JP2862843B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2862843B2
JP2862843B2 JP32719096A JP32719096A JP2862843B2 JP 2862843 B2 JP2862843 B2 JP 2862843B2 JP 32719096 A JP32719096 A JP 32719096A JP 32719096 A JP32719096 A JP 32719096A JP 2862843 B2 JP2862843 B2 JP 2862843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被搬送物を、固定
架台の前端位置よりもさらに前方にまで搬送し、かつ、
その際に上記固定架台に対し接触させることなく搬送し
て上記被搬送物の受け渡しを行うために用いられる搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の搬送装置として、シ
ールドトンネルの建設現場内において、シールド壁を構
築するための多数のセグメントをシールドマシーンのエ
レクタ装置まで順次搬送するためのものが知られてい
る。上記のシールドトンネルの建設現場では、例えば図
5に示すように、シールドマシーン101の背後の所定
位置までレール102が鋼製の枕木103,103,…
に支持されて敷設され、このレール102上を走行する
台車104,104…により鋼製もしくはコンクリート
製のセグメント105,105,…が搬送される。そし
て、そのセグメント105が上記レール102の前端位
置から上記シールドマシーン101のテール側に装着さ
れたエレクタ装置106までコンベア等の搬送装置10
7により搬送される。排土用のベルトコンベア等113
がスクリューコンベア112から延びるよう配設され、
また、上記台車104により搬送されるセグメント10
5は、ホイストクレーン111等によりコンベア等10
7の上に移載され、このコンベア等107によりエレク
タ装置106まで搬送される。そして、シールドジャッ
キ114,114,…を伸長作動させてシールドマシー
ン101を前進させながら掘削し、所定寸法の前進毎に
セグメント105を組み付けてシールド壁109に継ぎ
足していく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のシー
ルド壁109の最先端位置に新たなセグメントリングを
組み付ける際には、通常は、コンベア等107の先端位
置のセグメント105を、仮設置したチェーンブロック
等の何等かの手段を用いてセグメント組付位置Pまで移
動させた後、そのセグメント105をエレクタ装置10
6により吊り上げるという作業が行われている。ところ
が、このような作業による場合、チェーンブロック等の
吊り下げ代のない狭いスペースの場合が多々あり、この
場合には台車104とコンベア等107とにより中継移
載を行うことになり、続いて、コンベア等107の先端
位置に載置されたセグメント105をエレクタ装置10
6の真下に位置させなければならない。このため、コン
ベア等107を移動させてエレクタ装置106の真下に
位置させ、そのエレクタ装置106で吊り上げて所定の
位置にセグメント105を組み付けることになる。そし
て、このセグメント105を組み付けた後は、次のセグ
メント組み付け作業空間の確保のために上記コンベア等
107を元の位置まで後退させなければならないことに
なる。
【0004】しかし、いずれにせよシールド壁109の
底部の限られた空間に配設されており、しかも、このコ
ンベア等107上にはかなり大重量のセグメント105
が複数個載置されているため、このコンベア等107自
体をセグメント組み付け作業の度に前後方向に移動させ
るののは極めて多大な手間と時間とが必要になる。
【0005】さらに、上記コンベア等107及びセグメ
ント105の移動時には、そのセグメント105と他の
設備との接触等による損傷、摺動痕、ころがり痕がセグ
メント105に付く場合もあり、非搬送物であるセグメ
