JP2861972B2 - 吊りピン切断装置 - Google Patents

吊りピン切断装置

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JP2861972B2 JP28661196A JP28661196A JP2861972B2 JP 2861972 B2 JP2861972 B2 JP 2861972B2 JP 28661196 A JP28661196 A JP 28661196A JP 28661196 A JP28661196 A JP 28661196A JP 2861972 B2 JP2861972 B2 JP 2861972B2
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cutting
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pin
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雅人 前田
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレームに
搭載された半導体装置の樹脂外郭体とリードフレームの
枠部材とを連結する吊りピンをパンチで機械的に切断す
る吊りリード切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、この種の半導体装置は、チップ状
の半導体装置をリードフレームの枠内に載置し、ワイヤ
リングを行なってからワイヤや半導体装置を含む外周囲
を樹脂封止し、しかる後、リードフレーム枠から半導体
装置を分離するために、リードフレームと半導体装置を
連結する吊りピンを金型などにより切断していた。
【0003】図4は従来の吊りピン切断用金型の一例を
示す図である。従来、この種の金型は、例えば、図4に
示すように、半導体装置であるIC21のパッケージ体
を載置する受け台12を取付ける下型11と、IC21
のパッケージ体より派生する吊りピンを切断するパンチ
14と、吊りピンを切断する際にリードフレームをスプ
リングの反発力で押えるパット15と、ガイドポスト1
6の案内で下降するとともにパンチ14およびパット1
5を取り付ける上型13を備えている。
【0004】また、半導体装置の品種が多岐にわたり、
パッケージの大きさや形状が種々あり、それに伴ない吊
りピンの位置や長さも変り、従来、半導体装置の吊りピ
ンの位置やパッケージの大きさに応じて適合するパンチ
および受け台を具備する金型を準備し、それぞれの半導
体装置の品種が変る毎に、金型を変え吊りピンの切断処
理を行なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の金型に
よる吊りピン切断処理方法では、半導体装置の品種が切
り替る毎に、品種に応じて金型をプレス機に取り付け準
備作業を行なわなければならず、多大な準備工数を浪費
するという問題があった。また、この準備作業がかかり
立ち合げるのに時間を要するという欠点があった。さら
に、品種毎に金型を準備しなければならず、イニシアル
コストが膨大なものとなるばかりか金型の管理コストも
かかるといった問題もあった。
【0006】このような金型を何種類も準備しなくて
も、品種が変っても適用できるフレキシブルな切断方法
が、特開平5−74995号公報に開示されている。こ
の方法は、レーザビームを発生するヘッドを切断すべき
吊りピンの位置に移動させ、レーザビームで吊りピンを
切断する方法である。しかしながら、この方法は、レー
ザヘッドを位置決めする時間が加わることで金型より切
断処理時間がかかるという欠点がある。また、この吊り
ピンはパッケージ体の四隅から外方に伸びているので一
つのレーザヘッドで行なうと、レーザヘッドの移動およ
び位置決めの時間が加算されさらに時間がかる。一方、
このような物質を蒸発させ溶断する方法は、スパッタに
よる汚染を注意しなければならず、スパッタ物を他に飛
散させ回収する機構を設けるにしても汚染の問題を完全
に解消することが困難となり、リード部を汚染し品質に
欠陥をもたらす。
【0007】従って、本発明の目的は、半導体装置の品
種の切替えなどによる金型の交換や立上げのための準備
作業など行なうことなく吊りピンの切断処理ができる汎
用性の高い吊りピン切断装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、リード
フレームに搭載された半導体装置の方形状の頂面をもつ
外郭体を載置する受け台と、前記リードフレームの枠か
ら内側に伸び前記外郭体の四隅と連結する吊りピンを切
断するパンチを具備するとともに前記外郭体の中心から
対角線上に配置される四つのカットユニットと、前記
ットユニットを前記外郭体に近づけ前記パンチを前記吊
りピンの切断位置と前記外郭体から離れた位置との間を
往復移動させる移動機構と、前記吊りピンの該切断位置
に前記パンチがあるとき前記吊りピンの切断動作を与え
る制御部とを備える吊りピン切断装置である。
【0009】また、前記移動機構を前記切断位置を変え
る位置調整機構を備えることが望ましい。さらに、前記
受け台は、前記外郭体が載置される載置面部材が交換で
きる受け台であることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0011】図1(a)および(b)は本発明の一実施
の形態における吊りピン切断装置を説明するための平面
図および正面図である。この吊りピン切断装置は、図1
に示すように、IC21の外郭体を載置する受け台4
と、リードフレームの枠23の四隅から延在する吊りピ
ン22を切断するパンチ6を具備するとともにIC21
の外郭体を中心にし離間して対角線上に配置される二対
のカットユニット5と、IC21の吊りピン22をパン
チ6が切断する切断位置とIC21から所定の距離だけ
離れた位置との間をこれらカットユニット5を往復移動
させる移動機構1と、カットユニット5の四台を同時に
IC21側に移動させパンチ6を吊りピン22の切断位
置に位置決めしパンチ6により吊りピン22を切断する
とともに吊りピン22を切断した後は前記吊りピンカッ
トユニット5の四台を同時に後退するような移動機構1
とパンチ6とを制御する制御部10とを備えている。
【0012】受け台4にはIC21の外郭体が入り込み
位置決めされる窪み4aが形成され真空吸着口の吸引力
