JP2862748B2 - 建築用基礎梁 - Google Patents

建築用基礎梁

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JP2862748B2 JP4455693A JP4455693A JP2862748B2 JP 2862748 B2 JP2862748 B2 JP 2862748B2 JP 4455693 A JP4455693 A JP 4455693A JP 4455693 A JP4455693 A JP 4455693A JP 2862748 B2 JP2862748 B2 JP 2862748B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用地盤の所定箇所
に設置される独立基礎間に架設され建築物の基礎を形成
する建築用基礎梁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物を安定した状態で構築するために
は、まず地盤に基礎を安定かつ的確に構築する必要があ
り、基礎の構築形式として、いわゆる独立基礎形式が知
られている。
【0003】独立基礎の形式では、建築物の構築領域の
所定の位置、例えば角部や角部と角部との中間点などに
底盤を設置して独立基礎を構築し、その独立基礎上に基
礎梁をかけ渡して設置することが行われている。すなわ
ち、この独立基礎形式では、基礎構築位置の全体を深く
掘削する必要がなく、独立基礎の部分を所定深さまで掘
り、その他の部分は浅い掘削で足りる。従って、地面の
凍結が生じ、地盤の掘削が困難な作業となる寒冷地など
で多く用いられている。
【0004】図6には上記のような基礎梁の例が示され
ている。
【0005】図において、基礎梁110は所定の厚さw
を有する直方体形状に形成され、コンクリートによって
構成されている。そして、地盤に設置される側、すなわ
ち底部111には徐々に幅を狭くした台形状の切欠部1
12が設けられている。また、その両端部は他の基礎梁
との間での結合を行うため、肉厚を厚くし、その端面に
凹部116を形成して結合部としている。
【0006】このような基礎梁110を用いて建築物の
基礎を構築する場合、所定位置に独立基礎(図示せず)
を設置した後、その独立基礎上にこの基礎梁110の脚
部114を設置してかけ渡すようにしている。
【0007】基礎梁110の結合は、相互に直交する方
向に行う場合や一直線上に結合する場合などの種々の形
式がある。
【0008】図7(A)及び(B)は、従来の基礎梁1
10の結合状態を示す説明図であり、同図(A)は一直
線上に設置された基礎梁110a及び110b、更にそ
れらに直交するように基礎梁110cが結合される形式
が示されており、同図(B)は2つの基礎梁110d及
び110eが直交するように結合される例がそれぞれ示
されている。なお、同図に示すように、各基礎梁110
には内部に強度増加のための鉄筋118が埋設されてい
る。
【0009】そして、同図(A)の場合には、それぞれ
の基礎梁110の凹部116を互いに対向するように設
置し、これらの凹部116によって形成された空間に連
結部の補強のための鉄筋120を設置してある。
【0010】同図(B)では、一方に凹部の形成されて
いない基礎梁200を用い、他方の基礎梁110dの凹
部を前記基礎梁200の側面端部に当接させて、直交方
向に設置する。基礎梁200の側面端部からは鉄筋12
2が突出しているので,基礎梁110dの凹部116に
この鉄筋122が挿入される。
【0011】こうして基礎梁110の設置が完了する
と、各基礎梁110の凹部116によって形成される空
間にコンクリートを打設して基礎梁110の結合固定を
行っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の基
礎梁110の結合構造では、凹部116によって形成さ
れる空間にコンクリートを打設しこのコンクリートが固
化するまでの間、基礎梁が衝撃により転倒したり位置ず
れしたりするおそれがあるので、各基礎梁を安定した設
置状態としておくために仮固定用治具が必要となってい
た。しかも、この仮固定用治具は比較的大掛かりなもの
なので、その取り付け作業は面倒であり、この作業のた
めに工期が延びるという問題があった。
【0013】また、従来の基礎梁110は、端部の断面
が凹部116によってコ字状となることから基礎梁11
0自体の成形が困難となるばかりか、図7(A)におけ
る基礎梁110aと110cのように、その設置位置に
よって形状を種々変更しなければならなず画一的に量産
することができなかった。
【0014】その他、各基礎梁110の凹部116を十
分に広い空間とするために両端部の肉厚を大きくした形
状にしてあるので、この基礎梁110の建築現場への搬
送時において大きなスペースが必要となり、またその凹
部116の形成された部分が欠け易いなどという問題も
生じていた。