ント105の品質低下を招くおそれもある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、搬送装置を移
動させることなく、被搬送物を搬送装置の設置場所より
もさらに前方位置に搬送供給し得るようにし、かつ、そ
の前方位置への搬送供給の際に被搬送物を摺動させるこ
となく行い被搬送物の保護をも行うことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、略水平の搬送方向に延びた
固定架台と、この固定架台の搬送方向前端側に配設され
た移動架台と、この移動架台を搬送方向に前後動させる
駆動手段とを備えるものとする。そして、上記固定架台
として、それぞれ搬送方向に延びるよう支持されて被搬
送物を搬送する一対の無端状のチェーンコンベアと、こ
れら一対のチェーンコンベアの間であって上記搬送方向
前端側位置に上記搬送方向に互いに離して設けられた前
後一対の案内ローラとを備えるものとする。また、上記
移動架台として、上記一対の案内ローラが内嵌された状
態で略搬送方向に延び上記移動架台を上記固定架台内に
没入した収納状態と、その固定架台の搬送方向前端から
突出した突出状態とに相互に位置変換可能に案内する案
内溝を備えるものとする。加えて、上記一対の案内ロー
ラと案内溝とを、移動架台の収納状態でその上面がチェ
ーンコンベアの搬送面よりも下位になるように保持する
一方、上記収納状態から移動架台が上記駆動手段により
搬送方向前方へ移動開始されることにより移動架台の上
面が上記チェーンコンベアの搬送面よりも上位位置まで
移動し、かつ、その上位位置となった状態で搬送方向前
方に突出して上記突出状態に至るよう上記移動架台を案
内するように構成するものである。
【0008】上記の構成の場合、固定架台に設けられた
チェーンコンベアによりその前端側に搬送された被搬送
物が、駆動手段により移動架台を前進させることによ
り、移動架台に載置された状態でチェーンコンベアから
上方に離されて搬送方向前方に突出した位置まで移動す
ることになる。すなわち、上記移動架台を前進させるこ
とにより、その移動架台に設けられた案内溝が一対の案
内ローラに対し相対移動し、その移動架台が一対の案内
ローラに支持された状態でその案内ローラにより案内さ
れて前方位置まで突出する。この移動架台の前進開始前
までの収納状態ではチェーンコンベアの搬送面よりも下
位に位置付けられていた移動架台が、上記前進開始に伴
い、まず、上記チェーンコンベアの搬送面よりも上位位
置まで移動するため、上記チェーンコンベアの搬送面に
載置されていた被搬送物が移動架台により持ち上げられ
て上記搬送面から離れ、次に、その被搬送物がチェーン
コンベアから離された上位位置を維持したまま搬送方向
前方に前進することになる。このため、被搬送物をチェ
ーンコンベアに対し摺動させることなく、固定架台の先
端位置よりもさらに前方位置まで自動的に搬送供給させ
ることが可能になる。そして、突出状態の移動架台上の
被搬送物が次工程に渡された後、駆動手段の駆動方向を
逆転させて移動架台を後進させ、再び収納状態にするこ
とにより、その移動架台はチェーンコンベアの搬送面よ
りも下位に保持されため、チェーンコンベアの駆動によ
り被搬送物をそのチェーンコンベアの前端位置まで搬送
することが可能になり、上記の移動架台の前進・後進に
よる被搬送物の固定架台よりもさらに前進位置への搬送
供給が繰り返し可能になる。
【0009】従って、本搬送装置を、例えばシールドト
ンネル建設現場において、シールドマシーンのテール部
の背後であってセグメントをエレクタ装置まで搬送する
最終搬送部位における搬送手段として用いることによ
り、固定架台のチェーンコンベアによる上記テール部ま
でのセグメントの搬送と、移動架台の前進作動によるチ
ェーンコンベアの前端部からさらに前方のエレクタ装置
位置までの上記セグメントの搬送供給とを共に自動的に
行うことが可能になる。その上、そのエレクタ装置位置
までのセグメントの搬送供給の際に、そのセグメントと
チェーンコンベアとの接触が絶たれるため、セグメント
