JP4341253B2 - セグメント供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル掘進機内でトンネル幅方向両側に設けられた複数のエレクタにセグメントを供給するセグメント供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トンネル掘進機は、トンネル内に設けられたエレクタでセグメントを組み立て、その組み立てられたセグメントにシールドジャッキを介して反力を得て、前端に設けられたカッタで切羽を切削しながら掘進するようになっている。
【0003】
一般に断面円形のトンネルを掘削するトンネル掘進機では、エレクタは、トンネル掘進機の円周方向に回転してセグメントを組み立てるようになっており、セグメントの受渡し位置は一箇所である。
【0004】
しかし、断面矩形のトンネルを掘削するトンネル掘進機では、トンネル幅方向中間部に掘削土砂を排出するスクリューコンベヤ等が配置されるために、エレクタはトンネル幅方向両側へ少なくとも二機設けられている。
【0005】
そのため、セグメントの受渡し位置は、トンネル幅方向両側の二箇所となっている。
【0006】
上記二機のエレクタへセグメントを供給するセグメント供給装置は、従来、トンネル後方より搬送路が二列に延びて形成されており、その搬送路に搬送台車をそれぞれ走行させて、それらの搬送台車が二箇所のセグメント受渡し位置近傍まで直線状に走行して、各々搬送するようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−18793号公報 (図6)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のセグメント供給装置では、トンネル幅方向の距離が長い場合には有効な供給システムであるが、断面縦長の矩形トンネル等の幅方向の距離が短いトンネルを掘削する場合には、搬送路を二列形成するスペースが無く、搬送台車と各エレクタを同一線上に配置することができないので、供給システムとしては成り立たないという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は上記問題を解決するために案出されたものであって、その目的は、トンネル幅方向の距離が短い場合であっても、その幅方向両側に設けられた各エレクタにセグメントを供給できるセグメント供給装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、幅が高さより小さい矩形断面のトンネルを掘削するトンネル掘進機内のトンネル幅方向の両端に、掘削土砂を排土する装置を挟んでエレクタを夫々配設し、これらエレクタにセグメントを夫々供給するセグメント供給装置であって、トンネル後方からセグメントを積載してトンネル前方へ搬送する搬送台車と、搬送台車から移載されたセグメントをトンネル幅方向に移動させると共にトンネル軸方向に移動させ、上記エレクタのいずれか一方に供給するための振分け装置と、上記搬送台車から上記振分け装置へセグメントを移載する移載装置とを備え、上記搬送台車が、上記トンネル内の幅方向の一方に寄せられて配置され、上記トンネル内の幅方向の他方に、上記トンネル掘進機を駆動するための油圧機器等の駆動装置群が配置されたセグメント供給装置である。
【0011】
上記構成によれば、振分け装置で、セグメントをトンネル幅方向へ移動させて、各エレクタへの振り分けを行うことができるので、振分け装置までセグメントを搬送する搬送台車は、一列の搬送路を形成するだけでよいので、トンネル幅方向の距離が短い場合であっても、その幅方向両側に設けられた各エレクタにセグメントを供給することができる。
【0012】
そして、上記トンネルの内部が、高さ方向中間部に配設されたセグメントによって上層と下層とに仕切られた二層構造となっており、上記搬送台車、振分け装置、移載装置及び駆動装置群が、上記トンネルの下層に配置され、上記トンネルの上層に、作業員の通路や各種機器の搬送路に用いられるスペースが形成されたものが好ましい。
【0013】
