JP2863394B2 - 熱転写プリンタ装置 - Google Patents

熱転写プリンタ装置

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JP2863394B2 JP34745492A JP34745492A JP2863394B2 JP 2863394 B2 JP2863394 B2 JP 2863394B2 JP 34745492 A JP34745492 A JP 34745492A JP 34745492 A JP34745492 A JP 34745492A JP 2863394 B2 JP2863394 B2 JP 2863394B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドの両側に設けら
れた一対のヘッドレバーを駆動させて、該ヘッドのイン
クシート及び印画紙を介したプラテンローラへの圧着動
作を行わせることにより、上記印画紙にプリントを行う
熱転写プリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な熱転写プリンタ装置を図
6乃至図10とともに説明する。
【0003】印画紙1は、送りローラー2と該送りロー
ラー2に圧着するピンチローラー3とに挟まれて、該送
りローラー2の時計方向の回転により搬送され図6に示
す位置にて停止する。この時、側板4に設けられたレバ
ー軸5に回転自在に取付けられたヘッド圧着レバー6に
具備したカムピン6aが、上記側板4に回転自在に取付
けられたカム連動軸7に固着されたマスターカム8のカ
ム溝8aに図6に示す位置で嵌入した状態となってい
る。ヘッドレバー9も上記ヘッド圧着レバー6と同様に
一端が上記レバー軸5に回転自在に取付けられおり、他
端にヘッドであるサーマルヘッド10が取付けられてい
る。
【0004】更に、ヘッドレバー9には支持ピン11に
より回転自在に取付けられたヘッドアングル12が設け
られている。そして、該ヘッドアングル12はヘッドア
ングルピン12aを具備しており、このヘッドアングル
ピン12aは上記ヘッドレバー9のピン穴9aからヘッ
ド圧着レバー6の方向に突出した形状となっている。ま
た、ヘッドレバー9のバネ掛け部9bとヘッドアングル
12のバネ掛け部12bとの間にはヘッド圧着バネ13
が掛けられており、ヘッドアングルピン12aはヘッド
レバー9のピン穴9aの端面に押し当てられている。
【0005】このような状態で、ヘッドレバー9は、バ
ネ掛け穴9cに掛けられたヘッドレバー戻しバネ14に
よりレバー軸5を中心として時計方向に付勢され、該ヘ
ッドレバー9はヘッドアングル12及びヘッド圧着バネ
13と一体となった状態で、ヘッドアングルピン12a
がヘッド圧着レバー6の先端部6aに当接した位置にて
保持された状態となる。この状態がサーマルヘッド10
の解除位置となる。
【0006】次に、サーマルヘッド10の圧着状態を図
7とともに説明する。図6に示すサーマルヘッド10の
解除状態からマスターカム8が反時計方向に回転する
と、カム溝8aに嵌入したヘッド圧着レバー6のカムピ
ン6aが該マスターカム8の外周方向に移動する。これ
により、上記ヘッド圧着レバー6はレバー軸5を中心に
反時計方向に回転し、上記ヘッド圧着レバー6の先端部
6aがヘッドアングルピン12aを押圧することによ
り、ヘッドレバー9も上記ヘッド圧着レバー6とともに
反時計方向に回転する。すると、サーマルヘッド10は
インクカートリッジ15に収納されているインクシート
16を押し下げプラテンローラ17上の印画紙1に押し
当てられる。
【0007】更に、図7に示すように、サーマルヘッド
10がインクシート16及び印画紙1を挟んでプラテン
ローラ17に受けられた状態でヘッド圧着レバー6がヘ
ッドアングルピン12aを押し下げると、ヘッド圧着バ
ネ13が伸びる力によりヘッドアングル12と一体とな
ったヘッドレバー9にレバー軸5を中心にヘッドアング
ルピン12aにて反時計方向の回転力が加えられ、上記