に対し摺動による傷痕が付くことを確実に防止し得る。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明における案内溝として、各案内ローラが転動可
能な上下間隔を隔てて互いに平行に搬送方向に延びる下
向き面と、上向き面とを有し、搬送方向中央位置に搬送
方向前側に向かい斜上する中央レベル変換部を形成し、
この中央レベル変換部を挟んで前側溝部が後側溝部より
も上記中央レベル変換部による上下位置変換量だけ上位
で上記後側溝部と互いに平行に延び、上記前側溝部の前
端部に上記中央レベル位置変換部と同じ上下位置変換量
だけ搬送方向前側に向かい斜上する前側レベル変換部を
形成したものとする。加えて、一対の案内ローラとし
て、前側案内ローラが上記前側レベル変換部の前端にあ
るときに後側案内ローラが上記中央レベル変換部と前側
溝部との境界位置に位置付けられて移動架台を収納状態
に保持し、かつ、上記前側案内ローラが上記境界位置に
あるときに後側案内ローラが後側溝部に位置付けられて
上記移動架台を突出状態に保持するように配設する構成
とするものである。
【0011】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
よる作用を実現するための案内溝と案内ローラとの組み
合わせの具体的構成が特定される。この場合、移動架台
の前進開始により、前側案内ローラに対し前側レベル変
換部が相対移動すると同時に、後側案内ローラに対し中
央レベル変換部が相対移動することになる。このため、
移動架台の収納状態からの前進開始に伴い、その移動架
台が上記各レベル変換部の上下位置変換量だけ持ち上げ
られてチェーンコンベアの搬送面よりも上位に移動され
る。そして、移動架台がさらに前進されることにより、
前半溝部が前側案内ローラに対し、後半溝部が後側案内
ローラに対しそれぞれ相対移動し、これにより、上記移
動架台が上記の持ち上げられた上下位置を維持したまま
搬送方向前方に移動されて突出状態に至ることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0013】図1及び図2は、本発明をシールドトンネ
ル建設工事におけるシールドマシーンのテール部にセグ
メントを搬送するセグメント搬送装置に適用した実施形
態を示し、1は固定架台、2は固定架台1の幅方向両側
位置において長手方向(搬送方向;各図面の左右方向)
に延びるよう巻回された一対のチェーン2a,2aから
なるチェーンコンベア、3は上記固定架台1に対し上記
一対のチェーン2a,2a間に配設された移動架台、4
はこの移動架台3を搬送方向に前後動させる駆動手段と
しての油圧シリンダである。
【0014】上記固定架台1は、互いに平行に配置され
てそれぞれ搬送方向に延びる例えば溝型鋼を用いた一対
の縦フレーム11,11と、この一対の縦フレーム1
1,11を互いに連結固定して枠組を形成する横フレー
ム12,12,…と、上記一対の縦フレーム11,11
間に各縦フレーム11と平行に配設された補助フレーム
13,13と、上記各縦フレーム11の搬送方向両側位
置に連結されて固定架台1を走行可能に支持する両翼車
輪14,14,…と、上記両補助フレーム13,13に
対し回転可能に取付けられた中央車輪15,15,…と
を備えている。上記固定架台1は、そのチェーンコンベ
ア2の上に被搬送物であるセグメント105を横起きに
した状態で複数個載置し得るようその搬送方向長さが設
定されている。
【0015】上記チェーンコンベア2の各チェーン2a
が、搬送方向両端側にそれぞれ配設された各スプロケッ
ト21,21,…に噛み合わされ、この内の搬送方向後
端側のスプロケット(図示省略)が図示省略の駆動モー
タにより回転駆動されて上記各チェーン2a,2aの上
側部位が搬送方向前方に向かい移動されるようになって
いる。上記各チェーン2aの下方位置には、図3に示す
ように各チェーン2aに沿って延びるチェーン支持台1
6,16がそれぞれ縦フレーム11に対し幅方向内方に
張り出した状態で固定されており、各チェーン支持台1
6には上記各チェーン2aの延長方向に案内凸条(図示
省略)が突出形成されている。一方、上記各チェーン2
aには、所定ピッチ毎(例えば4ピッチ毎)に上方に突