【0015】さらに、基礎梁には、水道管等の配管のた
めに穴を形成しなければならないが、この穴は、建築現
場で配管の位置に応じて基礎梁に穿設するものであるた
め、この穴あけ作業によって作業工数が増加して現場の
作業者にとって負担となり、この作業によってさらに工
期が延びるという問題があった。
【0016】この発明は、上記問題点を解決することを
課題としてなされたものである。その第一の目的は、仮
固定用治具の取付作業の簡略化、基礎梁の構成の簡略化
及び運送スペースの縮小化を図ることにあり、第二の目
的は、配管用の穴あけ作業の簡略化を図ることにある。
そして、究極的に、建築物構築の作業を簡略化し、工期
を短縮することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るため、請求項1に係る建築用基礎梁は、建築物構築領
域の所定箇所に設置した独立基礎間に複数架設され、型
枠を用いて仮固定されて相互に結合される建築用基礎梁
において、前記建築用基礎梁は、隣接する他の建築用基
礎梁との結合側の端部に形成される薄肉部と、該薄肉部
から長手方向中央よりに形成される厚肉部とを含み、こ
の薄肉部と厚肉部とで段差部が形成され、該段差部は、
前記型枠を前記厚肉部の段差部形成側の表面に面接触さ
せかつ前記薄肉部と離隔する状態で取り付けて前記薄肉
部と前記型枠との間にコンクリート打設用空間を形成
し、隣接する他の建築用基礎梁との結合側端部付近の前
記型枠取付位置に予め前記型枠固定用のインサートを埋
設した、ことを特徴とする。
【0018】また、上記第一の目的に加えて第二の目的
を達成するため、請求項2に係る建築用基礎梁は、請求
項1において、前記建築用基礎梁の結合部分を除くほぼ
左右対称の位置にそれぞれ打ち抜き可能な配管用の凹部
を形成したことを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1の建築用基礎梁によれば、基礎梁には
薄肉部及び厚肉部が形成されるという構成になってお
り、基礎梁を結合するためのコンクリートの打設は、基
礎梁の薄肉部と型枠との間の空間に打設されるので、従
来の基礎梁のように基礎梁の端部に凹部を形成する必要
もない。従って、基礎梁の構成の簡略化によって製造の
容易化が達成され、これを積み重ねて運搬する場合の運
搬スペースの縮小化を図ることができる。
【0020】また、この建築用基礎梁は型枠を用いて仮
固定するので、コンクリートが固化するまで仮固定して
おくための比較的大掛かりな治具は不要である。しか
も、予め型枠固定用のインサートが埋設されているの
で、型枠の取り付け、及び取り外しが簡単に行える。
【0021】請求項2の建築用基礎梁には、配管用の凹
部が形成され、該凹部は打ち抜き可能な構造になってい
るので、この凹部の底部を叩き割るなどして、貫通させ
て穴を形成することが容易に行え、この穴に配管部材を
挿通して配管をすることができる。しかも、この凹部
は、基礎梁の結合部分を除くほぼ左右対称の位置に形成
されているので、これらの凹部のうち、配管位置に最も
近いものを選び、この凹部を貫通させて穴を形成でき
る。
【0022】従って、配管部材挿通用の穴を、所定の必
要な位置において容易に形成できるので、配管位置や基
礎梁の方向を厳密に考慮せずに基礎梁を設置でき、現場
の作業者の負担が軽減される。
【0023】また、この凹部は、配管の必要なものだけ
を貫通させて穴にするものなので、配管の必要のない凹
部は、そのまま凹部として残り、無用の穴が開くことが
ないので見栄えが悪くなることがない。
【0024】このように、請求項1又は請求項2に係る
建築用基礎梁によって、建築物構築の作業を簡略化で
き、工期を短縮することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0026】図1は実施例に係る基礎梁10を相互に結
合して、建築物の基礎部を構築した状態を示す部分平面
図であり、同図において使用される基礎梁10の全体を
図2に示す。図2において、同図(A)は基礎梁10の
平面図であり、同図(B)は基礎梁10の正面図であ
る。
【0027】基礎梁10は、矩形の板状をしたプレキャ
ストコンクリート板である。この基礎梁10の両端部に
は、薄肉部12が形成され、この薄肉部12の角は面取
りが施されている。また、基礎梁10の内部には図示し
ない主筋が埋められており、この主筋と結合させた状態
で複筋42が埋設されて、この複筋42の端部が前記薄
肉部12から突出している。
【0028】このような形状の薄肉部12から長手方向
中央よりに厚肉部14が形成され、該厚肉部14の長手
方向の距離は、後述するように、型枠20を面接触させ
るに十分な間隔となっている。そして、厚肉部14か
ら、さらに長手側中央方向に向けて徐々に肉厚を薄くし
ていき、厚肉部14の表面と中央部16の表面とが斜面
によって斜めに連続する形状になっている。
【0029】また、基礎梁10の中央部16には、段差