でIC21は保持されている。また、この受け台4は、
図面には示さないが、窪み4aをもつ載置面部とこの載
置面部と嵌合する台部とが分離できるようになってお
り、IC21の外郭体の大きさによって、載置面部が交
換できるようにされている。
【0013】カットユニット5は、先端側にはアクチュ
エータ7で上下動するパンチ6と、移動機構1の送り用
のねじ9と噛み合うナットに取り付けられる台部とを備
えている。そして、移動機構1のモータ8の所定の回転
数によりパンチ6がIC21の吊りピン22の切断位置
に送られる。また、吊りピン22を切断した後は、モー
タ8を所定の回転数を逆転しカットユニット5を元の位
置に後退させ停止させている。
【0014】また、移動機構1のカットユニット5の送
り量は、モータ8の回転数を変えるだけで調節できるの
で、IC21の外郭体の大きさの違いによる吊りピン2
2の切断位置の違いに対しては、モータ8の回転数を吊
りピン22の切断位置に応じて調節すれば良い。
【0015】なお、このカットユニット5の送りをモー
タ8の駆動機構によらず、例えば、空圧シリンダのよう
に一定距離を往復する駆動機構で行なう場合は、このパ
ンチ位置調整機構を、空圧シリンダおよびカットユニッ
トの摺動部を含む機構全体の位置を調節する機構にすれ
ば良い。例えば、機構全体を直線的に案内摺動する摺動
板と、機構全体を止め位置決めする止め機構とを設ける
ような機構か、あるいは、カットユニット5を移動させ
る空圧シリンダのピストンエンドを当接するストッパー
と、このストッパ一の位置を調節しカットユニット5の
パンチ6の位置を調節するストッパー機構でも適用でき
る。すなわち、カットユニット5を往復移動させる機構
と、カットユニット5のパンチ6の切断位置を変えるパ
ンチ位置調整機構と別々に設けることである。
【0016】図2(a)〜(c)は図1の吊りピン切断
装置の動作を説明するための動作順に示す吊りピン切断
装置の正面図である。次に、この吊りピン切断装置の動
作を説明する。まず、図2(a)に示すように、カット
ユニット5が互に離間した状態で、受け台4にIC22
を載置する。IC21の外郭体は、窪み4aに入り込み
受け台4に位置決めされる。
【0017】次に、図2(b)に示すように、カットユ
ニット5が定寸送りされ、パンチ6が吊りピン22の切
断位置に位置決めされる。なお、吊りピン22の高さ
は、パンチ6とカットユニット5の台部から伸びるダイ
との間に入り込むように、予じめ、受け台4の高さを調
節してある。
【0018】次に、図2(c)に示すように、パンチ6
が下降し吊りピン22を切断する。そして、吊りピン2
2を切断した後は、図2(a)に示すように、カットユ
ニット5が後退し元の位置で停止する。このように、自
動的に送られくるIC21は、図2(a)から図2
(c)に示すように、順次切断処理される。
【0019】図3は本発明の吊りピン切断装置の変形例
を示す平面図である。上述した吊りピン切断装置は、リ
ードフレームの枠の四隅から内側に伸びる吊りピンを切
断するのに適用されているが、図3に示す吊りピン切断
装置は、リードフレームの枠のいずれかの両辺から内側
に伸びる吊りピンを切断するのに適用される。
【0020】従って、図3に示すように、受け台4の両
側に配置され互にIC21の方に近づきパンチ6でIC
21の吊りピン22を切断する一対のカットユニット5
を設けたことである。このカットユニット5を往復移動
させる移動機構は、図1と同じように、ねじ9を回転す
るモータ8を備えている。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受け台に
載置されるICを搭載するリードフレームの枠から内側
に伸びICを支持する吊りピンを切断するパンチを具備
するとともにICの両側に互に離間して配置される少な
くとも一対のカットユニットと、これらカットユニット
を互に近づけ吊りピンの切断位置とICより離間する位
置とをカットユニットを往復移動させる機構とを設け、
さらに、受け台の載置面をICの外郭体に応じて変える
ことができるようにするとともにICの吊りピンの位置
に応じてパンチの位置を変える機構を設けることによっ
て、ICの外郭体の大きさや吊りピンの位置が変っても
金型の交換や立上げ準備作業を行なうことなく吊りピン
を切断できるので、装置の稼働率を向上させるとともに
イニシアルの設備コストや金型の管理コストを節減でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における吊りピン切断装
置を説明するための平面図および正面図である。
【図2】図1の吊りピン切断装置の動作を説明するため
の動作順に示す吊りピン切断装置の正面図である。
【図3】本発明の吊りピン切断装置の変形例を示す平面
図である。
【図4】従来の吊りピン切断用金型の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 移動機構 4,12 受け台 4a 窪み 5 カットユニット 6,14 パンチ 7 アクチュエータ 8 モータ 9 ねじ 10 制御部 11 下型 13 上型 15 パット 16 ガイドポスト 21 IC 22 吊りピン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームに搭載された半導体装置
    方形状の頂面をもつ外郭体を載置する受け台と、前記
    リードフレームの枠から内側に伸び前記外郭体の四隅と
    連結する吊りピンを切断するパンチを具備するとともに
    前記外郭体の中心から対角線上に配置される四つのカッ
    トユニットと、前記カットユニットを前記外郭体に近づ
    け前記パンチを前記吊りピンの切断位置と前記外郭体か
    ら離れた位置との間を往復移動させる移動機構と、前記
    吊りピンの該切断位置に前記パンチがあるとき前記吊り
    ピンの切断動作を与える制御部とを備えることを特徴と
    する吊りピン切断装置。
  2. 【請求項2】 前記移動機構を前記切断位置を変える位
    置調整機構を備えることを特徴とする請求項1記載の吊
    りピン切断装置。
  3. 【請求項3】 前記受け台は、前記外郭体が載置される
    載置面部材が交換できる受け台であることを特徴とする
    請求項1および請求項2記載の吊りピン切断装置。
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