出してセグメント105を支持するゴムアタッチメント
23,23,…と、このゴムアタッチメント23,2
3,…が取付けられた各チェーン2aの各回転軸に外嵌
されたローラ(図示省略)とが全長にわたり設けられて
おり、その各ローラが上記案内凸条の上を転動すること
により、セグメント105の自重を支えつつ搬送し得る
ようにされている。
【0016】また、上記固定架台1の搬送方向前端部
(図1の左端部)には、一対の縦フレーム11,11間
を連結するように一対の軸体18,18が搬送方向に所
定間隔を隔てて配設され、この各軸体18の幅方向両側
位置にはそれぞれ案内ローラ19a,19b(図3及び
図4参照)が水平軸X1 回りに回転可能に軸支されてい
る。
【0017】上記移動架台3は、幅方向両側に配置され
た一対の縦フレーム31,31と、後端の横フレーム3
2と、上記一対縦フレーム31,31間に連結された上
面板33及び下面板34と、下面板34に対し水平軸回
りに回転可能に連結支持された前後一対の車輪35,3
5とを備えている。上記各縦フレーム31の上面位置に
は、搬送方向の前端側の所定範囲に所定間隔で上方に突
出する複数のゴムアタッチメント36,36,…が取付
けられており、この各ゴムアタッチメント36は移動架
台3が収納状態(図1に実線で示す状態)にあるときに
はチェーンコンベア2の各ゴムアタッチメント23に支
持されたセグメント105から所定の隙間S(図3参
照)を隔てて下方位置に位置付けられるようになってい
る。
【0018】また、上記移動架台3の各縦フレーム31
には、図4に示すように所定形状を有し搬送方向に延び
る案内溝37が形成されている。この案内溝37は、搬
送方向両端が閉塞され上下方向に上記各案内ローラ19
の外径よりも僅かに大きい等間隔を隔てて相対向する下
向き面37aと、上向き面37bとにより構成されてい
る。そして、上記案内溝37は、搬送方向中央位置に搬
送方向前側(図4の左側)に向かい斜上する中央レベル
変換部37cと、この中央レベル変換部37cを挟んで
前側に延びる前側溝部37dと、上記中央レベル変換部
37cを挟んで後側(図4の右側)に上記前側溝部37
dよりも上記中央レベル変換部37cによる上下位置変
換量Hだけ下位で上記前側溝部37dと互いに平行に延
びる後側溝部37eと、上記前側溝部37dの前端部
(図4の左端部)に上記中央レベル位置変換部37cと
同じ上下位置変換量Hだけ搬送方向前側に向かい斜上す
る前側レベル変換部37fとを備えるように形成されて
いる。
【0019】一方、上記一対の案内ローラ19a,19
bは、前側案内ローラ19aが上記前側レベル変換部3
7fの前端にある時に後側案内ローラ19bが上記中央
レベル変換部37cと前側溝部37dとの境界位置に位
置付けられて移動架台3を収納状態に保持し、かつ、上
記前側案内ローラ19aが上記境界位置にある時に後側
案内ローラ19bが後側溝部37eに位置付けられて上
記移動架台3を突出状態(図1及び図2に二点鎖線で、
図4に一点鎖線で示す状態)に保持するように配設され
ている。
【0020】上記上下位置変換量H(図4参照)は、収
納状態にある移動架台3の各ゴムアタッチメント36と
セグメント105との隙間S(図3参照)に、そのチェ
ーンコンベア2の各ゴムアタッチメント23上に載置さ
れたセグメント105を所定寸法上方に持ち上げてその
各ゴムアタッチメント36と上記セグメント105が確
実に接触しないように保ち得る上下間隔(例えば10m
m)を加えた値に設定される。
【0021】また、上記油圧シリンダ4は、図1に示す
ように両補助フレーム13,13に固定された支持部4
1,41により水平軸X2 回りに回転可能に支持され、
そのロッド42の先端が移動架台3の後端に対し水平軸
X回りに回転可能に連結されている。
【0022】このように構成された搬送装置を図5のシ
ールドトンネル建設現場のコンベア107の代わりに設
置することにより、以下のような作用効果を得ることが
できる。すなわち、台車104により搬送されてきたセ
グメント105を固定架台1の搬送方向後端側に移載し
てチェーンコンベア2の駆動によりその前端側にまで搬