サーマルヘッド10が圧着状態となる。この状態で、送
りローラー2を反時計方向に回転させて印画紙1を排出
方向(図7中、矢印F方向)に移動させるとともに、イ
ンクカートリッジ15内の巻取りボビン15aを時計方
向に回転させてインクシート16を送り方向(図7中、
矢印G方向)に巻き上げながら、上記サーマルヘッド1
0に通電を行うことにより、上記インクシート16の転
写用インク(図示せず)を上記印画紙1に熱転写してプ
リントを行うものである。
【0008】次に、図8とともに、従来の熱転写プリン
タ装置のヘッド圧着機構の構成を説明する。
【0009】サーマルヘッド10は、両側にて一対のヘ
ッドレバー9,109のヘッド取付け部9d,109d
にそれぞれ螺子18,118で固定されている。上記ヘ
ッドレバー9,109は、それぞれ側板4,104に設
けられたレバー軸5,105に回転自在に取付けられて
いる。また、ヘッド圧着レバー6,106も上記サーマ
ルヘッド10の両側にあり、上記ヘッドレバー9,10
9と同様にそれぞれレバー軸5,105に回転自在に取
付けられている。上記ヘッドレバー9には支持ピン11
によりヘッドアングル12が、上記ヘッドレバー109
には支持ピン111によりヘッドアングル112がそれ
ぞれ取付けられており、該ヘッドアングル12,112
に設けられたヘッドアングルピン12a,112aはそ
れぞれヘッドレバー6,106側へ突出した形状となっ
ている。
【0010】更に、ヘッドレバー9とヘッドアングル1
2との間にはヘッド圧着バネ13が、ヘッドレバー10
9とヘッドアングル112との間にはヘッド圧着バネ1
13がそれぞれ掛けられている。
【0011】また、マスターカム8,108も、図8に
示すように、両サイドにてそれぞれカム連動軸7に固着
され、側板4,104に回転自在に取付けらている。そ
して、上記マスターカム8にはヘッド圧着レバー6のカ
ムピン6aが、上記マスターカム108にはヘッド圧着
レバー106のカムピン106aがそれぞれのカム溝に
入り込んでいる。
【0012】以上のように、当機構は、側板4,104
の内部において対称構造をなしているものである。
【0013】そしてまた、マスターカム8,108を固
着したカム連動軸7には側板104の外側においてカム
駆動ギヤ119が固着されている。そして、図9に示す
ように、カム連動軸7に固着されたカム駆動ギヤ119
の外周部はウォームホイール119aになっており、モ
ーター120の駆動軸120aに固着し回転するウォー
ム121によってカム駆動ギヤ119が回転する。これ
により、マスターカム8,108が同時に同期して回転
することにより、ヘッド圧着レバー6,106も同期し
て動作し、サーマルヘッド10の圧着動作が行われる。
【0014】尚、図8に示すように、サーマルヘッド1
0には放熱フィン150が取付け螺子150a,150
bによって取付けられている。また、側板4と側板10
4との間に取付けられたファンモーター固定アングル2
00には、ファンモーター201が固定螺子201a,
201bにより取付けられている。図10に示すように
このファンモーター201は軸流ファンであり、図8に
示す放熱フィン150に風を当てることにより上記サー
マルヘッド10を冷却するものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の熱転写プリンタ装置であれば、サーマルヘッド
10の放熱効果及び装置の小型化を考えた場合、ファン
モーター201を出来るだけサーマルヘッド10に取付
けられた放熱フィン150側へ近づければよいが、マス
ターカム8及びマスターカム108を連結するカム連動
軸7によりファンモーター201は、図6及び図7に示
す状態よりも放熱フィン150側へは近づけることがで
きず、従って、これ以上のサーマルヘッド10の放熱効
果の向上及び装置の小型化ができないという問題があっ
た。
【0016】また、従来の熱転写プリンタ装置の機構構
造のように、両サイドにて対称構造となっている場合、