また、上記振分け装置が、セグメントをトンネル幅方向へ移動させる第一ローラコンベヤと、セグメントをトンネル軸方向へ移動させる第二ローラコンベヤと、上記第一ローラコンベヤを上記第二ローラコンベヤに対して昇降させる昇降装置とを有するものが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は本発明に係るセグメント供給装置の好適な実施の形態を示した全体平面図、図2は本発明に係るセグメント供給装置の好適な実施の形態を示した全体側面図、図3は振分け装置を示した平面図、図4は移載装置を示した平面図、図5は振分け装置と移載装置を示した断面図である。
【0016】
なお、図1及び図2で示したトンネル掘進機は、エレクタの取付位置より後方部分を図示しており、カッタや駆動モータ等の前方に設けられている各種機器の図示は省略している。
【0017】
本実施の形態で示すトンネル掘進機は、図5に示すように、断面縦長の矩形トンネルを掘削するものであって、形成されるトンネルはその高さ方向中間部にもセグメントが組み立てられ二層構造となっている。
【0018】
まず、本発明に係るセグメント供給装置が適用されたトンネル掘進機1の構成を説明する。
【0019】
図1及び図2に示すように、かかるトンネル掘進機1は、その幅方向中間部に掘削土砂を排出するスクリューコンベヤ2が設けられている。そのスクリューコンベヤ2を挟むように二機のエレクタ3が設けられている。
【0020】
エレクタ3は、その後端にセグメント4を把持する把持部5を有しており、その把持部5が上下移動及びトンネル幅方向への水平移動をすることによって、セグメント4をその組立位置へ移動させて、組み立てるようになっている。ここで、左右の各エレクタ3は、スクリューコンベヤ2によってその水平移動範囲が規制されるため、左側(図1中、下側)のエレクタ3は、左側のセグメント4を組み立て、右側(図1中、上側)のエレクタ3は、右側のセグメント4を組み立てるようになっている。
【0021】
なお、図中6は、組み立てられたセグメント4を押して反力を得るためのシールドジャッキを示す。
【0022】
本実施の形態に係るセグメント供給装置7は、トンネル掘進機1の後方で組み立てられたセグメント4の内部に設けられており、トンネル後方からセグメント4を積載して搬送する搬送台車8と、エレクタ3の後方に設けられ搬送台車8から移載されたセグメント4をトンネル幅方向に移動させて振り分けた後にトンネル前方のエレクタ3側へ移動させる振分け装置9と、搬送台車8から振分け装置9へセグメント4を移載する移載装置11とを備えたことを特徴とする。
【0023】
搬送台車8は、複数(本実施の形態では三台)連結されており、その上部にセグメント4が二段ずつ載置されている。搬送台車8の後方には、駆動バッテリーカー12が連結されている。搬送台車8は、駆動バッテリーカー12によって、振分け装置9の後端部から後方に延びる搬送路14上を走行する。
【0024】
搬送路14は、トンネル幅方向の左右どちらか一方側(本実施の形態では左側(図中、下側))に寄って配置されている。他方側には、トンネル掘進機1の各種装置を駆動させるための油圧機構等の駆動装置群15が設けられている。駆動装置群15は、振分け装置9に連結されており、トンネル掘進機1の掘進に伴って牽引されて移動するようになっている。
【0025】
振分け装置9は、図3に示すように、セグメント(図3中、二点鎖線にて示す)4をトンネル幅方向へ移動させる第一ローラコンベヤ16と、セグメント4をトンネル軸方向へ移動させる第二ローラコンベヤ17とを有している。これら第一ローラコンベヤ16と第二ローラコンベヤ17は、トンネル内をその軸方向に走行可能な走行架台21上に設けられている。これによって、第一及び第二ローラコンベヤ16,17は、トンネル掘進機の掘進と共に、前進することができる。
【0026】
第一ローラコンベヤ16は、各ローラがトンネル軸方向に延びて、トンネル幅方向に並列してなるローラ列18を複数有している。ローラ列18は、トンネル幅方向中間部より左右に対称的に振り分けられると共に、トンネル軸方向にも複数配列されている。すなわち、第一ローラコンベヤ16は、左右に分割されて、それぞれの第一ローラコンベヤ16が、トンネル幅方向各側へと、セグメント4を移動させる。
【0027】