送した後、油圧シリンダ4を伸長作動させて移動架台3
を前進作動させると、前側案内ローラ19aに対し前側
レベル変換部37fが斜上すると同時に後側案内ローラ
19bに対し中央レベル変換部37cが斜上して上記移
動架台3がまず上下位置変換量Hだけ上方に平行移動す
ることになる(図4参照)。これにより、上記セグメン
ト105は移動架台3側の各ゴムアタッチメント36に
より支持されて持ち上げられ、チェーンコンベア2側の
各ゴムアタッチメント23と擦れ合うことなく切り離さ
れる。次に、前側溝部37dが前側案内ローラ19aの
転動案内により、また、後側溝部37eが後側案内ロー
ラ19bの転動案内によりそれぞれ前進し、ついには、
上記前側溝部37dと中央レベル変換部37cとの境界
位置の下向き面37aが前側案内ローラ19aに支持さ
れる一方、後側溝部37eの後端位置の上向き面37b
が後側案内ローラ19bに支持された状態で停止して移
動架台3は突出状態になる。なお、上記の各案内ローラ
19a,19bは移動架台3の前進作動に伴い案内溝3
7の主として下向き面37aに当接して転動される一
方、突出状態に近付くにつれて後側案内ローラ19bは
徐々に上向き面37bに当接して転動することになる。
また、上記の僅かな上下位置変換量Hに基づき油圧シリ
ンダ4の向きが僅かに変化するが、その油圧シリンダ4
は水平軸X2 回りに回転可能に支持されているため、上
記変化に追随して不要な外力が作用することもない。
【0023】突出状態になると移動架台3に支持された
セグメント105はエレクタ装置106の真下位置まで
搬送供給されることになるため、そのままの状態でエレ
クタ装置106によりセグメント105を連結して外周
側に移動させてセグメントの組み付け作業を行うことが
できる。この突出状態の移動架台3に対しエレクタ装置
106の操作ミスや落下物等により上記移動架台3に対
し下方への衝撃荷重が万一作用したとしても、その移動
架台3に設けられている各車輪35が移動架台3の下方
変位に対するストッパの役割を果たすため、突出状態に
ある移動架台3の最悪の損傷・破損の発生を防止するこ
とができる。そして、上記油圧シリンダ4を縮小作動さ
せて突出状態の移動架台3を後退させて元の収納状態に
戻すと、移動架台3の各ゴムアタッチメント36はチェ
ーンコンベア2側の各ゴムアタッチメント23よりも下
位に位置付けられる。このため、チェーンコンベア2を
再び駆動させて後側のセグメント105を前端部まで順
次搬送して上記の移動架台3の前進作動を行うことによ
り、シールド壁109を形成するための必要個数のセグ
メント105,105,…を順次自動的にエレクタ装置
106に対し搬送供給することができる。
【0024】そして、セグメント組み付けにより新たな
シールドリングが形成されたらシールドマシーン101
の前進に対応して固定架台1がシールドマシーン101
側からけん引される、もしくは、後方から押す等により
上記固定架台1は各車輪14,15が転動して容易に前
方位置に移動していくことになる。
【0025】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では移
動架台3を前後動させる駆動手段として油圧シリンダ4
を用いた例を示したが、これに限らず、例えば電動モー
タ、油圧モータ等の他の駆動手段を用いてもよい。
【0026】また、チェーンコンベアとしては、ゴムア
タッチメント23なしのチェーン等により構成してもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における搬送装置によれば、固定架台のチェーンコン
ベアによりその前端側に搬送された被搬送物を、駆動手
段により収納状態の移動架台を突出状態まで前進させる
ことによって、上記チェーンコンベアから上方に持ち上
げて固定架台の前端よりもさらに前方位置にまで搬送供
給することができる。しかも、この移動架台による搬送
供給の際に被搬送物をチェーンコンベアと接触を絶った
状態で移動させるようにしているため、その被搬送物に
対し摺動による傷痕等が付くことを確実に防止すること
ができる。
【0028】従って、本搬送装置を、例えばシールドト
