燃焼部から庫内
1を経て再度燃焼部に戻る循環路に熱風を循環させるこ
とで庫内1の温度を高めるオーブンであって、ファン3
で送り出される空気の一部を燃焼部から庫内1へと向か
う途中から分岐した排気路を経て排気口4へと流すため
に、加熱用のバーナー2の火炎が、庫内1から排気口4
に至る排気路の途中に位置するものとなっており、庫内
1の被加熱物から油煙が発生した時、この油煙はバーナ
ー2によって焼き切ることができるようになっている。
また庫内1には、庫内1の温度を検出する温度センサー
5が設置されており、この温度センサー5は、バーナー
2に供給するガスの流量を調節する流量制御弁6の制御
用の制御回路7に接続されている。図中8は設定操作部
である。
【0008】そして、流量制御弁6とで流量制御手段を
構成する制御回路6は、設定操作部8において、短時間
で被加熱物に火を通すメニュー(たとえばステーキや焼
き魚)が指示された時には、庫内1を予熱した後、油煙
を焼き切ることができる流量IPmin 以上のガスをバー
ナー2に供給して、庫内1を加熱する。従って、庫内1
の温度が被加熱物から油煙が発生する温度(ほぼ250
℃)以上になっても、油煙を焼き切ることができるため
に、油煙が排出されてしまうことがない。そして、この
ような燃焼を続けると、庫内1の温度が異常上昇する
が、制御回路7は、上記流量IPmin 以上の流量のガス
をバーナー2で燃焼させることは、内蔵する限時手段に
よって、図1に示すように、所定時間t内に制限し、こ
の所定時間tが経過した時点でガスを止めてしまうもの
である。なお、この所定時間tは、温度センサー5によ
って検出される温度が異常に高温であるために制御回路
7がガスを止めてしまうハイカット温度THL(たとえば
300℃)まで庫内1の温度が達することがない値に設
定される。図中のTP は予熱終了時の庫内1の温度であ
る。
【0009】焼き豚や鯛の姿焼き等の比較的長い時間の
加熱調理が必要なメニューが指示された時には、図2に
示すように、全加熱時間のうち、大半の時間を庫内温度
が250℃(図中Tt)以下の設定温度Tsを保つ加熱
状態とし、被加熱物の内部まで十分に火を通す。この
時、ガス流量調節による温度調節のために、ガス流量が
上記所定流量IPmin 以下に抑えられることがあるが、
庫内1温度が油煙発生温度域にないために、油煙が問題
となることはない。そして、加熱の最後の所定時間tc
は、所定流量IPmin 以上のガスをバーナー2に供給す
る。これに伴って、庫内1の温度は急速に上昇して、被
加熱物表面に焦げ目をつけることができるものであり、
また所定時間tc内に制限されているために、庫内1の
温度がハイカット温度THLまで上昇してしまうこともな
い。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明においては、加熱用
のバーナーが設けられた燃焼部から庫内を経て再度燃焼
部に戻る循環路に熱風を循環させていることから、庫内
温度をかなり高くすることができ、しかも循環路におけ
る燃焼部から庫内に向かう部分から排気路を分岐させて
いるために、庫内温度を高くした場合に発生しやすい油
分を加熱用のバーナーによって焼き切った上で排出する
ことができることから、別途煙焼用バーナーを必要とせ
ず、そして、庫内温度が油煙が発生する所定温度以上と
なっている時には常に油煙を焼き切ることができる所定
流量以上のガス流量が確保されるために、焼き切れずに
油煙が排出されてしまうことがなく、従って、被加熱物
に焦げ目をつける等の加熱調理を油煙の排出を招くこと
なく行えるものである。
【0011】また流量制御手段には、所定温度以上での
燃焼を所定時間内に制限する限時手段を設けておけば、
庫内温度が異常上昇することがなく、さらに所定流量以
下で且つ所定温度以下の燃焼状態を設定時間だけ保持
し、次いで所定流量以上の燃焼状態を設定時間だけ保持
する燃焼モードを流量制御手段に設けておけば、比較的
長い時間の加熱が必要な調理の場合も問題を生じること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の説明図である。
【図2】他例の説明図である。
【図3】(a)は概略断面図、(b)はブロック回路図であ
る。
【符号の説明】
2 バーナー 3 ファン 4 排気口 5 温度センサー 6 流量制御弁 7 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 和茂 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (72)発明者 小寺 洋 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (72)発明者 松本 隆 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (72)発明者 内田 譲 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (56)参考文献 特開 平2−154926(JP,A) 特開 平5−180441(JP,A) 実開 昭57−130102(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 1/00 360 F24C 1/00 370 F24C 15/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱用バーナーが設けられた燃焼部から
    庫内を経て再度燃焼部に戻る循環路と該循環路に熱風を
    循環させる循環用ファンとを備え、上記循環路における
    燃焼部から庫内に向かう部分から排気路を分岐させて、
    上記加熱用バーナーに煙焼用を兼用させたガス調理器具
    において、庫内温度の検出手段と、検出される庫内温度
    が被加熱物から油煙が発生する所定温度以上である時
    に、上記バーナーに供給するガス流量を所定流量以上に
    保つ流量制御手段とを備えていることを特徴とするガス
    調理器具。
  2. 【請求項2】 流量制御手段は、所定温度以上での燃焼
    を所定時間内に制限する限時手段を備えていることを特
    徴とする請求項1記載のガス調理器具。
  3. 【請求項3】 流量制御手段は、所定流量以下で且つ所
    定温度以下の燃焼状態を設定時間だけ保持し、次いで所
    定流量以上の燃焼状態を設定時間だけ保持する燃焼モー
    ドを備えていることを特徴とする請求項1記載のガス調
    理器具。
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