18のある側の面に、正面が丸い凹部44が形成されて
いる。この凹部44は、パイプ等の図示しない配管部材
の断面よりもやや大きな直径を有し、基礎梁10の長手
方向において離隔した4箇所にほぼ左右対称に形成され
ている。また、凹部44の底部の肉厚は、ハンマー等で
叩くことで簡単に割れて穴が形成できる程度の薄い肉厚
になっている。
【0030】この凹部44を予め形成しておくことで、
建築現場で基礎梁に配管用の穴を形成する作業が軽減さ
れ、しかもこの凹部44が離隔した位置でほぼ左右対称
に複数形成されているので、基礎梁10の向きを考慮せ
ずに設置しても、配管位置に最も近い凹部44を選択し
て、この凹部44を配管用の穴にすることができ、作業
者の負担を軽減できる。
【0031】その上、穴の形成が不要な位置では、凹部
44をそのままにしておくことで、無用な穴が開いたま
まになることがなく、特に、この凹部44が形成される
側面を建築物の内側に位置させて設置することで外部に
凹部44が露出せず、見栄えが悪くなることがない。
【0032】基礎梁10の側面には、インサート32が
埋設されている。このインサートは、前述した凹部44
と同じ側面であって、中央部16の両端に2つずつ埋設
されている。このインサート32に形成されためねじ
に、後述するボルト36を螺合することによって、基礎
梁10に型枠20を仮固定することができる。
【0033】このように、本実施例に係る基礎梁10
は、従来の基礎梁のような端部の凹部が形成されず、全
体的な形状が比較的簡単であるので、製造の容易化が達
成でき、積み重ねて運搬するときの運搬スペースの縮小
化を図ることができる。
【0034】次に、図3は、基礎梁10を仮固定するた
めに使用する型枠20を示す図であり、同図(A)は、
L字状型枠22を示し、同図(B)は、平板状型枠24
を示している。
【0035】L字状型枠22は、L字状に屈曲した板部
20aの一方の対向する面において、その周囲と中央部
とに、前記板部20aと直交方向に補強部20bが形成
されてなり、平板状型枠24は、矩形の板部20aと補
強部20bとからなる。これらL字状型枠22と平板状
型枠24は、共に錆止め処理が施された鋼板でできてい
る。
【0036】図1に示すように、L字状型枠22は、基
礎梁10a、10bの段差18、18形成側面の延長面
によって形成される角部において、板部20aの両端部
が厚肉部14、14と面接触して取り付けられる型枠で
ある。また、平板状型枠24は、基礎梁10cの段差1
8形成側面と基礎梁10bの段差18非形成側面との延
長面によって形成される角部(または、基礎梁10dの
段差18形成側面と基礎梁10aの段差18非形成側面
との延長面によって形成される角部)において、板部2
0aの一方の端部を基礎梁10c(10d)の厚肉部1
4に面接触させて、他方の端部に形成された補強部20
bを、隣接する基礎梁10b(10a)における段差1
8非形成側面の端部に当接させて取り付けられる型枠で
ある。
【0037】これらの型枠20は、アングル材34とボ
ルト36によって固定される。アングル材34は、図4
に斜視図で示されるように、L字状の一方の板部34a
の側端に該板部34aと直交方向に屈曲した係止部34
bが形成されており、この係止部34bを前記型枠20
の高さ方向の補強部20bに引っ掛けて(図1参照)し
っかりと固定することができる。
【0038】また、アングル材34の長手方向の中央部
には、前記係止部34bに、長手軸と直交方向に切り込
み(図示せず)が形成されて、前記型枠20の表面中央
部の幅方向の補強部20bを避けるような形状になって
いる。さらに、この係止部34bが形成された板部34
aには、ボルト36挿通用の穴34cが形成されてい
る。
【0039】本実施例に係る基礎梁10と、該基礎梁1
0を仮固定するための各部材は、上述したように構成さ
れており、以下、図1に基づいて、基礎梁10を結合し
構築する手順について説明する。
【0040】まず、基礎梁10a、10cを対向する位
置で段差を同一方向に向けて設置し、これら基礎梁10
a、10cと直交方向で、段差を同一方向に向けて基礎
梁10b、10dを設置する。また、基礎梁10から突
出する複筋42に継ぎ筋46を取り付ける。
【0041】基礎梁10a、10bによって形成される
角には、L字状型枠22の板部20aの端部を厚肉部1
4、14に面接触させ、このL字状型枠22の端部の補
強部20bをアングル材34の係止部34bによって引
っ掛けて、ボルト36をアングル材34の穴34c(図
4参照)に挿通し、基礎梁10a、10bに形成された
インサート32と螺合させて仮固定する。また、基礎梁
10c、および基礎梁10dには、平板状型枠24を、
上述した作業と同様の作業により仮固定する。
【0042】そして、基礎梁10の薄肉部12と型枠2
0とによって形成される空間にコンクリート48を打設
し、養生して固めることによって、基礎梁10の結合固
定が完了する。
【0043】この実施例に係る基礎梁10は、該基礎梁