左右の各第一ローラコンベヤ16には、駆動モータ22がそれぞれ設けられている。駆動モータ22は、第一ローラコンベヤ16の後方に配置され、その回転軸23が、ローラ列18のうちのトンネル幅方向で最も内側のローラ24に接続されている。回転軸23は、トンネル軸方向前方に延出しており、複数のローラ列18の内側のローラ24を貫通して連結し、同期回転するようになっている。回転軸23には、各ローラ24毎にスプロケット25が設けられている。各ローラ列18のローラ24以外のローラ26にもそれぞれスプロケット25が設けられており、互いにチェーン27或いはベルトで連結されて、各ローラ24,26が同期回転するようになっている。
【0028】
第二ローラコンベヤ17は、トンネル幅方向に延びて、トンネル軸方向に並列されて形成されている。このうち、後方(図中、右側)の振分け位置19の第二ローラコンベヤ17は、第一ローラコンベヤ16の隣接するローラ列18間に配置されている。その前方には、セグメント4をエレクタ3側へ搬送する前方搬送ローラ28が設けられている。第二ローラコンベヤ17もトンネル幅方向左右に形成されており、各エレクタ3にセグメント4を供給するようになっている。
【0029】
左右の各第二ローラコンベヤ17の後方には、駆動モータ29が設けられている。この駆動モータ29は、第一ローラコンベヤ16の後端部の下方に配置されており、第二ローラコンベヤの各ローラ33のトンネル幅方向外側に設けられたスプロケット31にチェーン32或いはベルトで連結されて、第二ローラコンベヤ17の各ローラ33が互いに同期回転するようになっている。
【0030】
なお、第一ローラコンベヤ16のローラ列18の間に位置する第二ローラコンベヤのローラ33のトンネル幅方向内側は、第一ローラコンベヤ16のローラ列18と干渉しないように、走行架台21から立設された支持柱34に軸支されている。また、ローラ列18の間に位置する第二ローラコンベヤのローラ33のトンネル幅方向外側も走行架台21から立設された支持柱(図示せず)に軸支されている。なお、この図示しない支持柱は、後述する支持フレーム35と干渉しない高さに形成されている。
【0031】
第一ローラコンベヤ16の各ローラ24,26を軸支する支持フレーム35は一体的に形成されている。この支持フレーム35には、第一ローラコンベヤ16と駆動モータ22と支持フレーム35とを一体的に昇降させる昇降装置(図示せず)が設けられている。セグメント4をトンネル幅方向に移動させる際には、第一ローラコンベヤ16がセグメント4に接するように、第一ローラコンベヤ16を上昇させる。一方、セグメント4をトンネル軸方向に移動させる際には、第二ローラコンベヤ17がセグメント4に接するように、第一ローラコンベヤ16を下降させるようになっている。
【0032】
また、振分け装置9には、セグメント4の搬送順序が予め入力され、その順序に合わせて、第一及び第二ローラコンベヤ16,17を作動させて、振分け作業を行うための制御装置(図示せず)が設けられている。これによって、振分け作業が自動で行われる。
【0033】
さらに、振分け装置9に、番地票を読み取るセンサ(図示せず)を設け、各セグメント4に、組立位置を表す番地票を取り付けることにより、万一、搬送順序を間違った際の補正を図ることが可能になる。
【0034】
振分け装置9の前方には、第二ローラコンベヤ17から移送されたセグメント4をエレクタ3の受取位置まで移送する移送台車30が設けられている。
【0035】
移載装置11は、図1及び図2に示すように、搬送台車8上のセグメント4を上方から吊り上げて、振分け装置9上に移動してセグメント4を載置するクレーン36を備えている。
【0036】
移載装置11には、振分け装置9の第一ローラコンベヤ16の前端位置から、搬送台車8の停車位置後端まで延びる一対のガイドレール37が設けられており、そのガイドレール37上をクレーン36が走行し、トンネル軸方向への移動を行うようになっている。
【0037】
ガイドレール37は、搬送路14の上方で、搬送路14に沿って設けられており、その前端が振分け装置9の走行架台21上に立設された柱部材(図2及び図5参照)38を介してそれぞれ支持されている。この柱部材38は、ガイドレール37の前端のみならず、途中部分にも設けられている。
【0038】
一方、トンネル幅方向外側のガイドレール37の後端は、下端に走行車輪が設けられた柱部材(図示せず)を介して支持されている。この柱部材はトンネルの床面39まで延びて、その床面39上を走行する。この柱部材は、ガイドレール37の後端のみならず、所定のピッチで複数設けられている。また、トンネル幅方向内側のガイドレール37の後端は、隣接する駆動装置群15の上部に短い柱部材(図2参照)41を介して固定され支持されている。この柱部材41は、ガイドレール37の後端のみならず、所定のピッチで複数設けられている。
