JP2862832B2 - アンカーリベットによる接合構造 - Google Patents

アンカーリベットによる接合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、土木建築構造物
や機械類等を製作する際に二つの部材を緊結するための
接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 二つの被接合部材の相連通する貫通孔
を設け、一方の被接合部材の貫通孔に円筒形のアンカー
を沈頭するまで挿入し、他方の被接合部材の貫通孔に挿
通したノックピンを該アンカーの中央孔に打ち込むこと
によって、該アンカーの基端部のスカートを拡開させ、
スカートと一方の被接合部材との間に生じる押圧力を利
用して、二つの被接合部材を緊結するアンカーリベット
による接合構造は、従来から広く利用されている。
【0003】しかしながら、この接合構造では、アンカ
ーは一方の被接合部材の貫通孔に頭部まで沈み込んでお
り、一方の被接合部材の接合面からは突出していないた
め、一方の被接合部材の貫通孔と他方の被接合部材の貫
通孔の心合わせをする手段としては使用できず、心合わ
せの作業能率を良くするには別にガイド手段を用意する
必要があった。
【0004】更にまたアンカーの主体部が円筒形であ
り、一方の被接合部材の貫通孔が接合面側から反対面側
に至るまで同一直径に形成されているため、貫通孔に対
するアンカーの嵌め入れ作業が円滑になされない。嵌め
入れ作業を容易にするために貫通孔の直径を拡大する
と、アンカーのスカートと被接合部材との間に生じる押
圧力が小さくなり、連結強度が低下する問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、何ら別個のガイド手段を必要とせずに、二つの
被接合部材の貫通孔の心合わせを容易に行え、貫通孔に
対するアンカーの嵌め込み作業が能率よく行えるアンカ
ーリベットによる接合構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明の接合構造は、
一方の被接合部材1の貫通孔2と他方の被接合部材3の
貫通孔4にアンカー5を嵌め入れ、アンカー5の中央孔
6にノックピン7を打ち込み、アンカー5の基端部のス
カート8をスリット9を境に外側に拡開させ二つの被接
合部材1,3を緊結するものであり、一方の被接合部材
1の接合面1aからアンカー5の先端部10を突出さ
せ、該先端部10を中間部11より先端に向かうほど直
径が減少するテーパー状に形成する。
【0007】使用に当たっては、まず最初にアンカー5
の主体部12が一方の被接合部材1の貫通孔2に嵌め込
まれる。次に、他方の被接合部材3が一方の被接合部材
1に突き合わされ、他方の被接合部材3の貫通孔4にア
ンカー5の先端部10が嵌め込まれる。最後に、ノック
ピン7がアンカー5の中央孔6に打ち込まれ、アンカー
5のスカート8が拡開させられる。
【0008】
【発明の実施の形態】 アンカー5とノックピン7は金
属材料やプラスチック材料などで作製される。ノックピ
ン7の頭部7aは抜け止めのため拡大形成されており、
頭部7aと被接合部材3の間には必要に応じて座金部材
14が挿入される。被接合部材1,3は擁壁ブロックな
どの土木建築部材や機構部品などであり、適用対象は特
に限定されない。また、アンカーリベットの挿入方向、
すなわち被接合部材1,3の貫通孔2,4の配置方向も
上下方向に限定されず、水平方向や斜め方向などであっ
ても有効に使用できる。
【0009】
【実施例】 図1から図3に示した実施例では、一方の
被接合部材1の貫通孔2は、接合面1a側から反対面1
b側に向かうほど直径が減少する逆テーパー状に形成さ
れている。該貫通孔2に挿入されるアンカー5の主体部
12は、中間部11よりスカート8に向かうほど直径が
減少する逆テーパー状に形成されている。他方の被接合
材3の貫通孔4は、接合面3a側から反対面3b側に向
かうほど直径が減少するテーパー状に形成されている。
アンカー5のスカート8は拡開前は円筒状であり、アン
カー5の中間部11が被接合部材1の接合面1aと揃っ
た位置に来たとき、反対面1b側に突出する。アンカー
5の中央孔6は、スカート8の部分において逆テーパー
状に形成されており、ノックピン7のテーパー状先端部
7bが中央孔6の逆テーパー状部6aを突き押すことに
よって、スカート8が拡開される。スカート8の根本部
外周面が貫通孔2の孔縁部に強圧されることによって、
アンカー5の脱出が阻止され、二つの被接合部材1,3
が緊密に接合される。ノックピン7の先端部周面には環
状リブ型のスパイク13が形成されており、スパイク1
3はスカート8の内面に緊密に係合している。
【0010】図4に示した実施例では、一方の被接合部
材1の貫通孔2は、接合面1a側から反対面1b側に向
かうほど直径が減少する逆テーパー状部分2aと、この
逆テーパー状部分に連結され、連結部2c側から反対面
1b側に向かうほど直径が増大するテーパー状部分2b
とで形成されている。本実施例では、アンカー5のスカ
ート8は貫通孔2の前記テーパー状部分2b内において
拡開させられている。その他の構成は図1から図3に示
した実施例と同様である。
【0011】図5に示した実施例では、アンカー5の先
端部10は他方の被接合部材3の貫通孔4の長さよりも
短く形成され、先端部10は被接合部材3の肉厚内に隠
蔽されている。アンカー5の中間部11は短円筒形に形
成され、被接合部材3の貫通孔4に密に係合している。
その他の構成は図4に示した実施例と同様である。
【0012】
【発明の効果】 請求項1の接合構造では、一方の被接
合部材1の貫通孔2と他方の被接合部材3の貫通孔4を
心合わせするとき、一方の被接合部材1の接合面1aか