ンネル建設現場において、シールドマシーンのテール部
の背後であってセグメントをエレクタ装置まで搬送する
最終搬送部位における搬送手段として用いることによ
り、固定架台のチェーンコンベアによる上記テール部ま
でのセグメントの搬送と、移動架台の前進作動によるチ
ェーンコンベアの前端部からさらに前方のエレクタ装置
位置までの上記セグメントの搬送供給とを共に自動的に
かつセグメントを確実に保護した状態で行うことができ
るようになる。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明による効果を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す平面図である。
【図2】図1の搬送装置の側面図である。
【図3】図1のA−A線における一部省略拡大断面図で
ある。
【図4】移動架台の案内溝を示す拡大側面図である。
【図5】シールドトンネル建設現場を示す断面説明図で
ある。
【符号の説明】
1 固定架台 2 チェーンコンベア 3 移動架台 4 油圧シリンダ(駆動手段) 14,15 固定架台の車輪 19a 前側案内ローラ 19b 後側案内ローラ 35 移動架台の車輪 37 案内溝 37a 下向き面 37b 上向き面 37c 中央レベル変換部 37d 前側溝部 37e 後側溝部 37f 前側レベル変換部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平の搬送方向に延びた固定架台と、
    この固定架台の搬送方向前端側に配設された移動架台
    と、この移動架台を搬送方向に前後動させる駆動手段と
    を備え、 上記固定架台は、それぞれ搬送方向に延びるよう支持さ
    れて被搬送物を搬送する一対の無端状のチェーンコンベ
    アと、これら一対のチェーンコンベアの間であって上記
    搬送方向前端側位置に上記搬送方向に互いに離して設け
    られた前後一対の案内ローラとを備えており、 上記移動架台は、上記一対の案内ローラが内嵌された状
    態で略搬送方向に延び上記移動架台を上記固定架台内に
    没入した収納状態と、その固定架台の搬送方向前端から
    突出した突出状態とに相互に位置変換可能に案内する案
    内溝を備え、 上記一対の案内ローラと案内溝とは、移動架台の収納状
    態でその上面がチェーンコンベアの搬送面よりも下位に
    なるように保持される一方、上記収納状態から移動架台
    が上記駆動手段により搬送方向前方へ移動開始されるこ
    とにより移動架台の上面が上記チェーンコンベアの搬送
    面よりも上位位置まで移動し、かつ、その上位位置とな
    った状態で搬送方向前方に突出して上記突出状態に至る
    よう上記移動架台を案内するように構成されていること
    を特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 案内溝は、各案内ローラが転動可能な上下間隔を隔てて
    互いに平行に搬送方向に延びる下向き面と、上向き面と
    を有し、搬送方向中央位置に搬送方向前側に向かい斜上
    する中央レベル変換部が形成され、この中央レベル変換
    部を挟んで前側溝部が後側溝部よりも上記中央レベル変
    換部による上下位置変換量だけ上位で上記後側溝部と互
    いに平行に延び、上記前側溝部の前端部に上記中央レベ
    ル位置変換部と同じ上下位置変換量だけ搬送方向前側に
    向かい斜上する前側レベル変換部が形成されており、 一対の案内ローラは、前側案内ローラが上記前側レベル
    変換部の前端にあるときに後側案内ローラが上記中央レ
    ベル変換部と前側溝部との境界位置に位置付けられて移
    動架台を収納状態に保持し、かつ、上記前側案内ローラ
    が上記境界位置にある時に後側案内ローラが後側溝部に
    位置付けられて上記移動架台を突出状態に保持するよう
    に配設されていることを特徴とする搬送装置。
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