両サイドに設けられたそれぞれの部品や取付け位置が全
く対称形状であれば問題ないが、例えば図7においてヘ
ッドレバー9の回転中心であるレバー軸5の位置が対す
るレバー軸105の位置に対して上側(マスターカム8
側)に位置していたとすると、ヘッドレバー9も対する
ヘッドレバー109よりも上側に位置した状態となる。
これにより、サーマルヘッド10とプラテンローラ17
が該プラテンローラ17の軸方向において傾いた状態で
圧着動作が行われる。このため、図8においてサーマル
ヘッド10の圧着状態が側板4側と側板104側とで不
均一となる。このように、部品のバラツキや取付け位置
のバラツキ等によりサーマルヘッド10の圧着状態が不
均一となり印画面が著しく悪くなるという問題があっ
た。
【0017】そしてまた、従来の熱転写プリンタ装置で
あれば、ヘッドレバー戻しバネ14によりレバー軸5を
中心にヘッドレバー9に時計方向に回転する力を付与し
てサーマルヘッド10を吊り上げることにより、該サー
マルヘッド10の解除状態としているため、ヘッドレバ
ー戻しバネ14を取付けるスペースが必要であり、装置
の小型化を阻むという問題があった。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願請求項1にかかる発
明の熱転写プリンタ装置は、ヘッドの両側に設けられた
一対のヘッドレバーをそれぞれ一対のマスターカムによ
り駆動させて、該ヘッドのインクシート及び印画紙を介
したプラテンローラへの圧着動作を行わせることによ
り、上記印画紙にプリントを行う熱転写プリンタ装置に
おいて、上記一対のマスターカムの中心軸部より上記ヘ
ッド側における外周部に当接し上記一対のマスターカ
ムを連動して回転駆動させるマスターカム駆動手段を設
けてなるものである。
【0019】
【0020】本願請求項2にかかる発明の熱転写プリン
タ装置は、ヘッドの両側に設けられた一対のヘッドレバ
ーをそれぞれ一対のヘッド圧着レバーを介して駆動機構
により駆動させて、該ヘッドのインクシート及び印画紙
を介したプラテンローラへの圧着動作を行わせることに
より、上記印画紙にプリントを行う熱転写プリンタ装置
において、上記ヘッドレバーにヘッドアングルを回転自
在に取り付け、上記ヘッド圧着レバーの一端に、上記
ッドアングルのヘッドアングルピンを上記ヘッドの圧着
及び解除両方向に当接して挟持する挟持部を設け、該挟
持部及び上記ヘッドアングルピンにて上記ヘッド圧着レ
バーと上記ヘッドレバーとを連結してなるものである。
【0021】
【作用】本願請求項1にかかる発明の熱転写プリンタ装
置は、一対のマスターカムは、それぞれ連結シャフトに
より連結されたマスターカム駆動手段にて同時に駆動さ
れ、同期して回転する。この連結シャフトの位置は、上
記マスターカムの中心軸部よりヘッド側における外周部
に位置するため、従来のカム連動軸の位置よりもヘッド
側に設けることができ、従って、ファンモーターもヘ
ドにより近く設けることができる。
【0022】
【0023】本願請求項2にかかる発明の熱転写プリン
タ装置は、ヘッドアングルのヘッドアングルピンを挟み
込んだ状態でヘッド圧着レバーが取り付けられているた
め、ヘッド圧着方向には従来通り上部から圧着力が加え
られヘッド解除方向にはヘッド圧着レバーが挟持部に
てヘッドアングルピンを持ち上げる形で解除動作を行わ
せることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の熱転写プリンタ装置の一実施
例を、図1乃至図5とともに説明するが、上記従来例と
同一部分は同一符号を使用して、その詳細な説明を省略
する。
【0025】印画紙1は、送りローラー2と該送りロー
ラー2に圧着するピンチローラー3とに挟まれ該送りロ
ーラー2の時計方向の回転により搬送され、図1に示す
位置にて停止する。この時、側板4に設けられたレバー
軸5に回転自在に取付けられたヘッド圧着レバー6に具
備したカムピン6aが、上記側板4に設けられたカム軸
57に回転自在に取付けられたマスターカム8のカム溝