【0039】
これによって、移載装置11は、トンネル掘進機1の掘進に伴って、振分け装置9及び駆動装置群15と一体的に牽引される。
【0040】
クレーン36は、図4及び図5に示すように、ガイドレール37間に架け渡され、そのガイドレール37上を走行する走行フレーム43を有している。走行フレーム43の両側には、ガイドレール37上に位置する複数の車輪44が設けられている。走行フレーム43には、ガイドレール37上に回転軸45が接する走行用モータ46が設けられており、この走行用モータ46の回転によって、クレーン36が走行する。なお、回転軸45の外周には、ガイドレール37に駆動力を伝達するためにゴム層が形成されている。
【0041】
走行フレーム43の内部には、トンネル幅方向に延びる一対のガイドレール47が設けられている。このガイドレール47は、走行フレーム43のうち、トンネル軸方向に延びるフレーム48間に架け渡されている。ガイドレール47上には、セグメント4を把持する把持装置51を昇降自在に支持する支持フレーム52が移動自在に設けられている。
【0042】
この支持フレーム52には、ガイドレール47と平行に設けられたフレーム49に、トンネル幅方向に沿って取り付けられた伸縮シリンダ53のロッド54が接続されており、その伸縮シリンダ53の伸縮によって、支持フレーム52がガイドレール47上を移動する。なお、支持フレーム52の移動手段は、伸縮シリンダ53に限られるものではなく、駆動モータを設ける等、他の手段であってもよい。
【0043】
支持フレーム52には、把持装置51を昇降させる伸縮ロッド55が形成されている。伸縮ロッド55の伸縮により把持装置51が、搬送台車8上のセグメント4の把持位置、移動時の把持位置、振分け位置間を昇降する。
【0044】
次に、上記構成によるセグメント供給装置7によるセグメント4の供給工程を説明しながら、その作用を説明する。
【0045】
セグメント4の供給を行うに際しては、まず、その組立工程より組立順序を決定し、その順序に応じてセグメント4を供給すべく、その順序で搬送台車8に積載する。そして、搬送路14上を、駆動バッテリーカー12の駆動力によって走行し、振分け装置9の後方まで移動する。
【0046】
次に、移載装置11の走行フレーム43及び支持フレーム52を適宜移動させて、把持装置51を前端の搬送台車8のセグメント4上に移動させ、把持装置51を下降してセグメント4を把持する。そして、把持装置51を上昇させると共に、セグメント4を振分け装置9上に移動させて、把持装置51を下降して、セグメント4の把持を解除して載置し、その移載が完了する。
【0047】
その後、振分け位置に移載されたセグメント4は、制御装置に予め入力された搬送順序に応じて、第一ローラコンベヤ16を作動させて、トンネル幅方向左右のどちらかへ振り分ける。このとき、各セグメント4に、組立位置を表す番地票を取り付け、センサによってその番地票を読みとることで、万一、搬送順序が間違っていた場合であっても、事前に左右の振分けを変更できるので、その補正が図れる。
【0048】
また、第一ローラコンベヤ16は、昇降装置によって第二ローラコンベヤよりも若干上昇しており、第二ローラコンベヤ17が第一ローラコンベヤ16上のセグメント4と接触しないので、これらが互いに摺動するのを防止できる。
【0049】
なお、この振分け工程を行っている間に、移載装置11は、搬送台車8上に移動し、次のセグメント4を移載する工程を継続して行っている。
【0050】
セグメント4の左右への移動が終了したら、次は、第一ローラコンベヤ16を、昇降装置によって、第二ローラコンベヤ17よりも若干低い位置まで下降させる。そして、第二ローラコンベヤ17を作動させて、セグメント4を前方の移送台車30上へと移動させる。
【0051】
その後、移送台車30がエレクタ3の受取位置まで移動し、セグメント4がエレクタ3に受け渡される。そして、エレクタ3がセグメント4を組立位置へと運んで、その組立を行う。
【0052】
以上の工程を、セグメント4の一周分繰り返し行うことによって、セグメント4の組立が終了する。