10に埋設されたインサート36と、型枠20、アング
ル材34、及びボルト36によって簡単に連結でき、コ
ンクリート48が固化するまでの間安定して各基礎梁1
0を設置しておくことができる。従って、大掛りな仮固
定治具を用いる必要がなく、基礎梁10の結合作業がよ
り簡単なものとなっている。
【0044】そして、コンクリート48の固化後型枠を
取外せば、固化したコンクリート48が結合状態を維持
することとなる。
【0045】また、図5は図1の場合と異なり2つの基
礎梁10、10を直列に結合する場合の例が示されてお
り、この場合には平板状型枠24が、図示のように板部
20aの両端部を厚肉部14に面接触させて当接し、図
1の実施例と同一の手段により仮固定されている。この
場合、基礎梁10の凹部44(図2参照)が形成された
側面を建築物の内側に位置させて、この基礎梁10を設
置することで、外部に凹部44が露出しないようにする
ことが可能になる。
【0046】なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。
【0047】例えば、上記実施例では基礎梁10の薄肉
部12と中央部16との間に厚肉部14を形成したが、
基礎梁の中央部全体を厚肉部として、中央部と厚肉部と
を面一の形状にしてもよい。
【0048】また、請求項2における凹部の形状は、前
述した凹部44の形状に限定されず、例えばリング状の
凹部とすることも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る建
築用基礎梁によれば、この建築用基礎梁の仮固定時、す
なわちコンクリートを打設し固化するまでの間において
大掛りな仮固定治具を設ける必要がない。しかも、この
建築用基礎梁には予めインサートが埋設されているの
で、型枠の取り付け、及び取り外し作業が簡略化され、
作業の容易化を図ることができる。
【0050】また、薄肉部と型枠との空間にコンクリー
トを打設するようにしたので、基礎梁自体の結合部分の
構成をより簡略化したものとすることができ、基礎梁の
運搬スペースの縮小化並びに製造の容易化をも達成する
ことができる。
【0051】請求項2に係る建築用基礎梁によれば、配
管用の穴を簡単に形成することができ、しかも配管位置
や基礎梁の方向を厳密に考慮せずに基礎梁を設置できる
ので、現場の作業者の負担を軽減できるという効果があ
る。そして、請求項1に係る建築用基礎梁の効果と相俟
って、一層、建築物の構築作業の簡略化、及び工期の短
縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の基礎梁を十字状に結合した一実施例
を示す部分平面図である。
【図2】図1の実施例に用いられた基礎梁を示す図であ
って、(A)はその平面図、(B)は正面図である。
【図3】基礎梁を仮固定するために用いられる型枠を示
す斜視図であって、(A)はL字状型枠、(B)は平板
状型枠である。
【図4】型枠の取り付けのために用いられるアングル材
を示す斜視図である。
【図5】基礎梁を一直線状に結合する場合の他の実施例
の部分平面図である。
【図6】従来の基礎梁を示す斜視図である。
【図7】(A)および(B)は、従来の基礎梁の結合構
造の概略構成を示す部分平面図である。
【符号の説明】
10 基礎梁 12 薄肉部 14 厚肉部 16 中央部 18 段差 20 型枠 32 インサート 34 アングル材 36 ボルト 44 凹部 48 コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 27/01 101 E02D 27/01 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物構築領域の所定箇所に設置した独
    立基礎間に複数架設され、型枠を用いて仮固定されて相
    互に結合される建築用基礎梁において、 前記建築用基礎梁は、隣接する他の建築用基礎梁との結
    合側の端部に形成される薄肉部と、該薄肉部から長手方
    向中央よりに形成される厚肉部とを含み、この薄肉部と
    厚肉部とで段差部が形成され、 該段差部は、前記型枠を前記厚肉部の段差部形成側の表
    面に面接触させかつ前記薄肉部と離隔する状態で取り付
    けて前記薄肉部と前記型枠との間にコンクリート打設用
    空間を形成し、 隣接する他の建築用基礎梁との結合側端部付近の前記型
    枠取付位置に予め前記型枠固定用のインサートを埋設し
    た、 ことを特徴とする建築用基礎梁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記建築用基礎梁の
    結合部分を除くほぼ左右対称の位置にそれぞれ打ち抜き
    可能な配管用の凹部を形成したことを特徴とする建築用
    基礎梁。
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