8aに図1に示される位置で嵌入した状態となってい
る。ヘッドレバー9も上記ヘッド圧着レバー6と同様に
一端が上記レバー軸5に回転自在に取付けられおり、他
端にヘッドであるサーマルヘッド10が取付けられてい
る。
【0026】更に、ヘッドレバー9には支持ピン11に
より回転自在に取付けられたヘッドアングル12が設け
られている。そして、ヘッドアングル12の一端にはヘ
ッドアングルピン12aを具備しており、このヘッドア
ングルピン12aは上記ヘッドレバー9のピン穴9aか
らヘッド圧着レバー6の方向に突出した形状となってい
る。また、ヘッドレバー9のバネ掛け部9bとヘッドア
ングル12のバネ掛け部12bとの間にはヘッド圧着バ
ネ13が掛けられており、ヘッドアング,ルピン12a
はヘッドレバー9のピン穴9aの端面に押し当てられて
いる。
【0027】このような状態で、ヘッド圧着レバー6の
先端に設けたU字形状の挟持部6cがヘッドアングル1
2のヘッドアングルピン12aを上下方向(サーマルヘ
ッド10の圧着及び解除両方向)で挟み込んだ形で連結
されている。これにより、ヘッドレバー9が図1に示す
位置にて保持され、サーマルヘッド10が解除状態とな
る。
【0028】尚、マスターカム8の外周部8bはギヤに
なっており、このマスターカム8のギヤに噛合した状態
でマスターカム駆動手段であるカム連動ギヤ21が連結
シャフト19に固着され、側板4に回転自在に取付けら
れている。
【0029】次に、サーマルヘッド10の圧着状態を図
2とともに説明する。図1に示すサーマルヘッド10の
解除状態から、カム連動ギヤ21によりマスターカム8
が反時計方向に回転すると、カム溝8aに嵌入したヘッ
ド圧着レバー6のカムピン6aがマスターカム8の外周
方向に移動する。これにより、上記ヘッド圧着レバー6
はレバー軸5を中心に反時計方向に回転し、上記ヘッド
圧着レバー6の挟持部6cがヘッドアングルピン12a
を押圧することにより、ヘッドレバー9も上記ヘッド圧
着レバー6とともに反時計方向に回転する。すると、サ
ーマルヘッド10はインクカートリッジ15に収納され
ているインクシート16を押し下げプラテンローラ17
上の印画紙1に押し当てられる。
【0030】更に、図2に示すように、サーマルヘッド
10がインクシート16及び印画紙1を挟んでプラテン
ローラ17に受けられた状態でヘッド圧着レバー6が挟
持部6cにてヘッドアングルピン12aを押し下げる
と、ヘッドアングル12が支持ピン11を中心に反時計
方向に若干回転しヘッド圧着バネ13が引き伸ばされ
る。ここで、上記ヘッドアングルピン12aはプラテン
ローラ17の回転軸17aの中心とサーマルヘッド10
の発熱体部10aを結ぶ直線上に位置してなるものであ
る。このような状態により、サーマルヘッド10にはイ
ンクート16及び印画紙15を挟んでプラテンローラ1
7上にて直接圧着力が加えられる。そして、この状態
で、送りローラー2を反時計方向に回転させて印画紙1
を排出方向(図2中、矢印A方向)に移動させるととも
に、インクカートリッジ15内の巻取りボビン15aを
時計方向に回転させてインクシート16を送り方向(図
2中、矢印B方向)に巻き上げながら、上記サーマルヘ
ッド10に通電を行うことにより、上記インクシート1
6の転写用インク(図示せず)を上記印画紙1に熱転写
してプリントを行うものである。
【0031】次に、図3とともに、本発明の熱転写プリ
ンタ装置のヘッド圧着機構の構成を説明する。
【0032】サーマルヘッド10は、両側にて一対のヘ
ッドレバー9,109のヘッド取付け部9d,109d
にそれぞれ螺子18,118で固定されている。上記ヘ
ッドレバー9,109はそれぞれ側板4,104に設け
られたレバー軸5及び105に回転自在に取付けられて
いる。また、ヘッド圧着レバー6,106も上記サーマ
ルヘッド10の両側にあり、上記ヘッドレバー9,10
9と同様にそれぞれレバー軸5,105に回転自在に取
付けられている。上記ヘッドレバー9には支持ピン11