ら突出しているアンカー5の先端部10がガイド手段と
して利用されるため、両者の心合わせの作業が簡単かつ
的確に行える。この先端部10はテーパー状に形成され
ているため、他方の被接合部材3の貫通孔4への嵌め込
み作業が容易になされる。また、テーパー状の先端部1
0は貫通孔4に対して好適な誘導作用をなし、位置合わ
せの当初に多少の狂いがあっても、被接合部材1,3の
接合面1a,3aが相当接する最終段階では完全に修正
され、設計通りの位置関係にて被接合部材1,3が緊結
される。
【0013】請求項2の接合構造では、アンカー5の主
体部12を中間部11よりスカート8に向かうほど直径
が減少する逆テーパー状に形成したので、貫通孔2に対
するアンカー5の主体部12の挿入作業が円滑になされ
る。
【0014】請求項3の接合構造では、他方の被接合材
3の貫通孔4を接合面3a側から反対面3b側に向かう
ほど直径が減少するテーパー状に形成したので、貫通孔
4に対するアンカー5の先端部10の嵌め込み作業が円
滑になされる。
【0015】請求項4の接合構造では、一方の被接合部
材1の貫通孔2を接合面1a側から反対面1b側に向か
うほど直径が減少する逆テーパー状に形成したので、貫
通孔2に対するアンカー5の主体部12の挿入作業が更
に円滑になされる。
【0016】請求項5の接合構造では、一方の被接合部
材1の貫通孔2を接合面1a側から反対面1b側に向か
うほど直径が減少する逆テーパー状部分2aと、この逆
テーパー状部分2aに連結され、連結部2c側から反対
面1b側に向かうほど直径が増大するテーパー状部分2
bとで形成し、該テーパー状部分2b内においてスカー
ト8を拡開させたので、貫通孔2に対するアンカー5の
挿入作業が作業性良くなされるとともに、アンカー5の
スカート8が一方の被接合部材1の肉厚内に隠蔽される
ため、接合部の外観が向上する。
【0017】請求項6の接合構造では、ノックピン7の
先端部にスパイク13を設けたので、ノックピン7とス
カート8とが緊密に係合することになり、ノックピン7
の抜落が的確に阻止され、アンカーリベットによる接合
が強固に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る接合構造において、
アンカーの主体部を一方の被接合部材の貫通孔に挿入し
た状態の要部縦断面図である。
【図2】 図1の接合構造において、ノックピンをアン
カーの中央孔に打ち込んで二つの被接合部材を連結した
状態の切欠斜視図である。
【図3】 図1の接合構造のアンカーリベット部分の縦
断面図である。
【図4】 本発明の別の実施例に係る接合構造の縦断面
図である。
【図5】 本発明の更に別の実施例に係る接合構造の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 一方の被接合部材 2 貫通孔 3 他方の被接合部材 4 貫通孔 5 アンカー 6 アンカーの中央孔 7 ノックピン 8 アンカーのスカート 9 スカートのスリット 10 アンカーの先端部 11 アンカーの中間部 12 アンカーの主体部 13 ノックピンのスパイク 14 座金部材

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の被接合部材1の貫通孔2と他方の
    被接合部材3の貫通孔4にアンカー5を嵌め入れ、アン
    カー5の中央孔6にノックピン7を打ち込み、アンカー
    5の基端部のスカート8をスリット9を境に外側に拡開
    させることによって二つの被接合部材1,3を緊結する
    アンカーリベットを使用し、一方の被接合部材1の接合
    面1aからアンカー5の先端部10を突出させ、該先端
    部10を中間部11より先端に向かうほど直径が減少す
    るテーパー状に形成したことを特徴とするアンカーリベ
    ットによる接合構造。
  2. 【請求項2】 一方の被接合部材1の貫通孔2に挿入さ
    れるアンカー5の主体部12を、中間部11よりスカー
    ト8に向かうほど直径が減少する逆テーパー状に形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の接合構造。
  3. 【請求項3】 他方の被接合材3の貫通孔4を接合面3
    a側から反対面3b側に向かうほど直径が減少するテー
    パー状に形成したことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の接合構造。
  4. 【請求項4】 一方の被接合部材1の貫通孔2を接合面
    1a側から反対面1b側に向かうほど直径が減少する逆
    テーパー状に形成したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項3に記載の接合構造。
  5. 【請求項5】 一方の被接合部材1の貫通孔2を接合面
    1a側から反対面1b側に向かうほど直径が減少する逆
    テーパー状部分2aと、この逆テーパー状部分2aに連
    結され、連結部2c側から反対面1b側に向かうほど直
    径が増大するテーパー状部分2bとで形成し、該テーパ
    ー状部分2b内においてスカート8を拡開させたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の接合構造。
  6. 【請求項6】 ノックピン7の先端部にスパイク13を
    設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載
    の接合構造。
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