【0053】
セグメント4の組立が終了した後は、シールドジャッキ6で組み立てられたセグメント4を押しながら推進力を得て、トンネル掘進機1の前端のカッタにて掘削しながら、前進する。このとき、搬送台車8以外の各装置は互いに連結されているので、各装置がトンネル掘進機1の掘進と共に一体的に前進する。
【0054】
このように、セグメント4を、一列の搬送台車8にてトンネル坑内を搬送して、振分け装置9によってトンネル幅方向左右に振り分けて、前方のエレクタ3に供給するようにしたので、トンネル坑内に一列の搬送路を形成するだけでよく、省スペース化が達成される。従って、トンネル幅方向の距離が短い場合であっても、その幅方向両側に設けられた各エレクタ3にセグメント4を迅速且つ効率的に供給することができる。
【0055】
また、振分け装置9の制御装置やセンサによって、セグメント4の供給ミスを防止でき、確実な供給が達成される。
【0056】
また、本実施の形態では、各装置を二層構造のトンネルのうちの下層に集中して設置しているので、上層のスペース56は、作業員の通路や各種機器の搬送路として利用することができる。
【0057】
なお、本実施の形態では、二層のトンネルを掘削するトンネル掘進機1を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。例えば、単層、或いは三層以上のトンネルを掘削するトンネル掘進機で、そのトンネル幅方向距離が短く且つトンネル幅方向両側にエレクタを備えたものであれば、本発明は適用可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、トンネル幅方向の距離が短い場合であっても、その幅方向両側に設けられた各エレクタにセグメントを効率的に供給できるといった優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセグメント供給装置の好適な実施の形態を示した全体平面図である。
【図2】本発明に係るセグメント供給装置の好適な実施の形態を示した全体側面図である。
【図3】振分け装置を示した平面図である。
【図4】移載装置を示した平面図である。
【図5】振分け装置と移載装置を示した断面図である。
【符号の説明】
3 エレクタ
4 セグメント
7 セグメント供給装置
8 搬送台車
9 振分け装置
11 移載装置
16 第一ローラコンベヤ
17 第二ローラコンベヤ
18 ローラ列
33 ローラ
36 クレーン

Claims (3)

  1. 幅が高さより小さい矩形断面のトンネルを掘削するトンネル掘進機内のトンネル幅方向の両端に、掘削土砂を排土する装置を挟んでエレクタを夫々配設し、これらエレクタにセグメントを夫々供給するセグメント供給装置であって、
    トンネル後方からセグメントを積載してトンネル前方へ搬送する搬送台車と、
    搬送台車から移載されたセグメントをトンネル幅方向に移動させると共にトンネル軸方向に移動させ、上記エレクタのいずれか一方に供給するための振分け装置と、
    上記搬送台車から上記振分け装置へセグメントを移載する移載装置とを備え
    上記搬送台車が、上記トンネル内の幅方向の一方に寄せられて配置され、
    上記トンネル内の幅方向の他方に、上記トンネル掘進機を駆動するための油圧機器等の駆動装置群が配置された
    ことを特徴とするセグメント供給装置。
  2. 上記トンネルの内部が、高さ方向中間部に配設されたセグメントによって上層と下層とに仕切られた二層構造となっており、
    上記搬送台車、振分け装置、移載装置及び駆動装置群が、上記トンネルの下層に配置され、
    上記トンネルの上層に、作業員の通路や各種機器の搬送路に用いられるスペースが形成された
    請求項1に記載のセグメント供給装置。
  3. 上記振分け装置が、
    セグメントをトンネル幅方向へ移動させる第一ローラコンベヤと、
    セグメントをトンネル軸方向へ移動させる第二ローラコンベヤと、
    上記第一ローラコンベヤを上記第二ローラコンベヤに対して昇降させる昇降装置と
    を有する請求項1又は2いずれかに記載のセグメント供給装置。
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