によりヘッドアングル12がヘッドレバー109には支
持ピン111によりヘッドアングル112がそれぞれ取
付けられており、該ヘッドアングル12,112に設け
られたヘッドアングルピン12a,112aはそれぞれ
ヘッドレバー6,106側へ突出した形状となってい
る。そして、このヘッドアングル12a,112aは上
記サーマルヘッド10の発熱体部10a及びプラテンロ
ーラ17の回転軸17aの上部に位置している。
【0033】更に、ヘッドレバー9とヘッドアングル1
2との間にはヘッド圧着バネ13が、ヘッドレバー10
9とヘッドアングル112との間にはヘッド圧着バネ1
13が掛けられている。
【0034】また、マスターカム8,108も、図3に
示すように、両サイドにあり、それぞれ側板4,104
に固着されたカム軸57,157に回転自在に取り付け
らている。そして、上記マスターカム8にはヘッド圧着
レバー6のカムピン6aが、上記マスターカム108に
はヘッド圧着レバー106のカムピン106aがそれぞ
れのカム溝に嵌入している。上記マスターカム8,10
8の外周部8b,108bは、図1及び図2に示すよう
にギヤに形成されており、それぞれこのマスターカム
8,108の外周部8b,108bのギヤに噛合したカ
ム連動ギヤ21,121が連結シャフト19にて固着さ
れ、側板4,104に回転自在にて取付けられている。
【0035】以上のように、本発明の熱転写プリンタ装
置のヘッド圧着機構は、側板4,104の内部において
対称構造をなしている。
【0036】そしてまた、カム連動ギヤ21,121を
固着した連結シャフト19には側板104の外側にて連
結シャフト駆動ギヤ122が固着されている。該連結シ
ャフト19に固着された連結シャフト駆動ギヤ122の
外周部はウォームホイール122aになっており、モー
ター120の駆動軸120aに固着し回転するウォーム
121によって該連結シャフト駆動ギヤ122が回転す
る。これにより、カム連動ギヤ18,118が同時に回
転しマスターカム8,108も同時に同期して回転する
ことにより、ヘッド圧着レバー6,106も同期して動
作し、サーマルヘッド10の圧着動作が行われる。
【0037】ここで、図4に示すように、ヘッドレバー
109の回転中心穴109bは、印画紙1のプリント方
向(図4中、矢印E方向)に対して垂直方向に長穴とな
っているため、部品や部品の取付け位置のバラツキ等が
あっても、上記回転中心穴116bにて吸収することが
でき、従って、サーマルヘッド10はプラテンローラ1
7に沿った状態で均一な力で圧着される。
【0038】ところで、サーマルヘッド10の解除動作
は、上述したサーマルヘッド10の圧着動作とモータ1
20の反対方向の駆動動作にて行われるもので、このと
き、ヘッド圧着レバー6,106が挟持部6c,106
cにてヘッドアングルピン12を下方(プラテンローラ
17側)から持ち上げる形でヘッドアングル12を解除
方向へ移動させてなるものである。
【0039】尚、図3に示すように、サーマルヘッド1
0には放熱フィン150が取付け螺子150a,150
bによって取付けられている。また、側板4と側板10
4との間に取付けられたファンモーター固定アングル2
00にはファンモーター201が固定螺子201a,2
01bにより取付けられている。図5に示すように、こ
のファンモーター201は軸流ファンであり、図3に示
す放熱フィン150に風を当てることにより上記サーマ
ルヘッド10を冷却するものである。
【0040】
【発明の効果】本願請求項1にかかる熱転写プリンタ装
置は、一対のマスターカムの中心軸部よりヘッド側にお
ける外周部に、マスターカム駆動手段を当接して、両マ
スターカムを連動して回転駆動させる構成としている
め、ファンモーターをマスターカムの中心軸部よりもさ
にヘッド側に近づけることが可能となり、従って、
ッドの放熱効果を著しく向上させることができるとと
もに、装置の小型化及び軽量化を実現することができ
る。
【0041】
【0042】本願請求項2にかかる熱転写プリンタ装置
は、マスターカムの回転により動作するヘッド圧着レバ
ーに連動してヘッドレバーがヘッドの圧着方向にも解
除方向にも動作するため、上記従来例におけるヘッドレ
バー戻しバネ及びバネ掛け部の廃止等によるスペース削
減によって、装置の小型化、更にはコストダウンを可能
とすることができる。また、ヘッドアングルをヘッドレ
バーに一体的に取り付けているので、ヘッドアングルの
スペースを削減して、より一層装置の小型化を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタ装置の一実施例におけ
るサーマルヘッドの解除状態を示す側面説明図である。
【図2】本発明の熱転写プリンタ装置の一実施例におけ
るサーマルヘッドの圧着状態を示す側面説明図である。
【図3】本発明の熱転写プリンタ装置の一実施例を示す
平面説明図である。
【図4】本発明の熱転写プリンタ装置の一実施例を示す
図3におけるC矢視図である。
【図5】本発明の熱転写プリンタ装置の一実施例を示す
図3におけるD矢視図である。
【図6】従来の熱転写プリンタ装置におけるサーマルヘ
ッドの解除状態を示す側面説明図である。
【図7】従来の熱転写プリンタ装置におけるサーマルヘ
ッドの圧着状態を示す側面説明図である。
【図8】従来の熱転写プリンタ装置を示す平面説明図で
ある。
【図9】従来の熱転写プリンタ装置を示す図8における
H矢視図である。
【図10】従来の熱転写プリンタ装置を示す図8におけ
るI矢視図である。
【符号の説明】
1 印画紙 6,106 ヘッド圧着レバー 6c,106c 挟持部 8,108 マスターカム 8b,108b 外周部 9,109 ヘッドレバー 109b 回転中心穴 10 サーマルヘッド 12 ヘッドアングル 12a ヘッドアングルピン 16 インクシート 17 プラテンローラ 21,121 カム連動ギヤ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドの両側に設けられた一対のヘッド
    レバーをそれぞれ一対のマスターカムにより駆動させ
    て、該ヘッドのインクシート及び印画紙を介したプラテ
    ンローラへの圧着動作を行わせることにより、上記印画
    紙にプリントを行う熱転写プリンタ装置において、 上記一対のマスターカムの中心軸部より上記ヘッド側に
    おける外周部に当接し上記一対のマスターカムを連動
    して回転駆動させるマスターカム駆動手段を設けたこと
    を特徴とする熱転写プリンタ装置。
  2. 【請求項2】 ヘッドの両側に設けられた一対のヘッド
    レバーをそれぞれ一対のヘッド圧着レバーを介して駆動
    機構により駆動させて、該ヘッドのインクシート及び印
    画紙を介したプラテンローラへの圧着動作を行わせるこ
    とにより、上記印画紙にプリントを行う熱転写プリンタ
    装置において、 上記ヘッドレバーにヘッドアングルを回転自在に取り付
    け、 上記ヘッド圧着レバーの一端に、上記ヘッドアングルの
    ヘッドアングルピンを上記ヘッドの圧着及び解除両方向
    に当接して挟持する挟持部を設け、 該挟持部及び上記ヘッドアングルピンにて上記ヘッド圧
    着レバーと上記ヘッドレバーとを連結 したことを特徴と
    する熱転写プリンタ装置。
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JP5404088B2 (ja) * 2009-02-18 2014-01-29 三菱電機株式会社 熱転写プリンタおよびインクカセットの取り外し方法

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US7495685B2 (en) 2005-06-06 2009-02-24 Funai Electric Co., Ltd. Image generating apparatus

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